JP2004089565A - 物品収容ケース - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯電話機、眼鏡などの物品を収容することができ、その取出しも容易に行うことができる物品収容ケースを提供すること。
【解決手段】ポケット12内へ物品22を収容するための物品収容ケース。この物品収容ケースは、ポケット12内へ収納され、且つ物品22を内部へ収容するための変形自在な筒状本体部24と、筒状本体部24をポケット12の上縁部16に取り外し自在に装着するための装着手段26と、筒状本体部24から物品22が滑り落ちないようにこの筒状本体部24内へ保持するための保持バンド28と、を具備している。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機、眼鏡などの小物品を衣服のポケット内へ安全に収容するための物品収容ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今の携帯電話機の普及に伴って、携帯電話機の持ち運びを容易にするために種々のケースが提案され実用に供されている。一例として、携帯電話機を取り出し易くするために、腰ベルトに取り付けられる携帯電話機用ケースが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、他の例として、人体の影響を低減し携帯電話機のアンテナの利得を高めるためアンテナ部分を人体から離れた位置に保持するための携帯電話機用ケースも提案されている(例えば、特許文献2参照)。更に、折畳み式携帯電話機のための収納及び取り外しを容易にするために、折畳可能な携帯電話機用ケースも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002―136322号公報(第2〜3頁及び第9図)
【特許文献2】
特開2002−164984号公報(第2〜3頁及び第4図)
【特許文献3】
特開2002−185592号公報(第2〜3頁及び第1図)
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの携帯電話機用ケースは、特定機種専用のケース(例えば折畳み携帯電話機の特定機種用のケース、通常の携帯電話機の特定機種用ケース)であって、機種が異なれば携帯電話機を収容して使用することができない。そのため、携帯電話機の機種変更などをした場合には、それに伴って収容ケースまで新たに購入しなければならず、電話機利用者には不自由でり、また無駄な費用もかかっていた。また、公知の収容ケースは特定の携帯電話機を所定の方向に向けて収容することを強制するものであり、その電話機以外の物品、例えば眼鏡などを収容するということはできなかった。更に、これまでの収容ケースの一部では、収容した携帯電話機の取出しが煩雑であった。
【0004】
本発明の目的は、携帯電話機、眼鏡などの物品を収容することができ、その取出しも容易に行うことができる物品収容ケースを提供することである。
また、本発明の他の目的は、構成が比較的簡単で、安価に製作することができるる物品収容ケースを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ポケット内へ物品を収容するための物品収容ケースであって、ポケット内へ収納され、且つ物品を内部へ収容するための変形自在な筒状本体部と、前記筒状本体部をポケットの上縁部に取り外し自在に装着するための装着手段と、前記筒状本体部から物品が滑り落ちないようにこの筒状本体部内へ保持するための保持バンドと、を具備する物品収容ケースである。
【0006】
本発明の物品収容ケースに従えば、ポケットないに収納される筒状本体部を有し、この筒状本体部が変形自在に形成されているので、筒状本体部内に各種携帯電話機、各種眼鏡などの物品を収容することができ、汎用的な収容ケースとして使用することができる。また、ポケットの底部を利用し、この底部を収容ケースの底部として機能させるので、収容した物品はポケットの底部に受け入れられ、物品の重量は主としてポケットの底部に作用する。この筒状本体部は、装着手段をポケットの上縁部に装着することによってこのポケットに取り付けられるが、筒状本体部の底部が解放され、収容した物品がポケットの底部に支持される故に、ポケットの上縁部、具体的には装着手段の装着部位に物品の重量がほとんど作用せず、ポケットの型くずれを防止することができる。また、保持バンドが設けられているので、収容した物品が滑り落ちようとするとこの保持バンドに引っ掛かり、ポケットからの落下も防止することができる。
