JP2004094380A - 順番待ち管理システム、順番待ち管理装置、情報処理装置及び順番待ち管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】予約者が店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間を省略できるようにすると共に、役務提供者側での整理券等の発行処理を省略できるようにする。
【解決手段】予約者の順番待ち情報D11を入力するためのIrDA21を有して順番待ちを登録された予約者の順番を監視する順番待ち管理装置10と、この管理装置10に対して無線通信処理可能な携帯電話機101と、この管理装置10と携帯電話機101とを接続するための他の通信手段とを備え、レストランの順番待ち情報D11を登録するときは、順番待ち管理装置10の所定の位置に当該携帯電話機101を近づけると共にIrDA21を利用して順番待ち情報D11を入力し、当該予約者の数の席が空いたときは、順番待ち管理装置10から当該予約者の携帯電話機101に対して他の通信手段を通じて順番到来情報Doutを通知するものである。
【選択図】 図1
【解決手段】予約者の順番待ち情報D11を入力するためのIrDA21を有して順番待ちを登録された予約者の順番を監視する順番待ち管理装置10と、この管理装置10に対して無線通信処理可能な携帯電話機101と、この管理装置10と携帯電話機101とを接続するための他の通信手段とを備え、レストランの順番待ち情報D11を登録するときは、順番待ち管理装置10の所定の位置に当該携帯電話機101を近づけると共にIrDA21を利用して順番待ち情報D11を入力し、当該予約者の数の席が空いたときは、順番待ち管理装置10から当該予約者の携帯電話機101に対して他の通信手段を通じて順番到来情報Doutを通知するものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複合アミューズメント施設、ショッピングモール、デパート等におけるレストラン順番待ち顧客管理システムや、娯楽遊具施設順番待ち顧客管理システム等に適用して好適な順番待ち管理システム、順番待ち管理装置、情報処理装置及び順番待ち管理方法に関する。
【0002】
詳しくは、飲食サービスや遊具施設利用サービス等の任意の役務に関して順番待ちを管理する場合に、予約者の側ではこれらの役務に関して順番待ちをするとき、所定の場所に設置された順番待ち管理装置に当該情報処理装置を近づけると共に無線通信処理機能を利用して順番待ち情報を登録するようにして、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間を省略できるようにしたものである。順番待ち管理装置では順番待ち情報を登録された予約者の順番を監視すると共に、当該予約者の数の席が空いたときは、当該順番待ち管理装置から予約者の情報処理装置に対して他の通信手段を利用して順番到来情報を通知するようにして、役務提供者側での予約整理券等の発行処理を省略できるようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】
近年、外食産業の発達に伴い複合アミューズメント施設、ショッピングモール、デパート等には多種多様のレストラン(飲食店)が出店されるようになった。この中で人気レストランで食事をしようとした場合に、特に週末の都心においては非常に混雑し、そのレストラン指定の予約用紙に代表者の名前と人数を書き、店員に呼ばれるまで、そのレストランの前で待つことが多々ある。
【0004】
そして、このレストランから離れてどこかに行っている間に、店員から呼ばれているにも係わらず、その場に居なかったために、戻って来てまた順番を待たなければならないこともあり、結局列をなして店員に呼ばれるのを待たざるを得ないこととなる。人々はただ原始的な「待つ」という行為に甘んじている。
【0005】
従来からの順番待ちシステムでは、主に店員が店指定の用紙に予約客のリストを直接記入する、あるいは、予約者が自分でそこに名前と人数を書くことで管理されており、店側の作業負担や、予約者の負担等が大きくなっていた。しかも、後どれだけ待つかという質問などにいちいち応対しなければならず、店側にとって、手間のかかる仕事の一つとなっている。
【0006】
また、予約者が自分で名前と人数を書くという行為が嫌なためにそのレストランに足を運ばなかったり、ひいてはそのような場所に行くことを控える消費者がおり、これはレストランやデパートなどにとって利益の減少にもつながることである。利用サービスを予約するという行為も、自分の予定をあらかじめ決めたくない人間にとっては負担のかかるものであり、特に、デパートなどにおいては一般的ではない。かといって予約せずに行き、その場でふと食事をしたいと思ったときに、もしそのレストランが混雑していたら待たなければならない。
【0007】
更に、レストラン側では、用紙に記入された予約者名簿等の顧客情報が今後のマーケティング活動に有効に活用出できていないのが現状である。従って、オンラインクーポンなどについては、Webサイトを通じて不特定多数向けにしか発行することができていない。また、当日の利用状況に応じて、リアルタイムにオンラインクーポンを発行することも困難であった。
【0008】
このような順番呼び出しサービスに適用して好適な「順番待ち呼び出し装置」が技術文献である特許第3189790号公報に開示されている。この順番待ち呼び出し装置には通信制御装置の他に、端末データ入力手段や発券手段等が備えられている。この順番待ち呼び出し装置によれば、順番呼び出しサービスを受ける場合、予約者は発券手段から整理券の交付を受ける。その後、自分の「整理券番号」と、連絡先の番号及び通知タイミングを端末データ入力手段を使用して通信制御装置へ入力する。通信制御装置では予約者への通知タイミングを常時監視し、その通知タイミングに到達したとき、予約者の所持する携帯電話機等へ順番が到来した旨を通知するようになされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来方式の順番待ちを管理する方法によれば、次のような問題がある。
【0010】
▲1▼ レストランや遊具施設等における利用サービス(以下で任意の役務という)に関して順番待ちを管理する場合に、予約者が店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間がかかる。
【0011】
▲2▼ 因みに上述した特許公報に記載されている「順番待ち呼び出し装置」のような管理装置を取り入れてレストラン順番待ち管理システム等を構築しようとした場合に、整理券発行のための発券手段を設けなくてはならない。
【0012】
▲3▼ また、その通信制御装置に対して自分の整理券番号や、連絡先の電話番号、通知するタイミング等を端末データ入力手段を使用して入力しなければならず、順番待ち登録時の入力操作性が悪い。
【0013】
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、任意の役務に関して順番待ちを管理する場合に、予約者が店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間を省略できるようにすると共に、役務提供者側での予約整理券等の発行処理を省略できるようにした順番待ち管理システム、順番待ち管理装置、情報処理装置及び順番待ち管理方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述した課題は、任意の役務に関して予約者の順番待ちを管理するシステムであって、予約者の順番待ち情報を入力するための無線通信手段を有して順番待ち情報を登録された予約者の順番を監視する順番待ち管理装置と、この順番待ち管理装置に対して無線通信処理可能な情報処理装置と、順番待ち管理装置と情報処理装置とを接続するための他の通信手段とを備え、役務に関して順番待ち情報を登録するときは、順番待ち管理装置の所定の位置に当該情報処理装置を近づけると共に無線通信手段を利用して順番待ち情報を入力し、当該予約者の数の席が空いたときは、順番待ち管理装置から当該予約者の情報処理装置に対して他の通信手段を通じて順番到来情報を通知することを特徴とする順番待ち管理システムによって解決される。
【0015】
本発明に係る順番待ち管理システムによれば、任意の役務に関して順番待ちを管理する場合に、予約者の側では役務に関して順番待ちをするとき、所定の場所に設置された順番待ち管理装置に当該情報処理装置を近づけると共に無線通信処理機能を利用して順番待ち情報を登録し、順番待ち管理装置では順番待ち情報を登録された予約者の順番を監視すると共に、当該予約者の数の席が空いたときは、当該順番待ち管理装置から予約者の情報処理装置に対して他の通信手段を利用して順番到来情報を通知するようになされる。
【0016】
従って、順番待ち登録時には、電波法の規制を受けない赤外線通信装置等の小規模な無線通信処理機能を利用して当該情報処理装置を呼び出すための呼出番号情報等を簡単に順番待ち管理装置に入力することができる。これにより、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間が省ける。役務の種類によっては役務提供者側での整理券等の発行処理を省略できるようになる。
【0017】
また、予約順番到来時には、公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット基盤等の大規模な通信処理機能を利用して順番到来情報を予約者に通知することができる。予約者側では順番待ち登録時から予約順番到来時に至るまで役務提供場所に行列することなく、ショッピング等自由にその待ち時間を過ごすことができるようになる。しかも、役務提供者側では予約者の呼出番号情報等を利用してアフターサービス等を提供することができる。従って、順番待ち登録処理が容易で、予約者側及び役務提供者側にとって双方の付加価値が高い順番待ち管理システムを構築することができる。
【0018】
本発明に係る順番待ち管理装置は任意の役務に関して予約者の順番待ちを管理する装置であって、役務を受ける予約者の情報処理装置に対して順番待ち情報を入力するための無線通信手段と、この無線通信手段により入力された予約者の順番を監視する制御装置と、この制御装置によって監視される予約者の順番待ち情報を記憶する記憶手段とを備え、制御装置は、無線通信手段に近づけられた予約者の情報処理装置から当該情報処理装置を呼び出すための呼出番号情報を無線受信処理して記憶手段に順番待ち情報を登録することを特徴とするものである。
【0019】
本発明に係る順番待ち管理装置によれば、任意の役務に関して順番待ちを管理する場合に、役務を受ける予約者の情報処理装置に対して順番待ちが無線通信手段によって受け付けられる。このとき、制御装置では無線通信手段に近づけられた予約者の情報処理装置から呼出番号情報が無線受信処理される。これを前提にして、制御装置では無線通信手段により入力された予約者の順番が監視される。制御装置によって監視される予約者の順番待ち情報が記憶装置に記憶される。これにより、役務提供者に対して順番待ち情報を登録するようになされる。
【0020】
従って、順番待ち登録機能には、電波法の規制を受けない赤外線通信装置等の小規模な無線通信手段を利用することができる。しかも、当該情報処理装置の呼出番号情報の他に顧客情報等を受信してその顧客情報を簡単に記憶手段に登録することができる。これにより、役務提供者側では予約者の呼出番号情報や顧客情報等を利用して各種のアフターサービスを提供できるようになる。従って、順番待ち登録処理が容易で、予約者側及び役務提供者側にとって双方の付加価値が高い順番待ち管理システムの構築に十分応用することができる。
【0021】
本発明に係る情報処理装置は、任意の役務に関して予約者の順番待ちを管理する順番待ち管理装置に対して無線通信処理可能な情報処理装置であって、無線通信手段と、当該情報処理装置を呼び出すための呼出番号情報を入力する入力手段と、この入力手段により入力された呼出番号情報を順番待ち管理装置に対して無線送信するように無線通信手段を制御する制御装置とを備えることを特徴とするものである。
【0022】
本発明に係る情報処理装置によれば、任意の役務に関して順番待ちを管理する装置に対して順番待ち情報を登録する場合に、入力手段を使用して当該情報処理装置を呼び出すための呼出番号情報が制御装置へ入力されると、この制御装置では入力手段により入力された呼出番号情報を順番待ち管理装置に無線送信するように無線通信手段を制御するようになる。
【0023】
従って、順番待ち登録機能には、電波法の規制を受けない赤外線通信装置等の小規模な無線通信手段を利用することができる。これにより、順番待ち管理装置の所定の位置に当該情報処理装置を近づけるだけで、この無線通信手段を利用して順番待ち情報を登録できるようになる。
【0024】
また、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間が省ける。しかも、予約者側では順番待ち登録時から予約順番到来時に至るまで役務提供場所に行列することなく、ショッピング等自由にその待ち時間を過ごすことができるようになる。従って、順番待ち登録処理が容易で、予約者側にとって付加価値が高い順番待ち管理システムの構築に十分応用することができる。
【0025】
本発明に係る順番待ち管理方法は任意の役務に関して予約者の順番待ちを管理する方法であって、予約者の順番待ちを管理するための無線通信処理機能を有した順番待ち管理装置を所定の場所に設置し、予約者の側では順番待ち管理装置との間で無線通信処理可能な情報処理装置を準備し、役務に関して順番待ちをするときは、所定の場所に設置された順番待ち管理装置に当該情報処理装置を近づけると共に無線通信処理機能を利用して順番待ち情報を登録し、順番待ち情報を登録された予約者の順番を監視すると共に、当該予約者の数の席が空いたときは、順番待ち管理装置から当該予約者の情報処理装置に対して他の通信手段を利用して順番到来情報を通知することを特徴とするものである。
【0026】
本発明に係る順番待ち管理方法によれば、順番待ち登録時には、電波法の規制を受けない赤外線通信装置等の小規模な無線通信処理機能を利用して当該情報処理装置を呼び出すための呼出番号情報等を簡単に順番待ち管理装置に入力することができる。これにより、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間が省ける。役務の種類によっては役務提供者側での整理券等の発行処理を省略できるようになる。
【0027】
また、予約順番到来時には、公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット基盤等の大規模な通信処理機能を利用して順番到来情報を予約者に通知することができる。予約者側では順番待ち登録時から予約順番到来時に至るまで役務提供場所に行列することなく、ショッピング等自由にその待ち時間を過ごすことができるようになる。
【0028】
【発明の実施の形態】
続いて、この発明に係る順番待ち管理システム、順番待ち管理装置、情報処理装置及び順番待ち管理方法の一実施の形態について、図面を参照しながら説明をする。
【0029】
(1)実施形態
図1は本発明に係る実施形態としてのレストラン順番待ち顧客管理システム100の構成例(登録時)を示す概念図である。
【0030】
この実施形態では任意の役務に関して順番待ちを管理する場合に、予約者の側では役務に関して順番待ちをするとき、所定の場所に設置された順番待ち管理装置に当該情報処理装置を近づけると共に無線通信処理機能を利用して順番待ち情報を登録するようにして、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間を省略できるようにしたものである。順番待ち管理装置では順番待ち情報を登録された予約者の順番を監視すると共に、当該予約者の数の席が空いたときは、当該順番待ち管理装置から予約者の情報処理装置に対して他の通信手段を利用して順番到来情報を通知するようにして、役務提供者側での整理券等の発行処理を省略できるようにしたものである。
【0031】
図1に示すレストラン順番待ち顧客管理システム100は順番待ち管理システムの一例であり、任意の役務の一例となる飲食サービスに関して予約者の順番待ちを管理するシステムである。この顧客管理システム100は複合アミューズメント施設、ショッピングモール、デパート等におけるレストランを対象としている。もちろん、これに限られることはなく、この順番待ち管理システムで遊具施設利用サービスを目的とした娯楽遊具施設順番待ち顧客管理システムを構築することもできる。
【0032】
