JP2004091434A

JP2004091434A - Composition for promoting repair of injured tissue

Info

Publication number: JP2004091434A
Application number: JP2002258105A
Authority: JP
Inventors: Yoshiyuki Seyama; 瀬山義幸
Original assignee: Musashino Research Institute for Immunity Co Ltd
Current assignee: Musashino Research Institute for Immunity Co Ltd
Priority date: 2002-09-03
Filing date: 2002-09-03
Publication date: 2004-03-25
Anticipated expiration: 2022-09-03
Also published as: JP5033292B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To pay attention to a biological reaction mobilized for repairing a tissue injured by a disorder from a new viewpoint and provide a method for artificially compensating the biological reaction, namely to provide an oral medicine or an external preparation free from adverse effect and having sure effect and high safety. <P>SOLUTION: An agent or a food product having high tissue repairing properties comprises a plant of the genus Bidens, particularly Bidens pilosa L. or its ingredient in which promoting action on synthesis of collagen and glycosaminoglycan of a tissue injured by disorder to rebuild an extracellular matrix and promoting migration, extension and proliferation of skin fibroblast to accelerate repair of the tissue is recognized. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明はセンダングサ属植物特にビデンス・ピローサと呼ばれる一群の植物またはその抽出物、またはその成分を含有する組織修復促進性組成物に関するものである。本発明は、擦り傷・切り傷・荒れ肌等の軽度の外傷に対する軽医療に用いる薬剤として、また食道・胃・十二指腸等消化管内面のビラン等の修復促進のための、日常生活における健康食品や健康飲料としても利用価値の高いものである。
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
【０００２】
生体は常に各種の刺激によって障害を受け、常にそれを修復しながら恒常性を保っている。その恒常性を健全に維持する力は、広い意味での治癒力あるいは抵抗力と呼ばれるもので、偏らない食餌、十分な睡眠、規則的な生活、適度な運動、十分な水分補給など健康生活の要諦とされる生活習慣によって養われる。
【０００３】
障害を受けた組織を修復するには多様な生体機能が関与している。組織を構成する細胞外の構造（ｅｘｔｒａｃｅｌｌｕｌａｒ　ｍａｔｒｉｘ＝ＥＣＭ）を修復する酵素、その酵素が必要とする様々な生体材料、そのような酵素や材料を局所に動員する機能、また破壊され失われた細胞の増殖に拘る機能、等々が実に巧妙に拘り合って破壊された組織を再構成していくのである。
【０００４】
すなわち、障害を受けた組織のＥＣＭはコラーゲンやエラスチンのような繊維性蛋白質、ヒアルロン酸（ＨＡ）やコンドロイチン硫酸などを含む複合多糖類グリコサミノグリカン（ＧＡＧ）、ファイブロネクチンやラミニン等の糖蛋白などから構成されている。障害を受けた組織には血液成分の浸潤、組織由来の繊維芽細胞や炎症反応に関与する細胞群の集合の結果、旧ＥＣＭが分解されて新たなＥＣＭの再構築が進行し、細胞分裂や血管新生を伴って組織が修復されていく。その過程で肉芽組織が一時的に形成されこれを支持体として本来の機能を持った細胞が分化誘導され組織の修復が完成する。
【０００５】
このような生体の自然治癒力を人為的に補うには、一つには患部の血行を良くすることによって必要な材料の補給と老廃物の排除を促すことも必要である。例えばショウガとかトウガラシ、あるいはニンンクなど、昔から循環を高めるとされ自覚的にも摂取後に身体がほてったり温まる感じのするものがある。また一方では患部の清潔を保ち感染を防ぎ、さらに自然治癒を促す働きのある植物も数多く知られている。例えばシコンとかオウバク、ダイオウ等がそれである。これらの植物やその成分は昔から民間薬・伝承薬として使用され、さらに薬効成分が単離されて新薬として活用されているものも多い。
【０００６】
本発明は、障害を受けた組織を修復するのに動員される生体反応を新たな観点から注目し、これを人為的に補う方法を提供しようとするものである。
【０００７】
