JP2004084944A - 流量抵抗設定ノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】目標となす流量値に容易に設定することができる流量抵抗設定ノズルを提供する。
【解決手段】金属ブロックにパイプ貫通孔を形成し、流路を構成するための金属パイプを貫通させる。金属ブロックには、更にこのパイプと直交して連通する圧接具挿入孔を形成し角柱状の圧接具を挿入し、パイプ貫通孔に貫通して挿入された金属パイプと圧接具とを、直交位置で接触させ、この金属パイプの接触部と反対の周面と直交して台の立上り部の先端円弧面を接触させる。この状態で、圧接具を金属パイプに向って粗調整ネジで圧接し、圧接具と台とでもって金属パイプを押し潰し、所望の円弧面形状の絞り部を形成する。更に、2本の微調整ネジにより圧接具にパイプを更に押しつぶす微調整圧接力を与えることにより、目標となる流量値に容易に設定することができる流量抵抗設定ノズルを提供する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は例えば基準となる流量に設定し、流量測定器等の校正用等として利用することができる流量抵抗設定ノズルに関し、特に流量値の設定が容易で然も設定した流量値を長期に渡って安定に維持し、信頼性の高い基準流量を与えることができる流量抵抗設定ノズルを提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、本願発明者は各種の流量抵抗設定弁を提案している。図9にその一例を示す。図9は特許文献1で「微小リーク弁」として提案し、本願の譲受人と同一者に譲渡した流量抵抗設定弁を示す。この流量抵抗設定弁は、内に細管2を貫通させる細管貫通孔3とこの細管貫通孔3と直交する方向に形成したネジ孔5−1とを持った金属ブロック1と、この細管貫通孔3に貫通させた細管2の外周と細管貫通孔3の内壁との間をシールするシール材4A、4Bと、このネジ孔5−1に螺入したネジ5−2とによって構成され、ネジ5−2によって細管2を適当量押しつぶすことによって細管2の中空部分の断面積を適当値に設定できるようにし、この断面積の設定によって細管2を通過する気体の流量を制限し、所望の基準流量を得る構造としたものである。
【0003】
図10を用いてこの流量抵抗設定弁の実用状況の一例を説明する。図10において、6はコンプレッサのような気体圧縮源を示す。気体圧縮源6で加圧された気体圧が調圧弁7で調整され、調整された気体圧が圧力計8−1で管理され、一定の気体圧力(1次圧)に設定される。1次圧気体が図9で説明した流量抵抗設定弁9に与えられ、2次圧が圧力計8−2で計測される。2次圧と1次圧の圧力比がある値以下になると流量抵抗設定弁9の絞り部に流れる気体の流速は音速と等しくなり、一定流量に制限されて被校正流量計10に与えられる。被校正流量計10の流量測定値Aが流量抵抗設定弁9に設定した流量に一致するように校正すれば、被校正流量計10の流量測定値は校正されたことになる。
【0004】
【特許文献1】
実公平5−42283号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来提案した流量抵抗設定弁は流量設定にネジ5−2を用い、ネジ5−2のネジ込量を調整して細管2を押しつぶし、細管2の断面積を絞ることによってある決められた気体圧を与えた状態で流れる流量値を、所望の値に設定している。
ネジ5−2のネジ込量を増加させていくに従って流量値が絞られていくが、その流量値が目標値をわずかでも超えてしまうと、細管2の変形が元に戻らないため、細管2を新しいものに交換し、再び調整を行なわなくてはならない。この点で流量値の設定が面倒であるという欠点がある。
【0006】
