JP2004095419A - アライメント機構を備えた真空成膜装置 - Google Patents

アライメント機構を備えた真空成膜装置 Download PDF

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KIKO KENJI KAGI KOFUN YUGENKOS
KIKO KENJI KAGI KOFUN YUGENKOSHI
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Abstract

【課題】基板とマスクとの相対位置を微調整するアライメント機構を真空仕様にして真空チャンバ内に配置することにより、嵩張らず、部品点数が少なく、且つ正確な微調整を行うアライメント機構を備えた真空成膜装置を提供する。
【解決手段】真空チャンバ2の内部3には、基板BとマスクMとの相対位置を微調整するアライメント機構5が配置されている。アライメント機構5は、マスクMを保持する基準ステージ20に対して基板Bを保持する可動ステージ21を互いに平行な平面内で軸方向と回転との位置合わせするために、複数組の駆動モータと運動変換機構とを持つ。マスクMは基準ステージ20に対して別の駆動モータと運動変換機構を介して保持され、基板Bとの相対接近・離反を微調整する。アライメント機構5は真空仕様に構成され、真空チャンバ2内を汚染しない。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、基板上に有機エレクトロルミネセンス(以下、「有機EL」と略す)発光材料から成る薄膜状の発光層等のように所定のパターンの薄膜層を形成する場合に、基板に対してパターン形成用のマスクの位置合わせを可能にするアライメント機構を備えた真空成膜装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
薄膜表示素子や薄膜半導体素子において成膜される薄膜層としては、有機EL発光材料から成る薄膜状の発光層の他、半導体層、電極材料からなる薄膜状の電極層等が挙げられる。従来、これらの薄膜表示素子や薄膜半導体素子の製造は、真空チャンバのような真空雰囲気の中で基板上に措定の材料から成る薄膜を線状或いは点状のパターンに成形することにより行われている。こうした薄膜層を基板上に所定パターンに高精度に形成するためには、薄膜形成用のために微細な開口部が形成されたマスクを基板に対して位置合わせ可能にするマスク位置合わせ装置が必要である。特に、有機EL素子の製造については、有機EL素子の材料となる有機原料が高温に耐えられず、高温工程を含む製造工程は採用できないので、薄膜製造の当初段階から所定のパターンとなるように成膜される。即ち、真空チャンバ内に配置された基板を所定の微細なパターンで開口するマスクで密着させて覆い、真空チャンバ内で蒸発させた有機原料をマスクの微細な開口部を通して基板上の部分に蒸着することにより、有機EL素子が製造される。
【0003】
近年の有機EL素子の開発は、解像度の高いカラー画像を指向しており、そのため、上記のように、マスクの開口部は非常に微細に製作されている。また、有機EL素子の製造では、カラー画像に対応して赤・緑・青の3色の発光層を形成するための複数種類の有機原料や電極材料が、各材料毎に段階を踏んで蒸着される。従って、各蒸着段階において、先の工程で蒸着が行われた基板と、微細な開口部が多数形成されたマスクとの相対位置を高度に制御する必要がある。こうした、基板とマスクとの相対的な位置合わせのために、従来、例えば、特開平11−158605号公報に開示されているようなCCDカメラを用いて、多次元の位置合わせが可能なステージを用いる位置合わせ機構が用いられている。
【0004】
上記の位置合わせ機構41は、図4に示されているように、成膜ゾーン50の手前側にゲートバルブ52によって成膜ゾーン50とは区別して構成されたマスク着脱ゾーン51のマスク着脱室53内に配設されており、マスクMと基板Bとをマスクセット基板45として位置合わせ可能である。成膜ゾーン50及びマスク着脱ゾーン51は、排気系58によって高度に真空化可能である。位置合わせ機構41は、マスクMを基板Bに対して接近・離反させるために、マスクMを載せるマスク吸着体40を基板Bの表面に対して垂直なZ方向に移動させることができる。また、マスクMの開口部を基板Bに対して正確に合わせるため、マスク吸着体40は、基板Bの表面と平行な2軸(XY)の方向に移動可能であると共に、基板Bの表面に垂直な軸線回りにも回転可能である。このようなマスク吸着体40の動きを可能にするために、マスク吸着体40は、XY駆動ステージ41、Z駆動ステージ42及びθ駆動ステージ43がこの順に積み重ねられたステージ機構の上に搭載されている。
