JP2004087543A - 光モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】高温下で内部に不均一な輻射熱が伝わるような場合であっても、波長選択フィルタの温度を正確に検出して波長ロッキング精度等の制御性を高めることができる半導体レーザ装置その他の光モジュールを提供すること。
【解決手段】以上の実施形態では、温度センサ47が光フィルタ43の本体に接合されるので、光フィルタの温度をより正確に測定することができ、フィードバック手段である換算補正部54が発生する信号がより正確に光フィルタ43の温度を反映したものとなり、半導体レーザモジュールの動作を精密で安定したものとできる。
【選択図】 図1
【解決手段】以上の実施形態では、温度センサ47が光フィルタ43の本体に接合されるので、光フィルタの温度をより正確に測定することができ、フィードバック手段である換算補正部54が発生する信号がより正確に光フィルタ43の温度を反映したものとなり、半導体レーザモジュールの動作を精密で安定したものとできる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信システムに用いられる半導体レーザ装置、インターリーバ、分散補償器等の各種光モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特開2002−43686号公報に開示の半導体レーザ装置は、レーザ光を出力するレーザ素子を備える発光部と、レーザ素子から出力されたレーザ光の波長を検出する波長モニタ部と、発光部及び波長モニタ部をそれぞれ独立に温度制御する温度調整部とを有する。
【0003】
上記の半導体レーザ装置では、波長選択フィルタ等を内蔵する波長モニタ部に、この波長モニタ部の温度を検出するサーミスタ等の温度センサを設け、波長モニタ部が所望温度に維持されるように制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、半導体レーザ装置が高温下で使用される場合のように、そのパッケージ外部から内部に輻射熱が伝わる場合、その熱がモジュール内部の各部品に与える影響が均等でなくなることがある。例えば、パッケージ外部から上述の温度センサに伝わる熱が波長選択フィルタに伝わる熱より大きい場合、サーミスタが波長選択フィルタの実際の温度より高い温度を検知してしまうことになり、その誤差によって波長ロッキングの精度が低下する。
【0005】
そこで、本発明は、高温下でパッケージ内部に不均一な輻射熱が伝わるような場合であっても、波長選択フィルタの温度を正確に検出して波長ロッキング精度等を精密に維持することができる半導体レーザ装置その他の光モジュールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る光モジュールは、レーザ光を所定の特性で透過又は反射する光フィルタと、前記光フィルタの本体に接合される測温素子を有する温度検知手段と、前記温度検知手段からの出力に基づいて、制御信号を発生するフィードバック手段とを備える。なお、上記「光フィルタ」には、エタロンのように、所定波長の光をほぼ100%反射するものも含む。
【0007】
上記光モジュールでは、測温素子が光フィルタの本体に接合されるので、光フィルタの温度をより正確に測定することができ、フィードバック手段が発生する制御信号がより正確に光フィルタの温度を反映したものとなり、光モジュールの動作を精密で安定したものとできる。
【0008】
上記光モジュールの具体的な態様では、前記フィードバック手段からの制御信号に従って、前記光フィルタの温度を調節する温度調節手段を有する。この場合、光フィルタの温度を一定に保つことができ、光フィルタの特性が環境温度の影響を受けて変動することを防止できる。
【0009】
上記光モジュールの具体的な態様では、所定波長のレーザ光を出力する半導体レーザを有する発光部と、当該半導体レーザからのレーザ光を前記光フィルタを介して受光する受光手段と、当該受光手段からの検出出力に基づいて前記発光部の動作を制御する制御手段とをさらに備える。この場合、光モジュールである半導体レーザ装置から目標波長のレーザ光を安定して出射させることができる。
【0010】
上記光モジュールの具体的な態様では、前記制御手段が、前記受光手段からの検出出力と前記フィードバック手段からの制御信号とに基づいて、前記発光部の温度を調節する。この場合、光フィルタの温度特性を加味して発光部の温度を調節することができ、光フィルタの温度にかかわらず目標波長のレーザ光を安定して出射させることができる。
【0011】
上記光モジュールの具体的な態様では、前記測温素子が、前記光フィルタの本体に形成したメタライズ膜に対して半田付け又はろう付けによって接合される。この場合、メタライズ膜は、通常熱伝導性が良く、半田等によって測温素子の電極等を確実に固定することができる。よって、簡易な構造及び工程で光フィルタの温度測定の精度を高めることができる。なお、メタライズ膜は、光フィルタの光路外に形成される。
【0012】
上記光モジュールの具体的な態様では、前記測温素子が、前記光フィルタの本体に接着された配線パターン膜に対して接合される。この場合、配線パターン膜の選択の自由度が増す。
【0013】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る光モジュールである半導体レーザモジュール平面断面構造等を示す図である。
この半導体レーザモジュールは、主に光学系からなりレーザ光を出力するレーザ本体部10と、レーザ本体部10から出力されるレーザ光の状態を制御する制御回路50とを有する。
まず、レーザ本体部10は、パッケージ11中に封入されており、ベース12上の前方部分(図面右側)には、サブマウント13に固定された半導体レーザ素子31と、半導体レーザ素子31から出力されるレーザ光を平行光束とするコリメートレンズ32と、戻り光防止用のアイソレータ33とが取り付けられている。パッケージ11の一端に設けたスリーブ11aには、アイソレータ33を経たレーザ光を集光する結合レンズ35を介して、光ファイバOFの一端に設けたフェルールFEが連結されている。ここで、半導体レーザ素子31は、温度によって発振波長が変化する半導体素子として発光部を構成し、かかる温度特性を利用して、一定範囲内で設定された所望波長のレーザ光を安定して出力することができる。
【0014】
ベース12上の後方部分には、半導体レーザ素子31の後側端面から出力されたモニタ用のレーザ光を平行光束とするコリメートレンズ41と、コリメートレンズ41を経たレーザ光を2分岐するプリズム42と、2分岐された一方のレーザ光が入射する光フィルタ43と、プリズム42による2分岐光を個別にそれぞれ受光するべくサブマウント14に固定された一対の受光素子44、45とが取り付けられている。ここで、光フィルタ43は、波長によって透過率が異なる既知の特性を有するもので、例えば石英ガラスの両端面に干渉膜を形成したエタロン等とすることができる。なお、一対の受光素子44、45は受光手段を構成する。
【0015】
ベース12の下部であってパッケージ11の底部には、ベース12上に搭載された半導体レーザ素子31、光フィルタ43等の部品を冷却するためのサーモモジュール16が取り付けられている。このサーモモジュール16は、通電させる電流の大きさ及び向きによってその表面の加熱及び冷却が可能な温度調節手段であり、例えばペルチエ素子等の電子デバイスで構成される。
