JP2004081544A - 神経伝導検査装置及びその操作方法 - Google Patents

神経伝導検査装置及びその操作方法 Download PDF

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Abstract

【課題】誘発電位・筋電図検査装置(筋電計)によって神経伝導検査を実行するに際して、検査時間の短縮を図ると共に、症例に対応したテストシーケンス(検査項目)をもれなく実行することが可能な神経伝導伝送装置及び検査方法を提供する。
【解決手段】症例に応じた検査を実行する神経伝導検査装置であって、症例毎に一連の検査プログラムを設定して記憶部に登録する検査プログラム登録手段と、前記各検査プログラムに複数の検査項目を設定して、前記記憶部に登録する検査項目登録手段と、前記各検査プログラムに新たな検査項目を設定して、前記記憶部に登録する検査項目を登録する検査項目追加登録手段とを備える神経伝導検査装置。
【選択図】図12

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、誘発電位・筋電図検査装置(筋電計)によって神経伝導検査を実行すると共にその検査結果を解析(レビュー)するソフトウエアに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の誘発電位測定装置(神経伝導検査装置)としては、特開平11−347008号公報に記載のものが知られている。
上記公報に記載の誘発電位測定装置は、図10に示すように、周期生成手段1,8と、刺激信号出力手段2と、増幅手段3と、デジタル化・記憶手段4と、演算手段5,9と、特徴抽出手段6と、表示手段7と、標準電圧出力手段10と、予測手段11とから概略構成されている。
上記周期生成手段1は、測定開始を指示するための測定開始スイッチ(図示略)の押下に基づいて、所定周期の測定周期信号STを生成して、刺激信号出力手段2及びデジタル化・記憶手段4に供給する。
刺激信号出力手段2は、周期生成手段1から供給される測定周期信号STに同期して、被験者12に感覚刺激を与えるための微弱な刺激信号SSを生成して、ケーブル13a、及び被験者12の例えば、左手首に貼り付けられた生体電極14aを介して被験者12に刺激信号SSを印加する。
【0003】
上記増幅手段3は、被験者12の例えば、頭部に貼り付けられた生体電極14bと生体電極14cとの間に発生し、ケーブル13b,13cを介して供給される微弱な神経活動電位を高感度に増幅すると共に、神経活動電位が存在する周波数帯域以外の周波数帯域のノイズを除去するためにフィルタリングする。
なお、増幅手段3のアース端子(図示略)は、アースケーブル15を介して、被験者12の例えば、左腕に装着された導電体からなるアースバンド16と接続されている。
【0004】
デジタル化・記憶手段4は、標本化回路、A/Dコンバータ及びメモリを有し、周期生成手段1から供給される測定周期信号STに同期して、増幅手段3から出力されるアナログの神経活動電位を所定の標本化周波数で標本化した後、デジタルの神経活動電位に変換(量子化)してメモリに記憶する。
演算手段5は、デジタル化・記憶手段4を構成するメモリに記憶されているデジタルの神経活動電位を読み出して、加算平均法に基づいて加算処理及び平均化処理を施し、その演算結果をCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等からなる表示手段7に表示する。
【0005】
特徴抽出手段6は、デジタル化・記憶手段4を構成するメモリに記憶されているデジタルの神経活動電位を読み出して、平均値ピークの振幅等の特徴を抽出し、その抽出結果を表示手段7に表示する。
周期生成手段8は、測定を開始して良いか否かを確認するための確認スイッチ(図示略)の押下に基づいて、所定周期Tの確認周期信号SK(図11(a)参照)を生成して、演算手段9に供給する。
【0006】
演算手段9は、標本化回路及びA/Dコンバータを有し、周期生成手段8から供給される確認周期信号SKに同期して、被験者12に刺激信号SSを印加しない状態で増幅手段3から出力されるアナログ信号SA(図11(b)参照)をデジタル化・記憶手段4を構成するA/Dコンバータが使用する標本化周波数と同一の標本化周波数で標本化した後、デジタル信号に変換(量子化)し、さらに確認周期信号SKの一つの周期内におけるアナログ信号SAの最大値Vmax及び最小値Vmin(図11(b)参照)に対応したデジタル信号の最大値VDmax及び最小値VDminを求め、その電圧差VDDを演算して予測手段11に供給する。
