JP2004089427A - 介護用リフト - Google Patents
介護用リフト Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004089427A JP2004089427A JP2002254530A JP2002254530A JP2004089427A JP 2004089427 A JP2004089427 A JP 2004089427A JP 2002254530 A JP2002254530 A JP 2002254530A JP 2002254530 A JP2002254530 A JP 2002254530A JP 2004089427 A JP2004089427 A JP 2004089427A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pair
- hanger
- wire
- lift
- pulleys
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Abstract
【課題】使用していないときに、通行する人がハンガー等に衝突するおそれがある。
【解決手段】水平方向へ並べて設けた一対のレール8,8間に移動自在に台車11を設け、一端が固定され他端が巻回手段19に導かれたワイヤ16を一対の滑車14間から垂下し、垂下したワイヤ16に動滑車21を介してハンガー22を吊り下げる。
【選択図】 図1
【解決手段】水平方向へ並べて設けた一対のレール8,8間に移動自在に台車11を設け、一端が固定され他端が巻回手段19に導かれたワイヤ16を一対の滑車14間から垂下し、垂下したワイヤ16に動滑車21を介してハンガー22を吊り下げる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は介護用リフトに関し、ハンガーをレールの高さまで上昇できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
介護が必要な人を移動させるには、介護用リフトが用いられる。従来の介護用リフトの構造を図4に示す。図のように天井に断面形状がI形状のレール1が布設され、リフト本体2の上にレール1を挾むようにして設けられた一対のステー3の対向面に、レール1の上に載る一対の車輪4が設けられている。リフト本体2にはワイヤ5を介してハンガー6が吊り下げられている。
【0003】
リフト本体2の内部にはワイヤ5をドラムに巻回することでハンガー6を昇降させる駆動手段が設けられている。また、車輪4を駆動してリフト本体2をレール1に沿って走行させる駆動手段も設けられている。
【0004】
被介護者を移動させるには、被介護者を吊り下げるロープをハンガー6に引っ掛けたのちに、ワイヤ5をドラムに巻回することでハンガー6と共に被介護者を吊り上げる。次に、車輪4を駆動するか又は介護する人が被介護者を押すことによって移動させ、ワイヤ5をドラムから巻き戻すことで被介護者を降ろす。そして、介護用リフトを使用した後はハンガー6を最上位置まで上昇させておく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、レールを天井の低い家屋に取り付けると、介護用リフトを使用していないときにハンガーやリフト本体に人の頭が衝突するという問題がある。
【0006】
そこで本発明は、斯かる課題を解決した介護用リフトを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するための請求項1に係る介護用リフトの構成は、天井に布設した一対のレールの間に当該レールに沿って移動自在な台車を設け、当該台車にはレールと略直角であって相互に略平行な軸心を有する一対の滑車を設け、レールに沿って配設された索条部材の一端を固定するとともに台車とは離れた位置に設けられて索条部材を巻き取ったり巻き戻したりするための巻回手段に他端を巻回し、前記索条部材を前記一対の滑車に掛けるとともに一対の滑車の間から垂下した索条部材に動滑車を介してハンガーを吊り下げたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による介護用リフトの実施の形態を説明する。
【0009】
図1に示すように、家屋の天井には水平方向に沿って一対のレール8が設けられている。図2に示すように、一対のレール8は断面形状がI型のものが用いられ、一対の柱9,10間に橋渡しするように相互に略平行に水平方向へ並べて設けられている。
【0010】
この一対のレール8間には、レール8に沿って移動自在に台車11が設けられている。台車11は図2,図3に示すように枠体12と、枠体12を貫通する一対の軸13と、夫々の軸13に対して回転自在に枠体12内に設けられた滑車14と、夫々の軸13の両端に回転自在に設けられた車輪15とで構成されている。そして、両側の車輪15が一対のレール8の下部の上に載っており、台車11は一対のレール8から外れることがないようになっている。
【0011】
一対のレール8間の上部には索条部材としてのワイヤ16が配設され、その一端が図示しない固着手段を介してレール8に固着される一方、他端はプーリ17,18を介して巻回手段19に導かれている。巻回手段19は柱10に取り付けられており、ワイヤ16を巻回するドラム20と、ドラム20に連動連結した図示しないモータとで構成されている。
