JP2004095285A - 防塵コンセント - Google Patents

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Kunihisa Yokogawa
横川 邦久
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Abstract

【課題】コンセントケースの未使用のプラグ差込口を閉塞して塵埃の侵入を抑制する防塵部材を備える防塵コンセントについて、防塵部材の保形性を向上し、コンセントケースを防塵仕様とするために蓋体側の設計変更だけで足りるようにし、その取付作業も容易に行える防塵コンセントの提供。
【解決手段】プラグ栓刃Pの差込口6,6を形成した蓋体4に、蓋体4の内面4cに沿って各差込口6,6に臨む平板形状とされ、栓刃の非差込時には差込口をケース内面側で閉塞し、栓刃の差込時には栓刃の押圧を受けて差込口の閉塞を開放する閉塞片13を有する弾性防塵片12を設けた。
【選択図】  図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はコンセントに関し、特にプラグ栓刃の差込口から塵や埃などの異物の侵入を抑制する防塵コンセントに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気機器に商用電源を供給するコンセントは、机の下や物陰などのような塵埃を被りやすいところに放置されることが多い上に、なかなか被った塵埃が掃除されることも少ない。このため、電気機器のプラグ栓刃が差込まれていない未使用の差込口から塵埃が入り込んで、接続に悪影響を与えたり、これを放置しておくと発火するようなおそれが生じることもある。また、未使用の差込口に金属物を差込んでしまい、感電事故を生じる可能性も否定しきれない。そこで、未使用の差込口を防塵するための防塵部材を備える防塵コンセントが知られている。具体的には、例えば特開平9−245879号公報に記載されているように、コンセントケースに合成樹脂製の防塵部材を備えるものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、コンセントケースは刃受け端子を備えるケース本体と、プラグの差込口を形成した蓋体とからなるが、このうちのケース本体に取付溝などを設けて防塵部材を取付けるようにすると、ケース本体には刃受け端子の固定用突起などが形成されているため、ケース本体の内部構造を変えずに防塵部材を取付けるのは難しい。したがって、防塵部材の取付構造に合わせてケース本体を一から設計し直して成型金型を作り直す必要があり、また場合によってはケース本体に収容した刃受け端子の形状についても設計変更を余儀なくされることもある。このため、既存のコンセントに防塵部材を内蔵させて防塵仕様とするようなことは不可能であった。
【0004】
また、ケース本体に防塵部材を取付ける従来の防塵コンセントでは、ケース本体内と蓋体の差込口とが離れているため、ケース本体内から差込口に臨ませるに至るまで、防塵部材に、蓋体に向けて垂直方向に伸長させる部分と蓋体内面に沿って差込口に向けて水平方向へ伸長させる部分とを繋ぐ曲折部分を形成する必要がある。しかしながら、このような曲折部分が長期間プラグ栓刃の押圧を受け続けると、塑性変形を起こすことがあり、プラグ栓刃を抜き去っても元通りにならず、差込口の防塵に機能しなくなってしまうことがある。
【0005】
こうした従来技術を背景になされたのが本発明であり、防塵部材の保形性に優れる防塵コンセントを提供することを目的としており、また更なる目的としては防塵仕様とするために蓋体側の設計変更だけで足りる防塵コンセントを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そして、上記目的の達成を実現する本発明の防塵コンセントは、プラグの一対の栓刃を差込む差込口を形成したコンセントケースに、差込口を有するケース内面に沿って各差込口に臨む平板形状とされ、栓刃の非差込時には差込口をケース内面側で閉塞し、栓刃の差込時には栓刃の押圧を受けて差込口の閉塞を開放する弾性防塵片を備えるものとした。
【0007】
