JP2004087006A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Tatsuhiko Furukawa
古川 竜彦
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】訂正出来ないエラー情報があるディスクの再生において、必要以上に回転速度を減速する事で、読み取り情報の転送速度を落としている。また、必要以上に回転速度を減速する時間を浪費している。
【解決手段】訂正出来ないエラー情報(図1−11)が発生した場合に、前記情報を読みながら回転速度を減速させて、前記情報が読める回転速度Aになれば、それ以上回転速度が減速しないように回転速度Aで一定に制御する。回転速度Aから必要以上に回転速度を減速しないので転送速度を落とす事も無く、回転速度を余分に減速する時間(図1−12)を無くす。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDROMドライブに代表される光ディスク装置に関し、特に光ディスクからの情報取得時におけるエラー処理中に、最適なディスクの回転速度を設定することが出来る特徴を有するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、パソコンへの光ディスク装置の標準搭載が急速に進み、ハードディスクドライブと並んでパソコンの機能として無くてはならないものになった。それによって光ディスクドライブの高性能、高機能化は日々進んでいる状態にある。
【0003】
この光ディスクドライブの構成例を図17に示す。ディスク171は、ドライバ178で制御されるスピンドルモータ172によって一定線速度(CLV制御)あるいは一定角速度(CAV制御)で回転制御される。回転しているディスク171に対して、通常はピックアップ173を、長距離の移動の場合はトラバース174を、短距離の移動の場合はレンズ175をそれぞれ動かし、ディスクの内周側から外周側への半径方向にレーザ光をディスク面上に照射して、その反射光の変化からディスク面上の情報を取得していく。ディスク面にはピットと呼ばれる情報が螺旋状に記録されており、これを一般にトラックと称するが、このトラックには、所定長からなるトラック上における位置を示すアドレス情報が記録されているアドレス領域、及びユーザ情報が記録される領域を含む、複数の連続したセクタ領域が記録されている。
【0004】
また、ピックアップ173はこの情報を正確に読み出すために、ピックアップ173内のレンズ175をディスク面に対して垂直に駆動させ、レーザ光のディスク面に対するフォーカスを合わせる。また、ディスク面からのレーザ反射光の変化によりトラック中心に対するずれを検出して、レンズ175をディスク面に対して半径方向に水平に駆動させ、情報に対してレーザ光が中心に位置するようにトラッキング制御を行なう。ドライバ178によって駆動されたレンズ175は、ディスク171とのフォーカス及びトラッキングサーボを制御して、ディスク面から情報を取得し、アナログフロントエンドIC179に送る。以下、デジタルシグナルプロセッサIC17AとデコーダIC17Bを経由して、ホスト17Dに情報が転送される。
【0005】
このような光ディスク装置において、ディスクから情報を取得する際のディスクの回転速度にはCAV制御が近年では用いられ、CAV制御での速度も1段階だけでなく、標準となる回転速度に対して倍速単位で何段階かの回転速度を設定しており、通常では最短で情報を取得するために用意した速度の中で最高のディスク回転速度となる設定が用いられる。情報取得時の回転速度について図18を用いて説明する。図18は情報の取得を開始してからの経過時間(横軸)とディスクの回転速度(縦軸)を表しており、回転速度18Aがディスクの最高回転速度の設定である。したがって、通常は回転速度18Aでディスクから情報を取得し、正常に情報が取得出来るならば現状の回転速度で情報取得が完了するまで続行する。しかし、CAV制御で情報の取得を行なっているために、CAV制御の特性として生じる、ディスクの内周側での情報取得速度より外周側での情報取得速度が速くなることにより、速いディスクの回転速度で内周側と同様に外周側で情報を取得すると正常に情報を取得出来にくいこととなり、このような外周側での情報の取得、使用するディスクの状態や、記録品質等により、速いディスクの回転速度では、正常な情報を取得出来ない場合がある(アドレス182地点)こととなった。この時、現状の回転速度18Aから予め用意しているディスクの回転速度の中で、回転速度18Aより1ランク下の回転速度18Bへ減速を行なうことで情報を取得し易くして、アドレス182地点で正常に情報を取得出来れば、回転速度18Bで情報を取得していくようにする。また回転速度18Bでも正常に情報を取得出来ない場合には、更に回転速度18Bより1ランク下の回転速度18Cへと減速させる処理を続行する。情報を取得出来る回転速度(18B)が決定すれば、使用装置の電源がOFFされるか、使用ディスクが排出されるまでの間は、回転速度18Aでは情報を取得出来ない地点(182)があるため、回転速度18Bを最高回転速度として使用する。これによってアドレス181地点からアドレス182地点までの間にあった回転速度を減速する時間183が短縮され、情報の取得が途切れる事がなく実行出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の問題点について図19及び図20を用いて説明する。図19では、ディスクの最高回転速度19Aで、ディスクから情報を正常に取得出来なくなった時に(アドレス191地点)、ディスクから情報を取得し易くするため、現状の回転速度19Aから1ランク下のディスクの回転速度19Bへ減速を行なう処理を表している。前記処理の問題点として、前記回転速度19Aから前記回転速度19Bまでの間のディスクの回転速度で、安定して前記アドレス191地点の情報を取得出来るディスクの回転速度19Cが存在したとしても、予め設定されている回転速度の一つにあたる回転速度(回転速度19B)まで減速させている。したがって、前記回転速度19Bまで減速するために、前記回転速度19Bと前記回転速度19Cとを比較した時の回転速度差192だけ余分に回転速度を減速していることになり、前記回転速度差192が大きくなるのに比例して情報の取得速度が低下している。更に、前記回転速度19Cから前記回転速度19Bまでの減速に要する時間193も余分に費やしている。
【0007】
また他の問題点としては、装置の電源をOFFするか、ディスクを排出するまでの間は、安定して情報を取得出来る前記回転速度19Bを、ディスクの最高回転速度として設定することが挙げられる。図19及び図20を用いて説明すると、前記回転速度19Aで正常に情報を取得出来るアドレス194地点までの情報量20Aを、前記回転速度19Aで取得した場合には、取得に要した時間は時間195なのに対して(図19及び図20参照)、前記回転速度19Bで前記情報量20Aを取得した場合には、前記回転速度19Bでは情報取得の回転速度が前記回転速度19Aより遅いため、情報取得の速度が低下することから余分に時間201を費やしている(図20参照)。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記のような課題を解決するために、本発明(請求項1)は、ディスクから情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段で取得した情報が正常であるか否かを判断する判断手段とを備えた光ディスク装置において、前記ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態でディスク上の各位置の情報を順次取得して行き、ある位置で取得した情報が正常でないときに、前記ディスクの回転速度を前記回転速度1より減速させて行きながら、前記取得した情報が、正常でない位置の情報を繰り返し取得し、前記繰り返し取得している情報が正常に取得出来る状態になったとき、該状態時におけるディスクの回転速度2を維持して情報の取得を続行するものである。
【0009】
また、本発明(請求項2)は、請求項1記載のディスク装置において、ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で取得した情報が正常でない場合に、前記ディスクの回転速度を、前記回転速度1から減速させて行くとともに、該ディスクの回転速度を所定の回転速度だけ減速する毎に、前記取得した情報が正常でない位置での情報の取得を行ない、該減速をしていく間に情報を正常に取得出来る状態になれば、該状態時におけるディスクの回転速度3を維持して情報の取得を続行するものである。
【0010】