センダングサ属植物、特にビデンス・ピローサはどんな体質の人にもアレルギー反応を起こすこともなく、血小板凝集を阻害する傾向があり、血液のサラサラ度を高めることによって末梢血液の流動を促進するので、毎日煎じて飲むことにより手足が温まり皮膚に潤いをもたらすという実感がある。また抗酸化・抗過酸化作用、血糖低下作用、血中脂質低下作用、抗炎症作用、さらに細胞増殖促進作用、コラーゲン合成促進作用、等々を併せ持っているので、これを常用することによって積極的に高いレベルで健康を保持することが期待できるものである。
【０００８】
また本発明は、健康人が健康を保つために常用することにより、障害を速やかに回復し恒常性を損なうことなく健康生活を営みながら天寿を全うすることができるという、真の意味での健康食品・健康補助食品を提供し、以て実質的な健康寿命の延長された明るい長寿社会を実現しようと意図するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００９】
ビデンス・ピローサは熱帯〜亜熱帯に広く分布するキク科の野草で、繁殖力が強く農業上は有害植物として駆除の研究が盛んである一方、主にアフリカ大陸や中南米地方、中国・台湾などの各地では抗菌作用、消炎鎮痛作用があるとして、胃痛・腹痛・下痢・便秘・腸内寄生虫等の胃腸疾患、咽頭炎・結核・赤痢・マラリア等の感染症、風疹・猩猴熱等の解熱、結膜炎・耳炎・腸炎等の炎症性疾患、リウマチ、糖尿病、肝臓病、あるいは火傷・毒蛇の咬傷などに経験的に民間薬として用いられてきた。また日常的に咳、水洟、喘鳴、ただれ目、歯痛、重症悪阻（おそ）、癌、腺腫、利尿などの目的にも万能薬的に用いられている。すなわち低開発地域においては手近にある便利な野草として重用されているらしい。しかし世界各地の研究者によって多岐に亘る調査報告や成分研究がなされている中に、組織修復の促進改善を示唆する知見は全く見られない。
【００１０】
発明者は、実験例に示すようにＥＣＭの再構成に着目し、モルモットを用いるｉｎ　ｖｉｖｏ試験においてＢｉｄｅｎｓ　ｐｉｌｏｓａ　Ｌ．がコラーゲンやグリコサミノグリカンの合成構築を促進し創傷の治癒を促進していることを発見した。またヒト繊維芽細胞を使用するｉｎ　ｖｉｔｒｏ試験においても、細胞の遊走伸展及び増殖を促進して創傷の治癒に貢献することが見いだされた。
【００１１】
本発明に使用されるキク科のセンダングサ属植物は、既に特願２０００−１０５５５９に詳述したが、学名ではビデンス属と言われる一群の植物で、種類も多岐に亘り互いに交配するので変種も多く、植物学上も混乱が見られ、学名、和名、漢名、の対応も交錯していて同定することは極めて困難であるが、本発明で用いられるセンダングサ属植物は雑種を含め以下に掲げるものを包含する。
【００１２】
Ｂｉｄｅｎｓ　ｐｉｌｏｓａ　Ｌ．（コセンダングサ、コシロノセンダングサ、咸豊草）
Ｂｉｄｅｎｓ　ｐｉｌｏｓａ　Ｌ．ｖａｒ．ｍｉｎｏｒ（Ｂｌｕｍｅ）Ｓｈｅｒｆｆ（シロバナセンダングサ、シロノセンダングサ、コシロノセンダングサ、コセンダングサ、咸豊草）
Ｂｉｄｅｎｓ　ｐｉｌｏｓａ　Ｌ．ｖａｒ．ｂｉｓｅｔｏｓａ　Ｏｈｔａｎｉ　ｅｔ　Ｓ．Ｓｕｚｕｋｉ（アワユキセンダングサ）
Ｂｉｄｅｎｓ　ｐｉｌｏｓａ　Ｌ．ｆ．ｄｅｃｕｍｂｅｎｓ　　Ｓｃｈｅｒｆｆ　（ハイアワユキセンダングサ）
Ｂｉｄｅｎｓ　ｐｉｌｏｓａ　Ｌ．ｖａｒ．ｒａｄｉａｔａ　　Ｓｃｈｅｒｆｆ　（タチアワユキセンダングサ、ハイアワユキセンダングサを含むこともある）
Ｂｉｄｅｎｓ　ｐｉｌｏｓａ　Ｌ．ｖａｒ．ｒａｄｉａｔａ　　Ｓｃｈｕｌｔｚ　Ｂｉｐｏｎｔｉｎｕｓ　（シロノセンダングサ、オオバナノセンダングサ）
Ｂｉｄｅｎｓ　ｂｉｔｅｒｎａｔａ　　Ｌｏｕｒ．Ｍｅｒｒｉｌｌ　ｅｔ　Ｓｈｅｒｆｆ（センダングサ）
Ｂｉｄｅｎｓ　ｂｉｐｉｎｎａｔａ　　Ｌ．（コバノセンダングサ、センダングサ）
Ｂｉｄｅｎｓ　ｃｅｒｎｕａ　Ｌ．（ヤナギタウコギ）
Ｂｉｄｅｎｓ　ｆｒｏｎｄｏｓａ　Ｌ．（アメリカセンダングサ、セイタカタウコギ）
Ｂｉｄｅｎｓ　ｍａｘｉｍｏｗｉｃｚｉａｎａ　Ｏｅｔｔ（羽叶鬼針草）
Ｂｉｄｅｎｓ　ｐａｒｖｉｆｌｏｒａ　Ｗｉｌｌｄ　（ホソバノセンダングサ）
Ｂｉｄｅｎｓ　ｒａｄｉａｔａ　　Ｔｈｕｉｌｌ．ｖａｒ．　ｐｉｎｎａｔｉｆｉｄａ　（Ｔｕｒｃｚ．）Ｋｉｔａｍｕｒａ（エゾノタウコギ）
Ｂｉｄｅｎｓ　ｔｒｉｐａｒｔｉｔａ　Ｌ．（タウコギ）
【００１３】
このセンダングサ属植物は動物や人の衣服に付いて運ばれる黒褐色の種子の上部に逆棘のある針があり、針の数は交配のため一定しないものが多いが、中国・台湾では鬼針草属、主に咸豊草と呼ばれる。異名も多く、同治草、鬼針草、三葉鬼針草、三葉刺針草、刺針草、婆婆針草、白花婆婆針、蝦箝草、符因草、符因頭、赤査某、金盞銀盤、含風草、南風草、蝦公鋏、羞査某仔等の名があり、それぞれがどの学名に相当するのかは明らかでない。日本では本州の暖地以南で見られ、草丈は２５ｃｍ〜約１ｍにもなり、通常一年草であるが温暖な気候条件に恵まれると越冬し、花は一年中次々と咲く。花はキク科特有の形で、白色または黄色の丸みのある花弁のような舌状花が数個、中央には黄褐色の管状花が多数集合している。中には舌状花を欠くものもある。茎は四角で薄紫に着色した節がある。３つ又は５つに羽状に分れた葉には柄があり、縁にはぎざぎざがあって対生するものが多い。
【００１４】
【実験例１】
体重３００ｇ前後のＨａｒｔｌｅｙ系雄モルモットを麻酔下に背中の一定範囲を剃毛し、さらに脱毛ムースを使用して脱毛した。アルコール消毒後、背中に鋏で筋層に達する深さまで約１５ｍｍ切傷し、自動縫合器を用いて傷口を縫合した。感染防止のために隔日にクロラムフェニコール５ｍｇを皮下注射した。切傷した日を０日とし、３、５、７、１０日後に傷口を中心に縦１０ｍｍ、横５ｍｍの皮膚を剥離した。
【００１５】
この剥離切片について、ヒドロキシプロリン（Ｈｙｐｒ）を指標としてコラーゲンを、ウロン酸（ＵＡ）を指標としてグリコサミノグリカンを測定し、剥離した皮膚試料脱脂脱水物単位重量あたりに換算した。表１の数値は正常群に対する相対値％で表した。
【００１６】
〔表１〕剥離切片のＨｙｐｒ、ＵＡの経日変化相対値