【0007】
また、本発明では、前記筒状本体部は変形自在な筒状体から構成されており、この筒状体の高さ(H)はポケットの深さ(D)よりも小さい寸法であり、前記筒状体の上縁部の周長はポケットの幅寸法(W)の2倍未満であり、これにより、前記筒状体に収容された物品は前記筒状体を介してポケットの底部によって保持されることを特徴とする。
【0008】
本発明の物品収容ケースに従えば、変形自在な筒状体の高さがポケットの深さよりも小さく、またその上縁部の周長はポケットの幅寸法の2倍未満であるので、この筒状体、即ち筒状本体部をポケットに収納することができ、収納した筒状体に携帯電話機などの物品を収容することができる。
【0009】
また、本発明では、前記筒状体の高さ(H)は、ポケットの深さ寸法(D)の1/2以上であることを特徴とする。
本発明の物品収容ケースに従えば、筒状体の高さがポケットの深さの1/2以上であるので、この筒状体の下縁部はポケットの下部まで延び、これにより、筒状体内に物品を所要の通りに収容することができる。
【0010】
また、本発明では、前記筒状本体部は、可撓性を有する合成樹脂シートから構成され、前記合成樹脂シートの両側端部を互いに接合して筒状に形成されており、前記筒状本体部の内面の少なくとも一部には多数の凹凸が設けられていることを特徴とする。
【0011】
本発明の物品収容ケースに従えば、筒状本体部が可撓性の合成樹脂シートの両側端部を相互に接合して形成されるので、身近にある材料を用いて簡単に筒状本体部を形成することができる。また、筒状本体部の内面の少なくとも一部に多数の凹凸が設けられているので、かかる凹凸が収容された物品に作用し、これにより、収容した物品が筒状本体部の内面に吸着することを効果的に防止することができる。
【0012】
また、本発明では、前記筒状本体部が起毛状布から構成され、前記起毛状布の両側端部を互いに接合して筒状に形成されており、前記筒状本体部の内面が起毛状面となっていることを特徴とする。
【0013】
本発明の物品収容ケースに従えば、筒状本体部が起毛状布の両側端部を相互に接合することによって形成されるので、身近にある布を用いて簡単に形成することができる。また、筒状本体部の内面が起毛状面となっているので、この起毛状面が収容された物品に作用し、これにより、物品を保護することができるとともに、物品が筒状本体部の内面へ吸着することもない。
【0014】
また、本発明では、前記筒状本体部の上縁部であって、前記装着手段が装着された部位とは反対側の部位には、第1係止手段が取り付けられており、また前記保持バンドの基部は、前記装着手段に又は前記筒状本体部の前記第1係止手段と反対側の部位に取り付けられ、その先端部には第2係止手段が設けられており、前記第2係止手段が前記第1係止手段に着脱自在に係着されることを特徴とする。
【0015】
本発明の物品収容ケースに従えば、筒状本体部の所定の上縁部には第1係止手段が設けられ、また装着手段に取り付けられた保持バンドの先端部に第2係止手段が設けられているので、第1及び第2係止手段を相互に係着することによって、保持バンドは筒状本体部を跨ぐようになり、かくして、収容された物品が滑り落ちようとすると保持バンドに引っ掛かり、物品の筒状本体部からの落下を防止することができる。この保持バンドの基部は、装着手段ではなく、筒状本体部の所定上縁部(第1係止手段の装着部位とは反対側の部位)に取り付けるようにしてもよい。
【0016】
また、本発明では、前記第1および第2係止手段は、凸状及び凹状の面ファスナ、又は凸状及び凹状のホックから構成されていることを特徴とする。
本発明の物品収容ケースに従えば、第1及び第2係止手段として、広く使用されている凸状及び凹状の面ファスナを用いることができ、このような面ファスナに代えて、凸状及び凹状のホックを用いるようにしてもよく、これらを用いることによって、容易に着脱自在に係着することができる。
【0017】
また、本発明では、前記装着手段がばねクリップから構成されていることを特徴とする。
本発明の物品収容ケースに従えば、装着手段がばねクリップから構成されているので、ばね力を利用して筒状本体部をポケットの上縁部に確実に取り付けることができる。
【0018】
また、本発明では、前記保持バンドが、所定の幅及び長さを有する細長い合成樹脂シート又は起毛状布から構成されていることを特徴とする。
