JP2004094201A - カメラシステムおよび交換レンズ - Google Patents

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Abstract

【目的】例えばゴーホーム機能の備わったカメラシステムでは、レリーズスイッチの半押しにより合焦を行った後に、フォーカスプリセット操作をする必要がある。しかし従来のカメラシステムでは、フォーカスプリセットを行うためにレリーズスイッチ操作後に持ち替え動作が必要であった。このような複数の操作部を有するカメラシステムでも、迅速に操作を行えるようにすることを目的とする。
【構成】交換レンズに設けられるスイッチの位置を、交換レンズがカメラ本体に装着された際にレリーズスイッチ近傍でレリーズ操作と一括して操作できるように配置した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレンズ鏡筒およびレンズ鏡筒を用いたカメラシステムに関する。特にレンズ鏡筒に操作スイッチを有するレンズ鏡筒およびこのレンズ鏡筒を用いたカメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般の写真撮影では、ファインダーで被写体を捉えながらレリーズ動作を行うことが多い。そのため、シャッター速度設定ダイヤル等は、目視による確認を行わなくても実行可能なように、レリーズボタン付近に配置されている。一方、オートフォーカスのスタートボタンやフォーカスロックボタン等を設けたレンズ鏡筒も提案されている。また、特開平8−313797ではレリーズスイッチ動作を行う手の負担を軽減するために、従来カメラボディー側に設けられていたスイッチの一部をレンズ鏡筒に設けることも提案されている。
【0003】
また、撮影光学系の一部のレンズを光軸と略垂直な方向に駆動することにより撮影時の手振れを補正する所謂手振れ補正機能や、予め合焦距離をレンズ鏡筒が記憶しスイッチ操作により瞬時に記憶された合焦距離に焦点が合う所謂ゴーホーム機能等様々な新機能が搭載される多機能なレンズ鏡筒が出現し、今まで照度が足りず手振れにより撮影困難な状況や、オートフォーカスが間に合わず撮影困難な状況でも撮影が可能になった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多機能化により逆に操作部材も増え操作が煩雑となっている。そのため例えばスポーツ撮影などでゴーホームスイッチを操作している間にシャッターチャンスを逃したり、備わっている機能を充分に活用できないと言う課題を有していた。
【0005】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたもので、無駄な動きがなく迅速な撮影ができるようにしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では課題を解決するために、交換レンズに設けられるスイッチの位置を、交換レンズがカメラ本体に装着された際にレリーズスイッチ近傍でレリーズ操作と一括して操作できるように配置した。
【0007】
【発明の実施の形態】
第1図は、本発明の実施の形態におけるカメラシステムの側面図であり、1は交換レンズ、2はゴーホーム機能(ゴーホーム機能については、後に詳細に説明する)のフォーカスプリセットを指示する第1操作スイッチ、3はカメラ本体、5は手動で合焦操作を行うフォーカスリング、6は三脚座、33はレリーズスイッチである。また、第1図の4は第2操作スイッチであり、機能切換スイッチ7(図2参照)によりゴーホーム機能のゴーホーム・スタートと、オートフォーカス機能のスタートと、オートフォーカス機能のフォーカスロックと手ブレ補正の開始とのいずれかを操作を行うことができる。
【0008】