この防塵コンセントでは、コンセントケースの差込口を防塵する防塵部材(弾性防塵片)を、差込口を有するケース内面に沿って各差込口に臨む平板形状としたため、従来の防塵部材のように、刃受け端子を収容するケース本体から垂直方向に伸長させる部分と蓋体の内面に沿って差込口に向けて水平方向へ伸長させる部分とを繋ぐ曲折部分を廃止できるので、プラグ栓刃を抜去しても平板形状の弾性防塵片は元通りに復元できる。つまり、弾性防塵片は保形性が良いため、従って未使用の差込口に対する塵埃の侵入を抑制できる。そして、弾性防塵片を前記ケース内面に対して取付けたものとすれば、コンセントケースが刃受け端子を備えるケース本体と差込口を有する蓋体で構成される場合には弾性防塵片は蓋体に対して取付けることになる。したがって、既存するコンセントを防塵仕様に設計変更する場合には、蓋体の成形金型の設計変更のみで足りる。
【0008】
このような弾性防塵片を備える防塵コンセントの一形態としては、直方体形状のコンセントケースの広面部に複数のプラグを接続可能な複数口の差込口を形成してあり、前記弾性防塵片を各差込口について設けたものとして構成できる。
【0009】
また、弾性防塵片を備える前記防塵コンセントの他の形態としては、直方体形状のコンセントケースの短手方向に沿う狭面部にプラグの差込口を形成してあり、前記弾性防塵片を該差込口について設けたものとして構成できる。
【0010】
そして、コンセントケースに複数のプラグを接続可能な複数口の差込口を有する場合には、各差込口に弾性防塵片を備えるようにするのが好ましく、この場合には、それぞれ別部材とした弾性防塵片を各差込口に設けるようにしてもよい。しかしながら、取付作業の簡略性を達成できるようにするには、弾性防塵片どうしを連結部で繋いだ一体の樹脂成形体として構成するとよい。これによれば、一度の取付作業で同時にすべての差込口に弾性防塵片を臨ませて取付けることが可能であり、取付作業の労力軽減を図れる。
【0011】
ところで、通常、コンセントケースに備える一対の刃受け端子は、ケース内で確実な電気絶縁性を確保するために、コンセントケース(刃受け端子を収容するケース本体)に設けた隔壁によって仕切られている。本発明の防塵コンセントでは、この隔壁を弾性防塵片や連結部を固定するために利用する。
【0012】
即ち、本発明の防塵コンセントは、コンセントケースに、内蔵する一対の刃受け端子を相互に仕切る隔壁を形成してあり、少なくとも弾性防塵片か連結部かの何れかを該隔壁の端部と該端部に対向するケース内面とで狭持させて固定したものである。
【0013】
これによれば、少なくとも弾性防塵片か連結部かの何れかを該隔壁の端部と該端部に対向するケース内面とで狭持させて固定したため、ケース本体に弾性防塵片や連結部を取付けて固定するための内部構造を設ける必要がない。したがって、既存するコンセントケースのケース本体の構造はそのままでよく、蓋体の構造をケース本体に取付けた時に弾性防塵片が開閉できるような可撓空間を有するものとして変更するだけで弾性防塵片(および連結部)を備えることができる。なお、既存のコンセントケースの蓋体が、弾性防塵片を開閉可能な可撓空間を有する構造であれば、蓋体の変更も不要である。また、弾性防塵片や連結部は、隔壁の端部とケース内面とで狭持させて固定するため、取付用ネジなどの使用を廃止でき、取付作業を更に簡略化できる。
【0014】
ケース内面と弾性防塵片または連結部との固定を更に確実なものとするには、少なくとも弾性防塵片か連結部の何れかか、ケース内面か、の何れか一方に突起を設け、前記何れか他方に該突起と係合する受け凹部を設けたものとして構成するとよい。
【0015】
これによれば、弾性防塵片または連結部がケース内面と構造的に係合させることができ、確実に固定される。また、更に固定を確実にするには、突起の先端に係止爪部を設け、この係止爪部を前記何れか他方に係止させて固定させる構成としてもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態の一例について図面を参照しつつ説明する。
【0017】
構造の説明〔図1〜図4); 図1で示すように、本形態の防塵コンセント1のコンセントケース2は、ABS樹脂等の合成樹脂製のケース本体3と、同じくABS樹脂等の合成樹脂製の蓋体4と、を組み合わせた直方体形状であり、蓋体4の広面部5には2個口のプラグ差込口6が、またケース本体3と蓋体4とを合わせた狭面部7には1個口のプラグ差込口8が形成されている。9はコンセントケース2から延長するコードであり、その先端には図外のプラグが付いている。なお、本明細書では、コード9がコンセントケース2に入り込む側を「基端側」とし、狭面部7側を「先端側」と称することとする。