また、特に、ネジ5−2はイモネジ或は止めネジと呼ばれているネジを用いてネジ孔5−1の内部で調整を行なう構造を採っている。その理由は流量抵抗設定状態が簡単に操作できないようにするために流量値の設定後にネジ孔5−1をシールすることができるようにするためである。このような理由からネジ5−2として止めネジを用いているが、止めネジはネジ部の端部に回転調整用のドライバ係合溝を具備しているため、ネジ部の直径を極端に細くすることはできない。つまり、一般的に止めネジは直径が太いことが普通である。
【0007】
ネジのピッチはネジ径が太い程粗くなることは知られているから、止めネジ構造のネジ5−2の調整で流量値を正確に目標値に設定することは困難な作業である。
この発明の目的は流量値の設定を安易に行なうことができる流量抵抗設定ノズルを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の観点では、パイプ貫通孔が形成された金属ブロックと;パイプ貫通孔に挿入された、流路を構成するための金属パイプと;上記パイプと直角に交叉して配置され、その中央部がパイプの周面の第1接触部と接触する角柱形状の圧接具と;金属ブロックに取付けられ、圧接具の中央部を金属パイプに向って粗調整圧力で以って圧接させる粗調整ネジと;上記粗調整ネジと同一軸芯上に位置する様に金属ブロックに取付けられ、先端部を持ちこの先端部が、金属パイプの周面であって、圧接具と接触する第1接触部と対向する第2接触部に接触し、圧接具との間に金属パイプを挟んで保持する台と;上記金属ブロックに取付けられ、圧接具の中央部の粗調整ネジが圧接する位置から、圧接具の長手方向にほぼ等距離だけ離れた対称位置で、圧接具に、粗調整ネジが金属パイプに向かって粗調整圧力を働かせる方向と平行で同方向にそれぞれ圧力を与える2本の微調整ネジと;上記金属パイプの外周面と上記金属ブロックのパイプ貫通孔の内周面との間をシールするシール部材と;から成り、粗調整ネジの粗調整圧力によって圧接具と台との間に金属パイプを挟んで所定量押し潰すとともに、微調整ネジの2つの圧力の組み合わせからなる微調整圧力によってパイプを更に押し潰すように構成した流量抵抗設定ノズルを提案する。
【0009】
この発明の第2の観点では、上記第1の観点に係る流量抵抗設定ノズルにおいて、上記金属ブロックは、上記パイプ貫通孔と直交して連通し、かつ金属ブロックを貫通する圧接具挿入孔を有し、上記圧接具を、パイプと直角に交叉して接するように上記圧接具挿入孔に挿入配置して構成した流量抵抗設定ノズルを提案する。
この発明の第3の観点では、上記第1または第2の観点に係る流量抵抗設定ノズルにおいて、上記微調整ネジは頭部とネジ部を有し、上記圧接具は、上記対称位置に、上記微調整ネジが遊嵌する2個の貫通孔を有し、上記金属ブロックは、圧接具がパイプと直交して接するように配置されたときに、上記2個の貫通孔に対向する位置に微調整ネジのネジ部が捩じ込まれるネジ孔を有し、微調整ネジのネジ部が圧接具の貫通孔に遊嵌し、頭部が圧接具に係止され、ネジ部先端が金属ブロックのネジ孔に捩じ込まれるにつれこの頭部により上記圧接具に圧力を与えるように構成した流量抵抗設定ノズルを提案する。
【0010】
この発明の第4の観点では、上記第3の観点に係る流量抵抗設定ノズルにおいて、微調整ネジのネジ部は粗調整ネジのネジ部の径より細い径を有する構成の流量抵抗設定ノズルを提案する。
この発明の第5の観点では、上記第1または第2の観点に係る流量抵抗設定ノズルにおいて、台の先端部はパイプの円筒面と直交する向きの円弧面を具備している構成の流量抵抗設定ノズルを提案する。
この発明の第6の観点では、上記第1乃至第5の観点に係る流量抵抗設定ノズルの何れかにおいて、上記金属ブロックは、上記粗調整ネジ用のネジ孔及び微調整ネジ用の駆動孔を有し、粗調整ネジ及び微調整ネジの頭部は金属ブロックに形成されたこれら粗調整ネジ用のネジ孔及び微調整ネジ用の駆動孔の内部に格納されている構成の流量抵抗設定ノズルを提案する。
【0011】
作用
