JP2004091068A - リール用芯及びそれを使用したリール - Google Patents

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江上 幸隆
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Abstract

【課題】紙粉の発生を防止すると共に廃棄処理も容易にし、また、製造に際し不良品が発生し難くしたリール用芯及びそれを使用したリールを提供する。
【解決手段】リール5は、リール用芯1と、リール用芯1を挟んで両側に設けてあり、径大な円板形状を有するフランジ板3,3を備えている。リール用芯1は、植物性繊維、バインダー、水、金属石鹸、流動性付与剤を含む成形材料を射出成形機により一体成形し、表面が滑らかで相当の硬度を有するように仕上げたものであり、生分解性を有している。リール用芯1は、所要の厚みを有し、側面視略円形状に形成してある。リール用芯1の厚みを形成する周面部10は、キャリアテープを巻き取るためのテープ巻取部である。フランジ板3,3は段ボールで形成されている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、キャリアテープ等のテープ状物を巻き取るために使用されるリール用の芯及びこのリール用芯を使用したリールに関する。
更に詳しくは、紙粉の発生を防止すると共に、廃棄処理も容易であるものに関する。また、製造に際し不良品が発生し難くしたものに関する。更には、上記したリールが短時間で製造できるようにしたものに関する。
【0002】
【従来技術】
例えば、ICやLSI等の電子部品は、キャリアテープに封止して包装されており、キャリアテープをリールに巻き取った状態で保管・運搬されている。このような電子部品は、リールごとクリーンルーム等に持ち込まれ、適宜キャリアテープを引き出して使用される。
【0003】
キャリアテープを巻き取るリールは、所要の幅を有する円柱状の芯部を備え、この両側壁に径大なフランジ板を設けた形状を有している。従来のリールとしては、例えば、芯部とフランジ板とを一体に成形してつくった合成樹脂(プラスチック)製のものがある。このリールでは使用後に回収して再利用が可能である。
【0004】
しかし、合成樹脂製のリールは、使用済みのものを回収するコストが高く、また、廃棄時の環境汚染も懸念されることから、近年では敬遠される傾向にあり、需要が減少している。
【0005】
従って今日では、例えば、図8に示すように、所定形状に切り抜いた段ボール93を複数枚重ねて所要の厚みを有する芯部をつくり、その両側壁に同じく段ボールのフランジ板(図示省略)を接着して形成したものや、芯部を発泡スチロールでつくり、その両側壁に段ボールのフランジ板を接着して形成したもの等が多く使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記したリールにも、次のような課題があった。
まず、段ボール93を複数枚重ねて芯部をつくったものは、切り口の面積が広かったので、使用時において回転等することにより切り口(端部)から多量の細かい紙粉が発生していた。そのためこのリールを使用した場合では、紙粉が付着して、電子部品が誤作動を起こす可能性があった。
【0007】
また、芯部を発泡スチロールでつくり、フランジ板を段ボールでつくったものについても、フランジ板の切り口から紙粉は発生するが、このリールの場合では、紙粉の発生がフランジ板からのみであるので、全体としては発生量が少なく、この程度であれば許容できるレベルであり実用に支障は生じない。
【0008】
しかし、このリールには、芯部とフランジ板との材料が異なるので、廃棄時には分別しなければならず、廃棄処理に手間がかかるという別の課題があった。更には、芯部が合成樹脂であるので、上記した廃棄処理の問題もあった。
【0009】
そこで近年では、図9に示すように短管状の紙管90の両側に円板形状を有する段ボール91,91を貼り合わせて芯部をドラム状に形成したものが開発されている。この芯部を採用したものによれば、紙粉の発生が上記した芯部を発泡スチロールでつくったものと略同等のレベルに抑えることができ、しかも廃棄処理も容易である。
【0010】
しかし、このドラム状の芯部には、段ボール91,91が紙管90の厚み部分にしか接着されていなかったので、接着力が十分でなく剥がれ易いという課題があった。