このシステム100で役務提供場所の一例となるレストラン(飲食店)には、順番待ち管理装置10が設置され、順番待ち情報D11を登録された予約者の順番を監視するようになされる。ここで順番待ち情報D11とはレストランに対して順番待ちを登録する情報をいう。その内容は呼出番号情報の一例となる当該情報処理装置を呼び出すためのメールアドレスを含む代表者名、利用者数等である。
【0033】
順番待ち管理装置10は例えば、無線通信手段11、液晶表示ディスプレイ13、データベース14、通信モデム付きの制御装置15、キーボード16、マウス入力ツール17及びスタイラスペン18を有している。この制御装置15には外部接続可能な無線通信手段11が接続され、予約者の順番待ち情報D11を入力するようになされる。無線通信手段11は制御装置15内に装備し、送受信部のみを外部に露出するような構成を採ってもよい。
【0034】
この例で無線通信手段11には双方向通信可能な近距離無線通信手段又は赤外線通信手段が適用される。もちろん、両方を適用するようにしてもよい。近距離無線通信手段にはブルートゥース(Bluetooth)仕様の無線LANを使用することもできる。この例では、赤外線通信手段によって順番待ち管理装置10と情報処理装置とを接続して無線通信処理をするようになされる。
【0035】
赤外線通信方式を採用した理由は、電波と比べて法規制が少なく、世界共通方式の実現が可能なことなどが挙げられる。また、このアプリケーションの適用事例においては通信距離も1mあれば十分である。この順番待ち管理装置本体にはパーソナルコンピュータ(PC)が使用される。本発明のアプリケーションの動作環境はPC及び、情報処理装置としての携帯情報端末(Personal Digital Assistants:PDA)が適当である。
【0036】
この順番待ち管理装置10で予約者の順番待ち情報D11を入力する入力機器に関しては、無線通信手段11に限られることはなく、もちろん、キーボード16や、マウス入力ツール17、スタイラスペン18等を使用してメールアドレスや、顧客情報等を入力するようにしてもよい。顧客情報とは順番待ち情報D11を含む利用者の年代、性別、購入商品(メニュー)、購入金額などをいう。
【0037】
制御装置15は無線通信手段11等により入力された予約者の順番を監視するようになされる。これと共に、制御装置15では無線通信手段11に近づけられた予約者のPDAから当該PDAを呼び出すためのメールアドレスを無線受信処理してデータベース14に順番待ち情報D11を登録するようになされる。
【0038】
データベース14は記憶手段の一例であり、外部記憶装置の形態で接続され、あるいは、制御装置15内にハードディスク(HDD)等の形態で実装され、制御装置15によって監視される予約者の順番待ち情報D11を記憶するようになされる。レストラン順番待ち顧客管理システム100をPDAとデータベース14との統合アプリケーションにより構築するためである。
【0039】
このシステム100で、予約者の側には順番待ち管理装置10に対して無線通信処理可能な情報処理装置(PDA)が準備される。この例でPDAには携帯電話機、電子メール送受信装置(メーラー)又は電話機能付きの携帯端末装置を使用するようになされる。レストランへ順番待ち情報D11を登録するときは、順番待ち管理装置10の所定の位置に当該携帯電話機101等を近づけると共に無線通信機能を利用してメールアドレス等の順番待ち情報D11を入力するようになされる。
【0040】
図2は本発明に係る実施形態としてのレストラン順番待ち顧客管理システム100の構成例(順番到来時)を示す他の概念図である。
【0041】
このシステム100では上述したように、順番待ち管理装置10によって、順番待ちを登録された予約者の順番待ち情報D11が監視され、当該予約者の数の席が空いたとき、順番待ち管理装置10から当該予約者の情報処理装置に対して所定の通信手段を通じて順番到来情報Doutを通知するようになされる。
【0042】
このシステム100では上述した無線通信手段11と異なる種別(他)の通信手段を備えている。この通信手段には公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット等の既存の通信基盤を使用する。通信手段は通信事業者の回線接続装置101や、無線電話基地局103を含んでいる。当該店舗から遠くに離れてしまった予約者と連絡を取るためである。この場合は電波法の規制に従う通信手段によって順番待ち管理装置10と情報処理装置の一例となる携帯電話機101とを接続して通信処理をするようになされる。
【0043】
このように、本発明に係る実施形態としてのレストラン順番待ち顧客管理システム100によれば、任意のレストランの順番待ちを管理する場合に、予約者の側ではレストランの順番待ち情報D11を登録するとき、レストランに設置された順番待ち管理装置10に予約者の携帯電話機101等を近づけると共にその近距離無線通信処理機能を利用して順番待ち情報D11を入力し、順番待ち管理装置10では順番待ちを登録された予約者の順番待ち情報D11を監視すると共に、当該予約者の数の席が空いたときは、当該順番待ち管理装置10から予約者の携帯電話機101等に対して既存の通信基盤を利用して順番到来情報Doutを通知するようになされる。
【0044】
従って、順番待ち登録時には、電波法の規制をあまり受けない赤外線通信装置等の小規模な無線通信処理機能を利用して当該携帯電話機101等を呼び出すためのメールアドレスを簡単に順番待ち管理装置10に入力することができる。これにより、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間が省ける。レストラン側での整理券等の発行のための発行手段を省略できるようになる。
【0045】
また、予約順番到来時には、公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット等の大規模な通信処理機能を利用して順番到来情報Doutを予約者に通知することができる。予約者側では順番待ち登録時から順番到来時に至るまでレストランの前に行列することなく、ショッピング等自由にその待ち時間を過ごすことができるようになる。しかも、レストラン側では予約者のメールアドレス等を利用してアフターサービスを提供することができる。従って、順番待ち登録処理が容易で、予約者側及び役務提供者側にとって双方の付加価値が高いレストラン順番待ち顧客管理システム100を構築することができる。
【0046】
(2)実施例
図3は本発明に係る実施例としての順番待ち管理装置10の内部構成例を示すブロック図である。図3に示す順番待ち管理装置10は役務を提供する場所の一例となるレストランで予約者の順番待ちを管理する装置であり、レストラン順番待ち顧客管理システム100に適用して好適である。この順番待ち管理装置10は制御装置15を有している。制御装置15はROM51、RAM52及びCPU53を有している。ROM51には当該管理装置全体を制御するためのシステムプログラムが格納される。RAM52はワークメモリとして使用される。
【0047】
この制御装置15には無線通信手段の一例となる赤外線データ通信装置(Infrared Data Association:以下でIrDA11’という)が接続されており、レストラン予約者(役務を受ける者)の携帯電話機101に対して順番待ち情報D11を入力するように機能される。制御装置15には電源スイッチ58が接続され、電源ONと共に、予約者の携帯電話機101からIrDA11’へ赤外線が入射されたかが監視される。
【0048】
この制御装置15にはデータベース14が接続され、又は、当該制御装置15内にハードディスクの形態でデータベース14が実装されており、代表者氏名、人数、メールアドレスの他に、年代、性別、購入商品(メニュー)、購入金額など今後のマーケティング戦略に有用なデータが格納される。このとき、キーボード16やマウス入力ツール17、スタイラスペン18等を併用して、これらの顧客情報を制御装置15を通じてデータベース14に登録するようにしてもよい。
【0049】
例えば、制御装置15ではIrDA11’に近づけられた予約者の携帯電話機101から当該電話機101を呼び出すためのメールアドレスを無線受信処理してデータベース14に順番待ち情報D11を登録するようになされる。制御装置15内のCPU53では、このIrDA11’により入力された予約者の順番をデータベース14上で監視するようになされる。
【0050】
この制御装置15にはIrDA11’やデータベース14等の他に、表示装置の一例となる液晶表示ディスプレイ13が接続され、レストランにおける空席情報と共に、予約者のメールアドレス及びその顧客情報を表示するようになされる。表示装置にはグラフィック・ユーザ・インターフェース(Graphic User Interface:以下でGUIという)機能を有したものや、表示画面上にタッチパネルを装備した操作パネルが使用される。
【0051】
この例では、予約者の数の席が空いたとき、制御装置15から当該予約者の携帯電話機101に対して、通信モデム12及び、既存の通信基盤を通じて順番到来情報Doutを通知するようになされる。通信モデム12は制御装置15に接続され、又は、当該制御装置15内に実装される。
【0052】
この例で制御装置15には自動発呼手段54が接続され、例えば、液晶表示ディスプレイ13の表示画面上で予約者の代表者名が指示されると、その予約者の携帯電話機101を自動発呼して定型(所定)の書式の電子メールを自動送信処理するようになされる。このとき、液晶表示ディスプレイ13の表示画面上で順番待ち到来者の代表者氏名がキーボード16やマウス入力ツール17、スタイラスペン18等を使用してクリックされる。
【0053】
この制御装置15にはEEPROM(情報の電気的消去及びプログラム可能な読み出し専用メモリ)55が接続されている。EEPROM55は通常、電源を切っても情報が消去されない不揮発性のメモリであり、ROM51に格納されたシステムプログラムよりも機能向上を図る場合等において、外部から新たなプログラムが書き込まれる。当該管理装置全体をより良く制御するためである。
【0054】
制御装置15にはe−Mail作成手段56が接続されており、所定の書式の電子メールを作成するようになされる。例えば、e−Mail作成手段56では「お席が用意出来ました」という内容の電子メールが作成される。e−Mail作成手段56により作成された電子メールは、自動発呼手段54の制御を受けて制御装置15及び通信モデム12を通じ、既存の通信基盤を通じて当該予約者の携帯電話機101へ自動送信するようになされる。通信手段には公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット等の既存の通信基盤が使用される。
【0055】
制御装置15には時刻管理手段57が接続されており、この時刻管理手段57にはタイマー機能が備えられている。時刻管理手段57では例えば、予約者からの予約要求時に従ってタイマーが起動される。このタイマー機能により所定の時刻に到達したとき、所定の書式の電子メールを予約者の情報処理装置へ自動送信処理するように自動発呼手段54が制御される。
【0056】
この時刻管理手段57では、上述の時刻管理機能に加えて予約者への電子メールの送信処理時に従ってタイマー機能が起動される。このタイマー機能により所定の時刻に到達し、かつ、予約者の携帯電話機101からの返信情報Dinが無い場合、当該予約者の携帯電話機101へ再度電子メールを自動送信処理するようになされる。
【0057】
この制御装置15は通信モデム12を通じて携帯電話機101からの返信情報Dinを受信し、例えば、予約時間等の変更の有無を検出し、当該返信情報Dinの内容に基づいてデータベース14の記録内容を更新処理するようになされる。なお、自動発呼手段54、EEPROM55、e−Mail作成手段56及び時刻管理手段57は制御装置15内に実装してもよい。
【0058】
また、制御装置15にはシートオンスイッチ19が接続され、又は、キーボード16で所定のキーが特定され、データベース14に登録(レコード)された着席フィールドに関して、予約者(客)の来店と同時に、シートオンスイッチ19等を手動でオンするようになされる。ここでオンされたレコードの数だけ、空席欄をデクリメントするためである。制御装置15にはシーティッド(Seated)フラグFGが準備され、シートオンスイッチ19に基づいてシーティッドフラグFGがオン、つまり、FG=1が記述され、予約者の着席を示すようになされる。空席時にはFG=0が記述され、シーティッドフラグFGがオフされる。
【0059】
図4は液晶表示ディスプレイ13におけるGUI表示画面P0のイメージ図である。図4に示すGUI表示画面P0は、このシステム100におけるアプリケーションの表示形態である。GUI表示画面P0には上部に「ファイル」、「編集」、「表示」、「書式」、「ツール」、「ウインドウ」及び「ヘルプ」の選択項目キーが設けられると共に、その中央部にはデータベース表示領域P11及び空席入力欄P12が割り当てられている。
【0060】
データベース表示領域P11には一覧表形式によってデータベース14の格納内容が表示される。この例で当該領域P11には、代表者お名前欄に例えば「山田、鈴木、斉藤、田辺、吉野」が順に記述されると共に、予約者「山田様」における利用人数として「2」が記述され、そのメールアドレスとして「yu−amy@・・・」が記述される。同様にして、予約者「鈴木様」における利用人数として「4」が記述され、そのメールアドレスとして「Suzuki@・・・」が記述される。この例では、代表者お名前→「鈴木様」及び利用人数→「4」が赤色で表示され、順番待ち状態を示している。
【0061】
また、「斉藤様」における利用人数として「3」が記述され、そのメールアドレスとして「Mokichio@・・・」が記述され、「田辺様」における利用人数として「2」が記述され、そのメールアドレスとして「Tanabe@・・・」が記述される。この例で順番待ち状態を示すために、代表者お名前→「田辺様」及び利用人数→「2」が赤色で表示される。続いて、「吉野様」における利用人数として「2」が記述され、そのメールアドレスとして「Yosshi@・・・」等が記述される。
【0062】
このデータベース表示領域P11内には着席を示す記述欄が設けられ、例えば、シーティッドフラグFG=オンによって、この着席記述欄に二重丸を表示するようになされる。この例では実際に着席され、黒色表示された「山田様」、「斉藤様」及び「吉野様」に二重丸が記述される。なお、データベース表示領域P11内には備考欄が設けられ、この備考欄には喫煙席希望等が記述される。
【0063】
また、図中のKはカーソルであり、表示項目をスクロールする際に使用される。この例でカーソルKは代表者お名前欄に重ねて表示されているが、この位置に限られることはなく、左右端部に移動可能なように表示される。もちろん、不要であれば削除することも可能である。このような予約者の順番待ち情報D11の入力にはキーボード16等で入力する方法と、先に説明したIrDA(赤外線通信装置)11’により入力する方法とが採られる。
【0064】
ユーザ(役務提供者)は、このシステム100を適用する席に空きが生じると、GUI表示画面(アプリケーション)P0の空席入力欄P12に空席数を入力するようになされる。この例では空席数=6が記述されている。空席数=6はデータベース14内の空席欄でもその値に更新され、制御装置15ではデータベース14を古い順に参照するようになされる。
【0065】
そして、制御装置15は空席欄の人数にあわせて予約客の登録(レコード)を特定し、その登録のフィールド値であるメールアドレスに対して自動的に「お席が用意出来ました」という内容の定型の電子メールを送信するようになされる。この電子メールが送信された後に、レコードの代表者氏名と人数の欄は、GUI表示装画面で赤く表示される。送信後は予約者(客)の来店と共に、シートオンスイッチ19等を手動でオンするようになされる。ここでオンされたレコードの数だけ、空席欄がデクリメントされていく。
【0066】
このシステム100では、もしも、ある一定時間経過後、既に送信したレコードの着席フィールドが未だオフの場合は、そのレコード毎に新たなメッセージボックスが表示される。この場合、▲1▼客が来店していないか、もしくは、▲2▼店員が着席フィールドをオンし忘れていることが考えられる。そこで、このシステム100では選択肢として、▲1▼再度メールを送信するか、▲2▼予約者をデータベース14の後尾にまわすか、▲3▼シーティッドフラグFGをオンにするかの3通りのうちのいずれかの方法で対処するようになされる。
【0067】