【0016】
なお、半導体レーザ素子31を保持するサブマウント13には、主に半導体レーザ素子31の温度を検出するための温度センサ37が取り付けられている。また、光フィルタ43には、この光フィルタ43の温度を検出するための温度検知手段である温度センサ47が直接取り付けられている。これらの温度センサ37、47としては、例えばサーミスタ等の電子デバイスが好適に用いられる。
【0017】
制御回路50は、信号検出用の受光素子44からの電流信号を電圧信号に変換する第1の電圧変換器51と、参照用の受光素子45からの電流信号を電圧信号に変換する第2の電圧変換器52と、両電圧変換器51、52からの信号強度を比較して差分を求める比較器53とを備える。この差分に基づいて、半導体レーザ素子31が出力するレーザ光の目標波長からの波長ずれを検出することができる。
【0018】
また、制御回路50には、比較器53の出力に基づいて半導体レーザ素子31に駆動信号を出力する換算補正部54と、換算補正部54からの駆動信号に基づいてサーモモジュール16への電流供給量を調節する電流発生器55とが設けられている。ここで、換算補正部54には、温度センサ37からの検出出力が入力される。これにより、半導体レーザ素子31の発振波長を直接的に制御することができる。また、換算補正部54には、比較器53からの検出出力が入力される。これにより、半導体レーザ素子31の発振波長の目標値からのずれを検出することができ、この検出結果を駆動信号の修正に利用することで半導体レーザ素子31の発振波長を精密にロッキングすることができる。さらに、換算補正部54には、フィードバック手段として、温度センサ47からの検出出力も入力される。これにより、比較器53の出力に対する温度修正量を算出して駆動信号を校正するフィードバックが可能になる。すなわち、光フィルタ43は、温度によって微小であるが特性が変化するため、温度センサ47からの出力に基づいて換算補正部54からの駆動信号の出力を修正すれば、目標波長からの波長ずれをさらに正確に監視することができ、より正確な波長ロッキングが可能になる。なお、以上において、電圧変換器51、52、比較器53、換算補正部54及び電流発生器55は、制御手段を構成する。
【0019】
さらに、制御回路50には、詳細な説明は省略するが、半導体レーザ素子31を駆動するためのLD駆動部56も内臓されており、受光素子45からの電流信号に基づいて半導体レーザ素子31の出力を一定に保つことができる。
【0020】
図2は、光フィルタ43への温度センサ47の取り付けを説明する図である。図2(a)の第1例では、光フィルタ43の側面43bを局所的にメタライズして矩形の電極膜48aを形成している。メタライズは、金属膜の蒸着やめっきによって行う。かかるメタライズに際しては、適当なマスクを用いることにより、所望の形状及び寸法の電極膜48aを得ることができる。このようにして得た電極膜48aに対し、温度センサ47であるサーミスタを半田やろう付けによって固定する。この場合、温度センサ47の上下面は電極となっているので、電極膜48aに対してボンディングによって一方の配線48bを接続し、温度センサ47の上面に対してボンディングによって他方の配線48cを接続することにより、温度センサ47の一対の電極からそれぞれに対応する一対の配線48b、48cを引き出すことができる。
【0021】
なお、電極膜48aの材料としては、光フィルタ43の材料と密着性が良く、半田等との接合性が良いものを選択する。さらに、熱伝導性や導電性が高いことも必要である。なお、温度センサ47の取り付け箇所は、光学面43aとすると光路を妨げるため、通常光フィルタ43の側面43bとするが、光フィルタ43の中心に最も近い位置が温度測定精度の観点から望ましい。ただし、光フィルタ43はフィルタホルダ17に固定されるため、フィルタホルダ17と干渉しない位置に電極膜48aを形成しここに温度センサ47を固定する必要がある。ここで、温度センサ47は1つに限らず、2つ以上取り付けることもできる。この場合、各温度センサによる検出値の平均値をとること等によって精密な温度計測が可能になる。
【0022】
図2(b)の第2例は、別タイプの温度センサ47の取り付けを説明する図である。この場合、温度センサ47が角柱状で両端に一対の電極47a、47bを有している。これに対応して、光フィルタ43の側面43bに、平行に延びる一対のストライプ状の配線パターンである電極膜48e、48fを形成する。温度センサ47の両電極47a、47bは、両電極膜48e、48fの一端にそれぞれ半田付け等によって接合される。両電極47a、47bの他端には、ボンディングによって配線48b、48cがそれぞれ接続される。
【0023】
図2(c)の第3例は、図2(b)の取り付け方法を変形したものである。この場合、一対のストライプ状の電極膜48e、48fの他端に、半田48等を用いて基盤49を接着している。この基盤49は、任意の配線パターンを施したものとできるが、この場合、一対の矩形の電極膜49a、49bを有するものとしている。これにより、温度センサ47の一方の電極47aを電極膜49aに電気的に導通させることができ、温度センサ47の他方の電極47bを電極膜49bに電気的に導通させることができる。両電極膜49a、49bには、ボンディング、半田付け等によって配線48b、48cがそれぞれ接続されている。このように基盤49を設けている理由は、光フィルタ43の結晶材料やメタライズによって形成された電極膜48e、48fの性質上、電極膜48e、48f上に配線48b、48cを直接接続することが困難な場合があり得ることを考慮したものである。
【0024】
以上の図2(a)〜(c)の説明では、電極膜48a、48e、48fを光フィルタ43の側面43bに直接取り付けているが、上記のような電極膜48a、48e、48fや、同様の電極板等を、接着剤を介して光フィルタ43の側面43bに固定することもできる。
【0025】
以下、図1に示す半導体レーザモジュールの動作について説明する。半導体レーザ素子31に制御回路50に設けたLD駆動部56からの電流を供給すると、半導体レーザ素子31から所定のパワーを有するレーザ光が出射し、コリメートレンズ32、アイソレータ33、結合レンズ35等を経て光ファイバOFの一端に結合・出力される。この際、温度センサ37からの検出出力等に基づいてサーモモジュール16が換算補正部54及び電流発生器55によって駆動されるので、ベース12、特に半導体レーザ素子31が目標温度まで冷却される。なお、換算補正部54には、半導体レーザ素子31の温度と発振波長との関係が記憶されており、半導体レーザ素子31から出射するレーザ光が目標の波長となるように温度設定を光モジュール外部から適宜変更することができるようになっている。
【0026】
一方、半導体レーザ素子31の後側端面からもモニタ用のレーザ光が出射し、コリメートレンズ41を経てプリズム42に入射する。プリズム42に入射したレーザ光は2分岐されて、一方の信号検出光が光フィルタ43を経て受光素子44に入射し、他方の参照光が受光素子45に入射する。両受光素子44、45の検出出力は、両電圧変換器51、52によって電圧信号に変換され、半導体レーザ素子31が出力するレーザ光の目標波長からの波長ずれに関する情報を含む差分が比較器53によって与えられる。比較器53からの差分電圧が出力される換算補正部54は、目標の波長ごとに、半導体レーザ素子31から出射するレーザ光が光フィルタ43を経て受光素子44で検出される際の信号電圧と、レーザ光が受光素子45で直接検出される際の参照電圧との差分を、基準電圧差として記憶している。これにより、比較器53から出力される差分電圧と、目標の基準電圧差とを比較することで波長ずれを検出することができる。この波長ずれを補正するため、換算補正部54では、半導体レーザ素子31の目標冷却温度が修正され、これに基づいてサーモモジュール16が駆動され、結果として、半導体レーザ素子31から出射されるレーザ光が目標の波長に精密にロッキングされる。