図2は、本発明の実施の形態を説明するシステム概略図であり、7は第2操作スイッチ4の機能の切替を行う機能切換スイッチ、9は交換レンズ1とカメラ本体3を電気的に接続するカップラ、11は第1レンズ群、12は光軸方向に移動して合焦を行う第2レンズ群、13は第3レンズ群、14は光軸と垂直な面内を移動して手振れを補正する第4レンズ群、21はカップラ9で本体と電気的に接続される交換レンズ内のCPU、22は第2レンズ群の位置を検出する磁気エンコーダ、23は第2レンズ群を光軸方向に駆動する超音波モータ、24はCPU21からの指令に基づき超音波モータ23の制御を行うAF(オートフォーカス)制御部、25は第4レンズ群を光軸と垂直な方向に駆動させる振れ補正駆動部、26は鏡筒の絶対空間に対する移動である手振れを検出するブレセンサー、31はカップラ9によりCPU21と電気的に接続されるカメラ本体内のCPU、32は撮影画像を記録するCCD、34は合焦状態を検出する合焦検出部、35はファインダーである。
【0009】
ここでゴーホーム機能を説明する。ゴーホーム機能は、所望の撮影距離を有する被写体に合焦させた状態で、第1操作スイッチを操作することによりその合焦状態を記憶(フォーカスプリセット)し、他の合焦状態にあるときにゴーホーム・スタートスイッチ(以下適宜ゴーホームと略す)として選択設定されている第2操作スイッチ4を操作することにより、瞬時に記憶されている合焦状態となる機能である。
【0010】
例えば野球の撮影時に、盗塁しようと3塁へ走り込む選手を撮る場合には、瞬時のことであり、また選手は走っているので、オートフォーカスが有効に動作しない場合がある。ゴーホーム機能はこのような時に特に有効である。つまり、バッターやピッチャーを撮影中でも、予め3塁にフォーカスプリセットしておけば、盗塁に気付いたときに第2操作スイッチ4を押すことにより、瞬時に3塁にピントが合い盗塁シーンを撮り逃すことがないのである。
【0011】
次に本実施の形態の動作を、カメラと交換レンズを組み合わせたシステム概略図を示した図2を参照しながら説明する。本実施の形態では第2操作スイッチ4には、機能切換スイッチ7によりゴーホーム機能のゴーホーム・スタート機能が割り付けられているものとして説明する。まず所望の撮影距離を有する被写体(上記例では3塁ベース)に合焦ゾーンを合わせて、右手人差し指でレリーズスイッチ33を半押しする。レリーズスイッチ33の半押し操作により、CPU31は合焦検出部34からの測距信号に基づきCPU21にデフォーカス信号(合焦位置に対する第2レンズ群12のずれ量)を送り、CPU21はCPU31からのデフォーカス信号に基づきAF制御部24へ制御信号を送る、AF制御部24はCPU21からの制御信号に基づき超音波モータ23を駆動し、超音波モータ23が第2レンズ群12を光軸方向に移動させ合焦動作する。磁気エンコーダ22は第2レンズ群12の位置を検出し位置データをCPU21に送る。
【0012】
合焦の完了は、合焦検出部34によって確認され、ファインダー35内の不図示の液晶表示部に表示される。撮影者は、この状態で右手中指で第1操作スイッチ2を操作することにより、磁気エンコーダ22からの第2レンズ群12の位置情報を、ゴーホーム目標として交換レンズ1内の不図示の記憶装置に記憶し、フォーカスプリセットが完了する。このように撮影者は、右手で一括してレリーズ操作とフォーカスプリセット操作を行うことが出来るため、カメラを持つ手を持ち替える必要もなく、撮影者は狙った被写体の撮影距離に確実にフォーカスプリセットすることが出来る。またフォーカスプリセット完了時には、交換レンズ内の不図示のブザーが鳴り、撮影者はフォーカスプリセットの完了を確認することができる。フォーカスプリセットの確認後は、第1操作スイッチ2の操作を解除しても、ゴーホーム目標を、次回のフォーカスプリセット操作まで記憶を保持する。なお、フォーカスプリセットする合焦状態は、フォーカスリングを左手で操作し所望の合焦状態とした後に、右手で第1操作スイッチ2を操作することにより行うことも可能である。
【0013】
