JP2004083040A - 注出コック - Google Patents
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Abstract
【解決手段】注出コックのコック本体1には流体流路13が形成されており、流体流路13の内部にはバルブ14が設けられている。レバー4の操作によりシャフト16を介してバルブ14が開閉し、これにより流体流路13が開放及び閉鎖されるようになっている。また、コック本体1は、流体流路13の注入口6が形成されると共にバルブ14が設けられているニップル部18と、ニップル部18に着脱自在に取り付けられると共に流体流路13の注出口7が形成され且つレバー4及びシャフト16が設けられている注出部17とにより構成されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、注出コックに係り、特に流体流路が形成されているコック本体を流体流路の入口が形成されるニップル部と流体流路の出口が形成される注出部とに分割自在な注出コックに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の注出コックにおいては、図4に示されるように、コック本体1に形成された流体流路2にスライド自在なシャフト3が嵌入されており、コック本体1に取り付けられたレバー4を傾動させてシャフト3をスライドさせることによりシャフト3に取り付けられた弁体5を移動させて流体流路2の開放及び閉鎖を行っていた。流体流路2の注入口6には図示されていない飲料供給装置が接続されて加圧された飲料が供給されており、弁体5によって流体流路2が開放された場合に飲料が圧力下で押し出されて流体流路2の下流側に形成された注出口7から注出されていた。
また、コック本体1は、注入口6を備えると共にナット8を介して固定部材9に固定されるニップル部10と、注出口7を備えると共にニップル部10に取り付け部材11を介して着脱自在に固定されている注出部12とを有し、図5に示されるように、固定部材9に固定されているニップル部10から注出部12を取り外して注出部12の洗浄作業等を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ニップル部10から注出部12を取り外す場合、注入口6に接続している飲料供給装置からの飲料の供給を絶たなければ飲料がニップル部8から外部に噴出してしまう。そこで、注出コックの洗浄時には、飲料供給装置を停止させて装置内の飲料や圧力を抜いた後に注出部12をニップル部10から取り外す必要があった。このため、注出コックの洗浄作業に手間がかかるという問題点があった。
【0004】
本発明は以上のような問題点を解決するためになされたもので、容易に洗浄することができる注出コックを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係る注出コックは、コック本体に形成される流体流路の内部にバルブが形成され且つレバーの操作によりシャフトを介してバルブを開閉させることにより流体流路を開放及び閉鎖する注出コックにおいて、コック本体が、流体流路の入口が形成されていると共にバルブが形成されているニップル部と、ニップル部に着脱自在に取り付けられると共に流体流路の出口が形成され且つレバー及びシャフトが設けられている注出部とを備えるものである。
また、バルブは、流体流路の内周面に形成される弁座と、流体流路の内部に配置されると共に流体流路の入口から供給される流体の圧力により弁座に圧接されて流体流路を閉鎖する弁体とを備えるものであり、さらに弁座に向かって弁体を付勢するスプリングを備えてもよい。
また、弁体より上流側の流体流路内部に固定されて弁体を当接させることにより弁体の上流方向へのスライドを規制する規制部材を備え、シャフトを上流方向にスライドさせて弁体を規制部材に当接させた場合にシャフトと流体流路の内周面との間に流体の流れを許容する隙間が形成されるようにしてもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に本実施の形態に係る注出コックの全体図を示す。コック本体1には流体流路13が形成されており、流体流路13内にバルブ14が設けられている。通常、このバルブ14はスプリング15により付勢されて閉じられており流体流路13を閉鎖している。また、流体流路13内にはバルブ14に隣接してシャフト16が嵌入されており、シャフト16はレバー4の基端部と係合している。レバー4を図1の左方に傾けることによりシャフト16が右方にスライドし、その結果バルブ14が開いて流体流路13が開放されるように構成されている。
【0007】
また、コック本体1は、レバー4、シャフト16及び流体流路13の出口である注出口7を備えた注出部17と、ナット8を介して固定部材9に固定されると共にバルブ14及び流体流路13の入口である注入口6を備えたニップル部18とにより構成されており、取り付け部材11を介して注出部17がニップル部18に着脱自在に固定されている。
図2に示されるように、ニップル部18は、バルブ14が形成されているニップル本体19と、注入口6が設けられると共にニップル本体19にねじ込み固定されている注入部20とを備えている。ニップル本体19に設けられたバルブ14は、流体流路13内にスライド自在に配置されるほぼ円柱形状の弁体21と、流体流路13の内周面13aに形成された弁座22とから構成されている。また、弁体21は、流体流路13の狭窄部23に遊嵌される小径部24と、小径部24より円周方向に拡張している大径部25と、小径部24と大径部25との間に嵌め込まれて固定されているO−リング26とを有している。弁体21の大径部25と注入部20との間には弁体21を下流側方向へ付勢するスプリング15が固定され、これにより弁体21のO−リング26が弁座22に圧接されて流体流路13の閉鎖が保持されるようになっている。
【0008】
次に、実施の形態に係る注出コックの動作について説明する。
注出コックの注入口6に図示されていない飲料供給装置を接続して、加圧されている飲料を注入口6に供給する。レバー4を図1の左方に傾けてシャフト15を右方にスライドさせると、シャフト15の先端部が弁体21を上流側方向へ押し込んでO−リング26を弁座22から引き離す。これにより、バルブ14が開いて流体流路13が開放される。このとき、飲料供給装置から流体流路の注入口6に供給されていた飲料は、圧力下で流体流路13を通過して注出口7から外部へ注出される。レバー4を元の位置に押し戻すと、弁体21は再び弁座22に圧接され、バルブ14が閉じることにより流体流路13が閉鎖して飲料の注出が停止する。
【0009】