【0011】
また、芯部の中央には、空回り防止のためにキー溝のような係合部920を備えた軸孔92が形成される。この軸孔92は、両側の段ボール91,91で係合部920の位置が合ってなければならないので、紙管90に段ボール91,91を取り付けた状態で打ち抜いて形成される。しかし、この軸孔92は、紙管90の内部が空洞であるために、貼り合わせた段ボール91,91を凹ませてしまうことがあり、製造に際し歩留まりが悪かった。
【0012】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究を行い、リールのうち少なくとも芯部が生分解可能な材料をバインダーで固めてつくることができれば、紙粉の発生が防止でき、廃棄処理も容易で、しかも加工に際し失敗が少なくできるのではないかとの着想を得た。そこで本発明者は、生分解可能な材料として、植物性繊維に注目した。
【0013】
従来、植物性繊維を主成分とする成形品の成形材料としては、例えば、粉砕した古紙に澱粉と水を加えて混練したものが知られている。
この成形材料を用いて製品を成形する場合には、▲1▼成形材料を十分に混練して、金型キャビティ内に材料を充填し易くする工程と、▲2▼キャビティ内に充填した成形材料に含まれる水を脱気手段により気化除去し、材料を乾燥固化させる工程とが必要である。
【0014】
しかし、従来の成形材料では、成形材料を混練する工程で材料が器壁やダイスなどに付き易く、また、金型キャビティ内に充填した成形材料を乾燥、固化させる際に、材料の表面側が乾燥してできた表皮層が型壁面に密着し、これが成形材料に含まれる水の気化を妨げるという問題があった。また、表皮層が型壁面に密着しているために、離型の際に成形品にひびや割れを発生させてしまい易いという問題もあった。
【0015】
そこで、上記した問題を解決するものとして、特開平11−226920号公報に、粉砕した古紙と澱粉と水とからなる主材に、ステアリン酸亜鉛やステアリン酸バリウムのような金属石鹸(非アルカリ金属の長鎖脂肪酸塩)を添加してなる成形材料が開示されている。
この成形材料によれば、金属石鹸の作用により従来の成形材料が持つ問題は、一応解決できる。
【0016】
しかし、上記公報記載の成形材料では、古紙や澱粉等の固形分に対する水の量が約50〜200重量部と多いため、成形時に水を脱気するのに時間がかかり、結果的に成形サイクルが長くなって、生産性が悪いといった問題があった。
【0017】
水の脱気時間を短縮するためには、成形材料に含まれる水の量を減らせば良いが、単に水の量を少なくしただけでは成形材料が固まらず成形できない。また、水の量が少なくなることで成形材料の流動性が悪くなるので、金型内に成形材料が十分に行き渡らなくなり、成形に失敗する。
【0018】
本発明者は、成形材料に含まれる水の量を減らすため、水に代わる好適な材料を新たに用いることにより、成形時に発生する水(水蒸気)の量を少なくして脱気に要する時間を減らし、成形に要する時間(成形サイクル)を短縮できるのでないかという発想のもとに鋭意研究開発した結果、水に代わる好適な材料としてグリセリン等の流動性付与剤を使用することが極めて有効な手段であることを見いだした。
本発明はこの知見に基づいて完成したものである。
【0019】
(本発明の目的)
本発明の目的は、紙粉の発生を防止すると共に、廃棄処理も容易なリール用芯及びこれを使用したリールを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、製造に際し不良品が発生し難いリール用芯及びこれを使用したリールを提供することにある。
更に、本発明の他の目的は、上記したリールが短時間で製造できるようにすることにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
植物性繊維とバインダーを含む生分解性を有する成形材料を射出成形して製造したことを特徴とする、
リール用芯である。
【0021】
第2の発明にあっては、
成形材料には、水と金属石鹸が含まれており、更に水の量を減らすために、水に代わって材料に流動性を与える流動性付与剤が含まれていることを特徴とする、
第1の発明に係るリール用芯である。
【0022】
第3の発明にあっては、
