JP2004078607A - ヘルプ装置、ヘルプ情報管理装置、ヘルプシステムおよびプログラム並びに記録媒体 - Google Patents

ヘルプ装置、ヘルプ情報管理装置、ヘルプシステムおよびプログラム並びに記録媒体 Download PDF

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    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
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    • G06F9/451Execution arrangements for user interfaces
    • G06F9/453Help systems

Abstract

【課題】ヘルプメッセージを参照した際に、その時点での操作状況と参照したヘルプメッセージとを関連付けて、利用者ヘルプ情報として登録し、さらに、ネットワークを介して、複数の利用者間で利用者ヘルプ情報を利用できるヘルプシステムを提供する。
【解決手段】ヘルプ情報の要求を行う端末(ヘルプ装置)100と、利用者ヘルプ情報およびヘルプ情報の管理および利用者の管理を行うヘルプ情報管理装置110と、それらを接続するネットワーク10で構成する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘルプシステムに関し、詳細には過去に参照したヘルプ情報をネットワーク上に接続されたヘルプ情報利用者内で相互に利用できるようにすることにより、効率的にヘルプ情報を検索するヘルプシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ワードプロセッサやその他の情報処理用プログラム等のコンピュータアプリケーションソフトウエア(以降、単にアプリケーションと言う)においては、その機能の複雑さとコンピュータの能力の向上に伴って、コンピュータの利用者(ユーザ)がアプリケーションの操作が分からない状態となった場合等に、オンデマンド(またはオンライン)により、利用者に的確なヘルプを提供するためのヘルプ機能が搭載されるようになってきている。
例えば、コンピュータアプリケーションプログラムで、「F1」キー等に対してヘルプの呼出機能を割り当てるのが一般的であり、アプリケーションの実行中に、このヘルプ呼出機能の割り当てられたキーが押されると、アプリケーションに関するヘルプメッセージを表示するようになっている。
このような一般的なヘルプシステムを改良したヘルプシステムが提案されており、例えば、特許第2690996号公報に記載された履歴依存ヘルプ制御方式のヘルプシステムは、ヘルプメッセージを参照するための指示を入力する入力制御部と、ヘルプメッセージを格納したメッセージデータベースと、過去の状態を記憶する履歴バッファと、表示するメッセージを決定するための推論エンジンと、メッセージを決定するための規則を格納したルールデータベースと、決定されたメッセージを表示する表示制御部と、メッセージデータベースおよびルールデータベースの更新を行うヘルプ制御部とから構成されている。
このヘルプシステムでは、入力制御部により入力されたキーワードを基に、推論エンジンが、利用者が知りたい情報を推論するために、過去の状態を記憶する履歴バッファの履歴情報と、ルールデータベースに格納されるメッセージを決定するための規則に基づき、メッセージデータベースから適切なメッセージを選択し、表示制御部にヘルプメッセージを表示する。その際、現在の状態のみならず過去の状態の履歴をも参照することにより、利用者の履歴に応じたヘルプメッセージを提供することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許第2690996号公報記載のヘルプシステムにあっては、知識ベース部がアプリケーション作成者からの一方的な提供であるため、利用者は格納済のヘルプメッセージを参照できるのみで、自己が必要とする情報を登録することができず、より適切で多くのヘルプメッセージを用意する必要があった。また、知識ベース部には利用者が必要とする全ての情報が格納されているわけではなく、さらに、ヘルプメッセージ参照機能部による推論も、アプリケーション作成者の意思によって必要な情報が選択されるため、ヘルプを必要とする利用者はアプリケーション作成者が作成した範囲内でしかヘルプメッセージが通知されず、操作途中に、より適したヘルプメッセージを表示して、利便性を向上させる上での改良の必要があった。
本発明は、利用者がアプリケーションソフトウエアの操作方法が分からず、ヘルプメッセージを参照した際に、その時点での操作状況と参照したヘルプメッセージとを関連付けて、利用者ヘルプ情報として登録してヘルプシステムに組み込み、さらに、各利用者はネットワークを介して、各利用者からの利用者ヘルプ情報をヘルプ管理装置に登録し、利用者間で利用者ヘルプ情報を利用できるようにすることで、より一層利用性の高いヘルプシステムを提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1のヘルプ装置は、予め作成されたヘルプ情報を格納するヘルプ情報格納部と、利用者により参照されたヘルプ情報と該ヘルプ情報を参照した際の操作状況を関連付けた情報を格納する利用者ヘルプ情報格納部と、利用者がキーワードを入力する入力部と、該入力部より入力されたキーワードに基づいて前記ヘルプ情報格納部と前記利用者ヘルプ情報格納部とを参照して、提示するヘルプメッセージを抽出する情報参照部と、抽出したヘルプメッセージを表示する表示部とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2は請求項1記載のヘルプ装置において、ネットワークを介して前記利用者ヘルプ情報格納部に格納されるヘルプ情報を送信する送信部を設け、前記送信される利用者ヘルプ情報を前記表示部に表示することを特徴とする。