また、本発明(請求項3)は、請求項1記載のディスク装置において、ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で取得した情報が正常でない場合に、前記ディスクの回転速度を、前記回転速度1から減速させて行くとともに、該ディスクの回転速度を任意の回転速度だけ減速する毎に、前記取得した情報が正常でない位置での情報の取得を行ない、該減速をしていく間に情報を正常に取得出来る状態になれば、該状態時におけるディスクの回転速度4を維持して情報の取得を続行するものである。
【0011】
また、本発明(請求項4)は、請求項1ないし3のいずれかに記載の光ディスク装置において、前記ディスクの回転速度を、所定の回転速度1から減速を開始する条件を、前記回転速度1でディスクから連続して情報を取得する間に、情報を正常に取得出来ない位置があれば、正常に情報を取得出来るまで該位置にて情報を繰り返し取得し、該位置で正常に情報を取得出来ない回数をカウントして、該カウント回数を記憶するとともに、現在の位置からディスクの内周方向への所定範囲内における、前記記憶されたカウント回数の総和が所定の回数以上となった時とするものである。
【0012】
また、本発明(請求項5)は、請求項1ないし3のいずれかに記載の光ディスク装置において、前記ディスクの回転速度2ないし4は、所定のディスク回転速度1で情報を正常に取得出来ない位置にて、前記回転速度1より回転速度を減速させていきながら繰り返し情報を取得していき、連続して所定の回数以上、正常な情報を取得出来た時のディスクの回転速度以下とするものである。
【0013】
また、本発明(請求項6)は、請求項1ないし5のいずれかに記載の光ディスク装置において、前記得られたディスクの回転速度2ないし4を、使用装置の電源をOFF、もしくは使用しているディスクを排出するまで、情報取得時におけるディスクの最高回転速度として用いるものである。
【0014】
また、本発明(請求項7)は、請求項1記載の光ディスク装置において、前記ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で取得した情報が正常でない場合に、前記正常に情報を取得出来ない位置Bと、前記回転速度1から回転速度を減速して、前記位置Bの情報が正常に取得出来るようになった時のディスクの回転速度5とをそれぞれ記憶し、前記位置Bより所定の位置だけディスクの内周側となる位置Cを設定して、使用装置の電源をOFF、もしくは使用しているディスクを排出するまでの間に、ディスクの記録エリア内における最内周位置から前記位置Cまでの範囲内より情報の取得を開始する場合には、前記回転速度1で情報の取得を行ない、前記情報の取得を行なっている位置が位置Cに達した場合には、情報の取得を続行しながら前記回転速度1より回転速度の減速を開始し、位置Bまでに前記回転速度5まで回転速度の減速を完了して、前記減速完了以降は前記回転速度5で情報取得を続行するものである。
【0015】
また、本発明(請求項8)は、請求項7に記載の光ディスク装置において、前記位置Cより前記ディスクの外周側の記録エリア内から、情報の取得を開始する命令がきた場合には、前記ディスクの回転速度5で情報を取得するものである。
【0016】
また、本発明(請求項9)は、請求項7または8に記載の光ディスク装置において、前記ディスクの回転速度5は、請求項1ないし6のいずれかにおいて求めた前記ディスクの回転速度2ないし4のいずれかとするものである。
【0017】
また、本発明(請求項10)は、請求項1記載の光ディスク装置において、ディスクから情報の取得を開始するまでの間に、ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で、前記ディスクの記録済みエリア内において、最内周位置から外周方向へ、ディスクの時間情報にあたる所定の間隔X毎にシークを行ない、シークで移動した各位置で情報を取得して、正常に情報が取得出来ない位置Tがあれば、シークを終了し位置Tを記憶しておき、前記回転速度1から減速を行ない、前記減速中に前記位置Tの情報を繰り返し取得して、正常に情報を取得出来る回転速度6になれば、減速を止めて前記回転速度6を記憶しておき、前記記録エリアの最内周位置から前記位置Tより前記間隔Xだけディスクの内周側になる位置Sまでの範囲内で情報を取得する場合には、前記回転速度1でこれを行ない、前記位置S以降で情報を取得する場合には、前記回転速度6でこれを行なうものである。
【0018】
また、本発明(請求項11)は、請求項1記載の光ディスク装置において、ディスクから情報の取得を開始するまでの間に、ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で、前記ディスクの記録済みエリア内において、最内周位置から外周方向へディスクの時間情報にあたる所定の間隔X毎にシークを行ない、シークで移動した各位置で情報を取得して、正常に情報を取得出来ない位置Tがあれば、前記間隔X毎でのシークを終了した後、前記間隔Xより短い時間情報の間隔Y毎にディスクの内周方向にシークを開始し、シークで移動した各位置で情報を取得して、正常に情報を取得出来る位置Uがくれば、位置Uを記憶した後に位置Tへ移動を行ない、前記回転速度1から減速を開始し、前記減速中に前記位置Tの情報を繰り返し取得して、正常に取得出来る回転速度6になれば、減速を止めて前記回転速度6を記憶しておき、前記位置Uより所定の位置だけディスクの内周側となる位置Vを設定しておいて、前記記録済みエリアの最内周位置から前記位置Vまでの範囲内より情報の取得を開始する命令がきた場合には、前記位置Vまで前記回転速度1で情報を取得して、前記取得している位置が前記位置Vまで達した場合には、情報を取得しながら前記回転速度6まで減速を行ない、前記減速完了後は前記回転速度6を維持して情報の取得を続行するものである。
【0019】
また、本発明(請求項12)は、請求項11に記載の光ディスク装置において、設定した前記位置Vよりディスクの外周側にあたる前記記録エリア内から、情報の取得を開始する命令があった場合には、前記回転速度6で情報を取得するものである。
【0020】
また、本発明(請求項13)は、請求項1記載の光ディスク装置において、ディスクから情報の取得を開始するまでの間に、ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で、前記ディスクの記録済みエリア内において、最内周位置から外周方向へディスクの時間情報にあたる所定の間隔X毎にシークを行ない、シークで移動した各位置で情報を正常に取得出来るか否かの結果を記憶して、シークで移動した各位置で情報を正常に取得出来ているならば、前記回転速度1で情報を取得するものである。
【0021】
また、本発明(請求項14)は、請求項13記載の光ディスク装置において、前記情報取得手段による前記各位置での結果に、情報を正常に取得出来ない位置Tが存在し、且つ前記位置Tよりディスクの外周側で正常に情報を取得出来る位置Wが存在する場合に、前記位置Tから前記位置Wまでの範囲内における情報を取得する命令があったならば、前記位置Tに移動して前記回転速度1から減速を開始し、前記減速中に前記位置Tの情報を繰り返し情報を取得して、正常に取得出来る回転速度6になれば、減速を止めて前記回転速度6を記憶しておき、前記ディスクの記録エリアの最内周位置から位置Wまでの範囲内より情報の取得を開始する命令があれば、前記最内周位置から前記位置Tより前記間隔Xだけディスクの内周側となる位置Sまでの範囲内における情報を取得するのに、前記所定のディスク回転速度1でこれを行ない、前記位置S以降から前記位置Wまで範囲内の情報を取得するのに、前記回転速度6でこれを行ない、取得している情報の位置が前記位置Wまで達した場合には、情報の取得を続行しながら前記回転速度6から回転速度の加速を行ない、前記回転速度1になれば加速を止め回転速度を維持して情報の取得を続行するものである。
【0022】
また、本発明(請求項15)は、請求項14に記載の光ディスク装置において、前記位置Wよりディスクの外周側にあたる前記記録エリア内から、情報の取得を開始する命令があった場合には、前記回転速度1で情報の取得を行なうものである。
【0023】
また、本発明(請求項16)は、請求項14に記載の光ディスク装置において、前記ディスクの記録済みエリアの最内周位置から前記位置Wまでの範囲内より、情報の取得を開始する命令があれば、前記位置Wまでの情報の取得に、請求項1ないし5のいずれかに記載の情報取得手段を用いるものである。
【0024】
また、本発明(請求項17)は、請求項1、2、3、4、5、7、10、11、または13に記載の光ディスク装置において、所定の回転速度1を、該光ディスク装置における情報取得時の、ディスクの最高回転速度とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本発明の請求項1〜6及び請求項17記載の光ディスク装置に対応する実施の形態1について図2〜7及び図17を用いて説明する。