外周部が所要幅のテープ巻取部となるように側方視円形状または実質的に円形状に形成してあり、一方の側部中央から他方の側部中央にかけては厚み方向に貫通して軸孔が形成してあるリール用芯であって、
双方の側部には、凹部とフランジ部を接着するための接着面が設けてあることを特徴とする、
第1または第2の発明に係るリール用芯である。
【0023】
第4の発明にあっては、
外周部が所要幅のテープ巻取部となるように側方視円形状または実質的に円形状に形成してあり、一方の側部中央から他方の側部中央にかけては厚み方向に貫通して軸孔が形成してあるリール用芯であって、
双方の側部には、凹部とフランジ部を接着するための接着面が設けてあり、接着面は、一方の側部に設けた凹部の底側の裏面側が他方の側部の接着面となるようにしてあることを特徴とする、
第1または第2の発明に係るリール用芯である。
【0024】
第5の発明にあっては、
第1,第2,第3または第4の発明に係るリール用芯を備え、リール用芯の両側部には、リール用芯を挟んで径大なフランジ部が設けられていることを特徴とする、
リールである。
【0025】
本発明に係るリール用芯は、例えば、キャリアテープ、映画用のフィルム等のテープ状物等を巻き取るリールを構成するものとして使用できる。しかし、本発明に係るリール用芯が使用可能なリールは、特に限定するものではない。
【0026】
本発明に係るリール用芯に形成してある凹部は、形状を限定するものではなく、例えば、断面形状が略四角形状(長方形状を含む)、略三角形状、略円形状、略楕円形状を有するようにもできる。また、側方視においても略円形状、略楕円形状、略三角形状、略四角形状、略五角形状、それ以上の多角形状に形成することもできる。
【0027】
(作 用)
本発明に係るリール用芯は、生分解性を有する成形材料を射出成形して製造したので、できたリール用芯にあっては、植物性繊維がバインダーで固められており、従来のリール用芯でいう紙粉に相当する埃や塵となるものの発生が防止できる。従って、例えば、上記リール用芯を使用したキャリアテープ用リールは、電子部品の組み立て等を行うクリーンルームでの使用も可能である。
【0028】
本発明に係るリール用芯は、生分解性を有しているので、燃やしても有害物質であるダイオキシン等が発生せず、また、土中に埋めて有機物に分解して処理することもできる。つまり、本発明に係るリール用芯は、環境を汚染することなく、廃棄処理することが容易である。
【0029】
本発明に係るリール用芯は、射出成形して製造したものであるので、成形機や金型等において射出圧力、金型温度、成形速度、成形時間等の成形条件を満たすように制御すれば、製造に際し不良品の発生を少なくすることが可能である。
【0030】
本発明に係るリール用芯は、流動性付与剤を用いて成形材料に含まれる水の量を少なくした成形材料で成形することにより、成形時に発生する水(水蒸気)の量を少なくして脱気に要する時間を減らし、成形に要する時間(成形サイクル)が短縮できる。
【0031】
双方の側部に凹部が設けてあるリール用芯にあっては、凹部の容積分だけ材料を減らすことができ、軽量化できる。
【0032】
双方の側部に凹部とフランジ部を接着するための接着面が設けてあり、接着面は、一方の側部に設けた凹部の底側の裏面側が他方の側部の接着面となるようにしてあるリール用芯は、材料が無駄に使われている箇所が少なく、最小限の量の成形材料で製造可能である。
【0033】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。
図1は本発明に係るリールの一実施の形態を示しており、リール用芯の側壁にフランジ板を接着した状態を示す使用状態説明図、
図2はリール用芯を拡大して示す斜視説明図、
図3はリール用芯の側面図、
図4は図3に示すA−A断面図、
図5は図3に示すB−B断面図である。
符号5はキャリアテープ用のリールを示している。リール5は、リール用芯1と、リール用芯1を挟んで両側に設けてあるフランジ板3,3を備えている。フランジ板3,3は、リール用芯1より径大な円板形状を有する段ボールで形成されている。
【0034】
本実施の形態で示すリール5は、キャリアテープを巻き取るためのものであるが、リールの使用用途はこれに限定するものではなく、例えば、映画用のフィルム等を巻き取るものとして使用することもできる。
【0035】