このように、本発明に係る実施例としての順番待ち管理装置10によれば、任意のレストランで順番待ちを管理する場合に、レストラン予約者の携帯電話機101に対して順番待ちがIrDA11’によって受け付けられる。このとき、制御装置15ではIrDA11’に近づけられた予約者の携帯電話機101からメールアドレスが無線受信処理される。これを前提にして、制御装置15ではIrDA11’により入力された予約者の順番が監視される。制御装置15によって監視される予約者の順番待ち情報D11がデータベース14に記憶される。これにより、ユーザ(役務提供者)に対して順番待ち情報D11を登録するようになされる。
【0068】
従って、順番待ち登録機能には、電波法の規制を受けない赤外線通信装置等の小規模なIrDA11’を利用することができる。しかも、当該携帯電話機101のメールアドレスの他に、代表者氏名、人数、年代、性別、購入商品(メニュー)、購入金額などの顧客情報等を受信してその顧客情報を簡単にデータベース14に登録することができる。
【0069】
これにより、ユーザ(役務提供者)側では予約者のメールアドレスや顧客情報等を利用して各種のアフターサービスを提供できるようになる。従って、順番待ち登録処理が容易で、予約者側及び役務提供者側にとって双方の付加価値が高い順番待ち管理システム100の構築に十分応用することができる。
【0070】
役務提供者側としては今まで手書きで行っていたものをキーボード16やスタイラスペン18などによる入力に置き換える作業が必要になるが、赤外線通信手段を採用すると、この作業も省略される。従って、手書きと端末入力のどちらが効率的かは個々個人によるものであるが、いずれにしても、このシステム100を取り入れることにより、顧客獲得の機会が広がる。
【0071】
さらに、店舗(レストラン)等の方針に合わせて、予約待ち条件(アプリケーション)をカスタマイズすることも可能である。例えば、登録時間優先、人数優先、あるいは女性優先、お年寄り優先などの設定をしたとき、制御装置15ではデータベース14で優先順位に基づいて検索方法を変えるように制御すればよい。
【0072】
また、例えば、このシステム100による席の利用時間を30分までと固定した場合、着席フィールドをオンしてから30分後に自動的にデータベース14の検索を行い、現在利用中の顧客に対してメール送信をすることも可能となる。この場合、空席数を数えて指定する手間はなくなるが、着席フィールドの設定は手動で行わなければならない。
【0073】
さらに、もしも、店からの電子メールが予約客に届いた時に、客がショッピングの最中で後40分待って欲しいというような場合に、店からの電子メールに返信し、予約時間を指定することで、制御装置15ではデータベース14に設定されたタイマー機能の設定に併せてその顧客のレコードを後ろにまわすことができるようになる。
【0074】
このシステム100を店全体に採用するのも、一部に採用し様子を見てその割合を変えていくのも店の方針次第である。また、順番待ち管理のために取得したデータベース14から統計データを出力し、今後のマーケティング戦略に役立てることも可能となる。また、そのデータベース14を使用して、オンラインクーポンの発行を、当日の店の状況に応じて、お得意様にのみ直接、かつ、リアルタイムに実行することも可能になる。今後の顧客へのメールアドレスを利用した配信サービスに関する拒否などの要望は、携帯電話機101から順番待ち管理装置10のデータベース14に反映することで対処できる。
【0075】
図5は本発明に係る実施例としての携帯電話機101の構成例を示すブロック図である。図5に示す携帯電話機101は、上述した順番待ち管理装置10に対して無線通信処理可能な情報処理装置であり、内部バス38を有している。この携帯電話機101では順番到来情報Doutを受信処理する電話機能又は/及び電子メール受信機能を備えている。この内部バス38には近距離無線通信手段の一例となるIrDA21が接続され、順番待ち管理装置10のIrDA11’に対して赤外線を出射して無線送信するようになされる。この例で近距離無線通信手段にはIrDA21の他にブルートゥース(Bluetooth)仕様の無線LANを使用してもい。
【0076】
この内部バス38にはCPU33が接続されている。CPU33にはI/Oインタフェース39が接続されており、このI/Oインタフェース39には入力手段の一例となるキー入力部27や操作ダイヤル25が接続されている。キー入力部27は当該携帯電話機101を呼び出すためのメールアドレスを入力するように操作される。キー入力部27は「0」〜「9」等の数字キー及び、「*」や「#」等の記号キーを有しており、CPU33へ電話番号を始め、メールアドレス及び文字情報を入力する際に操作される。この例でキー入力部27は予約時間を入力したり、予約変更に伴う変更後の予約時間等を入力する際にも使用される。
【0077】
操作ダイヤル25はキー情報の入力用途(ファンクション)に対応した機能画面を選択するように操作される。キー情報の入力用途としては電子メール、電話(TEL)、WEBブラウザ、ゲーム等が対象となる。CPU33ではキー入力部27により入力されたメールアドレスを図1に示した順番待ち管理装置10のIrDA11’に対して無線送信するようにIrDA21を制御するようになされる。
【0078】
この例で内部バス38には不揮発性の記憶装置の一例となるEEPROM36が接続されており、当該携帯電話機101を呼び出すためのメールアドレスを記憶するようになされる。例えば、キー入力部27によって順番待ちをする旨の指示情報(以下で順番待ち登録モードという)が入力されたとき、CPU33はキー入力部27により入力された順番待ち登録モードに基づいてEEPROM36からメールアドレスを読み出して順番待ち管理装置10に対してIrDA21を通じて無線送信処理するようになされる。
【0079】
この例でCPU33は、予約者の数の席が空いたとき、順番待ち管理装置10から他の通信手段を通じて順番到来情報Doutを受信処理するようになされる。この通信手段には公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネットの既存の通信基盤が使用される。
【0080】
この例では内部バス38に無線電話機能を構成する無線受信部41、受信信号処理部42、送信信号処理部43及び無線送信部44などが接続されている。無線受信部41及び無線送信部44にはアンテナ共用器45が接続されてアンテナ26に接続されている。
【0081】
無線受信部41ではアンテナ26で受信した無線電波がアンテナ共用器45により送信信号と分離されて所定の搬送周波数の受信信号のみが選択される。受信信号は低ノイズアンプなどにより高周波増幅される。増幅後の受信信号は局部発信周波数の信号と混合され、この混合信号から中間周波数の受信信号が分離される。受信信号は中間増幅器で増幅された後に直交復調処理が施される。その直交復調後の受信信号はアナログ・デジタル変換されてデジタルの受信情報となる。
【0082】
この受信情報から制御メッセージ及び音声圧縮情報が復調された後に誤り訂正される。制御メッセージはCPU33に出力される。この音声圧縮情報は無線受信部41から受信信号処理部42に出力される。受信信号処理部42では音声圧縮情報が復号化されて伸長される。伸長後の音声情報はデジタル・アナログ変換された後に増幅されて受話器用のスピーカ24から出力される。例えば、順番待ち管理装置10から送信されてきた順番到来情報Doutに基づく「お席が用意出来ました」等の音声情報を出力するようになされる。この受信信号処理部42には背面用のスピーカ32が接続され、着信時に「ピッ、ピッ、ピッ・・・」という擬声音で着呼するようになされる。
【0083】
また、マイクロホン28には送信信号処理部43が接続され、自己の音声信号が増幅された後にアナログ・デジタル変換される。変換後の音声情報は符号化されて圧縮される。符号化後の音声圧縮情報は送信信号処理部43から無線送信部44へ出力される。無線送信部44ではCPU33からの制御メッセージと音声圧縮情報とが合成され更に誤り訂正符号が付加される。符号付加後の送信情報は変調される。変調後の送信情報はデジタル・アナログ変換される。変換後の送信信号は中間周波数の送信信号に変換された後に増幅される。搬送周波数の信号は増幅後の送信信号により変調され電力増幅されてアンテナ26から無線基地局に向けて輻射される。
【0084】
また、内部バス38に接続されたEEPROM36には、着信件数及び相手方の名前を記憶するようになされる。EEPROM36には短縮ダイヤルなどの電話番号も記録される。更に、内部バス38にはROM34が接続され、携帯電話機101の全体を制御するための各々の制御プログラムCPが記憶されている。
【0085】
制御プログラムCPに関しては、順番待ち登録モードの選択によるIrDA21の送信処理手順を始め、通常動作時の液晶ディスプレイ23の表示制御や、送信信号処理43、無線送信部44などの通信モデムを使用した送信処理の制御手順、無線受信部41、受信信号処理42などの通信モデムを使用した受信処理の制御手順等が記述されている。制御プログラムCPの格納にはROM34の他にEEPROM36を使用してもよい。バージョンアップ時に制御プログラムCPの書き換えが可能となることによる。
【0086】
内部バス38には更にLCDドライバ22が接続され、このLCDドライバ22Sには液晶ディスプレイ23が接続されている。液晶ディスプレイ23ではLCDドライバ22の制御を受けて、制御プログラムCPに基づいて行われる、相手方、自局の電話番号、あるいは相手方からのメッセージ、相手方へ送信する文字情報、各種イベント情報内容などを表示するようになされる。
【0087】
この例では、順番待ち管理装置10から送信されてきた「お席が用意出来ました」の文字情報等を液晶ディスプレイ23に表示するようになされる。内部バス38にはLCDドライバ22の他にRAM35及び外部I/Oインタフェース37が接続されている。RAM35はワーキングメモリとして使用され、無線受信部41による制御メッセージや不在時のメッセージなどの文字情報が一時記録される。
【0088】
なお、内部バス38には外部I/Oインタフェース37が接続されており、図示しない外部装置用のUSB端子などに至り、外付けのパソコンや、外付けのICカード、通信モデムを使用した情報処理が拡張できるようになされている。例えば、レストラン順番待ち管理システムに係るプログラムを書き込むときなどに使用するようにしてもよい。
【0089】
もちろん、これらの機能処理回路には電源部93が接続されており、電源スイッチSWをオンするようになされる。電源オンにより当該携帯電話機101はスタンバイ状態となる。スタンバイ状態とは、携帯電話機101のCPU33、LCD23などのシステムLSIへの電源の供給が時計機能を除いては行われない電源省力の状態をいう。
【0090】
このように、本発明に係る実施例としての携帯電話機101によれば、レストラン順番待ち顧客管理装置10に対して順番待ち情報D11を登録する場合に、キー入力部27を使用して当該携帯電話機101を呼び出すためのメールアドレスがCPU33へ入力されると、このCPU33ではキー入力部27により入力されたメールアドレスを順番待ち管理装置10に無線送信するようにIrDA21を制御するようになされる。
【0091】
従って、順番待ち登録機能には、電波法の規制をあまり受けない赤外線通信装置等の小規模なIrDA21を利用することができる。これにより、順番待ち管理装置10から1m程度離れた位置に当該携帯電話機101を近づけるだけで、このIrDA21を利用して順番待ち情報D11を登録できるようになる。
【0092】
続いて、本発明に係る実施例としての順番待ち管理方法について、当該レストラン順番待ち顧客管理システム100における処理例について説明をする。この例では、レストラン側と予約者側における処理例の2つに分けて説明をする。
【0093】
このシステム100は開店時には、当然、空席が有ることから、当該システム100を利用する必要がなく、混雑して満席になった時、あるいは、空席が有っても、利用時間を指定して予約する際に当該システムを適用することで効果が得られる。
【0094】
[予約者側における処理例]
図6及び図7は、レストラン順番待ち顧客管理システム100における携帯電話機101側の処理例(その1、2)を示すフローチャートである。
【0095】
この例ではレストラン予約者の順番待ちを管理する場合を前提とし、予約者の側には情報処理装置として順番待ち管理装置10との間で無線通信処理可能な携帯電話機101が準備される。レストラン側にはその入り口付近に、予約者の順番待ちを管理するための無線通信処理機能を有した順番待ち管理装置10が配置される。予約者はその店に出向いて予約するので当然その店の場所を確認できる。
【0096】
これを処理条件にして、図6に示すフローチャートのステップA1で当該携帯端末装置101の電源をオンする。ステップA2に移行して順番待ち登録モードを選択(利用)するかがチェックされる。この際の選択判断は予約者である。この順番待ち登録モードを選択する場合は、ステップA3に移行してレストランの所定の位置、この例ではレストランの入り口付近に設置された順番待ち管理装置10に当該携帯電話機101を例えば、1m以内に近づける。
【0097】
これと共にステップA4に移行して当該携帯電話機101の無線通信処理機能を利用して順番待ち管理装置10へ順番待ち情報D11を送信処理して登録する。その後、ステップA5に移行して順番待ち管理装置10からの登録確認情報を受信する等を実行して登録確認処理をする。登録確認処理をした後は、予約者はこの場を離れてショッピング等自由にその待ち時間を過ごすようになされる。
【0098】
当該携帯端末装置101ではステップA6に移行してレストランを含む通常の相手方からの着呼が監視される。ここで順番待ち管理装置10からの着呼が検出され、オンフックすると、ステップA7に移行して順番待ち管理装置10からの順番到来情報Doutが受信される。このとき、順番待ち管理装置10から送信されてきた順番到来情報Doutに基づく「お席が用意出来ました」等の文字情報がLCD23に表示するようになされる。
【0099】
そして、図7に示すフローチャートのステップA8に移行して予約時間を変更するかがチェックされる。この際の変更判断は予約者である。予約時間を変更する場合は、ステップA9に移行してその変更内容を順番待ち管理装置10へ電子メール機能を利用して送信処理する。予約時間を変更しない場合は、ステップA10に移行して当該携帯電話機101をオフフックして予約者はそのレストランへ再び行く。なお、ステップA2で順番待ち登録モードを選択しない場合は、ステップA11に移行するようになされる。
【0100】
そして、携帯電話機101ではステップA11で通信処理を終了するかがチェックされる。この際の判別はCPU33である。CPU33は常に電源オフ情報等を検出しており、この電源オフ情報の検出により通信処理を終了する。この電源オフ情報が検出されない場合は、ステップA6に戻って着呼監視等の通信処理を継続するようになされる。
【0101】
このように、本発明に係る実施例としての順番待ち管理方法によれば、順番待ち管理装置10から1m程度離れた位置に当該携帯電話機101を近づけるだけで、近距離無線通信機能を利用して順番待ち情報D11を登録できるので、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間が省ける。
【0102】
しかも、予約者側では順番待ち登録時から予約順番到来時に至るまでレストランの前に行列することなく、ショッピング等自由にその待ち時間を過ごすことができるようになる。つまり、このシステム100の基本的な利用法では、予約客がレストラン側へ新たにメールアドレスを教えるという作業の見返りに、今まで店舗等の前で行列して待つことに費やしていた時間をショッピングなどの余暇に当てて頂くということができるようになる。従って、順番待ち登録処理が容易で、予約者側にとって付加価値が高いレストラン順番待ち顧客管理システム100の構築に十分応用することができる。
【0103】
[レストラン側における処理例]
図8及び図9は、レストラン順番待ち顧客管理システム100における順番待ち管理装置10側の処理例(その1、2)を示すフローチャートである。
【0104】
この例ではレストラン予約者の順番待ちを管理する場合を前提とし、レストラン側にはその入り口付近に、予約者の順番待ちを管理するための無線通信処理機能を有した順番待ち管理装置10が配置される。この順番待ち管理装置10にはIrDA21が適用され、赤外線データ通信処理機能を発揮するようになされる。この例で通信手段には公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット等の既存の通信基盤を使用するようになされる。
【0105】
これを処理条件にして、図8に示すフローチャートのステップB1で当該順番待ち管理装置10の電源をオンすると、ステップB2に移行して赤外線データ通信が待機される。赤外線データ通信が有った場合はステップB3に移行してirDA11’ではメールアドレス等の順番待ち情報D11を受信処理する。