【0005】
基板Bの表面上とマスクM上とには、それぞれ例えば十字形をした2個のアライメントマークが形成されており、マスク着脱室53の外部からCCDカメラにて両アライメントマークを観察し、2対のアライメントマークが一致するように、XY駆動ステージ42、Z駆動ステージ43及びθ回転ステージ44が駆動される。即ち、CCDカメラで撮像したアライメントマークを含む画像において、両アライメントマークの位置ずれ量が検出され、コンピュータは検出した位置ずれ量がゼロになるようにマスク吸着体40をXYZ及びθ方向に微調整している。なお、成膜室54の上部には基板ホルダ55が配置されており、冷却系56で基板Bを冷却している。成膜室54の下部には、有機原料を加熱・蒸発させる蒸発源57が配置されている。
【0006】
このようなXY駆動ステージ42、Z駆動ステージ43及びθ駆動ステージ44から成る位置合わせ機構41は、非常に嵩張った構造を有しているので、成膜室54とは別に専用として設けられたマスク着脱室53に配置されている。位置合わせ機構41については、成膜室54に配置することも考えられるが、蒸発源等との相対的な配置を考慮する必要があるので、単純に成膜室54に適用・配置することは困難である。また、成膜室54は有機原料が蒸発した高純度な雰囲気に維持されるべきであるので、位置合わせ機構41の駆動部分から発生する潤滑油や摩耗粉による汚染が問題になる。こうしたスペース上及び汚染上の制約を回避するため、駆動源である駆動モータを真空チャンバの外部に設け、駆動モータの出力を真空チャンバの壁部を密封貫通して真空チャンバの内部に延びる操作軸を介してステージに伝達することが考えられる。各ステージは、駆動モータから操作軸を介して、コントローラで演算された制御量だけ駆動される。駆動モータを真空チャンバの外部に設けることで、駆動部分から潤滑油や摩耗粉が真空チャンバ内に飛散して蒸発ガスを直接に汚染するということがない。
【0007】
しかしながら、このような駆動部を真空チャンバの外部に設けたアライメント機構を採用すると、各駆動源も真空チャンバの上部に搭載されることになり、成膜装置が全体的に嵩高で複雑な構造となり、広いスペースを占有することになる。また、操作軸が密封貫通する真空チャンバの壁部には、シールやベローズ等の密封部品が必要となり、真空成膜素子の製造装置の部品点数を増加させると共に製造コストを上昇させている。更に、操作軸が長くなるので、操作力の伝達経路の中に存在する遊びや操作軸自身の変形等に起因して、駆動源の出力が正確にステージの作動に反映されないという問題点がある。このように、アライメント機構の嵩張りや複雑さ、製造コスト、及び正確な操作の点でなお一層の改善が求められている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、基板とマスクとの相対位置を微調整するためのアライメント機構の嵩張りや複雑さを解消し、部品点数の増加を抑えて製造コストを低減し、更に正確な操作を得る点で解決すべき課題がある。
【0009】
この発明の目的は、アライメント機構を真空チャンバの外部から操作する構造とせず、シールやベローズ等に密封部品を不要とし、真空成膜装置を構成する部品点数の増加と製造コストの上昇とを抑制し、更に操作力の伝達経路の中に存在する遊びや操作軸自身の変形等を極力排除して、駆動源の出力を正確にステージの作動に反映させることを可能にし、その結果、装置全体が嵩高にならず、外部に駆動源や操作軸が露出しない簡潔な構造して、広いスペースを占有することがないアライメント機構を備えた真空成膜装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、この発明によるアライメント機構を備えた真空成膜装置は、内部が真空化可能であると共に成膜原料を加熱蒸発させる蒸発源を前記内部に備え、前記成膜原料の蒸発ガスが蒸着される基板と、前記基板に密着状態に接離可能であり且つ前記基板への蒸着のために前記蒸発ガスが通過可能な開口部が形成されているマスクとが前記内部に配置される真空チャンバ、及び前記基板と前記マスクとを両者の相対位置を微調整可能に保持するため駆動源を含むアライメント機構を備えた真空成膜装置において、前記アライメント機構を真空仕様に構成し、前記アライメント機構の全体を前記真空チャンバ内に配置したことから成っている。