本発明の物品収容ケースに従えば、保持バンドが細長い合成樹脂シート又は起毛状布から形成されているので、容易に変形させて第1及び第2係止手段を係着させることができととともに、筒状本体部とのデザイン上の統一を図ることができる。
【0019】
また、本発明では、前記筒状本体部に収容される物品が携帯電話機又は眼鏡であることを特徴とする。
本発明の物品収容ケースでは、携帯電話機、眼鏡のケースとして好都合に用いることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に従う物品収容ケースの実施形態について説明する。図1は、ポケット内に一実施形態の物品収容ケースを収納した状態を示す図であり、図2は、図1におけるII−II線による断面図であり、図3は、図2の物品収容ケースを分解して示す分解斜視図である。
【0021】
図1及び図2において、この物品収容ケース20は、公知の例えばシャツ10の胸ポケット12内に収納され、このように収納した状態で使用される。このようなポケット12は、上着、ジャケットなどの胸ポケットにも同様に用いることができ、胸ポケット12以外に、ズボンのポケット、カバン、ハンドバック、リュックサック、その他の各種バッグ類のポケット内に収納して同様に用いることができる。
【0022】
図示の物品収容ケース20は、例えばシャツ10のポケット12内へ収納される筒状本体部24を備え、この筒状本体部24内に後述するように物品22、例えば携帯電話機、眼鏡、手帳が収容され、特に携帯電話機、眼鏡を収容するために好都合に用いることができる。筒状本体部24は、変形自在な筒状体から構成されている。この筒状本体部24には、収容ケース20をポケット12の上縁部16へ取り外し自在に装着するための装着手段26と、筒状本体部24から携帯電話機などの物品22が滑り落ちないように保持するための保持バンド28とが設けられ、これらが収容ケース20を構成している
図3をも参照して、この筒状本体部24は、内部への物品22の収容を容易にするために概ね円筒形状を有しているが、図3に示すように断面が楕円形をなすような円筒形状にするのが好ましい。筒状本体部24の高さH(図3参照)は、約7〜12cm程度であり、収納するポケット12の深さ寸法D(図1参照)よりも小さく形成されるが、多くの種類のシャツ10のポケット12へ容易に装着することができるように上述した高さ寸法に形成される。なお、一般的に、この筒状本体部24の高さHは、ポケット12の深さ寸法D未満(H<D)であり、且つポケット12の深さ寸法Dの1/2倍以上である(D/2)≦Hであるのが望ましく、ポケット12に対してこのような大きさにすることによって、ポケット12の形状くずれを防止することができるとともに、物品22を筒状本体部24内に所要の通りに収容することができ、また物品22の収納、取出しも容易に行うことができる。
【0023】
また、この筒状本体部24の上縁部の周長は、ポケット12の幅寸法Wの2倍未満であり、このような寸法に形成することによって、筒状本体部24をポケット12内へ差し入れすることができる。この筒状本体部24の上縁部の周長は収容可能な物品22の大きさに影響し、この周長が小さくなるとそれだけ本体部24内へ収容される物品収容容積が小さくなる。それ故に、物品収容容積を大きくするためには、筒状本体部24の周長をポケット12の幅寸法Wの2倍の大きさ(2×W)に近づけるのが望ましい。
【0024】
筒状本体部24は、形状保持性、加工容易性、取扱容易性、入手容易性などの理由により、可撓性の例えば約1mm程度の厚みを有する合成樹脂シートから構成され、この合成樹脂シートの両側端部を熱溶着又は接着剤その他の公知の接合手段で互いに接合して筒状に形成される。この筒状本体部24の内面30の少なくとも一部には、小さな多数の凹凸を設けるのが好ましく、このような凹凸は例えば凹凸面乃至凹凸模様として設けることができる。多数の凹凸は、合成樹脂シートを製造する際に、或いはこのシートの両側端部を接合する際に熱加工等により設けることができる。筒状本体部24の内面に多数の凹凸を設けることによって、これら凹凸が収容した物品22の表面に作用し、物品22が筒状本体部24の内面に吸着するのを防止することができる。
【0025】
