JP2004088233A - Lan及びipアドレスの設定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】PCへのIPアドレス設定のためのユーザの作業量を低減することを可能にする。
【解決手段】無線LANカード201の不揮発性メモリ202に設けられているアプリケーション開放エリアを利用し、このエリア内に、管理者等が管理者用PCを使用して予めIPアドレスを設定する。このIPアドレスが設定された無線LANカードをユーザが自分で使用するPCにセットすることにより、そのPCは、無線LANカードに設定されたIPアドレスをPCの内部に自動設定する。本発明は、これにより、ユーザが自分が使用するPC内にIPアドレスを設定する手間を低減して、PC相互間での通信を行うことができる。
【選択図】 図2
【解決手段】無線LANカード201の不揮発性メモリ202に設けられているアプリケーション開放エリアを利用し、このエリア内に、管理者等が管理者用PCを使用して予めIPアドレスを設定する。このIPアドレスが設定された無線LANカードをユーザが自分で使用するPCにセットすることにより、そのPCは、無線LANカードに設定されたIPアドレスをPCの内部に自動設定する。本発明は、これにより、ユーザが自分が使用するPC内にIPアドレスを設定する手間を低減して、PC相互間での通信を行うことができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、LAN及びIPアドレスの設定方法に係り、特に、LANカードを使用した複数のPC等の機器を備えたLAN及びPC等の機器に対するIPアドレスの設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、従来技術によるLAN、例えば、無線LANは、無線LANカードを備えた複数のPC等の機器をネットワークに参加させて構成されている。そして、ネットワークデバイスとしての各PCは、PCの内部にIPアドレスが設定されている。これらのIPアドレスは、無線LANカードが持つ、そのカードに固有のMACアドレスと共に、上位装置としてのPC、WS等により、ネットワークデバイス毎に管理されている。前述したような無線LANに収容された各PCは、IPアドレスを使用して、相互に通信を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述したような従来技術によるLANに収容された各PCが、IPアドレスを使用して、相互に通信を行うことを可能とするためには、各PCにおいて、そのPCを使用するユーザがPC内に設定する必要がある。このIPアドレスの設定方法には、TCP/IPに備えられる動的にIPアドレスを割り当てるDHCPのプロトコルを利用して動的にIPアドレスを設定する方法と、ユーザが、ネットワーク管理者から与えられたそのユーザに決められたIPアドレスを設定する静的なIPアドレスの設定方法との2つがある。
【0004】
通常、企業等の内部で使用されるLANの場合、セキュリティの点から、静的なIPアドレスの設定方法が用いられている。この場合、ユーザに、IPアドレスの設定のために、多くの手間と時間とを取らせることになるという問題点を生じさせることになる。
【0005】
本発明の目的は、IPアドレス設定のためのユーザの作業量を低減することを可能にしたLAN及びIPアドレス設定方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば前記目的は、通信機能を有する複数の機器相互間で通信を行うLANにおいて、LANを構成する複数の機器のそれぞれは、前記通信機能を行うためのLANカードをセット可能であり、LANカード内の不揮発性メモリのアプリケーション開放エリアには、予めIPアドレスが格納され、前記複数の機器のそれぞれが、前記IPアドレスが格納されたLANカードがセットされたとき、LANカード内のIPアドレスを機器の内部に設定し、このIPアドレスを使用して通信を行うことにより達成される。
【0007】
また、前記目的は、LANカードがセット可能で、LANを構成する複数の機器に対するIPアドレスの設定方法において、前記LANカード内の不揮発性メモリのアプリケーション開放エリアへ管理者用機器によりIPアドレスを格納し、前記複数の機器のそれぞれが、前記IPアドレスが格納されたLANカードがセットされたとき、LANカード内のIPアドレスを機器の内部に設定することにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるLAN及びIPアドレス設定方法の実施形態を図面により詳細に説明する。なお、以下に説明する本発明の実施形態は、本発明を無線LANに適用したものである。
【0009】
図1は本発明の一実施形態による無線LANの構成を示すブロック図、図2は無線LANを構成するネットワークデバイスとしてのPC等の機器に設けられる無線LANカードとカード内に設けられる不揮発性メモリの内容について説明する図である。図1、図2において、101は管理者用PC、102はPC、201は無線LANカード、202は不揮発性メモリである。
【0010】