【0011】
このアライメント機構を備えた真空成膜装置によれば、アライメント機構を作動させるための駆動源を含めてアライメント機構を真空仕様に構成し、そのように構成されたアライメント機構の全体を真空チャンバ内に配置した構成を採用しているので、真空仕様に構成されたアライメント機構が真空チャンバ内を潤滑油や摩耗粉で汚染することがなく、アライメント機構を作動させる駆動源を真空チャンバの外部に設置したり駆動源から真空チャンバ内に延びる長い操作軸を設ける必要もない。その結果、アライメント機構は非常に簡素な構成になると共に、駆動源の出力を正確にステージの作動に反映させることが可能である。また、真空成膜装置としても、全体的に嵩高にならず簡単な構造となり、省スペースに構成することが可能である。
【0012】
このアライメント機構を備えた真空成膜装置において、前記アライメント機構は、前記真空チャンバに取り付けられ且つ前記基板と前記マスクとのいずれか一方が取り付けられた基準ステージ、及び前記基準ステージに対して相対位置が微調整可能であり且つ前記基板と前記マスクとの他方が取り付けられた可動ステージを有していることが好ましい。可動ステージは基準ステージに対して相対位置が微調整可能であるので、両ステージの相対位置を調整することにより、例えば、基板とマスクとが平行密着状態となるように両ステージの相対位置が微調整可能であり、基板上に形成される成膜パターンを成膜素子として有するべき所定のパターンに一致させることが可能となる。
【0013】
このアライメント機構を備えた真空成膜装置において、前記アライメント機構は、前記基準ステージと前記可動ステージの隅部において前記基準ステージと前記可動ステージとの間に配置され且つ前記基準ステージと前記可動ステージに対して互いに平行な面内において互いに直交する軸方向にスライド可能な面内変位構造と、前記面内変位構造を駆動する前記駆動源としての第1駆動モータとを備えており、駆動される前記第1駆動モータの組合せを選択することにより、前記可動ステージは前記基準ステージに対していずれか又は両方の前記軸方向にスライド可能であるか、又は前記可動ステージが前記基準ステージの表面に直交する軸線の回りに回動可能であり、更に前記第1駆動モータを真空仕様に構成することが好ましい。アライメント機構を、上記のように、基準ステージと可動ステージの隅部において、面内変位構造と第1駆動モータとから成る機構で真空仕様に構成し、隅部の各機構のうち作動させる組合せを選択することにより、アライメント機構の上下方向の厚さ寸法を可及的に薄くして、アライメント機構を非常にコンパクトに構成することが可能である。こうしたアライメント機構によれば、可動ステージを基準ステージに対して平行な面内の直交する2つの軸のいずれかの軸方向に、又は両方の軸方向にスライド可能とすることが可能である。また、作動の組合せを選択することによって、可動ステージを基準ステージの表面に直交する軸線の回りに回動させることも可能である。
【0014】
このアライメント機構を備えた真空成膜装置において、前記第1駆動モータは、真空仕様に構成されている第1運動変換機構を介して前記面内変位構造を駆動することができる。第1運動変換機構を介することにより、第1駆動モータの出力を面内変位構造の駆動に変換することができる。また、第1運動変換機構は真空仕様に構成されているので、その作動において、潤滑油や摩耗粉が真空チャンバ内に飛散することもない。
【0015】
このアライメント機構を備えた真空成膜装置において、前記基準ステージと前記可動ステージとを互いに概略平行な環状板から構成し、前記第1駆動モータと前記面内変位構造とを前記両環状板によって上下両端が定められる環状領域に配置し、前記蒸発源からの前記蒸発ガスを前記環状領域で囲まれる中央空間を流して前記基板へ蒸着することができる。このようにアライメント機構を環状構造に構成することにより、アライメント機構は蒸発源からの蒸発ガスの流れを妨げることなく、基板とマスクとの相対位置を微調整できる。
【0016】
このアライメント機構を備えた真空成膜装置において、前記アライメント機構は、前記基板と前記マスクとの間の距離を微調整可能とするため、前記可動ステージと、前記可動ステージに取り付けられる前記基板と前記マスクとのいずれか一方との間に配置された前記駆動源としての第2駆動モータを備えており、前記第2駆動モータは真空仕様に構成されていることから成っている。第2駆動モータを駆動することにより、可動ステージに取り付けられている基板とマスクとのいずれか一方が基準ステージに対して変位し、可動ステージに取り付けられている基板とマスクとの他方との間の距離を微調整可能することが可能である。基準ステージに対して可動ステージの面内位置を微調整した後に、第2駆動モータを作動させることで、マスクを基板に対して密着保持させることが可能である。