【0018】
この防塵コンセント1の蓋体4を取外した内部構造は、図2で示すようなものであり、コード9からケース本体3内に延長する電線9a,9bが、一対の刃受け端子10,11の基端部10a,11aに接続されている。刃受け端子10,11はリン青銅等で形成した金属製のもので、広面部5の2個口のプラグ差込口6に対応する刃受け部10b,10c,11b,11cと、狭面部7のプラグ差込口8に対応する刃受け部10d,11dが形成されている。この刃受け端子10,11を収容するケース本体3には、その長手方向に沿って刃受け端子10,11を相互に仕切る中央隔壁3aが形成されており、また各刃受け端子10,11の外側にはその中央隔壁3aと平行で且つ低背の側壁3b,3cが形成されていて(図4参照)、これらは基端側の連結壁3dにより一体構造とされることで剛性が高められている。そして、中央隔壁3aと側壁3b,3cには、刃受け端子10,11の固定壁3e,3f,3gが面直方向に形成されており、固定壁3eと固定壁3fとの間には、刃受け端子10が圧入により固定され、固定壁3eと固定壁3gとの間には、刃受け端子11が圧入により固定される。なお、中央隔壁3aの基端側には、蓋体4の固定用ネジをケース本体2の裏面側から挿通させるための円形の挿通孔3hが形成されており、ここを挿通した固定用ネジは蓋体4の図外のネジ孔と螺合する。
【0019】
そして、符号12が本形態の防塵カバーである。この防塵カバー12は塩化ビニール樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂等の合成樹脂製の成形体であり、図3で示すように、広面部5の2個口のプラグ差込口6に対応する2つの弾性防塵片13と、狭面部7のプラグ差込口8に対応する弾性防塵片14とが形成されている。各弾性防塵片13,14は、薄肉で矩形平板形状の閉塞片13a,14aと、中央隔壁3aに突き当てることのできる肉厚と、中央隔壁3aよりも幅広の底面とを有する厚肉部13b,14bとで構成されている。
【0020】
弾性防塵片13どうしは、弾性防塵片13よりも厚肉で棒状の連結部15と一体とされている。また、先端側の弾性防塵片13と弾性防塵片14も、先端側に湾曲部16aを形成した連結部16と一体とされている。なお、湾曲部16aは、弾性防塵片14が弾性防塵片13に対して面直方向に位置するように、下向きに90度湾曲した形状となっている。そして、これらの連結部15,16は弾性防塵片13の厚肉部13bと等厚等幅として形成されている。
【0021】
以上のような弾性防塵片13,14と連結部15,16には、それぞれ「受け部」としての凹部13c,14c,15a,16bが形成されている。この凹部13c,14c,15a,16bには、蓋体4を構成する蓋本体4aと差込口形成体4bのうち、差込口形成体4bの「ケース内面」としての底面4cに形成した突起4dが入り込んで係合する(図4参照)。そして、ケース本体3に蓋体4を取付けると、弾性防塵片13の厚肉部13bと連結部15,16の底面が中央隔壁3aの上端部に突き当たり、弾性防塵片14の厚肉部14bが中央隔壁3aの先端側の端部に対して突き当たる。これによって防塵カバー12は、蓋体4と中央隔壁3aとによって狭持された格好となってしっかりと固定され、コンセントケース2内で位置ずれしないようになっている。したがって、ケース本体3に弾性防塵片13,14や連結部15,16を取付けて固定するための特別の内部構造を設けたり、取付ネジなどの別部材の使用を廃止することができ、簡略且つ容易に固定することができる。なお、差込口形成体4bは、図3で示す防塵カバー12と同様に、広面部5の2つのプラグ差込口6と狭面部7のプラグ差込口8に対応する部分をすべて含めて一体形成した形状となっている。
【0022】
作用、効果の説明〔図2,図4〕; 次に、本形態の防塵コンセント1の作用と効果について説明する。
【0023】
防塵コンセント1のプラグ差込口6,8に図外のプラグの栓刃Pを差込む。すると、プラグ差込口6にあっては図4で示すように、またプラグ差込口8にあっては図2で示すように、栓刃Pの押圧を受けて弾性防塵片13,14が開く。即ち、閉塞片13a,14aは、剛性のある厚肉部13b,14bとの付け根部分を支点として撓み変形する。
【0024】