また、本発明の請求項3は、請求項1または2記載のヘルプ装置において、ネットワークを介してヘルプ情報を受信する受信部と、該受信部により受信されたヘルプ情報の候補中から選択、あるいは、利用者の属性をもとに選択されたヘルプ情報を得るヘルプ情報選択部を設け、選択されたヘルプ情報を前記表示部に表示することを特徴とする。
【0005】
また、本発明の請求項4のヘルプ情報管理装置は、ヘルプ情報とその属性を記憶するヘルプ情報記憶部と、該ヘルプ情報記憶部に利用者ヘルプ情報を登録する利用者ヘルプ情報登録部と、利用者の属性を記憶する利用者管理記憶部と、該利用者管理記憶部に利用者の属性を登録する利用者登録部と、ネットワークを介してヘルプ情報の要求を受信する受信部と、前記要求に応じて、前記利用者管理記憶部から抽出した利用者の属性をもとに、前記ヘルプ情報記憶部から利用者の属性に適合したヘルプ情報を検索するヘルプ情報検索部と、検索されたヘルプ情報を要求元へ送信する送信部と、利用者が参照したヘルプ情報の履歴情報を記憶する履歴情報記憶部と、ヘルプ情報を登録・更新できる登録者を予め登録する登録者管理記憶部とを有し、前記利用者管理記憶部に登録された利用者のみが前記ヘルプを利用することができるようにしたことを特徴とする。
また、本発明の請求項5のヘルプシステムは、請求項1〜3のいずれか1つに記載のヘルプ装置と請求項4に記載のヘルプ情報管理装置とをネットワークを介して接続し、前記ヘルプ装置のヘルプ情報選択部からの要求に対し、前記ヘルプ情報管理装置のヘルプ情報検索部で利用者に適合したヘルプ情報を検索し、前記送信部から要求元へ検索したヘルプ情報の送信を行うか、あるいは、ヘルプ装置から送信される利用者ヘルプ情報を前記受信部より受信し、前記ヘルプ情報記憶部に記憶することを特徴とする。
【0006】
また、本発明の請求項6のヘルプシステムは、ヘルプ情報を管理するヘルプ情報管理装置と利用者毎のヘルプ情報を作成する複数のヘルプ装置とをネットワークを介して接続したヘルプシステムにおいて、前記ヘルプ情報管理装置は、ヘルプ情報とその属性を記憶するヘルプ情報記憶部と、該ヘルプ情報記憶部に利用者ヘルプ情報を登録する利用者ヘルプ情報登録部と、利用者の属性を記憶する利用者管理記憶部と、該利用者管理記憶部に利用者の属性を登録する利用者登録部と、ネットワークを介してヘルプ情報の要求を受信し結果を送信する通信部と、前記要求に応じて前記利用者管理記憶部から抽出した利用者の属性をもとに、前記ヘルプ情報記憶部から利用者の属性に適合するヘルプ情報を検索するヘルプ情報検索部とを有し、前記通信部はこの検索されたヘルプ情報を要求元へ送信し、利用者が参照したヘルプ情報の履歴情報を記憶する履歴情報記憶部と、ヘルプ情報を登録・更新できる登録者を予め登録する登録者管理記憶部と、ヘルプ情報を利用できる利用者に関する属性を前記利用者管理記憶部へ登録する利用者登録部を設け、該利用者管理記憶部に登録された利用者のみが前記ヘルプを選択可能とし、前記ヘルプ装置は、ネットワークを介してヘルプ情報格納部格納されるヘルプ情報を送信する通信部と、前記通信部より送信される利用者ヘルプ情報とを表示する表示部とを備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項7は、コンピュータを請求項1〜3のいずれか一項に記載のヘルプ装置として機能させるためのプログラムである。
また、本発明の請求項8は、コンピュータを請求項4に記載のヘルプ情報管理装置として機能させるためのプログラムである。
また、本発明の請求項9は、請求項7または8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の構成および動作について詳細に説明する。
(1)実施例の概要
図1は、本発明のヘルプシステムの運用環境を示すネットワーク図である。
本発明のヘルプシステムは、利用者ヘルプ情報の登録者(アプリケーションのヘルプ機能利用者等)、その登録者による利用者ヘルプ情報およびこのヘルプシステムを利用する利用者の登録等、あるいは、このヘルプシステムを利用して、ヘルプ情報の要求を行う端末(ヘルプ装置)100と、利用者ヘルプ情報およびヘルプ情報の管理および利用者の管理を行うヘルプ情報管理装置110と、それらを接続するネットワーク10から構成される。
端末100およびヘルプ管理装置110は、必要であればそれぞれ複数台が接続されていて良い。端末100は、パーソナルコンピュータ、携帯型コンピュータ、PDA、データPHSなどの電子端末から構成される。このようなネットワーク環境において、利用者ヘルプ情報の登録者は、まず、ヘルプ情報管理装置110を管理する会社等と契約する。その契約に基づいて、管理者は端末100から利用者ヘルプ情報登録者の情報を登録させる。そして、この登録者と利用者ヘルプ情報とはヘルプ情報管理装置110へ送られて蓄積・管理される。
次に、利用者は、端末100から利用の初期登録およびヘルプ情報の選択の指示を与える。利用者の初期の登録は、ヘルプ情報管理装置110へ送られて管理される。また、ヘルプ情報の選択指示に対しては、ヘルプ情報管理装置110から適応するヘルプ情報を検索して提示する。ヘルプ情報管理装置110は、利用者ヘルプ情報を登録する登録者の情報と、その利用者ヘルプ情報の登録および管理を行い、端末100からの要求に応じて、利用者情報の登録・管理と、要求されたヘルプ情報を検索した結果を送信する。なお、後述するヘルプ情報登録部に登録されるヘルプ情報としては、予めヘルプ情報管理装置110の管理者が作成したヘルプ情報、もしくは登録者による利用者ヘルプ情報、そして登録者の名前等ヘルプ情報の利用者に関する情報等である。
このようにして、本ヘルプシステムは、アプリケーションの操作方法に関するヘルプ情報を利用する場合に、アプリケーションの操作端末からヘルプ情報の指示情報(入力指示部からのキーワードの入力などにより指示される情報)により特定される前記ヘルプ情報管理装置110のヘルプ情報登録部に記憶される情報を検索し、この情報に基づいて、端末100の表示部にヘルプ情報を表示する。そして、ヘルプシステムは、ネットワーク10で接続された端末利用者間で、ヘルプ情報を相互に利用することによりヘルプ情報を有効に利用することができる。また、ヘルプ利用者は効率的に適切なヘルプ情報を得ることができる。
