JP2004081996A - フィルタ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ヘッド2の流入口4からフィルタカートリッジ3内に流入する流体がフィルタエレメント17を通過してヘッド2の流出口5から流出するフィルタ装置において、ヘッド2に着脱可能に取り付けられたフィルタカートリッジ3は、外周にナット18を有するケース16内にフィルタエレメント17およびこれを押える押えリング34を収容し、押えリング34をナット18でケース16に着脱可能に締結することによりフィルタエレメント17をケース16内に定置させてなり、ナット18と押えリング34との締結を外すことによりフィルタエレメント17をケース16内から抜き取り、廃棄することが可能となっている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば油圧回路等の流体循環系において、その流体中の異物や混入物、汚染物質等を捕捉するために用いられるフィルタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のフィルタ装置は、流入口および流出口を有するヘッドと、ケース内にフィルタエレメントを収容してなるフィルタカートリッジとを備え、前記ヘッドに前記フィルタカートリッジが着脱可能に取り付けられている。そして流体循環系を流れる流体が、前記ヘッドの流入口から前記フィルタカートリッジ内に流入するとともに、前記フィルタエレメントを通過してヘッドの流出口から流出し、液体がフィルタエレメントを通過する際に、その流体中の異物等がフィルタエレメントにより捕捉されて除去される。
【0003】
従来、フィルタエレメントは、ケース内にかしめ等による固定手段により強固に固定されて組み付けられている。フィルタエレメントは使用に伴う目詰まり等によりその性能が徐々に低下し、したがって定期的な交換が必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来においては、フィルタエレメントはケースに強固に組み付けられて一体的なフィルタカートリッジとして構成されており、このためフィルタエレメントが交換時期に達したときには、フィルタカートリッジをヘッドから取り外し、これをそのまま廃棄し、ヘッドには新たなフィルタカートリッジを取り付けるようにしている。すなわち、ケースごとフィルタエレメントを廃棄し、フィルタエレメントの交換時期ごとに新品のフィルタカートリッジをヘッドに取り付けるようにしている。
【0005】
このため、廃棄物量が増し、環境問題や資源節約等の点で問題が生じ、またフィルタエレメントの交換時期ごとに新品のフィルタカートリッジを必要とするため交換コストが嵩んでしまうという問題がある。
【0006】
この発明はこのような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、フィルタエレメントの交換時期にはそのフィルタエレメントを主体とする部品のみの交換が可能で、ケースは廃棄せずにそのままを再利用することができ、環境対策や省資源の点で有利となり、またフィルタエレメントの交換時のコストも軽減することができるフィルタ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、流入口および流出口を有するヘッドと、ケース内にフィルタエレメントを収容してなるフィルタカートリッジとを備え、前記ヘッドに前記フィルタカートリッジが着脱可能に取り付けられ、前記ヘッドの流入口から前記フィルタカートリッジ内に流入する流体が前記フィルタエレメントを通過してヘッドの流出口から流出するフィルタ装置において、前記フィルタカートリッジは、外周にナットを有するケース内にフィルタエレメントおよびこのフィルタエレメントを押える押えリングを収容し、前記押えリングを前記ナットで前記ケースに着脱可能に締結することにより前記フィルタエレメントを前記ケース内に定置させてなり、前記ナットと前記押えリングとの締結を外すことにより前記フィルタエレメントを前記ケース内から抜き取ることが可能となっていることを特徴としている。
【0008】
請求項2に記載の発明は、流入口および流出口を有するヘッドと、ケース内にフィルタエレメントを収容してなるフィルタカートリッジとを備え、前記ヘッドに前記フィルタカートリッジが着脱可能に取り付けられ、前記ヘッドの流入口から前記フィルタカートリッジ内に流入する流体が前記フィルタエレメントを通過してヘッドの流出口から流出するフィルタ装置において、前記フィルタカートリッジは、外周にナットを有するケース内に、押えリングを備えるフィルタエレメントを収容し、前記押えリングを前記ナットで前記ケースに着脱可能に締結することにより前記フィルタエレメントを前記ケース内に定置させてなり、前記ナットと前記押えリングとの締結を外すことにより押えリングと共に前記フィルタエレメントを前記ケース内から抜き取ることが可能となっていることを特徴としている。