図2は、本実施の形態1の光ディスク装置において、所定のディスクの回転速度2Aで、アドレス21地点までは正常に情報を取得出来るが、前記アドレス21地点の次のアドレス22地点において正常に情報を取得出来なくなった時に行なう処理について表している。前記回転速度2Aで、前記アドレス22地点の情報を正常に取得出来ない時に、前記回転速度2Aから減速を開始する。減速する際、同時に図3で示すように前記アドレス22地点を正常な情報として取得出来るまで繰り返し取得する。前記アドレス22地点を正常な情報として取得出来れば、減速を中止して、前記取得時のディスクの回転速度2Cで情報の取得を続行する。以上のことより、前記回転速度2Aから予め設定されているディスクの回転速度の一つにあたる前記回転速度2Aより遅い回転速度2Bまでの区間で、情報を正常に取得出来る回転速度2Cが存在した時に、前記回転速度2Bまで減速する必要がなくなることから、回転速度の減速に要する時間は、前記回転速度2Cから前記回転速度2Bまでの減速に要する時間23を短縮した時間となる。また、前記回転速度2Cと前記回転速度2Bとの回転速度差24の大きさに比例して情報の取得速度が向上する。
【0026】
次に、請求項2に対応する実施の形態について、図4を用いて説明する。前述した実施の形態1と同様に、所定のディスクの回転速度4Aでアドレス41地点までは正常に情報を取得できるが、前記アドレス41地点の次のアドレス42地点において正常に情報を取得出来ない場合に、前記回転速度4Aから減速を開始する。前記減速中に、前記回転速度4Aから所定の回転数43を減速する毎に、前記アドレス42地点の情報の取得を行ない、前記取得した情報が正常であれば減速を中止して、前記アドレス42地点の情報を正常に取得出来た時のディスクの回転速度4Cで情報の取得を続行する。以上のようにすることにより、余分に減速をすることが無く、従来技術より速い回転速度で情報を取得することができ、短時間で情報を取得することが出来る。
【0027】
次に、請求項3に対応する実施の形態について、図5を用いて説明する。前述した実施の形態1と同様に、所定のディスクの回転速度5Aでアドレス51地点までは正常に情報を取得できるが、前記アドレス51地点の次のアドレス52地点において正常に情報を取得出来ない場合に、前記回転速度5Aから、予め設定されているディスクの回転速度の一つにあたる前記回転速度5Aより遅い回転速度5Bまで減速を開始する。前記減速中に、前記回転速度5Aから前記回転速度5Bまでの区間52で、任意のタイミング(53〜57)において前記アドレス52地点の情報取得を行ない、前記取得した情報が正常であれば減速を中止して、前記アドレス52地点の情報を正常に取得出来た時の回転速度5Cで情報の取得を続行する。以上のようにすることにより、余分に減速をすることが無く、従来技術より速い回転速度で情報を取得することができ、短時間で情報を取得することが出来る。
【0028】
次に、請求項4に対応する実施の形態について、図6を用いて説明する。図6は、前述した実施の形態1において、所定のディスクの回転速度で正常に情報を取得出来ない場合に、減速処理を開始する条件の例として、2通りの方法があることを示すもので、その2通りの方法の場合の情報取得状態を示すものである。
即ち、本方法では、情報を正常に取得出来ない場合には、正常に取得出来るまで、同じアドレス地点を繰り返し取得して、繰り返す毎にカウントを行ない、アドレス地点毎にカウント回数を、図17に示すCPU17C内にあるメモリへ記憶しておく(以後、特に記述がなければ、記憶はCPU17C内のメモリへ行なうものとする)、というものである。
【0029】
まず、上記2通りの方法のうちの第1であるパターン6Aの例では、所定回数を2、所定範囲を1としているので、前記カウント回数を記憶するのは現在取得を行なっているアドレス地点だけ(所定範囲は1)とし、カウントを行なう毎に所定回数(2回)と比較を行ない、所定回数の2回以上のカウント回数となれば減速処理を実行する。したがって、範囲69Aではアドレス66A地点の情報を1回目では正常に取得出来なかったが、2回目では正常に取得出来たため減速処理は実行しない。逆に範囲60Aでは、アドレス68A地点の情報を1回目も2回目も正常に取得出来なかったため、減速処理を実行する。
【0030】
次に、パターン6Bの例では、所定回数を3、所定範囲を5としているので、現在取得を行なっているアドレス地点、及びその前の4個のアドレス地点の計5個のアドレス地点において前記カウント回数を記憶しておき、カウントを行なう毎に記憶しているカウント回数の総和を求めて所定回数と比較を行ない、所定回数(3回)以上のカウント回数となれば減速処理を実行する。したがって、アドレス63B〜アドレス67B地点の範囲69Bでは、正常な情報として取得されなかった回数が2回なので減速処理は実行しない。逆にアドレス64B〜アドレス68B地点の範囲60Bでは、正常な情報として取得されなかった回数が3回となったので減速処理を実行する。以上のように、所定範囲と所定回数とを設定することで、パターン6Aの範囲69Aのように情報を1回で正常に取得することが出来なかった場合に、直ぐに減速処理が実行されてしまうのを防ぐことが出来る。また他にも、パターン6Bのように広範囲での情報の取得状態を判断することで、現在の回転速度では情報を正常に取得するのは難しくなっていると判断して減速処理を実行することが出来る。
【0031】
次に、請求項5に対応する実施の形態では、実施の形態1における所定のディスクの回転速度からの減速を中止して一定に制御する時の回転速度として、前記所定の回転速度から減速を開始する要因となる、正常に情報を取得出来ないアドレス地点を、回転速度の減速中にその情報を取得して、予め検討によって求めた所定の回数以上、連続して正常に情報を取得出来た時のディスクの回転速度以下とする。したがって、連続して正常に情報を取得できる所定の回数を設定することで、誤った判断によって正常な情報を取得出来たと判断した場合があっても、これが除かれることとなり、安定して正常に情報の取得を行なえる回転速度に設定することが出来る。
【0032】
次に、請求項6に対応する実施の形態について、図7を用いて説明する。前述した実施の形態1において求めた所定のディスクの回転速度7A(図5の5Aに対応)から減速した時のディスクの回転速度7C(図5の5Cに対応)を、使用している光ディスク装置の電源がOFF、もしくはディスクが排出されるまでの間は、情報取得時における最高回転速度として使用する。これによって、ディスクの記録済みエリア内にある任意のアドレス71地点までの情報量の取得にかかる時間が、予め設定されているディスクの回転速度の一つにあたる回転速度7B(図5の5Bに対応)より回転速度7Cの方が速いことから時間72だけ短縮される。
【0033】
次に、請求項17に対応する実施の形態においては、前述した実施の形態1で、回転速度2A、回転速度4A、回転速度5A、そして回転速度7Aとしている所定の回転速度を、使用している光ディスク装置における情報取得時の最高回転速度とする。したがって、前記最高回転速度以外の回転速度を所定の回転速度、即ち上記回転速度2A、回転速度4A、回転速度7Aとするより、情報の取得速度が速いので、短時間で情報を取得することが出来る。
【0034】
以上のように、本実施の形態1では、ディスクから情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段で取得した情報が正常であるか否かを判断する判断手段とを備えた光ディスク装置において、前記ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態でディスク上の各位置の情報を順次取得して行き、ある位置で取得した情報が正常でないときに、前記ディスクの回転速度を前記回転速度1より減速させて行きながら、前記取得した情報が、正常でない位置の情報を繰り返し取得し、前記繰り返し取得している情報が正常に取得出来る状態になったとき、該状態時におけるディスクの回転速度2を維持して情報の取得を続行するようにしたので、あるいはこのような構成において、上記減速を、所定の回転速度毎、あるいは任意の回転速度毎に行なうようにしたので、従来装置に比し、減速するディスクの回転速度と、減速する時間とを少なくすることができ、短時間で従来装置と同じ情報量を取得することが出来る。
【0035】
(実施の形態2)
本発明の請求項7〜9、及び請求項17記載の光ディスク装置に対応する実施の形態2について、図8〜10を用いて説明する。