【0007】
標準電圧出力手段10は、どのような種類の検査を行うかを設定するために、当該検査に対応して予め設定されたコードを入力するための検査コード入力キー(図示略)の押下に基づいて、当該検査コードに対応した標準電圧VSを出力し、予測手段11に供給する。
検査の種類によって被験者12の生体から得られる神経活動電位のレベルが異なるので、それに応じて比較すべき標準電圧VSも異なる。
そこで、標準電圧出力手段10は、入力された検査コードに対応した標準電圧VSを出力するのである。
この標準電圧出力手段10は、例えば、検査コード毎に標準電圧VSが予め記憶された半導体メモリ等の記憶手段で構成したり、検査コード毎に予め設定された標準電圧VSを求めるための演算式を記憶し、入力された検査コードに対応した標準電圧VSをそれに対応した演算式に基づいて求める演算手段で構成しても良い。
【0008】
ここで、標準電圧VSとは、それぞれの検査の種類毎に、増幅手段3に入力されるノイズが無視できるような理想的な測定環境下で、健康な被験者を検査した場合に得られる神経活動電位をいう。
予測手段11は、供給された電圧差VDDと標準電圧VSとに基づいて、信頼性の高い神経活動電位の加算・平均結果が得られるまでの加算回数を予測計算し、計算結果を表示手段7に表示する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如き誘発電位測定装置により神経伝導検査を行う際には、検査を行う神経の種類、サイド(右,左)、伝導検査(運動神経伝導検査,知覚神経伝導検査,F波検査)毎に検査プログラムを立ち上げて実行する必要があるため、長い検査時間を要するという問題があった。
また、症例(DM−Routin(糖尿病ルーチン),Carpal−Tunnel−Syndrome(手根管症候群),Cupital−Tunnel−Syndrome(肘部管症候群)等)毎の検査項目(シーケンス)が定められている場合、検査オペレータの記憶に頼ったり、メモ等を参照して検査を進めるので、検査時間が多く掛かると共に検査漏れ等が生じるという問題もあった。
【0010】
本発明の課題
(目的)は、誘発電位・筋電図検査装置(筋電計)によって神経伝導検査を実行するに際して、検査時間の短縮を図ると共に、症例に対応したテストシーケンス(検査項目)をもれなく実行することが可能な神経伝導検査装置及び検査方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、症例に応じた検査を実行する神経伝導検査装置であって、症例毎に一連の検査プログラムを設定して記憶部に登録する検査プログラム登録手段と、前記各検査プログラムに複数の検査項目を設定して、前記記憶部に登録する検査項目登録手段と、前記各検査プログラムに新たな検査項目を設定して、前記記憶部に登録する検査項目を登録する検査項目追加登録手段とにより神経伝導検査装置を構成する。(請求項1)
【0012】
また、前記検査項目の設定において、検査対象神経毎に運動神経伝導検査、知覚神経伝導検査あるいはF波検査の測定条件及び正常値範囲を設定する条件設定手段を備える。(請求項2)
また、前記検査項目設定手段によって設定された一連の検査項目を、検査の進行に合わせて、検査結果と共に表示する表示装置に表示する表示手段とを備える。
(請求項3)
また、前記一連の検査項目の検査結果を一括して出力する検査結果出力手段を備える。(請求項4)
【0013】
神経伝導検査装置により症例に応じた神経伝導検査を実行するに際して、症例毎に一連の検査プログラムを設定するステップと、前記各検査プログラムに複数の検査項目を設定するステップと、前記各検査プログラムに新たな検査項目を追加するステップとを含む設定された検査プログラムを順次実行するように操作する。(請求項5)
【0014】
また、前記検査項目の設定において、検査対象神経毎に運動神経伝導検査、知覚神経伝導検査あるいはF波検査の測定条件及び正常値範囲を設定するステップとを含む。(請求項6)
また、前記検査項目の検査結果を一括してレポート若しくはファイリングとして出力するステップとを含む。(請求項7)
【0015】
また、神経伝導検査装置において症例に応じた神経伝導検査を実行するために、症例毎に一連の検査プログラムを設定するステップと、前記各検査プログラムに複数の検査項目を設定するステップと、前記各検査プログラムに新たな検査項目を追加するステップと、前記検査項目設定手段によって設定された一連の検査項目を、検査の進行に合わせて、検査結果と共に表示する表示装置に表示するステップとを含む検査プログラムをディスク等の記憶媒体に格納する。(請求項8)