【0009】
請求項3に記載の発明は、前記フィルタカートリッジが前記ナットを介して前記ヘッドに着脱可能に取り付けられることを特徴としている。
【0010】
請求項4に記載の発明は、前記フィルタエレメントが、筒状に形成されたろ材の両端側端部にそれぞれエンドプレートを取り付けるとともに、ろ材の内周または外周あるいはその双方に筒体を設けてなり、前記ろ材に対して前記エンドプレートおよび筒体が着脱可能となっていることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1にはこの発明の第1の実施形態に係るフィルタ装置の組立状態の断面図を、図2にはその分解状態の断面図をそれぞれ示してある。
【0012】
このフィルタ装置1は、ヘッド2と、このヘッド2に着脱可能に取り付けられたフィルタカートリッジ3とを備えている。ヘッド2には、一端部に流入口4が、他端部に流出口5がそれぞれ形成されているとともに、中間部にその下方に突出する接続筒6が一体に形成され、この接続筒6内が前記流出口5に通じる流出通路7となっており、また接続筒6の外周とヘッド2の下部周壁aとの間の環状の空間が前記流入口4に通じる流入通路8となっている。
【0013】
ヘッド2の下部周壁2aの外周面にはねじ11が形成され、また流入口4と流出口5との間の壁部2bには、その流入口4と流出口5とを直接連通させる貫通口12が形成され、この貫通口12内に異常圧力時に動作する安全弁としてのリリーフバルブ13が装着されている。
【0014】
フィルタカートリッジ3は、有低筒状のケース16と、このケース16内に収容されたフィルタエレメント17とを備え、ケース16の外周にはナット18が回転自在に、かつ軸方向に移動自在に装着されている。このナット18の内周面にはねじ19が形成されている。
【0015】
ケース16の上部の外周面にはその外側に拡がる段部16aが形成され、この段部16aに前記ナット18の下部が係合してその抜け止めが図られるようになっている。
【0016】
フィルタエレメント17は、例えばひだ折りされたろ紙あるいは不織布等を円筒状に形成してなるろ材21と、このろ材21の両端側の端面に取り付けられた第1および第2のエンドプレート22,23と、ろ材21の内周面に接触するように前記エンドプレート22,23間に取り付けられた円筒状の筒体24とを備え、筒体24の周面には多数の小孔25がその全域に亘って均等的に形成され、また第1のエンドプレート22の中央部にはろ材21の内部に通じる嵌合口26が形成されている。
前記ヘッド2、フィルタカートリッジ3のケース16およびナット18は、いずれも金属で形成され、またフィルタエレメント17のエンドプレート22,23および筒体24は、いずれも金属あるいは合成樹脂で形成されている。
【0017】
ケース16の内底部には、スプリング29およびこのスプリング29の下端部を受けるスプリング受け30が設けられ、また前記フィルタエレメント17における第2のエンドプレート23の中央部に前記スプリング29の上端部を受ける凹部31が形成されている。
【0018】
ケース16とヘッド2との間には、フィルタエレメント17とは別体の金属製の押えリング34が設けられている。この押えリング34は内孔34aを有する円環状をなし、外周面には段部35が形成され、この段部35により押えリング34の下部が小径部35a、上部が大径部35bとなっている。
【0019】
そして小径部35aがケース16の上端部の内周に嵌合可能で、大径部35bがケース16の上端側に突出するようになっている。小径部35aの外周面にはOリング等のシール材36が設けられ、大径部35bの外周面には前記ナット18のねじ19と螺合可能なねじ37が形成されている。
【0020】
押えリング34の上面には、その外周縁寄りに位置してOリング等のシール材38が設けられ、また押えリング34の外周縁寄りの下面からは複数の舌片状の保持片39が均等的に突出形成されている。
次に、このフィルタ装置1の組立手順について説明する。
図2に示すように、まずケース16内にフィルタエレメント17を挿入する。
次に、ナット18を上方に引き上げ、このナット18内に押えリング34を嵌め込み、ナット18あるいは押えリング34を相対的に回転し、ねじ19,37を互いに螺合させて締め付ける。これにより押えリング34の小径部35aがケース16の上端部の内周に嵌合して密着し、これにより一体的なユニット構造のフィルタカートリッジ3が組み立てられる。
押えリング34をケース16の上端部に嵌合させたときには、その押えリング34によりケース16内のフィルタエレメント17がスプリング29の弾性力に抗して押し込められ、したがってスプリング29が圧縮され、その弾性力でフィルタエレメント17の上端面が押えリング34の下面に弾性的に当接し、このためフィルタエレメント17がケース16内の所定位置に安定して定置される。