【0027】
以上の実施形態では、温度センサ47が光フィルタ43の本体に接合されているので、光フィルタ47の温度をより正確に測定することができ、換算補正部54が発生する信号がより正確に光フィルタ43の温度を反映したものとなり、半導体レーザモジュールのロッキング動作を精密で安定したものとできる。
〔第2実施形態〕
図3(a)、(b)は、第2実施形態に係るインターリーバの光学系部分を示す平面図及び側面図である。このインターリーバは、波長多重光の入出射部120と、光路シフト部130と、波長分離部140とを備える。
【0028】
入出射部120は、波長多重光が入射或いは出射する部分であり、Z軸方向に平行に配置された3本の光ファイバ121〜123と、各光ファイバ121〜123の端面に対向して配置されたコリメートレンズ124〜126とを備える。
【0029】
光路シフト部130は、2つのプリズム131、132を備え、光路を平行にシフトさせて、入出射部120と波長分離部140との間で適切な光結合が達成されるようにしている。
【0030】
波長分離部140は、第1及び第2非相反光路変換回路141、142と、複屈折結晶144と、複合エタロンユニット146とを備える。ここで、第1非相反光路変換回路141は、複屈折結晶141a、複合位相差板141b、及びファラデイ回転子141cを有しており、入出射部120からの円偏光を直線偏光にして第2非相反光路変換回路142側に出射するとともに、第2非相反光路変換回路142からの直線偏光を円偏光にして入出射部120側に出射する。
【0031】
また、第2非相反光路変換回路142も、複屈折結晶142a、複合位相差板142b、及びファラデイ回転子142cを有しており、第1非相反光路変換回路141からの直線偏光をその偏光面を保持して複屈折結晶144側に出射するとともに、複屈折結晶144からの直線偏光をその偏光面を90°回転させて第1非相反光路変換回路側に出射する。
【0032】
次の複屈折結晶144は、入射する2つの直線偏光が常光線であればそのまま透過させ、常光線と異常光線であればこれらを分離して出射させるように配置されている。
【0033】
図4は、図3に示す複屈折結晶144の後段に配置される複合エタロンユニット146の具体的な構造等を示す図である。この複合エタロンユニット146は、例えば第1及び第2位相差板146a、146b、全反射コーティングされたミラー146d、及び、セラミックガラス製のスペーサ146fを有する構造となっており、奇数チャンネルと偶数チャンネルの波長の光が互いに直交する状態で反射される。ここで、奇数チャンネルの波長の光とは、入射光と同じ偏光状態で反射される光をいい、偶数チャンネルの波長の光とは、入射光と直交した偏光状態で反射される光をいう。
【0034】
複合エタロンユニット146は、その温度変化に起因して分離特性が変化することを防止するため、温度調節装置160を備える。この温度調節装置160は、複合エタロンユニット146を冷却又は加熱するためのペルチエ素子等からなるサーモモジュール161と、複合エタロンユニット146に設けたフィルタミラー146dの温度を測定するためのサーミスタ等の温度センサ162と、温度センサ162の出力に基づいてサーモモジュール161を駆動する温度制御回路163とを有する。ここで、サーモモジュール161は、温度調節手段を構成し、温度センサ162は、温度検知手段を構成し、温度制御回路163は、フィードバック手段を構成する。
【0035】
なお、温度センサ162は、図2(a)〜(c)に示す温度センサ47と同様の手法によって、複合エタロンユニット146の側面に直接接合されている。また、サーモモジュール161は、サブマウント114を介して複合エタロンユニット146を支持している。
【0036】
以下、図3に示すインターリーバの動作について説明する。入出射部120の中央の光ファイバ122端面から出射したレーザ光である信号光L1は、コリメートレンズ124で平行光束とされた後、光路シフト部130を直進し、非相反光路変換回路141、142及び複屈折結晶144を経て、複合エタロンユニット146に入射する。複合エタロンユニット146で反射された奇数チャンネルの波長の信号光L2は、複屈折結晶144及び非相反光路変換回路141、142をX方向にシフトしつつ逆行し、プリズム131及びコリメートレンズ126を通過した後、光ファイバ123に入射する。一方、複合エタロンユニット146で反射された偶数チャンネルの波長の信号光L3は、複屈折結晶144及び非相反光路変換回路141、142を−X方向にシフトしつつ逆行し、プリズム132及びコリメートレンズ125を通過した後、光ファイバ122に入射する。
【0037】
図5〜図7は、波長分離部140における偏光状態の変化や位置の変化を説明する図である。
【0038】
図5は、入射する信号光L1に関するものであり、図5(a)は、第1非相反光路変換回路141に入射する前の状態を示し、図5(b)は、複屈折結晶141aで常光と異常光に分離・出射された状態を示し、図5(c)は、複合位相差板141bを出射した直後の状態を示し、図5(d)は、ファラデイ回転子141cを出射した直後の状態を示す。また、図5(e)は、第2非相反光路変換回路142に設けた複屈折結晶142aを出射した直後の状態を示し、図5(f)は、複合位相差板142bを出射した直後の状態を示し、図5(g)は、ファラデイ回転子142cを出射した直後の状態を示し、図5(h)は、複屈折結晶144を出射した後の状態を示す。
【0039】
図6は、分岐されて出射する奇数チャンネルの信号光L2に関するものであり、図6(a)は、複屈折結晶144に入射する前の状態を示し、図6(b)は、複屈折結晶144を出射した直後の状態を示し、図6(c)は、第2非相反光路変換回路142に設けたファラデイ回転子142cを出射した直後の状態を示し、図6(d)は、複合位相差板142bを出射した直後の状態を示し、図6(e)は、複屈折結晶142aを出射した直後の状態を示し、図6(f)は、第1非相反光路変換回路141に設けたファラデイ回転子141cを出射した直後の状態を示し、図6(g)は、複合位相差板141bを出射した直後の状態を示し、図6(h)は、常光と異常光が合成されて分離複屈折結晶141aから出射した直後の状態を示す。
【0040】
図7は、分岐されて出射する偶数チャンネルの信号光L3に関するものであり、図7(a)は、複屈折結晶144に入射する前の状態を示し、図7(b)は、複屈折結晶144を出射した直後の状態を示し、図7(c)は、第2非相反光路変換回路142を経ることなく第1非相反光路変換回路141に入射した後のもので、ファラデイ回転子141cを出射した直後の状態を示し、図7(d)は、複合位相差板141bを出射した直後の状態を示し、図7(e)は、常光と異常光が合成されて複屈折結晶141aから出射した直後の状態を示す。
【0041】