リール用芯1は、植物性繊維、バインダー(結合剤、接合剤ともいう)、水、金属石鹸、流動性付与剤を含む成形材料を射出成形機により一体成形したものであり、生分解性を有している。成形品であるリール用芯1は、植物性繊維がバインダー等で固めてあり、表面が滑らかで相当の硬度を有するように仕上げてある。
【0036】
成形されたリール用芯1は、所要幅を有する側面視略円形状に形成してある。リール用芯1の厚みを形成する周面部10は、キャリアテープを巻き取るためのテープ巻取部である。
【0037】
リール用芯1の一方の側面と他方の側面には、それぞれ側面視略三角形状を有する凹部11が、周方向に等間隔で三箇所ずつ形成してある。このようにして凹部11間には相対的にいわば凸部が形成されている。この凹部11は、一方と他方の側面で周方向にずらして設けてあり、一方の側面に形成された凹部11の底部と裏表の関係にある外部面が、他方の側面の側壁12となるように形成されている。側壁12は、平面状で周面部10の縁部と略面一に形成してあり、上記したフランジ板3,3を接着して設けるための接着面となる。
【0038】
側面視においてリール用芯1の中心部には、幅方向に貫通した軸孔13が形成してある。軸孔13には、周面部10の方向に向かってのびる凹溝状の係合部130が、周方向に等間隔で三カ所に形成してある。係合部130は、一方の側面に設けられた凹部11と他方の側面に設けられた凹部11とを隔てる壁面によって形成されている。係合部130はリール用芯1の全幅にわたって形成されている。
【0039】
フランジ板3,3は、リール用芯1の一方と他方の側壁12に接着剤で接着してある。フランジ板3,3には、キャリアテープの巻取量を視認するための開口した窓孔30が、周方向に等間隔で三カ所に形成してある。
【0040】
リール用芯1の成形材料を構成する植物性繊維、バインダー、金属石鹸、流動性付与剤は、生分解性を備えていれば良く、例えば次のようなものが使用できる。
【0041】
植物性繊維は、例えば、新聞紙、雑誌、段ボール、厚紙、板紙、裁断屑紙、製紙工程等で発生する破紙、損紙、廃紙等の紙繊維(古紙、新紙を含む)や、パルプ、籾殻、わら、藺草、茶殻、コーヒー粕、ビール粕、焼酎粕、おから、酒粕、これらを混合したもの等が使用できる。しかし、植物性繊維は、これに限定するものではない。
【0042】
植物性繊維は、必要に応じてミキサー等によって小片化(微細化)される。小片化した植物性繊維は、成形材料として配合した場合でも分散しやすくなり、成形品の表面を平滑性に優れたものとすることができる。
【0043】
バインダーは、天然でも合成のものでも使用できる。天然のものでは、例えば、澱粉の他に、セルロース、デキストリン、サッカロース、ブドウ糖(含水結晶ブドウ糖、無水結晶ブドウ糖、精製ブドウ糖を含む)等の糖類や、コラーゲン等のタンパク質、これらを混合したもの等が使用できる。また、合成のものでは、ポリグリコール酸,ポリ乳酸,ポリエチレンサクシネートなどの脂肪族ポリエステル、これらを混合したもの等が使用できる。しかし、バインダーは、これに限定するものではない。
【0044】
なお、上記バインダーのうち、セルロース、デキストリン、サッカロース、ブドウ糖等は、比較的低分子であるため、後述する流動性付与剤(滑剤)としての作用も備えている。
【0045】
澱粉は、植物性繊維と似た分子構造を有するので、植物性繊維を強固に接着結合させ、植物性繊維が強固に一体結合された成形品を形成することができる。
【0046】
澱粉は、水を除去した後では固化し、高温状態の金型から成形品を容易に離型させることができる。
【0047】
金属石鹸としては、例えば、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ラウリン酸カルシウム、ラウリン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ラウリン酸アルミニウム、ステアリン酸アルミニウム、等が使用できるが、これに限定するものではない。これらの金属石鹸は、単独で使用しても良いし複数混合して使用しても良い。
【0048】
流動性付与剤は、混合する水の量を抑えて、材料に流動性を与えるための滑剤である。流動性付与剤としては、例えば、グリセリン、エチレングリコール等の脂肪族多価アルコール類、エチルセルロース等のセルロース誘導体、菜種油、ゴマ油、オリーブ、ヤシ油等の植物性油が使用できるが、特に限定するものではない。
