JP2004091847A - 薄膜形成装置および薄膜形成方法 - Google Patents

薄膜形成装置および薄膜形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】原料ガスを交互に供給する薄膜形成装置において、原料ガスの供給をはやく切り替えることが出来る薄膜形成装置及びその方法を薄膜形成装置および方法を提供する。
【解決手段】ダイヤフラム付勢機構86−a、86−bがダイヤフラム弁83を、箱体側に付勢すると、突起部85の上面に設けられNの供給ライン21に接続しているTiClの供給ライン91の供給開口部92は完全かつ直接に遮断される。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薄膜形成装置および薄膜形成方法に関し、特に、複数種の原料ガスを1種類ずつ複数回にわたり反応室へ供給して反応室内に配設された基板上に薄膜を形成する薄膜形成装置および薄膜形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の半導体集積回路の微細化、高集積化に伴い、基板上に形成する絶縁膜および金属配線膜等に対しては、薄膜化、複雑な形状への被覆性の良い成膜、ウエハ全体に対し巨視的に均一な成膜、ナノメートルレベルの微視的に平滑な成膜が望まれている。これらの要求を満たす成膜方法として、複数種の原料ガスを一種類ずつ交互に複数回にわたり反応室へ供給して反応室内に配設された基板上に薄膜を形成する方法が最近注目されている。
【0003】
かかる方法では、原料ガスの反応表面への吸着を経由して、原子層レベル又は分子層レベルで成膜を行い、これらの工程を繰り返して所定の厚さの薄膜を得ることができる。
【0004】
より具体的には、先ず、第一の原料ガスを基板上に供給し、その吸着層を基板上に形成する。第一の原料ガスの反応室への供給を止めて、第一の原料ガスを真空引き又は不活性ガスによってパージし、その後、第二の原料ガスを基板上に供給し反応させる。第二の原料ガスの反応室への供給を止めた後に、第二の原料ガスを真空引き又は不活性ガスによってパージする。これらの工程を繰り返して所定の厚さの薄膜を得ることができる。
【0005】
第一の原料ガスが基板に吸着した後に第二の原料ガスと反応するため、成膜温度の低温化を図ることができる。また、ホールに成膜をする場合は、従来のCVD(Chemical Vapor Deposition)法で問題となっていたような、原料ガスがホール上部で反応消費されることによる被覆性の低下を避けることができる。更に、吸着層の厚さは、一般に原子、分子の単層又は多くても2、3層であるが、その温度と圧力で決定され、吸着層を作るのに必要以上の原料ガスが供給されると排出されるという自己整合性を有しているので、極薄膜の厚さを制御するのに良い。また、1回の成膜が、原子層レベル又は分子層レベルで行われるため、反応が完全に進行し易く、膜中に不純物が残留しにくくなり好適である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、複数種の原料ガスを1種類ずつ複数回にわたり反応室へ供給して反応室内に配設された基板上に薄膜を形成する薄膜形成方法では、成膜のプロセスに時間がかかるため、原料ガスの切り替えを高速で行って成膜の生産性を向上させる必要がある。
【0007】
図1は、複数種の原料ガスを一種類ずつ複数回にわたり反応室へ供給して反応室内に配設された基板上に薄膜を形成する方法を用いた従来の薄膜形成装置の概略構成図である。図1を参照するに、従来の薄膜形成装置は、第一の原料ガスの供給源10、供給ライン11及びバルブ12、第一の原料ガスと不活性なガスの供給源20、供給ライン21及びバルブ22、第二の原料ガスの供給源40、供給ライン41及びバルブ42、第二の原料ガスと不活性なガスの供給源30、供給ライン31及びバルブ32、反応室50、排気ポンプ60等から構成される。
【0008】