本発明の実施形態による無線LANは、図1に示すように、無線LANカード201をセット可能なスロットを有する管理者用PC101と、それぞれが無線LANカード201をセット可能なスロットを備え、通信エリア内の他のPCとの間で通信を行う複数のPC102とにより構成されている。無線LANカード201は、IEEE委員会により標準化された仕様を持ち、通信エリア内の他のPCとの間の通信を無線により行わせることができる。通常、無線LANカード201に使用される通信用の無線周波数は、2.4GHzまたは5GHzである。
【0011】
無線LANカード201は、図2(a)に示すように、通常、薄い矩形状に構成されており、その内部に、PCとの間で情報をやり取りするインタフェース、無線送受信機、それらに対する制御部等のデバイスを備えると共に、制御用のデータを格納している不揮発性メモリ202を備えて構成されている。無線LANカード201を使用するPCは、カードスロットを備えていて、そのカードスロットに無線LANカードがセットされて使用される。
【0012】
不揮発性メモリ202は、無線LANカード内部に備えられる前述したような各種のデバイスの制御用のデータとしての設定用パラメータ等と前述で説明したMACアドレスとが格納されている。そして、不揮発性メモリのメモリ領域には、図2(b)にその例を示すように、アプリケーション開放エリアが備えられていて、このエリアがユーザにより使用可能とされている。例えば、図2(b)に示す例のように、不揮発性メモリ202のメモリ領域がアドレス“0000”〜“0FFF”まであるとした場合、アドレス“0000”〜“0AFF”までが、前述した設定用パラメータ等が格納される領域として、ユーザからアクセス不可能な領域として設定されており、それに続く、“0CFF”までがユーザが使用可能なアプリケーション開放エリアとして設定されている。
【0013】
本発明は、前述した無線LANカード201の不揮発性メモリ202に設けられているアプリケーション開放エリアを利用し、このエリア内に、管理者等が管理者用PCを使用して予めIPアドレスを設定し、このIPアドレスが設定された無線LANカードをユーザが自分で使用するPCにセットすることにより、無線LANカードに設定されたIPアドレスをPCの内部に自動設定することを可能にしたものである。本発明は、これにより、ユーザが自分が使用するPC内にIPアドレスを設定する手間を低減して、PC102相互間での通信を行うことができる。なお、管理者用PC101も、無線LANに参加して、他のPCしの間での通信を行うことができる。
【0014】
次に、無線LANカード201の不揮発性メモリ202に設けられているアプリケーション開放エリア内に、管理者等が予めIPアドレスを設定する処理手順と、アプリケーション開放エリア内に設定されたIPアドレスをPCの内部に設定する処理手順とについて説明する。
【0015】
図3はアプリケーション開放エリア内にIPアドレスを設定する処理動作を説明するフローチャートであり、まず、これについて説明する。ここでの処理は、管理者用PC101を使用して、管理者等により実行される。また、このときに利用されるユーティリティソフトは、無線LANカードと共に提供されるもので、アプリケーション開放エリア内にIPアドレスを設定する機能を備えている。
【0016】
(1)設定の処理が開始されたら、管理者等の操作者は、まず、ユーティリティソフトから設定機能を選択し、ユーティリティソフトの設定機能を使用して、TCP IPアドレス情報を入力する。この情報には、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイの情報が含まれる(ステップ301、302)。
【0017】
(2)ユーティリティソフトは、不揮発性メモリ202に設けられているアプリケーション開放エリア内をチェックし、このエリア内に前述した情報がすでに書き込み済みとなっているか否かを判定する(ステップ303)。
【0018】
(3)ステップ303でのチェックで、アプリケーション開放エリア内に前述した情報がすでに書き込み済みとなっていた場合、その旨を表示する等により操作者に確認させ、設定不要であれば、ここでの処理を終了する(ステップ304)。
【0019】
(4)ステップ303のチェックで、未書き込みであった場合、あるいは、ステップ404の確認で再設定が指示された場合、設定内容であるTCP IPアドレス情報を不揮発性メモリ202に設けられているアプリケーション開放エリア内に書き込むと共に、有効フラグを設定して処理を終了する(ステップ305)。
【0020】
前述した処理により、IPアドレスが格納された無線LANカードを受け取ったユーザは、通信エリア内にあるPCであれば、任意のPCにその無線LANカードをセットして、そのPCを利用して通信を行うことができる。
【0021】
図4は図3により説明したフローによりアプリケーション開放エリア内に設定されたIPアドレスをPCの内部に設定する処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。ここでの処理は、一般のユーザが使用するPC102を使用して、ユーザにより実行される。また、このときに利用されるユーティリティソフトは、無線LANカードと共に提供されるもので、この場合、アプリケーション開放エリア内にIPアドレスを設定する機能を備える必要はない。
【0022】
(1)ユーザは、まず、不揮発性メモリ202に設けられているアプリケーション開放エリア内にIPアドレスが設定された無線LANカード201を自分が使用するPCにセットして、ユーティリティソフトをインストールする(ステップ401)。