以上のインターリーバでは、波長に応じて奇数チャンネルと偶数チャンネルの光を分離して一対のポートである光ファイバ121、123に出力することができる。この際、温度制御回路163が、複合エタロンユニット146に直接接合された温度センサ162からの検出出力に基づいてサーモモジュール161を駆動して、複合エタロンユニット146を目標温度に維持する。これにより、複合エタロンユニット146の特性を常に一定に保つことができ、偶数チャンネルの光のみについて偏光方向を90°変更することができるので、奇数チャンネルと偶数チャンネルの光を正確に分離することができる。
【0042】
なお、以上の実施形態では、複合エタロンユニット146の側面に温度センサ162を取り付けているが、複合エタロンユニット146に内蔵された位相差板146a、146b、ミラー146d等の側面にメタライジングを行って、このメタライズ膜に対して温度センサ162を直接接合することもできる。この場合、位相差板146a、146b、ミラー146d等の温度をさらに精密に制御して特性を安定化させることができる。
〔第3実施形態〕
図8は、第3実施形態に係る分散補償回路を模式的に説明するブロック図である。この分散補償回路は、第1及び第2サーキュレータ221、222と、第1及び第2フィルタミラー241、242と、各フィルタミラー241、242の温度を調節するための温度調節装置260とを備える。なお、両フィルタミラー241、242は、それぞれエタロンで形成された光フィルタであり、ベース245、246上にそれぞれ固定されている。
【0043】
温度調節装置260は、各ベース245、246の下部にそれぞれ配置されるサーモモジュール261、262と、両フィルタミラー241、242の側面にそれぞれ直接固定された温度センサ263、264と、温度センサ263、264の出力に基づいて一対のサーモモジュール261、262を駆動する温度制御回路267とを備える。
【0044】
以下、図8に示す分散補償回路の動作について説明する。まず、光ファイバを介して第1サーキュレータ221のポートP1に入射したレーザ光の信号光はポートP2から出射する。ポートP2からの出射光は、レンズ223を通過してコリメートされ、第1フィルタミラー241に入射して裏面で反射されて、所定の波長特性で出射される。第1フィルタミラー241を出射した信号光は、レンズ223を経て第1サーキュレータ221のポートP2に入射してポートP3から出射する。
【0045】
こうして第1サーキュレータ221のポートP3から出射した信号光は、第2サーキュレータ222のポートP1に入射し、ポートP2から出射する。ポートP2からの出射光は、レンズ224を通過して第2フィルタミラー242に入射して裏面で反射されて、所定の波長特性で出射される。第2フィルタミラー242を出射した信号光は、第2サーキュレータ222のポートP2に入射してポートP3から出射する。第2サーキュレータ222のポートP3から光ファイバに出射される信号光は、一対のフィルタミラー241、242で反射されて波長毎に所望の減衰特性を有するものとなっている。この際、各フィルタミラー241、242の反射特性を組み合わせることで、様々な分散補償特性を持たせることができる。このような機能を有する分散補償回路は、例えばファイバアンプシステムに組み込むことで、利得等価器等として用いることができる。
【0046】
ここで、温度制御回路263は、フィードバック手段を構成し、温度検知手段である温度センサ263、264からの検出出力に基づいて各サーモモジュール261、262を駆動して、各フィルタミラー241、242を目標温度に維持する。これにより、各フィルタミラー241、242の特性を常に一定に保つことができる。
【0047】
以上、実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、光フィルタ43の側面をメタライズしているが、このようなメタライズを行う必要は必ずしもない。例えば、低融点ガラス、樹脂接着剤等を利用して、光フィルタに温度センサ47、162、163、264を直接張り付けることもできる。この場合、温度センサから半田付け等によって直接配線を引出すことになる。
【0048】
また、第1実施形態に係る半導体レーザモジュールでは、サーモモジュール16によって、半導体レーザ素子31、光フィルタ43等を一体として冷却しているが、半導体レーザ素子31や光フィルタ43を個別に冷却することもできる。この場合、半導体レーザ素子31及び光フィルタ43のためにそれぞれサーモモジュールを設ける必要があるが、光フィルタ43を一定温度で使用することができ、制御回路50の構成を比較的簡単なものとすることができる。
【0049】
また、上記実施形態では、温度調節手段としてペルチエ素子等からなるサーモモジュール16、161、261、262を用いたが、放熱効率が良い環境では、ヒータで光フィルタ43、複合エタロンユニット146、フィルタミラー241、242等の温度を調節することもできる。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る光モジュールによれば、測温素子が光フィルタの本体に接合されるので、光フィルタの温度をより正確に測定することができ、フィードバック手段が発生する制御信号がより正確に光フィルタの温度を反映したものとなり、光モジュールの動作を精密で安定したものとできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る半導体レーザモジュールの平面断面図である。
【図2】(a)〜(c)は、光フィルタへの温度センサの取り付けを説明する斜視図である。
【図3】(a)、(b)は、第2実施形態に係るインターリーバの平面図及び側面図である。
【図4】複合エタロンユニットの構造を説明する図である。
【図5】(a)〜(h)は、図3の装置の動作を説明する図である。
【図6】(a)〜(h)は、図3の装置の動作を説明する図である。
【図7】(a)〜(e)は、図3の装置の動作を説明する図である。
【図8】第3実施形態に係る分散補償回路の構造を説明するブロック図である。
【符号の説明】
12 ベース
16 サーモモジュール
33 アイソレータ
37,47 温度センサ
42 プリズム
43 光フィルタ
44,45 受光素子
44,45 両受光素子
47 温度センサ
47a,47b 各電極
48a 電極膜
48b,48b,48c 配線
50 制御回路
51,52 電圧変換器
53 比較器
54 換算補正部
55 電流発生器
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信システムに用いられる半導体レーザ装置、インターリーバ、分散補償器等の各種光モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、特開2002−43686号公報に開示の半導体レーザ装置は、レーザ光を出力するレーザ素子を備える発光部と、レーザ素子から出力されたレーザ光の波長を検出する波長モニタ部と、発光部及び波長モニタ部をそれぞれ独立に温度制御する温度調整部とを有する。
【0003】