また、レリーズスイッチ33の半押し操作に基づきCPU31は、CPU21に手ブレ補正の開始も指示する。手ブレ補正開始の指示を受けたCPU21は、ブレセンサー26からのブレ情報に基づいて第4レンズ群14の駆動量を決定し、振れ補正駆動部25に駆動量を送る。振れ補正駆動部25はCPU21からの駆動量にしたがって第4レンズ群を駆動し、撮影光学系の光軸をずらすことによりCCD32上の撮影像の手ブレの補正を行う。
【0014】
この間に撮影者は従来通りの撮影を行い、フォーカスプリセットした合焦状態にする際は、左手で第2操作スイッチ4を操作する。第2操作スイッチ4の操作を受けCPU21は、磁気エンコーダ22の現在値と記憶されているゴーホーム目標との差に基づいてAF制御部24へ制御信号を送る。AF制御部24は制御信号に基づき超音波モータ23を駆動し、第2レンズ群12が光軸方向に移動し予めフォーカスプリセットされた合焦状態となる。
【0015】
なお、第2操作スイッチ4は、フォーカスリング付近に約90度の間隔で4個設けられているため、撮影者は縦構図の撮影中でも横画面の撮影中でも迅速に操作できるようになっている。また、第1操作スイッチ2はレリーズスイッチ33の近傍にレリーズスイッチ33の操作と一括操作可能に配置されているので、撮影者は縦構図の撮影中でも横画面の撮影中でも迅速に操作できるようになっている。なお、縦構図撮影用に別途レリーズスイッチが設けられているカメラシステムの場合は、縦構図撮影用のレリーズスイッチ近傍にも第1操作スイッチを設けても良い。さらに、第1操作スイッチはカメラ本体に設けても良く、その場合、第1操作スイッチは他の機能の操作と切換可能とすることもできる。
【0016】
次に、機能切換スイッチ7の機能を説明する。図3は、光軸を夾んで図1の反対側(カメラを構えたときに撮影者にとって左側)を示すカメラシステムの側面図である。図3に示すように機能切換スイッチ7は、第1操作スイッチ2の反対側(左側)に設けられている。機能切換スイッチ7を左側に配置してあるので、撮影者が右手でレリーズスイッチ33を操作可能な状態で、左手で機能切換スイッチ7が操作可能となっている。
【0017】
[フォーカスロック機能を割当てる場合]
図4は、第2操作スイッチにフォーカスロック機能を割当てて使用する操作を示すフローチャートである。撮影者が機能切換スイッチ7の指示マークをフォーカスロック(AF−L)のマークに合わせることで、第2操作スイッチ4にフォーカスロック機能が割当てられる(オペレーション(以降O)510)。撮影者は、カメラ3のレリーズスイッチ33を半押し操作する(O515)ことでオートフォーカスが作動し、第2レンズ群12が光軸方向に移動し合焦する。この状態で、第2操作スイッチ4を押す(O520)ことで第2操作スイッチ4がONとなりフォーカスロックが作動し、第2レンズ群12の位置は固定される。第2操作スイッチ4が押されている間は、第2レンズ群12の位置は保持され同じ位置に焦点が合っている状態となる。
【0018】
第5図は、第2操作スイッチにフォーカスロック機能を割当てて使用する制御を示すフローチャートである。ステップ(以下S)51でレンズ内CPU21は、機能切換スイッチ7がフォーカスロックに設定されているかを検出する。機能切換スイッチ7がフォーカスロックに設定されている場合は、S52へ進み第2操作スイッチ4が押されているかを検出し、フォーカスロックに設定されていない場合はフローを終了する。S52で第2操作スイッチ4が押されていることが検出された場合は、S53へ進み第2レンズ群12を固定し、第2操作スイッチ4が押されていない場合はS51へ戻る。S53では、第2レンズ群12を固定した後S51へ戻る。
【0019】
オートフォーカス機能を有する一眼レフカメラは、一般にオートフォーカス機能として静止被写体にピントを合わせる機能と動く被写体にピントを合わせる機能を有している。フォーカスロック機能は、動く被写体にピントを合わせる機能を使っている場合に便利である。
【0020】