【0023】
(2)ユーティリティソフトは、セットされている無線LANカードとしてのモジュールを認識してドライバをインストールする。その後、ユーティリティ常駐プログラムが、モジュールを認識検出する(ステップ402、403)。
【0024】
(3)ユーティリティソフトは、セットされている無線LANカードの不揮発性メモリ202に設けられているアプリケーション開放エリア内に設定された有効フラグをチェックする(ステップ404)。
【0025】
(4)ステップ404のチェックで、有効フラグが有効を示していた場合、いままで、PC内に設定されていたIPアドレスに代わって新たなIPアドレスをPC内に設定することの確認を画面に表示する等により、ユーザに求める(ステップ405)。
【0026】
(5)ステップ405の確認でユーザが否を指示した場合、また、ステップ404のチェックで、有効フラグが無効を示していた場合、何も行わずに、ここでの処理を終了する。
【0027】
(6)ステップ405の確認でユーザがOKを指示した場合、ユーティリティソフトは、無線LANカードの不揮発性メモリ202のアプリケーション開放エリア内に設定されているIPアドレスを読み込んで、PC内に設定する(ステップ406)。
【0028】
(7)ユーティリティソフトは、セットされている無線LANカードの不揮発性メモリ202に設けられているアプリケーション開放エリア内の設定を次回も有効にするか否かをユーザに確認してもらい、次回も有効にするのであれば、そのまま処理を終了し、次回は有効でなくてもよい場合、有効フラグを無効に設定して処理を終了する(ステップ407、408)。
【0029】
前述したステップ408の処理において、有効フラグを無効に設定した場合、その無線LANカードを他のPCにセットして利用することができなくなる。
【0030】
前述した本発明の実施形態による各処理は、処理プログラムとして構成することができ、この処理プログラムは、HD、DAT、FD、MO、DVD−ROM、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することができる。
【0031】
前述した本発明の実施形態によれば、PCへのIPアドレス設定のためのユーザの作業量を低減することができる。また、ユーザは、自分用のIPアドレスが設定された無線LANカードを持って、通信エリア内にあるPCに無線LANカードをセットすることにより、そのPCを自分用のPCとして使用することができる。
【0032】
なお、前述した本発明の実施形態は、本発明を無線LANに適用したものとして説明したが、本発明は、有線通信のためのLANカードを使用した有線LANに適用することもできる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、PCへのIPアドレス設定のためのユーザの作業量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による無線LANの構成を示すブロック図である。
【図2】無線LANカードとカード内に設けられる不揮発性メモリの内容とについて説明する図である。
【図3】アプリケーション開放エリア内にIPアドレスを設定する処理動作を説明するフローチャートである。
【図4】アプリケーション開放エリア内に設定されたIPアドレスをPCの内部に設定する処理動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
101 管理者用PC
102 PC
201 無線LANカード
202 不揮発性メモリ
【発明の属する技術分野】
本発明は、LAN及びIPアドレスの設定方法に係り、特に、LANカードを使用した複数のPC等の機器を備えたLAN及びPC等の機器に対するIPアドレスの設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、従来技術によるLAN、例えば、無線LANは、無線LANカードを備えた複数のPC等の機器をネットワークに参加させて構成されている。そして、ネットワークデバイスとしての各PCは、PCの内部にIPアドレスが設定されている。これらのIPアドレスは、無線LANカードが持つ、そのカードに固有のMACアドレスと共に、上位装置としてのPC、WS等により、ネットワークデバイス毎に管理されている。前述したような無線LANに収容された各PCは、IPアドレスを使用して、相互に通信を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述したような従来技術によるLANに収容された各PCが、IPアドレスを使用して、相互に通信を行うことを可能とするためには、各PCにおいて、そのPCを使用するユーザがPC内に設定する必要がある。このIPアドレスの設定方法には、TCP/IPに備えられる動的にIPアドレスを割り当てるDHCPのプロトコルを利用して動的にIPアドレスを設定する方法と、ユーザが、ネットワーク管理者から与えられたそのユーザに決められたIPアドレスを設定する静的なIPアドレスの設定方法との2つがある。
【0004】
通常、企業等の内部で使用されるLANの場合、セキュリティの点から、静的なIPアドレスの設定方法が用いられている。この場合、ユーザに、IPアドレスの設定のために、多くの手間と時間とを取らせることになるという問題点を生じさせることになる。