図8は、所定のディスクの回転速度8Aにおいて、アドレス81地点で正常に情報を取得出来なかった場合に、前記正常に取得出来なかった情報を、正常に取得出来るディスクの回転速度8Bまで減速を行なう処理を表している。前記処理の中で、前記回転速度8Aで正常に情報を取得出来ないアドレス81地点と、前記回転速度8Aから減速することによって求めた、アドレス81地点を正常な情報として取得出来る回転速度8Bとをそれぞれ記憶する。前記記憶した2個の情報を用いて、装置の電源がOFFされるか、ディスクが排出されるまでの間の、情報取得時における回転速度の制御(図9の曲線92で示す)を、ディスク領域を分割した状態を示す図10を用いて説明する。
【0036】
最初に、図9に示されるように、前記アドレス81地点からディスクの内周側にあたるアドレス91地点を設定する。前記アドレス91地点は、前記回転速度8Aから前記回転速度8Bまでの減速に要する時間と、そのマージンとを考慮した範囲だけディスクの内周側に位置する地点とする。そして、ディスクの記録エリア内において、ディスクの最内周側にあるアドレスの最初の地点から前記アドレス91地点までの領域101では、前記回転速度8Aで情報を正常に取得出来るので、前記回転速度8Aで情報を取得する。前記アドレス91地点から前記アドレス81地点までの領域102では、回転速度8Aから回転速度8Bまで減速を行ないながら、同時に情報をも取得する。前記領域102で行なう減速は、取得している情報のアドレス地点が前記アドレス81地点に達するまでに完了しておく。前記アドレス81地点以降の領域103は、前記アドレス81地点が正常な情報として取得出来る回転速度8Bで情報を取得する。以上が情報取得速度の制御(図9に示す曲線92)である。以上のように、情報を取得するアドレス地点が、図8に示すように、前記アドレス81(請求項7における位置B)地点に達するまでに、回転速度8A(請求項7における回転速度1)から前記回転速度8B(請求項7における回転速度5)まで減速しているので、前記アドレス81地点において従来技術で必要であった減速に要する、図8に示す時間82が短縮される。また、この方法では、全てのアドレス地点において、その回転速度が、前記アドレス81地点で情報を正常に取得出来る回転速度8Bで制御される(図9における曲線93)のと比較すると、アドレスの最初の地点からアドレス91(請求項7における位置C)地点までの、情報量9Cを取得するまでの時間は、前記回転速度8Aと前記回転速度8Bとの回転速度差の大きさに比例した時間94だけ短縮される。
【0037】
次に、請求項8に対応する実施の形態では、前述した実施の形態2において情報を取得する開始アドレス地点が、図10で示す前記アドレス91地点から見て、ディスクの外周側領域である前記領域102、及び前記領域103内のアドレス地点であれば、前記回転速度8Bで情報取得を実行する。したがって、明らかにある回転速度(8A)で取得出来ない位置において、予め取得出来る回転速度(8B)で取得を行なうことで、安定して情報の取得を行なうことが出来る。
【0038】
次に、請求項9に対応する実施の形態では、前述した実施の形態2において、前記回転速度8Aにおいて前記アドレス81地点で正常に情報を取得出来なかった場合に、前記アドレス81地点で正常に情報を取得出来る前記回転速度8Bを、実施の形態1における手段を用いて設定する。したがって、従来技術より速い回転速度で情報を取得出来るため、短時間で情報を取得できる。
【0039】
次に、請求項17に対応する実施の形態においては、前述した実施の形態2において、前記回転速度8Aを、該光ディスク装置における情報取得時の最高回転速度とする。したがって、前記最高回転速度以外の回転速度を所定の回転速度とするより、情報の取得速度が速いので、短時間で情報を取得出来る。
【0040】
以上のように、本実施の形態2では、前記ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で取得した情報が正常でない場合に、前記正常に情報を取得出来ない位置Bと、前記回転速度1から回転速度を減速して、前記位置Bの情報が正常に取得出来るようになった時のディスクの回転速度5とをそれぞれ記憶し、前記位置Bより所定の位置だけディスクの内周側となる位置Cを設定して、使用装置の電源をOFF、もしくは使用しているディスクを排出するまでの間に、ディスクの記録エリア内における最内周位置から前記位置Cまでの範囲内より情報の取得を開始する場合には、前記回転速度1で情報の取得を行ない、前記情報の取得を行なっている位置が位置Cに達した場合には、情報の取得を続行しながら前記回転速度1より回転速度の減速を開始し、位置Bまでに前記回転速度5まで回転速度の減速を完了して、前記減速完了以降は前記回転速度5で情報取得を続行するようにしたので、従来装置より前記位置Bまで速い回転速度で情報を取得することができることから、短時間で従来装置と同じ情報量を取得することが出来る。
【0041】
(実施の形態3)
本発明の請求項10〜12及び請求項17記載の光ディスク装置に対応する実施の形態3について、図11〜14を用いて説明する。
図11〜図16までの図では縦軸を回転速度、横軸をディスクのアドレス地点として表しており、図11は、所定のディスクの回転速度11Aにおいて、ディスクの外周方向へ向かってディスクの時間情報にあたる所定の間隔111で、情報を正常に取得出来るか否かの判定結果を表している。図11における処理を情報の取得を開始するまでに実行して、正常に情報を取得出来ないアドレス112地点が存在すれば、判定を終了して前記アドレス112地点を記憶する。記憶した後、前記アドレス112地点に移動を行ない、ディスクの回転速度を減速しながら前記アドレス112地点を繰り返し取得して、正常に情報を取得出来るディスクの回転速度12Bまで減速すれば、減速を止めて回転速度12Bをも記憶する。そして、前記ディスクの最内周からアドレス112地点より1間隔111だけ内周側になるアドレス113地点までの区間121内(図12)における情報を取得するには、前記回転速度11Aでこれを行ない、アドレス113地点以降の区間122(図12)内における情報を取得するには、アドレス112地点の情報を正常に取得出来る回転速度12B(図12)でこれを行なう。以上のようにして、各アドレス地点で予め情報を正常に取得出来るか否かを判断して各アドレス地点での情報の取得の可能な回転速度の設定を実行することにより、実際に情報を取得する際に安定して正常に情報取得を行なえる回転速度の設定を行なうことが出来る。
【0042】
次に、請求項11に対応する実施の形態では、前述した実施の形態3における所定の回転速度11A(図13)で、ディスクの内周から外周方向へディスクの時間情報にあたる所定の間隔111(図13)で、情報を正常に取得出来るか否かの判定を行ない、正常に情報を取得出来ないアドレス112地点(図13)が存在すれば、アドレス112地点からこれまでと逆に内周方向へ前記間隔111より短い間隔131(図13)で、情報を正常に取得出来るか否かの判定を行なう。そして、正常に情報を取得出来るアドレス132地点(図13)になれば、判定を終了してアドレス132地点を記憶する。記憶した後、前記アドレス112地点に移動を行ない、ディスクの回転速度を減速しながら前記アドレス112地点を繰り返し取得して、正常に情報を取得出来るディスクの回転速度14Bまで減速すれば、減速を止めて回転速度14Bも記憶する。その後、前記記憶したアドレス132地点より所定の範囲だけ内周側になるアドレス141地点(図14)を設定する。前記アドレス141地点を設定する所定の範囲とは、回転速度11Aから回転速度14Bまでの減速に要する時間とマージンを考慮した範囲とする。そして、情報を取得する開始アドレス地点が、前記ディスクの最内周からアドレス141地点までの区間142内(図14)にある場合には、回転速度11A(図14)で情報の取得を行ない、取得を行なっているアドレス地点がアドレス141地点まできた場合には、前記アドレス112地点の情報を正常に取得出来る回転速度14B(図14)まで、情報を取得しながら減速する。回転速度14Bまで減速が完了すると回転速度14Bを維持して情報の取得を続行する。以上のようにすることにより、回転速度の減速待ち時間においても情報を取得しているため速く情報を取得することが出来る。
【0043】
次に、請求項12に対応する実施の形態では、これまで前述した実施の形態3において設定したアドレス141地点(図14)よりディスクの外周側にあたる区間143内から情報の取得を開始する場合に、前記アドレス132地点の情報を正常に取得出来る回転速度14B(図14)でこれを行なう。したがって、明らかにある回転速度で情報の取得が出来ない位置において、予め情報を取得出来る回転速度で情報の取得を行なうことで、安定して情報の取得を行なうことが出来る。
【0044】