【0021】
また、押えリング34の下面から突出した複数の保持片39はフィルタエレメント17の上端部の外周に配置してその上端部を支持し、このためフィルタエレメント17の揺れ動きが防止され、フィルタエレメント17がケース16内により安定して定置される。
【0022】
このように組み立てたフィルタカートリッジ3をヘッド2に取り付ける際には、ヘッド2の下部周壁2aの外周にナット18を嵌め込むとともにナット18をケース16等と一体的に回動してナット18のねじ19をヘッド2のねじ11に螺合して締め付ける。これにより、押えリング34の上面がヘッド2の下部周壁2aの下面にシール材38を介して密着するように、フィルタカートリッジ3がヘッド2に取り付けられる
この際、ヘッド2の接続筒6の先端部は押えリング34の内孔34aを通してフィルタエレメント17における嵌合口26内に進入して嵌合し、これにより接続筒6内の流出通路7がろ材21の内部に連通する。また、ヘッド2の下部周壁2aの下面が押えリング34の上面に密着することにより、下部周壁2a内の流入通路8が押えリング34の内孔34aを通してろ材21の外周とケース16の内周との間の空間内に連通する。
【0023】
このようにフィルタカートリッジ3をヘッド2に取り付けることによりフィルタ装置1の組立が完了する。そしてこの組立状態において、流入口4から流入通路8を通してろ材21の外側に流体が順次流入する。そしてこの流体がろ材21および筒体24の小孔25を通してろ材21の内側に流入する。流体がろ材21を通過する際に、その流体中の異物等がろ材21により捕捉されて除去される。
ろ材21の内側に流入した流体は、ヘッド2の流出通路7を経て流出口5から順次流出する。
【0024】
一方、フィルタエレメント17の性能が低下してその交換時期となったときには、まずナット18を緩めてナット18をヘッド2の下部周壁2aから外し、フィルタカートリッジ3をヘッド2から取り外す。
【0025】
次に、フィルタカートリッジ3の押えリング34またはナット18を回転して押えリング34とナット18との螺合を外し、ケース16から押えリング34を取り外す。
【0026】
押えリング34の取り外しによりケース16の上端部の開口が開放されるから、その上端部の開口を通してケース16内からフィルタエレメント17を抜き取る。
【0027】
抜き取ったフィルタエレメント17は所定の廃棄ルートを経て廃棄する。そして、ケース16、ナット18および押えリング34は廃棄せずに再利用する。
【0028】
すなわち、分解したケース16、ナット18および押えリング34は洗浄し、ケース16内に新たなフィルタエレメント17を収容し、かつ前記ナット18および押えリング34を用い、前述と同様の手順でフィルタカートリッジ3を組み立て、このフィルタカートリッジ3をヘッド2に取り付けてケース16、ナット18および押えリング34を再利用する。
【0029】
フィルタエレメント17を廃棄し、ケース16、ナット18および押えリング34を再利用するときの効率的な管理方式の一例を示すと、まずフィルタエレメント17の交換時期にユーザがヘッド2からフィルタカートリッジ3を取り外す。そしてこのフィルタカートリッジ3をそのカートリッジ製造会社あるいはその代理店等が回収する。
【0030】
フィルタカートリッジ3を回収したカートリッジ製造会社あるいはその代理店等はそのフィルタカートリッジ3を分解し、フィルタエレメント17を所定の廃棄ルートを経て破棄し、またケース16、ナット18および押えリング34は洗浄し、そのケース16内に新たなフィルタエレメント17を収容し、ナット18および押えリング34を用いて新たなフィルタカートリッジ3を組み立て、これをユーザに提供する。
【0031】
このように、フィルタエレメント17が交換時期に達したときには、そのフィルタエレメント17のみを廃棄してフィルタエレメント17のみを新たなものと交換するだけで、ケース16、ナット18および押えリング34は廃棄せずにそのまま再利用することができる。
【0032】
このため、廃棄物量を削減することができ、環境問題や資源節約等に貢献でき、またフィルタカートリッジ3のケース16、ナット18および押えリング34をそのまま再利用することができるから、フィルタエレメント17の交換時のコストを軽減することができる。
フィルタカートリッジ3におけるナット18は、ケース16内に収容したフィルタエレメント17を押えリング34を介してそのケース16内に定置させる部材として機能するが、さらにこのナット18はフィルタカートリッジ3をヘッド2に対して着脱する着脱部材としても機能する。
【0033】