【0005】
本発明の目的は、IPアドレス設定のためのユーザの作業量を低減することを可能にしたLAN及びIPアドレス設定方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば前記目的は、通信機能を有する複数の機器相互間で通信を行うLANにおいて、LANを構成する複数の機器のそれぞれは、前記通信機能を行うためのLANカードをセット可能であり、LANカード内の不揮発性メモリのアプリケーション開放エリアには、予めIPアドレスが格納され、前記複数の機器のそれぞれが、前記IPアドレスが格納されたLANカードがセットされたとき、LANカード内のIPアドレスを機器の内部に設定し、このIPアドレスを使用して通信を行うことにより達成される。
【0007】
また、前記目的は、LANカードがセット可能で、LANを構成する複数の機器に対するIPアドレスの設定方法において、前記LANカード内の不揮発性メモリのアプリケーション開放エリアへ管理者用機器によりIPアドレスを格納し、前記複数の機器のそれぞれが、前記IPアドレスが格納されたLANカードがセットされたとき、LANカード内のIPアドレスを機器の内部に設定することにより達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるLAN及びIPアドレス設定方法の実施形態を図面により詳細に説明する。なお、以下に説明する本発明の実施形態は、本発明を無線LANに適用したものである。
【0009】
図1は本発明の一実施形態による無線LANの構成を示すブロック図、図2は無線LANを構成するネットワークデバイスとしてのPC等の機器に設けられる無線LANカードとカード内に設けられる不揮発性メモリの内容について説明する図である。図1、図2において、101は管理者用PC、102はPC、201は無線LANカード、202は不揮発性メモリである。
【0010】
本発明の実施形態による無線LANは、図1に示すように、無線LANカード201をセット可能なスロットを有する管理者用PC101と、それぞれが無線LANカード201をセット可能なスロットを備え、通信エリア内の他のPCとの間で通信を行う複数のPC102とにより構成されている。無線LANカード201は、IEEE委員会により標準化された仕様を持ち、通信エリア内の他のPCとの間の通信を無線により行わせることができる。通常、無線LANカード201に使用される通信用の無線周波数は、2.4GHzまたは5GHzである。
【0011】
無線LANカード201は、図2(a)に示すように、通常、薄い矩形状に構成されており、その内部に、PCとの間で情報をやり取りするインタフェース、無線送受信機、それらに対する制御部等のデバイスを備えると共に、制御用のデータを格納している不揮発性メモリ202を備えて構成されている。無線LANカード201を使用するPCは、カードスロットを備えていて、そのカードスロットに無線LANカードがセットされて使用される。
【0012】
不揮発性メモリ202は、無線LANカード内部に備えられる前述したような各種のデバイスの制御用のデータとしての設定用パラメータ等と前述で説明したMACアドレスとが格納されている。そして、不揮発性メモリのメモリ領域には、図2(b)にその例を示すように、アプリケーション開放エリアが備えられていて、このエリアがユーザにより使用可能とされている。例えば、図2(b)に示す例のように、不揮発性メモリ202のメモリ領域がアドレス“0000”〜“0FFF”まであるとした場合、アドレス“0000”〜“0AFF”までが、前述した設定用パラメータ等が格納される領域として、ユーザからアクセス不可能な領域として設定されており、それに続く、“0CFF”までがユーザが使用可能なアプリケーション開放エリアとして設定されている。
【0013】
本発明は、前述した無線LANカード201の不揮発性メモリ202に設けられているアプリケーション開放エリアを利用し、このエリア内に、管理者等が管理者用PCを使用して予めIPアドレスを設定し、このIPアドレスが設定された無線LANカードをユーザが自分で使用するPCにセットすることにより、無線LANカードに設定されたIPアドレスをPCの内部に自動設定することを可能にしたものである。本発明は、これにより、ユーザが自分が使用するPC内にIPアドレスを設定する手間を低減して、PC102相互間での通信を行うことができる。なお、管理者用PC101も、無線LANに参加して、他のPCしの間での通信を行うことができる。
【0014】
次に、無線LANカード201の不揮発性メモリ202に設けられているアプリケーション開放エリア内に、管理者等が予めIPアドレスを設定する処理手順と、アプリケーション開放エリア内に設定されたIPアドレスをPCの内部に設定する処理手順とについて説明する。
【0015】
図3はアプリケーション開放エリア内にIPアドレスを設定する処理動作を説明するフローチャートであり、まず、これについて説明する。ここでの処理は、管理者用PC101を使用して、管理者等により実行される。また、このときに利用されるユーティリティソフトは、無線LANカードと共に提供されるもので、アプリケーション開放エリア内にIPアドレスを設定する機能を備えている。
【0016】