静止被写体にピントを合わせる場合には、静止被写体にピントを合わせる機能を選択し、ファインダーの視野にあるフォーカスフレームに被写体を入れ、カメラ3のレリーズスイッチ33を半押し操作しオートフォーカス機能を作動させ、第2レンズ群12を合焦位置に移動させる。レリーズスイッチ33の半押しが保持された状態では、構図を変更するためにフォーカスフレームから被写体が外れても、第2レンズ群12は移動することはなく、被写体への合焦は維持される。
【0021】
一方、動く被写体にピントを合わせる場合には、動く被写体にピントを合わせる機能を選択し、ファインダーの視野にあるフォーカスフレームに被写体を入れ、カメラ3のレリーズスイッチ33を半押し操作しオートフォーカス機能を作動させる。被写体は動いているので、第2レンズ群12は被写体に合わせて動き合焦状態を維持する。しかし、フォーカスフレームから被写体が外れてしまうと、フォーカスフレームに入って来た目的の被写体とは別の物にピントが合ってしまい目的の被写体にはピントが合わない状態になる。特に、構図を変えて撮影したい場合には、このような状況に陥りやすい。このような場合に、フォーカスロック機能が効果的である。つまり、構図を変更するときにフォーカスフレームに被写体が入っている状態で第2操作スイッチ4を押せば、第2レンズ群12は固定されるので構図を変更中に目的外の被写体にピントが移動してしまうことが防げる。
【0022】
また、動く被写体にピントを合わせる機能を選択していても、第2操作スイッチ4にフォーカスロック機能を割当てれば、静止被写体にピントを合わせる機能を選択したのと同じことができる。つまり、動く被写体にピントを合わせる機能を選択した状態で、被写体をフォーカスフレームに入れカメラ3のレリーズスイッチ33を半押しする。これによりオートフォーカス機能を作動させ、第2レンズ群12を合焦位置に移動させる。動く被写体にピントを合わせる機能が選択されているが、被写体が静止しているため第2レンズ群12は静止している。ここで構図を変えるためにフォーカスフレームから被写体を外すと、目的外の物にピントを合わせようと第2レンズ群12を動かそうとしてしまうので、構図変更前に第2操作スイッチ4を押す。この操作により第2レンズ群12は固定されるので、目的外の物にピントがずれてしまうことがなくなる。このように機能切換スイッチ7でフォーカスロック機能を第2操作スイッチ4に割当てれば、静止被写体にピントを合わせる機能を省略することが可能となる。また、機能切換スイッチ7でフォーカスロック機能を第2操作スイッチ4に割当てられた時には、動く被写体にピントを合わせる機能が自動的に選択されるようCPU21がオートフォーカス機能を制御しても良い。
【0023】
[オートフォーカスのスタート機能を割当てる場合]
図6は、第2操作スイッチにオートフォーカスのスタート機能を割当てて使用する操作を示すフローチャートである。撮影者が機能切換スイッチ7をオートフォーカスのスタート(AF−ON)に合わせることで、第2操作スイッチ4にオートフォーカスのスタート機能が割当てられる(O710)。撮影者は、第2操作スイッチ4を押すことで、オートフォーカスが作動し第2レンズ群12が移動し合焦が行われる。つまり、カメラ3のレリーズスイッチ33を半押しするのと同じ機能が得られる。
【0024】
第7図は、第2操作スイッチにオートフォーカスのスタート機能を割当てて使用する制御を示すフローチャートである。S71でレンズ内CPU21は、機能切換スイッチ7がオートフォーカスのスタートに設定されているかを検出する。機能切換スイッチ7がオートフォーカスのスタートに設定されている場合は、S72へ進み第2操作スイッチ4が押されているかを検出し、オートフォーカスのスタートに設定されていない場合はフローを終了する。S72で第2操作スイッチ4が押されていることが検出された場合は、S73へ進み第2レンズ群12を移動し合焦させる、第2操作スイッチ4が押されていない場合はS71へ戻る。S73では、第2レンズ群12を移動し合焦した後S71へ戻る。
【0025】