【0008】
(2)実施例の稼動するコンピュータの構成
図2は、端末100およびヘルプ情報管理装置110のハードウェアの構成を示す図である。即ち、入力装置201、表示装置202、CPU(Central Processing Unit:中央処理ユニット)203、メモリ204、記憶装置205、媒体駆動装置206とネットワーク接続装置207とをバス208で接続して構成する。入力装置201はキーボード、マウス、タッチパネル等により構成され、情報の入力に使用される。表示装置202は、種々の出力情報や入力装置201から入力された情報を表示するディスプレイ(CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイ(PD)等)で構成される。CPU203は、種々のプログラムを動作させる。メモリ204は、プログラム自身を保持し、またそのプログラムがCPU203によって実行されるときに一時的に作成される情報等を保持する。
記憶装置205は、データ、プログラムやプログラム実行時の一時的な情報等を保持する。媒体駆動装置206は、プログラムやデータなどを記憶した記録媒体を装着してそれらからプログラムやデータ読み出して、メモリ204または記憶装置205へ格納するのに使ってもよい。ネットワーク接続装置207は、端末100やヘルプ管理装置110をネットワーク10へ接続するためのインタフェースである。
このようなコンピュータ装置において、端末100やヘルプ情報管理装置110を構成する各機能をそれぞれプログラム化し、予めCD−ROM等の記録媒体に書き込んでおき、このCD−ROMを各サイトのCD−ROMドライブのような媒体駆動装置206を搭載したコンピュータに装着して、プログラムをメモリ204あるいは記憶装置205に格納し、それらを実行することによって、本ヘルプシステムの機能を実現することができる。
なお、記録媒体としては半導体媒体(例えば、ROM、ICメモリカード等)、光媒体(例えば、DVD−ROM、MO、MD、CD−R等)、磁気媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)のいずれであってもよい。また、本発明のヘルプシステムの機能を実現する各プログラムを磁気ディスク等の記憶装置に格納しておき、有線または無線の通信ネットワークによりダウンロード等の形式で頒布することも可能である。
【0009】
(3)本発明の詳細構成
(A)端末(ヘルプ装置)の構成
図3は本発明に係るヘルプシステムの端末100の機能構成を示すブロック図である。この端末100は、ネットワーク接続可能なパーソナルコンピュータや、携帯型コンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、データPHS(Personal Handyphone System)等の電子端末であってもよい。
端末100は、制御部7、表示部3、入力部1、情報参照部2、通信部6、利用者ヘルプ情報格納部4、ヘルプ情報格納部5から構成される。
まず、端末100がヘルプ情報を参照する際の各部の機能について説明する。制御部7は、利用者のヘルプ情報の要求から、この要求されたヘルプ情報を表示するまでの入出力の制御、その際に生じるヘルプ情報管理装置110との通信の制御、あるいは端末100で、ヘルプ情報格納部5および利用者ヘルプ情報格納部4に格納されるヘルプ情報が参照される場合は、情報参照部2に指示内容を渡す等の全体的な制御を行う。制御部7は、入力部1からの利用者のヘルプ情報の指示を読み込んで、その情報を通信部6を介してヘルプ情報管理装置110に送信する。利用者がヘルプ情報を指示した場合は、利用者が本システムをはじめて利用するときには、利用者情報がヘルプ情報管理装置110の利用者管理記憶部131に登録を依頼し、その結果として利用者識別子を受信する。この利用者識別子を用いて、2回目以降の処理がなされる。
この利用者に関する情報としては、例えば、利用者名、利用者に関する基本的な情報(住所、電話番号、性別、年齢等)および登録者情報等であり、この登録者情報はヘルプ情報を登録している登録者の登録者識別子とそのヘルプ情報を利用したい条件とからなっている。この利用条件には、登録者と利用者が同一である場合、登録者が指定したグループである場合などがある。利用者が2回目以降のときは、自分の利用者識別子を指定し、ヘルプ情報に関する指示情報を通信部6を介してヘルプ情報管理装置110に送信する。
入力部1は、入力指示部11と、利用者ヘルプ情報指定部12と、ヘルプ情報指定部13とを有しており、図2の入力装置201に対応し、マウスやキーボードなどで構成される。入力指示部11は、利用者識別子の指定、ヘルプメッセージを参照するためのキーワードの入力、あるいは利用者ヘルプ情報を入力するのに使用される。利用者ヘルプ情報指定部12は、利用者ヘルプ情報格納部4に格納されている利用者ヘルプ情報を指定するのに使用される。これらの入力指示部11及び利用者ヘルプ情報指定部12を含む入力指示部11は、プログラム制御により動作し、利用者ヘルプ情報指定部12で指定される指定情報は、例えば、図2の記憶装置205等に保存することができるようにプログラム制御される。
【0010】
表示部3は、ヘルプ情報表示部31と利用者ヘルプ情報表示部32とを有しており、図2の表示装置205に対応する。ヘルプ情報表示部31は、ヘルプ情報の中から情報参照部2により抽出されたヘルプメッセージまたはネットワークを介して通信部6で受信したヘルプメッセージを表示装置205に表示する。また、利用者ヘルプ情報表示部32は、利用者ヘルプ情報の中から情報参照部2により抽出されたヘルプメッセージ、あるいはネットワークを介して通信部6で受信したヘルプメッセージを表示装置205に表示する。この表示部3は、プログラム制御により動作する。
ヘルプ情報格納部5は、ヘルプシステムが本来のヘルプ情報として所有するアプリケーション作成者が作成したヘルプ情報を格納している。このヘルプ情報は、キーワード、ヘルプメッセージ及び属性情報(例えば、リンク情報等を含んだ情報)であり、例えば、「削除」に対応するヘルプメッセージとして、図4に示すような内容のメッセージである。