【0106】
そして、ステップB4で制御装置15はIrDA11’に近づけられた予約者の携帯電話機101から当該電話機101を呼び出すためのメールアドレスを無線受信処理してデータベース14に順番待ち情報D11として登録(レコード)するようになされる。このデータベース14には、メールアドレスの他に、代表者氏名、人数等の順番待ち情報D11が格納される。
【0107】
制御装置15内のCPU53では、このIrDA11’により入力された予約者の順番をデータベース14上で監視するようになされる。なお、レストラン利用後に、更に、年代、性別、購入商品(メニュー)、購入金額などの顧客情報等を入力してデータベース14に格納するとよい。今後のマーケティング戦略に有用なデータを収集するためである。この装置10で液晶表示ディスプレイ13には、レストランにおける空席情報と共に、予約者のメールアドレス及びその顧客情報を表示するようになされる。
【0108】
ステップB5では予約の有った携帯電話機101へIrDA11’を通じて登録済み情報を送信処理する。この送信処理は本当に順番待ち管理装置10に対して順番待ち登録がされたかを予約者に知らしめるためである。そして、順番待ち情報D11を登録された予約者の順番を監視すべく、ステップB6ではCPU53によって席が空いたかが監視される。席が空いたか否かはシーティッドフラグFGの内容を検出して判別するようになされる。シーティッドフラグFG=「0」で空席を示し、FG=「1」で着席を示す。シーティッドフラグFGはシートオンスイッチ19をON/OFFによってその内容が書き換えられる。
【0109】
これと共に、図9に示すフローチャートのステップB7では当該予約者の数の席が空いたときは、順番待ち管理装置10から当該予約者の携帯電話機101に対して他の通信手段を利用して順番到来情報Doutを自動送信処理するようになされる。
【0110】
このとき、液晶表示ディスプレイ13の表示画面上で順番待ち到来者の代表者氏名がキーボード16やマウス入力ツール17、スタイラスペン18等を使用してクリックされる。そして、e−Mail作成手段56では「お席が用意出来ました」という内容の電子メールが作成される。e−Mail作成手段56により作成された電子メールは、自動発呼手段54の制御を受けて制御装置15及び通信モデム12を通じ、既存の通信基盤を通じて当該予約者の携帯電話機101へ自動送信するようになされる。通信手段には公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット等の既存の通信基盤が使用される。
【0111】
そして、ステップB8で順番待ち管理装置10では予約者から予約内容に変更要求が有ったかがチェックされる。このとき、順番待ち管理装置10では通信モデム12を通じて携帯電話機101からの返信情報Dinを受信する。ここで予約時間を新たに指定する等の変更要求が有った場合、ステップB9に移行して予約時間等の変更の有無を検出し、当該返信情報Dinの内容に基づいてデータベース14の記録内容の変更及び予約時間等の繰り下げ登録等を実行する。このとき、予約時間の指定が有った場合は、時刻管理手段57では予約者からの予約要求時に従ってタイマーが起動される。
【0112】
このタイマー機能及び制御装置15によって、ステップB10で所定の時刻に到達したか否かがチェックされる。所定の時刻に到達した場合は、ステップB7に戻って、所定の書式の電子メールを予約者の情報処理装置へ自動送信処理するように自動発呼手段54が制御される。また、時刻管理手段57では、予約者への電子メールの送信処理時に従ってタイマー機能が起動される。このタイマー機能により所定の時刻に到達し、かつ、予約者の携帯電話機101からの返信情報Dinが無い場合、当該予約者の携帯電話機101へ再度電子メールを自動送信処理するようになされる。
【0113】
そして、ステップB8で変更要求が無い、更なる変更要求も無い場合は、ステップB11に移行して制御装置15では順番到来情報Doutの送信済みチェック及び、顧客情報等の統計処理に入る。そして、ステップB12では予約客の来店が待機される。予約客が来店した場合は、レストラン従業者等はシートオンスイッチ19をオン(ON)する。ここでONされた登録(レコード)の数だけ、空席欄がデクリメントされる。このスイッチ19のONによって、制御装置15ではシーティッドフラグFGが「0」から「1」へ書き換えられる。その後、ステップB14に移行して制御装置15ではデータベース14を編集するようになされる。
【0114】
そして、当該順番待ち管理装置10ではステップB15に移行して順番待ち管理処理を終了するかがチェックされる。この際の判別はCPU53である。CPU53は常に電源オフ情報等を検出しており、この電源オフ情報の検出により順番待ち管理処理を終了する。この電源オフ情報が検出されない場合は、ステップB2に戻って赤外線データ通信を待機するようになされる。
【0115】
このように、本発明に係る実施例としてのレストラン順番待ち管理システム100によれば、レストラン順番待ちを管理する場合に、予約者の側ではレストランの順番待ち情報D11を登録するとき、レストランの入り口付近に設置された順番待ち管理装置10に当該携帯電話機101を近づけると共に赤外線データ通信処理機能を利用してメールアドレス等の順番待ち情報D11を入力し、順番待ち管理装置10では順番待ち情報D11を登録された予約者の順番を監視すると共に、当該予約者の数の席が空いたときは、当該順番待ち管理装置10から予約者の携帯電話機101に対して他の通信手段を利用して順番到来情報Doutを通知するようになされる。
【0116】
従って、順番待ち登録時には、電波法の規制を受けない赤外線データ通信装置等の小規模な無線通信処理機能を利用してメールアドレス等を簡単に順番待ち管理装置10に入力することができる。これにより、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間が省ける。役務の種類によっては役務提供者側での整理券等の発行処理を省略できるようになり、入店順番待ち管理の工数を削減できる。
【0117】
また、予約順番到来時には、公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット基盤等の大規模な通信処理機能を利用して順番到来情報Doutを予約者に通知することができる。予約者側では順番待ち登録時から予約順番到来時に至るまでレストランの前で行列することなく、ショッピング等自由にその待ち時間を過ごすことができるようになる。
【0118】
しかも、レストラン側では予約者のメールアドレス等を利用してアフターサービス等を提供することができる。例えば、直接かつリアルタイムにオンラインクーポンなどのサービスを顧客に提供するようになされる。また、店側は今まで待つことが嫌で来店しなかった新規顧客の獲得が容易になると同時に、今まで貯えずに捨ててきた顧客に関するデータベース14を利用して、様々な角度から統計データを作成したり、登録されたメール宛てに新メニューやサービスのお知らせを送るなどの新たなマーケティング戦略が可能となる。
【0119】
更にまた、このシステム100を採用することにより、店の人気を消費者にアピールする効果もあり、店のブランド向上と利益拡大が見込める。そして、このシステム100が普及するにつれて、公共空間において行列をなして待つ人々の姿が少なくなり、その分より多くの人がショッピングなどのお店に時間を費やすことになり、複合施設やデパート全体の利益増大も見込めて、市場の活性化にも貢献される。このように、順番待ち登録処理が容易で、予約者側及びレストラン側にとって双方の付加価値が高いレストラン順番待ち顧客管理システム100を構築することができる。
【0120】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る順番待ち管理システム及び順番待ち管理方法によれば、任意の役務に関して順番待ちを管理する場合に、予約者の側では役務に関して順番待ちをするとき、所定の場所に設置された順番待ち管理装置に当該情報処理装置を近づけると共に無線通信処理機能を利用して順番待ち情報を登録し、順番待ち管理装置では順番待ち情報を登録された予約者の順番を監視すると共に、当該予約者の数の席が空いたときは、当該順番待ち管理装置から予約者の情報処理装置に対して他の通信手段を利用して順番到来情報を通知するようになされる。
【0121】
この構成によって、順番待ち登録時には、電波法の規制を受けない赤外線通信装置等の小規模な無線通信処理機能を利用して当該情報処理装置を呼び出すためのメールアドレス等を簡単に順番待ち管理装置に入力することができる。従って、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間が省ける。役務の種類によっては役務提供者側での整理券等の発行処理を省略できるようになる。
【0122】
予約順番到来時には、公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット基盤等の大規模な通信処理機能を利用して順番到来情報を予約者に通知することができる。予約者側では順番待ち登録時から予約順番到来時に至るまで役務提供場所に行列することなく、ショッピング等自由にその待ち時間を過ごすことができるようになる。しかも、役務提供者側では予約者のメールアドレス等を利用してアフターサービス等を提供することができる。従って、順番待ち登録処理が容易で、予約者側及び役務提供者側にとって双方の付加価値が高い順番待ち管理システムを構築することができる。
【0123】
本発明に係る順番待ち管理装置によれば、任意の役務に関して順番待ちを管理する場合に、予約者の順番を監視する制御装置を備え、この制御装置は無線通信手段に近づけられた予約者の情報処理装置から当該情報処理装置を呼び出すためのメールアドレスを無線受信処理して記憶手段に順番待ち情報を登録するものである。
【0124】
この構成によって、順番待ち登録機能には、電波法の規制を受けない赤外線通信装置等の小規模な無線通信手段を利用することができる。しかも、当該情報処理装置のメールアドレスの他に顧客情報等を受信してその顧客情報を簡単に記憶手段に登録することができる。従って、役務提供者側では予約者のメールアドレスや顧客情報等を利用して各種のアフターサービスを提供できるようになる。これにより、順番待ち登録処理が容易で、予約者側及び役務提供者側にとって双方の付加価値が高い順番待ち管理システムの構築に十分応用することができる。
【0125】
本発明に係る情報処理装置によれば、任意の役務に関して順番待ちを管理する装置に対して順番待ち情報を登録する場合に、無線通信手段を制御する制御装置を備え、この無線通信手段は制御装置の制御を受けて当該情報処理装置のメールアドレスを順番待ち管理装置に対して無線送信処理するものである。
【0126】
この構成によって、順番待ち登録機能には、電波法の規制を受けない赤外線通信装置等の小規模な無線通信手段を利用することができる。従って、順番待ち管理装置の所定の位置に当該情報処理装置を近づけるだけで、この無線通信手段を利用して順番待ち情報を登録することができる。
【0127】
これにより、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間が省ける。しかも、予約者側では順番待ち登録時から予約順番到来時に至るまで役務提供場所に行列することなく、ショッピング等自由にその待ち時間を過ごすことができるようになる。従って、順番待ち登録処理が容易で、予約者側にとって付加価値が高い順番待ち管理システムの構築に寄与するところが大きい。
【0128】
この発明は複合アミューズメント施設、ショッピングモール、デパート等におけるレストラン順番待ち顧客管理システムや、娯楽遊具施設順番待ち顧客管理システム等に適用して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態としてのレストラン順番待ち顧客管理システム100の構成例(登録時)を示す概念図である。
【図2】本発明に係る実施形態としてのレストラン順番待ち顧客管理システム100の構成例(順番到来時)を示す他の概念図である。
【図3】本発明に係る実施例としての順番待ち管理装置10の内部構成例を示すブロック図である。
【図4】液晶表示ディスプレイ13におけるGUI表示画面P0の表示例を示すイメージ図である。
【図5】本発明に係る実施例としての携帯電話機101の内部構成例を示すブロック図である。
【図6】レストラン順番待ち顧客管理システム100における携帯電話機101側の処理例(その1)を示すフローチャートである。
【図7】レストラン順番待ち顧客管理システム100における携帯電話機101側の処理例(その2)を示すフローチャートである。
【図8】レストラン順番待ち顧客管理システム100における順番待ち管理装置10側の処理例(その1)を示すフローチャートである。
【図9】レストラン順番待ち顧客管理システム100における順番待ち管理装置10側の処理例(その2)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・順番待ち管理装置、11・・・無線通信手段、11’,31・・・赤外線データ通信装置(無線通信手段)、12・・・通信モデム(通信手段)、13・・・液晶表示ディスプレイ(表示装置)、14・・・データベース(記憶手段)、15・・・制御装置、16・・・キーボード(入力手段)、100・・・レストラン順番待ち顧客管理システム、101・・・携帯電話機(情報処理装置)
【発明の属する技術分野】
本発明は、複合アミューズメント施設、ショッピングモール、デパート等におけるレストラン順番待ち顧客管理システムや、娯楽遊具施設順番待ち顧客管理システム等に適用して好適な順番待ち管理システム、順番待ち管理装置、情報処理装置及び順番待ち管理方法に関する。
【0002】
詳しくは、飲食サービスや遊具施設利用サービス等の任意の役務に関して順番待ちを管理する場合に、予約者の側ではこれらの役務に関して順番待ちをするとき、所定の場所に設置された順番待ち管理装置に当該情報処理装置を近づけると共に無線通信処理機能を利用して順番待ち情報を登録するようにして、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間を省略できるようにしたものである。順番待ち管理装置では順番待ち情報を登録された予約者の順番を監視すると共に、当該予約者の数の席が空いたときは、当該順番待ち管理装置から予約者の情報処理装置に対して他の通信手段を利用して順番到来情報を通知するようにして、役務提供者側での予約整理券等の発行処理を省略できるようにしたものである。
【0003】
【従来の技術】
近年、外食産業の発達に伴い複合アミューズメント施設、ショッピングモール、デパート等には多種多様のレストラン(飲食店)が出店されるようになった。この中で人気レストランで食事をしようとした場合に、特に週末の都心においては非常に混雑し、そのレストラン指定の予約用紙に代表者の名前と人数を書き、店員に呼ばれるまで、そのレストランの前で待つことが多々ある。
【0004】
そして、このレストランから離れてどこかに行っている間に、店員から呼ばれているにも係わらず、その場に居なかったために、戻って来てまた順番を待たなければならないこともあり、結局列をなして店員に呼ばれるのを待たざるを得ないこととなる。人々はただ原始的な「待つ」という行為に甘んじている。
【0005】
従来からの順番待ちシステムでは、主に店員が店指定の用紙に予約客のリストを直接記入する、あるいは、予約者が自分でそこに名前と人数を書くことで管理されており、店側の作業負担や、予約者の負担等が大きくなっていた。しかも、後どれだけ待つかという質問などにいちいち応対しなければならず、店側にとって、手間のかかる仕事の一つとなっている。
【0006】
また、予約者が自分で名前と人数を書くという行為が嫌なためにそのレストランに足を運ばなかったり、ひいてはそのような場所に行くことを控える消費者がおり、これはレストランやデパートなどにとって利益の減少にもつながることである。利用サービスを予約するという行為も、自分の予定をあらかじめ決めたくない人間にとっては負担のかかるものであり、特に、デパートなどにおいては一般的ではない。かといって予約せずに行き、その場でふと食事をしたいと思ったときに、もしそのレストランが混雑していたら待たなければならない。
【0007】
更に、レストラン側では、用紙に記入された予約者名簿等の顧客情報が今後のマーケティング活動に有効に活用出できていないのが現状である。従って、オンラインクーポンなどについては、Webサイトを通じて不特定多数向けにしか発行することができていない。また、当日の利用状況に応じて、リアルタイムにオンラインクーポンを発行することも困難であった。
