JP2004081511A - 野球用スパイククリーツ - Google Patents

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Yukiyasu Nakamura
中村 之保
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Abstract

【課題】グランドの土に対するグリップ力が前後いずれの面においても、前後面が平坦な突起板によって得られるグリップ力よりも大きい野球用のスパイククリーツを提供する。
【解決手段】突起板1の平面視形状を波形に形成し、突起板1をグランドの土に貫入させた状態で、突起板1を板面に対して直交する方向に移動させようとしたときに、板面の抵抗力が、平坦な面の抵抗力よりも大きい凹面部分A、A、Aを突起板1の前後の面1a、1bに設けた。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、グランドの土に対して、前後のいずれの方向にも大きなグリップ力を得ることができる野球用のスパイククリーツに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
野球用のスパイククリーツは、野球の運動動作に応じて、グランドの土を的確にグリップすることができるように靴底の所定個所に装着されている。
【0003】
野球用のスパイククリーツは、靴底から直角に突出する突起板を有し、グランドの土を踏み込んだときに、突起板が土に貫入して、土に対する抵抗力、即ちグリップ力を得るようにしている。
【0004】
この突起板のグランドの土に対するグリップ力は、突起板がグランドの土に貫入した状態で、突起板を前後に移動させようとする力が働いたときに、突起板の進行方向の面に対して加わる抵抗力である。
【0005】
例えば、図5に示すように、靴底10のつま先に装着される金属製スパイククリーツにおいては、グランドの土を後方に蹴って前方に走り出す場合、突起板11がグランドの土に貫入した状態で、後方に向かって移動しようとする力が働くので、突起板11の後面11aにグランドの土による抵抗力が働く。
【0006】
反対に、走ってきて止まろうとする場合には、突起板11がグランドの土に貫入した状態で、前方に向かって移動しようとする力が働くので、突起板11の前面11bにグランドの土による抵抗力が働く。
【0007】
この突起板11の土による抵抗力は、突起板11の形状に関係する。
図5に示すように、平面視形状が直線で、土の抵抗を受ける面が平坦な突起板11を基準にした場合、図6に示すように、平面視形状がV字形状をした前面11bが尖った突起板11や、図7に示すように、平面視形状が円弧状をした前面11bが円弧面の突起板11の場合には、突起板11が前方側へ移動しようとするとき、例えば、走ってきて止まろうとしたときには、突起板11の前面11bの抵抗力は、土が左右に逃げ易いため、その値は小さく、図5の平坦な突起板11よりもグリップ力が小さい。
【0008】
反対に、図6のV字形の突起板11や図7の円弧状の突起板11が後方側へ移動しようとするとき、例えば、土を蹴って走り出すときには、後面11aの凹面部分により、土が左右に逃げ難く、土が凹面部分の中心に集まるため、突起板11の後面11aの抵抗力は、その値が図5の平坦な突起板11よりも大きくなり、大きなグリップ力が得られる。
【0009】
従来、野球用の金属製スパイククリーツの突起板11には、上記のように、図5に示す平面視形状が直線状のもの、図6に示す平面視形状がV字形状のもの、あるいは図7に示す平面視形状が円弧状をしたものなどがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図6に示す平面視形状がV字形状をした突起板11や、図7に示す平面視形状が円弧状をした突起板11は、一方の面、図6や図7のつま先の例では、後方へ蹴り出す場合に、後面11aに加わる抵抗力が大きいので、図5に示す平坦な突起板11よりも大きなグリップ力が得られるものの、反対に、走ってきて止まるような場合には、前面11bに加わる抵抗力が、図5に示す平坦な突起板11よりも小さいので、グリップ力が図5に示す直線形状の平坦な突起板11よりも弱くなってしまうという問題がある。
【0011】
そこで、この発明は、グランドの土に対するグリップ力が前後いずれの面においても、前後面が平坦な突起板によって得られるグリップ力よりも大きい野球用のスパイククリーツを提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明は、靴底に装着される突起板を有する野球用スパイククリーツにおいて、上記突起板をグランドの土に貫入させた状態で、突起板を板面に対して直交する方向に移動させる力が働いた際における板面の抵抗力が、平坦な面の抵抗力よりも大きい凹面部分を突起板の前後の面にそれぞれ少なくとも一つ以上形成し、凹面部分によって生じる抵抗力と、凹面部分を除く部分によって生じる抵抗力の合計を、全体が平坦な面で形成された突起板によって生じる抵抗力よりも大きくしたものである。
【0013】