利用者ヘルプ情報格納部4は、アプリケーション操作時に参照したヘルプメッセージと操作状況を関連付けた情報を利用者ヘルプ情報(利用者ヘルプメッセージ)として格納しており、この利用者ヘルプ情報は、アプリケーション操作時に参照したヘルプメッセージまたはヘルプメッセージへのリンクと参照時の操作状況を示す情報、例えば、操作時のアプリケーション画面ダンプや利用者によるキーワード、コメント等の情報を含んだ内容である。利用者ヘルプ情報は、例えば、「削除」に対するヘルプメッセージとして、図5に示すように、図4に示した予め作成されているヘルプメッセージに操作状況を示すファイルが添付されているものである。そして、ヘルプ情報および利用者ヘルプ情報は、例えば、ヘルプキーワード、操作時のコマンド、オプション設定等でインデックス付けされた情報が格納されており、これらヘルプ情報格納部5および利用者ヘルプ情報格納部4に格納されるヘルプ情報や利用者ヘルプ情報は、記憶装置205に格納されるようにプログラム制御されている。さらに、利用者により、利用者ヘルプ情報を格納する際には、利用者ヘルプ情報指定部12で利用者ヘルプ情報を格納する利用者ヘルプ情報格納部4が指定される。
情報参照部2は、プログラム制御により動作し、利用者が入力指示部11から入力したキーワードと操作命令、オプション設定等からヘルプ情報格納部5に格納されているヘルプ情報及び利用者ヘルプ情報格納部4に格納されている利用者ヘルプ情報を参照して検索を行い、利用者の要求に一致またはそれに最も合致するヘルプメッセージを抽出して、抽出したヘルプメッセージを表示部3に通知する。表示部3は、情報参照部2から通知されるヘルプメッセージをヘルプ情報表示部31に表示し、情報参照部2から通知される利用者ヘルプメッセージを利用者ヘルプメッセージ表示部32に表示する。
【0011】
次に、端末100からヘルプ情報を登録する際の各部の動作について説明する。
図3に示す端末100の入力指示部11より、利用者はヘルプ情報を登録する登録者(アプリケーション利用者、通信事業者等)の登録者名、契約事項等を入力指示する。この登録者は、例えば、本システムの利用者が端末100を介してヘルプ情報を要求したときに送信されるヘルプ情報を登録する権利を有するものであり、ヘルプ情報管理装置110の管理会社との契約に基づいている。ここで入力指示された登録者に関する情報は、通信部6へ渡される。これにより、ヘルプ情報を予め登録した登録者のみが登録できるので、ヘルプ情報の提供先が管理され、ヘルプ情報利用者が登録者として登録することにより、利用者の操作状況に応じたヘルプ情報を登録し、これを使用することができる。
利用者は入力部1より、入力された登録者がヘルプ情報管理装置110へ登録したいヘルプ情報を入力指示し、このヘルプ情報を通信部6へ渡す。新規にヘルプ情報を登録する場合には、予め登録している登録者識別子を指定して、ここで読み込んだヘルプ情報を登録指示とともに通信部6へ渡す。
通信部6は、入力部1から渡された指示と情報をもとに、ネットワーク10を経由してヘルプ情報管理装置110に送信する。ヘルプ情報管理装置110からは登録完了または登録エラー等の情報が返信されるので、各機能によってそれぞれの処理がなされる。また、この端末100から、登録者との契約に基づき入力された登録者に関する情報を入力し、この情報をヘルプ情報管理装置110へ送信する。また、ここで登録された登録者が登録したいヘルプ情報を入力指示させ、ネットワーク10を経由して、この情報もヘルプ情報管理装置110へ送信する。
【0012】
(B)ヘルプ情報管理装置の構成
図7は、本発明に係るヘルプシステムのヘルプ情報管理装置110の機能構成を示すブロック図である。ヘルプ情報管理装置110は、ヘルプ情報登録者登録部122、利用者ヘルプ情報登録部123、ヘルプ情報検索部126、制御部121、利用者登録部124、通信部125、履歴情報記憶部128、登録者管理記憶部129、ヘルプ情報記憶部130、利用者管理記憶部131から構成される。
制御部121は、ヘルプ情報を登録する登録者の登録、その登録者によるヘルプ情報の登録における入出力の制御と、その際に生じるヘルプ情報管理装置110との通信の制御等に関して全体的な制御を行う。通信部125は、制御部121を介して、ネットワーク10経由で端末100から送信された指示を実行する機能へ情報を引き渡す。また、各機能で処理された結果は、その要求もとの端末100へネットワーク10を経由して送信される。
ヘルプ登録者登録部122は、端末100から送信された登録者情報を登録者管理記憶部120のヘルプ情報に関する登録者の情報として登録する。このとき未登録であれば、初期登録が行われ、既に登録されていた場合には、更新処理が行われる。次回から登録者は、この登録者識別子よって、登録者情報の更新やヘルプ情報の登録を行う。
登録者管理記憶部129は、登録者識別子、登録者名、登録者に関する基本的事項(住所、担当者名、部署、電話番号等)、登録日、更新日等の情報を登録者ごとに管理する。また、ヘルプ情報登録部123は、端末100から送信されたヘルプ情報をヘルプ情報記憶部130へヘルプ情報として登録する。このヘルプ情報は、予めヘルプ情報管理装置110へ登録された登録者のみが行えるものとする。
【0013】
ヘルプ情報記憶部130は、次のようにヘルプ情報に関する情報を管理する。まず前提として、ヘルプシステムが本来のヘルプ情報として所有するアプリケーション作成者が作成したヘルプ情報を格納している。このヘルプ情報は、キーワード、ヘルプメッセージ及び属性情報(例えば、リンク情報等を含んだ情報)であり、例えば、「削除」に対応するヘルプメッセージとして、図4に示すような内容のメッセージである。(端末100(ヘルプ装置)のヘルプ情報格納部5に格納されているヘルプ情報と同様なヘルプ情報である。)また、アプリケーション操作時に参照したヘルプメッセージと操作状況を関連付けた情報を利用者ヘルプ情報(利用者ヘルプメッセージ)として格納しており、この利用者ヘルプ情報は、アプリケーション操作時に参照したヘルプメッセージまたはヘルプメッセージへのリンクと参照時の操作状況を示す情報、例えば、操作時のアプリケーション画面ダンプや利用者によるキーワード、コメント等の情報を含んだ内容である。利用者ヘルプ情報は、例えば、「削除」に対するヘルプメッセージとして、図5に示すように、図4に示した予め作成されているヘルプメッセージに操作状況を示すファイルが添付されているものである。(端末100の利用者ヘルプ情報格納部4に格納されている利用者ヘルプ情報と同様なヘルプ情報である。)
