JP2004078534A - 宣伝素材提供システム、宣伝素材管理装置、及び宣伝素材管理方法 - Google Patents

宣伝素材提供システム、宣伝素材管理装置、及び宣伝素材管理方法 Download PDF

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高林 理
Toshimasa Kato
加藤 利匡
Hitoshi Mikawa
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Abstract

【課題】映画作品という商品の特殊性に起因する、きめ細かい処理を反映させることが可能な宣伝素材提供システムを提供すること。
【解決手段】宣伝素材提供システムは、インターネット2を介して提供された商品の宣伝素材を登録するサーバ装置1と、前記登録された宣伝素材を利用するクライアント装置3とから構成される。そして、前記サーバ装置1から入力された、前記宣伝素材を前記クライアント装置3から利用可とするか否かを定める利用可能情報に基づいて、前記サーバ装置1は前記クライアント装置3からの前記宣伝素材の利用可否を決める。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、宣伝素材を提供する宣伝素材提供システムに関し、特に映画作品用の宣伝素材提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、各種の宣伝システムがあり、その対象とする商品等に応じて適切な宣伝方法が取られている。そのような商品の中にあって映画作品は、製作からロードショウでの上映、一般公開、または、ビデオで販売する際の各段階において、その映画作品の権利関係が変動する(著作権の権利者などが変動する)という意味において、極めて特殊な他に類を見ない形態の商品となっている。
【0003】
そして、そのような特殊な形態のため、宣伝素材の提供方法を含めた宣伝方法にも特殊性が生じる。例えば、ある映画を例にとると、その映画作品を構成する複数枚のフィルムの内から何枚かのフィルムを選択し、その選択されたフィルムから宣伝素材を製作する。そして、その宣伝素材に基づいて、広告媒体などに宣伝を行う。宣伝期間は、その映画の製作が完了した段階から一般公開の前日までである。その宣伝期間が終了した場合、その映画作品の権利関係に変動が生じるため、同様の宣伝を続けることはできない。尚、上記宣伝期間は、個々の映画ごとに異なるものであり、極端な場合は、映画の製作開始から宣伝を始める場合もある。そして、宣伝を始めた場合であっても宣伝を続けることができなくなるような事情が生じた場合には、その宣伝期間の途中で宣伝打ち切りという場合もある。上記事情としては、例えばある事故をテーマにした映画を宣伝している際に、同様の事故が現実に起こってしまったような場合が相当する。また、以下の説明において、宣伝素材を場合によってはコンテンツと呼ぶ。例えば宣伝素材に割り当てられるIDを「コンテンツNo」と呼んだりするが、宣伝素材とコンテンツとは同じものである。そして、宣伝素材としては、ポジフィルムや、上記したフィルムなどを画像データ化したものの他、文章データ、映像(動画)データ、サウンド(音楽)データ等を用いることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、映画作品という商品の特殊性のため、その宣伝方法は、様々な要因に左右され、その都度きめ細かい処理が必要となるが、そのようなニーズを満たすシステムがないという問題がある。
【0005】
特にそのようなシステムにおいて、映画作品の宣伝素材の提供側から見た該宣伝素材の利用側の重要度を反映させることはできなかった。
本発明の課題は、映画作品という商品の特殊性に起因する、きめ細かい処理を反映させることが可能な宣伝素材提供システムを提供することである。
【0006】
本発明の他の課題は、映画作品の宣伝素材の提供側から見た該宣伝素材の利用側の重要度を反映させることが可能な宣伝素材提供システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、下記のような構成を採用した。
すなわち、本発明の一態様によれば、本発明の宣伝素材提供システムは、提供された映画作品に対する宣伝素材を登録するサーバ装置と、前記登録された宣伝素材を利用するクライアント装置とを備え、前記サーバ装置が、前記宣伝素材を前記クライアント装置から利用可とするか否かを定める利用可能情報に基づいて、前記クライアント装置から前記宣伝素材が利用できるか否かを決める構成である。
【0008】
上記利用可能情報に基づいて上記宣伝素材の利用可否を決めることにより、映画作品という商品の特殊性に起因する、きめ細かい処理を反映させることが可能となる。
また、本発明の他の態様によれば、本発明の宣伝素材提供システムは、提供された映画作品に対する宣伝素材を登録するサーバ装置と、前記登録された宣伝素材を利用するクライアント装置と、前記映画作品の宣伝素材を提供する第2のクライアント装置とを備え、前記サーバ装置が、前記宣伝素材を前記クライアント装置から利用可とするか否かを定める利用可能情報に基づいて、前記クライアント装置から前記宣伝素材が利用できるか否かを決める構成であり、同様にして上記利用可能情報に基づいて上記宣伝素材の利用可否を決めることにより、映画作品という商品の特殊性に起因する、きめ細かい処理を反映させることが可能となる。