【００１７】
動物は４群（各群１０匹）とし、切傷しない群を正常群、切傷後薬物を塗布しない群を対照群、切傷後１０％タチアワユキセンダングサ（ビデンス・ピローサ）含有白色ワセリン約３０ｍｇを毎日傷口に塗布した群を試験群、シコニン０．２％含有白色ワセリンを塗布した群をシコニン群とした。これに使用した試験群の軟膏はタチアワユキセンダングサの地上部を特願２０００−１０５５５９の方法によって修治加工乾燥したものを微粉末とし白色ワセリンに１０％の割合で練り込んだものである。ワセリン基剤を用いたのは予備試験において水溶性基剤よりも効きが良かったからである。対照に用いたシコニンは純品で、かねて別の実験で適当と認められた濃度の０．２％の軟膏として使用した。
【００１８】
その結果、創傷の治癒過程において傷口のコラーゲンは対照群では３日目７１％、５日目８３％、７日目８８％、１０日目９０％と低下し、分解除去されていることを示しているが、試験群では３日目９９％と低下が有意に抑制され、５、７、１０日目は有意ではないが引続き抑制の傾向を示した。シコニンは３、７、１０日目のデータがなく残念であるが５日目に７６％と対照群よりも減少していた。すなわち、コラーゲンの特徴蛋白であるヒドロキシプロリンの消長からＢｉｄｅｎｓ　ｐｉｌｏｓａ　Ｌ．が組織修復に大きく貢献していることを発見した。
【００１９】
ウロン酸は７日目は有意差がなかったものの試験群の３日目、５日目、１０日目においてはいずれも有意に増加促進が認められた。これに対しシコニン群は５日目だけであるが対照群と同程度の値でグリコサミノグリカンを増加させる効果は見られなかった。すなわちＢｉｄｅｎｓ　ｐｉｌｏｓａ　Ｌ．はシコニンよりも遥かにグリコサミノグリカンの構築に貢献して組織修復を果たしていることを発見した。
【００２０】
【実験例２】
１０％子牛血清（ＦＢＳ）を含むＤｕｌｂｅｃｃｏ’ｓ　Ｍｏｄｉｆｉｅｄ　Ｅａｇｌｅ　Ｍｅｄｉｕｍ（ＤＭＥＭ）を用い、３５ｍｍペトリ皿で１×１０^４ｃｅｌｌ／ｄｉｓｈのヒト繊維芽細胞を播種し、３７℃、５％ＣＯ_２の条件で培養した。ｃｏｎｎｆｌｕｅｎｔになってＰＢＳで２回洗浄、０．５％透析ＦＢＳを含むＤＭＥＭに交換し、同条件で２４時間培養後ＰＢＳに交換し、Ｍｅｙｅｒらの方法に準じてシャーレの中央に大きくイエローチップで×形に細胞を剥離した（剥離幅約０．５ｍｍ）。ＰＢＳで十分洗浄後０．５％透析ＦＢＳを含むＤＭＥＭを対照に表２の濃度の薬物で処理し、２４時間後に剥離溝の状態を検鏡した。
【００２１】
その結果、剥離溝の状態は画分Ｄにおいて最も細胞の遊走・伸展が見られ、次いでシコニン、画分Ｃ、やヒアルロン酸においても類似の状況が見られた。
【００２２】