そして、さらに、ヘルプ情報および利用者ヘルプ情報は、例えば、ヘルプキーワード、操作時のコマンド、オプション設定等でインデックス付けされた情報が格納されている。また、属性として、更新回数、更新日時、登録者識別子(この画像を誰が登録したかを示すための情報)、利用可能条件等を対応づけて記憶されている。なお、利用可能条件には、このヘルプ情報を登録した登録者が利用できる利用者に課す条件を指定する。例えば、登録者のみが利用可能である、登録者が特別に指定したグループのみが使用可能である、等の登録者によって認められていることを示している。
【0014】
利用者登録部124は、端末100から送信された利用者情報を利用者管理記憶部131へ登録する。このとき未登録であれば、初期登録が行われ、既に登録されていた場合には、更新処理が行われる。この登録により、次回から利用者は、この利用者識別子よって、利用者情報の更新を行う。この利用者管理記憶部131は、次のような情報を利用者ごとに管理する。
すなわち、利用者識別子、利用者名、利用者に関する基本的事項(住所、電話番号、性別、年齢等)、登録日、(複数の)登録者情報等である。登録者情報は、登録者識別子と利用条件とからなり、その登録者によって特に認められた利用者であるときにそれぞれ指定される。これにより予め登録された利用者のみが特定のヘルプ情報を選択することができるようになるとともに、ヘルプ情報を登録した登録者が希望するような利用者に限定してそのヘルプ情報を使わせることができるようになる。
履歴情報記憶部128は、ヘルプ情報検索部126によってヘルプ情報記憶部部130に格納される。このとき、参照されたヘルプメッセージを日付、時刻で順序付けて記憶し、さらにヘルプメッセージの参照回数を含む情報を更新して記憶する。
ヘルプ情報検索部126は、端末100から送信された指示にしたがってヘルプ情報記憶部130から適合するヘルプ情報を検索し、この検索されたヘルプ情報を、通信部125を介してネットワーク10経由で送信元の端末100へ送信する。このとき端末100から送信された検索の指示を受信すると、ヘルプ情報管理装置110は以下の処理を行う。
送信された情報の中の利用者識別子から利用者管理記憶部131を検索して、利用者の基本的事項、登録者識別子とを抽出する。次に、抽出した情報と、キーワード等を条件としてヘルプ情報記憶部130を検索する。そして、検索されたヘルプ情報の数が多い時には、乱数を発生させて、そのうちの1つを確定させるか、または、検索結果の確信度が一番高いヘルプ情報を送信する。もしくは、検索されたヘルプ情報を送信する。
この選別の方法は、例えば、利用者ごとにヘルプ情報の指定状況の履歴を管理して、その履歴から利用者の利用度に基づいて抽出して、検索時に使うようにしてもよい。あるいは、全利用者によるヘルプ情報の指定状況の履歴、例えばヘルプ情報毎に指定時のキーワードとアプリケーション操作時の状況、参照回数などを管理して、その履歴と利用者の操作状況、キーワードをもとにヘルプ情報を抽出して、検索時に使うようにしてもよい。
【0015】
(4)本発明の実施例の動作
図8を参照して、ヘルプ装置(端末100)の動作について説明する。
まず、ヘルプ情報を参照する場合について説明する。入力部1を操作することにより、処理フローを動作させるプログラムが立ち上がり、表示部3には、利用者ヘルプ情報を入力するための利用者ヘルプ情報入力初期画面やヘルプメッセージを参照するためのヘルプ初期画面が表示されるものとする。この例は、キーボード等の入力指示部11からキーワード「削除」を入力してヘルプメッセージの参照を行う例である。
前提として、過去にヘルプ情報格納部4を参照した際に、利用者ヘルプ情報を作成し、参照内容を利用者ヘルプ情報指定部12で指定すると共に、利用者ヘルプ情報格納部4に利用者ヘルプ情報を格納していたものとする。図3に示すヘルプ情報格納部5には、「削除」に対応するヘルプメッセージとして、図4に示すヘルプ情報が格納されている。一方、利用者ヘルプ情報格納部4には、「削除」に対応するヘルプメッセージとして、図5および図6に示す利用者ヘルプ情報が格納されている。図5のメッセージは、図4に示した予め作成されているヘルプメッセージに操作状況を示すファイルが添付されているものである。そして、図5に示すメッセージは、操作状況を示すファイルに予め作成されているヘルプ情報が添付されているものである。
さらに、記憶装置205には、利用者ヘルプ情報である、キーワード「削除」と、これに対応し、利用者が利用者ヘルプ情報指定部12で指定した利用者ヘルプ情報格納部4を示す情報として、「C:¥help¥helpTitle.hlp」が格納されている。すなわち、指定情報は「削除」と、この「削除」に対応する利用者ヘルプ情報格納部4の格納場所をフルパスで示す情報とで構成されている。なお、「C:¥help¥helpTitle.hlp」は、Cドライブのフォルダ名「help」の中の拡張子「.hlp」を有するファイル名「helpTitle」を意味する。
さらに、ヘルプ初期画面にはヘルプメッセージを抽出するためのキーとなるキーワードが入力可能な状態となっている(ステップ300)。
まず、ステップ301において、キーボード等の入力指示部11からキーワード「削除」が入力されると、入力されたキーワードを取り込んで、次のステップ302で取り込んだキーワードを情報参照部2へ通知する。ステップ303で、情報参照部2は、ヘルプ情報格納部5と利用者ヘルプ情報格納部4を参照する。
【0016】
ヘルプ情報格納部5を参照する場合について説明する。