(1)設定の処理が開始されたら、管理者等の操作者は、まず、ユーティリティソフトから設定機能を選択し、ユーティリティソフトの設定機能を使用して、TCP IPアドレス情報を入力する。この情報には、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイの情報が含まれる(ステップ301、302)。
【0017】
(2)ユーティリティソフトは、不揮発性メモリ202に設けられているアプリケーション開放エリア内をチェックし、このエリア内に前述した情報がすでに書き込み済みとなっているか否かを判定する(ステップ303)。
【0018】
(3)ステップ303でのチェックで、アプリケーション開放エリア内に前述した情報がすでに書き込み済みとなっていた場合、その旨を表示する等により操作者に確認させ、設定不要であれば、ここでの処理を終了する(ステップ304)。
【0019】
(4)ステップ303のチェックで、未書き込みであった場合、あるいは、ステップ404の確認で再設定が指示された場合、設定内容であるTCP IPアドレス情報を不揮発性メモリ202に設けられているアプリケーション開放エリア内に書き込むと共に、有効フラグを設定して処理を終了する(ステップ305)。
【0020】
前述した処理により、IPアドレスが格納された無線LANカードを受け取ったユーザは、通信エリア内にあるPCであれば、任意のPCにその無線LANカードをセットして、そのPCを利用して通信を行うことができる。
【0021】
図4は図3により説明したフローによりアプリケーション開放エリア内に設定されたIPアドレスをPCの内部に設定する処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。ここでの処理は、一般のユーザが使用するPC102を使用して、ユーザにより実行される。また、このときに利用されるユーティリティソフトは、無線LANカードと共に提供されるもので、この場合、アプリケーション開放エリア内にIPアドレスを設定する機能を備える必要はない。
【0022】
(1)ユーザは、まず、不揮発性メモリ202に設けられているアプリケーション開放エリア内にIPアドレスが設定された無線LANカード201を自分が使用するPCにセットして、ユーティリティソフトをインストールする(ステップ401)。
【0023】
(2)ユーティリティソフトは、セットされている無線LANカードとしてのモジュールを認識してドライバをインストールする。その後、ユーティリティ常駐プログラムが、モジュールを認識検出する(ステップ402、403)。
【0024】
(3)ユーティリティソフトは、セットされている無線LANカードの不揮発性メモリ202に設けられているアプリケーション開放エリア内に設定された有効フラグをチェックする(ステップ404)。
【0025】
(4)ステップ404のチェックで、有効フラグが有効を示していた場合、いままで、PC内に設定されていたIPアドレスに代わって新たなIPアドレスをPC内に設定することの確認を画面に表示する等により、ユーザに求める(ステップ405)。
【0026】
(5)ステップ405の確認でユーザが否を指示した場合、また、ステップ404のチェックで、有効フラグが無効を示していた場合、何も行わずに、ここでの処理を終了する。
【0027】
(6)ステップ405の確認でユーザがOKを指示した場合、ユーティリティソフトは、無線LANカードの不揮発性メモリ202のアプリケーション開放エリア内に設定されているIPアドレスを読み込んで、PC内に設定する(ステップ406)。
【0028】
(7)ユーティリティソフトは、セットされている無線LANカードの不揮発性メモリ202に設けられているアプリケーション開放エリア内の設定を次回も有効にするか否かをユーザに確認してもらい、次回も有効にするのであれば、そのまま処理を終了し、次回は有効でなくてもよい場合、有効フラグを無効に設定して処理を終了する(ステップ407、408)。
【0029】
前述したステップ408の処理において、有効フラグを無効に設定した場合、その無線LANカードを他のPCにセットして利用することができなくなる。
【0030】
前述した本発明の実施形態による各処理は、処理プログラムとして構成することができ、この処理プログラムは、HD、DAT、FD、MO、DVD−ROM、CD−ROM等の記録媒体に格納して提供することができる。
【0031】
前述した本発明の実施形態によれば、PCへのIPアドレス設定のためのユーザの作業量を低減することができる。また、ユーザは、自分用のIPアドレスが設定された無線LANカードを持って、通信エリア内にあるPCに無線LANカードをセットすることにより、そのPCを自分用のPCとして使用することができる。
【0032】
なお、前述した本発明の実施形態は、本発明を無線LANに適用したものとして説明したが、本発明は、有線通信のためのLANカードを使用した有線LANに適用することもできる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、PCへのIPアドレス設定のためのユーザの作業量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による無線LANの構成を示すブロック図である。
【図2】無線LANカードとカード内に設けられる不揮発性メモリの内容とについて説明する図である。
【図3】アプリケーション開放エリア内にIPアドレスを設定する処理動作を説明するフローチャートである。
