JP2004094172A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Tadanori Okada
岡田 忠典
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Abstract

【課題】レンズ枠とガイドバーとのガタつきを防止して像揺れを防止する。
【解決手段】レンズ枠を光軸方向に案内するための複数のガイドバーとを有し、レンズ枠にはガイドバーを挿通し光軸方向にレンズ枠を移動させるために前後に勘合穴を有するスリーブ部を有するレンズ鏡筒であって、スリーブ部の穴には略V字形状で、二点でガイドバーに摺動する当接部を有し、常に二点の当接部にガイドバーが接するための付勢手段を有する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はズーミングやフォーカス調整のため、光軸方向にレンズ枠を移動させるレンズ鏡筒、及びその鏡筒を用いてビデオ映像を撮影可能なカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ビデオ撮影においては、ズーミング中、あるいはフォーカス調整時に画像が揺れてしまうと、見苦しい画像になってしまう。このような像揺れを防止するために、従来はガイドバーとスリーブ勘合穴の勘合ガタをより少なくしたり、勘合穴の真円度を精度良く仕上げたり、あるいは油の粘性を大きくしてガタによるレンズ枠の動きを目立たなくすることで画像の急激な動きを防止している。
【0003】
また、付勢部材を用いて、スリーブ部の前後の勘合穴と、鏡筒の回転止めとなるU字状の溝の3箇所とが常に安定してガイドバーに当接しているように構成している(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−240758号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、最近のCCDの小型化に伴い像ぶれに対する敏感度が高くなってくると、ほんの僅かなガタがモニタ画面上では大きな像の揺れとなってしまうため、従来のような対策では防止しきれなくなっている。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑み、移動鏡筒のガイド部材とのガタつきを防止し、ズーミング、フォーカス中の像揺れを無くし光学性能の向上を図ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、撮影光学系と、撮影光学系の全部あるいは一部を光軸方向に移動させ、ズーミングあるいはフォーカス調整を行うためのレンズ枠と、レンズ枠を光軸方向に案内するための複数のガイドバーとを有し、レンズ枠にはガイドバーを挿通し光軸方向にレンズ枠を移動させるために前後に勘合穴を有するスリーブ部と、別のガイドバーに係合し、レンズ枠が光軸周りに回転するのを防止するためのU溝部を有するレンズ鏡筒であって、スリーブ部の穴には略V字形状で、二点でガイドバーに摺動する当接部を有し、常に二点の当接部にガイドバーが接するための付勢手段を有することを特徴とする。
【0008】
また、V字形状の当接部は、レンズ枠の自重が作用する際二点の当接部が常に接するよう配置されていることを特徴とする。
【0009】
なお、本発明のレンズ鏡筒は、カメラ等に備え付けることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態であるレンズ鏡筒について詳細に説明する。
【0011】
図1は本実施形態におけるビデオカメラ用のズームレンズの断面図、図2は図1のズームレンズ鏡筒の分解斜視図を示している。
【0012】
図1において、1は第一群レンズL1を保持した固定鏡筒である。2はローパスフィルタ3を保持した後部鏡筒であり、さらに後方には図示しないCCDセンサが取付けられる。
【0013】
4は固定レンズL3を保持した第三群鏡筒を示し、固定鏡筒1と後部鏡筒2に挟持され、ビスによって固定されている。5は第二群鏡筒を示し、ズーミングを行う第2群レンズL2を保持している。第二群鏡筒5は前後を固定鏡筒1と後部鏡筒2に保持されている2本のガイドバー6a、6bによって光軸方向へ移動自在に保持されている。
【0014】