次のステップ305において、該当するヘルプ情報が有るか否かを判断する。ヘルプ情報が有る場合には、ヘルプ情報格納部5にヘルプ情報があるので、図4に示すキーワード「削除」に対応するヘルプメッセージを抽出して、ヘルプ情報表示部31へ通知し、ステップ306においてヘルプメッセージをディスプレイ等のヘルプ情報表示部31に表示して処理フローを終了する。一方、ステップ305においてヘルプ情報が無いと判断された場合には、ヘルプ情報がないので、処理フローはそのまま終了する。
また、利用者ヘルプ情報格納部4を参照する場合については、つぎのステップ305において該当する利用者ヘルプ情報が有るか否かを判断する。利用者ヘルプ情報が有る場合には、図5および図6に示すヘルプメッセージを抽出して利用者ヘルプ情報表示部32へ通知し、ステップ306においてヘルプメッセージをディスプレイ等のヘルプ情報表示部31に表示して処理フローを終了する。
一方、ステップ305において利用者ヘルプ情報が無いと判断された場合には、利用者ヘルプ情報がないので、処理フローはそのまま終了する。
次に、利用者ヘルプ情報を登録する場合の動作を図9を参照して説明する。まず、ヘルプ画面が表示されており(ステップ310)、ステップ311では、利用者に利用者ヘルプ情報を作成させるため、例えばハイパーテキストを記述させるためのエディタを起動し、入力指示部11から所定の操作によるエディタを起動するための指示を得るまで待機する。
次のステップ312では、利用者がエディタによりハイパーテキストを作成し、入力指示部11から作成したことをコンピュータに知らせるために、例えば、キーボードのエンターキーを押下したり、ポインタが指示する表示部3の所定箇所をマウスでクリックする等の操作が行われると、ハイパーテキストの完成を検出する。次のステップ313において、指定情報、すなわちハイパーテキストの名称等、キーワード検索時の被検索対象となる名称とハイパーテキストの格納場所とを問い合わせるために表示部3に問い合わせ内容を表示する。
次いでステップ314では、利用者による利用者ヘルプ情報指定部12からの指定情報の指示があるまで待機し、指示があれば、ステップ315において利用者ヘルプ情報格納部4の格納場所を示す指定情報として、「C:¥help¥helpTitle.hlp」をハードディスク等の記憶部に記憶し、次のステップ316において、指示された格納場所(利用者ヘルプ情報格納部4)にハイパーテキストを利用者ヘルプ情報として格納して処理フローを終了する。
【0017】
次に、図10を参照して、利用者ヘルプ情報を利用者間で利用できるように登録する処理の動作を説明する。すなわち、ヘルプ装置が図1に示すようなネットワークに接続された状態で、利用者ヘルプ情報を登録する場合の実施形態である。まず、ステップ400でヘルプ画面が表示され、利用者はヘルプ情報の作成を選択すると、前述した図9のステップ311〜312のフローと同様に、エディタを用いて、必要に応じてハイパーテキストで、ヘルプ情報を作成する(ステップ401)。利用者は作成した利用者ヘルプ情報をネットワーク上に接続されたヘルプ情報管理装置110に送信するか否か選択する(ステップ402)。送信すると選択した場合は、ステップ403で利用者ヘルプ情報をヘルプ情報管理装置110に送信する。また、送信すると選択しなかった場合は、処理を終了する。
次に図11を参照して、ヘルプ情報管理装置110のヘルプ情報を検索する場合の動作を説明する。ヘルプ装置100が図1に示すようにネットワーク10に接続された状態で、利用者ヘルプ情報を利用する際の実施形態である。まず、ステップ500でヘルプ画面が表示され、ヘルプ情報の利用が選択されると利用者はヘルプ情報を参照するために入力指示部11からキーワードと利用者の属性を入力する(ステップ501)。入力された情報は、ネットワーク上に接続されたヘルプ情報管理装置110に送信される(ステップ503)。送信された情報を元に該当するヘルプ情報がヘルプ情報管理装置110にあるか検索し(ステップ504)、該当する情報がある場合は、ステップ505に進み、利用者のヘルプ装置100にヘルプ情報が送信され、これを表示する。該当するヘルプ情報がない場合は処理を終了する。
【0018】
次に、ネットワークにおけるヘルプ情報管理装置110の動作について、図12および図13を参照して説明する。図12はヘルプ情報の送信処理を示す図である。ヘルプ情報管理装置110はヘルプ装置100から送信される参照したいヘルプ情報に関するキーワードと属性を受信する(ステップ900)。この情報を元にヘルプ情報管理装置110で管理されているヘルプ情報の中に該当する情報がないか検索を行う(ステップ901)。該当する情報があった場合は、ヘルプ情報をヘルプ装置に送信する(ステップ902)。該当する情報がなかった場合は、なかったという情報を送信する。情報が送信されると処理を終了する。
図13はヘルプ情報管理装置110が受信したヘルプ情報の登録処理を示す図である。ヘルプ装置100から利用者ヘルプ情報を受信したら(ステップ910)、受信したヘルプ情報および属性情報の登録を行い(ステップ911)、処理を終了する。
【0019】
次に、ネットワークにおけるヘルプシステムの動作について、図14および図15を参照して説明する。端末100の入力部1を操作することにより、処理フローを動作させるプログラムが立ち上がり、表示部3には、利用者ヘルプ情報を入力するための利用者ヘルプ情報入力初期画面やヘルプメッセージを参照するためのヘルプ初期画面が表示されるものとする(ステップ800)。この例は、キーボード等の入力指示部11からキーワード「削除」を入力して、ヘルプメッセージの参照を行う例である。前提として、過去にヘルプ情報格納部5を参照した際に、利用者ヘルプ情報を作成し、参照内容を利用者ヘルプ情報指定部12で指定すると共に、利用者ヘルプ情報格納部4に利用者ヘルプ情報を格納していたものとする。