【0017】
このアライメント機構を備えた真空成膜装置において、前記第1駆動モータは、第2運動変換機構を介して前記基板と前記マスクとのいずれか一方を駆動しており、前記第2運動変換機構を真空仕様に構成することができる。第2運動変換機構を介することにより、第2駆動モータの出力を基板とマスクとのいずれか一方の駆動に変換することができる。また、第2運動変換機構は真空仕様に構成されているので、その作動において、潤滑油や摩耗粉が真空チャンバ内に飛散することもない。
【0018】
このアライメント機構を備えた真空成膜装置において、前記基板は前記基準ステージと前記可動ステージとのいずれか一方に設けられた基板保持部材に保持され、前記マスクは前記基準ステージと前記可動ステージとの他方に設けられたマスク保持部材に保持されており、前記基板と前記マスクとを互いに平行にするために、前記基板保持部材と前記マスク保持部材との互いの傾斜を調整可能としたことから成っている。基板保持部材とマスク保持部材との互いの傾斜を調整することにより、基板とマスクとを互いに平行にして、全面的に密着保持することが可能となる。
【0019】
このアライメント機構を備えた真空成膜装置において、前記成膜原料を有機原料として、前記基板に有機原料が蒸着されて形成される成膜素子を有機EL素子とすることができる。有機原料は高温に耐えられないので、高温処理する製造工程を伴う製造方法では製造できない。従って、蒸発させた有機原料をマスクが密着保持された基板上にマスクの開口部を通して直接に蒸着させる蒸着法で製造されている。基板と有機材料の成膜を高精度で行うには、基板とマスクとの相対位置を正確に制御する必要があるが、このアライメント機構を備えた真空成膜装置は、こうした有機EL素子の製造において基板とマスクとのアライメントに好適である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面に基づいて、この発明によるアライメント機構を備えた真空成膜装置の実施例を説明する。図1はこの発明によるアライメント機構を備えた真空成膜装置の一実施例を示す概略図、図2は図1に示す真空成膜装置のアライメント機構を示す斜視図、図3は図1に示す真空成膜装置のアライメント機構を示す側面図である。図1に示す真空成膜装置は、基板上に有機エレクトロルミネセンス(以下、「有機EL」と略す)発光材料から成る薄膜状の発光層、又は電極材料からなる薄膜状の電極層を形成する有機EL素子の製造装置1として構成されている。
【0021】
この発明による有機EL素子の製造装置1は、内部3が高度に真空化可能(10  Paのオーダー)な真空チャンバ2を備えており、内部3には、蒸発筒4と、蒸発筒4の上方に置かれたアライメント機構5とが配設されている。蒸発筒4の内部には、有機原料が収容された蒸発セル6が昇降棒7によって昇降可能に配置されている。上昇位置Uにおいて、蒸発セル6は周囲が加熱手段8によって取り囲まれる状態にあり、加熱手段8が蒸発セル6を加熱することによって蒸発セル6内に収容されている有機原料が蒸発する。下降位置Lにおいて、蒸発セル6は冷却手段9によって取り囲まれる状態となり、蒸発セル6は冷却手段9によって周囲から冷却され、高価な有機原料の無駄な消費を抑制している。蒸発セル6から蒸発した有機原料の蒸発ガスは、蒸発筒4内を上昇し、蒸発筒4の上底部に設けられているシャッタ10が開いているときに更に上昇して、アライメント機構5に保持されている基板Bに蒸着される。アライメント機構5は、真空チャンバ2に棚部11に載置される状態で取り付けられている。
【0022】