この筒状本体部24は、合成樹脂シートに代えて、変形自在な他の素材、例えば毛布状布から構成することもでき、起毛状布の両側端部を接着剤又は縫付けその他の公知の接合手段で互いに接合して筒状に形成される。この場合には、起毛状布の起毛状面が筒状本体部24の内面30となるように構成され、このようにすることによって、収容した物品22を保護することができる。なお、起毛状布を用いた場合、物品22が筒状本体部24の内面30に吸着することもない。
【0026】
装着手段26は、この筒状本体部24の上縁部に取り付けられている。この実施形態では、装着手段26はそれ自体公知のばねクリップから構成され、例えばそれ自体公知の洗濯挟み様のクリップ(図2、図3参照)から構成されている。このばねクリップは、図2に示すように、中間部を互いに枢着された一対のピンチ部材42を備え、これらピンチ部材42が、両者間に介在されたばね部材44によって、これらの下端部が相互に弾圧接触するようにばね付勢されている。このようなピンチ部材42は、例えば合成樹脂又は金属から形成される。
【0027】
この実施形態では、図3に示すように、一方のピンチ部材42(図2及び図3において左側のピンチ部材)の下部には、小さい開口46が形成されており、この開口46には、後述するように、公知の固着手段60が挿通され、保持バンド28の基部の開口50及び筒状本体部24の上縁部の開口36を通してこれらが取付られる。このように構成されているので、一対のピンチ部材42の先端部をポケット10の上縁部に挟むことによって、図2に示すように、筒状本体部24をポケット24内に着脱自在に収納することができる。
【0028】
図示の保持バンド28は、図3に示すように、所定の幅及び長さを有する細長い変形自在な部材から構成され、例えば、筒状本体部24と同一の材質、例えば可撓性の約1mm程度の厚みを有する合成樹脂シート、起毛状布などから形成される。保持バンド28の一端部(基部)には小さい開口50が形成されており、この開口50を通して装着手段26に取り付けられる。この保持バンド28の他端部(先端部)の片面には、それ自体公知の面状ファスナーから構成される第1係止手段52が両面粘着テープ、接着剤、縫い付けなどの手段によって取り付けられている。
【0029】
更に、筒状本体部24の上縁部の所定部位、具体的には装着手段26が取り付けられた部位とは反対側の部位に、公知の面ファスナーから構成される第2係止手段34が例えば両面粘着テープ、接着剤又は縫い付けなどにより取り付けられている。第1及び第2係止手段34,52は相互に着脱自在に係着され、このように係着することによって、図2に破線で示すように、保持バンド28は筒状本体部24の上方を跨って位置する。従って、このような係着状態では、筒状本体部24に収容された物品22が滑り落ちようとするとこの保持バンド28に引っ掛かり、ポケット12からの落下を防止する。第1及び第2係止手段34,52は、それらの一方が凸状の面ファスナで、それらの他方が凹状の面ファスナから構成される。
【0030】
物品22をポケット12内に保持するための保持バンド28は、伸縮可能な弾性素材、例えば帯状ゴムバンドなどから構成することも可能である。この場合には、保持バンド28は、物品22を筒状本体部24へ弾性的に保持するようになり、例えば、収容する物品22が筒状本体部24から多少はみ出すようなものでも安全に保持することができる。なお、保持バンド28の幅寸法はポケット12の幅寸法Wに近接する程度まで広げることができる。この保持バンド28は全長にわたって同一の幅寸法である必要はなく、例えば、両端部を狭く、中間部を幅広く形成するようにしてもよく、このような形状にすることによって、物品の滑り出しを効果的に防止することができる。
【0031】
図2に示すように、保持バンド28の一端部と装着手段26の一方のピンチ部材42と筒状本体部24とは、固着手段60を介して互いに連結されている。図3を参照しながら、より詳細に述べると、図示の形態では、固着手段60は、小ネジ62と、ワッシャ64と、ナット66から構成されている。小ネジ62はワッシャ64を介して保持バンド28の第2係止手段52が固着されている面側からこの保持バンド28の基部部の開口50へ挿通される。次いで、小ネジ62は装着手段26を構成している一方のピンチ部材42の下端部の開口46へ挿通され、更に筒状本体部24の上縁部に設けた開口36へその内側面から外側面へ挿通され、最後に筒状本体部24の外側面にてナット66によってネジ止めされる。このように取り付けることにより、保持バンド28、装着手段26及び筒状本体部24を一体化して確実に取り付けることができる。
【0032】