この発明による流量抵抗設定ノズルによれば圧接力調整用手段として、粗調整ネジに加えて微調整ネジを設けた構造としたから、流量値の設定を安易に行なうことができる。
また、この発明による流量抵抗設定ノズルによれば台の先端部の形状をパイプの円筒面と直交する向の円弧面としたから、パイプの絞り部分の形状が円弧面に従ってパイプの軸方向に漸次絞られ、最狭窄部を持ち、これを過ぎると漸次に広げられる構造となる。このため、パイプの内部を気体は円滑に流れ、容易に音速流量値(1次側の圧力値が所定値以上に設定され、2次側の圧力値が所定値以下に設定されると、絞り部分では流体の流速が音速値に達し、一定流量値を維持する現象)を得ることができる。
【0012】
この結果、信頼性の高い基準流量値を再現することができる利点が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1乃至図8にこの発明による流量抵抗設定ノズルの一実施例を示す。
図1、2は、この発明に係る流量抵抗設定ノズルの一実施例の断面図であって、図3においてX、Y軸を含む紙面に垂直な面で切開しB方向に見た図であり、ここで、図1は、圧接具による粗調整作業実施前の状態を示し、図4において軸Yを含む紙面に垂直な面で切開して1A方向に見た図でもある。また図2は、圧接具による粗調整作業実施後の状態を示し、図5において軸Yを含む紙面に垂直な面で切開して1B方向に見た図でもある。
【0014】
図3は、図1、2に示す一実施例の平面図を示す。
図4、5、6は、図3において軸Y、Zを含む紙面に垂直な面で切開してA方向に見た断面図であり、ここで図4は、粗調整ネジによる粗調整作業実施前の状態を示し、図1において軸Y、Zを含む紙面に垂直な面で切開して3A方向に見た断面図でもある。また、図5は、粗調整ネジによる粗調整作業実施後の状態を示し、図2において軸Y、Zを含む紙面に垂直な面で切開して3B方向に見た断面図でもある。かつ図6は、粗調整ネジによる粗調整作業実施後、さらに微調整ネジによる微調整作業を実施した後の状態を示す。
【0015】
図7は、この発明に用いる圧接具の構造を説明するための図であり、Aは平面図、Bは側面図を示す。
図9は、この発明の要部である圧接具を用いて行う微調整の動作原理を説明するための図を示す。
なお、各図において同一数字または文字を付したものは同じものを表す。
図中1は金属ブロックであり、この実施例では金属ブロック1を2個のブロック1Aと1Bで形成し、これらをネジ1Cによって結合して構成した場合を示す。
【0016】
この金属ブロック1には、パイプ貫通孔11が形成される。
12はこのパイプ貫通孔11に押入したパイプ、4はこのパイプ12の外周とパイプ貫通孔11の内壁面11BBとの間をシールするシール材(オーリング)を示す。
パイプ貫通孔11はこれら2分割した金属ブロック1Aと1Bの接合面1Dを垂直に貫通し、その軸芯X上にパイプ12が挿入される。
パイプ貫通孔11は、入口11AAを持った入口孔部11Aと、出口11BAを持った出口孔部11Bと、中孔部11Cと、入口孔部11Aと中孔部との間を結ぶ第1中間孔部11Dと、出口孔部11Bと中孔部11Cとの間を結ぶ第2中間孔部11Eとを有する。
【0017】
第1、第2中間孔部11D、11Eはその内径が狭められパイプ12の外径より僅かに大きく形成される。
入口孔部11Aと出口孔部11Bは、各々第1、第2中間孔部11D、11Eに連なり徐々に径を広げる傾斜部11AB、11BBとこの傾斜部から入口11AAまたは出口11BAとの間に内ネジ部11AC、11BCを有する。
各入口孔部11Aと出口孔部11Bにおいて、パイプ12にシール材(オーリング)4が嵌められ、ついで、その外周に、内ネジ部11AC、11BCと螺合する外ネジが形成されたアタッチメント19が嵌められ、このアタッチメント19を入口孔部11Aと出口孔部11B内に捩じ込みパイプ12の外周面とパイプ貫通孔11の傾斜部11AB、11BBの内壁面との間にシール材(オーリング)4を締付けることによりパイプ12とパイプ貫通孔11の内壁面との間をシールする。従って、外気と流通している中孔部11Cからパイプ12は完全にシールされ、パイプ貫通孔11の一方の入口11AAから供給された気体は全てパイプ12を通って他方側の出口11BAから排気され、パイプ12が流路を構成する。