この時、閉塞片13a,14aは、「ケース内面」としての差込口形成体4bの底面cに沿ってプラグ差込口6,7に臨む平板形状としてあるため、撓み量を少なくすることができ、付け根部分に過剰な応力集中を受けない。このため、栓刃Pを抜去すれば元通りに復元することになり、保形性に優れている。
【0025】
また、中央隔壁3aと差込口形成体4bとで挟んで固定した防塵カバー12の厚肉部13b,14bは、中央隔壁3aよりも幅広であるため、栓刃Pを若干斜めにした状態で閉塞片13a,14aが押圧されても、中央隔壁3aに対する突き当て状態が外れてしまうような不都合がない。また、厚肉部13b,14bが肉厚で剛性があるため、栓刃Pを斜めにした状態で閉塞片13a,14aが押圧されても、その押圧力によって狭持された固定状態が斜めになったりすることも無い。
【0026】
防塵カバー12は、弾性防塵片13,14どうしを連結部15,16で繋いだ一体の樹脂成形体として構成してあるため、一度の取付作業で同時にすべてのプラグ差込口6,7に弾性防塵片13,14を臨ませて取付けることが可能で、取付作業の労力を軽減できる。
【0027】
本形態の変更例〔図5,図6〕; 本形態の防塵コンセント1については、中央隔壁3aが刃受け部10c,11cよりも高く、刃受け部10d,11dと同程度に長手方向に沿って長いが、刃受け部10c,11cよりも十分に低くしたり、先端側を刃受け部10d,11dよりも十分短くしても構わない。この場合には、弾性防塵片13,14の厚肉部13b,14bを中央隔壁の上端部と先端側の端部に対して突き当てることができる程度に更に肉厚とすればよい。
【0028】
本形態の防塵コンセント1については、防塵カバー12について弾性防塵片13,14どうしを連結部15,16で繋いだ一体の樹脂成形体として構成してあるが、連結部15,16の何れかまたは双方を形成せずに、弾性防塵片13,14を別部材として構成してもよい。この場合にはやや取付作業に労力を要するが、それでも前述の作用、効果は得ることができる。また、弾性防塵片13,14については、矩形平板状としたが、未使用のプラグ差込口6,7を閉塞可能であれば、その他の形状であってもよい。
【0029】
本形態では、蓋体4が、蓋本体4aと差込口形成体4bとで構成した例としたが、別部材とせずに、それらを一部材として構成してもよい(図6参照)。また、広面部5に2つのプラグ差込口6を、狭面部7に1つのプラグ差込口6を設けたが、広面部5については1つであればいくつあってもよい。また狭面部7については設けなくてもよい。
【0030】
本形態については、埋込み型のコンセントや一体モールド型のコンセントに適用してもよく、所謂テーブルタップに適用してもよい。
【0031】
また、図5,図6で示すように、一対の刃受け端子17,18に加えて接地用刃受け端子19を備える接地端子付きの防塵コンセント20としてもよい。
【0032】
防塵コンセント20に備える防塵カバー21は、刃受け端子17,18のプラグ差込口に臨ませるT字型で薄肉平板形状の弾性防塵片22に加えて、接地用刃受け端子19のプラグ差込口に臨ませるT字型で薄肉平板形状の弾性防塵片23を更に設けるようにし、各弾性防塵片22,23は棒状で厚肉の連結部24に対して一体形成されている。そして、各弾性防塵片22,23は、連結部24から片持ち梁状に突設されていて、いわば宙に浮いたような格好となっているので、プラグ栓刃Pが差込まれてその押圧を受けると、図6で示すように、連結部24との付け根部分から全体が撓むように弾性変形する。これによって未使用のプラグ差込口が開いてプラグ栓刃Pを差込むことができ、それを抜去すれば再びプラグ差込口を閉塞して防塵に機能する。
【0033】
また、防塵カバー21の固定構造としては、図6で示すように、防塵カバー21の連結部24に「受け部」としての挿通孔を形成し、ここに蓋体25に形成した「突起」としての係止ピン26を挿通させて、大径の頭部で係止させるようにする。このようにすれば、前述した本形態のような中央隔壁3aが無く、「ケース内面」としての差込口形成体4bの底面4cとで狭持させるような固定構造を採用できない場合であっても、簡略な構造で防塵カバー21を確実且つ容易に固定できる。
【0034】