【００２３】
【実験例３】
９６穴マイクロタイタープレートの各穴にヒト皮膚繊維芽細胞を１×１０^３ｃｅｌｌ（１００μＬ）ずつ播種し、１０％子牛血清を含むＤＭＥＭを用いて３７℃、５％ＣＯ_２の条件で２４時間培養後、ＰＢＳで２回洗浄、０．５％透析ＦＢＳを含むＤＨＥＭを対照として表２に示す処理液で処理し、２４時間後Ｃｅｌｌ　ｃｏｕｎｔｉｎｇ　ｋｉｔ　８溶液を各穴に１０μＬずつ加えて４５０ｎｍの吸光度を測定し細胞数の指標とした。
【００２４】

【００２５】
その結果、表３に示すようにＢｉｄｅｎｓ　ｐｉｌｏｓａ　Ｌ．、画分Ｄ、ヒアルロン酸は有意な細胞増殖促進を示したが、シコニンは増殖を促進しなかった。
【００２６】
【実験例４】
１群５〜８匹のＩＣＲ雄性７週令マウスを３群用意し、対照群には水、陽性対照群には体重ｋｇ当り２００ｍｇのシメチジン、試験群には０．２５％カルボキシルメチルセルロース溶液に懸濁したＢｉｄｅｎｓ　ｐｉｌｏｓａ　Ｌ．（実験例２と同じ）を体重ｋｇ当り０．５ｇ、をそれぞれ胃ゾンデで強制投与して１時間後に、６０％エタノール含有０．１５Ｍ−塩酸２００μＬを胃ゾンデで注入して実験的に胃潰瘍を起こさせ、１時間後に開腹、胃を洗浄して一定量とし５４０ｎｍの吸光度を測定して出血量の指標とした。また胃内面の潰瘍面積を画像解析にて測定した。その結果は表４に見られるようにシメチジンに勝るとも劣らぬ潰瘍予防効果を認め、いずれも対照群に対して高度に有意差があった（ｐ＜０．００１）。
【００２７】
〔表４〕実験的胃潰瘍に対するＢｉｄｅｎｓ　ｐｉｌｏｓａ　Ｌ．の効果