反応室50内の中央には、被処理体である基板51が保持体52上に保持されている。第一の原料ガスは、供給ライン11上にあるバルブ12を開閉することにより、供給源10から反応室50へ供給され、基板51上に成膜される。第一の原料ガスが供給された後、バルブ12を閉鎖して第一の原料ガスの反応室への供給を停止する。しかし、バルブ12を閉鎖して第一の原料ガスの供給を停止しても、バルブ12の下流側部分の供給ライン11、即ち、バルブ12から反応室50までの間の供給ライン11には、第一の原料ガスが残留する。そこで、第一の原料ガスの供給を停止した後に、第一の原料ガスをパージする不活性ガスを、供給ライン21上にあるバルブ22を開放することにより供給源20から供給ライン21へ流動させ、当該不活性ガスによって、この残留した第一の原料ガスを押し出して取り除いている。上述のことは、第二の原料ガス及び第二の原料ガスと不活性なガスの供給についても同様である。
【0009】
しかし、この場合、バルブ12の下流側部分の供給ライン11のうち、不活性ガス供給ライン21と合流する前の部分(図中の矢印Aが示す部分)のラインにおいて残留した原料ガスを完全に取り除くことは困難である。即ち、この部分では、残留ガスが滞留してデッドボリュームとなっており、残留ガスは拡散し、当該拡散したガスが反応室へにじみ出てしまうことがある。このため、原料ガスを交互に高速に切り替えて成膜をすることが困難であった。
【0010】
また、従来は、第一の原料ガス又は第二の原料ガスの供給を停止してからはじめて不活性ガスを供給して、第一の原料ガス又は第二の原料ガスをパージしていた。従って、原料ガスのパージは迅速に行われておらず、原料ガスを交互に高速に切り替えることが困難であった。
【0011】
そこで、本発明の目的は、原料ガスを交互に供給する薄膜形成装置において、原料ガスの供給をはやく切り替えることが出来る薄膜形成装置及びその方法を薄膜形成装置および方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、請求項1に記載の如く、複数種の原料ガスを1種類ずつ複数回にわたり反応室へ供給して反応室内に配設された基板上に薄膜を形成する薄膜形成装置において、前記反応室に接続し前記原料ガス及び前記原料ガスに対して不活性なガスを前記反応室へ供給するための配管と、前記配管内に設けられ前記原料ガスを前記配管へ供給するための原料ガス供給開口部と、前記配管内に設けられ前記原料ガス供給開口部を開閉する弁部を備えたことを特徴とする薄膜形成装置によって達成される。
【0013】
請求項1記載の発明によれば、原料ガスの供給開口部及び当該開口部を開閉する弁部を、不活性ガスの供給ライン内に臨ませることにより、原料ガスを直接、不活性ガスの供給ラインへ注入することを許容又は禁止することができる。従って、原料ガスが滞留するデッドボリュームをなくすことができ、ガスの拡散を排除することが可能となる。よって、原料ガスをはやく切り替えることができる。
【0014】
また、請求項2に記載の如く、請求項1記載の薄膜形成装置において、前記原料ガスは、第一の原料ガス及び第二の原料ガスから成り、前記反応室に接続し前記第一の原料ガス及び前記第一の原料ガスに対して不活性なガスを前記反応室へ供給するための第一の配管と、前記第一の配管内に設けられ前記第一の原料ガスを前記第一の配管へ供給するための第一の原料ガス供給開口部と、前記第一の配管内に設けられ前記第一の原料ガス供給開口部を開閉する第一の弁部と、前記反応室に接続し前記第二の原料ガス及び前記第二の原料ガスに対して不活性なガスを前記反応室へ供給するための第二の配管と、前記第二の配管内に設けられ前記第二の原料ガスを前記第二の配管へ供給するための第二の原料ガス供給開口部と、前記第二の配管内に設けられ前記第二の原料ガス供給開口部を開閉する第二の弁部とを備えた構造とすることができる。
【0015】
請求項2記載の発明によれば、第一の原料ガスを直接、第一の原料ガスの不活性ガスの供給ラインへ注入することを許容又は禁止することができ、第二の原料ガスを直接、第二の原料ガスの不活性ガスの供給ラインへ注入することを許容又は禁止することができる、従って、夫々の原料ガスが滞留するデッドボリュームをなくすことができ、ガスの拡散を排除することが可能となる。よって、夫々の原料ガスをはやく切り替えることが出来る。