上記の半導体レーザ装置では、波長選択フィルタ等を内蔵する波長モニタ部に、この波長モニタ部の温度を検出するサーミスタ等の温度センサを設け、波長モニタ部が所望温度に維持されるように制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、半導体レーザ装置が高温下で使用される場合のように、そのパッケージ外部から内部に輻射熱が伝わる場合、その熱がモジュール内部の各部品に与える影響が均等でなくなることがある。例えば、パッケージ外部から上述の温度センサに伝わる熱が波長選択フィルタに伝わる熱より大きい場合、サーミスタが波長選択フィルタの実際の温度より高い温度を検知してしまうことになり、その誤差によって波長ロッキングの精度が低下する。
【0005】
そこで、本発明は、高温下でパッケージ内部に不均一な輻射熱が伝わるような場合であっても、波長選択フィルタの温度を正確に検出して波長ロッキング精度等を精密に維持することができる半導体レーザ装置その他の光モジュールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る光モジュールは、レーザ光を所定の特性で透過又は反射する光フィルタと、前記光フィルタの本体に接合される測温素子を有する温度検知手段と、前記温度検知手段からの出力に基づいて、制御信号を発生するフィードバック手段とを備える。なお、上記「光フィルタ」には、エタロンのように、所定波長の光をほぼ100%反射するものも含む。
【0007】
上記光モジュールでは、測温素子が光フィルタの本体に接合されるので、光フィルタの温度をより正確に測定することができ、フィードバック手段が発生する制御信号がより正確に光フィルタの温度を反映したものとなり、光モジュールの動作を精密で安定したものとできる。
【0008】
上記光モジュールの具体的な態様では、前記フィードバック手段からの制御信号に従って、前記光フィルタの温度を調節する温度調節手段を有する。この場合、光フィルタの温度を一定に保つことができ、光フィルタの特性が環境温度の影響を受けて変動することを防止できる。
【0009】
上記光モジュールの具体的な態様では、所定波長のレーザ光を出力する半導体レーザを有する発光部と、当該半導体レーザからのレーザ光を前記光フィルタを介して受光する受光手段と、当該受光手段からの検出出力に基づいて前記発光部の動作を制御する制御手段とをさらに備える。この場合、光モジュールである半導体レーザ装置から目標波長のレーザ光を安定して出射させることができる。
【0010】
上記光モジュールの具体的な態様では、前記制御手段が、前記受光手段からの検出出力と前記フィードバック手段からの制御信号とに基づいて、前記発光部の温度を調節する。この場合、光フィルタの温度特性を加味して発光部の温度を調節することができ、光フィルタの温度にかかわらず目標波長のレーザ光を安定して出射させることができる。
【0011】
上記光モジュールの具体的な態様では、前記測温素子が、前記光フィルタの本体に形成したメタライズ膜に対して半田付け又はろう付けによって接合される。この場合、メタライズ膜は、通常熱伝導性が良く、半田等によって測温素子の電極等を確実に固定することができる。よって、簡易な構造及び工程で光フィルタの温度測定の精度を高めることができる。なお、メタライズ膜は、光フィルタの光路外に形成される。
【0012】
上記光モジュールの具体的な態様では、前記測温素子が、前記光フィルタの本体に接着された配線パターン膜に対して接合される。この場合、配線パターン膜の選択の自由度が増す。
【0013】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、第1実施形態に係る光モジュールである半導体レーザモジュール平面断面構造等を示す図である。
この半導体レーザモジュールは、主に光学系からなりレーザ光を出力するレーザ本体部10と、レーザ本体部10から出力されるレーザ光の状態を制御する制御回路50とを有する。
まず、レーザ本体部10は、パッケージ11中に封入されており、ベース12上の前方部分(図面右側)には、サブマウント13に固定された半導体レーザ素子31と、半導体レーザ素子31から出力されるレーザ光を平行光束とするコリメートレンズ32と、戻り光防止用のアイソレータ33とが取り付けられている。パッケージ11の一端に設けたスリーブ11aには、アイソレータ33を経たレーザ光を集光する結合レンズ35を介して、光ファイバOFの一端に設けたフェルールFEが連結されている。ここで、半導体レーザ素子31は、温度によって発振波長が変化する半導体素子として発光部を構成し、かかる温度特性を利用して、一定範囲内で設定された所望波長のレーザ光を安定して出力することができる。
【0014】
ベース12上の後方部分には、半導体レーザ素子31の後側端面から出力されたモニタ用のレーザ光を平行光束とするコリメートレンズ41と、コリメートレンズ41を経たレーザ光を2分岐するプリズム42と、2分岐された一方のレーザ光が入射する光フィルタ43と、プリズム42による2分岐光を個別にそれぞれ受光するべくサブマウント14に固定された一対の受光素子44、45とが取り付けられている。ここで、光フィルタ43は、波長によって透過率が異なる既知の特性を有するもので、例えば石英ガラスの両端面に干渉膜を形成したエタロン等とすることができる。なお、一対の受光素子44、45は受光手段を構成する。
【0015】
ベース12の下部であってパッケージ11の底部には、ベース12上に搭載された半導体レーザ素子31、光フィルタ43等の部品を冷却するためのサーモモジュール16が取り付けられている。このサーモモジュール16は、通電させる電流の大きさ及び向きによってその表面の加熱及び冷却が可能な温度調節手段であり、例えばペルチエ素子等の電子デバイスで構成される。
【0016】
なお、半導体レーザ素子31を保持するサブマウント13には、主に半導体レーザ素子31の温度を検出するための温度センサ37が取り付けられている。また、光フィルタ43には、この光フィルタ43の温度を検出するための温度検知手段である温度センサ47が直接取り付けられている。これらの温度センサ37、47としては、例えばサーミスタ等の電子デバイスが好適に用いられる。
【0017】
制御回路50は、信号検出用の受光素子44からの電流信号を電圧信号に変換する第1の電圧変換器51と、参照用の受光素子45からの電流信号を電圧信号に変換する第2の電圧変換器52と、両電圧変換器51、52からの信号強度を比較して差分を求める比較器53とを備える。この差分に基づいて、半導体レーザ素子31が出力するレーザ光の目標波長からの波長ずれを検出することができる。
【0018】
また、制御回路50には、比較器53の出力に基づいて半導体レーザ素子31に駆動信号を出力する換算補正部54と、換算補正部54からの駆動信号に基づいてサーモモジュール16への電流供給量を調節する電流発生器55とが設けられている。ここで、換算補正部54には、温度センサ37からの検出出力が入力される。これにより、半導体レーザ素子31の発振波長を直接的に制御することができる。また、換算補正部54には、比較器53からの検出出力が入力される。これにより、半導体レーザ素子31の発振波長の目標値からのずれを検出することができ、この検出結果を駆動信号の修正に利用することで半導体レーザ素子31の発振波長を精密にロッキングすることができる。さらに、換算補正部54には、フィードバック手段として、温度センサ47からの検出出力も入力される。これにより、比較器53の出力に対する温度修正量を算出して駆動信号を校正するフィードバックが可能になる。すなわち、光フィルタ43は、温度によって微小であるが特性が変化するため、温度センサ47からの出力に基づいて換算補正部54からの駆動信号の出力を修正すれば、目標波長からの波長ずれをさらに正確に監視することができ、より正確な波長ロッキングが可能になる。なお、以上において、電圧変換器51、52、比較器53、換算補正部54及び電流発生器55は、制御手段を構成する。