【００２８】
【発明の実施の形態】
以下実施例をもって本発明の実施態様を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【００２９】
【実施例１】（健康茶の調製と上腹部愁訴に対する効果）
ビデンス・ピローサ（タチアワユキセンダングサ）の地上部を刈り取り、流水で洗浄して裁断したものを蒸煮・揉解した後、熱風乾燥して細かく刻み、健康茶の原料とした。単独では野草味・野草臭が強いので、その７０ｇに乾燥ショウガ２ｇと焙煎した大麦２８ｇ（いずれも粗砕物）を混合して味を矯正し、３ｇずつティーバッグの形に分包した。このものは沸騰水１Ｌに１包を投入して約５分間抽出し、ポットに保温して随時飲用に供した。
上腹部痛、胃もたれ、吐き気、嘔吐（血が混じる）、食欲不振、空腹時の胃痛など、胃炎・胃潰瘍を疑わせる愁訴のある人１０人に、この健康茶を常用してもらったところ１カ月以内に８人は愁訴が全く消失して元気になった。
【００３０】
【実施例２】（エキス粉末〜軟膏の調製と軽外傷に対する効果）
ビデンス・ピローサ（シロバナセンダングサ）全草の乾燥物１００ｇに水２Ｌを加え、９０〜１００℃で時々攪拌しながら５時間抽出したのち瀘過し、その瀘液を濃縮凍結乾燥してビデンス・ピローサ熱水エキス粉末２３．１ｇを得た。本品１ｇはビデンス・ピローサ乾燥物約４．３ｇに相当する。この粉末０．１ｇ／１００ｇの割合でカーボワックス５０００／白色ワセリン／オリーブオイル（４／４／２）に練り込んで軟膏を調製した。
小さな怪我の絶えない学童１０名の保護者の了解を得てこの軟膏を試用してもらった。各学童とも転んで膝や向こう脛に擦り傷を負った時に、水洗後リバノール液で消毒してこの軟膏を試用してもらい、保護者の所感を求めた所、全員が非常によく効く、傷の治りが速い、と好評であった。
【００３１】
【実施例３】（顆粒剤の調製とシメチジン代替効果）
実験例１に用いたビデンス・ピローサの加工乾燥物を６０メッシュパスの粉末とし、この粉末８５ｇに賦形剤として結晶セルロース（アビセル）１５ｇを混合して湿式で顆粒化した。被検者に投与するときは通常約３ｇを１日量として３回に分与した。
胃炎または胃潰瘍あるいは十二指腸潰瘍と診断され、シメチジンを投与されている患者に説明し承諾を得た上で、８人にシメチジンの代りにこの顆粒剤を食間に１ｇずつ１カ月間飲んでもらった所、全員がシメチジンよりも調子がよくなったと報告した。
【００３２】
【実施例４】（錠剤の調製と皮膚炎に対する効果）
実験例２で得られたビデンス・ピローサエキス凍結乾燥粉末１００ｇに対し賦形剤としてトレハロース７０ｇと結晶セルロース（アビセル）３０ｇを加え、常法により１錠３５０ｍｇの錠剤とした。被検者に投与するときは通常１日３回、毎回１錠を経口投与した。
皮膚のかなりの部分に常に出血を伴うほど重症のアトピー性皮膚炎で医師からステロイド外用剤を投与されているが、ステロイド剤に拒否感があるので使いたくないという人５人に、上記錠剤を１日３回、実施例１の健康茶と併用してもらった所、２〜６カ月で全員が皮膚炎から解放された。
【００３３】
【実施例５】（夏季潰瘍に対する効果）