【0016】
また、請求項3に記載の如く、請求項2記載の薄膜形成装置において、前記第一の原料ガスに対して不活性なガスを前記反応室へ供給するための前記第一の配管は、前記第二の原料ガスに対して不活性なガスを前記反応室へ供給するための前記第二の配管と兼用可能な配管である構造とすることができる。
【0017】
請求項3記載の発明によれば、第一の原料ガスに対する不活性なガス及び第二の原料ガスに対する不活性ガスが同じであれば、当該不活性ガスの流路を同じくすることができる。そうすると装置の小型化を図ることができる。
【0018】
また、請求項4に記載の如く、請求項1乃至3いずれか一項記載の薄膜形成装置において、前記弁部は、ダイヤフラム弁から成る構造とすることができる。
【0019】
請求項4記載の発明によれば、前記弁部は、変形容易な材質から成るダイヤフラム弁であってもよい。ダイヤフラム弁を付勢することにより、前記原料ガス供給開口部を完全かつ直接に遮断することができる。従って、不活性ガスの供給配管に臨んでいる原料ガスの供給開口部を確実に遮断し、原料ガスが滞留するデッドボリュームをなくしてガスの拡散を排除することができる。
【0020】
更に、上記目的は、請求項5に記載の如く、複数種の原料ガスを1種類ずつ複数回にわたり反応室へ供給して反応室内に配設された基板上に薄膜を形成する薄膜形成方法において、前記原料ガスを前記反応室へ供給している間中、前記原料ガスに対して不活性なガスを前記反応室へ供給させることを特徴とする薄膜形成方法により達成される。
【0021】
請求項5記載の発明によれば、原料ガスに対して不活性なガスを、原料ガスをパージするときのみならず、原料ガスを供給する間中にも流動させている。即ち、不活性ガスを絶えず流し続けているため、不活性ガスの流動する配管やバルブ内でのパージを迅速に行うことができる。従って、原料ガスの供給の交換を迅速に行うことができる。
【0022】
また、請求項6に記載の如く、請求項5記載の薄膜形成方法において、前記原料ガスを、前記不活性なガスの前記反応室への供給路内に注入させて、前記反応室へ、前記不活性なガスとともに供給する。
【0023】
請求項6記載の発明によれば、原料ガスの供給口を、不活性ガス供給ラインに臨ませ、かつ不活性ガスを絶えず流し続けることにより、原料ガスが滞留するデッドボリュームが一層なくなり、従って、原料ガスの拡散を排除することができる。そのため、原料ガスをはやく切り替えることが出来る。
【0024】
また、請求項7に記載の如く、請求項5記載の薄膜形成方法において、前記原料ガスは、第一の原料ガス及び第二の原料ガスから成り、前記第一の原料ガスを前記反応室へ供給している間中、前記第一の原料ガスに対して不活性なガスを前記反応室へ供給させ、前記第二の原料ガスを前記反応室へ供給している間中、前記第二の原料ガスに対して不活性なガスを前記反応室へ供給させる。
【0025】
請求項7記載の発明によれば、第一原料ガスに対して不活性なガスを、第一の原料ガスをパージするときのみならず、原料ガスを供給する間中にも流動させ、第二原料ガスに対して不活性なガスを、第二の原料ガスをパージするときのみならず、原料ガスを供給する間中にも流動させている。即ち、第一の原料ガス又は第二の原料ガスの不活性ガスを絶えず流し続けているため、不活性ガスの流動する配管やバルブ内でのパージを迅速に行うことができる。従って、原料ガスの供給の交換を迅速に行うことができる。
【0026】
また、請求項8に記載の如く、請求項7記載の薄膜形成方法において、前記第一の原料ガスを前記反応室へ供給している間中、前記第一の原料ガスに対して不活性なガス及び前記第二の原料ガスに対して不活性なガスの双方を前記反応室へ供給させる。
【0027】
請求項8記載の発明によれば、第二の原料ガスに対して不活性なガスも絶えず流しておくことにより、第二の原料ガスの供給ラインに、第一の原料ガスが入り込んで両ガスが混合することを防ぐことが出来る。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
【0029】