【0016】
神経伝導検査装置において症例に応じた神経伝導検査を実行するために、症例毎に一連の検査プログラムを設定する手順と、前記各検査プログラムに複数の検査項目を設定する手順と、前記各検査プログラムに新たな検査項目を追加する手順と、前記検査項目設定手段によって設定された一連の検査項目を、検査の進行に合わせて、検査結果と共に表示する表示装置に表示する手順とをコンピュータに実行させるプログラムとする。(請求項9)
【0017】
【発明の実施の態様】
先ず本発明の操作手順が適用される一例である神経伝導検査装置(筋電計)のハードウエア構成を図13を用いて説明する。
図13は筋電計の構成ブロック図を示す。
ケーブルを介して入力箱2に接続された筋電図検出用針電極31−1とアース(E)電極31−2は生体の所定部位に装着され、筋電図信号が検出される。
検出された筋電図信号は、入力箱32に内蔵された増幅器33により増幅され、A/Dコンバーター34によりアナログ信号からデジタル信号に変換される。
【0018】
デジタル化された筋電図信号は信号処理部5に入力される。
信号処理部35はDPS36、データメモリ37、CPU38からなる。
DSP(Digital Signal Processor)36は高速のハードウェア演算器であり、乗算、加減算、フィルタ処理、増幅、整流、積分処理、シグナルトリガコントロール機能等、任意の機能が搭載され、目的に応じてデジタル信号が処理される。
なお、ここでシグナルトリガコントロール機能とは、筋電図信号を受け、予め設定されたレベルをこえる振幅を持つ波形のみを取り込む機能(Level Trigger)、波形のピーク値が設定された二つのレベルの間にある波形のみを取り込む機能(Window Trigger)であり、波形データを取捨選択する。
データメモリ37は、DSP36の出力信号を記憶するメモリである。
CPU38は、後述するCPU41と協働し、DSP36で処理する内容を指示する機能、データメモリ37に記憶されたデータを後述するCPU41に送信する機能を有する。
【0019】
次にPCベースのコンピュータ40について説明する。
CPU41はプログラムメモリ42に格納されたプログラムを処理するなどして、装置の動作制御、データの演算処理を行う。
プログラムメモリ42は、筋電図信号の表示記録処理、筋電図信号の解析処理、装置全体の動作処理等のためのプログラムが格納されている。
データメモリ43には、CPU41で処理されたデータが記憶される。
表示部44には、処理された筋電図信号及び解析結果の表示等がなされる。
【0020】
プリンタドライバ45は、CPU41の指令を受けてプリンター46に筋電図波形及び解析結果等を出力させる。
HDD(ハードディスクドライブ)インターフェイス47は、CPU41の指令を受けてHDD(ハードディスクドライブ)48に筋電図信号及び解析結果等を記憶させる。
ユーザーインタフェイス49は、マウス50、キー51等の操作手段により入力された信号をCPU41に伝える。
生体への刺激条件、検査項目の入力の他、後述する解析する筋電図波形の指定、プリンター46に出力したいデータの指定、HDD48に記憶したいデータの指定等を入力することができる。
【0021】
図1は、上記神経伝導検査装置(筋電計)において、症例毎に一連の検査プログラムを設定して記憶装置に登録する検査プログラム登録手段によって登録された状態(Examination−Program−Manager)の1例を表示装置(ディスプレイ)に表示したものである。
図1において、「神経伝導検査」が選択され、その検査名として、「DM−Routin」(糖尿病ルーチン),「CTS」(Carpal−Tunnel−Syndrome(手根管症候群)),「Cupital」(Cupital−Tunnel−Syndrome(肘部管症候群))が表示されている。
【0022】
図1の表示画面上で「DM−Routin」をクリックすると、図2の画面に移行する。
この画面は、「DM−Routin」(糖尿病ルーチン)の測定画面である。
図2では、測定箇所として「Wrist」(手首)、「Elbow」(肘)、「Axilla」(腋か)の設定が可能に形成されている。
そして、この画面には、予め登録された検査項目(テスト シーケンス)が画面の左下に表示されている。
【0023】
テストシーケンスの表示は、図2「Test−Sequence −No」(シーケンス番号)、「Test](検査種別)、「Nerve」(神経名)、「Side」(検査側)で構成されている。