【0019】
さらに、制御回路50には、詳細な説明は省略するが、半導体レーザ素子31を駆動するためのLD駆動部56も内臓されており、受光素子45からの電流信号に基づいて半導体レーザ素子31の出力を一定に保つことができる。
【0020】
図2は、光フィルタ43への温度センサ47の取り付けを説明する図である。図2(a)の第1例では、光フィルタ43の側面43bを局所的にメタライズして矩形の電極膜48aを形成している。メタライズは、金属膜の蒸着やめっきによって行う。かかるメタライズに際しては、適当なマスクを用いることにより、所望の形状及び寸法の電極膜48aを得ることができる。このようにして得た電極膜48aに対し、温度センサ47であるサーミスタを半田やろう付けによって固定する。この場合、温度センサ47の上下面は電極となっているので、電極膜48aに対してボンディングによって一方の配線48bを接続し、温度センサ47の上面に対してボンディングによって他方の配線48cを接続することにより、温度センサ47の一対の電極からそれぞれに対応する一対の配線48b、48cを引き出すことができる。
【0021】
なお、電極膜48aの材料としては、光フィルタ43の材料と密着性が良く、半田等との接合性が良いものを選択する。さらに、熱伝導性や導電性が高いことも必要である。なお、温度センサ47の取り付け箇所は、光学面43aとすると光路を妨げるため、通常光フィルタ43の側面43bとするが、光フィルタ43の中心に最も近い位置が温度測定精度の観点から望ましい。ただし、光フィルタ43はフィルタホルダ17に固定されるため、フィルタホルダ17と干渉しない位置に電極膜48aを形成しここに温度センサ47を固定する必要がある。ここで、温度センサ47は1つに限らず、2つ以上取り付けることもできる。この場合、各温度センサによる検出値の平均値をとること等によって精密な温度計測が可能になる。
【0022】
図2(b)の第2例は、別タイプの温度センサ47の取り付けを説明する図である。この場合、温度センサ47が角柱状で両端に一対の電極47a、47bを有している。これに対応して、光フィルタ43の側面43bに、平行に延びる一対のストライプ状の配線パターンである電極膜48e、48fを形成する。温度センサ47の両電極47a、47bは、両電極膜48e、48fの一端にそれぞれ半田付け等によって接合される。両電極47a、47bの他端には、ボンディングによって配線48b、48cがそれぞれ接続される。
【0023】
図2(c)の第3例は、図2(b)の取り付け方法を変形したものである。この場合、一対のストライプ状の電極膜48e、48fの他端に、半田48等を用いて基盤49を接着している。この基盤49は、任意の配線パターンを施したものとできるが、この場合、一対の矩形の電極膜49a、49bを有するものとしている。これにより、温度センサ47の一方の電極47aを電極膜49aに電気的に導通させることができ、温度センサ47の他方の電極47bを電極膜49bに電気的に導通させることができる。両電極膜49a、49bには、ボンディング、半田付け等によって配線48b、48cがそれぞれ接続されている。このように基盤49を設けている理由は、光フィルタ43の結晶材料やメタライズによって形成された電極膜48e、48fの性質上、電極膜48e、48f上に配線48b、48cを直接接続することが困難な場合があり得ることを考慮したものである。
【0024】
以上の図2(a)〜(c)の説明では、電極膜48a、48e、48fを光フィルタ43の側面43bに直接取り付けているが、上記のような電極膜48a、48e、48fや、同様の電極板等を、接着剤を介して光フィルタ43の側面43bに固定することもできる。
【0025】
以下、図1に示す半導体レーザモジュールの動作について説明する。半導体レーザ素子31に制御回路50に設けたLD駆動部56からの電流を供給すると、半導体レーザ素子31から所定のパワーを有するレーザ光が出射し、コリメートレンズ32、アイソレータ33、結合レンズ35等を経て光ファイバOFの一端に結合・出力される。この際、温度センサ37からの検出出力等に基づいてサーモモジュール16が換算補正部54及び電流発生器55によって駆動されるので、ベース12、特に半導体レーザ素子31が目標温度まで冷却される。なお、換算補正部54には、半導体レーザ素子31の温度と発振波長との関係が記憶されており、半導体レーザ素子31から出射するレーザ光が目標の波長となるように温度設定を光モジュール外部から適宜変更することができるようになっている。
【0026】
一方、半導体レーザ素子31の後側端面からもモニタ用のレーザ光が出射し、コリメートレンズ41を経てプリズム42に入射する。プリズム42に入射したレーザ光は2分岐されて、一方の信号検出光が光フィルタ43を経て受光素子44に入射し、他方の参照光が受光素子45に入射する。両受光素子44、45の検出出力は、両電圧変換器51、52によって電圧信号に変換され、半導体レーザ素子31が出力するレーザ光の目標波長からの波長ずれに関する情報を含む差分が比較器53によって与えられる。比較器53からの差分電圧が出力される換算補正部54は、目標の波長ごとに、半導体レーザ素子31から出射するレーザ光が光フィルタ43を経て受光素子44で検出される際の信号電圧と、レーザ光が受光素子45で直接検出される際の参照電圧との差分を、基準電圧差として記憶している。これにより、比較器53から出力される差分電圧と、目標の基準電圧差とを比較することで波長ずれを検出することができる。この波長ずれを補正するため、換算補正部54では、半導体レーザ素子31の目標冷却温度が修正され、これに基づいてサーモモジュール16が駆動され、結果として、半導体レーザ素子31から出射されるレーザ光が目標の波長に精密にロッキングされる。
【0027】
以上の実施形態では、温度センサ47が光フィルタ43の本体に接合されているので、光フィルタ47の温度をより正確に測定することができ、換算補正部54が発生する信号がより正確に光フィルタ43の温度を反映したものとなり、半導体レーザモジュールのロッキング動作を精密で安定したものとできる。
〔第2実施形態〕
図3(a)、(b)は、第2実施形態に係るインターリーバの光学系部分を示す平面図及び側面図である。このインターリーバは、波長多重光の入出射部120と、光路シフト部130と、波長分離部140とを備える。
【0028】
入出射部120は、波長多重光が入射或いは出射する部分であり、Z軸方向に平行に配置された3本の光ファイバ121〜123と、各光ファイバ121〜123の端面に対向して配置されたコリメートレンズ124〜126とを備える。
【0029】
光路シフト部130は、2つのプリズム131、132を備え、光路を平行にシフトさせて、入出射部120と波長分離部140との間で適切な光結合が達成されるようにしている。
【0030】
波長分離部140は、第1及び第2非相反光路変換回路141、142と、複屈折結晶144と、複合エタロンユニット146とを備える。ここで、第1非相反光路変換回路141は、複屈折結晶141a、複合位相差板141b、及びファラデイ回転子141cを有しており、入出射部120からの円偏光を直線偏光にして第2非相反光路変換回路142側に出射するとともに、第2非相反光路変換回路142からの直線偏光を円偏光にして入出射部120側に出射する。