本実施例では、第一の原料ガス、即ち、成膜しようとする膜の物質を含む蒸気ガスとして高融点金属ハロゲン化合物のTiCl(四塩化チタン)のガスを、第二の原料ガス、即ち、第一の原料ガスと反応性のあるガスとしてNH (アンモニア)のガスを使って、TiN(窒化チタン)の薄膜を形成する場合であって、第一の原料ガスに対する不活性なガス、即ち、TiClガスと反応しないガスとしてN(窒素)のガスを、また、第二の原料ガスに対する不活性なガス、即ち、NHガスと反応しないガスとしてNのガスを使う場合を説明する。
【0030】
図2は、本発明の薄膜形成装置の概略構成図である。図2を参照するに、本発明の薄膜形成装置は、第一の原料ガスであるTiClのガスに関する供給源10及び供給ライン91、第一の原料ガスに対する不活性なガスNに関する供給源20及び供給ライン21、供給ライン91と供給ライン21との交点におけるバルブ80、第二の原料ガスであるNHのガスに関する供給源40及び供給ライン121、第二の原料ガスに対する不活性なガスNに関する供給源30及び供給ライン31、供給ライン121と供給ライン31との交点におけるバルブ110、反応室50、排気ポンプ140等から構成される。
【0031】
反応室50内の中央には、被処理体である基板51を水平に保持し、温度調整可能な保持体52が配設されている。反応室50は、排ガス流量を調節する図示しないバルブを介して、ドライポンプ等の排気ポンプ140と接続し、排気ポンプ140により、排気ガスが排ガス配管141を通じて排気される。
【0032】
第一の原料ガスであるTiClのガスの供給源10には、TiClのガスを供給する供給ライン91が接続されている。反応室50は、排ガス流量を調節する図示しないバルブを介して、ドライポンプ等の排気ポンプ140にも接続されている。排気ポンプ140により、排気ガスが排ガス配管141を通じて排気される。第一の原料ガスに対する不活性なガスNの供給源20には、Nのガスを供給する供給ライン21が接続している。供給ライン21上には、Nのガスの供給を可能又は禁止するバルブ22が設けられている。バルブ22よりも下流側の供給ライン21は、バルブ80を介して、TiClのガスを供給する供給ライン91と合流している。供給ライン91と合流した供給ライン21は、その下流側で反応室50と接続する供給配管150と接続している。なお、バルブ80についての構成は、図3及び図4を参照して後述する。
【0033】
同様に、第二の原料ガスであるNHのガスの供給源40には、NHのガスを供給する供給ライン121が接続されている。第二の原料ガスに対する不活性なガスNの供給源30には、Nのガスを供給する供給ライン31が接続している。供給ライン31上には、Nのガスの供給を可能又は禁止するバルブ32が設けられている。バルブ32よりも下流側の供給ライン31は、バルブ110を介して、NHのガスを供給する供給ライン121と合流している。供給ライン121と合流した供給ライン31は、その下流側で反応室50と接続する供給配管150と接続している。
【0034】
次に、バルブ80及び110の構造を説明する。ここで、バルブ80とバルブ110は同じ構造及び作用を有しているので、バルブ110の説明は省略する。図3は、原料ガスを供給する際のバルブ80(110)の概略構造を示す縦断面図である。図4は、原料ガスの供給を停止して、原料ガスに対する不活性なガスNを供給する際のバルブ80(110)の概略構造を示す縦断面図である。
【0035】
図3及び図4を参照するに、バルブ80は、第一のバルブ筺体81と、第一のバルブ筺体81に接続される第二のバルブ筺体82とを含む。
【0036】
第一のバルブ筺体81の内部の中央には箱体84が配設されている。第一のバルブ筺体81の内部では、第一のバルブ筺体81の一方から導入されるNの供給ライン21が箱体84の側面及び上面に沿って設けられ、第一のバルブ筺体81の他方から退出する。箱体84の上面に沿って設けられるNの供給ライン21中の上部には、円形波状の薄板、弾性チューブ等の変形容易な材質から成るダイヤフラム弁83が備えられている。
【0037】