【図4】アプリケーション開放エリア内に設定されたIPアドレスをPCの内部に設定する処理動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
101 管理者用PC
102 PC
201 無線LANカード
202 不揮発性メモリ
Claims (5)
- 通信機能を有する複数の機器相互間で通信を行うLANにおいて、LANを構成する複数の機器のそれぞれは、前記通信機能を行うためのLANカードをセット可能であり、LANカード内の不揮発性メモリのアプリケーション開放エリアには、予めIPアドレスが格納され、前記複数の機器のそれぞれは、前記IPアドレスが格納されたLANカードがセットされたとき、LANカード内のIPアドレスを機器の内部に設定し、このIPアドレスを使用して通信を行うことを特徴とするLAN。
- 前記LANカードへのIPアドレスの格納は、管理者用機器により行われることを特徴とする請求項1記載のLAN。
- LANカードがセット可能で、LANを構成する複数の機器に対するIPアドレスの設定方法において、前記LANカード内の不揮発性メモリのアプリケーション開放エリアへ管理者用機器によりIPアドレスを格納し、前記複数の機器のそれぞれは、前記IPアドレスが格納されたLANカードがセットされたとき、LANカード内のIPアドレスを機器の内部に設定することを特徴とするIPアドレスの設定方法。
- LANカードにおけるユーティリティプログラムにおいて、入力されたIPアドレス情報をLANカード内の不揮発性メモリのアプリケーション開放エリアに格納する処理プログラムと、前記IPアドレスを前記アプリケーション開放エリアから読み出す処理プログラムと、前記読みだしたIPアドレスを前記LANカードがセットされている機器の内部に設定する処理プログラムとを有することを特徴とするユーティリティプログラム。
- 請求項4記載のユーティリティプログラムが格納されたことを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002243695A JP2004088233A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | Lan及びipアドレスの設定方法 |
US10/639,743 US20040039849A1 (en) | 2002-08-23 | 2003-08-11 | LAN and IP address setting method reducing user's workload |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002243695A JP2004088233A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | Lan及びipアドレスの設定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004088233A true JP2004088233A (ja) | 2004-03-18 |
Family
ID=31884625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002243695A Withdrawn JP2004088233A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | Lan及びipアドレスの設定方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20040039849A1 (ja) |
JP (1) | JP2004088233A (ja) |
Cited By (2)
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JP2006029769A (ja) * | 2004-06-14 | 2006-02-02 | Saginomiya Seisakusho Inc | 冷却装置の集中監視システム、冷却装置のコントローラ、及び、冷却装置の上位制御機器 |
JP2007028174A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Fujitsu Ltd | 携帯情報端末、ipアドレス設定プログラム、ipアドレス設定方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4568957B2 (ja) * | 2000-05-16 | 2010-10-27 | ソニー株式会社 | カード型ネットワークインタフェース,ネットワーク会議用端末装置及びネットワーク会議システム |
-
2002
- 2002-08-23 JP JP2002243695A patent/JP2004088233A/ja not_active Withdrawn
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2003
- 2003-08-11 US US10/639,743 patent/US20040039849A1/en not_active Abandoned
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