アライメント機構5は、後述するように、駆動源である駆動モータや伝動機構をも含む構造であり、基板BとマスクMとをその相対位置が微調整可能に保持することができる。アライメント機構5の全体は駆動源や伝動機構を含む作動部分が真空仕様に構成されており、高度の真空中で作動しても潤滑油や摩耗粉が真空チャンバ2の内部3で飛散して真空チャンバ2の内部3や蒸発ガスを汚染することがなく、基板Bへの蒸発ガスの高純度な蒸着を確保することができる。アライメント機構5は、図1に示すように非常に薄型に構成されており、省スペースであって嵩張らない構造であり、真空チャンバ2内で占めるスペースが小さい。その結果、アライメント機構5の全体を真空チャンバ2の内部3に収容状態で配置し、真空チャンバ2の内部3を有効に利用することができる。従来のアライメント機構が、作動部のみを真空チャンバの内部に置いて駆動源を真空チャンバの外部に置き、駆動源の出力を長い操作軸によって作動部に伝達しているという複雑な構造となっていると共に長い操作軸に起因して作動に不確実性が生じていることに比較して、この発明に用いられているアライメント機構5は格段に簡素な構造であると共に作動においても駆動源の出力を正確にステージの作動に反映させることが可能である。また、アライメント機構5を採用することにより真空チャンバ2が小型化可能であるので、有機EL素子の製造装置としても、簡単な構造となって全体的に嵩高にならず、省スペースで小型化することが可能である。
【0023】
図2及び図3を参照すると、真空チャンバ2の棚部11に取り付けられる基準ステージ20と、基準ステージ20に対して互いに平行な平面内で相対位置が微調整可能である可動ステージ21とを有している。アライメント機構5において、基準ステージ20と可動ステージ21とは、それぞれ、矩形の環状板として形成されている。基板BとマスクMとは、アライメント機構5の上部において、マスクMが下側に置かれた状態で保持される。即ち、マスクMは、基準ステージ20側に支持されたマスク保持部材22によって保持され、基板Bは、マスク保持部材22の上方において、可動ステージ21側に支持された基板保持部材23によって保持されている。可動ステージ21は、後述するように基準ステージ20に対して相対位置が微調整可能であるので、両ステージ20,21の相対位置を調整することにより基板BとマスクMとの相対位置を微調整可能であり、マスクMと基板Bとを密着させると共に、マスクMの開口部を通して蒸発ガスが蒸着されるときの基板B上に形成される成膜パターンを成膜素子として有するべき所定のパターンに一致させることができる。アライメント機構5は環状に構成されているので、環状領域で囲まれる中央空間29が形成されており、蒸発源6からの蒸発ガスは中央空間29を通って中央空間29の上方を覆うように置かれ且つマスクMでマスキングされた基板Bに蒸着される。
【0024】
基板Bに有機EL層を蒸着するには、先ず、マスクMが、真空チャンバ2内をマスクコンベヤ(図示せず)によってアライメント機構5の上方まで搬送され、その後、基板保持部材23と干渉することなくマスク保持部材22に載置される状態に受け渡されて、図示しない治具によって保持される。マスクMの保持の後、基板Bが、真空チャンバ2内をアライメント機構5の上方まで基板コンベヤ(図示せず)によって搬送され、基板保持部材23に載置される状態に受け渡されて、図示しない治具によって保持される。真空チャンバ2の上部には、基板BとマスクMとの整列状態を検出するために、CCDカメラを含む観測系12が配設されている。観測系12が検出した基板BとマスクMとの整列状態に基づいて、図示しないコンピュータ等の制御系13がアライメント機構5を作動させ、アライメント機構5は基板BとマスクMとを所定の相対位置に制御する。基板BとマスクMとのアライメントが得られた後、加熱手段8が蒸発セル6を加熱し、有機EL層の基板Bへの蒸着が開始される。なお、アライメント機構5を作動させるための電源系や制御系のケーブルは図示されていないが、真空チャンバ2を貫いて外部に延びている。
【0025】
次に、アライメント機構5の構造について説明する。基準ステージ20と可動ステージ21とを上下の両端とし両ステージの間に形成される環状領域において、その四隅にそれぞれ面内変位構造24が配置されている。面内変位構造24は、駆動源である第1駆動モータ28の出力方向に応じて、X軸方向に調整力が出力される二つの面内変位構造24x(一方のみ図示、他方は図で奥側にあって隠れている)と、Y軸方向に調整力が出力される一つの面内変位構造24yと、調整力を出力しないが相対的な移動を許容する一つの面内変位構造24wとから成っている。各面内変位構造24は、微調整時に、基準ステージ20と可動ステージ21とに対して互いに干渉することがないように、基準ステージ20側と可動ステージ21側とで、摺動方向が直交する摺動変位部(基準ステージ20側に対しては摺動変位部25x,25y、可動ステージ21側に対しては摺動変位部26x,26y)を有しており、摺動変位部26x,26y,24wと可動ステージ21との間には、基準ステージ20に直交するZ軸に平行な軸線Zaの回りに回動変位を許容する回動変位部27を有している。