【0008】
このような順番呼び出しサービスに適用して好適な「順番待ち呼び出し装置」が技術文献である特許第3189790号公報に開示されている。この順番待ち呼び出し装置には通信制御装置の他に、端末データ入力手段や発券手段等が備えられている。この順番待ち呼び出し装置によれば、順番呼び出しサービスを受ける場合、予約者は発券手段から整理券の交付を受ける。その後、自分の「整理券番号」と、連絡先の番号及び通知タイミングを端末データ入力手段を使用して通信制御装置へ入力する。通信制御装置では予約者への通知タイミングを常時監視し、その通知タイミングに到達したとき、予約者の所持する携帯電話機等へ順番が到来した旨を通知するようになされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来方式の順番待ちを管理する方法によれば、次のような問題がある。
【0010】
▲1▼ レストランや遊具施設等における利用サービス(以下で任意の役務という)に関して順番待ちを管理する場合に、予約者が店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間がかかる。
【0011】
▲2▼ 因みに上述した特許公報に記載されている「順番待ち呼び出し装置」のような管理装置を取り入れてレストラン順番待ち管理システム等を構築しようとした場合に、整理券発行のための発券手段を設けなくてはならない。
【0012】
▲3▼ また、その通信制御装置に対して自分の整理券番号や、連絡先の電話番号、通知するタイミング等を端末データ入力手段を使用して入力しなければならず、順番待ち登録時の入力操作性が悪い。
【0013】
そこで、この発明はこのような従来の課題を解決したものであって、任意の役務に関して順番待ちを管理する場合に、予約者が店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間を省略できるようにすると共に、役務提供者側での予約整理券等の発行処理を省略できるようにした順番待ち管理システム、順番待ち管理装置、情報処理装置及び順番待ち管理方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述した課題は、任意の役務に関して予約者の順番待ちを管理するシステムであって、予約者の順番待ち情報を入力するための無線通信手段を有して順番待ち情報を登録された予約者の順番を監視する順番待ち管理装置と、この順番待ち管理装置に対して無線通信処理可能な情報処理装置と、順番待ち管理装置と情報処理装置とを接続するための他の通信手段とを備え、役務に関して順番待ち情報を登録するときは、順番待ち管理装置の所定の位置に当該情報処理装置を近づけると共に無線通信手段を利用して順番待ち情報を入力し、当該予約者の数の席が空いたときは、順番待ち管理装置から当該予約者の情報処理装置に対して他の通信手段を通じて順番到来情報を通知することを特徴とする順番待ち管理システムによって解決される。
【0015】
本発明に係る順番待ち管理システムによれば、任意の役務に関して順番待ちを管理する場合に、予約者の側では役務に関して順番待ちをするとき、所定の場所に設置された順番待ち管理装置に当該情報処理装置を近づけると共に無線通信処理機能を利用して順番待ち情報を登録し、順番待ち管理装置では順番待ち情報を登録された予約者の順番を監視すると共に、当該予約者の数の席が空いたときは、当該順番待ち管理装置から予約者の情報処理装置に対して他の通信手段を利用して順番到来情報を通知するようになされる。
【0016】
従って、順番待ち登録時には、電波法の規制を受けない赤外線通信装置等の小規模な無線通信処理機能を利用して当該情報処理装置を呼び出すための呼出番号情報等を簡単に順番待ち管理装置に入力することができる。これにより、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間が省ける。役務の種類によっては役務提供者側での整理券等の発行処理を省略できるようになる。
【0017】
また、予約順番到来時には、公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット基盤等の大規模な通信処理機能を利用して順番到来情報を予約者に通知することができる。予約者側では順番待ち登録時から予約順番到来時に至るまで役務提供場所に行列することなく、ショッピング等自由にその待ち時間を過ごすことができるようになる。しかも、役務提供者側では予約者の呼出番号情報等を利用してアフターサービス等を提供することができる。従って、順番待ち登録処理が容易で、予約者側及び役務提供者側にとって双方の付加価値が高い順番待ち管理システムを構築することができる。
【0018】
本発明に係る順番待ち管理装置は任意の役務に関して予約者の順番待ちを管理する装置であって、役務を受ける予約者の情報処理装置に対して順番待ち情報を入力するための無線通信手段と、この無線通信手段により入力された予約者の順番を監視する制御装置と、この制御装置によって監視される予約者の順番待ち情報を記憶する記憶手段とを備え、制御装置は、無線通信手段に近づけられた予約者の情報処理装置から当該情報処理装置を呼び出すための呼出番号情報を無線受信処理して記憶手段に順番待ち情報を登録することを特徴とするものである。
【0019】
本発明に係る順番待ち管理装置によれば、任意の役務に関して順番待ちを管理する場合に、役務を受ける予約者の情報処理装置に対して順番待ちが無線通信手段によって受け付けられる。このとき、制御装置では無線通信手段に近づけられた予約者の情報処理装置から呼出番号情報が無線受信処理される。これを前提にして、制御装置では無線通信手段により入力された予約者の順番が監視される。制御装置によって監視される予約者の順番待ち情報が記憶装置に記憶される。これにより、役務提供者に対して順番待ち情報を登録するようになされる。
【0020】
従って、順番待ち登録機能には、電波法の規制を受けない赤外線通信装置等の小規模な無線通信手段を利用することができる。しかも、当該情報処理装置の呼出番号情報の他に顧客情報等を受信してその顧客情報を簡単に記憶手段に登録することができる。これにより、役務提供者側では予約者の呼出番号情報や顧客情報等を利用して各種のアフターサービスを提供できるようになる。従って、順番待ち登録処理が容易で、予約者側及び役務提供者側にとって双方の付加価値が高い順番待ち管理システムの構築に十分応用することができる。
【0021】
本発明に係る情報処理装置は、任意の役務に関して予約者の順番待ちを管理する順番待ち管理装置に対して無線通信処理可能な情報処理装置であって、無線通信手段と、当該情報処理装置を呼び出すための呼出番号情報を入力する入力手段と、この入力手段により入力された呼出番号情報を順番待ち管理装置に対して無線送信するように無線通信手段を制御する制御装置とを備えることを特徴とするものである。
【0022】
本発明に係る情報処理装置によれば、任意の役務に関して順番待ちを管理する装置に対して順番待ち情報を登録する場合に、入力手段を使用して当該情報処理装置を呼び出すための呼出番号情報が制御装置へ入力されると、この制御装置では入力手段により入力された呼出番号情報を順番待ち管理装置に無線送信するように無線通信手段を制御するようになる。
【0023】
従って、順番待ち登録機能には、電波法の規制を受けない赤外線通信装置等の小規模な無線通信手段を利用することができる。これにより、順番待ち管理装置の所定の位置に当該情報処理装置を近づけるだけで、この無線通信手段を利用して順番待ち情報を登録できるようになる。
【0024】
また、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間が省ける。しかも、予約者側では順番待ち登録時から予約順番到来時に至るまで役務提供場所に行列することなく、ショッピング等自由にその待ち時間を過ごすことができるようになる。従って、順番待ち登録処理が容易で、予約者側にとって付加価値が高い順番待ち管理システムの構築に十分応用することができる。
【0025】
本発明に係る順番待ち管理方法は任意の役務に関して予約者の順番待ちを管理する方法であって、予約者の順番待ちを管理するための無線通信処理機能を有した順番待ち管理装置を所定の場所に設置し、予約者の側では順番待ち管理装置との間で無線通信処理可能な情報処理装置を準備し、役務に関して順番待ちをするときは、所定の場所に設置された順番待ち管理装置に当該情報処理装置を近づけると共に無線通信処理機能を利用して順番待ち情報を登録し、順番待ち情報を登録された予約者の順番を監視すると共に、当該予約者の数の席が空いたときは、順番待ち管理装置から当該予約者の情報処理装置に対して他の通信手段を利用して順番到来情報を通知することを特徴とするものである。
【0026】
本発明に係る順番待ち管理方法によれば、順番待ち登録時には、電波法の規制を受けない赤外線通信装置等の小規模な無線通信処理機能を利用して当該情報処理装置を呼び出すための呼出番号情報等を簡単に順番待ち管理装置に入力することができる。これにより、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間が省ける。役務の種類によっては役務提供者側での整理券等の発行処理を省略できるようになる。
【0027】
また、予約順番到来時には、公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット基盤等の大規模な通信処理機能を利用して順番到来情報を予約者に通知することができる。予約者側では順番待ち登録時から予約順番到来時に至るまで役務提供場所に行列することなく、ショッピング等自由にその待ち時間を過ごすことができるようになる。
【0028】
【発明の実施の形態】
続いて、この発明に係る順番待ち管理システム、順番待ち管理装置、情報処理装置及び順番待ち管理方法の一実施の形態について、図面を参照しながら説明をする。
【0029】
(1)実施形態
図1は本発明に係る実施形態としてのレストラン順番待ち顧客管理システム100の構成例(登録時)を示す概念図である。
【0030】
この実施形態では任意の役務に関して順番待ちを管理する場合に、予約者の側では役務に関して順番待ちをするとき、所定の場所に設置された順番待ち管理装置に当該情報処理装置を近づけると共に無線通信処理機能を利用して順番待ち情報を登録するようにして、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間を省略できるようにしたものである。順番待ち管理装置では順番待ち情報を登録された予約者の順番を監視すると共に、当該予約者の数の席が空いたときは、当該順番待ち管理装置から予約者の情報処理装置に対して他の通信手段を利用して順番到来情報を通知するようにして、役務提供者側での整理券等の発行処理を省略できるようにしたものである。
【0031】
図1に示すレストラン順番待ち顧客管理システム100は順番待ち管理システムの一例であり、任意の役務の一例となる飲食サービスに関して予約者の順番待ちを管理するシステムである。この顧客管理システム100は複合アミューズメント施設、ショッピングモール、デパート等におけるレストランを対象としている。もちろん、これに限られることはなく、この順番待ち管理システムで遊具施設利用サービスを目的とした娯楽遊具施設順番待ち顧客管理システムを構築することもできる。
【0032】
このシステム100で役務提供場所の一例となるレストラン(飲食店)には、順番待ち管理装置10が設置され、順番待ち情報D11を登録された予約者の順番を監視するようになされる。ここで順番待ち情報D11とはレストランに対して順番待ちを登録する情報をいう。その内容は呼出番号情報の一例となる当該情報処理装置を呼び出すためのメールアドレスを含む代表者名、利用者数等である。
【0033】
順番待ち管理装置10は例えば、無線通信手段11、液晶表示ディスプレイ13、データベース14、通信モデム付きの制御装置15、キーボード16、マウス入力ツール17及びスタイラスペン18を有している。この制御装置15には外部接続可能な無線通信手段11が接続され、予約者の順番待ち情報D11を入力するようになされる。無線通信手段11は制御装置15内に装備し、送受信部のみを外部に露出するような構成を採ってもよい。
【0034】
この例で無線通信手段11には双方向通信可能な近距離無線通信手段又は赤外線通信手段が適用される。もちろん、両方を適用するようにしてもよい。近距離無線通信手段にはブルートゥース(Bluetooth)仕様の無線LANを使用することもできる。この例では、赤外線通信手段によって順番待ち管理装置10と情報処理装置とを接続して無線通信処理をするようになされる。
【0035】
赤外線通信方式を採用した理由は、電波と比べて法規制が少なく、世界共通方式の実現が可能なことなどが挙げられる。また、このアプリケーションの適用事例においては通信距離も1mあれば十分である。この順番待ち管理装置本体にはパーソナルコンピュータ(PC)が使用される。本発明のアプリケーションの動作環境はPC及び、情報処理装置としての携帯情報端末(Personal Digital Assistants:PDA)が適当である。
【0036】
この順番待ち管理装置10で予約者の順番待ち情報D11を入力する入力機器に関しては、無線通信手段11に限られることはなく、もちろん、キーボード16や、マウス入力ツール17、スタイラスペン18等を使用してメールアドレスや、顧客情報等を入力するようにしてもよい。顧客情報とは順番待ち情報D11を含む利用者の年代、性別、購入商品(メニュー)、購入金額などをいう。
【0037】
制御装置15は無線通信手段11等により入力された予約者の順番を監視するようになされる。これと共に、制御装置15では無線通信手段11に近づけられた予約者のPDAから当該PDAを呼び出すためのメールアドレスを無線受信処理してデータベース14に順番待ち情報D11を登録するようになされる。
【0038】
データベース14は記憶手段の一例であり、外部記憶装置の形態で接続され、あるいは、制御装置15内にハードディスク(HDD)等の形態で実装され、制御装置15によって監視される予約者の順番待ち情報D11を記憶するようになされる。レストラン順番待ち顧客管理システム100をPDAとデータベース14との統合アプリケーションにより構築するためである。
【0039】
このシステム100で、予約者の側には順番待ち管理装置10に対して無線通信処理可能な情報処理装置(PDA)が準備される。この例でPDAには携帯電話機、電子メール送受信装置(メーラー)又は電話機能付きの携帯端末装置を使用するようになされる。レストランへ順番待ち情報D11を登録するときは、順番待ち管理装置10の所定の位置に当該携帯電話機101等を近づけると共に無線通信機能を利用してメールアドレス等の順番待ち情報D11を入力するようになされる。
【0040】
図2は本発明に係る実施形態としてのレストラン順番待ち顧客管理システム100の構成例(順番到来時)を示す他の概念図である。
【0041】
このシステム100では上述したように、順番待ち管理装置10によって、順番待ちを登録された予約者の順番待ち情報D11が監視され、当該予約者の数の席が空いたとき、順番待ち管理装置10から当該予約者の情報処理装置に対して所定の通信手段を通じて順番到来情報Doutを通知するようになされる。
【0042】
このシステム100では上述した無線通信手段11と異なる種別(他)の通信手段を備えている。この通信手段には公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット等の既存の通信基盤を使用する。通信手段は通信事業者の回線接続装置101や、無線電話基地局103を含んでいる。当該店舗から遠くに離れてしまった予約者と連絡を取るためである。この場合は電波法の規制に従う通信手段によって順番待ち管理装置10と情報処理装置の一例となる携帯電話機101とを接続して通信処理をするようになされる。
【0043】
このように、本発明に係る実施形態としてのレストラン順番待ち顧客管理システム100によれば、任意のレストランの順番待ちを管理する場合に、予約者の側ではレストランの順番待ち情報D11を登録するとき、レストランに設置された順番待ち管理装置10に予約者の携帯電話機101等を近づけると共にその近距離無線通信処理機能を利用して順番待ち情報D11を入力し、順番待ち管理装置10では順番待ちを登録された予約者の順番待ち情報D11を監視すると共に、当該予約者の数の席が空いたときは、当該順番待ち管理装置10から予約者の携帯電話機101等に対して既存の通信基盤を利用して順番到来情報Doutを通知するようになされる。