【0018】
金属ブロック1には、更にパイプ貫通孔11(X軸方向)と直交する方向(Z軸方向)に、圧接具挿入孔13が金属ブロック1を貫通して形成される。
パイプ貫通孔11の中心X軸と、圧接具挿入孔13の中心Z軸とは図1に示すようにY軸方向に隔たりを持ち、図1−2、4−6に示すように、両孔の交点で連通して形成される。
圧接具挿入孔13には圧接具14が挿入される。圧接具14は図7のA及びBに示すように角柱形状の金属ブロックで構成され、長手方向の中心位置14Aから互いに反対方向に等距離の対称位置に貫通孔14B、14Cが形成される。
【0019】
金属ブロック1には、また更に、粗調整ネジ15が捩じ込まれるネジ孔20と、このネジ孔20から等距離の位置に2つの微調整ネジ駆動孔21がそれぞれ圧接具挿入孔13に直交する向き(Y軸方向)に、圧接具挿入孔13に連通するように形成される。
圧接具14は、図4に示すように、圧接具挿入孔13内に、パイプ12の上面と第1接触部12Aで接してパイプ12を横切るように挿入され、粗調整ネジ15の軸芯、及びこれが捩じ込まれるネジ孔20の軸Yが、圧接具14の中心部14Aにおいて直交し、かつパイプ12の軸線Xと直交して配置される。(図1参照)
ネジ孔20を挟んで金属ブロック1Bに形成された2つの微調整ネジ駆動孔21からネジ孔20までの距離は、圧接具14に形成された2つの貫通孔14B、14Cから圧接具14の中心位置14Aまでの距離と等しくされる。
【0020】
圧接具挿入孔13に挿入された圧接具14の貫通孔14B、14Cが微調整ネジ駆動孔21と対向する位置に配置される。
これにより、圧接具14の中心位置14Aに、ネジ孔20に捩じ込まれる粗調整ネジ15の先端の中心が圧接される。
金属ブロック1には、また更に、微調整ネジ駆動孔21と圧接具挿入孔13を挟んで対向する位置に同軸となるにように、微調整ネジが捩じ込まれるネジ孔17が形成される。
【0021】
微調整ネジ16は頭部16Aとネジ部16Bを具備し、圧接具14に形成した貫通孔14B、14Cの内径は、微調整ネジ16のネジ部16Bの径よりも大に形成されており、この圧接具の貫通孔14B、14Cには微調整ネジ駆動孔21を通って微調整ネジ16を貫通させ、圧接具挿入孔13を貫通して反対側に形成したネジ孔17(図4−6参照)にネジ部16Bを捩じ込み、微調整ネジ16の頭部16Aが圧接具14と係合して、圧接具14をパイプ12に向って圧接させ、微調整を達成する。
【0022】
粗調整ネジ15と微調整ネジ16の頭部16Aは図4−6に示すように金属ブロック1Bに形成された孔20及び21の内部に格納される。
金属ブロック1には、また更に、粗調整ネジ15と対向してパイプ12の反対側に台固定孔22が形成される。
この孔22に台18が配置される。台18は立上り部18Aと基部18Bとを有し、立上り部18Bがパイプ貫通孔11内に突出してパイプ12を挟んで粗調整ネジに対向する位置に位置するように、この基部18Bが金属ブロック1にネジ18Cで固定される。立上り部18Aは先端にパイプ12の円筒面と直交する向の円弧面18AA(パイプ12の軸線X方向に弯曲した面:1、2参照)を有する。
【0023】
この状態で先ず粗調整ネジ15をネジ20に捩じ込んで、圧接具の中心部をパイプに向けて押し付ける。この状態を図1及び図4に示す。この状態は圧接力無調整の状態である。すなわち、この時パイプ12は圧接具14と第1接触点12Aで接触し、その反対側の第2接触点12Bで台18の立ち上がり部18Aの先端に形成した円弧面18AAの頂上稜部18Rと接触している。