即ち、面内変位構造24xは、基準ステージ20側に対してはX軸方向に変位可能な摺動変位部25xを、可動ステージ21側に対してはY軸方向に変位可能な摺動変位部26yを有し、摺動変位部26yと可動ステージ21との間に回動変位部27を有している。面内変位構造24yと面内変位構造24wとは、基準ステージ20側に対してはY軸方向に変位可能な摺動変位部25yを、可動ステージ21側に対してはX軸方向に変位可能な摺動変位部26xを有し、摺動変位部26xと可動ステージ21との間に回動変位部27を有しており、他の面内変位構造24x,24yの作動に追従して作動可能である。
【0026】
四隅のうち三つの隅部には、駆動源としての第1駆動モータ28と、第1駆動モータ28の回転出力を面内変位構造24の直線運動に変換する第1運動変換機構29とが設けられている。即ち、第1駆動モータ28のうち、二つの第1駆動モータ28x,28x(一方は図の奥側に位置している)は、それぞれ各面内変位構造24xをX軸方向に駆動させるための駆動源であり、一つの第1駆動モータ28yは面内変位構造24yをY軸方向に駆動させるための駆動源である。第1運動変換機構29は、駆動源の回転を直線方向の変位に変換する、例えばボールねじ伝動機構のような低摩擦で高精度な変換機構であり、第1運動変換機構29xは第1駆動モータ28xの回転を面内変位構造24xのX軸方向の変位に変換し、第1運動変換機構29yは第1駆動モータ28yの回転を面内変位構造24yのY軸方向の変位に変換する。
【0027】
第1駆動モータ28(28x,28y)は、それぞれ単独に、又は同時に駆動することができ、第1駆動モータ28xと、第1駆動モータ28yをそれぞれ単独に作動させるときには、基準ステージ20に対して可動ステージ21を互いに平行な面内においてX軸方向又はY軸方向にスライドさせることができる。即ち、第1駆動モータ28xを駆動するとき、面内変位構造24xにおいては、摺動変位部25xが基準ステージ20に対して作動し、可動ステージ21を摺動変位部26yと共にX軸方向に摺動変位させる。このとき、面内変位構造24y,24wにおいては、可動ステージ21は摺動変位部26xにおいてX軸方向に摺動変位する。第1駆動モータ28yを駆動するときも、同様にして、面内変位構造24y,24wにおいては摺動変位部25y,25yによって、面内変位構造24xにおいては摺動変位部26yによって、可動ステージ21をX軸方向に移動させる。上記のいずれの場合も、回動変位部27は非作動状態のままである。更に、二つの第1駆動モータ28xと,一つの第1駆動モータ28yを同時に駆動するときには、各第1駆動モータ28xの出力方向を互いに逆にすることによって、面内変位構造24x,24y,24wにおいては、それぞれ摺動変位部25x,25y,26x,26yが作動すると共に回動変位部27が作動して、可動ステージ21をZ軸の回りに回動変位をさせることができる。
【0028】
第1駆動モータ28(28x,28y)及び第1運動変換機構29(29x,29y)は真空仕様に構成されている。即ち、モータの構造として、固体潤滑油の採用やシールの高性能化によって潤滑油や摩耗粉が飛び散ることがない構造を用いることにより、真空チャンバ2内の汚染を防止して、有機EL素子の製造に際して高純度の蒸着を確保することができる。
【0029】
アライメント機構5において、基板BとマスクMとの間の距離を微調整可能とするため、図3に示すように、基準ステージ20には駆動源としての第2駆動モータ31が配置されており、第2駆動モータ31の回転出力は、第2運動変換機構32を介してマスク保持部材22のZ軸方向の変位に変換される。第2駆動モータ31及び第2運動変換機構32は、構造的には、第1駆動モータ28及び第1運動変換機構29と同様の真空仕様に構成されている。基準ステージ20側に保持されているマスクMは、第2駆動モータ31を駆動することにより第2運動変換機構32を介して、可動ステージ21側に保持されている基板Bに対して接近又は離反し、基板Bとの間の距離が微調整可能である。具体的には、蒸着前に第1駆動モータ28(28x,28y)の作動によって平面内の位置合わせが行われた基板BとマスクMは、第2駆動モータ31の作動によってマスクMがZ軸方向に駆動されて基板Bに密着保持される。マスクMと基板Bとの密着は、有機原料の蒸着時の滲みを防止するが、分離時には速やかな分離を妨げない程度の実質的な密着状態である。蒸着完了後、第2駆動モータ31の逆の作動によってマスクMが基板Bから離れる。以下、新しい基板Bに対してマスクMの平面内の位置合わせとZ軸方向に駆動とが繰り返し実行される。