【0031】
また、第2非相反光路変換回路142も、複屈折結晶142a、複合位相差板142b、及びファラデイ回転子142cを有しており、第1非相反光路変換回路141からの直線偏光をその偏光面を保持して複屈折結晶144側に出射するとともに、複屈折結晶144からの直線偏光をその偏光面を90°回転させて第1非相反光路変換回路側に出射する。
【0032】
次の複屈折結晶144は、入射する2つの直線偏光が常光線であればそのまま透過させ、常光線と異常光線であればこれらを分離して出射させるように配置されている。
【0033】
図4は、図3に示す複屈折結晶144の後段に配置される複合エタロンユニット146の具体的な構造等を示す図である。この複合エタロンユニット146は、例えば第1及び第2位相差板146a、146b、全反射コーティングされたミラー146d、及び、セラミックガラス製のスペーサ146fを有する構造となっており、奇数チャンネルと偶数チャンネルの波長の光が互いに直交する状態で反射される。ここで、奇数チャンネルの波長の光とは、入射光と同じ偏光状態で反射される光をいい、偶数チャンネルの波長の光とは、入射光と直交した偏光状態で反射される光をいう。
【0034】
複合エタロンユニット146は、その温度変化に起因して分離特性が変化することを防止するため、温度調節装置160を備える。この温度調節装置160は、複合エタロンユニット146を冷却又は加熱するためのペルチエ素子等からなるサーモモジュール161と、複合エタロンユニット146に設けたフィルタミラー146dの温度を測定するためのサーミスタ等の温度センサ162と、温度センサ162の出力に基づいてサーモモジュール161を駆動する温度制御回路163とを有する。ここで、サーモモジュール161は、温度調節手段を構成し、温度センサ162は、温度検知手段を構成し、温度制御回路163は、フィードバック手段を構成する。
【0035】
なお、温度センサ162は、図2(a)〜(c)に示す温度センサ47と同様の手法によって、複合エタロンユニット146の側面に直接接合されている。また、サーモモジュール161は、サブマウント114を介して複合エタロンユニット146を支持している。
【0036】
以下、図3に示すインターリーバの動作について説明する。入出射部120の中央の光ファイバ122端面から出射したレーザ光である信号光L1は、コリメートレンズ124で平行光束とされた後、光路シフト部130を直進し、非相反光路変換回路141、142及び複屈折結晶144を経て、複合エタロンユニット146に入射する。複合エタロンユニット146で反射された奇数チャンネルの波長の信号光L2は、複屈折結晶144及び非相反光路変換回路141、142をX方向にシフトしつつ逆行し、プリズム131及びコリメートレンズ126を通過した後、光ファイバ123に入射する。一方、複合エタロンユニット146で反射された偶数チャンネルの波長の信号光L3は、複屈折結晶144及び非相反光路変換回路141、142を−X方向にシフトしつつ逆行し、プリズム132及びコリメートレンズ125を通過した後、光ファイバ122に入射する。
【0037】
図5〜図7は、波長分離部140における偏光状態の変化や位置の変化を説明する図である。
【0038】
図5は、入射する信号光L1に関するものであり、図5(a)は、第1非相反光路変換回路141に入射する前の状態を示し、図5(b)は、複屈折結晶141aで常光と異常光に分離・出射された状態を示し、図5(c)は、複合位相差板141bを出射した直後の状態を示し、図5(d)は、ファラデイ回転子141cを出射した直後の状態を示す。また、図5(e)は、第2非相反光路変換回路142に設けた複屈折結晶142aを出射した直後の状態を示し、図5(f)は、複合位相差板142bを出射した直後の状態を示し、図5(g)は、ファラデイ回転子142cを出射した直後の状態を示し、図5(h)は、複屈折結晶144を出射した後の状態を示す。
【0039】
図6は、分岐されて出射する奇数チャンネルの信号光L2に関するものであり、図6(a)は、複屈折結晶144に入射する前の状態を示し、図6(b)は、複屈折結晶144を出射した直後の状態を示し、図6(c)は、第2非相反光路変換回路142に設けたファラデイ回転子142cを出射した直後の状態を示し、図6(d)は、複合位相差板142bを出射した直後の状態を示し、図6(e)は、複屈折結晶142aを出射した直後の状態を示し、図6(f)は、第1非相反光路変換回路141に設けたファラデイ回転子141cを出射した直後の状態を示し、図6(g)は、複合位相差板141bを出射した直後の状態を示し、図6(h)は、常光と異常光が合成されて分離複屈折結晶141aから出射した直後の状態を示す。
【0040】
図7は、分岐されて出射する偶数チャンネルの信号光L3に関するものであり、図7(a)は、複屈折結晶144に入射する前の状態を示し、図7(b)は、複屈折結晶144を出射した直後の状態を示し、図7(c)は、第2非相反光路変換回路142を経ることなく第1非相反光路変換回路141に入射した後のもので、ファラデイ回転子141cを出射した直後の状態を示し、図7(d)は、複合位相差板141bを出射した直後の状態を示し、図7(e)は、常光と異常光が合成されて複屈折結晶141aから出射した直後の状態を示す。
【0041】
以上のインターリーバでは、波長に応じて奇数チャンネルと偶数チャンネルの光を分離して一対のポートである光ファイバ121、123に出力することができる。この際、温度制御回路163が、複合エタロンユニット146に直接接合された温度センサ162からの検出出力に基づいてサーモモジュール161を駆動して、複合エタロンユニット146を目標温度に維持する。これにより、複合エタロンユニット146の特性を常に一定に保つことができ、偶数チャンネルの光のみについて偏光方向を90°変更することができるので、奇数チャンネルと偶数チャンネルの光を正確に分離することができる。
【0042】
なお、以上の実施形態では、複合エタロンユニット146の側面に温度センサ162を取り付けているが、複合エタロンユニット146に内蔵された位相差板146a、146b、ミラー146d等の側面にメタライジングを行って、このメタライズ膜に対して温度センサ162を直接接合することもできる。この場合、位相差板146a、146b、ミラー146d等の温度をさらに精密に制御して特性を安定化させることができる。
〔第3実施形態〕
図8は、第3実施形態に係る分散補償回路を模式的に説明するブロック図である。この分散補償回路は、第1及び第2サーキュレータ221、222と、第1及び第2フィルタミラー241、242と、各フィルタミラー241、242の温度を調節するための温度調節装置260とを備える。なお、両フィルタミラー241、242は、それぞれエタロンで形成された光フィルタであり、ベース245、246上にそれぞれ固定されている。
【0043】
温度調節装置260は、各ベース245、246の下部にそれぞれ配置されるサーモモジュール261、262と、両フィルタミラー241、242の側面にそれぞれ直接固定された温度センサ263、264と、温度センサ263、264の出力に基づいて一対のサーモモジュール261、262を駆動する温度制御回路267とを備える。
【0044】