まず、図15を参照して、ヘルプ情報を参照する場合について説明する。図15は本発明のヘルプシステムにおいてヘルプ情報を参照する場合の動作を示すフローチャートである。ステップ801で参照するヘルプ情報に対する指示情報として例えばキーワード、利用者識別子などを端末100(ヘルプ装置)の入力部1より入力する。ステップ802で入力された情報を通信部6からヘルプ情報管理装置110に送信する(ステップ803)。これらの情報はステップ804でヘルプ情報管理装置110の通信部125で受信される。ステップ805で受信した情報に基づき、利用者管理記憶部131を参照して利用者を確認し、ヘルプ情報記憶部130に格納されるヘルプ情報の検索を行い、該当するヘルプ情報があるか否か検索を行う。合致したヘルプ情報があった場合は、ステップ806で、履歴情報記憶部128で管理される履歴情報を更新し、ステップ807で、そのヘルプ情報を送信部125を介して、端末100に送信する。この送信されたヘルプ情報をステップ808で端末100が受信し、表示部3でヘルプ情報を表示する(ステップ809)。なお、ステップ805でヘルプ情報を検索する場合、履歴情報記憶部128に記憶される履歴情報を検索条件として参照して検索するようにしてもよい。履歴情報を参照することにより、過去に同じようなアプリケーション操作を行った際に参照したヘルプ情報を入手できるようになり、利用者は効率的にヘルプ情報を得られる。
次に、図14を参照して、ヘルプ情報を登録する場合について説明する。図14はネットワークを用いたヘルプ情報の登録処理を示すフローチャートである。ステップ700で端末100(ヘルプ装置)利用者がアプリケーション操作時に利用者ヘルプ情報を作成すると、ステップ701で利用者ヘルプ情報を登録するか否か表示部3にメッセージが表示される。これに対して利用者は入力部1より「登録」を選択した場合は、ステップ702に進む。ステップ701で登録しないと選択した場合は処理フローを終了する。ステップ702では、利用者ヘルプ情報と登録者の基本情報が通信部6を介して、ヘルプ情報管理装置110に送信される。この情報はヘルプ情報管理装置110で受信され(ステップ703)、ステップ704でヘルプ情報をヘルプ情報記憶部130に記憶し、登録者情報を登録者管理記憶部129に記憶する。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の発明のヘルプ装置によれば、情報参照部が、利用者が入力部より入力したキーワードに基づいて、予め作成されたヘルプ情報を格納するヘルプ情報格納部と、利用者により参照されたヘルプ情報と当該ヘルプ情報を参照した際の操作状況を関連付けた情報とを格納する利用者ヘルプ情報格納部とを参照して、提示するヘルプメッセージを抽出し、当該抽出したヘルプメッセージを表示部に表示するので、操作状況により適したヘルプメッセージを抽出することができ、ヘルプシステムの利用性を向上させることができる。
また、個々の利用者環境で作成されて利用者ヘルプ情報部に格納されたヘルプ情報を送信する送信部を備えることにより、ネットワークで接続された環境下においてヘルプ情報を有効利用することができる。また、表示部により、これらの送信する利用者ヘルプ情報を確認することができる。
また、ネットワークを介してヘルプ情報を受信することにより、様々な利用者の利用者ヘルプ情報や、予め作成されているヘルプ情報を入手できる。さらに、ヘルプ選択部では予め設定した属性をもとにヘルプ情報を入手できるため、例えば属性としてグループが設定されている場合、グループ内でのヘルプ情報を利用できる。また、表示部により、これらの受信するヘルプ情報を確認することができる。
また、本発明のヘルプ情報管理装置によれば、ヘルプ情報とその属性を管理するヘルプ情報記憶部と、利用者の属性を管理する利用者管理記憶部と、ネットワークを介してヘルプ情報の要求を受信する要求受信部と、この要求受信部で受信した要求に応じて、前記利用者管理記憶部から抽出した利用者の属性をもとに、前記ヘルプ情報記憶部から利用者の属性に適合したヘルプ情報を検索するヘルプ情報検索部と、この検索されたヘルプ情報を要求元へ送信するヘルプ情報送信部と、利用者が参照したヘルプ情報の履歴情報を記憶する履歴情報記憶部と、ヘルプ情報を登録・更新できる登録者を予め登録する登録者管理記憶部とを設け、前記登録者管理記憶部に登録された登録者以外が前記ヘルプ記憶部へヘルプ情報を登録できないようにし、さらにヘルプ情報を利用できる利用者に関する属性を前記利用者管理記憶部へ登録する利用者登録部を設けることにより、前記利用者管理記憶部に登録された利用者のみが前記ヘルプを選択して利用することができるようになる。
【0021】
また、本発明のヘルプシステムによれば、ヘルプ装置とヘルプ情報管理装置とをネットワークを介して接続し、ヘルプ装置のヘルプ情報指定部からの要求に対し、前記ヘルプ情報管理装置のヘルプ情報検索部で利用者に適合したヘルプ情報を検索し、通信部から要求元へそのヘルプ情報を送信するようにしたことにより、ネットワークに接続された利用者内で相互のヘルプ情報を有効に活用することができる。
そして、ヘルプ情報管理装置は、ヘルプ情報記憶部がネットワーク上に接続された利用者が作成した利用者ヘルプ情報と、その属性を管理し、利用者管理記憶部が利用者の属性を管理する。前記ネットワークを介してヘルプ情報管理装置がヘルプ情報の要求を受信すると、利用者管理記憶部から抽出した利用者の属性をもとに、ヘルプ情報記憶部から利用者の属性に適合したヘルプ情報をヘルプ情報検索部が検索する。この検索されたヘルプ情報を通信部が要求元へネットワークを介して送信することにより、ネットワークに接続された利用者の利用者ヘルプ情報を管理することができる。
また、ヘルプ装置は、ネットワークを介してヘルプ情報を受信し、ヘルプ情報参照部で、そのヘルプ情報中から選択するか、または、利用者の属性をもとに検索されたヘルプ情報を得て、選択されたヘルプ情報を表示部で表示することができる。これらヘルプ情報を管理するヘルプ情報管理装置と利用者毎のヘルプ情報を作成する複数のヘルプ装置とをネットワークを介して接続したヘルプシステムを構成することにより、ネットワークに接続された利用者内で相互のヘルプ情報を有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘルプシステムの運用環境を示すネットワーク図である。
【図2】本発明のヘルプ端末およびヘルプ情報管理装置のハードウェアの構成を示す図である。
【図3】本発明に係るヘルプシステムの端末の機能構成を示すブロック図である。