【００３４】
上記は出願特許「血液循環改善剤」（特願２００１−００１７２０）に実施例５として掲げた２２例の内の一部であるが、実施例１の健康茶を沸騰した約１リットルの湯に１パック投入し、保温しておいて１日数回に分けて飲用に供した例である。そのうち夏季潰瘍（Ｌｉｖｅｄｏ　ｒｅｔｉｃｕｌａｒｉｓ　ｗｉｔｈ　ｓｕｍｍｅｒ　ｕｌｃｅｒａｔｉｏｎ）の７人は夏期になると下肢に繰り返し痛みを伴う潰瘍を生じる難治性血行障害で、これは血流の改善によるほかに、今回新たに発見された組織修復促進効果も大いに寄与しているものと考えられる。[0001]
[Industrial applications]
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a plant of the genus Sendangsa, particularly a group of plants called Bidens pirosa or an extract thereof, or a tissue repair promoting composition containing the component thereof. The present invention relates to a medicine used in light medical treatment for mild trauma such as abrasions, cuts, and rough skin, and a health food or health drink in daily life for promoting the repair of virane or the like in the digestive tract such as the esophagus, stomach, or duodenum. It is also highly useful.
Problems to be solved by the prior art and the invention
[0002]
The living body is always damaged by various kinds of stimuli, and maintains its homeostasis while always repairing it. The ability to maintain a healthy homeostasis is called healing or resistance in a broad sense, and is important for healthy living such as unbiased diet, adequate sleep, regular life, moderate exercise, and adequate hydration. It is nourished by lifestyles that are considered essential.
[0003]
A variety of biological functions are involved in repairing damaged tissue. Enzymes that repair extracellular structures (extracellular matrix = ECM) that constitute tissues, various biomaterials required by the enzymes, the ability to locally mobilize such enzymes and materials, and cells that are destroyed and lost The functions involved in proliferation, etc., are really cleverly engaged in reconstructing the destroyed tissue.
[0004]
That is, the ECM of the damaged tissue is a fibrous protein such as collagen or elastin, a complex polysaccharide glycosaminoglycan (GAG) containing hyaluronic acid (HA) or chondroitin sulfate, or a glycoprotein such as fibronectin or laminin. It is composed of As a result of infiltration of blood components, aggregation of tissue-derived fibroblasts and a group of cells involved in the inflammatory response in the damaged tissue, the old ECM is degraded and the reconstruction of a new ECM progresses, and cell division and The tissue is repaired with neovascularization. In the process, granulation tissue is formed temporarily, and the cells having the original function are induced to differentiate using the granulation tissue as a support to complete the tissue repair.
[0005]
In order to artificially supplement the natural healing power of the living body, it is necessary to promote the replenishment of necessary materials and the elimination of waste products by improving blood circulation in affected areas. For example, there are ginger, pepper, and garlic that have long been thought to increase circulation and that the body feels warm and warm after ingestion. On the other hand, there are many known plants that keep the affected area clean, prevent infection, and promote natural healing. For example, sicon, oak, rhubarb and the like. These plants and their components have been used as folk medicines and traditional medicines for a long time, and many of the medicinal components have been isolated and used as new drugs.
[0006]
The present invention seeks to provide a method for artificially compensating for biological reactions mobilized to repair damaged tissue from a new perspective.
[0007]
Sendangsa plants, especially Bidens pirosa, do not cause allergic reactions in people of any constitution, tend to inhibit platelet aggregation, and promote peripheral blood flow by increasing blood smoothness, so daily There is a real feeling that brewing and drinking warms the limbs and moisturizes the skin. It also has antioxidant / antiperoxidant, blood sugar lowering, blood lipid lowering, anti-inflammatory, cell growth promotion, collagen synthesis promotion, etc. It can be expected to maintain a high level of health.
[0008]
In addition, the present invention provides a health care in the true sense that a healthy person can use health care routinely to maintain health, thereby quickly recovering from a disorder and performing a healthy life without compromising homeostasis. It intends to provide foods and health supplements, thereby realizing a bright and long-lived society with a substantially extended healthy life expectancy.
[Means for Solving the Problems]
[0009]
Bidens pirosa is a wild plant of the family Asteraceae widely distributed in the tropics and subtropics.It has strong fertility and has been actively studied as a harmful plant in agriculture, but it is mainly located in the African continent, Latin America, China and Taiwan. As antibacterial and antiphlogistic analgesic, it has gastrointestinal diseases such as stomach pain, abdominal pain, diarrhea, constipation, intestinal parasites, infectious diseases such as pharyngitis, tuberculosis, dysentery, malaria, and antipyretic such as rubella and scarlet fever. It has been empirically used as a folk medicine for inflammatory diseases such as conjunctivitis, otitis and enteritis, rheumatism, diabetes, liver disease, and burns and viper bites. It is also used as a panacea for daily purposes such as coughing, water drop, wheezing, sores, toothache, severe illness, cancer, adenoma, and diuresis. In other words, it seems to be heavily used as a convenient and convenient wildflower in low development areas. However, despite extensive research reports and component studies by researchers all over the world, there is no finding that suggests an improvement in tissue repair.
[0010]
The inventor paid attention to the reconstitution of ECM as shown in the experimental example, and performed the in-vivo test using guinea pigs by using Bidens pilosa L. Promoted the synthesis and construction of collagen and glycosaminoglycan and promoted wound healing. In addition, in an in vitro test using human fibroblasts, it was also found that the cells promote migration and extension of cells and contribute to wound healing.
[0011]
The Asteraceae plant of the genus Asteraceae used in the present invention has already been described in detail in Japanese Patent Application No. 2000-105559, but is a group of plants referred to in the scientific name as Bidens. Confusion has been observed in botany, and scientific names, Japanese names, Chinese names, and the correspondence of the names are also mixed, and it is extremely difficult to identify them.However, the Sendangusa plants used in the present invention are listed below, including hybrids. Things.
[0012]
Bidens pilosa L. (Coleoptera, Rhododendron L., Xianfeng)
Bidens pilosa L. var. minor ( Blume) Sherff (Shirobana Sengusa, Shirono Sengusa, Koshirono Sengusa, Sengakusa, Xianfeng)
Bidens pilosa L. var. bisetosa Ohtani et S .; Suzuki
Bidens pilosa L. f. decumbens Schaffff
Bidens pilosa L. var. radiata Scherff (may also include Tachiawayukisendansa and Hiawayukisendangusa)
Bidens pilosa L. var. radiata Schultz Bicontinus
Bidens bitternata Lour. Merrill et Sherff
Bidens bipinnata L. (Kobano Sendangsa, Sendangsa)
Bidens cernua L. et al . (Salix)
Bidens frontosa L.A. (American Sendangusa, Seita Katawagi)
Bidens maximowicziana Oett
Bidens parviflora Willd
Bidens radiata Twill. var. pinnatifida (Turcz.) Kitamura (Ezonotaucogi)
Bidens tripartita L. (Taukogi)
[0013]
This Sendangusa plant has needles with barbs at the top of the black-brown seeds carried on the clothes of animals and humans, and the number of needles is not constant due to mating, but in China and Taiwan, it is a demon needle plant Genus, mainly called Xianfeng. There are also many synonyms, Doujiraku, Onibaso, Mibahaha, Mibaha needle, Pierha, Baobahari, Shirahanabahaha, Egagusa, Sakuinosa, Sakiinoka, Akazu, Fri There are names such as Susan-gamban, Kazefu-so, Minami-fu-so, Ebiko shears, and a certain puppy, and it is not clear which scientific name each corresponds to. In Japan, it is found south of the warm region of Honshu. Its plant height is 25 cm to about 1 m. It is usually an annual grass, but when it is blessed with mild climatic conditions, it overwinters and flowers bloom all year round. The flowers are peculiar to the Asteraceae family, with several white or yellow rounded petals like round petals and a large number of tan tubular flowers in the center. Some lack tongue-shaped flowers. The stem has square, light purple colored nodes. The leaves, which are divided into three or five feathers, have a handle, and the edges are jagged, and many of them are opposite.
[0014]
[Experimental example 1]
A male Hartley guinea pig weighing about 300 g was shaved under anesthesia over a certain area of the back, and further depilated using a depilatory mousse. After alcohol disinfection, the back was cut with scissors to a depth of about 15 mm to reach the muscle layer, and the wound was sutured using an automatic suture instrument. Chloramphenicol 5 mg was injected subcutaneously every other day to prevent infection. The day of the incision was set to 0 day, and after 3, 5, 7, and 10 days, the skin of 10 mm length and 5 mm width was peeled off the wound center.
[0015]
Collagen was measured using hydroxyproline (Hypr) as an index, and glycosaminoglycan was measured using uronic acid (UA) as an index, and converted to the unit weight of the exfoliated skin sample defatted dehydrated product. The numerical values in Table 1 are expressed in% relative to the normal group.
[0016]
[Table 1] Relative daily change of Hypr and UA of peeled section