シーケンス番号は、1〜42まで登録可能である。
また、検査種別としては、各検査対象神経毎に「運動神経伝導検査」(M)、「知覚神経伝導検査」(S)及びF−wave検査(F)がある。
また、検査側(Side)としては、「Left」(L)及び「Right」(R)がある。
また、神経名(Nerve)としては、「Median」(Median−nerve)(正中神経)、「Ulnar」(Ulnar−nerve)(尺骨神経)、「Tibial」(Tibial−nerve)(頚骨神経)、「Radinal」(Radinal−nerve)(橈骨神経)、「Peroneal」(Peroneal−nerve)(腓骨神経)、「Sural」(Sural−nerve)(腓腹神経)、「Femoral」(Femoral−nerve)(大腿神経)等がある。
【0024】
図1の表示画面上で「CTS」をクリックすると、図3の画面に移行する。
この画面は、Carpal−Tunnel−Syndrome(手根管症候群)の測定画面であり、図2の場合とほぼ同様であるが、この図では、テストシーケンスがNo1〜No6まで選択されている状態が示されている。
【0025】
図1の表示画面上で「Cupital」をクリックすると、図4の画面に移行する。
この画面は、Cupital−Tunnel−Syndrome(肘部管症候群)の測定画面であり、図2の場合とほぼ同様であるが、この図では、テストシーケンスがNo1〜No2まで選択されている状態が示されている。
【0026】
図5にはテストシーケンスの登録状態を示している。
この図では、シーケンス番号No1〜No42に対応して、「Nerve」(神経名)、「Side」(検査側)及び「Test」が予め登録されていて、被検査対象の症例に合わせて必要なものを選択することができる。
【0027】
図6は検査中の表示画面であって、検査波形の表示と共に、現在の検査がテストシーケンスのどの部分であるかが表示される。
図示の如く、検査済みのテストNoが反転表示されていて、テストNo9までが終了して、テストNo10以降が未測定検査であることが一目で分かるように表示される。
また、任意のテストNo(この場合はテストNo13)のジャンプすることも可能である。
【0028】
図7は検査中の表示画面の別の例であって、複数の測定箇所(「Wrist」(手首)、「Elbow」(肘)、「Axilla」(腋か))の測定結果を個別及び重ね合わせの両方を表示している。
このように、測定結果を重ね合わせて表示することによって、測定結果の解析が容易にできる。
この場合も図6と同様に、検査波形の表示と共に、現在の検査がテストシーケンスのどの部分であるかが表示される。
【0029】
図8及び図9は、一連のテストシーケンスで実行された検査結果を一括して出力した一例を示すもので、図8では被検査対象のID番号、氏名、生年月日、年齢等の書誌的事項とともに、「運動神経伝導検査」(Motor−Nerve−Conduction−Study)、「知覚神経伝導検査」(Sensory−Nerve−Conduction−Study)及びF検査(F−wave−Study)の検査結果を一括して表にして出力されている。
また、図9には、検査結果である出力波形が検査毎に一括して表示されている。
【0030】
図8及び図9に示す検査結果は、表示部に表示されるだけでなく、プリントアウトもできると共に、電子ファイルとして、任意の記憶手段に蓄積しておくこともできる。
また、各被検査対象毎のカルテ(電子カルテを含む)内に添付することも可能である。
【0031】
次に本発明の神経伝導検査装置における検査手順を図12のフローチャートを用いて説明する。
先ず、症例に応じた神経伝導検査を実行するに際して、
・症例毎に一連の検査プログラムを設定する。(ステップS1)
・次に、前記各検査プログラムに複数の検査項目を設定する。(ステップS2)
・必要に応じて前記各検査プログラムに新たな検査項目を追加する。(ステップS3)
・設定された検査プログラムを順次実行すると共に、検査結果を表示する。(ステップS4)
・検査結果を一括してレポート若しくはファイリングとして出力する。(ステップS5)