その好ましい形態としては、上記突起板の平面視形状を波形に形成して、突起板の後面に2個の凹面部分と、前面中央に1個の凹面部分を設けたものがある。
【0014】
上記突起板の材質としては、金属、セラミック、樹脂等が使用できるが、強度、加工性などの点で金属が好ましい。
【0015】
また、この発明に係る野球用スパイククリーツは、つま先に限らず、例えば、図2の靴底2の前足部に配置された野球用スパイクシューズにおける伝統的な金属製クリーツ配置、通称、三角金具(1、3a、3b)に使用する等、選手の特徴や、打者用、守備用などに応じて靴底の位置や配置を適宜選択して使用することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る野球用スパイククリーツを靴底2のつま先に設置した好ましい実施形態について説明する。
【0017】
この野球用スパイククリーツは、図1〜図3に示すように、突起板1の平面視形状が波形で、突起板1の後面1aに2個の凹面部分A、Aと、前面1bの中央に1個の凹面部分Aを設けている。
【0018】
この例では、突起板1の後面1aに2個の凹面部分A、Aを有するので、後方へ蹴り出す場合に、2個の凹面部分A、Aに土が集まって左右に逃げないので、2個の凹面部分A、Aで大きな抵抗力が発生し、図5に示す平坦な突起板11よりも大きなグリップ力が得られる。
【0019】
また、反対に、走ってきて止まるような場合にも、前面1bの中央の凹面部分Aに土が集まるため、前面1b中央の凹面部分Aの左右に、後方側に曲がった側方部分A、Aで土が逃げても、凹面部分Aによって大きな抵抗力が得られるため、凹面部分Aと側方部分A、Aとを合わせた抵抗力は、図5に示す平坦な突起板11よりも大きなグリップ力が得られる。
【0020】
この発明において、土に対して大きな抵抗力を生む凹面部分の形状は、図1〜図3の実施形態に示すような円弧面に限られず、図4に示すような、V字面の組合せでも良いが、凹面部分の設計に当たっては、凹面部分を除く部分の土の逃げを考慮し、凹面部分によって生じる抵抗力と、凹面部分を除く部分の抵抗力との合計が、図5に示す平坦な突起板11よりも大きな抵抗力が得られるように設計する必要がある。
【0021】
上記突起板1の材質としては、鋼、ステンレス等の金属、セラミック、熱可塑性ポリイミド樹脂、熱硬化型または非熱可塑性イミド樹脂、ウレタン等の合成樹脂のいずれでもよいが、鋼製の場合、耐久性と加工性を考慮すると、厚みは1.5mm〜2mm、波形形状の天地(図3、図4の符号h)は、2mm〜5mm、セラミックや樹脂の場合は、耐久性と機能性を考慮すると、厚みは、2mm〜5mmが好ましい。
【0022】
また、突起板1は、鋼とセラミックの場合、投影幅13mm〜17mm程度、高さ12mm〜16mm程度が、樹脂の場合は、投影幅13mm〜30mm程度、高さ12mm〜16mm程度が、野球の運動動作を考慮すると好ましい。
【0023】
【発明の効果】
以上のように、この発明に係る野球用スパイククリーツは、前後いずれの面においても、前後面が平坦な突起板よりもグランドの土に対するグリップ力が大きいので、野球の運動動作を的確にサポートする野球用スパイクシューズの設計が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る野球用スパイククリーツの一例をつま先部分に装着したスパイクシューズの側面図である。
【図2】図1の底面図である。
【図3】図1のつま先部分の底面図ある。
【図4】この発明に係る野球用スパイククリーツの他の例をつま先部分に装着したスパイクシューズのつま先部分の底面図である。
【図5】平坦な直線形状をした従来の野球用スパイククリーツをつま先部分に装着したスパイクシューズのつま先部分の底面図である。
【図6】V字形状をした従来の野球用スパイククリーツをつま先部分に装着したスパイクシューズのつま先部分の底面図である。
【図7】円弧形状をした従来の野球用スパイククリーツをつま先部分に装着したスパイクシューズのつま先部分の底面図である。
【符号の説明】
1 突起板
1a 後面
1b 前面
2 靴底
、A、A 凹面部分

Claims (4)

  1. 靴底に装着される突起板を有する野球用スパイククリーツにおいて、上記突起板をグランドの土に貫入させた状態で、突起板を板面に対して直交する方向に移動させる力が働いた際における板面の抵抗力が、平坦な面の抵抗力よりも大きい凹面部分を突起板の前後の面にそれぞれ少なくとも一つ以上形成し、凹面部分によって生じる抵抗力と、凹面部分を除く部分によって生じる抵抗力の合計が、全体を平坦な面で形成した突起板によって生じる抵抗力よりも大きいことを特徴とする野球用スパイククリーツ。
  2. 上記突起板の平面視形状を波形に形成して、突起板の後面に2個の凹面部分と、前面中央に1個の凹面部分を設けたことを特徴とする請求項1記載の野球用スパイククリーツ。
  3. 上記突起板が金属製である請求項1又は2記載の野球用スパイククリーツ。
  4. 上記突起板がセラミック製又は樹脂製である請求項1又は2記載の野球用スパイククリーツ。
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