【0009】
尚、上記利用可能情報は、前記映画作品の公開/非公開を示す情報を含むことができる。
また上記利用可能情報は、前記映画作品の提供側、または前記映画作品の宣伝素材の提供側から見た前記映画作品の宣伝素材の利用側の重要度の範囲における利用可能範囲を示す情報を含むことができる。
【0010】
この場合、上記重要度の範囲における利用可能範囲を示す情報に基づいて、映画作品の提供側、または前記映画作品の宣伝素材の提供側から見た該映画作品の宣伝素材の利用側の重要度を反映させることが可能となる。
またこのような宣伝素材提供システムのサーバ装置は、提供された映画作品に対する宣伝素材を登録し、該登録された宣伝素材を宣伝素材利用装置に利用させる宣伝素材管理装置として機能している。そして、その宣伝素材管理装置において、前記宣伝素材を前記宣伝素材利用装置から利用可とするか否かを定める利用可能情報に基づいて前記宣伝素材利用装置から前記宣伝素材が利用できるか否かを決める構成とすることで、上記利用可能情報に基づいて上記宣伝素材の利用可否を決めて、映画作品という商品の特殊性に起因する、きめ細かい処理を反映させることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明は、映画作品の宣伝素材をプレス等のメディアに提供するための宣伝素材提供システムに関するものであり、特に、その宣伝素材に付随する著作権などの権利が、期間ごとに変動し、その期間が経過したか否かに応じ、上記プレス等が宣伝素材を利用できるか否かを決めることにより、映画作品という商品の特殊性に起因した、きめ細かい処理を行うことを可能にするものである。
【0012】
図1に、本発明の一実施形態の宣伝素材提供システムの概略構成図を示す。
図1において、宣伝素材提供システムは、インターネット2を介して提供された商品の宣伝素材を登録するサーバ装置1と、サーバ装置1に登録された宣伝素材を利用するクライアント装置3とから構成される。
【0013】
サーバ装置1は、宣伝素材を登録すると共にクライアント装置3に宣伝素材を利用させるか否かを後述の「利用可能情報」に基づいて決める宣伝素材管理装置として機能している。
クライアント装置3は、プレス等のメディアのユーザによって使用され、上記宣伝素材を利用する宣伝素材利用装置として機能している。ここでメディアは、映画などのエンターテイメント作品の広告・宣伝を各広告・宣伝媒体を通じて行う。そして、クライアント装置3が、映画の宣伝のために、その映画の宣伝素材を利用した頻度に応じて、サーバ装置1を運営するエンターテイメントコンテンツセンターは、その宣伝素材の提供元である映画製作・配給会社から所定の料金を徴収する。
【0014】
また、宣伝素材は、映画のフィルムの一部(例えば1つの映画につき10枚程度)を画像データ化したものの他に、その映画内容につきコメントした記事や映画のあらすじなどを示す文書データ、その映画の主題歌の一部などを示す音声データ、または、その映画の一部を示す動画データを含んでもよい。
【0015】
クライアント装置3は、上記画像データ化された映画のフィルムの一部を、ネットワーク2を通じてダウンロードして利用することもできるし、また、CD、MO等の可搬型記憶媒体を通じて入手することもできる。更に映画のフィルムの一部をカラープリント、モノクロプリント、ポジフィルムで入手することもできる。
【0016】
図2に、本発明の一実施形態の宣伝素材提供システムの変形例の概略構成図を示す。
図2の宣伝素材提供システムは、図1と比較し、サーバ装置1に対し宣伝素材を提供する第2のクライアント装置4が追加されている。すなわち、この第2のクライアント装置4は、ネットワーク2を介してサーバ装置1に接続されており、クライアント装置3が利用可能な宣伝素材をサーバ装置1に提供する宣伝素材提供装置として機能する。
【0017】
この第2のクライアント装置4は、映画作品を製作する映画製作会社、映画作品の配給を行う映画配給会社、または映画作品の製作・配給の双方を行う映画製作・配給会社などに設けられており、上記宣伝素材をネットワーク2を介してサーバ装置1に提供している。
【0018】
第2のクライアント装置4が、サーバ装置1に宣伝素材を提供する手順は概略以下の通りである。
まず、映画のフィルムから宣伝素材用に予め選ばれたフィルムをスキャナーによりスキャン処理して、所定のフォーマット(例えばCMKY、RBG)の画像データを得、その画像データ(宣伝素材)をネットワーク2を介してサーバ装置1に送信する。サーバ装置1では、その画像データを受信して登録する。尚、第2のクライアント装置4は、上記選ばれたフィルムを送付するだけでもよく、その場合、エンターテイメントコンテンツセンター側で、上記スキャン処理を行う。またスキャン処理に限らず、例えばデジカメを用いて宣伝の対象となる映画作品の記者会見の模様などを撮影し、その中の数カットを宣伝素材として用いることもできる。また上記スキャン処理等により得られる画像データをより高品位なものにするためにレタッチ等を施すようにしてもよい。
【0019】