【0032】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明では、症例に応じた検査を実行する神経伝導検査装置であって、症例毎に一連の検査プログラムを設定して記憶部に登録する検査プログラム登録手段と、前記各検査プログラムに複数の検査項目を設定して、前記記憶部に登録する検査項目登録手段と、前記各検査プログラムに新たな検査項目を設定して、前記記憶部に登録する検査項目を登録する検査項目追加登録手段とにより神経伝導検査装置を構成することによって、誘発電位・筋電図検査装置(筋電計)によって神経伝導検査を実行するに際して、検査時間の短縮を図ると共に、症例に対応したテストシーケンス(検査項目)をもれなく実行することが可能な神経伝送検査装置が実現できる。
【0033】
また、請求項2に記載の発明では、前記検査項目の設定において、検査対象神経毎に運動神経伝導検査、知覚神経伝導検査あるいはF波検査の測定条件及び正常値範囲を設定する条件設定手段を備えることによって、検査によってえられた測定値が正常値範囲内であるかがディスプレイ上で容易に判別できる。
また、請求項3に記載の発明では、前記検査項目設定手段によって設定された一連の検査項目を、検査の進行に合わせて、検査結果と共に表示する表示装置に表示する表示手段とを備えているので、検査の進行状況の把握が容易にできる。また、請求項4に記載の発明では、前記一連の検査項目の検査結果を一括して出力する検査結果出力手段を備えているので、検査結果である出力波形が神経毎に一括して表示することができる。
【0034】
請求項5に記載の発明では、神経伝導検査装置により症例に応じた神経伝導検査を実行するに際して、症例毎に一連の検査プログラムを設定するステップと、前記各検査プログラムに複数の検査項目を設定するステップと、前記各検査プログラムに新たな検査項目を追加するステップとを含む設定された検査プログラムを順次実行するので、誘発電位・筋電図検査装置(筋電計)によって神経伝導検査を実行するように操作するに際して、検査時間の短縮を図ると共に、症例に対応したテストシーケンス(検査項目)をもれなく実行することが可能な神経伝送検査を長い検査時間を要せずに容易にできる。
【0035】
また、請求項6に記載の発明では、前記検査項目の設定において、検査対象神経毎に運動神経伝導検査、知覚神経伝導検査あるいはF波検査の測定条件及び正常値範囲を設定するステップとを含むので、検査によってえられた測定値が正常値範囲内であるかがディスプレイ上で容易に判別できる。
また、請求項7に記載の発明では、前記検査項目の検査結果を一括してレポート若しくはファイリングとして出力するステップとを含むので、カルテ等の添付するレポートとしてプリントしたり、電子ファイルとして保存が容易にできる。
【0036】
請求項8に記載の発明では、神経伝導検査装置において症例に応じた神経伝導検査を実行するために、症例毎に一連の検査プログラムを設定するステップと、前記各検査プログラムに複数の検査項目を設定するステップと、前記各検査プログラムに新たな検査項目を追加するステップと、前記検査項目設定手段によって設定された一連の検査項目を、検査の進行に合わせて、検査結果と共に表示する表示装置に表示するステップとを含む検査プログラムをディスク等の記憶媒体に格納しておくことによって、既存の検査装置にも容易に適用できる。
【0037】
請求項9に記載の発明では、神経伝導検査装置において症例に応じた神経伝導検査を実行するために、症例毎に一連の検査プログラムを設定する手順と、前記各検査プログラムに複数の検査項目を設定する手順と、前記各検査プログラムに新たな検査項目を追加する手順と、前記検査項目設定手段によって設定された一連の検査項目を、検査の進行に合わせて、検査結果と共に表示する表示装置に表示する手順とをコンピュータに実行させるプログラムであるので、既存の検査装置のバージョンアップ等に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の神経伝導検査装置における、症例毎に一連の検査プログラムを設定して記憶装置に登録する検査プログラム登録手段によって登録する表示画面である。
【図2】図1の表示画面上で「DM−Routin」をクリックした場合の表示画面である。
【図3】図1の表示画面上で「CTS」をクリックした場合の表示画面である。
【図4】図1の表示画面上で「Cupital」をクリックした場合の表示画面である。
【図5】テストシーケンスの登録状態を示す表示画面である。
【図6】検査中の表示画面であって、検査波形の表示と共に、現在の検査がテストシーケンスのどの部分であるかが表示される。
【図7】検査中の表示画面の別の例である。
【図8】被検査対象のID番号、氏名、生年月日、年齢等の書誌的事項とともに、「運動神経伝導検査」、「知覚神経伝導検査」及び「F検査」の検査結果を一括して表にして出力して一例を示す図である。