さらに粗調製ネジを捩じ込むことにより、圧接具14によってパイプ12が台18に向って圧接されると、パイプ12は、パイプ12と台18の第2接触部12Aが台の円弧面18AAとの接触面積を増やすように押し潰され、パイプ12の軸線方向に断面積が序々に狭くなり、最小断面部分(距離をMS:図2参照)を通過した後序々に断面積が広くなる形状の絞りを形成する。
【0024】
ここで、粗調製ネジの捩じ込み量を、パイプ12を押し潰して設定したい所望の流量値よりわずかに大きい流量値に設定する。この状態を図2、5に示す。これで、粗調整が完了である。
圧接具14に形成された貫通孔14B、14Cの内径は、微調整ネジ16のネジ部の径よりも大に形成されており、粗調整の間、圧接具14は粗調整ネジ15によってのみパイプ12に圧接される。
図2、5に示す粗調整が完了した状態で粗調整ネジの回転を止め、微調整ネジ16を回転させ、微調整を行なう。微調整ネジ16は頭部16Aを具備したネジを用いるから、ネジ部16Bのネジ径を粗調整ネジ15の径、例えば6mmよりもより細い直径、例えば3mmのネジを用いることができる。
【0025】
ネジ径が細いネジはネジピッチが小さいから、微調整ネジ16の回転量に対するパイプ12の変形量を小さくすることができる。因みに細目ネジでは粗調整ネジ15の直径が6mmである場合に、そのネジピッチは0.75mmである。これに対し、直径が3mmのネジのネジピッチは0.35mmとなる。従って回転角に対するネジの移動量はネジの直径が細いほど小さくなり、十分に微調整を行なうことができる。
然も、微調整ネジ16は圧接具14の中心位置14Aから等距離の位置に配置したから、一方の微調整ネジ16を捩じ込む際には、圧接具14は他方の微調整ネジ16の位置を回動支点としてテコの動作でパイプ12を押し潰す。
【0026】
従って、図8で示すように、例えば貫通孔14Bに挿入された微調整ネジ16を固定支点側とし、他方の貫通孔14Cに挿入された微調整ネジ16のみを回転させ、その押し込み移動量をMとした場合、この移動量Mによってパイプ12を押しつぶす量δは微調整ネジ16の中心(14Bと14Cで表す)担互を結ぶ線の距離をLとした場合、パイプ12の位置はその約1/2であるから、押しつぶされる量(絞り量)δもMの約1/2となる。この結果、微調整ネジ16の移動量Mは更に縮小されてパイプ12に与えられるから、微調整ネジに依る調整は、粗調整ネジに依る調整に比べて、その調整量を微小にかつ容易に変化できる。
【0027】
このように、粗調整に依って、所望の絞り部の絞り量よりも若干大きい値まで絞り込み、これを図2、5に示す絞り部の距離MSとすると、次いで微調整に依って絞り量をδだけ追加して、最終の所望絞り量(距離をMS)となるように調整する(図6参照)ことにより、パイプを所望値よりも余分に押し潰してしまうという失敗を容易に回避できる。
なお、図8において、実線で表示した圧接具14は、微調整圧接の実施前の状態を示し、点線で表示した圧接具14は、微調整圧接の実施後の状態を示す。
【0028】
圧接具14によってパイプ12が台18に圧接されると、パイプ12は台18の形状に従ってその軸線方向に漸次断面積が小さくなり、断面積の極小点を形成して再び断面積が序々に広くなる形状の絞りを形成するから、断面積が極小となる位置で所定の条件(1次側の圧力が所定値以上で、2次側の圧力が所定値以下の場合)を満す場合に音速流量を得ることができる。この音速流量は1次側の圧力が所定値を超えていれば2次側の圧力が多少変動しても流量は一定値に保たれる。この結果、目標流量値を音速流量に設定すれば信頼性の高い一定流量値を得ることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば粗調整ネジのほかに微調整ネジを用意したから、流量値の設定を容易に行なうことができる。更に、この発明によれば、粗調整ネジ15及び微調整ネジ16はそれぞれ頭部を金属ブロック1に形成したネジ孔20、及びネジ駆動孔21の中に格納した状態としたから、流量値を設定した後はこれらネジを収納した孔をシールで塞ぐ等すれば、設定値を変更操作してしまう事故が起きるおそれはない。従って、長期にわたって設定値を維持することができるから、信頼性の高い基準流量値を提供することができる。