図3は、本実施形態の各処理を行う、エンターテイメントコンテンツセンターのサーバ装置を用いるユーザについてのデータのデータ構造を示す図である。
図3において、項目「ユーザID」、「ログイン名」、「パスワード」は各ユーザのユーザID、ログイン名、パスワードを、それぞれ示している。項目「ユーザ区分」は、ユーザ区分を示しており、=0でエンターテイメントコンテンツセンターのユーザであることを、=1で配給会社のユーザであることを、=2でメディアのユーザであることを、それぞれ示している。例えば、配給会社側でログインが行われると、上記ユーザ区分を参照して、配給会社用の処理のためのメニュー等が図2の第2のクライアント装置4の画面に表示される。
【0020】
図4は、配給会社のデータ構造を示す図である。各配給会社には、配給会社ID、パスワード、コードが割り振られる。尚、ここにいう配給会社とは、映画作品の宣伝素材(コンテンツ)の配給、または製作を行う会社を指しており、項目「製作/配給区分」の値が、=0で配給のみ、=1で製作のみ、=2で配給と製作の双方を行う会社であることを示している。
【0021】
図5は、映画作品のデータ構造を示す図である。各映画作品には、映画作品ID、コードが割り振られる、また、項目「登録状態」は、その映画作品の登録状態を示し、=0で登録されたことを、=1で公開されたことを、=2で(公開が)終了したことを示している。また、項目「配給会社ID」は、その映画の製作・配給会社を示す。
【0022】
図6は、映画作品の宣伝に使われる宣伝素材(コンテンツ)のデータ構造を示す図である。各宣伝素材には、コンテンツNo、コードが割り当てられる。また、項目「映画作品ID」には、その宣伝素材が属する映画作品の映画作品IDが設定される。
【0023】
図7は、図1、または図2のクライアント装置3が、サーバ装置1に登録された宣伝素材を利用するために、会員登録する際の処理を示すフローチャートである。
以下、図1のクライアント装置3の画面に表示される画面例である図8、図9、図10と共に、図7のフローチャートの動作を説明する。
【0024】
ユーザが、図8に示すログイン画面より、新規登録ボタンを選択(例えばマウスでクリック等することにより行う。以下同じ)すると(S101)、図9に示す新規登録画面が表示される(S102)。ユーザは、その図9の画面上のログイン名、メールアドレス、会社名、会社のWebサイト、会社の窓口となる担当者氏名、その氏名に対応するローマ字、会社の電話番号、必要に応じて携帯番号、住所を入力する。また、閲覧を希望する映画製作・配給会社名、閲覧を希望する映画作品名をプルダウンメニューから選択する。尚、上記閲覧を希望する映画作品名のプルダウンメニュー項目において、「すべての映画製作・配給会社」という項目を設けてもよい。
【0025】
また登録に際し、利用規約を参照したい場合は、下線部の「利用規約はここをクリックしてご覧ください」の部分をクリックすれば、利用規約の画面が表示される。
このようにして、必要事項を記入したならば、S103で、「利用規約に同意して登録する」ボタンを選択してユーザ登録情報をエンタテイメントコンテンツセンターのサーバ装置に送信して登録申し込みを行う。
【0026】
ユーザ登録情報を受信したエンターテイメントコンテンツセンターのサーバ装置では、S104において、S103で登録申し込みがあったユーザの認証取り付けを映画製作・配給会社に対して行う。映画製作・配給会社では、その申し込みがあったユーザ(会社)について審査を行う。審査に合格したユーザに対しては、S105において、エンターテイメントコンテンツセンターのサーバ装置に対し、そのユーザを認証する旨の情報を送信する。そして、エンターテイメントコンテンツセンターにおいて、S105で映画製作・配給会社から認証されたユーザを、ユーザ管理テーブルへ登録する(S106)。そして、ユーザ管理テーブルへ登録されたユーザに対し、ユーザ登録の通知を行う(S107)。この通知は例えば、図10に示すように、そのユーザ登録されたユーザ宛てに、そのユーザのログイン名と、パスワードとをメールで返信することにより行われる。
【0027】
図11は、ユーザが閲覧を希望する映画製作・配給会社、映画作品に対する承認の可否を示す承認可否データのデータ構造を示す図である。
ここで、ユーザの閲覧の希望とは、図9の閲覧希望の映画製作・配給会社、閲覧希望の映画作品のプルダウンメニューにおいて、ユーザが選択した項目であり、原則として、映画作品ごとに、そのユーザの希望を審査し、承認するか否かを決める。図11に示すように、そのユーザの閲覧の希望に対して、項目「承認ID」に示す承認IDが割り振られる。また項目「配給会社ID」「映画作品ID」は、上記図9のプルダウンメニューでユーザが選択した項目に対応し、また、項目「承認状態」は、=0で承認待ち状態を、=1で承認済みで利用許可となった状態を、=2で承認拒否となった状態を、それぞれ示している。
【0028】
図12は、図1、または図2のクライアント装置3が、サーバ装置1に登録された宣伝素材を利用する際の処理を示すフローチャート(その1)である。
以下、図1のクライアント装置3の画面に表示される画面例である図13〜図18と共に、図12のフローチャートを説明する。
【0029】