次に、請求項17に対応する実施の形態においては、前述した実施の形態3で回転速度11Aとしている所定の回転速度を、当該使用している装置における情報取得時の最高回転速度とする。したがって、前記最高回転速度以外の回転速度を所定の回転速度とするより情報の取得速度が速いので、短時間で情報が取得することが出来る。
【0045】
以上のように、本実施の形態3では、ディスクから情報の取得を開始するまでの間に、ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で、前記ディスクの記録済みエリア内において、最内周位置から外周方向へ、ディスクの時間情報にあたる所定の間隔X毎にシークを行ない、シークで移動した各位置で情報を取得して、正常に情報が取得出来ない位置Tがあれば、シークを終了して位置Tを記憶しておき、前記回転速度1から減速を行ない、前記減速中に前記位置Tの情報を繰り返し取得して、正常に情報を取得出来る回転速度6になれば、減速を止めて前記回転速度6を記憶しておき、前記記録エリアの最内周位置から前記位置Tより前記間隔Xだけディスクの内周側になる位置Sまでの範囲内で情報を取得する場合には、前記回転速度1でこれを行ない、前記位置S以降で情報を取得する場合には、前記回転速度6でこれを行なうようにしたので、情報の取得中にエラー処理が行なわれること無く、安定してエラー処理が行なわれるため、短時間で情報が取得することが出来る。
【0046】
(実施の形態4)
本発明の請求項13〜17に対応する実施の形態4について、図15及び図16を用いて説明する。
図15は、所定のディスクの回転速度15Aにおいて、ディスクの外周方向へ向かってディスクの時間情報にあたる所定の間隔151をもって使用するディスクの記録済みエリア内において、最後まで情報を正常に取得出来るか否かの判定を行なった結果を表しており、図15における処理を、情報の取得を開始するまでに行なって、その時の判定結果を全て記憶しておく。そして、記憶した判定結果の全てにおいて、正常に情報を取得出来ることが示されたならば、使用しているディスクは前記回転速度15Aで正常に情報を取得出来るとして、前記回転速度15Aで情報の取得を実行する。以上のようにして、予め、使用ディスクでは前記回転速度15Aにおいて正常に情報を取得出来るか否かを判定することで、判定結果に応じて情報を正常に取得する回転速度を設定することが出来る。
【0047】
次に、請求項14に対応する実施の形態では、前述した実施の形態4において記憶した判定結果が、図15で示すように、前記回転速度15Aで正常に情報が取得出来ないアドレス153地点が存在し、アドレス153地点より使用ディスクの外周側に、正常に情報を取得出来るアドレス154地点が存在する場合である。そして、前記ディスクの最内周からアドレス154地点までの区間161内(図16)から情報の取得を開始するならば、前記アドレス153地点に移動を行ない、前記回転速度19Aから減速しながら前記アドレス153地点を繰り返し取得して、正常に情報を取得出来るディスクの回転速度16Bまで減速すれば、減速を止めて回転速度16Bを記憶し、前記ディスクの記録済みエリア内における最内周地点からアドレス153地点より1間隔151だけ内周側になるアドレス152地点までの区間においては、前記回転速度15Aで情報の取得を行ない、アドレス152地点からアドレス154地点までの区間においては、前記回転速度16Bで情報の取得を行なう。区間161内から開始した情報の取得がアドレス154地点以降まで達するならば、アドレス154地点から情報を取得しながら回転速度を加速させて、前記回転速度15Aになれば加速を止めてその回転速度で情報の取得を続行させる。以上のようにして、予め前記回転速度15Aにおいて正常に情報を取得出来るか否かを判定することで、アドレス154地点以降では前記回転速度15Aで正常に情報を取得出来ることが分かるため、前記回転速度15Aで情報の取得を行なう事で、前記回転速度16Bより速い回転速度で情報を取得出来る分だけ取得にかかる時間を短縮することが出来る。
【0048】
次に、請求項15に対応する実施の形態では、前述した実施の形態4において、アドレス154地点から外周側の区間162内から情報の取得を開始する場合に、所定の回転速度15Aで情報の取得を行なう。したがって、従来技術より速い回転速度で情報を取得出来るため、短時間で情報を取得することができる。
【0049】
次に、請求項16に対応する実施の形態では、前述した実施の形態4において、区間161内より情報の取得を開始する場合に、前記153地点に移動を行ない、前記153地点が正常に取得出来る回転速度を求めないで、実施の形態1における請求項1ないし5のいずれかに記載の情報取得手段を用いて情報を取得する。したがって、従来技術より速い回転速度で情報を取得することが出来、短時間で情報を取得することができる。
【0050】
次に、請求項17に対応する実施の形態においては、前述した実施の形態4で回転速度15Aとしている所定の回転速度を、当該使用している装置における情報取得時の最高回転速度とする。したがって、前記最高回転速度以外の回転速度を所定の回転速度とするより情報の取得速度が速いので、短時間で情報が取得することが出来る。
【0051】
以上のように、本実施の形態4では、前記情報取得手段による前記各位置での結果に、情報を正常に取得出来ない位置Tが存在し、且つ前記位置Tよりディスクの外周側で正常に情報を取得出来る位置Wが存在する場合に、前記位置Tから前記位置Wまでの範囲内における情報を取得する命令があったならば、前記位置Tに移動して前記回転速度1から減速を開始し、前記減速中に前記位置Tの情報を繰り返し情報を取得して、正常に取得出来る回転速度6になれば、減速を止めて前記回転速度6を記憶しておき、前記ディスクの記録エリアの最内周位置から位置Wまでの範囲内より情報の取得を開始する命令があれば、前記最内周位置から前記位置Tより前記間隔Xだけディスクの内周側となる位置Sまでの範囲内における情報を取得するのに、前記所定のディスク回転速度1でこれを行ない、前記位置S以降から前記位置Wまで範囲内の情報を取得するのに、前記回転速度6でこれを行ない、取得している情報の位置が前記位置Wまで達した場合には、情報の取得を続行しながら前記回転速度6から回転速度の加速を行ない、前記回転速度1になれば加速を止め回転速度を維持して情報の取得を続行するようにしたので、情報を取得開始する前に予め使用するディスクから、前記回転速度1において情報を正常に取得出来るか否かを判断でき、該判断結果に応じて、情報を取得出来る回転速度に設定することが出来る。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、本発明の光ディスク装置によれば、ディスクからの情報取得において、従来技術より速いディスクの回転速度で情報の取得を実行することができ、また回転速度の加速,減速中においても情報の取得を行なうことで、時間も短縮して情報を取得することが出来る。
【0053】
即ち、本発明の請求項1にかかる光ディスク装置は、ディスクから情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段で取得した情報が正常であるか否かを判断する判断手段とを備えた光ディスク装置において、前記ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態でディスク上の各位置の情報を順次取得して行き、ある位置で取得した情報が正常でないときに、前記ディスクの回転速度を前記回転速度1より減速させて行きながら、前記取得した情報が、正常でない位置の情報を繰り返し取得し、前記繰り返し取得している情報が正常に取得出来る状態になったとき、該状態時におけるディスクの回転速度2を維持して情報の取得を続行するようにしたので、従来装置に比し、減速するディスクの回転速度と、減速する時間とを少なくすることができ、短時間で従来装置と同じ情報量を取得することが出来る。
【0054】
次に本発明の請求項2にかかる光ディスク装置は、請求項1記載のディスク装置において、ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で取得した情報が正常でない場合に、前記ディスクの回転速度を、前記回転速度1から減速させて行くとともに、該ディスクの回転速度を所定の回転速度だけ減速する毎に、前記取得した情報が正常でない位置での情報の取得を行ない、該減速をしていく間に情報を正常に取得出来る状態になれば、該状態時におけるディスクの回転速度3を維持して情報の取得を続行するようにしたので、従来装置に比し、減速するディスクの回転速度と、減速する時間とを少なくすることができ、短時間で従来装置と同じ情報量を取得することが出来る。
【0055】