以下、図8に示す分散補償回路の動作について説明する。まず、光ファイバを介して第1サーキュレータ221のポートP1に入射したレーザ光の信号光はポートP2から出射する。ポートP2からの出射光は、レンズ223を通過してコリメートされ、第1フィルタミラー241に入射して裏面で反射されて、所定の波長特性で出射される。第1フィルタミラー241を出射した信号光は、レンズ223を経て第1サーキュレータ221のポートP2に入射してポートP3から出射する。
【0045】
こうして第1サーキュレータ221のポートP3から出射した信号光は、第2サーキュレータ222のポートP1に入射し、ポートP2から出射する。ポートP2からの出射光は、レンズ224を通過して第2フィルタミラー242に入射して裏面で反射されて、所定の波長特性で出射される。第2フィルタミラー242を出射した信号光は、第2サーキュレータ222のポートP2に入射してポートP3から出射する。第2サーキュレータ222のポートP3から光ファイバに出射される信号光は、一対のフィルタミラー241、242で反射されて波長毎に所望の減衰特性を有するものとなっている。この際、各フィルタミラー241、242の反射特性を組み合わせることで、様々な分散補償特性を持たせることができる。このような機能を有する分散補償回路は、例えばファイバアンプシステムに組み込むことで、利得等価器等として用いることができる。
【0046】
ここで、温度制御回路263は、フィードバック手段を構成し、温度検知手段である温度センサ263、264からの検出出力に基づいて各サーモモジュール261、262を駆動して、各フィルタミラー241、242を目標温度に維持する。これにより、各フィルタミラー241、242の特性を常に一定に保つことができる。
【0047】
以上、実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、光フィルタ43の側面をメタライズしているが、このようなメタライズを行う必要は必ずしもない。例えば、低融点ガラス、樹脂接着剤等を利用して、光フィルタに温度センサ47、162、163、264を直接張り付けることもできる。この場合、温度センサから半田付け等によって直接配線を引出すことになる。
【0048】
また、第1実施形態に係る半導体レーザモジュールでは、サーモモジュール16によって、半導体レーザ素子31、光フィルタ43等を一体として冷却しているが、半導体レーザ素子31や光フィルタ43を個別に冷却することもできる。この場合、半導体レーザ素子31及び光フィルタ43のためにそれぞれサーモモジュールを設ける必要があるが、光フィルタ43を一定温度で使用することができ、制御回路50の構成を比較的簡単なものとすることができる。
【0049】
また、上記実施形態では、温度調節手段としてペルチエ素子等からなるサーモモジュール16、161、261、262を用いたが、放熱効率が良い環境では、ヒータで光フィルタ43、複合エタロンユニット146、フィルタミラー241、242等の温度を調節することもできる。
【0050】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明に係る光モジュールによれば、測温素子が光フィルタの本体に接合されるので、光フィルタの温度をより正確に測定することができ、フィードバック手段が発生する制御信号がより正確に光フィルタの温度を反映したものとなり、光モジュールの動作を精密で安定したものとできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る半導体レーザモジュールの平面断面図である。
【図2】(a)〜(c)は、光フィルタへの温度センサの取り付けを説明する斜視図である。
【図3】(a)、(b)は、第2実施形態に係るインターリーバの平面図及び側面図である。
【図4】複合エタロンユニットの構造を説明する図である。
【図5】(a)〜(h)は、図3の装置の動作を説明する図である。
【図6】(a)〜(h)は、図3の装置の動作を説明する図である。
【図7】(a)〜(e)は、図3の装置の動作を説明する図である。
【図8】第3実施形態に係る分散補償回路の構造を説明するブロック図である。
【符号の説明】
12 ベース
16 サーモモジュール
33 アイソレータ
37,47 温度センサ
42 プリズム
43 光フィルタ
44,45 受光素子
44,45 両受光素子
47 温度センサ
47a,47b 各電極
48a 電極膜
48b,48b,48c 配線
50 制御回路
51,52 電圧変換器
53 比較器
54 換算補正部
55 電流発生器
Claims (6)
- レーザ光を所定の特性で透過又は反射する光フィルタと、
前記光フィルタの本体に接合される測温素子を有する温度検知手段と、
前記温度検知手段からの出力に基づいて、制御信号を発生するフィードバック手段と
を備える光モジュール。 - 前記フィードバック手段からの制御信号に従って、前記光フィルタの温度を調節する温度調節手段を有する請求項1記載の光モジュール。
- 所定波長のレーザ光を出力する半導体レーザを有する発光部と、当該半導体レーザからのレーザ光を前記光フィルタを介して受光する受光手段と、当該受光手段からの検出出力に基づいて前記発光部の動作を制御する制御手段とをさらに備える請求項1記載の光モジュール。
- 前記制御手段は、前記受光手段からの検出出力と前記フィードバック手段からの制御信号とに基づいて、前記発光部の温度を調節することを特徴とする請求項3記載の光モジュール。
- 前記測温素子は、前記光フィルタの本体に形成したメタライズ膜に対して半田付け又はろう付けによって接合されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか記載の光モジュール。
- 前記測温素子は、前記光フィルタの本体に接着された配線パターン膜に対して接合されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか記載の光モジュール。
Priority Applications (1)
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JP2002242893A JP2004087543A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | 光モジュール |
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JP2002242893A JP2004087543A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | 光モジュール |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010153584A (ja) * | 2008-12-25 | 2010-07-08 | Mitsubishi Electric Corp | 光モジュールおよび波長制御方法 |
WO2022044865A1 (ja) * | 2020-08-25 | 2022-03-03 | ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社 | 半導体発光装置及び光源装置 |
-
2002
- 2002-08-23 JP JP2002242893A patent/JP2004087543A/ja active Pending
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