7はフオーカス調節を行う第4群レンズL4を保持した第四群鏡筒を示し、第二群鏡筒5と同様にガイドバー6a、6bによって光軸方向へ移動自在に保持されている。ガイドバー6a、6bは光軸を挟んで設けられており、これら2本のガイドバーによって第二群鏡筒5と第四群鏡筒7の光軸方向の案内と光軸周りの回り止めとを行っている。
【0015】
8は電磁アクチュエータによって絞り羽根8a、8bを駆動するIGメータを示し、固定鏡筒1と第三群鏡筒4によって挟持されている。
【0016】
9はズームモータを示し、コの字形をした板金に駆動部と出力ネジ部が一体に保持されている。ズームモータ9は固定鏡筒1にビスで固定されている。一方、第二群鏡筒5にはラック10が取付けられており、ラック10がズームモータ9のネジ部と噛合することによって光軸方向に駆動される。
【0017】
この際ラック10は、ばね11によって噛合方向と、光軸方向に付勢されており、噛合いガタとスラストガタを取り除くようにしている。
【0018】
12はフオーカスモータを示し、ズームモータ9と同様な構造であり、後部鏡筒2にビスで固定されている。第四群鏡筒7にも第二群鏡筒5と同様にラック13、及びばね14が取付けられ、ラック13がフオーカスモータ12のネジ部に噛合することで光軸方向に駆動されるよう構成されている。
【0019】
ラック10、13はそれぞれ、第二群鏡筒5と第四群鏡筒7に光軸方向に延びるよう形成された穴部5a、7aに軸部10a、13aを嵌合させて取付けられ、第二群鏡筒5、第四群鏡筒7に対して上記軸部10a、13aを中心に回動可能となっている。
【0020】
このため、ガイドバー6a、6bとモータ出力軸との平行度にずれがあっても第二群鏡筒5、第四群鏡筒7のスムーズな移動が確保できる。また、ラック10、13はそれぞればね11、14に回動方向一方に付勢され、ラック10、13の噛合部はモータ出力ネジに圧接している。このためラック10、13の噛合部とモータ出力軸の雄ネジとを確実に噛合させることができる。
【0021】
本実施形態ではズームモータ9、フオーカスモータ12はステッピングモータを使用している。
【0022】
15はインタラプタを示し、基板16に端子を半田付けした後、固定鏡筒1にビスで固定されている。インタラプタ15は、投光部と受光部の間を第二群鏡筒に一体的に設けた遮光壁部5bが通過することで第二群鏡筒の基準位置を検出し、ズームモータに入力するパルス数によって各ズーム位置へ駆動するよう構成されている。
【0023】
フオーカス調節も同様に、第四群鏡筒に設けた遮光壁部7bを後部鏡筒2に取付けたインタラプタ17、基板18によって基準位置として検出しステップ駆動するよう構成している。
【0024】
次に本実施形態の移動鏡筒のガタ取り構造について説明する。
【0025】
図3は第二群鏡筒5の保持構造を示す平面図で、スリーブ部にはガイドバー6bが挿通する嵌合する穴5cを有する。スリーブ部後部には嵌合穴5dを有し、二つの嵌合穴5c、5dによってガイドバー6bに係合し第二群鏡筒5を滑らかに移動させることを可能にしている。
【0026】
図3において右下にはガイドバー6aに嵌合するU字状の溝5eを有し、二本のガイドバーと、嵌合穴5c、5d、及びU字溝5eが安定して摺動することによって第二群鏡筒5は二群レンズL2の光軸をその他の光学系の光軸と一致させたまま光軸方向に移動可能になる。
【0027】
しかしながら、近年は撮像素子であるCCDの画素ピッチを小さくすることが可能になり、カメラの小型化を実現するために同じ画素数でより小型化したCCDを使用するようになってきている。そのため今までは問題にならなかった移動鏡筒とガイドバーのガタ量が大きく影響するようになってきている。
【0028】
すなわち、ガタによって画像が移動した場合、CCD上に結像する像の大きさが小さくなっている分、モニタ画面では画像のズレ量も大きく拡大されてしまうようになる。
【0029】
低温から高温まで広範囲の温度条件下で移動鏡筒を円滑に移動させるためには、ガイドバーと嵌合穴には所定の隙間が必要になるため、従来のように円形状の断面のガイドバーに円形の穴を嵌合する場合、移動鏡筒の自重により一点で当接することになるため、当接部の接線方向に隙間分の移動量だけ移動鏡筒がぶれやすくなっている。
【0030】
通常の撮影状態では、嵌合穴の上面にガイドバーが当接するため横方向に画像が揺れやすくなる。従来は問題にならなかった量であるが、CCDの小型化によって、この量が問題になってくるのである。