ところで、箱体84の上面の中央には突起部85が配設されている。箱体84は、中央に、TiClの供給ライン91を備え、当該供給ライン91の端部は、TiClの供給ライン91の供給開口部92として、突起部85の上面上のNの供給ライン21に直接接続している。
【0038】
第二のバルブ筺体82の内部の中央には、ダイヤフラム弁83を箱体側及び反箱体側に付勢させるダイヤフラム付勢機構86−a、86−bが備えられている。ダイヤフラム付勢機構86−a、86−bは、図示しないコンピュータの中央演算処理装置からの出力信号に基づき、図示しない信号変換機を介して、電磁力又は空気圧等を動力としてダイヤフラム弁83を付勢する。ダイヤフラム付勢機構86−a、86−bがダイヤフラム弁83を反箱体側に付勢すると、突起部85の上面に設けられNの供給ライン21に接続しているTiClの供給ライン91の供給開口部92は開放される。
【0039】
一方、図4に示すように、ダイヤフラム付勢機構86−a、86−bがダイヤフラム弁83を箱体側に付勢すると、突起部85の上面に設けられNの供給ライン21に接続しているTiClの供給ライン91の供給開口部92は完全かつ直接に遮断される。
【0040】
次に、図2、図3及び図4を参照して、本発明を利用した成膜プロセスにおける各ガスの流動を説明する。
【0041】
本発明の薄膜形成装置では、先ず、第一の原料ガスたるTiClガスの吸着層を基板51上に形成すべく、TiClガスを反応室50へ供給する。また、この際、Nも、供給源20から供給ライン21に、供給源30から供給ライン31に導入する。
【0042】
この場合、図3に示すダイヤフラム付勢機構86−a、86−bが箱体84の上面に沿って設けられるNの供給ライン21中の上部に設けられているダイヤフラム弁83を反箱体側に付勢すると、突起部85の上面に設けられNの供給ライン21に接続しているTiClの供給ライン91の供給開口部92は開放される。そうすると、TiClのガスは、供給源10から供給ライン91を通じて、開放された供給開口部92を介して、Nの供給ライン21に導入される。即ち、TiClのガスは、図3中矢印B方向に流動する。
【0043】
一方、Nは、供給源20から供給ライン21内に導入され流動され続けている。即ち、不活性ガスたるNは、図3中、破線で示す矢印C方向に流動され続けている。
【0044】
従って、TiClのガスとNのガスは、供給ライン21内で混合される。供給ライン21は下流側で反応室50と接続する供給配管150と接続しており、TiClのガス及びNのガスは、供給配管150を介して反応室50へ供給される。
【0045】
また、同時に、供給源30からも不活性ガスNを流し続けているので、第二の原料ガスたるNHガスの供給ライン121に、第一の原料ガスTiClが入り込んで両ガスが混合することを防ぐことが出来る。
【0046】
次に、図4に示すように、第一の原料ガスTiClの反応室50への供給を止めて、第一の原料ガスTiClの不活性ガスNによってパージする。即ち、Nのみを供給ライン21及び供給配管150を介して流動させる。
【0047】
この場合、TiClをパージをするにあたり、図4に示すように、ダイヤフラム付勢機構86−a、86−bがダイヤフラム弁83を箱体側に付勢し、突起部85の上面に設けられNの供給ライン21に接続しているTiClの供給ライン91の供給開口部92を直接かつ完全に遮断する。そうすると、TiClのガスは、供給開口部92を介してNの供給ライン21に流通することが出来なくなる。
【0048】
一方、Nは、図3に示す場合と同様に、供給ライン21及び供給配管150内を流動され続けている。即ち、不活性ガスたるNは、遮断された供給開口部92の近傍を回り込み、図3中破線で示す矢印D方向に流動され続ける。
【0049】
従って、供給ライン21及び供給配管150内は不活性ガスNによって、パージされる。即ち、バルブ80内には、原料ガスたるTiClのみが溜まるデッドスペースがない。また、供給源30から不活性ガスNも引き続き流し続ける。
【0050】