【0030】
熱等の影響によって、マスクMを保持するマスク保持部材22と基板Bを保持する基板保持部材23とを互いに常に平行に維持するのが困難な場合がある。基板BとマスクMとを互いに平行にするために、この実施例では、図3に示すように、基板B保持部材23を保持する保持脚33,33が調節ねじ34によって長さ調節可能に構成されている。保持脚33,33の長さを変更することで、マスク保持部材22に対する基板保持部材23の傾斜が調整可能であり、そうした調整により基板BとマスクMとの互いに平行な姿勢が確保される。互いに平行に維持された基板BとマスクMとは、第2駆動モータ31を駆動してZ軸方向のアライメントを実行するときに互いに全面的に密着保持される。基板BとマスクMとの全面的な密着保持により、有機原料がマスクMの開口部を通して蒸着されるときの滲みを抑制することができ、製造された有機EL素子を表示装置として用いるときの画質を高めることができる。
【0031】
上記にように、この真空成膜装置の実施例においては、成膜原料を有機原料として、基板Bに有機原料が蒸着されて形成される成膜素子は有機EL素子である。有機原料は高温に耐えられないので、高温処理する製造工程を伴う製造方法では有機EL素子を製造できない。従って、有機EL素子は、蒸発させた有機原料をマスクMが密着保持された基板B上にマスクの開口部を通して直接に蒸着させる蒸着法で製造されている。基板Bと有機材料の成膜を高精度で行うには、基板BとマスクMとの相対位置を正確に制御する必要があるが、アライメント機構5を備えた真空成膜装置は、こうした有機EL素子の製造において基板BとマスクMとのアライメントに好適である。
【0032】
上記実施例では、基板Bを可動ステージ21側に保持し、マスクMを基準ステージ20側に保持させたが、アライメント機構5の真空チャンバ2の棚部11への取付け状態が逆になれば、基板Bを基準ステージ20側に、マスクMを可動ステージ21側に保持させてもよいことは明らかである。その外、アライメント機構5は、面内変位構造24、摺動変位部25,26、駆動モータ28,31、運動変換機構29,32を備えた機構として示したが、これに限らず、同様の機能を奏することができる機構であって、真空仕様で且つコンパクトに構成できるものであれば、任意の機構であってもよいことは明らかである。
【0033】
【発明の効果】
この発明は、上記のように、内部が真空化可能であると共に蒸発源を内部に備え、成膜原料の蒸発ガスが蒸着される基板と、基板に密着状態に接離可能であり且つ基板への蒸着のために蒸発ガスが通過可能な開口部が形成されているマスクとが内部に配置される真空チャンバ、及び基板とマスクとを両者の相対位置を微調整可能に保持するため駆動源を含むアライメント機構を備えた真空成膜装置において、アライメント機構を真空仕様に構成し、アライメント機構の全体を真空チャンバ内に配置したので、従来の真空成膜装置が採用していたような、真空チャンバの壁部を操作軸が密封貫通する構造を用いる必要がなく、そのためシールやベローズ等に密封部品も必要としていない。従って、有機EL素子の製造装置の部品点数を増加と製造コストを上昇を抑制することができる。更に、操作力の伝達経路の中に存在する遊びや操作軸自身の変形等が排除されるので、アライメント機構の駆動源の出力が正確に可動ステージの作動に反映させることができ、高精度な蒸着を行うことができる。その結果、アライメント機構を備えながらも構造的には簡単で、全体的には嵩高にならず且つ省スペースな真空成膜装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるアライメント機構を備えた真空成膜装置の一実施例を示す概略図である。
【図2】図1に示す真空成膜装置のアライメント機構を示す斜視図である。
【図3】図1に示す真空成膜装置のアライメント機構を示す側面図である。
【図4】従来のアライメント機構を備えた真空成膜装置の一例を断面で示す側面概略図である。
【符号の説明】
1 有機EL素子の製造装置1    2 真空チャンバ
3 内部              4 蒸発筒
5 アライメント機構        6 蒸発セル
7 昇降棒             8 加熱手段
9 冷却手段            10 シャッタ