【図9】「運動神経伝導検査」、「知覚神経伝導検査」及び「F検査」の検査結果を一括してグラフとして出力して一例を示す図である。
【図10】従来の誘発電位測定装置の構成を示す図である。
【図11】従来の誘発電位測定装置の波形処理を示す図である。
【図12】本発明の設定動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の操作手順が適用される一例である神経伝導検査装置(筋電計)のハードウエア構成を示す図である。
【符号の説明】
S1    症例毎に一連の検査プログラムを設定するステップ
S2    各検査プログラムに複数の検査項目を設定するステップ
S3    各検査プログラムに新たな検査項目を追加するステップ
S4    設定された検査プログラムを順次実行すると共に表示するステップ
S5       検査結果を一括してレポート若しくはファイリングとして出力するス
テップ

Claims (9)

  1. 症例に応じた検査を実行する神経伝導検査装置であって、
    症例毎に一連の検査プログラムを設定して記憶部に登録する検査プログラム登録手段と、
    前記各検査プログラムに複数の検査項目を設定して、前記記憶部に登録する検査項目登録手段と、
    前記各検査プログラムに新たな検査項目を設定して、前記記憶部に登録する検査項目を登録する検査項目追加登録手段と、
    を備えることを特徴とする神経伝導検査装置。
  2. 前記検査項目の設定において、検査対象神経毎に運動神経伝導検査、知覚神経伝導検査あるいはF波検査の測定条件及び正常値範囲を設定する条件設定手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の神経伝導検査装置。
  3. 前記検査項目設定手段によって設定された一連の検査項目を、検査の進行に合わせて、検査結果と共に表示する表示装置に表示する表示手段とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の神経伝導検査装置。
  4. 前記一連の検査項目の検査結果を一括して出力する検査結果出力手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の神経伝導検査装置。
  5. 神経伝導検査装置により症例に応じた神経伝導検査を実行するに際して、
    症例毎に一連の検査プログラムを設定するステップと、
    前記各検査プログラムに複数の検査項目を設定するステップと、
    前記各検査プログラムに新たな検査項目を追加するステップと、
    を含み設定された検査プログラムを順次実行することを特徴とする神経伝導検査装置の操作方法。
  6. 前記検査項目の設定において、検査対象神経毎に運動神経伝導検査、知覚神経伝導検査あるいはF波検査の測定条件及び正常値範囲を設定するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の神経伝導検査装置の操作方法。
  7. 前記検査項目の検査結果を一括してレポート若しくはファイリングとして出力するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項5又は6に記載の神経伝導検査装置の操作方法。
  8. 神経伝導検査装置において症例に応じた神経伝導検査を実行するために、
    症例毎に一連の検査プログラムを設定するステップと、
    前記各検査プログラムに複数の検査項目を設定するステップと、
    前記各検査プログラムに新たな検査項目を追加するステップと、
    前記検査項目設定手段によって設定された一連の検査項目を、検査の進行に合わせて、検査結果と共に表示する表示装置に表示するステップと、
    を含む検査プログラムが格納された記憶媒体。
  9. 神経伝導検査装置において症例に応じた神経伝導検査を実行するために、
    症例毎に一連の検査プログラムを設定する手順と、
    前記各検査プログラムに複数の検査項目を設定する手順と、
    前記各検査プログラムに新たな検査項目を追加する手順と、
    前記検査項目設定手段によって設定された一連の検査項目を、検査の進行に合わせて、検査結果と共に表示する表示装置に表示する手順と、
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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