【0012】
一対のレール8間に張られたワイヤ16は一対の滑車14間において下方へ垂れ下がっており、垂れ下がったワイヤ16には動滑車21を介してハンガー22が吊り下げられている。
【0013】
巻回手段19を操作するため、巻回手段19には、ワイヤ16をドラム20に巻き取ってハンガー22を上昇させる2つの押し釦と、反対にハンガー22を降下させる2つの押し釦とが設けられている。いずれも2つの押し釦を設けたのは、人を吊り下げているときには低速で昇降させ、ハンガーのみの場合は高速で昇降させるためである。このほか、遠隔操作ができるように、無線あるいは光を用いたリモコンが設けられている。巻回手段19のモータに接続する電源としては、バッテリー又はAC100Vが用いられる。
【0014】
次に、斯かる介護用リフトの作用を説明する。被介護者を吊り上げるには、巻回手段19のドラム20を回転させて、ワイヤ16を繰り出す。すると、台車11が停止した状態でワイヤ16がたるむため動滑車21及びハンガー22が自重で降下する。ロープ等を介して被介護者をハンガー22に吊るしたら、前記とは反対にドラム20にワイヤ16を巻き取る。すると、ハンガー22と共に被介護者が上昇する。
【0015】
このあとは、介護人が被介護者を一対のレール8に沿って押す。すると、一対のプーリ14のうちの一方が回転しながらワイヤ16を下方へ繰り出し、他方が回転しながら下方のワイヤ16を引き上げることになって一対のプーリ14間から下方へ垂下するワイヤ16の長さは変化することなく、車輪15が転がって台車11は一対のレール8に沿って移動する。
【0016】
目的地へ着いたら、前記と同様にして被介護者を降下させハンガー22から外す。以上で被介護者の移動が終了する。この状態でハンガー22を放置すると通行の際の支障になるので、再び巻回手段19を操作してハンガー22を上昇させる。ハンガー22は、動滑車21が一対の滑車14の間へはいり込む位置まで上昇させることができる。
【0017】
なお、本実施例では台車の水平方向への移動は手動で行う構成になっているが、滑車14又は車輪15を回転駆動する駆動手段を設けて電動にしてもよい。また、索条部材としてはワイヤに代えてロープ等を用いてもよい。更に、巻回手段を本実施例では柱に取り付けて露出させているが、壁の中へ埋め込むようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明からわかるように、請求項1に係る介護用リフトによれば台車上の一対の滑車から垂下するワイヤにハンガーを吊り下げ、ワイヤを繰り出したり巻き取ったりする巻回手段を台車とは離れた位置に設けたので、ハンガーを昇降させるための駆動部が従来のようにレールとハンガーとの間に存在しない。従って、ハンガーを最上位置まで上昇させておくことにより、ハンガー等が従来のように通行の際の障害になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による介護用リフトの実施の形態を示す構成図。
【図2】図1のA−A矢視図。
【図3】本発明による介護用リフトの実施の形態に係り、台車の斜視図。
【図4】従来の介護用リフトの構成図。
【符号の説明】
8…レール
11…台車
14…滑車
16…ワイヤ
19…巻回手段
21…動滑車
22…ハンガー
【発明の属する技術分野】
本発明は介護用リフトに関し、ハンガーをレールの高さまで上昇できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
介護が必要な人を移動させるには、介護用リフトが用いられる。従来の介護用リフトの構造を図4に示す。図のように天井に断面形状がI形状のレール1が布設され、リフト本体2の上にレール1を挾むようにして設けられた一対のステー3の対向面に、レール1の上に載る一対の車輪4が設けられている。リフト本体2にはワイヤ5を介してハンガー6が吊り下げられている。
【0003】
リフト本体2の内部にはワイヤ5をドラムに巻回することでハンガー6を昇降させる駆動手段が設けられている。また、車輪4を駆動してリフト本体2をレール1に沿って走行させる駆動手段も設けられている。
【0004】
被介護者を移動させるには、被介護者を吊り下げるロープをハンガー6に引っ掛けたのちに、ワイヤ5をドラムに巻回することでハンガー6と共に被介護者を吊り上げる。次に、車輪4を駆動するか又は介護する人が被介護者を押すことによって移動させ、ワイヤ5をドラムから巻き戻すことで被介護者を降ろす。そして、介護用リフトを使用した後はハンガー6を最上位置まで上昇させておく。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、レールを天井の低い家屋に取り付けると、介護用リフトを使用していないときにハンガーやリフト本体に人の頭が衝突するという問題がある。
【0006】