【0031】
図4は第二群鏡筒5の嵌合穴5cの詳細図を示している。
【0032】
嵌合穴5cにはガイドバー6bとの摺動面5f、及び5gが設けてあり、摺動面5f、5gはV字状に所定の角度を開いて配置され、ガイドバー6bとは二点で接触するように構成されている。
【0033】
一方、図5はラック10とばね11の構成を示す詳細図であり、モータねじ10bに歯部10bが噛合し、同時に噛み合いガタを防止するために斜面10cがばね11によって噛み合い方向に付勢されている。斜面10cは歯部10bに対して所定の角度をもって配置されているため、結果として図3に示すF方向に第二群鏡筒5を引っ張るような付勢力を発生している。
【0034】
図4に示すように、摺動面5f、5gは第二群鏡筒5の自重が掛かる方向Wとラック10によって発生する付勢力Fの合成された力Pの方向に開くV字形状をしている。
【0035】
これによって重量が掛かった状態だけでなく、付勢力が働くことによって、たとえばカメラを上に向けたときでも、ガイドバーと第二群鏡筒5の摺動位置を安定して保つことが可能になり、撮影中の像揺れを防止することが可能になる。
【0036】
本実施形態はズーミングを行う第二群鏡筒5に関して実施したが、フォーカスを行う第四群鏡筒に同様な構造を適用してもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、本発明は、撮影光学系と、撮影光学系の全部あるいは一部を光軸方向に移動させ、ズーミングあるいはフォーカス調整を行うためのレンズ枠と、レンズ枠を光軸方向に案内するための複数のガイドバーとを有し、レンズ枠にはガイドバーを挿通し光軸方向にレンズ枠を移動させるために前後に勘合穴を有するスリーブ部と、別のガイドバーに係合し、レンズ枠が光軸周りに回転するのを防止するためのU溝部を有するレンズ鏡筒において、スリーブ部の穴には略V字形状で、二点でガイドバーに摺動する当接部を有し、常に二点の当接部にガイドバーが接するための付勢手段を有することを特徴とする。
【0038】
よって、常に同じ点でガイドバーに接するためズーミングあるいはフォーカス調整中の像揺れの発生がなく、光学性能の優れたレンズ鏡筒が実現できる。
【0039】
また、V字形状の当接部はレンズ枠の自重が作用する際二点の当接部が常に接するよう配置されている。よって、自重と付勢力の両方の作用により、安定したガタ寄せ状態が保てる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施実施形態におけるズームレンズの断面図。
【図2】ズームレンズ鏡筒の分解斜視図。
【図3】第二群鏡筒の保持構造を説明する平面図。
【図4】ガイドバー当接部を説明する詳細図。
【図5】付勢部材を説明する詳細図。
【符号の説明】
5   第二群鏡筒(レンズ枠)
5f、5g  当接部
6a、6b   ガイドバー
10、13   ラック
11、14   バネ(付勢手段)

Claims (2)

  1. 撮影光学系と、前記撮影光学系の全部あるいは一部を光軸方向に移動させ、ズーミングあるいはフォーカス調整を行うためのレンズ枠と、前記レンズ枠を光軸方向に案内するための複数のガイドバーとを有し、前記レンズ枠には前記ガイドバーを挿通し光軸方向にレンズ枠を移動させるために前後に勘合穴を有するスリーブ部と、別のガイドバーに係合し、レンズ枠が光軸周りに回転するのを防止するためのU溝部を有するレンズ鏡筒であって、
    前記スリーブ部の穴には略V字形状で、二点でガイドバーに摺動する当接部を有し、常に前記二点の当接部にガイドバーが接するための付勢手段を有することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記V字形状の当接部はレンズ枠の自重が作用する際二点の当接部が常に接するよう配置されていることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7446960B2 (en) 2005-12-28 2008-11-04 Canon Kabushiki Kaisha Lens driving device
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