次に、第二の原料ガスたるNHを基板51上に供給し反応させる。即ち、NHガスを反応室50へ供給する。この場合、図3に示すように、ダイヤフラム110のダイヤフラム付勢機構86−a、86−bがダイヤフラム弁83を反箱体側に付勢すると、突起部85の上面に設けられNの供給ライン31に接続しているNHの供給ライン121の供給開口部92は開放される。そうすると、NHのガスは、供給源40から供給ライン121を通じて、開放された供給開口部92を介して、Nの供給ライン31に導入される。即ち、NHのガスは、図3中矢印B方向に流動する。
【0051】
一方、Nは、供給源30から供給ライン31内に導入され流動され続けている。即ち、不活性ガスたるNは、図3中、破線で示す矢印C方向に流動され続けている。
【0052】
従って、NHのガスとNのガスは、供給ライン31内で混合される。供給ライン31は下流側で反応室50と接続する供給配管150と接続しており、NHのガス及びNのガスは、供給配管150を介して反応室50へ供給される。
【0053】
また、同時に、供給源20から不活性ガスNも流し続けているので、第一の原料ガスたるTiClの供給ライン91に、第二の原料ガスNHが入り込んで両ガスが混合することを防ぐことが出来る。
【0054】
次に、図4に示すように、第二の原料ガスNHの反応室50への供給を止めて、第二の原料ガスNHの不活性ガスNによってパージする。即ち、Nのみを供給ライン31及び供給配管150を介して流動させる。
【0055】
この場合、NHをパージをするにあたり、図4に示すように、ダイヤフラム110のダイヤフラム付勢機構86−a、86−bがダイヤフラム弁83を箱体側に付勢し、突起部85の上面に設けられNの供給ライン31に接続しているNHの供給ライン121の供給開口部92を直接かつ完全に遮断する。そうすると、NHのガスは、供給開口部92を介してNの供給ライン31に流通することが出来なくなる。
【0056】
一方、Nは、図3に示す場合と同様に、供給ライン31及び供給配管150内を流動され続けている。即ち、不活性ガスたるNは、遮断された供給開口部92の近傍を回り込み、図3中破線で示す矢印D方向に流動され続ける。
【0057】
従って、供給ライン31及び供給配管150内は不活性ガスNによって、パージされる。即ち、バルブ80内には、原料ガスたるTiClのみが溜まるデッドスペースがない。また、供給源20から不活性ガスNも引き続き流し続ける。
【0058】
これらの工程を繰り返して所定の厚さの薄膜を得る。このように、複数種の原料ガスを1種類ずつ複数回にわたり反応室へ供給して反応室内に配設された基板上に薄膜を形成する薄膜形成装置において、バルブ内で、原料ガスたるTiCl及びNHの供給開口部92を、不活性ガスNの供給ライン21及び31に直接接触させ臨ませている。従って、成膜するときのみ、ダイヤフラム弁83を反箱体側へ上げることによって、TiCl又はNHガスは、開放された供給開口部92から流され、Nガスとともに供給ライン21を流動する。
【0059】
そして、パージをする際には、ダイヤフラム弁83を箱体側に下げることによって供給開口部92を直接かつ完全に遮断しTiClガス又NHガスの流動を防止することができる。従って、パージの際には、供給ライン21に残留しているTiClガス及び供給ラインに残留しているNHガスを不活性ガスたるNの流動によって押し出すことができる。即ち、原料ガスが滞留するデッドボリューム(ガス溜まり)をなくしてガスの拡散を排除することが可能となる。従って、原料ガスをはやく切り替えることが出来る。
【0060】
また、不活性ガスNは、成膜の際も、パージの際も常に流し続けられているので、原料ガスの供給を止めた後にはじめて不活性ガスNを流動させる場合に比し、供給ライン21及び31及び供給配管150内に滞留している原料ガスたるTiCl及びNHのパージ効果を高めることができる。従って、原料ガスをはやく切り替えることが可能となる。
【0061】
以上本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0062】
例えば、第一の原料ガスTiClガスに対する不活性ガスNの流路は、第二の原料ガスNHに対する不活性ガスNの流路を兼用していてもよい。第一の原料ガス及び第二の原料ガスに対する不活性ガスが同じであれば、当該不活性ガスの流路を同じくすることができる。例えば、本実施例では、図2に示すように、バルブ80及び110を並列に接続しているが、不活性ガスの流路を兼用することにより、直列に接続することが出来る。そうすると装置の小型化を図ることができる。