そこで本発明は、斯かる課題を解決した介護用リフトを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するための請求項1に係る介護用リフトの構成は、天井に布設した一対のレールの間に当該レールに沿って移動自在な台車を設け、当該台車にはレールと略直角であって相互に略平行な軸心を有する一対の滑車を設け、レールに沿って配設された索条部材の一端を固定するとともに台車とは離れた位置に設けられて索条部材を巻き取ったり巻き戻したりするための巻回手段に他端を巻回し、前記索条部材を前記一対の滑車に掛けるとともに一対の滑車の間から垂下した索条部材に動滑車を介してハンガーを吊り下げたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による介護用リフトの実施の形態を説明する。
【0009】
図1に示すように、家屋の天井には水平方向に沿って一対のレール8が設けられている。図2に示すように、一対のレール8は断面形状がI型のものが用いられ、一対の柱9,10間に橋渡しするように相互に略平行に水平方向へ並べて設けられている。
【0010】
この一対のレール8間には、レール8に沿って移動自在に台車11が設けられている。台車11は図2,図3に示すように枠体12と、枠体12を貫通する一対の軸13と、夫々の軸13に対して回転自在に枠体12内に設けられた滑車14と、夫々の軸13の両端に回転自在に設けられた車輪15とで構成されている。そして、両側の車輪15が一対のレール8の下部の上に載っており、台車11は一対のレール8から外れることがないようになっている。
【0011】
一対のレール8間の上部には索条部材としてのワイヤ16が配設され、その一端が図示しない固着手段を介してレール8に固着される一方、他端はプーリ17,18を介して巻回手段19に導かれている。巻回手段19は柱10に取り付けられており、ワイヤ16を巻回するドラム20と、ドラム20に連動連結した図示しないモータとで構成されている。
【0012】
一対のレール8間に張られたワイヤ16は一対の滑車14間において下方へ垂れ下がっており、垂れ下がったワイヤ16には動滑車21を介してハンガー22が吊り下げられている。
【0013】
巻回手段19を操作するため、巻回手段19には、ワイヤ16をドラム20に巻き取ってハンガー22を上昇させる2つの押し釦と、反対にハンガー22を降下させる2つの押し釦とが設けられている。いずれも2つの押し釦を設けたのは、人を吊り下げているときには低速で昇降させ、ハンガーのみの場合は高速で昇降させるためである。このほか、遠隔操作ができるように、無線あるいは光を用いたリモコンが設けられている。巻回手段19のモータに接続する電源としては、バッテリー又はAC100Vが用いられる。
【0014】
次に、斯かる介護用リフトの作用を説明する。被介護者を吊り上げるには、巻回手段19のドラム20を回転させて、ワイヤ16を繰り出す。すると、台車11が停止した状態でワイヤ16がたるむため動滑車21及びハンガー22が自重で降下する。ロープ等を介して被介護者をハンガー22に吊るしたら、前記とは反対にドラム20にワイヤ16を巻き取る。すると、ハンガー22と共に被介護者が上昇する。
【0015】
このあとは、介護人が被介護者を一対のレール8に沿って押す。すると、一対のプーリ14のうちの一方が回転しながらワイヤ16を下方へ繰り出し、他方が回転しながら下方のワイヤ16を引き上げることになって一対のプーリ14間から下方へ垂下するワイヤ16の長さは変化することなく、車輪15が転がって台車11は一対のレール8に沿って移動する。
【0016】
目的地へ着いたら、前記と同様にして被介護者を降下させハンガー22から外す。以上で被介護者の移動が終了する。この状態でハンガー22を放置すると通行の際の支障になるので、再び巻回手段19を操作してハンガー22を上昇させる。ハンガー22は、動滑車21が一対の滑車14の間へはいり込む位置まで上昇させることができる。
【0017】
なお、本実施例では台車の水平方向への移動は手動で行う構成になっているが、滑車14又は車輪15を回転駆動する駆動手段を設けて電動にしてもよい。また、索条部材としてはワイヤに代えてロープ等を用いてもよい。更に、巻回手段を本実施例では柱に取り付けて露出させているが、壁の中へ埋め込むようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】
以上の説明からわかるように、請求項1に係る介護用リフトによれば台車上の一対の滑車から垂下するワイヤにハンガーを吊り下げ、ワイヤを繰り出したり巻き取ったりする巻回手段を台車とは離れた位置に設けたので、ハンガーを昇降させるための駆動部が従来のようにレールとハンガーとの間に存在しない。従って、ハンガーを最上位置まで上昇させておくことにより、ハンガー等が従来のように通行の際の障害になることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による介護用リフトの実施の形態を示す構成図。
【図2】図1のA−A矢視図。
【図3】本発明による介護用リフトの実施の形態に係り、台車の斜視図。
【図4】従来の介護用リフトの構成図。
【符号の説明】
8…レール
11…台車
14…滑車
16…ワイヤ
19…巻回手段
21…動滑車
22…ハンガー
Claims (1)