カメラ3のレリーズスイッチ33の半押しで、オートフォーカスのスタートを行うときは、誤って強く押しレリーズを開始してしまう場合がある。このように2つの機能をレリーズスイッチ33だけで行うことを嫌う場合には、第2操作スイッチ4にオートフォーカスのスタート機能を割当て、第2操作スイッチでオートフォーカスのスタートを行えば、レリーズスイッチ33はレリーズ動作のみを行えば良くなる。つまり、1機能1操作部材とすることができ、1つ1つの操作に集中することができるようになる。
【0026】
[ゴーホーム機能を割当てる場合]
図8、図10は、第2操作スイッチにゴーホーム機能を割当てて使用する操作を示すフローチャートである。撮影者が機能切換スイッチ7をゴーホーム(GO HOME)に合わせることで、第2操作スイッチ4にゴーホーム機能が割当てられ、同時に第1操作スイッチ2にはフォーカスプリセット機能が割当てられる(O910,O111)。撮影者がカメラ3のレリーズスイッチ33を半押し操作する(O915)と、オートフォーカスが作動し第2レンズ群12は移動し被写体に合焦する。もしくは、フォーカスリング5を手動により回転し第2レンズ群12を移動し被写体に合焦、または任意の合焦状態とする。この状態で第1操作スイッチ2を押すことでフォーカスプリセット機能が働き、第2レンズ群12の位置を不図示の不揮発性メモリーに記憶する。この後、オートフォーカスやマニュアルフォーカスで撮影を行うと第2レンズ群12の位置は、フォーカスプリセットした位置から異なった位置へ移動する。次に第2操作スイッチ4を押す(O112)ことで、ゴーホーム機能が働き第2レンズ群12の位置をフォーカスプリセットされた位置へ移動させる。
【0027】
第9,11図は、第2操作スイッチにゴーホーム機能を割当てて使用する制御を示すフローチャートである。S91でレンズ内CPU21は、機能切換スイッチ7がゴーホームに設定されているかを検出する。機能切換スイッチ7がゴーホームに設定されている場合は、S92へ進み、ゴーホームに設定されていない場合はフローを終了する。S92では第1操作スイッチ2が押されていることが検出された場合は、S93へ進み第2レンズ群12の位置を不図示の不揮発性メモリーに記憶し、第1操作スイッチ2が押されていない場合はS91へ戻る。また、CPU21は、機能切換スイッチ7がゴーホームに設定されているかを検出(S111)した後に、機能切換スイッチ7がゴーホームに設定されている場合は、S112で第2操作スイッチ4が押されているかを検出する。S112で第2操作スイッチ4が押されていることが検出されると、第2レンズ群12をフォーカスプリセットで記憶された位置まで移動し固定する。また、S112で第2操作スイッチ4が押されていることが検出されなかった場合は、S111へ戻る。
【0028】
ゴーホーム機能では、前述のような特徴があるのみならず、頻度高く使用する合焦状態をフォーカスプリセット(置きピン)しておけば、フォーカスプリセットされた撮影距離にある被写体であれば、オートフォーカス機能が苦手とするコントラストの低い被写体にも合焦させることが出来る。
(変形例)
本実施の形態では、AF駆動用に超音波モータを用いたが、DCモータを用いても良い。さらに、AF駆動用モータはカメラ本体内に設けても良く、その場合カメラ本体内のモータと交換レンズ内のAF駆動機構とは、周知のカップリング機構で接続される。また本実施の形態では、フォーカスプリセットできる合焦状態を1つとしたが、複数の合焦状態をゴーホーム目標としてフォーカスプリセット出来るようにしても良い。その場合は、複数設けられている第2操作スイッチ4に異なるゴーホーム目標を割り付けることが出来る。また、本実施の形態では第2レンズ群の位置検出に磁気エンコーダ22を用いたが、光学式エンコーダや導電パターンとブラシを用いて電気的位置検出装置を用いても良い。
【0029】