【0063】
更に、第一の原料ガスとしては、TiClに限らず、TiI4、Ti[N(CH、Ti[N(C、TaF、TaCl、TaBr、Ta[N(CH、WF、W(CO)、Cu(hfac)TMVS、Cu(hfac)、Al(CH、AlCl、SiH等であってもよい。なお、これらのガスを複数種類、交互に供給する場合であっても、本発明は適用することが出来る。
【0064】
また、第二の原料ガスとしては、NHのほか、H、B、N、O、O、HO、NO、NO等であってもよい。更に、上記原料ガスに対する不活性なガスとして、Ar等であってもよい。
【0065】
【発明の効果】
以上詳述したところから明らかなように、請求項1記載の発明によれば、原料ガスの供給開口部及び当該開口部を開閉する弁部を、不活性ガスの供給ライン内に臨ませることにより、原料ガスを直接、不活性ガスの供給ラインへ注入することを許容又は禁止するができる。従って、原料ガスが滞留するデッドボリュームをなくすことができ、ガスの拡散を排除することが可能となる。よって、原料ガスをはやく切り替えることが出来る。
【0066】
また、請求項2記載の発明によれば、第一の原料ガスを直接、第一の原料ガスの不活性ガスの供給ラインへ注入することを許容又は禁止することができ、第二の原料ガスを直接、第二の原料ガスの不活性ガスの供給ラインへ注入することを許容又は禁止することができる、従って、夫々の原料ガスが滞留するデッドボリュームをなくすことができ、ガスの拡散を排除することが可能となる。よって、夫々の原料ガスをはやく切り替えることが出来る。
【0067】
更に、請求項3記載の発明によれば、第一の原料ガスに対する不活性ガス及び第二の原料ガスに対する不活性ガスが同じであれば、当該不活性ガスの流路を同じくすることができる。そうすると装置の小型化を図ることができる。
【0068】
また、請求項4記載の発明によれば、前記弁部は、変形容易な材質から成るダイヤフラム弁であってもよい。ダイヤフラム弁を付勢することにより、前記原料ガス供給開口部を完全かつ直接に遮断することができる。従って、不活性ガスの供給配管に臨んでいる原料ガスの供給開口部を確実に遮断し、原料ガスが滞留するデッドボリュームをなくしてガスの拡散を排除することができる。
【0069】
更に、請求項5記載の発明によれば、原料ガスに対して不活性なガスを、原料ガスをパージするときのみならず、原料ガスを供給する間中も流動させている。即ち、不活性ガスを絶えず流し続けているため、不活性ガスの流動する配管やバルブ内でのパージを迅速に行うことができる。従って、原料ガスの供給の交換を迅速に行うことができる。
【0070】
また、請求項6記載の発明によれば、原料ガスの供給口を、不活性ガス供給ラインに臨ませ、かつ不活性ガスを絶えず流し続けることにより、原料ガスが滞留するデッドボリュームが一層なくなり、従って、原料ガスの拡散を排除することができる。そのため、原料ガスをはやく切り替えることが出来る。
【0071】
更に、請求項7記載の発明によれば、第一原料ガスに対して不活性なガスを、第一の原料ガスをパージするときのみならず、原料ガスを供給する間中も流動させ、第二原料ガスに対して不活性なガスを、第二の原料ガスをパージするときのみならず、原料ガスを供給する間中も流動させている。即ち、第一の原料ガス又は第二の原料ガスの不活性ガスを絶えず流し続けているため、不活性ガスの流動する配管やバルブ内でのパージを迅速に行うことができる。従って、原料ガスの供給の交換を迅速に行うことができる。
【0072】
また、請求項8記載の発明によれば、第二の原料ガスに対して不活性なガスも絶えず流しておくことにより、第二の原料ガスの供給ラインに、第一の原料ガスが入り込んで両ガスが混合することを防ぐことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数種の原料ガスを一種類ずつ複数回にわたり反応室へ供給して薄膜を形成する方法を用いた従来の薄膜形成装置の概略構成図である。