【0049】
成形材料として流動性付与剤を用いることにより、成形材料を混練する工程時に器壁やダイスなどに材料が粘着することを防止することができるので、成形材料に含まれる水の量を減らすことができる。
また、流動性付与剤を用いることにより、高温の金型内での成形材料の流動性を良好にして、キャビティ内への充填を容易にすることができるので、滑剤として作用する水の量(成形材料中の水の含有量)を減らすことができる。
以上のとおり、流動性付与剤を用いて成形材料に含まれる水の量を少なくすることにより、成形時に発生する水(水蒸気)の量を少なくして脱気に要する時間を減らし、成形に要する時間(成形サイクル)を短縮できる。
【0050】
金属石鹸は、脂肪酸鎖部分に基づく非極性部分と非アルカリ金属部分に基づく極性部分とを有しているので界面活性機能を備えている。また、金属石鹸は、水に不溶性で撥水性を有し、その上、溶融および粉体のいずれの状態にあっても滑性を有している。
以上のような構造により、金属石鹸は内部滑剤と外部滑剤として作用する。
即ち、成形材料を可塑化混練する工程においては、内部滑剤として作用し、成形材料が器壁やダイスなどに粘着することを阻止して、作業性を向上させることができる。
【0051】
また、キャビティ内においては外部滑剤として作用し、乾燥により成形材料の表面側に表皮層が形成されても、上記金属石鹸の金属塩が存在することによりキャビティ壁面と粘着しにくくなるので、成形材料に添加されている水が、加温されている金型により水蒸気となった場合、その水蒸気は成形材料の表皮層とキャビティ壁面との界面を通過し、次いで脱気手段あるいは金型のパーティング面から容易に放出脱気させることができる。
更に、上記金属石鹸は成形品の表面側に存在して型壁面との摩擦抵抗を低下させているので、ひびや割れを発生させることなく、成形品が離型できる。
【0052】
金属石鹸は、植物性繊維やバインダーと均質に混合され易く、溶融および粉体のいずれの状態でも優れた滑性を示し、界面滑性効果による潤滑性作用および離型作用で加工性を向上させることができるので効果的である。
【0053】
成形品の強度、成形品の形状保持性、成形材料の流動性、成形材料の混練性、水蒸気の放出脱気性などの観点から、成形材料の配合を植物性繊維50〜90重量部と、バインダー及び流動性付与剤50〜10重量部と、上記植物性繊維、バインダー、流動性付与剤の合計100重量部に対して水50〜100重量部と、金属石鹸と、を含み、上記植物性繊維、バインダー、水、金属石鹸及び流動性付与剤を含む配合物中の水の量を30重量%以下にした。
また、バインダーと流動性付与剤の配合比を、バインダーを35重量%以上、流動性付与剤を5重量%以上(バインダーと流動性付与剤の合計100重量部)とした。
【0054】
植物性繊維が90重量部を越え、バインダー及び流動性付与剤が10重量部未満になると、成形品の表面状態、および強度の低下が有り好ましくない。
また、植物性繊維が50重量部未満で、バインダー及び流動性付与剤が50重量部を越えると、成形品の強度が低下し、材料がコスト高となるため好ましくない。
【0055】
植物性繊維、バインダー、流動性付与剤の合計100重量部に対して、水が50重量部未満では、混練した成形材料をペレット状もしくはタブレット状にして、その形状を維持する事が困難となる。
また、水が100重量部を越えると、材料の乾燥に長時間を要し好ましくない。
【0056】
成形材料における水の量は、20〜30重量%が好ましく、25〜29重量%がより好ましい。水の量が20重量%未満では、材料の流動性が著しく低下し、成形が困難となるため、好ましくない。
また、水の量が30重量%を越えると、水蒸気の脱気放出に長時間を要し、成形に要する時間(成形サイクル)短縮の阻害要因となるため好ましくない。
【0057】
バインダーが35重量部未満である場合には、成形材料が固まらず成形品を構成できないため、好ましくない。
流動性付与剤が5重量部未満である場合には、金型内での流動性が低下し、射出成形が困難となるため、好ましくない。
【0058】
植物性繊維、バインダー、水及び流動性付与剤の合計100重量部に対して、金属石鹸を2重量部以下を含んでいる。
更に好ましくは、金属石鹸は0.3〜2重量部である。