前述の本形態の防塵コンセント1では、弾性防塵片13,14と連結部15,16に「受け部」としての凹部13c,14c,15a,16bを形成し、差込口形成体4bの「ケース内面」としての底面4cに突起4dを形成して、両者を係合させるようにしたが、例えば図5,図6で示すような固定構造としてもよい。このようにした場合には、弾性防塵片13,14を別部材として構成した時であっても、しっかりと各部材を固定することができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明の防塵コンセントは、コンセントケースの差込口を防塵する弾性防塵片を、差込口を有するケース内面に沿って各差込口に臨む平板形状としたため、プラグ栓刃の押圧を受けた時の弾性防塵片の撓み量を少なくできて保形性に優れるので、未使用の差込口に対する塵埃の侵入を抑制できる。
【0036】
本発明の防塵コンセントは、弾性防塵片どうしを連結部で繋いだ一体の樹脂成形体として構成したため、一度の取付作業で同時にすべての差込口に弾性防塵片を臨ませて取付けることが可能であり、取付作業の労力軽減を図れる。
【0037】
本発明の防塵コンセントは、少なくとも弾性防塵片か連結部かの何れかを該隔壁の端部と該端部に対向するケース内面とで狭持させて固定したため、ケース本体に弾性防塵片や連結部を取付けて固定するための内部構造や取付ネジのような別部材が不要であり、取付作業を更に簡略化できる。したがって、既存するコンセントケースのケース本体の構造に変更を加えずに、蓋体の構造を弾性防塵片が開閉できる構造に変更するだけで弾性防塵片と連結部を設けることが可能である。なお、既存のコンセントケースの蓋体が、弾性防塵片が開閉可能な構造であれば、蓋体の変更も不要である。
【0038】
本発明の防塵コンセントは、少なくとも弾性防塵片か連結部の何れかか、ケース内面か、の何れか一方に突起を設け、前記何れか他方に該突起と係合する受け凹部を設けたものとして構成したため、弾性防塵片または連結部がケース内面と構造的に係合させることができ、確実に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による防塵コンセントの外観斜視図。
【図2】図1の防塵コンセントの蓋体を取外した内部構造の平面図。
【図3】図2で想像線で示す防塵カバーの外観斜視図。
【図4】図2のSA−SA線に対応する図1の防塵コンセントの断面図。
【図5】本発明の防塵コンセントを接地端子付き防塵コンセントに適用した内部構造の部分拡大図。
【図6】図5のSB−SB線に対応する防塵コンセントの断面図。
【符号の説明】
1  防塵コンセント
2  コンセントケース
3  ケース本体
3a 中央隔壁
4  蓋体
4a 蓋本体
4b 差込口形成体
4c 底面(ケース内面)
4d 突起
5  広面部
6  プラグ差込口
7  狭面部
8  プラグ差込口
10,11,17  刃受け端子
12,18  防塵カバー
13,14  弾性防塵片
13c,14c 凹部(受け部)
15,16  連結部
15a,16a 凹部(受け部)
17,18  刃受け端子
19  接地用刃受け端子
20  接地端子付きの防塵コンセント
21  防塵カバー
22,23  弾性防塵片
24  連結部
25  蓋体
26  係止ピン

Claims (6)

  1. プラグの一対の栓刃を差込む差込口を形成したコンセントケースに、差込口を有するケース内面に沿って各差込口に臨む平板形状とされ、栓刃の非差込時には差込口をケース内面側で閉塞し、栓刃の差込時には栓刃の押圧を受けて差込口の閉塞を開放する弾性防塵片を備える防塵コンセント。
  2. 直方体形状のコンセントケースの広面部に複数のプラグを接続可能な複数口の差込口を形成してあり、前記弾性防塵片を各差込口について設けた請求項1記載の防塵コンセント。
  3. 直方体形状のコンセントケースの短手方向に沿う狭面部にプラグの差込口を形成してあり、前記弾性防塵片を該差込口について設けた請求項2記載の防塵コンセント。
  4. 弾性防塵片どうしを連結部で繋いだ一体の樹脂成形体とした請求項1〜請求項3何れか1項記載の防塵コンセント。
  5. コンセントケースに、内蔵する一対の刃受け端子を相互に仕切る隔壁を形成してあり、少なくとも弾性防塵片か連結部かの何れかを該隔壁の端部と該端部に対向するケース内面とで狭持させて固定した請求項1〜請求項4何れか1項記載の防塵コンセント。
  6. 少なくとも弾性防塵片か連結部の何れかか、ケース内面か、の何れか一方に突起を設け、前記何れか他方に該突起と係合する受け凹部を設けた請求項1〜請求項5何れか1項記載の防塵コンセント。
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