次に本発明の請求項3にかかる光ディスク装置は、請求項1記載のディスク装置において、ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で取得した情報が正常でない場合に、前記ディスクの回転速度を、前記回転速度1から減速させて行くとともに、該ディスクの回転速度を任意の回転速度だけ減速する毎に、前記取得した情報が正常でない位置での情報の取得を行ない、該減速をしていく間に情報を正常に取得出来る状態になれば、該状態時におけるディスクの回転速度4を維持して情報の取得を続行するようにしたので、従来装置に比し、減速するディスクの回転速度と、減速する時間とを少なくすることができ、短時間で従来装置と同じ情報量を取得することが出来る。
【0056】
次に本発明の請求項4にかかる光ディスク装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の光ディスク装置において、前記ディスクの回転速度を、所定の回転速度1から減速を開始する条件を、前記回転速度1でディスクから連続して情報を取得する間に、情報を正常に取得出来ない位置があれば、正常に情報を取得出来るまで該位置にて情報を繰り返し取得し、該位置で正常に情報を取得出来ない回数をカウントして、該カウント回数を記憶するとともに、現在の位置からディスクの内周方向への所定範囲内における、前記記憶されたカウント回数の総和が所定の回数以上となった時とするようにしたので、情報が正常に取得出来なくても、直ぐに減速処理を実行するのではなく何回か取得をし直すので、誤って減速処理を行なう事を防ぐ事が出来る。
【0057】
次に本発明の請求項5にかかる光ディスク装置は、請求項1ないし3のいずれかに記載の光ディスク装置において、前記ディスクの回転速度2ないし4は、所定のディスク回転速度1で情報を正常に取得出来ない位置にて、前記回転速度1より回転速度を減速させていきながら繰り返し情報を取得していき、連続して所定の回数以上、正常な情報を取得出来た時のディスクの回転速度以下とするようにしたので、ある回転速度で正常に情報が取得出来ない場合に、その位置の情報が何回か連続して取得出来る回転速度まで減速するので、安定した情報の取得を行なうことが出来る。
【0058】
次に本発明の請求項6にかかる光ディスク装置は、請求項1ないし5のいずれかに記載の光ディスク装置において、前記得られたディスクの回転速度2ないし4を、使用装置の電源をOFF、もしくは使用しているディスクを排出するまで、情報取得時におけるディスクの最高回転速度として用いるようにしたので、従来装置より速い回転速度で情報を取得出来ることから、短時間で従来装置と同じ情報量を取得出来る。
【0059】
次に本発明の請求項7にかかる光ディスク装置は、請求項1記載の光ディスク装置において、前記ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で取得した情報が正常でない場合に、前記正常に情報を取得出来ない位置Bと、前記回転速度1から回転速度を減速して、前記位置Bの情報が正常に取得出来るようになった時のディスクの回転速度5とをそれぞれ記憶し、前記位置Bより所定の位置だけディスクの内周側となる位置Cを設定して、使用装置の電源をOFF、もしくは使用しているディスクを排出するまでの間に、ディスクの記録エリア内における最内周位置から前記位置Cまでの範囲内より情報の取得を開始する場合には、前記回転速度1で情報の取得を行ない、前記情報の取得を行なっている位置が位置Cに達した場合には、情報の取得を続行しながら前記回転速度1より回転速度の減速を開始し、位置Bまでに前記回転速度5まで回転速度の減速を完了して、前記減速完了以降は前記回転速度5で情報取得を続行するようにしたので、従来装置より前記位置Bまで速い回転速度で情報を取得することができることから、短時間で従来装置と同じ情報量を取得することが出来る。
【0060】
次に本発明の請求項8にかかる光ディスク装置は、請求項7に記載の光ディスク装置において、前記位置Cより前記ディスクの外周側の記録エリア内から、情報の取得を開始する命令がきた場合には、前記ディスクの回転速度5で情報を取得するようにしたので、ある回転速度において明らかに情報を正常に取得出来ない位置では、予め正常に取得出来る回転速度に設定して取得を行なうので、安定して情報の取得が出来る。
【0061】
次に本発明の請求項9にかかる光ディスク装置は、請求項7または8に記載の光ディスク装置において、前記ディスクの回転速度5は、請求項1ないし6のいずれかにおいて求めた前記ディスクの回転速度2ないし4のいずれかとするようにしたので、従来装置より速い回転速度で情報を取得出来ることから短時間で従来装置と同じ情報量を取得出来る。
【0062】
次に本発明の請求項10にかかる光ディスク装置は、請求項1記載のディスク装置を用いて、ディスクから情報の取得を開始するまでの間に、ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で、前記ディスクの記録済みエリア内において、最内周位置から外周方向へ、ディスクの時間情報にあたる所定の間隔X毎にシークを行ない、シークで移動した各位置で情報を取得して、正常に情報が取得出来ない位置Tがあれば、シークを終了し位置Tを記憶しておき、前記回転速度1から減速を行ない、前記減速中に前記位置Tの情報を繰り返し取得して、正常に取得出来る回転速度6になれば、減速を止めて前記回転速度6を記憶しておき、前記記録エリアの最内周位置から前記位置Tより前記間隔Xだけディスクの内周側になる位置Sまでの範囲内で情報を取得する場合には、前記回転速度1で行ない、前記位置S以降で情報を取得する場合には、前記回転速度6で行なう手段を備えていることから、情報の取得前に、エリア毎において情報が正常に取得出来る最高の回転速度を求めてから情報の取得を行なうようにしたので、情報の取得中にエラー処理が行なわれること無く、安定してエラー処理が行なわれるため、短時間で情報を取得することが出来る。
【0063】
次に本発明の請求項11にかかる光ディスク装置は、請求項1記載の光ディスク装置において、ディスクから情報の取得を開始するまでの間に、ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で、前記ディスクの記録済みエリア内において、最内周位置から外周方向へディスクの時間情報にあたる所定の間隔X毎にシークを行ない、シークで移動した各位置で情報を取得して、正常に情報を取得出来ない位置Tがあれば、前記間隔X毎でのシークを終了した後、前記間隔Xより短い時間情報の間隔Y毎にディスクの内周方向にシークを開始し、シークで移動した各位置で情報を取得して、正常に情報を取得出来る位置Uがくれば、位置Uを記憶した後に位置Tへ移動を行ない、前記回転速度1から減速を開始し、前記減速中に前記位置Tの情報を繰り返し取得して、正常に取得出来る回転速度6になれば、減速を止めて前記回転速度6を記憶しておき、前記位置Uより所定の位置だけディスクの内周側となる位置Vを設定しておいて、前記記録済みエリアの最内周位置から前記位置Vまでの範囲内より情報の取得を開始する命令がきた場合には、前記位置Vまで前記回転速度1で情報を取得して、前記取得している位置が前記位置Vまで達した場合には、情報を取得しながら前記回転速度6まで減速を行ない、前記減速完了後は前記回転速度6を維持して情報の取得を続行するようにしたので、短時間で情報を取得することが出来る。
【0064】
次に本発明の請求項12にかかる光ディスク装置は、請求項11に記載の光ディスク装置において、設定した前記位置Vよりディスクの外周側にあたる前記記録エリア内から、情報の取得を開始する命令があった場合には、前記回転速度6で情報を取得するようにしたので、ある回転速度において明らかに情報を正常に取得出来ない位置では、予め正常に取得出来る回転速度に設定して取得を行なうので、安定して情報の取得が出来る。
【0065】
次に本発明の請求項13にかかる光ディスク装置は、請求項1記載の光ディスク装置において、ディスクから情報の取得を開始するまでの間に、ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で、前記ディスクの記録済みエリア内において、最内周位置から外周方向へディスクの時間情報にあたる所定の間隔X毎にシークを行ない、シークで移動した各位置で情報を正常に取得出来るか否かの結果を記憶して、シークで移動した各位置で情報を正常に取得出来ているならば、前記回転速度1で情報を取得するようにしたので、情報を取得開始する前に予め使用するディスクから、前記回転速度1において情報を正常に取得出来るか否かを判断でき、該判断結果に応じて、情報を取得出来る回転速度に設定することが出来る。
【0066】