すなわち、単一のナット18でケース16に対するフィルタエレメント17の定置と、ヘッド2に対するフィルタカートリッジ3の着脱とを達成でき、このため構成が簡単となり、部品点数を削減でき、フィルタ装置1の製作コストを低減することができる。
【0034】
なお、フィルタエレメント17のエンドプレート22,23および筒体24を可燃性の合成樹脂で形成するようなことも可能であり、この場合にはケース16内から抜き取ったフィルタエレメント17をそのまま焼却処分して廃棄することができる。
【0035】
また、フィルタエレメント17のエンドプレート22,23および筒体24をろ材21に対して着脱可能に設ける構成とすることも可能であり、この場合には、ケース16内から抜き取ったフィルタエレメント17をろ材21とエンドプレート22,23、筒体24とに分解し、そのろ材21を焼却処分して廃棄することも可能となる。
【0036】
前記実施形態のフィルタエレメントにおいては、ろ材の内周に筒体を設けるようにしたが、ろ材を補強する目的でろ材の外周に、あるいは内周と外周との双方に筒体を設けるようにしてもよい。そしてろ材の両端のエンドプレートと前記筒体をろ材に対して着脱可能とすることも可能であり、この場合においても、ケース内から抜き取ったフィルタエレメントをろ材とエンドプレート、筒体とに分解し、そのろ材を焼却処分して廃棄することが可能となる。
【0037】
図2および図3には、この発明の第2の実施形態を示してあり、この実施形態においては、フィルタエレメント17の上端部に押えリング34が固定して取り付けられ、フィルタエレメント17と押えリング34とが一体化されている。
この第2の実施形態の場合においては、フィルタカートリッジ3を組み立てる際に、ケース16内にフィルタエレメント17を挿入し、次にナット18を上方に引き上げ、このナット18内に押えリング34を嵌め込むとともにナット18または押えリング34を回転してそのねじ11、37を互いに螺合して締め付ける。これにより押えリング34の小径部35aがケース16の上端部の内周に嵌合して密着し、これにより一体的なユニット構造のフィルタカートリッジ3が組み立てられる。
押えリング34をケース16の上端部に嵌合させたときには、その押えリング34によりケース16内のフィルタエレメント17がスプリング29の弾性力に抗して押し込められ、したがってスプリング29が圧縮され、その弾性力でフィルタエレメント17の下端部が支持される。そしてフィルタエレメント17が押えリング34に一体的に固定されているから、フィルタエレメント17がケース16内の所定位置に確実に定置される。
【0038】
フィルタカートリッジ3をヘッド2に取り付ける際には、ヘッド2の下部周壁2aの外周にナット18を嵌め込むとともにナット18をケース16等と一体的に回動してナット18のねじ19をヘッド2のねじ11に螺合して締め付ける。
これにより、押えリング34の上面がヘッド2の下部周壁2aの下面にシール材38を介して密着するように、フィルタカートリッジ3がヘッド2に取り付けられる
この際、ヘッド2の接続筒6の先端部は押えリング34の内孔34aを通してフィルタエレメント17における嵌合口26内に進入して嵌合し、これにより接続筒6内の流出通路7がろ材21の内部に連通する。また、ヘッド2の下部周壁2aの下面が押えリング34の上面に密着することにより、下部周壁2a内の流入通路8が押えリング34の内孔34aを通してろ材21の外周とケース16の内周との間の空間内に連通する。
【0039】
このようにフィルタカートリッジ3をヘッド2に取り付けることによりフィルタ装置1の組立が完了する。そしてこの組立状態において、流入口4から流入通路8を通してろ材21の外側に流体が順次流入する。そしてこの流体がろ材21および筒体24の小孔25を通してろ材21の内側に流入する。流体がろ材21を通過する際に、その流体中の異物等がろ材21により捕捉されて除去される。
ろ材21の内側に流入した流体は、ヘッド2の流出通路7を経て流出口5から順次流出する。
【0040】
一方、フィルタエレメント17の性能が低下してその交換時期となったときには、まずナット18を緩めてナット18をヘッド2の下部周壁2aから外し、フィルタカートリッジ3をヘッド2から取り外す。
【0041】
次に、フィルタカートリッジ3の押えリング34またはナット18を回転して押えリング34とナット18との螺合を外し、ケース16から押えリング34と共にフィルタエレメント17を抜き取る。
【0042】
そして抜き取った押えリング34およびフィルタエレメント17を所定の廃棄ルートを経て廃棄し、ケース16およびナット18は廃棄せず、洗浄して再利用する。
【0043】
このように、フィルタエレメント17が交換時期に達したときには、押えリング34を備えるフィルタエレメント17のみを廃棄して交換するだけで、ケース16およびナット18は廃棄せずにそのまま再利用することができる。
【0044】