図示形態では、保持バンド28は装着手段26に一体的に取付けらているれが、保持バンド28の取付けはこれに限定されるものではなく、例えば、保持バンド28の基部を両面接着テープや接着剤などを使用して筒状本体部24の上縁部の所定部位、具体的には第1係止手段34の装着部位とは反対側の部位に直接的に接合するようにしてもよく、このようにした場合、保持バンド28の基部の開口50は不要となる。
【0033】
更に、この実施形態においては、保持バンド28の先端部の片面(即ち、装着手段26に対向する面)には第2係止手段52が取付けられ、この第2係止手段52が筒状本体部24の上縁部の第2係止手段34に着脱自在に係止される構成となっているが、第1及び第2係止手段34、52としてはこれらの面状ファスナーの代わりにホックなどのその他の着脱自在に係着可能な手段を用いてもよく、例えばホックを用いる場合、第1及び第2係止手段34,52の一方が凸状ホック、それらの他方が凹状ホックから構成される。
【0034】
上述した物品収容ケース20を使用する場合、まず、この収容ケース20を例えばポケット12内へ収納する。このとき、図2に示すように、物品収容ケース20の第1係止手段34が使用者の身体に接近した側に、装着手段26がポケット12の外側、即ち前面側に位置するように収容する。次いで、装着手段26を構成している一対のピンチ部材42の下端部をばね部材44の弾性力に抗して開放し、一対のピンチ部材42によってポケット12の上縁部16を挟持し、物品収容ケース20をポケット12の内部へ挿し込んでそこへ取り付ける。このとき、筒状本体部24の下端部38は、ポケット12の底部14から幾分浮上した位置関係に保持される。
【0035】
次いで、略楕円形に開口している筒状本体部24の上縁部37の開口を通してこの筒状本体24内へ携帯電話機、眼鏡、手帳などの物品22を収容する。このように収容すると、挿入した物品22は、筒状本体部24を通してポケット12の底部14付近に接し、その底部14に支持された状態で保持される(図2参照)。その後、保持バンド28の先端部を矢印39で示すようにシャツ10側、即ち身体側に引き寄せ、図2に破線で示すようにて筒状本体部24の第2係止手段34に離脱自在に係着する。かくすると、保持バンド28は収容した物品22の上方を跨って位置し、収容した物品22は保持バンド28によって保持され、物品22の下方部はポケット12の底部14によって保持され、更に物品収容ケース20自体は装着手段26によってポケット12に装着されているので、物品22は筒状本体部24及びポケット12内へ、そこから離脱しないように安全に保持される。この保持状態においては、収容した物品22の重量はポケット12の底部14に作用するので、装着手段26が取り付けられたポケット12の上縁部に実質上作用せず、ポケット12が型くずれすることもない。
【0036】
収容した物品22を取り出すときには、保持バンド28の第2係止手段52と筒状本体部24の第1係止手段34との係着状態を解除することにより、筒状本体部24の上方が開放され、収容された物品22を筒状本体部24及びポケット12内から上方に持ち上げることによって容易に取り出すことができる。
【0037】
図4は、収容ケースの変形形態を示す、図2に対応する図である。この図4の変形形態においては、装着手段の構成が上述したものと相違している。図1〜図3の実施形態では、装着手段26は、洗濯挟み様の形態を有しているが、図4に示す変形形態においては、装着手段26aは、概ね直角に曲げられているベルクランク状の操作片72により操作される可動のピンチ部材74と、この可動のピンチ部材74を不作動時に開放位置へ弾性保持する板状のばね部材76と、上述したと同様に筒状本体部24aが装着される不動のピンチ部材78と、から構成されている。この装着手段26aは、例えばサスペンダーにおいて一般に広く使用されているような公知のばねクリップである。更に、上述した形態においては、保持バンド28の基部は固着手段60によって装着手段26に固着されているが、図4の変形形態においては、保持バンド28aの基部は、可動のピンチ部材74とばね部材76との間に接着剤又は両面接着テープによって固着されている。その他の構成は、上述した実施形態と実質的に同様である。なお、不動のピンチ部材78には、公知の手段、例えば両面接着テープ、接着剤、小ネジ及びナットの組合せなどにより筒状本体部24aが固着される。
【0038】