次に本発明の請求項14にかかる光ディスク装置は、請求項13記載の光ディスク装置において、前記情報取得手段による前記各位置での結果に、情報を正常に取得出来ない位置Tが存在し、且つ前記位置Tよりディスクの外周側で正常に情報を取得出来る位置Wが存在する場合に、前記位置Tから前記位置Wまでの範囲内における情報を取得する命令があったならば、前記位置Tに移動して前記回転速度1から減速を開始し、前記減速中に前記位置Tの情報を繰り返し情報を取得して、正常に取得出来る回転速度6になれば、減速を止めて前記回転速度6を記憶しておき、前記ディスクの記録エリアの最内周位置から位置Wまでの範囲内より情報の取得を開始する命令があれば、前記最内周位置から前記位置Tより前記間隔Xだけディスクの内周側となる位置Sまでの範囲内における情報を取得するのに、前記所定のディスク回転速度1でこれを行ない、前記位置S以降から前記位置Wまで範囲内の情報を取得するのに、前記回転速度6でこれを行ない、取得している情報の位置が前記位置Wまで達した場合には、情報の取得を続行しながら前記回転速度6から回転速度の加速を行ない、前記回転速度1になれば加速を止め回転速度を維持して情報の取得を続行するようにしたので、情報を取得する際には、前記回転速度1で正常に取得出来なくなる前に、正常に取得出来る回転速度に減速する事で、正常に取得出来る回転速度を検出する時間を短縮して情報を取得出来る。
【0067】
次に本発明の請求項15にかかる光ディスク装置は、請求項14に記載の光ディスク装置において、前記位置Wよりディスクの外周側にあたる前記記録エリア内から、情報の取得を開始する命令があった場合には、前記回転速度1で情報の取得を行なうようにしたので、従来装置より速い回転速度で情報を取得出来ることから短時間で従来装置と同じ情報量を取得出来る。
【0068】
次に本発明の請求項16にかかる光ディスク装置は、請求項14に記載の光ディスク装置において、前記ディスクの記録済みエリアの最内周位置から前記位置Wまでの範囲内より、情報の取得を開始する命令があれば、前記位置Wまでの情報の取得に、請求項1ないし5のいずれかに記載の情報取得手段を用いるようにしたので、従来装置より速い回転速度で情報を取得出来ることから、短時間で従来装置と同じ情報量を取得出来る。
【0069】
次に本発明の請求項17にかかる光ディスク装置は、請求項1、2、3、4、5、7、10、11、または13に記載の光ディスク装置において、所定の回転速度1を、該光ディスク装置における情報取得時の、ディスクの最高回転速度とするようにしたので、前記最高回転速度以外の回転速度を所定の回転速度1とするより情報の取得速度が速いので、短時間で情報を−取得出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における、第1の回転速度制御を示す図。
【図2】本発明の実施の形態1における、第2の回転速度制御を示す図。
【図3】本発明の実施の形態1における、第1の回転速度制御と取得情報の状態との関係を示す図。
【図4】本発明の実施の形態1における、第2の回転速度制御と取得情報の状態との関係を示す図。
【図5】本発明の実施の形態1における、第3の回転速度制御と取得情報の状態との関係を示す図。
【図6】本発明の実施の形態1における、減速条件を示す図。
【図7】本発明の実施の形態1における、第3の回転速度制御を示す図。
【図8】本発明の実施の形態2における、第4の回転速度制御を示す図。
【図9】本発明の実施の形態2における、回転速度制御と情報取得量との関係を示す図。
【図10】本発明の実施の形態2における、ディスク上のアドレス地点と領域との関係を示す図。
【図11】本発明の実施の形態3における、第3の所定の地点における取得情報の状態を示す図。
【図12】本発明の実施の形態3における、第1の取得情報と回転速度制御との関係を示す図。
【図13】本発明の実施の形態3における、第2の所定の地点における取得情報の状態を示す図。
【図14】本発明の実施の形態3における、第2の取得情報と回転速度制御との関係を示す図。
【図15】本発明の実施の形態4における、第3の所定の地点における取得情報の状態を示す図。
【図16】本発明の実施の形態4における、第3の取得情報と回転速度制御との関係を示す図。
【図17】光ディスク装置の構成図。
【図18】従来発明における、回転速度制御を示す図。
【図19】従来発明における、回転速度制御における課題を示す図。
【図20】従来発明における、回転速度制御における情報量取得を示す図。
【符号の説明】
11、21、22、42、51、61A、62A、63A、64A、65A、66A、67A、68A、61B、62B、63B、64B、65B、66B、67B、68B、71、81、91、112、113、132、141、152、153、154、181、182、191、194 アドレス
12、23、193 本発明により短縮された時間
24、192 従来装置による回転速度との回転速度差
41 所定の回転速度
52 初期設定されている回転速度間の差
53、54、55、56、57 任意のタイミング時における回転速度
60A、60B 条件に適さないアドレスの所定範囲
69A、69B 条件に適したアドレスの所定範囲
72 従来発明との情報取得時間の差1
82、183 正常に情報が取得出来るまでの時間(従来装置)
92 本発明による回転速度制御
93 従来発明による回転速度制御
94 従来発明との情報取得時間の差2
101、102、103 ディスク上の領域
111 アドレスの所定範囲1
121、142 回転速度の減速を必要としない区間
122、143 回転速度の減速を必要とする区間
131 アドレスの所定範囲2
151 アドレスの所定範囲3
161 ディスク上の区間1
162 ディスク上の区間2
171 ディスク
172 スピンドルモータ
173 ピックアップ
174 トラバース
175 レンズ
176 フィード
177 フィードモータ
178 ドライバIC
179 アナログフロントエンドIC
17A デジタルシグナルプロセッサIC
17B デコーダIC
17C CPU
17D ホスト
195 減速を開始するまでの時間
201 本発明と従来装置との情報取得時間の差

Claims (17)

  1. ディスクから情報を取得する情報取得手段と、前記情報取得手段で取得した情報が正常であるか否かを判断する判断手段とを備えた光ディスク装置において、
    前記ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態でディスク上の各位置の情報を順次取得して行き、ある位置で取得した情報が正常でないときに、前記ディスクの回転速度を前記回転速度1より減速させて行きながら、前記取得した情報が、正常でない位置の情報を繰り返し取得し、
    前記繰り返し取得している情報が正常に取得出来る状態になったとき、該状態時におけるディスクの回転速度2を維持して情報の取得を続行する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 請求項1記載のディスク装置において、
    ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で取得した情報が正常でない場合に、前記ディスクの回転速度を、前記回転速度1から減速させて行くとともに、該ディスクの回転速度を所定の回転速度だけ減速する毎に、前記取得した情報が正常でない位置での情報の取得を行ない、
    該減速をしていく間に情報を正常に取得出来る状態になれば、該状態時におけるディスクの回転速度3を維持して情報の取得を続行する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 請求項1記載のディスク装置において、
    ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で取得した情報が正常でない場合に、前記ディスクの回転速度を、前記回転速度1から減速させて行くとともに、該ディスクの回転速度を任意の回転速度だけ減速する毎に、前記取得した情報が正常でない位置での情報の取得を行ない、
    該減速をしていく間に情報を正常に取得出来る状態になれば、該状態時におけるディスクの回転速度4を維持して情報の取得を続行する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の光ディスク装置において、
    前記ディスクの回転速度を、所定の回転速度1から減速を開始する条件を、
    前記回転速度1でディスクから連続して情報を取得する間に、情報を正常に取得出来ない位置があれば、正常に情報を取得出来るまで該位置にて情報を繰り返し取得し、該位置で正常に情報を取得出来ない回数をカウントして、該カウント回数を記憶するとともに、現在の位置からディスクの内周方向への所定範囲内における、前記記憶されたカウント回数の総和が所定の回数以上となった時とする、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 請求項1ないし3のいずれかに記載の光ディスク装置において、