【図2】本発明の薄膜形成装置の概略構成図である。
【図3】原料ガスを供給する際のバルブ80(110)の概略構造を示す縦断面図である。
【図4】原料ガスの供給を停止して、原料ガスに対する不活性なガスを供給する際のバルブ80(110)の概略構造を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 第一の原料ガスの供給源
11 供給ライン
12 バルブ
20 第一の原料ガスと不活性なガスの供給源
21 供給ライン
22 バルブ
30 第二の原料ガスと不活性なガスの供給源
31 供給ライン
32 バルブ
40 第一の原料ガスの供給源
41 供給ライン
42 バルブ
50 反応室
51 基板
52 保持体
60 排気ポンプ
80、110 バルブ
81 第一のバルブ筺体
82 第二のバルブ筺体
83 ダイヤフラム弁
84 箱体
85 突起部
86−a、86−b ダイヤフラム付勢機構
91 供給ライン
92 供給開口部
121 供給ライン
141 排ガス配管
150 供給配管

Claims (8)

  1. 複数種の原料ガスを1種類ずつ複数回にわたり反応室へ供給して反応室内に配設された基板上に薄膜を形成する薄膜形成装置において、前記反応室に接続し前記原料ガス及び前記原料ガスに対して不活性なガスを前記反応室へ供給するための配管と、前記配管内に設けられ前記原料ガスを前記配管へ供給するための原料ガス供給開口部と、前記配管内に設けられ前記原料ガス供給開口部を開閉する弁部とを備えたことを特徴とする薄膜形成装置。
  2. 前記原料ガスは、第一の原料ガス及び第二の原料ガスから成り、前記反応室に接続し前記第一の原料ガス及び前記第一の原料ガスに対して不活性なガスを前記反応室へ供給するための第一の配管と、前記第一の配管内に設けられ前記第一の原料ガスを前記第一の配管へ供給するための第一の原料ガス供給開口部と、前記第一の配管内に設けられ前記第一の原料ガス供給開口部を開閉する第一の弁部と、前記反応室に接続し前記第二の原料ガス及び前記第二の原料ガスに対して不活性なガスを前記反応室へ供給するための第二の配管と、前記第二の配管内に設けられ前記第二の原料ガスを前記第二の配管へ供給するための第二の原料ガス供給開口部と、前記第二の配管内に設けられ前記第二の原料ガス供給開口部を開閉する第二の弁部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の薄膜形成装置。
  3. 前記第一の原料ガスに対して不活性なガスを前記反応室へ供給するための前記第一の配管は、前記第二の原料ガスに対して不活性なガスを前記反応室へ供給するための前記第二の配管と兼用可能な配管であることを特徴とする請求項2記載の薄膜形成装置。
  4. 前記弁部は、ダイヤフラム弁から成ることを特徴とする請求項1乃至3いずれか一項記載の薄膜形成装置。
  5. 複数種の原料ガスを1種類ずつ複数回にわたり反応室へ供給して反応室内に配設された基板上に薄膜を形成する薄膜形成方法において、前記原料ガスを前記反応室へ供給している間中、前記原料ガスに対して不活性なガスを前記反応室へ供給させることを特徴とする薄膜形成方法。
  6. 前記原料ガスを、前記不活性なガスの前記反応室への供給路内に注入させて、前記反応室へ、前記不活性なガスとともに供給することを特徴とする請求項5記載の薄膜形成方法。
  7. 前記原料ガスは、第一の原料ガス及び第二の原料ガスから成り、前記第一の原料ガスを前記反応室へ供給している間中、前記第一の原料ガスに対して不活性なガスを前記反応室へ供給させ、前記第二の原料ガスを前記反応室へ供給している間中、前記第二の原料ガスに対して不活性なガスを前記反応室へ供給させることを特徴とする請求項5記載の薄膜形成方法。
  8. 前記第一の原料ガスを前記反応室へ供給している間中、前記第一の原料ガスに対して不活性なガス及び前記第二の原料ガスに対して不活性なガスの双方を前記反応室へ供給させることを特徴とする請求項7記載の薄膜形成方法。
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