注出コックの洗浄時には、取り付け部材11による固定を解除してニップル部18から注出部17を取り外す。この時、図2に示されるように、バルブ14を内包しているニップル部18では、注入口6側に供給された飲料の圧力及びスプリング15の付勢力により弁体21のO−リング26が弁座22に圧接されて流体流路13を閉鎖している。すなわち、注出部17をニップル部18から取り外しても注入口6に供給された飲料が外部へ流れ続けることがないため、注入口6への飲料供給がなされたままで、注出部17をニップル部18から取り外すことができる。このため、注出コックの洗浄作業が容易になり、衛生的に注出コックを保持することが容易になる。
【0010】
この実施の形態に係る注出コックにおいては、飲料を注出するためにレバー4を図1の左方に傾けていくと、弁体21がシャフト16に押されて次第に上流方向へスライドし、図3に示されるように、弁体21の大径部25がこの発明の規制部材を形成している注入部20の下流側端面27に当接したところで、弁体21のこれ以上のスライドが規制される。このとき、シャフト16の外周面と流体流路13の内周面13aとの間に飲料の流れを許容する所定の隙間28が形成されるように構成されている。従って、レバー4を停止するまで最大に傾ければ、注入口6に供給された飲料が隙間28を通過して注出口7から確実に注出される。
このため、飲料の注出時に、シャフト16の移動に伴って流体流路13が閉塞されることによるチャタリングやウォーターハンマの発生を抑制することができる。また、レバー4を最大に傾けるだけで、シャフト16と流体流路13の内周面13aとの間に所定の隙間28が形成されるので、飲料の減圧及び減速が適正になされ、強炭酸水の注出が可能になると共にレバー操作が容易となる。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、バルブをニップル部に形成したために、ニップル部から注出部を取り外しても飲料が外部へ噴出することがなく、注出コックを容易に洗浄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る注出コックの構成を示す断面図である。
【図2】実施の形態において注出部を取り外した状態を示す断面図である。
【図3】実施の形態においてレバーを最大に傾けたときのバルブ近傍の状態を示す断面図である。
【図4】従来の注出コックの構成を示す断面図である。
【図5】従来の注出コックにおいて注出部を取り外した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…コック本体、4…レバー、6…注入口、7…注出口、11…取り付け部材、13…流体流路、14…バルブ、15…スプリング、16…シャフト、17…注出部、18…ニップル部、19…ニップル本体、20…注入部、21…弁体、22…弁座、24…小径部、25…大径部、26…O−リング、27…下流側端面、28…隙間。
Claims (4)
- コック本体に形成される流体流路の内部にバルブが形成され且つレバーの操作によりシャフトを介して前記バルブを開閉させることにより前記流体流路を開放及び閉鎖する注出コックにおいて、
前記コック本体は、
前記流体流路の入口が形成されていると共に前記バルブが形成されているニップル部と、
前記ニップル部に着脱自在に取り付けられると共に前記流体流路の出口が形成され且つ前記レバー及び前記シャフトが設けられている注出部と
を備えることを特徴とする注出コック。 - 前記バルブは前記流体流路の内周面に形成される弁座と、
前記流体流路の内部に配置されると共に前記流体流路の入口から供給される流体の圧力により前記弁座に圧接されて前記流体流路を閉鎖する弁体と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の注出コック。 - 前記弁座に向かって前記弁体を付勢するスプリングをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の注出コック。
- 前記弁体より上流側の流体流路内部に固定されて前記弁体を当接させることにより前記弁体の上流方向へのスライドを規制する規制部材を備え、
前記シャフトを上流方向にスライドさせて前記弁体を前記規制部材に当接させた場合に前記シャフトと前記流体流路の内周面との間に前記流体の流れを許容する隙間が形成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の注出コック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002244023A JP2004083040A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | 注出コック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002244023A JP2004083040A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | 注出コック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004083040A true JP2004083040A (ja) | 2004-03-18 |
Family
ID=32052635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002244023A Pending JP2004083040A (ja) | 2002-08-23 | 2002-08-23 | 注出コック |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004083040A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010137910A (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | Nittoku:Kk | ビールコック取り付け用シャンク |
-
2002
- 2002-08-23 JP JP2002244023A patent/JP2004083040A/ja active Pending
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JP2010137910A (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | Nittoku:Kk | ビールコック取り付け用シャンク |
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