また、本実施の形態では第2操作スイッチ4は、単にON−OFFするスイッチを用いたが、これに捕らわれることなく、例えばレリーズスイッチ33のような2段階のスイッチを用いることもできる。第2操作スイッチ4に2段階スイッチを用いた場合、1段目(半押し)でオートフォーカスのスタートを行い、2段目でゴーホーム機能を作動させることが出来る。第2操作スイッチ4をこのようにすれば、オートフォーカスを作動させてもピントが合わないと判断したときに、瞬時ゴーホームを行うことが出来る。また、第2操作スイッチ4に2段階スイッチを用い、1段目(半押し)でオートフォーカスのスタートを行い、2段目(全押し)でフォーカスロックを行うこととしても良い。この場合、オートフォーカスのスタートとフォーカスロックを同じスイッチで行うことになるが、オートフォーカスのスタートとフォーカスロックを同時に行う可能性は殆どないため、撮影者が混乱することはない。なお、第2操作スイッチ4に2段階スイッチを用いたときの機能の割当ても、機能割り当てスイッチ7で行えるようにできることは言うまでもない。
【0030】
さらに、本実施の形態では、第1操作スイッチ2がフォーカスプリセット機能を有する場合を説明したが本発明はこれに捕らわれることなく、例えば機能切換スイッチ7で第2操作スイッチ4にフォーカスロック機能が割当てられているときには、第1操作スイッチ2にオートフォーカスのスタート機能を割当てることもできる。このようにすれば、レリーズスイッチ33はレリーズのみを行い、第1操作スイッチ2はオートフォーカスのスタートのみを行い、第2操作スイッチ4はフォーカスロックのみを行うようにできる。その結果1機能1操作部材とすることができ、1つ1つの操作に集中することができ、操作性が向上する。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、レリ−ズスイッチ近傍に第1操作スイッチを配置したので、右手でゴーホーム機能のフォーカスプリセットとレリーズを一括して操作が可能となる。したがって、撮影者はファインダー内の被写体に集中でき、狙った被写体の撮影距離に確実にフォーカスプリセットすることができ使い勝手がよい。
【0032】
さらに、機能切換スイッチにより操作スイッチの機能を切換るようにすれば、多くの機能が備わった交換レンズまたはカメラシステムでも、操作が煩雑に成ることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明の実施の形態におけるカメラシステムの側面図。
【図2】は、本発明の実施の形態を説明するシステム概略図。
【図3】は、光軸を夾んで図1の反対側を示すカメラシステムの側面図。
【図4】は、本発明の実施の形態において第2操作スイッチにフォーカスロック機能を割当てて使用する操作を示すフローチャート。
【図5】は、本発明の実施の形態において第2操作スイッチにフォーカスロック機能を割当てて使用する制御を示すフローチャート。
【図6】は、本発明の実施の形態において第2操作スイッチにオートフォーカスのスタート機能を割当てて使用する操作を示すフローチャート。
【図7】は、本発明の実施の形態において第2操作スイッチにオートフォーカスのスタート機能を割当てて使用する制御を示すフローチャート
【図8】は、本発明の実施の形態において第2操作スイッチにゴーホーム機能を割当てて使用する操作を示すフローチャート。
【図9】は、本発明の実施の形態において第2操作スイッチにゴーホーム機能を割当てて使用する制御を示すフローチャート。
【図10】は、本発明の実施の形態において第2操作スイッチにゴーホーム機能を割当てて使用する操作を示すフローチャート。
【図11】は、本発明の実施の形態第2操作スイッチにゴーホーム機能を割当てて使用する制御を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…交換レンズ
2…第1操作スイッチ
3…カメラ本体
4…第2操作スイッチ
5…フォーカスリング
6…三脚座
7…機能切換スイッチ
11…第1レンズ群
12…第2レンズ群
13…第3レンズ群
14…第4レンズ群
21…CPU
22…磁気エンコーダ
23…超音波モータ
24…AF制御部
25…振れ補正駆動部
26…ブレセンサー