11 棚部             12 観測系
13 制御系
20 基準ステージ         21 可動ステージ
22 マスク保持部材        23 基板保持部材
24(24x,24y,24w) 面内変位構造
25(25x,25y),26(26x,26y) 摺動変位部
27 回動変位部          28 第1駆動モータ
29(29x,29y) 第1運動変換機構   30 空間
31 第2駆動モータ        32 第2運動変換機構
33 保持脚            34 調節ねじ
B  基板             M  マスク

Claims (9)

  1. 内部が真空化可能であると共に成膜原料を加熱蒸発させる蒸発源を前記内部に備え、前記成膜原料の蒸発ガスが蒸着される基板と、前記基板に密着状態に接離可能であり且つ前記基板への蒸着のために前記蒸発ガスが通過可能な開口部が形成されているマスクとが前記内部に配置される真空チャンバ、及び前記基板と前記マスクとを両者の相対位置を微調整可能に保持するため駆動源を含むアライメント機構を備えた真空成膜装置において、前記アライメント機構を真空仕様に構成し、前記アライメント機構の全体を前記真空チャンバ内に配置したことから成るアライメント機構を備えた真空成膜装置。
  2. 前記アライメント機構は、前記真空チャンバに取り付けられ且つ前記基板と前記マスクとのいずれか一方が取り付けられた基準ステージ、及び前記基準ステージに対して相対位置が微調整可能であり且つ前記基板と前記マスクとの他方が取り付けられた可動ステージを有していることから成る請求項1に記載のアライメント機構を備えた真空成膜装置。
  3. 前記アライメント機構は、前記基準ステージと前記可動ステージの隅部において前記基準ステージと前記可動ステージとの間に配置され且つ前記基準ステージと前記可動ステージに対して互いに平行な面内において互いに直交する軸方向にスライド可能な面内変位構造と、前記面内変位構造を駆動する前記駆動源としての第1駆動モータとを備えており、駆動される前記第1駆動モータの組合せを選択することにより、前記可動ステージは前記基準ステージに対していずれか又は両方の前記軸方向にスライド可能であるか、又は前記可動ステージが前記基準ステージの表面に直交する軸線の回りに回動可能であり、更に前記第1駆動モータは真空仕様に構成されていることから成る請求項2に記載のアライメント機構を備えた真空成膜装置。
  4. 前記第1駆動モータは、真空仕様に構成されている第1運動変換機構を介して前記面内変位構造を駆動することから成る請求項3に記載のアライメント機構を備えた真空成膜装置。
  5. 前記基準ステージと前記可動ステージとは互いに概略平行な環状板から構成され、前記第1駆動モータと前記面内変位構造とは前記両環状板によって上下両端が定められる環状領域に配置され、前記蒸発源からの前記蒸発ガスは前記環状領域で囲まれる中央空間を流れて前記基板へ蒸着されることから成る請求項3又は4に記載のアライメント機構を備えた真空成膜装置。
  6. 前記アライメント機構は、前記基板と前記マスクとの間の距離を微調整可能とするため、前記可動ステージと、前記可動ステージに取り付けられる前記基板と前記マスクとのいずれか一方との間に配置された前記駆動源としての第2駆動モータを備えており、前記第2駆動モータは真空仕様に構成されていることから成る請求項2〜5のいずれか1項に記載のアライメント機構を備えた真空成膜装置。
  7. 前記第1駆動モータは、第2運動変換機構を介して前記基板と前記マスクとのいずれか一方を駆動しており、前記第2運動変換機構は真空仕様に構成されていることから成る請求項6に記載のアライメント機構を備えた真空成膜装置。
  8. 前記基板は前記基準ステージと前記可動ステージとのいずれか一方に設けられた基板保持部材に保持され、前記マスクは前記基準ステージと前記可動ステージとの他方に設けられたマスク保持部材に保持されており、前記基板と前記マスクとを互いに平行にするために、前記基板保持部材と前記マスク保持部材との互いの傾斜を調整可能としたことから成る請求項2〜7のいずれか1項に記載のアライメント機構を備えた真空成膜装置。
  9. 前記成膜原料を有機原料として、前記基板に有機原料が蒸着されて形成される成膜素子を有機EL素子としたことから成る請求項1〜8のいずれか1項に記載のアライメント機構を備えた真空成膜装置。
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