このため、廃棄物量を削減することができ、環境問題や資源節約等に貢献でき、またフィルタカートリッジ3のケース16およびナット18をそのまま再利用することができるから、フィルタエレメント17の交換時のコストを軽減することができる。
なお、前記いずれの実施形態においても、ケース16に対してナット18を軸方向に移動自在に、かつ回転自在に設けたが、ナット18をケース16の上端部に固定して一体的に設ける場合であってもよい。
【0045】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、フィルタエレメントの交換時期にそのフィルタエレメントのみの交換が可能で、フィルタカートリッジのケース、ナット、押えリングは廃棄せずにそのままを再利用することができ、したがって環境対策や省資源の点で有利となり、またフィルタエレメントの交換時のコストも軽減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、フィルタエレメントの交換時期に押えリングを備えるフィルタエレメントのみの交換が可能で、フィルタカートリッジのケース、ナットは廃棄せずにそのままを再利用することができ、したがって環境対策や省資源の点で有利となり、またフィルタエレメントの交換時のコストも軽減することができる。
請求項3に記載の発明によれば、ケース内のフィルタエレメントをそのケース内に定置させるナットを用いてフィルタカートリッジをヘッドに対して着脱することができ、このため構成が簡単となり、部品点数を削減してフィルタ装置の製作コストを低減することができる。
【0046】
請求項4に記載の発明によれば、ケース内から抜き取ったフィルタエレメントを分解してろ材のみを廃棄することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るフィルタ装置の組立状態の断面図。
【図2】この発明の第1の実施形態に係るフィルタ装置の分解状態の断面図。
【図3】この発明の第2の実施形態に係るフィルタ装置の組立状態の断面図。
【図4】この発明の第2の実施形態に係るフィルタ装置の組立状態の断面図。
【符号の説明】
1…フィルタ装置
2…ヘッド
3…フィルタカートリッジ
4…流入口
5…流出口
6…接続筒
7…流出通路
8…流入通路
16…ケース
17…フィルタエレメント
18…ナット
21…ろ材
22,23…エンドプレート
24…筒体
34…押えリング
Claims (4)
- 流入口および流出口を有するヘッドと、ケース内にフィルタエレメントを収容してなるフィルタカートリッジとを備え、前記ヘッドに前記フィルタカートリッジが着脱可能に取り付けられ、前記ヘッドの流入口から前記フィルタカートリッジ内に流入する流体が前記フィルタエレメントを通過してヘッドの流出口から流出するフィルタ装置において、
前記フィルタカートリッジは、外周にナットを有するケース内にフィルタエレメントおよびこのフィルタエレメントを押える押えリングを収容し、前記押えリングを前記ナットで前記ケースに着脱可能に締結することにより前記フィルタエレメントを前記ケース内に定置させてなり、前記ナットと前記押えリングとの締結を外すことにより前記フィルタエレメントを前記ケース内から抜き取ることが可能となっていることを特徴とするフィルタ装置。 - 流入口および流出口を有するヘッドと、ケース内にフィルタエレメントを収容してなるフィルタカートリッジとを備え、前記ヘッドに前記フィルタカートリッジが着脱可能に取り付けられ、前記ヘッドの流入口から前記フィルタカートリッジ内に流入する流体が前記フィルタエレメントを通過してヘッドの流出口から流出するフィルタ装置において、
前記フィルタカートリッジは、外周にナットを有するケース内に、押えリングを備えるフィルタエレメントを収容し、前記押えリングを前記ナットで前記ケースに着脱可能に締結することにより前記フィルタエレメントを前記ケース内に定置させてなり、前記ナットと前記押えリングとの締結を外すことにより押えリングと共に前記フィルタエレメントを前記ケース内から抜き取ることが可能となっていることを特徴とするフィルタ装置。 - 前記フィルタカートリッジは前記ナットを介して前記ヘッドに着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項1または2に記載のフィルタ装置。
- 前記フィルタエレメントは、筒状に形成されたろ材の両端側端部にそれぞれエンドプレートを取り付けるとともに、ろ材の内周または外周あるいはその双方に筒体を設けてなり、前記ろ材に対して前記エンドプレートおよび筒体が着脱可能となっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のフィルタ装置。
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