- 天井に布設した一対のレールの間に当該レールに沿って移動自在な台車を設け、当該台車にはレールと略直角であって相互に略平行な軸心を有する一対の滑車を設け、レールに沿って配設された索条部材の一端を固定するとともに台車とは離れた位置に設けられて索条部材を巻き取ったり巻き戻したりするための巻回手段に他端を巻回し、前記索条部材を前記一対の滑車に掛けるとともに一対の滑車の間から垂下した索条部材に動滑車を介してハンガーを吊り下げたことを特徴とする介護用リフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002254530A JP2004089427A (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | 介護用リフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002254530A JP2004089427A (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | 介護用リフト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004089427A true JP2004089427A (ja) | 2004-03-25 |
Family
ID=32060277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002254530A Pending JP2004089427A (ja) | 2002-08-30 | 2002-08-30 | 介護用リフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004089427A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2592078A (en) * | 2020-02-14 | 2021-08-18 | Davis Spencer | Lifting devices |
GB2606144A (en) * | 2021-04-26 | 2022-11-02 | Ambohoist Ltd | Lifting apparatus |
WO2022229623A1 (en) * | 2021-04-26 | 2022-11-03 | Spencer Davis | Lifting apparatus |
-
2002
- 2002-08-30 JP JP2002254530A patent/JP2004089427A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2592078A (en) * | 2020-02-14 | 2021-08-18 | Davis Spencer | Lifting devices |
GB2606144A (en) * | 2021-04-26 | 2022-11-02 | Ambohoist Ltd | Lifting apparatus |
WO2022229623A1 (en) * | 2021-04-26 | 2022-11-03 | Spencer Davis | Lifting apparatus |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2813871B2 (ja) | 病人の搬送装置 | |
JP2002191471A (ja) | ベルト駆動装置付き昇降ベッド | |
KR101245361B1 (ko) | 환자용 침대 | |
KR20140027789A (ko) | 천장 고정식 리프트형 침대장치 | |
JP2004089427A (ja) | 介護用リフト | |
JP4138864B1 (ja) | クレーン式ゴンドラ構造 | |
JP2011019629A (ja) | 物干し装置 | |
CN203246984U (zh) | 安装在建筑物楼梯底面上的吊运装置 | |
CN208641114U (zh) | 空中三维移动辅具 | |
JP3148993U (ja) | 介護用吊下移動装置 | |
JP2000237250A (ja) | 介護室装置 | |
JP2001061906A (ja) | 移動型支持構造体を備えた介護リフト | |
JP3095316U (ja) | 入浴補助装置 | |
CN214943926U (zh) | 一种单轨吊驾驶室辅助进出装置 | |
CN212769308U (zh) | 一种电梯安装管理系统 | |
JPH10286287A (ja) | 人体吊下移動装置 | |
JP2004016330A (ja) | バトン装置 | |
CN218434787U (zh) | 一种便于调节的塔吊检修挂篮 | |
JP3881839B2 (ja) | 吊り下げ型自由移動装置 | |
JP2004321705A (ja) | 移乗装置、走行装置 | |
JPS6133946Y2 (ja) | ||
JPH08677A (ja) | 天井走行リフト | |
JP3915221B2 (ja) | 介護用リフト | |
JP3096142U (ja) | 軽量物階段昇降機 | |
JP2000096917A (ja) | 自動ドア装置 |