図12において、ユーザはクライアント装置3を操作して図8に示す画面から図7のS107で取得したログイン名と、パスワードを入力する(S201)。入力されたログイン名とパスワードは、図3に示すユーザごとに設けられたテーブルの項目「ログイン名」「パスワード」と参照される。そして、このログイン名とパスワードが認証されれば、図13に示す映画製作・配給会社一覧が画面に表示される(S202)。図13の一覧は、ユーザ(または、ユーザの属する会社)が閲覧可能な映画製作・配給会社の一覧であり、例えば、図11の承認可否データの項目「ユーザID」から現在のユーザIDと一致するユーザIDを持つ承認可否データを選び出し、それらにつき項目「承認状態」を参照することで得られる。図13において、ユーザはいずれかの会社のロゴまたは社名を選択すると(S203)、S202と同様の処理により、図11の承認可否データの参照が行われ、そのユーザにとって閲覧が可能な映画作品(映画タイトル)一覧が画面上に表示される(図14、S204)。
【0030】
ユーザはその一覧からいずれかの映画タイトルを選択すると(S205)、その映画において、ユーザが閲覧可能な宣伝素材(コンテンツ)が表示される(図15、S206)。ユーザが更にその宣伝素材のいずれかを選択すれば(S207)、その選択した宣伝素材を拡大表示した画面が表示される(図16、S208)。
【0031】
図16の画面では、ユーザは宣伝素材を写真注文するか、ダウンロードすることができる。宣伝素材をダウンロードする場合は、ダウンロードする画像データのフォーマットとして、RGB、CYMKのいずれかを指定し、「ダウンロード」ボタンを選択して、エンターテイメントコンテンツセンターのサーバ装置に対しダウンロード指示を行うと(S209)、その画像データがダウンロードされる(S210)。
【0032】
尚、S210のダウンロードは、図15の画面に表示された閲覧用の画像データより高解像度の画像データに基づいて行われてもよい。その場合、各宣伝素材に対し、閲覧時に図15の画面に表示される低解像度の画像データと、ダウンロード用の高解像度の画像データとが予めデータとして用意される。
【0033】
また、ダウンロード指示は、図16の画面より行う他に、図15の画面から行うこともできる。手順は図16の画面で行う場合と同様にダウンロードする画像データのフォーマットとしてRGB、CYMKのいずれかを指定し、そのコンテンツの番号のボタンを選択することにより行う。
【0034】
また、ダウンロードされる宣伝素材(コンテンツ)に、予め電子透かしを入れておくと共に、これに対する解凍ソフトを図1、または図2のクライアント装置3に配布しておき、ダウンロードした宣伝素材を解凍して利用するようにしてもよい。尚、この場合さらに、宣伝素材を解凍後の所定期間(例えば10日間)だけ利用可能とすることもできる。
【0035】
図17に上記したダウンロードや拡大表示を行う回数であるダウンロード回数、拡大表示回数を管理するデータのデータ構造を示す。
図17において、項目「ユーザID」はその宣伝素材のダウンロードを行ったユーザのユーザIDを示し、項目「コンテンツNo」はダウンロードされた宣伝素材(コンテンツ)のコンテンツNoを示す。また項目「ダウンロード回数」は図15、または図16の画面からダウンロードを行った回数を、項目「拡大表示回数」は、図16の宣伝素材が拡大表示されている画面を表示した回数を示す。尚、項目「閲覧日付」は、上記ダウンロードや拡大表示が行われた日付を示している。すなわち、「ダウンロード回数」、「拡大表示回数」は日次でカウントされる。
【0036】
また、図16の画面から宣伝素材を写真注文することも可能であり、その場合、注文する写真の情報を「簡易」または「詳細」のいずれかの項目により指定すると共に「納品希望日時」欄に納品を希望する日時を指定する。尚図16の「簡易」の項目においては、35mmカラーポジフィルムを1枚注文する場合、モノクロキャビネを1枚注文する場合に用いると便利である。「詳細」の項目においては、「媒体」のプルダウンメニューからは、カラープリントの他に、モノクロプリント、ポジフィルム、MO、CDを選択することができる。尚MOや、CDにはその注文した写真の画像データが格納されている。また「サイズ」の項目においては、キャビネの他に、六ツ切(8×10)、四ツ切(10×12)を指定することができる。「枚数」の項目には、その写真を注文する枚数を指定する。
【0037】
以上の操作を行った後に、「注文カートに入れる」ボタンを選択すれば、図18のような画面が表示される。尚、図18の画面で「写真の注文を続ける」ボタンを選択すれば、再度図15の画面に戻って写真の注文を続けることができるので、図18の画面は正確には、4回の写真注文処理を上記図15→図16→図18の画面を通して行った後に得られるものである。
【0038】
図18において、「注文カートのコンテンツを発注する」ボタンをクリックすると、図18の画面に表示された内容の宣伝素材が発注される。
尚このようにして、写真注文を行った場合、その写真注文の情報はエンターテイメントコンテンツセンターのサーバ装置1にネットワーク2を介して送信される。この写真注文情報を受信したエンターテイメントコンテンツセンターでは、映画製作・配給会社にその写真注文の承認取り付けを行う。そして、映画製作・配給会社が、承認取り付けした写真を承認する旨の通知をエンターテイメントコンテンツセンターに行えば、エンターテイメントコンテンツセンターからクライアント装置3のユーザに対し、写真注文受注の通知を行う(注文した写真はその後、ユーザに送付される)。