図示の変形形態では、不動のピンチ部材78が筒状本体部24aの内側へ固着されているが、これに限定されるものではなく、筒状本体部24aの外側へ固着するようにしてもよい。
【0039】
この物品収容ケース20aの使用方法について説明すると、上述したものと同様に、まず、物品収容ケース20aを例えばポケット12内へ収容する。このとき、物品収容ケース20aの本体部24aへ取付けた第1係止手段34aが使用者の身体に接近した側に、装着手段26aがポケット12の外側に位置するように収容する。次いで、図4に示す位置まで操作片72を跳ね上げ、装着手段26aの可動のピンチ部材74をばね部材76の弾性力により開放し、このピンチ部材74によってポケット12の上縁部16aを不動のピンチ部材78との間に挟み込む。次に、図4において矢印70で示すように操作片72を回動してポケット12の上縁部16aを一対のピンチ部材74,78によって挟圧保持し、物品収容ケース20aをポケット12内に収容した状態でポケット12の上縁部に取り付ける。このとき、物品収容ケース20aの筒状本体部24aの下端部38aは、ポケット12の底部14から幾分浮上した位置関係となる。
【0040】
そして、上述したと同様に、略楕円形に開口している本体部24aの上縁部37aから筒状本体部24a内へ携帯電話機、眼鏡などの物品22aを収容し、保持バンド28aの先端部を引寄せて第2係止手段52aを、筒状本体部24aの第2係止手段34aへ係着すればよく、このようにすることによって、物品22aを上述したと同様にして筒状本体部24a及びポケット12内へ収容することができる。
【0041】
この変形形態においても、保持バンド28aの基部を直接的に筒状本体部24aの上縁部へ接着剤、両面接着テープ、縫込みなどの手段によって取付けるようにしてもよい。また、装着手段としては、上述した形態のものに限定されず、会社や事務所において名札など装着に際して広く使用されている種々のクリップタイプのものを用いることができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明の請求項1の物品収容ケースによれば、ポケットないに収納される筒状本体部が変形自在に形成されているので、筒状本体部内に各種携帯電話機、各種眼鏡などの物品を収容することができ、汎用的な収容ケースとして使用することができる。また、ポケットの底部を利用し、この底部を収容ケースの底部として機能させるので、収容した物品はポケットの底部に受け入れられ、物品の重量は主としてポケットの底部に作用し、ポケットの型くずれなく物品を収容することができる。また、保持バンドが設けられているので、収容した物品のポケットからの滑り落ちも防止することができる。
【0043】
また、本発明の請求項2の物品収容ケースによれば、変形自在な筒状体がsポケットに対して所定の大きさであるので、この筒状体をポケットに収納することができ、収納した筒状体に携帯電話機などの物品を収容することができる。
【0044】
また、本発明の請求項3の物品収容ケースによれば、筒状体の高さがポケットの深さの1/2以上であるので、この筒状体の下縁部はポケットの下部まで延び、これにより、筒状体内に物品を所要の通りに収容することができる。
【0045】
また、本発明の請求項4の物品収容ケースによれば、筒状本体部が可撓性の合成樹脂シートの両側端部を相互に接合して形成されるので、簡単に筒状本体部を形成することができる。また、筒状本体部の内面の少なくとも一部に多数の凹凸が設けられているので、収容した物品が筒状本体部の内面に吸着することを効果的に防止することができる。
【0046】
また、本発明の請求項5の物品収容ケースによれば、筒状本体部が起毛状布の両側端部を相互に接合することによって形成されるので、簡単に形成することができる。また、筒状本体部の内面が起毛状面となっているので、収容した物品を保護することができるとともに、この物品が筒状本体部の内面へ吸着することもない。
【0047】
また、本発明の請求項6の物品収容ケースによれば、第1及び第2係止手段を相互に係着することによって、保持バンドは筒状本体部を跨ぐように位置するので、この保持バンドにより物品の筒状本体部からの滑り落ちを防止することができる。
【0048】
また、本発明の請求項7の物品収容ケースによれば、第1及び第2係止手段として、凸状及び凹状の面ファスナ、又は凸状及び凹状のホックを用いることができる。
また、本発明の請求項8の物品収容ケースによれば、ばね力を利用して筒状本体部をポケットの上縁部に確実に取り付けることができる。