【0030】
なお、台18はメタルブロック1に対し着脱交換可能にし、台立上り部18Aの先端表面18AAのパイプ軸方向の断面形状を、円弧面に形成した例を挙げたが、この断面形状を他の異なる形状にすることで、絞り部の形状を任意に設定できる等の効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するための断面図であって、図3においてX、Y軸を含む紙面に垂直な切断面からB方向に見た断面図。
【図2】図1と同様の断面図であり、微調整作業を実施後の状態を示す図。
【図3】この発明の一実施例を説明するための平面図。
【図4】図3のY、Z軸を含む切断面からA方向に見た断面図
【図5】図4と同様の断面図であり、粗調整作業を実施後の状態を示す図
【図6】図4と同様の断面図であり、微調整作業を実施後の状態を示す図
【図7】この発明に用いる圧接具の構造を説明するための図であり、Aは平面図、Bは側面図。
【図8】この発明の要部の動作を説明するための図。
【図9】従来の技術を説明するための断面図。
【図10】従来技術の流量抵抗設定弁の実用状況を説明するためのブロック図。
【符号の説明】
1   金属ブロック
4    シール材
11   パイプ貫通孔
12   パイプ
13   圧接具貫通孔
14   圧接具
15   粗調整ネジ
16   微調整ネジ
16A  頭部
16B  ネジ部
17   ネジ孔
18   台
18AA 円弧面
18R  頂上稜部

Claims (7)

  1. パイプ貫通孔が形成された金属ブロックと;
    上記金属ブロックのパイプ貫通孔に挿入された、流路を構成するための金属パイプと;
    上記パイプと直角に交叉して配置され、その中央部がパイプの周面の第1接触部と接触する角柱形状の圧接具と;
    金属ブロックに取付けられ、圧接具の中央部を金属パイプに向って粗調整圧力で以って圧接させる粗調整ネジと;
    上記粗調整ネジと同一軸芯上に位置する様に金属ブロックに取付けられ、先端部を持ちこの先端部が、金属パイプの周面であって、圧接具と接触する第1接触部と対向する第2接触部に接触し、圧接具との間に金属パイプを挟んで保持する台と;
    上記金属ブロックに取付けられ、圧接具の中央部の粗調整ネジが圧接する位置から、圧接具の長手方向にほぼ等距離だけ離れた対称位置で、圧接具に、粗調整ネジが金属パイプに向かって粗調整圧力を働かせる方向と平行で同方向にそれぞれ圧力を与える、2本の微調整ネジと;
    上記金属パイプの外周面と上記金属ブロックに形成したパイプ貫通孔の内周面との間をシールするシール部材と;
    から成り、粗調整ネジの粗調整圧力によって圧接具と台との間に挟まれた金属パイプを所定量押し潰すとともに、微調整ネジの2つの圧力の組み合わせからなる微調整圧力によってパイプを更に押し潰すように構成したことを特徴とする流量抵抗設定ノズル。
  2. 請求項1に記載の流量抵抗設定ノズルにおいて、
    上記金属ブロックは、上記パイプ貫通孔と直交して連通し、かつ金属ブロックを貫通する圧接具挿入孔を有し、
    上記圧接具を、パイプと直角に交叉して接するように、上記圧接具挿入孔に挿入配置することを特徴とする流量抵抗設定ノズル。
  3. 請求項1又は2に記載の流量抵抗設定ノズルにおいて、
    上記微調整ネジは頭部とネジ部を有し、
    上記圧接具は、上記対称位置に、上記微調整ネジが遊嵌する2個の貫通孔を有し、
    上記金属ブロックは、圧接具がパイプと直交して接するように配置されたときに、上記2個の貫通孔に対向する位置に微調整ネジのネジ部が捩じ込まれるネジ孔を有し、