金属石鹸が0.3重量部未満では、金属石鹸の滑剤効果が低下し、成形材料の混練工程では粘着阻止機能が低下することにより、成形装置の壁面等に粘着しやすくなり、また成形工程においては水蒸気を脱気する時間が長くなる。更に成形品を離型するときには、抜き勾配が小さい場合、スムーズに離型しがたくなり、成形品にひび割れが発生する恐れがあるので、好ましくない。
一方、金属石鹸が2重量部を越える場合には、金属石鹸の滑剤効果が強すぎて、成形材料の混練工程では、装置壁との摩擦抵抗が減少するので、短時間で均質に混練することが困難となる。更に、成形時、キャビティ内部において成形材料の合流が起こると、接合部の強度が低下して好ましくない。
【0059】
バインダーと流動性付与剤の合計100重量部のうち、10〜50重量部を生分解性プラスチックに置き換えることもできる。
生分解性プラスチックとしては、例えばポリヒドロキシブチレート/バリレート、ポリビニルアルコール、ポリ乳酸、ポリアルキレンサクシネート、ポリカプロラクトン、ポリエステルカーボネート、ポリアミノ酸、ポリエステルアミド、セルロースアセテート等を挙げることができるが、特にこれらに限定されない。バインダーと流動性付与剤の一部を生分解性プラスチックに置き換えることにより、生分解性プラスチックと複合させた成形材料によって得られる成形品は、優れた靭性を示し、ひび割れが生じにくく効果的である。
【0060】
(作 用)
図1ないし図5を参照して本実施の形態で示すリール用芯の作用を説明する。リール5が備えるリール用芯1は、成形材料を射出成形して製造したので、植物性繊維がバインダー等で固めてあり、表面が滑らかで相当の硬度を有するように仕上げられている。従って、リール用芯1では従来のリール用芯でいう紙粉に相当する埃や塵となるものの発生が防止でき、リール5は電子部品の組み立て等を行うクリーンルームでの使用も可能である。
【0061】
また、リール5は、リール用芯1及びフランジ板3,3とも、生分解性を有する成形材料で成形されているので、廃棄時に分別する必要がなく、しかも、燃やしても有害物質であるダイオキシン等が発生せず、また、土中に埋めて有機物に分解して処理することもできる。つまり、リール用芯1は、環境を汚染することなく、廃棄処理することが容易である。
【0062】
更に、リール用芯1は、射出成形して製造したものであるので、成形機や金型等において射出圧力、金型温度、成形速度、成形時間等の成形条件を満たすように制御すれば、製造に際し不良品の発生を少なくすることが可能である。
【0063】
リール用芯1の主成分は紙であり、フランジ板3,3は段ボールで形成してあるので、リール用芯1とフランジ板3,3は材質が似ており、接着剤を用いたときの接着性が、例えば、紙と合成樹脂等、材質の異なるものを接着する場合より良好である。なお、リール用芯1とフランジ板3,3を接着する接着剤も澱粉のり等の生分解性を有するものが使用される。
【0064】
また、リール5では、フランジ板3が各側面の周方向に等間隔で設けられた側壁12に接着剤を設けてリール用芯1と接着してあるので、回転したときの遠心力がフランジ板3に均等にかかるようになっている。このためリール5は回転時のバランスが良好である。
【0065】
更に、リール用芯1は、各側面に凹部11が形成してあり、一方の側面に形成された凹部11の底部と裏表の関係にある外部面が、他方の側面の側壁12となる形状に形成したので、材料が無駄に使われている箇所が少なく、最小限の量の成形材料で製造可能である。また、軽量化も図ることができる。
【0066】
なお、本実施の形態で示す成形材料には混入していないが、例えば、リール用芯は木炭や竹炭を混合した成形材料を使用してつくることもできる。
【0067】
(実施例)
以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
なお、本実施例について、図1ないし図5に示すリール用芯1を成形する成形材料を例に挙げて説明する。
【0068】
リール用芯1を成形する材料として、次のものを用いた。
植物性繊維として、古新聞紙を用いた。
生分解性のバインダーとして、澱粉(とうもろこし粉、日本澱粉工業(株)製、商品名「コーンスターチyellow」)を用いた。
金属石鹸として、ステアリン酸亜鉛(堺化学工業(株)製、品番「SZ−P」)を用いた。
生分解性の流動性付与剤として、グリセリンを用いた。
生分解性プラスチックとして、ポリビニルアルコール(日本合成化学工業(株)製、品番「NM−14」)を用いた。