[0017]
The animals consisted of 4 groups (10 animals per group), the group without incision was the normal group, the group without application of the drug after the incision was the control group, and about 30 mg of white petrolatum containing 10% Tachia yukisendangusa (Bidens pirosa) after the incision was given daily. The group applied to the wound was a test group, and the group applied with white petrolatum containing shikonin 0.2% was a shikonin group. The ointment of the test group used in this test was obtained by repairing and drying the above-ground part of Tachiawa-Yukisen-dangusa by the method of Japanese Patent Application No. 2000-105559 and kneading it into white petrolatum at a ratio of 10%. The petrolatum base was used because it was more effective than the water-soluble base in preliminary tests. The shikonin used as a control was a pure product, and was used as a 0.2% ointment at a concentration previously determined to be appropriate in another experiment.
[0018]
As a result, in the wound healing process, the collagen in the wound decreased to 71% on the third day, 83% on the fifth day, 88% on the seventh day, and 90% on the tenth day in the control group, indicating that the collagen was decomposed and removed. However, in the test group, the decrease was significantly suppressed at 99% on the third day, and the decrease was not significant on the fifth, seventh, and tenth days, but continued to be suppressed. Unfortunately, there was no data on days 3, 7, and 10 for shikonin, but on day 5, it was 76% lower than in the control group. That is, from the fate of hydroxyproline, which is a characteristic protein of collagen, it was determined that Bidens pilosa L. Found that it had greatly contributed to tissue repair.
[0019]
Although uronic acid did not show a significant difference on the seventh day, a significant increase was observed on the third, fifth, and tenth days in the test group. On the other hand, in the shikonin group, only on the fifth day, the effect of increasing glycosaminoglycan was not observed at the same level as the control group. That is, Bidens pilosa L. Found that it contributed to the construction of glycosaminoglycans far more than shikonin and achieved tissue repair.
[0020]
[Experimental example 2]
Using Dulbecco's Modified Eagle Medium (DMEM) containing 10% calf serum (FBS), 1 × 10 ⁴ cells / dish human fibroblasts were inoculated in a 35 mm petri dish, and incubated at 37 ° C. and 5% CO ₂ . Cultured under the conditions. After washing with PBS twice, replacing with DMEM containing 0.5% dialyzed FBS, culturing for 24 hours under the same conditions, replacing with PBS, and using a large yellow chip at the center of the Petri dish according to the method of Meyer et al. The cells were peeled into a cross shape (peeling width: about 0.5 mm). After thoroughly washing with PBS, DMEM containing 0.5% dialyzed FBS was treated as a control with the drug at the concentration shown in Table 2, and 24 hours later, the state of the peeling groove was inspected.
[0021]
As a result, in the state of the detached groove, migration and extension of cells were most observed in the fraction D, and then similar states were observed in the shikonin, the fraction C, and the hyaluronic acid.
[0022]

[0023]
[Experimental example 3]
Human skin fibroblasts were seeded in each well of a 96-well microtiter plate at 1 × 10 ³ cells (100 μL), and each was subjected to DMEM containing 10% calf serum at 37 ° C. and 5% CO ₂ for 24 hours. After culturing, the cells were washed twice with PBS, treated with a treatment solution shown in Table 2 as a control using DHEM containing 0.5% dialyzed FBS, and 24 hours later, 10 μL of Cell counting kit 8 solution was added to each well, and the absorbance at 450 nm was added. Was measured and used as an index of cell number.
[0024]