【0039】
図19に、ユーザの写真注文を管理するカートのデータ構造を示す。
図19において、項目「カートID」は、写真注文の際のカートIDを、「ユーザID」は、写真注文したユーザのIDを、「コンテンツNo」は、注文された写真に対応するコンテンツNoを、「納品日付」は注文した写真を納品した日付を、それぞれ示している。尚、項目「媒体」、「サイズ」、及び「枚数」は上記図16の各項目に対応している。
【0040】
また、項目「オーダーステータス」は、その注文が、発注から納品までのどの段階に達しているかを示し、=0でカートが登録されたことを、=1でその写真の注文情報をエンターテイメントコンテンツセンターのサーバ装置が受注したことを、=2でエンターテイメントコンテンツセンターから映画製作・配給会社に承認取り付けを行っていて回答待ちであることを、=3で映画製作・配給会社の承認が得られてエンターテイメントコンテンツセンターにおいてその写真を注文情報に従い製作中であることを、=9で注文した写真が納品済みであることを、それぞれ示している。
【0041】
本発明の宣伝素材提供システムのサーバ装置は、クライアント装置から映画作品に対する宣伝素材が利用できるか否かを決める構成であるが、その際に行われる図1、または図2のクライアント装置3の画面に利用可能な宣伝素材(コンテンツ)を表示させる処理は、「利用可能情報」に基づいて行われる。
【0042】
上記「利用可能情報」としては、図20に示すように、映画作品の公開/非公開を定めるものと、映画作品に属する宣伝素材における利用可能範囲を定めるものとに大別することができる。ここで、「映画作品の公開/非公開」とは、メディア側に宣伝素材を提供するか否かを示す情報であり、提供する場合は「公開」、提供しない場合は「非公開」となる。以下図21、及び図22のフローチャートを用いて、これら「利用可能情報」に基づいて宣伝素材を画面に表示させる処理について説明する。
【0043】
図12において説明したように、メディア等のクライアント装置3のユーザに利用可能な映画作品の一覧は、図11に示すそのユーザに対する承認可否データを参照して求められるが、その際の処理、すなわち、サーバ装置1がクライアント装置3からの宣伝素材の利用可否を決める処理(その1)を図21のフローチャートを用いてより詳細に説明する。
【0044】
図21において、S20401で、承認可否データのリストにおける先頭の承認可否データを処理対象のデータとして取得する。そして、S20402において、その処理対象のデータのユーザIDと、現在ログインしているユーザのユーザIDとが一致するか判定する。一致していれば(S20402でYes)、その承認可否データの項目「映画作品ID」に示される映画作品IDを持つ映画作品データの項目「登録状態」を参照し、その登録状態が「公開」であると共に、その承認可否データの項目「承認状態」が「承認済み」であれば(S20403でYes)、その映画タイトルを画面に表示する(S20404)。S20402で一致しない(S20402でNo)場合や、S20403で登録状態が「公開」でないか、または「承認状態」が「承認済み」でない(S20403でNo)場合は、承認可否データのリストの次の承認可否データを処理対象とし(S20405)、制御をS20402に戻す。以降S20402〜S20405の処理をリストの終わりまで繰り返す。
【0045】
例えば、図2の第2のクライアント装置(映画製作・配給会社)から、ある映画作品の登録状態を「公開」から「(公開)終了」に更新すれば、その登録状態が「終了」である映画作品と、その宣伝素材(コンテンツ)は、どのユーザからも利用することができなくなる。
【0046】
このように、映画作品の公開前後(非公開)と公開中とによってその映画作品に属する宣伝素材の利用可否を変更することで、映画作品という商品の特殊性に起因する、きめ細かい処理を反映させることが可能となる。
尚、上記した宣伝素材の利用可否を決める処理は、ある映画作品が利用可能な全てのユーザに対しその映画作品の登録状態に応じてその映画作品に属する宣伝素材を一様に利用可能か利用不可とする構成であった。例えば、その映画作品に属する宣伝素材のグループはその映画作品の登録状態が「公開」である限りはその映画作品が利用可能な全てのユーザにつき同一なものであった。しかし、映画作品に属する宣伝素材の利用可能範囲をユーザ毎に変更することも可能であり、以下にそのような場合につき説明する。
【0047】
すなわち、図3に示すように、ユーザ毎に、映画の製作・配給会社がそのユーザをどの程度重要視しているかを定める項目である項目「ユーザランク」を設ける。このユーザランクは、例えば「0」〜「9」までの値とし、値が小さくなるほど映画製作・配給会社にとってそのユーザは重要な存在であるものとする。
【0048】
上記「ユーザランク」は原則としては、そのユーザが属するメディアを基準に設定する。この場合例えば、宣伝効果が大きいメディアなどが重要なユーザとなる。しかし、この他にユーザを基準に設定する場合もある。例えば、ユーザが著名なフリーの映画ライターや映画評論家であって、映画の宣伝を手がける場合は、宣伝効果も大きいものとなるが、その映画ライターや、映画評論家がどのメディアに属するかはその都度異なる。