【図4】ヘルプメッセージの例を示す図である。
【図5】利用者ヘルプメッセージの例を示す図である。
【図6】利用者ヘルプメッセージの例を示す図である。
【図7】本発明に係るヘルプシステムのヘルプ情報管理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図8】本発明のヘルプ装置からヘルプ情報を参照する場合のフローチャートである。
【図9】本発明のヘルプ装置における利用者ヘルプ情報を登録する場合のフローチャートである。
【図10】本発明のヘルプ装置からヘルプ情報管理装置へ利用者ヘルプ情報を登録する場合のフローチャートである。
【図11】本発明のヘルプ情報管理装置にあるヘルプ情報を検索する場合のフローチャートである。
【図12】本発明のヘルプ情報管理装置からヘルプ装置へのヘルプ情報の送信処理を示すフローチャートである。
【図13】ヘルプ情報管理装置が受信したヘルプ情報の登録処理を示すフローチャートである。
【図14】本発明のヘルプシステムにおいてヘルプ情報の登録処理を示すフローチャートである。
【図15】本発明のヘルプシステムにおいてヘルプ情報を参照する場合の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力部、2 情報参照部、3 表示部、4 利用者ヘルプ情報格納部、5ヘルプ情報格納部、6 通信部、7 制御部、121 制御部、122 ヘルプ情報登録者登録部、123 利用者ヘルプ情報登録部、124 利用者登録部、125 通信部、126 ヘルプ情報検索部、128 履歴情報記憶部、129 登録者管理記憶部、130 ヘルプ情報記憶部、131 利用者管理記憶部

Claims (9)

  1. 予め作成されたヘルプ情報を格納するヘルプ情報格納部と、利用者により参照されたヘルプ情報と該ヘルプ情報を参照した際の操作状況を関連付けた情報を格納する利用者ヘルプ情報格納部と、利用者がキーワードを入力する入力部と、該入力部より入力されたキーワードに基づいて前記ヘルプ情報格納部と前記利用者ヘルプ情報格納部とを参照して、提示するヘルプメッセージを抽出する情報参照部と、抽出したヘルプメッセージを表示する表示部とを備えたことを特徴とするヘルプ装置。
  2. 請求項1記載のヘルプ装置において、ネットワークを介して前記利用者ヘルプ情報格納部に格納されるヘルプ情報を送信する送信部を設け、前記送信される利用者ヘルプ情報を前記表示部に表示することを特徴とするヘルプ装置。
  3. 請求項1または2記載のヘルプ装置において、ネットワークを介してヘルプ情報を受信する受信部と、該受信部により受信されたヘルプ情報の候補中から選択、あるいは、利用者の属性をもとに選択されたヘルプ情報を得るヘルプ情報選択部を設け、選択されたヘルプ情報を前記表示部に表示することを特徴とするヘルプ装置。
  4. ヘルプ情報とその属性を記憶するヘルプ情報記憶部と、該ヘルプ情報記憶部に利用者ヘルプ情報を登録する利用者ヘルプ情報登録部と、利用者の属性を記憶する利用者管理記憶部と、該利用者管理記憶部に利用者の属性を登録する利用者登録部と、ネットワークを介してヘルプ情報の要求を受信する受信部と、前記要求に応じて、前記利用者管理記憶部から抽出した利用者の属性をもとに、前記ヘルプ情報記憶部から利用者の属性に適合したヘルプ情報を検索するヘルプ情報検索部と、検索されたヘルプ情報を要求元へ送信する送信部と、利用者が参照したヘルプ情報の履歴情報を記憶する履歴情報記憶部と、ヘルプ情報を登録・更新できる登録者を予め登録する登録者管理記憶部とを有し、前記利用者管理記憶部に登録された利用者のみが前記ヘルプを利用することができるようにしたことを特徴とするヘルプ情報管理装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載のヘルプ装置と請求項4に記載のヘルプ情報管理装置とをネットワークを介して接続し、前記ヘルプ装置のヘルプ情報選択部からの要求に対し、前記ヘルプ情報管理装置のヘルプ情報検索部で利用者に適合したヘルプ情報を検索し、前記送信部から要求元へ検索したヘルプ情報の送信を行うか、あるいは、ヘルプ装置から送信される利用者ヘルプ情報を前記受信部より受信し、前記ヘルプ情報記憶部に記憶することを特徴とするヘルプシステム。
  6. ヘルプ情報を管理するヘルプ情報管理装置と利用者毎のヘルプ情報を作成する複数のヘルプ装置とをネットワークを介して接続したヘルプシステムにおいて、前記ヘルプ情報管理装置は、ヘルプ情報とその属性を記憶するヘルプ情報記憶部と、該ヘルプ情報記憶部に利用者ヘルプ情報を登録する利用者ヘルプ情報登録部と、利用者の属性を記憶する利用者管理記憶部と、該利用者管理記憶部に利用者の属性を登録する利用者登録部と、ネットワークを介してヘルプ情報の要求を受信し結果を送信する通信部と、前記要求に応じて前記利用者管理記憶部から抽出した利用者の属性をもとに、前記ヘルプ情報記憶部から利用者の属性に適合するヘルプ情報を検索するヘルプ情報検索部とを有し、前記通信部はこの検索されたヘルプ情報を要求元へ送信し、利用者が参照したヘルプ情報の履歴情報を記憶する履歴情報記憶部と、ヘルプ情報を登録・更新できる登録者を予め登録する登録者管理記憶部と、ヘルプ情報を利用できる利用者に関する属性を前記利用者管理記憶部へ登録する利用者登録部を設け、前記利用者管理記憶部に登録された利用者のみが前記ヘルプを選択可能とし、前記ヘルプ装置は、ネットワークを介してヘルプ情報格納部に格納されるヘルプ情報を送信する通信部と、該通信部より送信される利用者ヘルプ情報とを表示する表示部とを備えることを特徴とするヘルプシステム。
  7. コンピュータを請求項1乃至3のいずれか一項に記載のヘルプ装置として機能させるためのプログラム。
  8. コンピュータを請求項4に記載のヘルプ情報管理装置として機能させるためのプログラム。
  9. 請求項7または8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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