【0049】
また、本発明の請求項9の物品収容ケースによれば、保持バンドが細長い合成樹脂シート又は起毛状布から形成されているので、容易に変形させて第1及び第2係止手段を係着させることができととともに、筒状本体部とのデザイン上の統一を図ることができる。
また、本発明の請求項10の物品収容ケースによれば、携帯電話機、眼鏡のケースとして好都合に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う一実施形態の物品収容ケースをポケットに収納した状態を示す図である。
【図2】図1におけるII−II線による断面図である。
【図3】図2の物品収容ケースを分解して示す分解斜視図である。
【図4】物品収容ケースの変形形態を示す、図2に対応する図である。
【符号の説明】
10 シャツ
12 ポケット
20,20a 物品収容ケース
22,22a 物品
24,24a 筒状本体部
26,26a 装着手段
28,28a 保持バンド
34,34a 第1係止手段
52,52a 第2係止手段

Claims (10)

  1. ポケット内へ物品を収容するための物品収容ケースであって、ポケット内へ収納され、且つ物品を内部へ収容するための変形自在な筒状本体部と、前記筒状本体部をポケットの上縁部に取り外し自在に装着するための装着手段と、前記筒状本体部から物品が滑り落ちないようにこの筒状本体部内へ保持するための保持バンドと、を具備することを特徴とする物品収容ケース
  2. 前記筒状本体部は変形自在な筒状体から構成されており、この筒状体の高さ(H)はポケットの深さ(D)よりも小さい寸法であり、前記筒状体の上縁部の周長はポケットの幅寸法(W)の2倍未満であり、これにより、前記筒状対に収容された物品は前記筒状体を介してポケットの底部によって保持されることを特徴とする請求項1に記載の物品収容ケース。
  3. 前記筒状体の高さ(H)は、ポケットの深さ寸法(D)の1/2以上であることを特徴とする請求項2に記載の物品収容ケース。
  4. 前記筒状本体部は、可撓性を有する合成樹脂シートから構成され、前記合成樹脂シートの両側端部を互いに接合して筒状に形成されており、前記筒状本体部の内面の少なくとも一部には多数の凹凸が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の物品収容ケース。
  5. 前記筒状本体部が起毛状布から構成され、前記起毛状布の両側端部を互いに接合して筒状に形成されており、前記筒状本体部の内面が起毛状面となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の物品収容ケース。
  6. 前記筒状本体部の上縁部であって、前記装着手段が装着された部位とは反対側の部位には、第1係止手段が取り付けられており、また前記保持バンドの基部は、前記装着手段に又は前記筒状本体部の前記第1係止手段と反対側の部位に取り付けられ、その先端部には第2係止手段が設けられており、前記第2係止手段が前記第1係止手段に着脱自在に係着されることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の物品収容ケース。
  7. 前記第1および第2係止手段は、凸状及び凹状の面ファスナ、又は凸状及び凹状のホックから構成されていることを特徴とする請求項6に記載の物品収容ケース。
  8. 前記装着手段がばねクリップから構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の物品収容ケース。
  9. 前記保持バンドが、所定の幅及び長さを有する細長い合成樹脂シート又は起毛状布から構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の物品収容ケース。
  10. 前記筒状本体部に収容される物品が携帯電話機又は眼鏡であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の物品収容ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102137753B1 (ko) * 2019-07-30 2020-07-27 주식회사 파르마인터내셔널 안경 케이스

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