    前記ディスクの回転速度2ないし4は、所定のディスク回転速度1で情報を正常に取得出来ない位置にて、前記回転速度1より回転速度を減速させていきながら繰り返し情報を取得していき、
    連続して所定の回数以上、正常な情報を取得出来た時のディスクの回転速度以下とする、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の光ディスク装置において、
    前記得られたディスクの回転速度2ないし4を、使用装置の電源をOFF、もしくは使用しているディスクを排出するまで、情報取得時におけるディスクの最高回転速度として用いる、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  7. 請求項1記載の光ディスク装置において、
    前記ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で取得した情報が正常でない場合に、前記正常に情報を取得出来ない位置Bと、前記回転速度1から回転速度を減速して、前記位置Bの情報が正常に取得出来るようになった時のディスクの回転速度5とをそれぞれ記憶し、前記位置Bより所定の位置だけディスクの内周側となる位置Cを設定して、使用装置の電源をOFF、もしくは使用しているディスクを排出するまでの間に、ディスクの記録エリア内における最内周位置から前記位置Cまでの範囲内より情報の取得を開始する場合には、前記回転速度1で情報の取得を行ない、
    前記情報の取得を行なっている位置が位置Cに達した場合には、情報の取得を続行しながら前記回転速度1より回転速度の減速を開始し、
    位置Bまでに前記回転速度5まで回転速度の減速を完了して、前記減速完了以降は前記回転速度5で情報取得を続行する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  8. 請求項7に記載の光ディスク装置において、
    前記位置Cより前記ディスクの外周側の記録エリア内から、情報の取得を開始する命令がきた場合には、前記ディスクの回転速度5で情報を取得する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  9. 請求項7または8に記載の光ディスク装置において、
    前記ディスクの回転速度5は、請求項1ないし6のいずれかにおいて求めた前記ディスクの回転速度2ないし4のいずれかとする、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  10. 請求項1記載の光ディスク装置において、
    ディスクから情報の取得を開始するまでの間に、ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で、前記ディスクの記録済みエリア内において、最内周位置から外周方向へ、ディスクの時間情報にあたる所定の間隔X毎にシークを行ない、
    シークで移動した各位置で情報を取得して、正常に情報が取得出来ない位置Tがあれば、シークを終了し位置Tを記憶しておき、
    前記回転速度1から減速を行ない、前記減速中に前記位置Tの情報を繰り返し取得して、正常に情報を取得出来る回転速度6になれば、減速を止めて前記回転速度6を記憶しておき、
    前記記録エリアの最内周位置から前記位置Tより前記間隔Xだけディスクの内周側になる位置Sまでの範囲内で情報を取得する場合には、前記回転速度1でこれを行ない、前記位置S以降で情報を取得する場合には、前記回転速度6でこれを行なう、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  11. 請求項1記載の光ディスク装置において、
    ディスクから情報の取得を開始するまでの間に、ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で、前記ディスクの記録済みエリア内において、最内周位置から外周方向へディスクの時間情報にあたる所定の間隔X毎にシークを行ない、
    シークで移動した各位置で情報を取得して、正常に情報を取得出来ない位置Tがあれば、前記間隔X毎でのシークを終了した後、前記間隔Xより短い時間情報の間隔Y毎にディスクの内周方向にシークを開始し、
    シークで移動した各位置で情報を取得して、正常に情報を取得出来る位置Uがくれば、位置Uを記憶した後に位置Tへ移動を行ない、前記回転速度1から減速を開始し、前記減速中に前記位置Tの情報を繰り返し取得して、正常に取得出来る回転速度6になれば、減速を止めて前記回転速度6を記憶しておき、
    前記位置Uより所定の位置だけディスクの内周側となる位置Vを設定しておいて、前記記録済みエリアの最内周位置から前記位置Vまでの範囲内より情報の取得を開始する命令がきた場合には、前記位置Vまで前記回転速度1で情報を取得して、前記取得している位置が前記位置Vまで達した場合には、情報を取得しながら前記回転速度6まで減速を行ない、前記減速完了後は前記回転速度6を維持して情報の取得を続行する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  12. 請求項11に記載の光ディスク装置において、
    設定した前記位置Vよりディスクの外周側にあたる前記記録エリア内から、情報の取得を開始する命令があった場合には、前記回転速度6で情報を取得する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  13. 請求項1記載の光ディスク装置において、
    ディスクから情報の取得を開始するまでの間に、ディスクの回転速度を所定の回転速度1とした状態で、前記ディスクの記録済みエリア内において、最内周位置から外周方向へディスクの時間情報にあたる所定の間隔X毎にシークを行ない、
    シークで移動した各位置で情報を正常に取得出来るか否かの結果を記憶して、シークで移動した各位置で情報を正常に取得出来ているならば、前記回転速度1で情報を取得する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  14. 請求項13記載の光ディスク装置において、
    前記情報取得手段による前記各位置での結果に、情報を正常に取得出来ない位置Tが存在し、かつ前記位置Tよりディスクの外周側で正常に情報を取得出来る位置Wが存在する場合に、前記位置Tから前記位置Wまでの範囲内における情報を取得する命令があったならば、前記位置Tに移動して前記回転速度1から減速を開始し、
    前記減速中に前記位置Tの情報を繰り返し情報を取得して、正常に取得出来る回転速度6になれば、減速を止めて前記回転速度6を記憶しておき、
    前記ディスクの記録エリアの最内周位置から位置Wまでの範囲内より情報の取得を開始する命令があれば、前記最内周位置から前記位置Tより前記間隔Xだけディスクの内周側となる位置Sまでの範囲内における情報を取得するのに、前記所定のディスク回転速度1でこれを行ない、
    前記位置S以降から前記位置Wまで範囲内の情報を取得するのに、前記回転速度6でこれを行ない、取得している情報の位置が前記位置Wまで達した場合には、情報の取得を続行しながら前記回転速度6から回転速度の加速を行ない、
    前記回転速度1になれば加速を止め回転速度を維持して情報の取得を続行する、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  15. 請求項14に記載の光ディスク装置において、
    前記位置Wよりディスクの外周側にあたる前記記録エリア内から、情報の取得を開始する命令があった場合には、前記回転速度1で情報の取得を行なう、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  16. 請求項14に記載の光ディスク装置において、
    前記ディスクの記録済みエリアの最内周位置から前記位置Wまでの範囲内より、情報の取得を開始する命令があれば、前記位置Wまでの情報の取得に、請求項1ないし5のいずれかに記載の情報取得手段を用いる、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  17. 請求項1、2、3、4、5、7、10、11、または13に記載の光ディスク装置において、
    所定の回転速度1を、該光ディスク装置における情報取得時の、ディスクの最高回転速度とする、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
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