【0069】
上記した古新聞紙、澱粉、ステアリン酸亜鉛、グリセリン、ポリビニルアルコールの配合割合を次のようにした。
澱粉60重量部に対して、グリセリンを20重量部、ポリビニルアルコールを20重量部とした。澱粉、グリセリン、ポリビニルアルコールの合計100重量部に対して、古新聞紙を150重量部とした。
そして、澱粉、グリセリン、ポリビニルアルコール、古新聞紙の合計100重量部に対して、水を70重量部とした。
更に、澱粉、グリセリン、ポリビニルアルコール及び古新聞紙に水を加えた材料100重量部に対し、ステアリン酸亜鉛を0.5重量部とした。
【0070】
次に、上記した成形材料の調整方法について説明する。
古新聞紙、澱粉、グリセリン、ポリビニルアルコール、金属石鹸及び水の各材料を、その合計量が1.5kgになるように秤量した。なお、古新聞紙は、約3〜5cm程度の大きさに裁断したものを使用した。
【0071】
まず(株)カワタ製のスーパーミキサを用いて、古新聞紙と水を混練した。混練条件は、槽内温度90℃、混練速度1500rpmで2〜3分である。ただし、古新聞紙の混練状態によっては、更に混練を行なう。
【0072】
次に、水と混練した古新聞紙に澱粉、グリセリン、ポリビニルアルコール、及び金属石鹸を加え、更に槽内温度90℃、混練速度1500rpmの条件下、3分間混練を行った。
混練後直ちにペレット状もしくはタブレット状の成形品に形成し、その後自然乾燥で、材料中の水の量を20〜30重量%になるように調整して、最終的な成形材料とした。
なお、乾燥方法は、自然乾燥でも乾燥炉等による機械乾燥でもよい。
【0073】
更に、上記のようにして得られた成形材料を用い、図1ないし図5に示すリール用芯1を成形した。
成形装置として、日精樹脂工業(株)製の射出成形機で、シリンダ温度は90℃〜130℃、金型温度は150℃〜180℃に設定した。射出成形機で成形材料を成形することで、リール用芯1を得た。
【0074】
以上のように、成形材料に流動性付与剤であるグリセリンを加えて成形材料の水の量を少なくすることにより、成形時に発生する水蒸気の量を少なくして脱気に要する時間を減らし、成形に要する時間(成形サイクル)を1/3〜1/6(自社比)に短縮することができた。なお、金型を変えることで、様々な形状の成形品を得ることもできる。
【0075】
図6は本発明に係るリール用芯の他の実施の形態を示しており、フランジ部に側壁部を接着した状態を示す使用状態説明図、
図7はリール用芯を拡大して示す斜視説明図である。
なお、図6及び図7において、上記図1ないし図5で示したものと同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、以下の説明において構造について上記で示した箇所と重複する説明は省略する。
【0076】
符号5aはキャリアテープ用のリールを示している。リール5aは、リール用芯1aと、フランジ板3a,3aを備えている。
【0077】
リール用芯1aの各側壁12には、凸状の係止部120が外方に突出して形成してある。
また、フランジ板3a,3aの上記係止部120と対応する箇所には、この係止部120が嵌り込む嵌合部31が、孔を設けて形成してある。
フランジ板3a,3aは、側壁12に接着剤を付け、係止部120を嵌合部31に嵌めて設けてある。
【0078】
リール5aによれば、係止部120が嵌合部31と係合しているので、リール用芯1aとフランジ板3aとが周方向にずれて外れることが防止できる。
なお、他の作用は、上記した先の実施の形態で示すものと略同じであるので、説明は省略した。
【0079】
本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
【0080】
【発明の効果】
本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本発明に係るリール用芯は、生分解性を有する成形材料を射出成形して製造したので、できたリール用芯にあっては、植物性繊維がバインダーで固められており、従来のリール用芯でいう紙粉に相当する埃や塵となるものの発生が防止できる。従って、例えば、上記リール用芯を使用したキャリアテープ用リールは、電子部品の組み立て等を行うクリーンルームでの使用も可能である。
【0081】