【0044】
従って、順番待ち登録時には、電波法の規制をあまり受けない赤外線通信装置等の小規模な無線通信処理機能を利用して当該携帯電話機101等を呼び出すためのメールアドレスを簡単に順番待ち管理装置10に入力することができる。これにより、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間が省ける。レストラン側での整理券等の発行のための発行手段を省略できるようになる。
【0045】
また、予約順番到来時には、公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット等の大規模な通信処理機能を利用して順番到来情報Doutを予約者に通知することができる。予約者側では順番待ち登録時から順番到来時に至るまでレストランの前に行列することなく、ショッピング等自由にその待ち時間を過ごすことができるようになる。しかも、レストラン側では予約者のメールアドレス等を利用してアフターサービスを提供することができる。従って、順番待ち登録処理が容易で、予約者側及び役務提供者側にとって双方の付加価値が高いレストラン順番待ち顧客管理システム100を構築することができる。
【0046】
(2)実施例
図3は本発明に係る実施例としての順番待ち管理装置10の内部構成例を示すブロック図である。図3に示す順番待ち管理装置10は役務を提供する場所の一例となるレストランで予約者の順番待ちを管理する装置であり、レストラン順番待ち顧客管理システム100に適用して好適である。この順番待ち管理装置10は制御装置15を有している。制御装置15はROM51、RAM52及びCPU53を有している。ROM51には当該管理装置全体を制御するためのシステムプログラムが格納される。RAM52はワークメモリとして使用される。
【0047】
この制御装置15には無線通信手段の一例となる赤外線データ通信装置(Infrared Data Association:以下でIrDA11’という)が接続されており、レストラン予約者(役務を受ける者)の携帯電話機101に対して順番待ち情報D11を入力するように機能される。制御装置15には電源スイッチ58が接続され、電源ONと共に、予約者の携帯電話機101からIrDA11’へ赤外線が入射されたかが監視される。
【0048】
この制御装置15にはデータベース14が接続され、又は、当該制御装置15内にハードディスクの形態でデータベース14が実装されており、代表者氏名、人数、メールアドレスの他に、年代、性別、購入商品(メニュー)、購入金額など今後のマーケティング戦略に有用なデータが格納される。このとき、キーボード16やマウス入力ツール17、スタイラスペン18等を併用して、これらの顧客情報を制御装置15を通じてデータベース14に登録するようにしてもよい。
【0049】
例えば、制御装置15ではIrDA11’に近づけられた予約者の携帯電話機101から当該電話機101を呼び出すためのメールアドレスを無線受信処理してデータベース14に順番待ち情報D11を登録するようになされる。制御装置15内のCPU53では、このIrDA11’により入力された予約者の順番をデータベース14上で監視するようになされる。
【0050】
この制御装置15にはIrDA11’やデータベース14等の他に、表示装置の一例となる液晶表示ディスプレイ13が接続され、レストランにおける空席情報と共に、予約者のメールアドレス及びその顧客情報を表示するようになされる。表示装置にはグラフィック・ユーザ・インターフェース(Graphic User Interface:以下でGUIという)機能を有したものや、表示画面上にタッチパネルを装備した操作パネルが使用される。
【0051】
この例では、予約者の数の席が空いたとき、制御装置15から当該予約者の携帯電話機101に対して、通信モデム12及び、既存の通信基盤を通じて順番到来情報Doutを通知するようになされる。通信モデム12は制御装置15に接続され、又は、当該制御装置15内に実装される。
【0052】
この例で制御装置15には自動発呼手段54が接続され、例えば、液晶表示ディスプレイ13の表示画面上で予約者の代表者名が指示されると、その予約者の携帯電話機101を自動発呼して定型(所定)の書式の電子メールを自動送信処理するようになされる。このとき、液晶表示ディスプレイ13の表示画面上で順番待ち到来者の代表者氏名がキーボード16やマウス入力ツール17、スタイラスペン18等を使用してクリックされる。
【0053】
この制御装置15にはEEPROM(情報の電気的消去及びプログラム可能な読み出し専用メモリ)55が接続されている。EEPROM55は通常、電源を切っても情報が消去されない不揮発性のメモリであり、ROM51に格納されたシステムプログラムよりも機能向上を図る場合等において、外部から新たなプログラムが書き込まれる。当該管理装置全体をより良く制御するためである。
【0054】
制御装置15にはe−Mail作成手段56が接続されており、所定の書式の電子メールを作成するようになされる。例えば、e−Mail作成手段56では「お席が用意出来ました」という内容の電子メールが作成される。e−Mail作成手段56により作成された電子メールは、自動発呼手段54の制御を受けて制御装置15及び通信モデム12を通じ、既存の通信基盤を通じて当該予約者の携帯電話機101へ自動送信するようになされる。通信手段には公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット等の既存の通信基盤が使用される。
【0055】
制御装置15には時刻管理手段57が接続されており、この時刻管理手段57にはタイマー機能が備えられている。時刻管理手段57では例えば、予約者からの予約要求時に従ってタイマーが起動される。このタイマー機能により所定の時刻に到達したとき、所定の書式の電子メールを予約者の情報処理装置へ自動送信処理するように自動発呼手段54が制御される。
【0056】
この時刻管理手段57では、上述の時刻管理機能に加えて予約者への電子メールの送信処理時に従ってタイマー機能が起動される。このタイマー機能により所定の時刻に到達し、かつ、予約者の携帯電話機101からの返信情報Dinが無い場合、当該予約者の携帯電話機101へ再度電子メールを自動送信処理するようになされる。
【0057】
この制御装置15は通信モデム12を通じて携帯電話機101からの返信情報Dinを受信し、例えば、予約時間等の変更の有無を検出し、当該返信情報Dinの内容に基づいてデータベース14の記録内容を更新処理するようになされる。なお、自動発呼手段54、EEPROM55、e−Mail作成手段56及び時刻管理手段57は制御装置15内に実装してもよい。
【0058】
また、制御装置15にはシートオンスイッチ19が接続され、又は、キーボード16で所定のキーが特定され、データベース14に登録(レコード)された着席フィールドに関して、予約者(客)の来店と同時に、シートオンスイッチ19等を手動でオンするようになされる。ここでオンされたレコードの数だけ、空席欄をデクリメントするためである。制御装置15にはシーティッド(Seated)フラグFGが準備され、シートオンスイッチ19に基づいてシーティッドフラグFGがオン、つまり、FG=1が記述され、予約者の着席を示すようになされる。空席時にはFG=0が記述され、シーティッドフラグFGがオフされる。
【0059】
図4は液晶表示ディスプレイ13におけるGUI表示画面P0のイメージ図である。図4に示すGUI表示画面P0は、このシステム100におけるアプリケーションの表示形態である。GUI表示画面P0には上部に「ファイル」、「編集」、「表示」、「書式」、「ツール」、「ウインドウ」及び「ヘルプ」の選択項目キーが設けられると共に、その中央部にはデータベース表示領域P11及び空席入力欄P12が割り当てられている。
【0060】
データベース表示領域P11には一覧表形式によってデータベース14の格納内容が表示される。この例で当該領域P11には、代表者お名前欄に例えば「山田、鈴木、斉藤、田辺、吉野」が順に記述されると共に、予約者「山田様」における利用人数として「2」が記述され、そのメールアドレスとして「yu−amy@・・・」が記述される。同様にして、予約者「鈴木様」における利用人数として「4」が記述され、そのメールアドレスとして「Suzuki@・・・」が記述される。この例では、代表者お名前→「鈴木様」及び利用人数→「4」が赤色で表示され、順番待ち状態を示している。
【0061】
また、「斉藤様」における利用人数として「3」が記述され、そのメールアドレスとして「Mokichio@・・・」が記述され、「田辺様」における利用人数として「2」が記述され、そのメールアドレスとして「Tanabe@・・・」が記述される。この例で順番待ち状態を示すために、代表者お名前→「田辺様」及び利用人数→「2」が赤色で表示される。続いて、「吉野様」における利用人数として「2」が記述され、そのメールアドレスとして「Yosshi@・・・」等が記述される。
【0062】
このデータベース表示領域P11内には着席を示す記述欄が設けられ、例えば、シーティッドフラグFG=オンによって、この着席記述欄に二重丸を表示するようになされる。この例では実際に着席され、黒色表示された「山田様」、「斉藤様」及び「吉野様」に二重丸が記述される。なお、データベース表示領域P11内には備考欄が設けられ、この備考欄には喫煙席希望等が記述される。
【0063】
また、図中のKはカーソルであり、表示項目をスクロールする際に使用される。この例でカーソルKは代表者お名前欄に重ねて表示されているが、この位置に限られることはなく、左右端部に移動可能なように表示される。もちろん、不要であれば削除することも可能である。このような予約者の順番待ち情報D11の入力にはキーボード16等で入力する方法と、先に説明したIrDA(赤外線通信装置)11’により入力する方法とが採られる。
【0064】
ユーザ(役務提供者)は、このシステム100を適用する席に空きが生じると、GUI表示画面(アプリケーション)P0の空席入力欄P12に空席数を入力するようになされる。この例では空席数=6が記述されている。空席数=6はデータベース14内の空席欄でもその値に更新され、制御装置15ではデータベース14を古い順に参照するようになされる。
【0065】
そして、制御装置15は空席欄の人数にあわせて予約客の登録(レコード)を特定し、その登録のフィールド値であるメールアドレスに対して自動的に「お席が用意出来ました」という内容の定型の電子メールを送信するようになされる。この電子メールが送信された後に、レコードの代表者氏名と人数の欄は、GUI表示装画面で赤く表示される。送信後は予約者(客)の来店と共に、シートオンスイッチ19等を手動でオンするようになされる。ここでオンされたレコードの数だけ、空席欄がデクリメントされていく。
【0066】
このシステム100では、もしも、ある一定時間経過後、既に送信したレコードの着席フィールドが未だオフの場合は、そのレコード毎に新たなメッセージボックスが表示される。この場合、▲1▼客が来店していないか、もしくは、▲2▼店員が着席フィールドをオンし忘れていることが考えられる。そこで、このシステム100では選択肢として、▲1▼再度メールを送信するか、▲2▼予約者をデータベース14の後尾にまわすか、▲3▼シーティッドフラグFGをオンにするかの3通りのうちのいずれかの方法で対処するようになされる。
【0067】
このように、本発明に係る実施例としての順番待ち管理装置10によれば、任意のレストランで順番待ちを管理する場合に、レストラン予約者の携帯電話機101に対して順番待ちがIrDA11’によって受け付けられる。このとき、制御装置15ではIrDA11’に近づけられた予約者の携帯電話機101からメールアドレスが無線受信処理される。これを前提にして、制御装置15ではIrDA11’により入力された予約者の順番が監視される。制御装置15によって監視される予約者の順番待ち情報D11がデータベース14に記憶される。これにより、ユーザ(役務提供者)に対して順番待ち情報D11を登録するようになされる。
【0068】
従って、順番待ち登録機能には、電波法の規制を受けない赤外線通信装置等の小規模なIrDA11’を利用することができる。しかも、当該携帯電話機101のメールアドレスの他に、代表者氏名、人数、年代、性別、購入商品(メニュー)、購入金額などの顧客情報等を受信してその顧客情報を簡単にデータベース14に登録することができる。
【0069】
これにより、ユーザ(役務提供者)側では予約者のメールアドレスや顧客情報等を利用して各種のアフターサービスを提供できるようになる。従って、順番待ち登録処理が容易で、予約者側及び役務提供者側にとって双方の付加価値が高い順番待ち管理システム100の構築に十分応用することができる。
【0070】
役務提供者側としては今まで手書きで行っていたものをキーボード16やスタイラスペン18などによる入力に置き換える作業が必要になるが、赤外線通信手段を採用すると、この作業も省略される。従って、手書きと端末入力のどちらが効率的かは個々個人によるものであるが、いずれにしても、このシステム100を取り入れることにより、顧客獲得の機会が広がる。
【0071】
さらに、店舗(レストラン)等の方針に合わせて、予約待ち条件(アプリケーション)をカスタマイズすることも可能である。例えば、登録時間優先、人数優先、あるいは女性優先、お年寄り優先などの設定をしたとき、制御装置15ではデータベース14で優先順位に基づいて検索方法を変えるように制御すればよい。
【0072】
また、例えば、このシステム100による席の利用時間を30分までと固定した場合、着席フィールドをオンしてから30分後に自動的にデータベース14の検索を行い、現在利用中の顧客に対してメール送信をすることも可能となる。この場合、空席数を数えて指定する手間はなくなるが、着席フィールドの設定は手動で行わなければならない。
【0073】
さらに、もしも、店からの電子メールが予約客に届いた時に、客がショッピングの最中で後40分待って欲しいというような場合に、店からの電子メールに返信し、予約時間を指定することで、制御装置15ではデータベース14に設定されたタイマー機能の設定に併せてその顧客のレコードを後ろにまわすことができるようになる。
【0074】
このシステム100を店全体に採用するのも、一部に採用し様子を見てその割合を変えていくのも店の方針次第である。また、順番待ち管理のために取得したデータベース14から統計データを出力し、今後のマーケティング戦略に役立てることも可能となる。また、そのデータベース14を使用して、オンラインクーポンの発行を、当日の店の状況に応じて、お得意様にのみ直接、かつ、リアルタイムに実行することも可能になる。今後の顧客へのメールアドレスを利用した配信サービスに関する拒否などの要望は、携帯電話機101から順番待ち管理装置10のデータベース14に反映することで対処できる。
【0075】
図5は本発明に係る実施例としての携帯電話機101の構成例を示すブロック図である。図5に示す携帯電話機101は、上述した順番待ち管理装置10に対して無線通信処理可能な情報処理装置であり、内部バス38を有している。この携帯電話機101では順番到来情報Doutを受信処理する電話機能又は/及び電子メール受信機能を備えている。この内部バス38には近距離無線通信手段の一例となるIrDA21が接続され、順番待ち管理装置10のIrDA11’に対して赤外線を出射して無線送信するようになされる。この例で近距離無線通信手段にはIrDA21の他にブルートゥース(Bluetooth)仕様の無線LANを使用してもい。
【0076】
この内部バス38にはCPU33が接続されている。CPU33にはI/Oインタフェース39が接続されており、このI/Oインタフェース39には入力手段の一例となるキー入力部27や操作ダイヤル25が接続されている。キー入力部27は当該携帯電話機101を呼び出すためのメールアドレスを入力するように操作される。キー入力部27は「0」〜「9」等の数字キー及び、「*」や「#」等の記号キーを有しており、CPU33へ電話番号を始め、メールアドレス及び文字情報を入力する際に操作される。この例でキー入力部27は予約時間を入力したり、予約変更に伴う変更後の予約時間等を入力する際にも使用される。
【0077】
操作ダイヤル25はキー情報の入力用途(ファンクション)に対応した機能画面を選択するように操作される。キー情報の入力用途としては電子メール、電話(TEL)、WEBブラウザ、ゲーム等が対象となる。CPU33ではキー入力部27により入力されたメールアドレスを図1に示した順番待ち管理装置10のIrDA11’に対して無線送信するようにIrDA21を制御するようになされる。
【0078】