    微調整ネジのネジ部が圧接具の貫通孔に遊嵌して、頭部が圧接具に係止され、そのネジ部先端が金属ブロックのネジ孔に捩じ込まれるにつれこの頭部により上記圧接具に圧接力を与えることを特徴とする流量抵抗設定ノズル。
  4. 請求項3に記載の流量抵抗設定ノズルにおいて、
    上記微調整ネジのネジ部は、上記粗調整ネジのネジ部の径より細い径を有することを特徴とする流量抵抗設定ノズル。
  5. 請求項1又は2に記載の流量抵抗設定ノズルにおいて、
    上記台の先端部は上記パイプの円筒面と直交する向きの円弧面を具備していることを特徴とする流量抵抗設定ノズル。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の流量抵抗設定ノズルにおいて、
    上記金属ブロックは、上記粗調整ネジ用のネジ孔及び微調整ネジ用の駆動孔を有し、
    上記粗調整ネジ及び微調整ネジの頭部は上記金属ブロックに形成されたこれら粗調整ネジ用のネジ孔及び微調整ネジ用の駆動孔の内部に格納されていることを特徴とする流量抵抗設定ノズル。
  7. パイプ貫通孔と、圧接具挿入用孔と、粗調整ネジ用ネジ孔と、2個の微調整ネジ駆動孔と、2個の微調整ネジ用ネジ孔と、台固定孔と、を有する金属ブロックと;
    上記金属ブロックのパイプ貫通孔に挿入された流路を構成するための金属パイプと;
    上記金属パイプに圧接し、所望の絞り部を形成するように押し潰す圧接具と;
    上記圧接具による金属パイプへの圧接時に金属パイプを支える台と;
    上記圧接具に作用して金属パイプに加える圧接力を粗調整する粗調整ネジと;
    上記圧接具に作用して金属パイプに加える圧接力を微調整する2個の微調整ネジと;
    上記金属パイプの外周面と上記金属ブロックに形成したパイプ貫通孔の内周面との間をシールするシール部材と;
    からなる流量抵抗設定ノズルであって、
    上記圧接具挿入孔は、パイプ貫通孔の延伸方向と直角方向に延伸形成され、かつ上記パイプ貫通孔と交叉部で連通するように形成され、
    上記粗調整ネジ用ネジ孔は、パイプ貫通孔と圧接具挿入孔との上記交叉部でこれらの孔にそれぞれ直交して、かつ連通するように形成され、
    上記2個の微調整ネジ駆動孔は、粗調整ネジ用ネジ孔と平行して、かつこの粗調整ネジ用ネジ孔を挟んでこの粗調整ネジ用ネジ孔から上記圧接具挿入孔の延伸方向にほぼ等距離だけ離れた2つの対称位置に、上記圧接具挿入孔に直交して、かつ連通するように形成され、
    上記2個の微調整ネジ用ネジ孔は、圧接具挿入孔を挟んで上記微調整ネジ駆動孔に対向する位置に同軸に形成され、
    上記台固定孔は、パイプ貫通孔と圧接具挿入孔を挟んで上記粗調整ネジ用ネジ孔に対向する位置に形成され、
    上記圧接具は角柱形状を持ち、2個の微調整ネジ貫通孔を有し、圧接具挿入用孔に挿入された時に、これら微調整ネジ貫通孔は微調整ネジ駆動孔に対向する位置に配置され
    上記粗調整ネジは、粗調整ネジ用ネジ孔に捩じ込まれて、上記圧接具を金属パイプに向かって、直角に交叉する位置で粗調整圧力でもって押圧し、金属パイプを所定量押し潰し、
    上記台は基部と立上り部を持ち、立上り部が台固定孔に挿入され、その立上り部の先端が上記金属パイプの周面に接触し、上記粗調整ネジによって発生された粗調整圧力で以って上記圧接具から上記金属パイプに与えられる圧接力を受け止めるように固定され、
    上記2本の微調整ネジは頭部とネジ部を持ち、圧接具の上記微調整ネジ貫通孔に遊嵌し、ネジ部先端が上記圧接具挿入用孔を貫通し、上記金属ブロックに形成された2個の微調整ネジ用ネジ孔に捩じ込まれて、上記対称位置で圧接具に2つの圧力を与え、それらが組み合わさって上記圧接具に更なる微調整圧力を与えて上記パイプを押し潰すように構成したことを特徴とする流量抵抗設定ノズル。
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