31…CPU
32…CCD
33…レリーズスイッチ
34…合焦検出部
35…ファインダー

Claims (9)

  1. カメラ本体と
    撮影光学系を有し前記カメラ本体に装着可能な交換レンズと、
    前記カメラ本体に設けられレリーズ動作を開始させるレリーズスイッチと、
    を備えるカメラシステムにおいて、
    前記レリーズスイッチ以外の撮影動作にかかわる第1操作スイッチを、前記カメラに装着されたレンズ鏡筒の前記レリーズスイッチ近傍に配置し、撮影者が前記レリーズスイッチの操作と前記第1操作スイッチの操作を一括操作可能としたことを特徴とするカメラシステム。
  2. 請求項1に記載のカメラシステムにおいて、
    前記撮影光学系の合焦を行うオートフォーカス機能と、
    所望する撮影距離に対応する前記撮影光学系の焦点位置を所望焦点位置として記憶し、前記所望焦点位置へ前記撮影光学系を調整するゴーホーム機能と、
    前記撮影光学系の少なくとも一部のレンズを前記撮影光学系の光軸と交差する方向に移動させ手振れを補正する手振れ補正機能と、
    の少なくとも1機能を備え、
    前記操作スイッチは、前記オートフォーカス機能と前記ゴーホーム機能と前記手振れ補正機能とのうちの前記カメラシステムに備わった機能のスイッチであることを特徴とするカメラシステム。
  3. 請求項1〜請求項2に記載のカメラシステムにおいて、
    前記交換レンズは、手動操作により撮影光学系の合焦を行うフォーカス環と、該フォーカス環近傍に設けられる第2操作スイッチとを有し、
    前記第1スイッチの操作は、前記レリーズスイッチの操作可能な状態で前記レリーズスイッチの操作を行う手で操作可能であり、前記第2操作スイッチの操作は、前記フォーカス環を操作可能な状態で前記フォーカス環の操作を行う手で操作可能なことを特徴とするカメラシステム。
  4. 請求項3に記載のカメラシステムにおいて、
    前記第2操作スイッチは複数設けられ、該複数の第2操作スイッチうち少なくとも1つが、前記フォーカス環の操作を行う手で操作可能なことを特徴とするカメラシステム。
  5. 請求項3〜請求項4に記載のカメラシステムにおいて、
    少なくとも2つの前記機能を有し、
    該少なくとも2つの機能のうちいずれの機能の開始又は停止を前記第2操作スイッチに割当てるかを設定する設定切替部を有することを特徴とするカメラシステム。
  6. カメラ本体に装着可能な交換レンズであって、
    撮影光学系と、
    該撮影光学系の所定の駆動を起動させる第1スイッチとを備え
    前記カメラ本体に装着した際に前記カメラ本体のレリーズスイッチ近傍に前記第1スイッチが配置され、前記第1スイッチと前記レリーズスイッチが一括操作可能なことを特徴とする交換レンズ
  7. 請求項6に記載の交換レンズにおいて、
    前記撮影光学系の合焦を行うオートフォーカス機能と、
    所望する撮影距離に対応する前記撮影光学系の焦点位置を所望焦点位置として記憶し、前記所望焦点位置へ前記撮影光学系を調整するゴーホーム機能と、
    前記撮影光学系の少なくとも一部のレンズを前記撮影光学系の光軸と交差する方向に移動させ手振れを補正する手振れ補正機能と、
    の少なくとも1機能の操作を前記第1操作スイッチで操作可能であることを特徴とする交換レンズ。
  8. 請求項6〜請求項7に記載の交換レンズにおいて、
    さらに手動操作により撮影光学系の合焦を行うフォーカス環と、該フォーカス環近傍に設けられる第2操作スイッチとを有することを特徴とする交換レンズ。
  9. 請求項8記載の交換レンズにおいて、
    少なくとも2つの前記機能を有し、
    該少なくとも2つの機能のうちいずれの機能の開始又は停止を前記第2操作スイッチに割当てるかを設定する設定切換部を有することを特徴とする交換レンズ。
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