この例で内部バス38には不揮発性の記憶装置の一例となるEEPROM36が接続されており、当該携帯電話機101を呼び出すためのメールアドレスを記憶するようになされる。例えば、キー入力部27によって順番待ちをする旨の指示情報(以下で順番待ち登録モードという)が入力されたとき、CPU33はキー入力部27により入力された順番待ち登録モードに基づいてEEPROM36からメールアドレスを読み出して順番待ち管理装置10に対してIrDA21を通じて無線送信処理するようになされる。
【0079】
この例でCPU33は、予約者の数の席が空いたとき、順番待ち管理装置10から他の通信手段を通じて順番到来情報Doutを受信処理するようになされる。この通信手段には公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネットの既存の通信基盤が使用される。
【0080】
この例では内部バス38に無線電話機能を構成する無線受信部41、受信信号処理部42、送信信号処理部43及び無線送信部44などが接続されている。無線受信部41及び無線送信部44にはアンテナ共用器45が接続されてアンテナ26に接続されている。
【0081】
無線受信部41ではアンテナ26で受信した無線電波がアンテナ共用器45により送信信号と分離されて所定の搬送周波数の受信信号のみが選択される。受信信号は低ノイズアンプなどにより高周波増幅される。増幅後の受信信号は局部発信周波数の信号と混合され、この混合信号から中間周波数の受信信号が分離される。受信信号は中間増幅器で増幅された後に直交復調処理が施される。その直交復調後の受信信号はアナログ・デジタル変換されてデジタルの受信情報となる。
【0082】
この受信情報から制御メッセージ及び音声圧縮情報が復調された後に誤り訂正される。制御メッセージはCPU33に出力される。この音声圧縮情報は無線受信部41から受信信号処理部42に出力される。受信信号処理部42では音声圧縮情報が復号化されて伸長される。伸長後の音声情報はデジタル・アナログ変換された後に増幅されて受話器用のスピーカ24から出力される。例えば、順番待ち管理装置10から送信されてきた順番到来情報Doutに基づく「お席が用意出来ました」等の音声情報を出力するようになされる。この受信信号処理部42には背面用のスピーカ32が接続され、着信時に「ピッ、ピッ、ピッ・・・」という擬声音で着呼するようになされる。
【0083】
また、マイクロホン28には送信信号処理部43が接続され、自己の音声信号が増幅された後にアナログ・デジタル変換される。変換後の音声情報は符号化されて圧縮される。符号化後の音声圧縮情報は送信信号処理部43から無線送信部44へ出力される。無線送信部44ではCPU33からの制御メッセージと音声圧縮情報とが合成され更に誤り訂正符号が付加される。符号付加後の送信情報は変調される。変調後の送信情報はデジタル・アナログ変換される。変換後の送信信号は中間周波数の送信信号に変換された後に増幅される。搬送周波数の信号は増幅後の送信信号により変調され電力増幅されてアンテナ26から無線基地局に向けて輻射される。
【0084】
また、内部バス38に接続されたEEPROM36には、着信件数及び相手方の名前を記憶するようになされる。EEPROM36には短縮ダイヤルなどの電話番号も記録される。更に、内部バス38にはROM34が接続され、携帯電話機101の全体を制御するための各々の制御プログラムCPが記憶されている。
【0085】
制御プログラムCPに関しては、順番待ち登録モードの選択によるIrDA21の送信処理手順を始め、通常動作時の液晶ディスプレイ23の表示制御や、送信信号処理43、無線送信部44などの通信モデムを使用した送信処理の制御手順、無線受信部41、受信信号処理42などの通信モデムを使用した受信処理の制御手順等が記述されている。制御プログラムCPの格納にはROM34の他にEEPROM36を使用してもよい。バージョンアップ時に制御プログラムCPの書き換えが可能となることによる。
【0086】
内部バス38には更にLCDドライバ22が接続され、このLCDドライバ22Sには液晶ディスプレイ23が接続されている。液晶ディスプレイ23ではLCDドライバ22の制御を受けて、制御プログラムCPに基づいて行われる、相手方、自局の電話番号、あるいは相手方からのメッセージ、相手方へ送信する文字情報、各種イベント情報内容などを表示するようになされる。
【0087】
この例では、順番待ち管理装置10から送信されてきた「お席が用意出来ました」の文字情報等を液晶ディスプレイ23に表示するようになされる。内部バス38にはLCDドライバ22の他にRAM35及び外部I/Oインタフェース37が接続されている。RAM35はワーキングメモリとして使用され、無線受信部41による制御メッセージや不在時のメッセージなどの文字情報が一時記録される。
【0088】
なお、内部バス38には外部I/Oインタフェース37が接続されており、図示しない外部装置用のUSB端子などに至り、外付けのパソコンや、外付けのICカード、通信モデムを使用した情報処理が拡張できるようになされている。例えば、レストラン順番待ち管理システムに係るプログラムを書き込むときなどに使用するようにしてもよい。
【0089】
もちろん、これらの機能処理回路には電源部93が接続されており、電源スイッチSWをオンするようになされる。電源オンにより当該携帯電話機101はスタンバイ状態となる。スタンバイ状態とは、携帯電話機101のCPU33、LCD23などのシステムLSIへの電源の供給が時計機能を除いては行われない電源省力の状態をいう。
【0090】
このように、本発明に係る実施例としての携帯電話機101によれば、レストラン順番待ち顧客管理装置10に対して順番待ち情報D11を登録する場合に、キー入力部27を使用して当該携帯電話機101を呼び出すためのメールアドレスがCPU33へ入力されると、このCPU33ではキー入力部27により入力されたメールアドレスを順番待ち管理装置10に無線送信するようにIrDA21を制御するようになされる。
【0091】
従って、順番待ち登録機能には、電波法の規制をあまり受けない赤外線通信装置等の小規模なIrDA21を利用することができる。これにより、順番待ち管理装置10から1m程度離れた位置に当該携帯電話機101を近づけるだけで、このIrDA21を利用して順番待ち情報D11を登録できるようになる。
【0092】
続いて、本発明に係る実施例としての順番待ち管理方法について、当該レストラン順番待ち顧客管理システム100における処理例について説明をする。この例では、レストラン側と予約者側における処理例の2つに分けて説明をする。
【0093】
このシステム100は開店時には、当然、空席が有ることから、当該システム100を利用する必要がなく、混雑して満席になった時、あるいは、空席が有っても、利用時間を指定して予約する際に当該システムを適用することで効果が得られる。
【0094】
[予約者側における処理例]
図6及び図7は、レストラン順番待ち顧客管理システム100における携帯電話機101側の処理例(その1、2)を示すフローチャートである。
【0095】
この例ではレストラン予約者の順番待ちを管理する場合を前提とし、予約者の側には情報処理装置として順番待ち管理装置10との間で無線通信処理可能な携帯電話機101が準備される。レストラン側にはその入り口付近に、予約者の順番待ちを管理するための無線通信処理機能を有した順番待ち管理装置10が配置される。予約者はその店に出向いて予約するので当然その店の場所を確認できる。
【0096】
これを処理条件にして、図6に示すフローチャートのステップA1で当該携帯端末装置101の電源をオンする。ステップA2に移行して順番待ち登録モードを選択(利用)するかがチェックされる。この際の選択判断は予約者である。この順番待ち登録モードを選択する場合は、ステップA3に移行してレストランの所定の位置、この例ではレストランの入り口付近に設置された順番待ち管理装置10に当該携帯電話機101を例えば、1m以内に近づける。
【0097】
これと共にステップA4に移行して当該携帯電話機101の無線通信処理機能を利用して順番待ち管理装置10へ順番待ち情報D11を送信処理して登録する。その後、ステップA5に移行して順番待ち管理装置10からの登録確認情報を受信する等を実行して登録確認処理をする。登録確認処理をした後は、予約者はこの場を離れてショッピング等自由にその待ち時間を過ごすようになされる。
【0098】
当該携帯端末装置101ではステップA6に移行してレストランを含む通常の相手方からの着呼が監視される。ここで順番待ち管理装置10からの着呼が検出され、オンフックすると、ステップA7に移行して順番待ち管理装置10からの順番到来情報Doutが受信される。このとき、順番待ち管理装置10から送信されてきた順番到来情報Doutに基づく「お席が用意出来ました」等の文字情報がLCD23に表示するようになされる。
【0099】
そして、図7に示すフローチャートのステップA8に移行して予約時間を変更するかがチェックされる。この際の変更判断は予約者である。予約時間を変更する場合は、ステップA9に移行してその変更内容を順番待ち管理装置10へ電子メール機能を利用して送信処理する。予約時間を変更しない場合は、ステップA10に移行して当該携帯電話機101をオフフックして予約者はそのレストランへ再び行く。なお、ステップA2で順番待ち登録モードを選択しない場合は、ステップA11に移行するようになされる。
【0100】
そして、携帯電話機101ではステップA11で通信処理を終了するかがチェックされる。この際の判別はCPU33である。CPU33は常に電源オフ情報等を検出しており、この電源オフ情報の検出により通信処理を終了する。この電源オフ情報が検出されない場合は、ステップA6に戻って着呼監視等の通信処理を継続するようになされる。
【0101】
このように、本発明に係る実施例としての順番待ち管理方法によれば、順番待ち管理装置10から1m程度離れた位置に当該携帯電話機101を近づけるだけで、近距離無線通信機能を利用して順番待ち情報D11を登録できるので、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間が省ける。
【0102】
しかも、予約者側では順番待ち登録時から予約順番到来時に至るまでレストランの前に行列することなく、ショッピング等自由にその待ち時間を過ごすことができるようになる。つまり、このシステム100の基本的な利用法では、予約客がレストラン側へ新たにメールアドレスを教えるという作業の見返りに、今まで店舗等の前で行列して待つことに費やしていた時間をショッピングなどの余暇に当てて頂くということができるようになる。従って、順番待ち登録処理が容易で、予約者側にとって付加価値が高いレストラン順番待ち顧客管理システム100の構築に十分応用することができる。
【0103】
[レストラン側における処理例]
図8及び図9は、レストラン順番待ち顧客管理システム100における順番待ち管理装置10側の処理例(その1、2)を示すフローチャートである。
【0104】
この例ではレストラン予約者の順番待ちを管理する場合を前提とし、レストラン側にはその入り口付近に、予約者の順番待ちを管理するための無線通信処理機能を有した順番待ち管理装置10が配置される。この順番待ち管理装置10にはIrDA21が適用され、赤外線データ通信処理機能を発揮するようになされる。この例で通信手段には公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット等の既存の通信基盤を使用するようになされる。
【0105】
これを処理条件にして、図8に示すフローチャートのステップB1で当該順番待ち管理装置10の電源をオンすると、ステップB2に移行して赤外線データ通信が待機される。赤外線データ通信が有った場合はステップB3に移行してirDA11’ではメールアドレス等の順番待ち情報D11を受信処理する。
【0106】
そして、ステップB4で制御装置15はIrDA11’に近づけられた予約者の携帯電話機101から当該電話機101を呼び出すためのメールアドレスを無線受信処理してデータベース14に順番待ち情報D11として登録(レコード)するようになされる。このデータベース14には、メールアドレスの他に、代表者氏名、人数等の順番待ち情報D11が格納される。
【0107】
制御装置15内のCPU53では、このIrDA11’により入力された予約者の順番をデータベース14上で監視するようになされる。なお、レストラン利用後に、更に、年代、性別、購入商品(メニュー)、購入金額などの顧客情報等を入力してデータベース14に格納するとよい。今後のマーケティング戦略に有用なデータを収集するためである。この装置10で液晶表示ディスプレイ13には、レストランにおける空席情報と共に、予約者のメールアドレス及びその顧客情報を表示するようになされる。
【0108】
ステップB5では予約の有った携帯電話機101へIrDA11’を通じて登録済み情報を送信処理する。この送信処理は本当に順番待ち管理装置10に対して順番待ち登録がされたかを予約者に知らしめるためである。そして、順番待ち情報D11を登録された予約者の順番を監視すべく、ステップB6ではCPU53によって席が空いたかが監視される。席が空いたか否かはシーティッドフラグFGの内容を検出して判別するようになされる。シーティッドフラグFG=「0」で空席を示し、FG=「1」で着席を示す。シーティッドフラグFGはシートオンスイッチ19をON/OFFによってその内容が書き換えられる。
【0109】
これと共に、図9に示すフローチャートのステップB7では当該予約者の数の席が空いたときは、順番待ち管理装置10から当該予約者の携帯電話機101に対して他の通信手段を利用して順番到来情報Doutを自動送信処理するようになされる。
【0110】
このとき、液晶表示ディスプレイ13の表示画面上で順番待ち到来者の代表者氏名がキーボード16やマウス入力ツール17、スタイラスペン18等を使用してクリックされる。そして、e−Mail作成手段56では「お席が用意出来ました」という内容の電子メールが作成される。e−Mail作成手段56により作成された電子メールは、自動発呼手段54の制御を受けて制御装置15及び通信モデム12を通じ、既存の通信基盤を通じて当該予約者の携帯電話機101へ自動送信するようになされる。通信手段には公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット等の既存の通信基盤が使用される。
【0111】
そして、ステップB8で順番待ち管理装置10では予約者から予約内容に変更要求が有ったかがチェックされる。このとき、順番待ち管理装置10では通信モデム12を通じて携帯電話機101からの返信情報Dinを受信する。ここで予約時間を新たに指定する等の変更要求が有った場合、ステップB9に移行して予約時間等の変更の有無を検出し、当該返信情報Dinの内容に基づいてデータベース14の記録内容の変更及び予約時間等の繰り下げ登録等を実行する。このとき、予約時間の指定が有った場合は、時刻管理手段57では予約者からの予約要求時に従ってタイマーが起動される。
【0112】
このタイマー機能及び制御装置15によって、ステップB10で所定の時刻に到達したか否かがチェックされる。所定の時刻に到達した場合は、ステップB7に戻って、所定の書式の電子メールを予約者の情報処理装置へ自動送信処理するように自動発呼手段54が制御される。また、時刻管理手段57では、予約者への電子メールの送信処理時に従ってタイマー機能が起動される。このタイマー機能により所定の時刻に到達し、かつ、予約者の携帯電話機101からの返信情報Dinが無い場合、当該予約者の携帯電話機101へ再度電子メールを自動送信処理するようになされる。
【0113】
そして、ステップB8で変更要求が無い、更なる変更要求も無い場合は、ステップB11に移行して制御装置15では順番到来情報Doutの送信済みチェック及び、顧客情報等の統計処理に入る。そして、ステップB12では予約客の来店が待機される。予約客が来店した場合は、レストラン従業者等はシートオンスイッチ19をオン(ON)する。ここでONされた登録(レコード)の数だけ、空席欄がデクリメントされる。このスイッチ19のONによって、制御装置15ではシーティッドフラグFGが「0」から「1」へ書き換えられる。その後、ステップB14に移行して制御装置15ではデータベース14を編集するようになされる。
【0114】
そして、当該順番待ち管理装置10ではステップB15に移行して順番待ち管理処理を終了するかがチェックされる。この際の判別はCPU53である。CPU53は常に電源オフ情報等を検出しており、この電源オフ情報の検出により順番待ち管理処理を終了する。この電源オフ情報が検出されない場合は、ステップB2に戻って赤外線データ通信を待機するようになされる。
【0115】