【0049】
そしてこの「ユーザランク」に対応するものとして、図6に示す宣伝素材データに、その宣伝素材が属する映画作品の登録状態が「公開」である場合に、どのユーザランクのユーザについてまで、その宣伝素材に対する利用を許容するかを示す項目「公開ランク」を設ける。例えば、公開ランクが「6」である宣伝素材は、その宣伝素材が属する映画作品の登録状態が「公開」であれば、ユーザランク「0」〜「6」のユーザには利用可能で、ユーザランク「7」〜「9」のユーザには利用不可となるようにする。そして、上記図2の第2のクライアント装置から、宣伝素材のそれぞれに対し、上記項目「公開ランク」を更新すれば、その更新後の現在の公開ランクに基づいて、図1、または図2のサーバ装置はその宣伝素材の利用可能範囲をユーザごとに決める。
【0050】
図22は、このような項目「ユーザランク」「公開ランク」を加味した上でのユーザに利用可能な宣伝素材(コンテンツ)一覧を表示させる処理であり、サーバ装置1がクライアント装置3からの宣伝素材の利用可否を決める処理(その2)のフローチャートである。尚、図22において図21のフロー処理により予め利用可能な映画作品一覧は求められているものとする。
【0051】
図22において、S20601で、登録状態が「公開」であり、ユーザIDがそのユーザのユーザIDを示す承認可否データの承認状態が「承認済み」である、映画作品に属する宣伝素材のリストの先頭の宣伝素材が処理対象として選択され、S20602で図3のユーザデータにおけるそのユーザのユーザランクが、処理対象の宣伝素材の項目「公開ランク」以下であるかが判定される。「ユーザランク」が「公開ランク」以下であれば(S20602でYes)、ユーザはその宣伝素材が利用可能となるので、S20603で、図15に示すようにその宣伝素材を画面に表示する。一方、「ユーザランク」が「公開ランク」より大きければ(S20602でNo)、ユーザはその宣伝素材を利用できなくなり(利用不可となり)、S20604でその映画作品に属する宣伝素材リストの次の宣伝素材を処理対象として設定し、制御をS20602に戻す。以降S20602〜S20604の処理をリストの終わりまで繰り返す。尚、上記「ユーザランク」「公開ランク」を設けない場合は、利用可能な宣伝素材をすべてのユーザにつき一律に設定する。その場合、S20602の判定ステップが省略されることはいうまでもない。
【0052】
このように、宣伝素材の利用者のランクを示す「ユーザランク」と、宣伝素材をどのランクのユーザまで公開するかを示す「公開ランク」とを設け、各ユーザについてそのユーザの「ユーザランク」と、宣伝素材の「公開ランク」を比較する構成とすることで、上記「公開ランク」は、前記映画作品の提供側から見た前記映画作品の利用側(ユーザ)の重要度の範囲における利用可能範囲を示すこととなるので、映画作品の宣伝素材の提供側から見た該宣伝素材の利用側の重要度を反映させることが可能となる。
【0053】
図23は、映画製作・配給会社の第2のクライアント装置からエンターテイメントコンテンツセンターのサーバ装置を介して行う上記「利用可能情報」を更新する処理を示すフローチャートである。
図23において、S301で、映画製作・配給会社のユーザは、そのユーザID等を入力してログインする。エンターテイメントコンテンツセンターのサーバ装置はその際、図3のユーザ区分を参照して、映画製作・管理会社用のメイン画面(不図示)を表示する(S302)。ユーザはそのメイン画面のコンテンツ登録状況一覧を選択すると(S303)、公開状況一覧画面(図24)が表示される(S304)。
【0054】
図1、または図2のサーバ装置1には、サーバ装置1自身から宣伝素材がエンターテイメントコンテンツセンターにおいてフィルム等からスキャン処理されて画像データとして取り込まれたり、また、図2の第2のクライアント装置4からネットワーク2を介してサーバ装置1が宣伝素材を受信したりされており、それらの宣伝素材の項目「登録状態」には、所定値が設定されている。例えば、その宣伝素材が属する映画作品の宣伝期間が始まる前であれば、項目「登録状態」には「登録」が設定される。
【0055】
尚、サーバ装置1が宣伝素材を示す画像データを図2の第2のクライアント装置4から受信した場合や、エンターテイメントコンテンツセンターにおいてフィルム等からスキャン処理により画像データを取り込んだ際には、すなわち、上記図5の映画作品データの中の最新コンテンツにその宣伝素材の画像データが追加され、その宣伝素材に対し作成される図6の宣伝素材データの項目「コンテンツNo」にはその最新コンテンツNoが割り振られ、項目「映画作品ID」に、その宣伝素材の属する映画作品の映画作品IDが割り振られることにより、エンターテイメントコンテンツセンターのデータベース(不図示)にその宣伝素材が登録される。
【0056】
映画作品が宣伝期間に入り、各メディアによる宣伝活動が可能な状況となれば、第2のクライアント装置のユーザは、その映画作品の項目「登録状態」を「登録」から「公開」に更新する(S305)。例えば図24の公開状況一覧画面の下線部の「編集」を選択して図25の公開状況の変更の画面を表示させ、その画面上のプルダウンメニューから「公開」を選択することにより更新処理を行う。サーバ装置側では、更新された「登録状態」に基づいて図1、または図2のサーバ装置1はクライアント装置3からの宣伝素材の利用可否を決める(S306)。