[0025]
As a result, as shown in Table 3, Bidens pilosa L. , Fraction D, hyaluronic acid showed significant promotion of cell growth, but shikonin did not promote growth.
[0026]
[Experimental example 4]
Three groups of 5 to 8 ICR male 7-week-old mice were prepared, each group consisting of water, a positive control group, and 200 mg of cimetidine per kg of body weight, and a test group suspended in 0.25% carboxymethylcellulose solution. Cloudy Bidens pilosa L. 0.5 g per kg of body weight (the same as in Experimental Example 2) was forcibly administered with a gastric tube, and one hour later, 200 μL of 0.15 M-hydrochloric acid containing 60% ethanol was injected with the gastric tube to experimentally cause gastric ulcer. After 1 hour, the abdomen was opened and the stomach was washed to make a fixed amount, and the absorbance at 540 nm was measured to be used as an index of the amount of bleeding. The ulcer area on the inner surface of the stomach was measured by image analysis. As shown in Table 4, the results showed that the ulcer-preventing effect was not inferior to that of cimetidine, and there was a significant difference from the control group (p <0.001).
[0027]
[Table 4] Bidens pilosa L. for experimental gastric ulcer Effect

[0028]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described specifically with reference to Examples, but the present invention is not limited to these Examples.
[0029]
Example 1 (Preparation of healthy tea and its effect on upper abdominal complaints)
The above-ground part of Bidens pirosa (Tachiawayukisengusa) was cut, washed with running water, cut, steamed and rubbed, then dried with hot air and finely chopped to obtain a raw material for healthy tea. Since it alone has a strong herbal taste and wild smell, 70 g of the mixture was mixed with 2 g of dried ginger and 28 g of roasted barley (both crushed material) to correct the taste, and 3 g each was divided into tea bags. One pack of this was put into 1 liter of boiling water, extracted for about 5 minutes, kept warm in a pot, and served as needed.
10 people with complaints of gastritis or stomach ulcers, such as upper abdominal pain, stomach stomach, nausea, vomiting (blood mixed), anorexia, stomach pain on an empty stomach, etc., had regular use of this health tea. Within eight months, eight complaints had completely disappeared and he was fine.
[0030]
[Example 2] (Preparation of extract powder to ointment and effect on minor trauma)
2 g of water was added to 100 g of dry matter of Bidens pilosa (Shirobana sengusa), and the mixture was extracted for 5 hours with occasional stirring at 90 to 100 ° C., filtered, concentrated and freeze-dried, and the filtrate was concentrated and dried. 23.1 g of extract powder was obtained. 1 g of this product is equivalent to about 4.3 g of dry matter of Pirosa pilosa. An ointment was prepared by kneading the powder at a ratio of 0.1 g / 100 g into Carbowax 5000 / white petrolatum / olive oil (4/4/2).
With the consent of the parents of ten schoolchildren with constant injuries, they were asked to try this ointment. When each schoolchild fell and abrased the knee and shin, the children were washed with water and disinfected with rivanol to try this ointment. Healing was quick and popular.
[0031]
Example 3 (Preparation of granules and effect of substituting cimetidine)
The processed and dried product of Bidens pirosa used in Experimental Example 1 was made into a powder of 60 mesh pass, and 85 g of this powder was mixed with 15 g of crystalline cellulose (Avicel) as an excipient and granulated by a wet method. When administered to a subject, usually about 3 g was dispensed three times as a daily dose.
Patients who were diagnosed with gastritis or gastric ulcer or duodenal ulcer, explained and obtained consent to patients receiving cimetidine, and had 8 people drink 1 g of this granule between meals for 1 month instead of cimetidine. , All reported that he was getting better than cimetidine.
[0032]
Example 4 (Preparation of tablets and effect on dermatitis)
To 100 g of the freeze-dried powder of the Bidens-Pirosa extract obtained in Experimental Example 2, 70 g of trehalose and 30 g of crystalline cellulose (Avicel) were added as excipients to give a tablet of 350 mg in a conventional manner. When administered to a subject, one tablet was orally administered usually three times a day.
The pills should be given to 5 people who have been treated with topical steroids from a doctor for severe atopic dermatitis so that a considerable part of the skin is always bleeding, but who do not want to use them because they have a feeling of refusal to use steroids. When they were used together with the health tea of Example 1 three times a day, all of them were released from dermatitis in 2 to 6 months.
[0033]
Example 5 (Effect on summer ulcer)

[0034]
The above is a part of 22 examples listed as Example 5 in the application patent "blood circulation improving agent" (Japanese Patent Application No. 2001-001720), and the health tea of Example 1 is heated to about 1 liter of boiling water. This is an example in which one pack is charged, kept warm and divided into several times a day for drinking. Of these, seven with summer ulcers (Livedo reticularis with summer ulceration) are intractable blood circulation disorders that cause painful ulcers in the lower limbs in the summer, which is due to improved blood flow and newly discovered tissue repair. It is considered that the promotion effect has also contributed greatly.

Claims

A composition for promoting tissue repair comprising a plant of the genus Sendangusa or a component thereof.

The tissue repair composition according to claim 1, wherein the plant of the genus Sendangsa is Bidens pirosa.