このように、本発明に係る実施例としてのレストラン順番待ち管理システム100によれば、レストラン順番待ちを管理する場合に、予約者の側ではレストランの順番待ち情報D11を登録するとき、レストランの入り口付近に設置された順番待ち管理装置10に当該携帯電話機101を近づけると共に赤外線データ通信処理機能を利用してメールアドレス等の順番待ち情報D11を入力し、順番待ち管理装置10では順番待ち情報D11を登録された予約者の順番を監視すると共に、当該予約者の数の席が空いたときは、当該順番待ち管理装置10から予約者の携帯電話機101に対して他の通信手段を利用して順番到来情報Doutを通知するようになされる。
【0116】
従って、順番待ち登録時には、電波法の規制を受けない赤外線データ通信装置等の小規模な無線通信処理機能を利用してメールアドレス等を簡単に順番待ち管理装置10に入力することができる。これにより、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間が省ける。役務の種類によっては役務提供者側での整理券等の発行処理を省略できるようになり、入店順番待ち管理の工数を削減できる。
【0117】
また、予約順番到来時には、公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット基盤等の大規模な通信処理機能を利用して順番到来情報Doutを予約者に通知することができる。予約者側では順番待ち登録時から予約順番到来時に至るまでレストランの前で行列することなく、ショッピング等自由にその待ち時間を過ごすことができるようになる。
【0118】
しかも、レストラン側では予約者のメールアドレス等を利用してアフターサービス等を提供することができる。例えば、直接かつリアルタイムにオンラインクーポンなどのサービスを顧客に提供するようになされる。また、店側は今まで待つことが嫌で来店しなかった新規顧客の獲得が容易になると同時に、今まで貯えずに捨ててきた顧客に関するデータベース14を利用して、様々な角度から統計データを作成したり、登録されたメール宛てに新メニューやサービスのお知らせを送るなどの新たなマーケティング戦略が可能となる。
【0119】
更にまた、このシステム100を採用することにより、店の人気を消費者にアピールする効果もあり、店のブランド向上と利益拡大が見込める。そして、このシステム100が普及するにつれて、公共空間において行列をなして待つ人々の姿が少なくなり、その分より多くの人がショッピングなどのお店に時間を費やすことになり、複合施設やデパート全体の利益増大も見込めて、市場の活性化にも貢献される。このように、順番待ち登録処理が容易で、予約者側及びレストラン側にとって双方の付加価値が高いレストラン順番待ち顧客管理システム100を構築することができる。
【0120】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る順番待ち管理システム及び順番待ち管理方法によれば、任意の役務に関して順番待ちを管理する場合に、予約者の側では役務に関して順番待ちをするとき、所定の場所に設置された順番待ち管理装置に当該情報処理装置を近づけると共に無線通信処理機能を利用して順番待ち情報を登録し、順番待ち管理装置では順番待ち情報を登録された予約者の順番を監視すると共に、当該予約者の数の席が空いたときは、当該順番待ち管理装置から予約者の情報処理装置に対して他の通信手段を利用して順番到来情報を通知するようになされる。
【0121】
この構成によって、順番待ち登録時には、電波法の規制を受けない赤外線通信装置等の小規模な無線通信処理機能を利用して当該情報処理装置を呼び出すためのメールアドレス等を簡単に順番待ち管理装置に入力することができる。従って、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間が省ける。役務の種類によっては役務提供者側での整理券等の発行処理を省略できるようになる。
【0122】
予約順番到来時には、公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット基盤等の大規模な通信処理機能を利用して順番到来情報を予約者に通知することができる。予約者側では順番待ち登録時から予約順番到来時に至るまで役務提供場所に行列することなく、ショッピング等自由にその待ち時間を過ごすことができるようになる。しかも、役務提供者側では予約者のメールアドレス等を利用してアフターサービス等を提供することができる。従って、順番待ち登録処理が容易で、予約者側及び役務提供者側にとって双方の付加価値が高い順番待ち管理システムを構築することができる。
【0123】
本発明に係る順番待ち管理装置によれば、任意の役務に関して順番待ちを管理する場合に、予約者の順番を監視する制御装置を備え、この制御装置は無線通信手段に近づけられた予約者の情報処理装置から当該情報処理装置を呼び出すためのメールアドレスを無線受信処理して記憶手段に順番待ち情報を登録するものである。
【0124】
この構成によって、順番待ち登録機能には、電波法の規制を受けない赤外線通信装置等の小規模な無線通信手段を利用することができる。しかも、当該情報処理装置のメールアドレスの他に顧客情報等を受信してその顧客情報を簡単に記憶手段に登録することができる。従って、役務提供者側では予約者のメールアドレスや顧客情報等を利用して各種のアフターサービスを提供できるようになる。これにより、順番待ち登録処理が容易で、予約者側及び役務提供者側にとって双方の付加価値が高い順番待ち管理システムの構築に十分応用することができる。
【0125】
本発明に係る情報処理装置によれば、任意の役務に関して順番待ちを管理する装置に対して順番待ち情報を登録する場合に、無線通信手段を制御する制御装置を備え、この無線通信手段は制御装置の制御を受けて当該情報処理装置のメールアドレスを順番待ち管理装置に対して無線送信処理するものである。
【0126】
この構成によって、順番待ち登録機能には、電波法の規制を受けない赤外線通信装置等の小規模な無線通信手段を利用することができる。従って、順番待ち管理装置の所定の位置に当該情報処理装置を近づけるだけで、この無線通信手段を利用して順番待ち情報を登録することができる。
【0127】
これにより、予約者にとって従来方式のように店舗備え付けの予約ノートに代表者の氏名や、利用者数を記入するといった手間が省ける。しかも、予約者側では順番待ち登録時から予約順番到来時に至るまで役務提供場所に行列することなく、ショッピング等自由にその待ち時間を過ごすことができるようになる。従って、順番待ち登録処理が容易で、予約者側にとって付加価値が高い順番待ち管理システムの構築に寄与するところが大きい。
【0128】
この発明は複合アミューズメント施設、ショッピングモール、デパート等におけるレストラン順番待ち顧客管理システムや、娯楽遊具施設順番待ち顧客管理システム等に適用して好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態としてのレストラン順番待ち顧客管理システム100の構成例(登録時)を示す概念図である。
【図2】本発明に係る実施形態としてのレストラン順番待ち顧客管理システム100の構成例(順番到来時)を示す他の概念図である。
【図3】本発明に係る実施例としての順番待ち管理装置10の内部構成例を示すブロック図である。
【図4】液晶表示ディスプレイ13におけるGUI表示画面P0の表示例を示すイメージ図である。
【図5】本発明に係る実施例としての携帯電話機101の内部構成例を示すブロック図である。
【図6】レストラン順番待ち顧客管理システム100における携帯電話機101側の処理例(その1)を示すフローチャートである。
【図7】レストラン順番待ち顧客管理システム100における携帯電話機101側の処理例(その2)を示すフローチャートである。
【図8】レストラン順番待ち顧客管理システム100における順番待ち管理装置10側の処理例(その1)を示すフローチャートである。
【図9】レストラン順番待ち顧客管理システム100における順番待ち管理装置10側の処理例(その2)を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・順番待ち管理装置、11・・・無線通信手段、11’,31・・・赤外線データ通信装置(無線通信手段)、12・・・通信モデム(通信手段)、13・・・液晶表示ディスプレイ(表示装置)、14・・・データベース(記憶手段)、15・・・制御装置、16・・・キーボード(入力手段)、100・・・レストラン順番待ち顧客管理システム、101・・・携帯電話機(情報処理装置)
Claims (27)
- 任意の役務に関して予約者の順番待ちを管理するシステムであって、
前記予約者の順番待ち情報を入力するための無線通信手段を有して前記順番待ち情報を登録された予約者の順番を監視する順番待ち管理装置と、
前記順番待ち管理装置に対して無線通信処理可能な情報処理装置と、
前記順番待ち管理装置と情報処理装置とを接続するための他の通信手段とを備え、
前記役務に関して順番待ち情報を登録するときは、
前記順番待ち管理装置の所定の位置に当該情報処理装置を近づけると共に前記無線通信手段を利用して順番待ち情報を入力し、当該予約者の数の席が空いたときは、前記順番待ち管理装置から当該予約者の情報処理装置に対して前記他の通信手段を通じて順番到来情報を通知することを特徴とする順番待ち管理システム。 - 前記順番待ち管理装置は、
前記役務を受ける予約者の情報処理装置に対して順番待ち情報を入力するための無線通信手段と、
前記無線通信手段により入力された予約者の順番を監視する制御装置と、
前記制御装置によって監視される予約者の順番待ち情報を記憶する記憶手段とを備え、
前記制御装置は、
前記無線通信手段に近づけられた予約者の情報処理装置から当該情報処理装置を呼び出すための呼出番号情報を無線受信処理して前記記憶手段に順番待ち情報として登録することを特徴とする請求項1に記載の順番待ち管理システム。 - 前記情報処理装置は、
無線通信手段と、
当該情報処理装置を呼び出すための呼出番号情報を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された呼出番号情報を前記順番待ち管理装置に対して無線送信するように前記無線通信手段を制御する制御装置とを備えることを特徴とする請求項1に記載の順番待ち管理システム。 - 前記無線通信手段には近距離無線通信手段及び/又は赤外線通信手段を適用することを特徴とする請求項1に記載の順番待ち管理システム。
- 前記通信手段には公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネットを使用することを特徴とする請求項1に記載の順番待ち管理システム。
- 前記情報処理装置には携帯電話機、電子メール送受信装置又は/及び電話機能付きの携帯端末装置を使用することを特徴とする請求項1に記載の順番待ち管理システム。
- 任意の役務に関して予約者の順番待ちを管理する装置であって、
前記役務を受ける予約者の情報処理装置に対して順番待ち情報を入力するための無線通信手段と、
前記無線通信手段により入力された予約者の順番を監視する制御装置と、
前記制御装置によって監視される予約者の順番待ち情報を記憶する記憶手段とを備え、
前記制御装置は、
前記無線通信手段に近づけられた予約者の情報処理装置から当該情報処理装置を呼び出すための呼出番号情報を無線受信処理して前記記憶手段に順番待ち情報として登録することを特徴とする順番待ち管理装置。 - 前記制御装置は、
前記予約者の数の席が空いたとき、
当該予約者の情報処理装置に対して他の通信手段を通じて順番到来情報を通知することを特徴とする請求項7に記載の順番待ち管理装置。 - 前記記憶手段には、
前記呼出番号情報の他に役務を受ける予約者の代表者氏名、人数、メールアドレス、年代、性別、役務の種類及び利用金額を含む顧客情報が記録されることを特徴とする請求項7に記載の順番待ち管理装置。 - 前記呼出番号情報及び顧客情報を入力する入力手段を備えることを特徴とする請求項7に記載の順番待ち管理装置。
- 前記役務を提供する場所の空席情報と共に、前記呼出番号情報及び顧客情報を表示する表示装置を備えることを特徴とする請求項7に記載の順番待ち管理装置。
- 前記表示装置の表示画面上で指示される予約者の情報処理装置へ所定の書式の電子メールを送信処理する制御装置を備えることを特徴とする請求項11に記載の順番待ち管理装置。
- 前記制御装置は、
前記予約者からの予約要求に従って起動されるタイマー機能を有し、
前記タイマー機能により所定の時刻に到達したとき、所定の書式の電子メールを前記予約者の情報処理装置へ送信処理することを特徴とする請求項7に記載の順番待ち管理装置。 - 前記制御装置は、
前記情報処理装置からの返信情報の有無を検出し、当該返信情報の内容に基づいて前記記憶手段の記録内容を更新処理することを特徴とする請求項7に記載の順番待ち管理装置。 - 前記制御装置は、
前記予約者への電子メールの送信処理時に従って起動されるタイマー機能を有し、
前記タイマー機能により所定の時刻に到達し、かつ、前記予約者の情報処理装置からの返信情報が無い場合、当該予約者の情報処理装置へ再度前記電子メールを送信処理することを特徴とする請求項7に記載の順番待ち管理装置。 - 前記無線通信手段には近距離無線通信手段及び/又は赤外線通信手段が適用されることを特徴とする請求項7に記載の順番待ち管理装置。
- 前記通信手段には公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネットが使用されることを特徴とする請求項7に記載の順番待ち管理装置。
- 任意の役務に関して予約者の順番待ちを管理する順番待ち管理装置に対して無線通信処理可能な情報処理装置であって、
無線通信手段と、
当該情報処理装置を呼び出すための呼出番号情報を入力する入力手段と、
前記入力手段により入力された呼出番号情報を前記順番待ち管理装置に対して無線送信するように前記無線通信手段を制御する制御装置とを備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記呼出番号情報を記憶する不揮発性の記憶装置が設けられ、
前記入力手段によって順番待ちをする旨の指示情報が入力されたとき、
前記制御装置は、
前記入力手段により入力された指示情報に基づいて前記記憶装置から呼出番号情報を読み出して前記順番待ち管理装置に無線送信処理することを特徴とする請求項18に記載の情報処理装置。 - 前記無線通信手段には近距離無線通信手段及び/又は赤外線通信手段が適用されることを特徴とする請求項18に記載の情報処理装置。
- 前記制御装置は、
前記順番待ち管理装置から他の通信手段を通じて順番到来情報を受信処理することを特徴とする請求項18に記載の情報処理装置。 - 前記通信手段には公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネット基盤が使用されることを特徴とする請求項18に記載の情報処理装置。
- 前記順番到来情報を受信処理する電話機能又は/及び電子メール受信機能を備えることを特徴とする請求項18に記載の情報処理装置。
- 任意の役務に関して予約者の順番待ちを管理する方法であって、
前記予約者の順番待ちを管理するための無線通信処理機能を有した順番待ち管理装置を所定の場所に設置し、
前記予約者の側では前記順番待ち管理装置との間で無線通信処理可能な情報処理装置を準備し、
前記役務に関して順番待ちをするときは、
前記所定の場所に設置された前記順番待ち管理装置に当該情報処理装置を近づけると共に前記無線通信処理機能を利用して順番待ち情報を登録し、
前記順番待ち情報を登録された予約者の順番を監視すると共に、当該予約者の順番に近づいたときは、
前記順番待ち管理装置から当該予約者の情報処理装置に対して他の通信手段を利用して順番到来情報を通知することを特徴とする順番待ち管理方法。 - 前記無線通信処理機能には近距離無線通信手段及び/又は赤外線通信手段を適用することを特徴とする請求項24に記載の順番待ち管理方法。
- 前記通信手段には公衆電話回線、無線電話回線及び/又はインターネットを使用することを特徴とする請求項24に記載の順番待ち管理方法。
- 前記情報処理装置には携帯電話機、電子メール送受信装置又は/及び電話機能付きの携帯端末装置を使用することを特徴とする請求項24に記載の順番待ち管理方法。
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JP2002251685A JP2004094380A (ja) | 2002-08-29 | 2002-08-29 | 順番待ち管理システム、順番待ち管理装置、情報処理装置及び順番待ち管理方法 |
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