【0057】
また翌日から一般公開される等の理由により、映画作品の宣伝期間が終了する場合、第2のクライアント装置のユーザは、その映画作品の項目「登録状態」を「公開」から「終了」に更新することにより更新処理を行う(S305)。サーバ装置側では同様にして、更新された「登録状態」に基づいて図1、または図2のサーバ装置1はクライアント装置3からの宣伝素材の利用可否を決める(S306)。
【0058】
尚、以上の説明では、S305で映画作品データの項目「登録状態」を更新することにより映画作品単位の表示/非表示を定める構成としたが、宣伝素材データの項目「公開ランク」を更新することにより映画作品に属する宣伝素材の利用可能範囲を更新する構成としてもよい。
【0059】
この場合、図25の映画作品名を示す、下線の「ショッピングニュース」部分を選択してその映画作品「ショッピングニュース」に属する宣伝素材の一覧画面(図26)を表示させる。図26で「公開ランク」ボタンを選択すれば、例えば図25に示すようなプルダウンメニューが表示されるので、そのプルダウンメニューにより各宣伝素材の「公開ランク」を「0」〜「9」の範囲で選択することにより更新処理を行う。
【0060】
尚、上記S306のサーバ装置1が行う、クライアント装置3からの利用可否を決める処理については、図21、または図22のフローチャートで説明した通りである。
尚、映画製作・配給会社の第2のクライアント装置は、この他にエンターテイメントコンテンツセンターのサーバ装置を介して、自社の宣伝素材がメディアにどのように利用されているかを示す統計情報を閲覧することができる。
【0061】
図27、及び図28はその際に図2の第2のクライアント装置4に表示される画面例を示す図である。
図27において、映画製作・配給会社のユーザは、自社が配給する各映画作品のメディアごとの利用実績を把握する際に、「マスコミ別利用実績」の項目を選択すると共に、利用実績を表示する期間を指定して「検索」ボタンを選択することで、その指定した期間内のメディアごとの利用実績一覧が図28に示すように表示される。
【0062】
図28において、「DL」「拡大」「発注」は、それぞれ宣伝素材をダウンロードした回数、拡大表示した回数、写真注文した回数を示している。例えば、「Arsenal社」のユーザ「神谷」は、映画作品「ショッピングニュース」の宣伝素材について、宣伝素材をダウンロードした回数が2回であり、その宣伝素材を図15の宣伝素材一覧画面から選択して拡大表示した回数が1回であり、その宣伝素材を写真注文した回数が1回であることを示している。尚、ダウンロード回数、拡大表示回数については図17の対応する各項目を参照して求められ、写真注文した回数は図19の項目「コンテンツNo」「納品日付」を参照して求められる。
【0063】
尚、図27の画面において、「週別利用実績」が選択された場合は、表示期間の欄の上の欄に入力された日付を基準にしてその日付から1週間前までの期間についての利用実績が検索される。また「日別利用実績」が選択された場合は、表示期間の欄の上の欄に入力された日付について利用実績が検索される。尚、表示期間を指定しない場合、「現在の日付から1週間前」、「現在の日付」をそれぞれ表示期間として利用実績の検索を行ってもよい。
【0064】
上記宣伝素材の利用実績を示すデータは、エンターテイメントコンテンツセンターのサーバ装置に経時的に蓄積されるものであり、上記した映画製作・配給会社の第2のクライアント装置の他に、エンターテイメントコンテンツセンターのサーバ装置からも閲覧することができる。この場合、上記した映画製作・配給会社などに設けられた第2のクライアント装置から閲覧する場合と異なり、すべての映画製作・配給会社の利用実績を閲覧することができる。
【0065】
尚、以上の説明においては、映画作品の項目「登録状態」の値としては「登録」「公開」「終了」を設ける構成であったが、公開前の状態を示す「登録」と、公開後の状態を示す「終了」とを1つの状態(例えば「非公開」)として兼用させ、項目「登録状態」の値として「公開」「非公開」を設ける構成としてもよい。
【0066】
また、以上の説明においては、図2の第2のクライアント装置4から図2のクライアント装置3の宣伝素材への利用可否状況を変更する構成としたが、この利用可否状況の変更は、図1、または図2のサーバ装置1自体から行ってもよい。また、以上の説明においては、利用可能情報を図2の第2のクライアント装置4、または図1、または図2のサーバ装置1から直接更新して利用可否を決める構成であったが、予め基準となる日時を設けておき、その日時に基づいて利用可否を決める構成としてもよい。例えば「宣伝開始日」を設け、その前後で上記映画作品の「登録状態」を「登録」から「公開」へ更新したり、「宣伝終了日」を設け、その前後で映画作品の「登録状態」を「公開」から「終了」に更新したりする。また、映画作品ごとに別途、宣伝開始日のデータを新たに設け、そのデータ構造中にユーザランクごとの宣伝開始日の項目を設定すれば、その項目を参照することでユーザランクに応じてその映画作品の宣伝開始日を変更することができる。