(b)本発明に係るリール用芯は、生分解性を有しているので、燃やしても有害物質であるダイオキシン等が発生せず、また、土中に埋めて有機物に分解して処理することもできる。つまり、本発明に係るリール用芯は、環境を汚染することなく、廃棄処理することが容易である。
【0082】
(c)本発明に係るリール用芯は、射出成形して製造したものであるので、成形機や金型等において射出圧力、金型温度、成形速度、成形時間等の成形条件を満たすように制御すれば、製造に際し不良品の発生を少なくすることが可能である。
【0083】
(d)本発明に係るリール用芯は、流動性付与剤を用いて成形材料に含まれる水の量を少なくした成形材料で成形することにより、成形時に発生する水(水蒸気)の量を少なくして脱気に要する時間を減らし、成形に要する時間(成形サイクル)が短縮できる。
【0084】
(e)双方の側部に凹部が設けてあるリール用芯にあっては、凹部の容積分だけ材料を減らすことができ、軽量化できる。
【0085】
(f)双方の側部に凹部とフランジ部を接着するための接着面が設けてあり、接着面は、一方の側部に設けた凹部の底側の裏面側が他方の側部の接着面となるようにしてあるリール用芯は、材料が無駄に使われている箇所が少なく、最小限の量の成形材料で製造可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリールの一実施の形態を示しており、リール用芯の側壁にフランジ板を接着した状態を示す使用状態説明図。
【図2】リール用芯を拡大して示す斜視説明図。
【図3】リール用芯の側面図。
【図4】図3に示すA−A断面図。
【図5】図3に示すB−B断面図。
【図6】本発明に係るリール用芯の他の実施の形態を示しており、フランジ部に側壁部を接着した状態を示す使用状態説明図。
【図7】リール用芯を拡大して示す斜視説明図。
【図8】従来のリールの芯部を示す斜視説明図。
【図9】従来のリールの芯部を示す斜視説明図。
【符号の説明】
1,1a リール用芯
10 周面部
11 凹部
12 側壁
120 係止部
13 軸孔
130 係合部
3,3a フランジ板
30 窓孔
31 嵌合部
5,5a リール
90 紙管
91 段ボール
92 軸孔
920 係合部
93 段ボール

Claims (5)

  1. 植物性繊維とバインダーを含む生分解性を有する成形材料を射出成形して製造したことを特徴とする、
    リール用芯。
  2. 成形材料には、水と金属石鹸が含まれており、更に水の量を減らすために、水に代わって材料に流動性を与える流動性付与剤が含まれていることを特徴とする、
    請求項1記載のリール用芯。
  3. 外周部が所要幅のテープ巻取部となるように側方視円形状または実質的に円形状に形成してあり、一方の側部中央から他方の側部中央にかけては厚み方向に貫通して軸孔が形成してあるリール用芯であって、
    双方の側部には、凹部とフランジ部を接着するための接着面が設けてあることを特徴とする、
    請求項1または2記載のリール用芯。
  4. 外周部が所要幅のテープ巻取部となるように側方視円形状または実質的に円形状に形成してあり、一方の側部中央から他方の側部中央にかけては厚み方向に貫通して軸孔が形成してあるリール用芯であって、
    双方の側部には、凹部とフランジ部を接着するための接着面が設けてあり、接着面は、一方の側部に設けた凹部の底側の裏面側が他方の側部の接着面となるようにしてあることを特徴とする、
    請求項1または2記載のリール用芯。
  5. 請求項1,2,3または4記載のリール用芯を備え、リール用芯の両側部には、リール用芯を挟んで径大なフランジ部が設けられていることを特徴とする、
    リール。
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WO2008025263A1 (fr) * 2006-08-24 2008-03-06 Zhengquan Liu Tube de fil composé de fibre végétale et son procédé de fabrication
CN114104460A (zh) * 2021-12-13 2022-03-01 厦门合兴实业有限公司 一种绿色可回收、可降解的瓦楞纸箱及其生产方法

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