【0067】
また、以上の説明において、宣伝素材として、ポジフィルムや、フィルムを画像データ化したものを扱った。画像データ化したものの例としては、その画像データをダウンロードして利用する場合や、その画像データを格納したCDやMOを注文して受け取る場合があった。しかし宣伝素材としてはこの他に、映画作品に関する記事やあらすじなどの文章データ、映画作品の予告編などの映像(動画)データ、映画作品のサウンド(音楽)データ等も用いることができる。
【0068】
また更に、宣伝素材を作成する元となる試写会の情報を予めメディア側に通知して、その試写会の情報に基づいて宣伝素材を作成するようにしてもよい。すなわち、試写会の日程を図1、または図2のクライアント装置3の画面に表示させ、各ユーザからその試写会に対する出席の可否をネットワーク2を介して集計する。そして、出席した各メディアのユーザは、その試写会の途中、または終了後に宣伝素材として利用したいその上映された映画作品の場面を指定したり、または、その上映された映画作品に対するあらすじなどの文章データを書く上でその試写会での試写を参考にしたりする。そして、このようにして指定された場面や、このような経緯で書かれた文章データを本発明の宣伝素材提供システムにおいて宣伝素材として利用することができる。
【0069】
以上において、本発明の宣伝素材提供システムについてその詳細を説明したが、このシステムを構成するサーバ装置などは当然一般的なコンピュータシステムとして構成することが可能である。図29はそのようなコンピュータシステム、すなわち例としてのハードウエア環境の構成ブロック図である。
【0070】
図29においてコンピュータシステムは中央処理装置(CPU)30、リードオンリメモリ(ROM)31、ランダムアクセスメモリ(RAM)32、通信インタフェース33、記憶装置34、入出力装置35、可搬型記憶媒体の読み取り装置36、およびこれらの全てが接続されたバス37によって構成されている。
【0071】
記憶装置34としてはハードディスク、磁気ディスクなど様々な形式の記憶装置を使用することができ、このような記憶装置34、またはROM31に図12、図21、図22および図23などのフローチャートに示されたプログラムや、本実施形態の宣伝素材を利用するためのプログラムなどが格納され、そのようなプログラムがCPU30によって実行されることにより、本実施形態における宣伝素材提供システムの実現が可能となる。
【0072】
このようなプログラムは、プログラム提供者38側からネットワーク39、および通信インタフェース33を介して、例えば記憶装置34に格納されることも、また市販され、流通している可搬型記憶媒体40に格納され、読み取り装置36にセットされて、CPU30によって実行されることも可能である。可搬型記憶媒体40としてはCD−ROM、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスクなど様々な形式の記憶媒体を使用することができ、このような記憶媒体に格納されたプログラムが読み取り装置36によって読み取られることにより、本実施形態におけるクライアント装置、第2のクライアント装置、サーバ装置における各種の処理が可能となる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明の宣伝素材提供システムによれば、映画作品の公開前後(非公開)と公開中とによってその映画作品に属する宣伝素材の利用可否を決めることで、映画作品という商品の特殊性に起因する、きめ細かい処理を反映させることが可能となる。
【0074】
また、本発明によれば、宣伝素材の利用者のランクを示す「ユーザランク」と、宣伝素材をどのランクのユーザまで公開するかを示す「公開ランク」とを設け、各ユーザについてそのユーザの「ユーザランク」と、宣伝素材の「公開ランク」を比較する構成とすることで、上記「公開ランク」は、前記映画作品の提供側から見た前記映画作品の利用側(ユーザ)の重要度の範囲における利用可能範囲を示すこととなるので、映画作品の宣伝素材の提供側から見た該宣伝素材の利用側の重要度を反映させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の宣伝素材提供システムの概略図である。
【図2】本発明の一実施形態の宣伝素材提供システムの変形例の概略図である。
【図3】ユーザのデータ構造を示す図である。
【図4】配給会社のデータ構造を示す図である。
【図5】映画作品のデータ構造を示す図である。
【図6】宣伝素材(コンテンツ)のデータ構造を示す図である。
【図7】会員登録する際の処理を示すフローチャートである。
【図8】ログイン画面である。
【図9】新規登録画面である。
【図10】ユーザ登録の通知の一例である。
【図11】ユーザが閲覧を希望する映画製作・配給会社、映画作品に対する承認可否データのデータ構造を示す図である。
【図12】クライアント装置が、サーバ装置に登録された宣伝素材を利用する際の処理を示すフローチャートである。
【図13】映画製作・配給会社一覧画面である。
【図14】映画タイトル一覧画面である。
【図15】ある映画作品に対する閲覧可能コンテンツの一覧画面である。
【図16】宣伝素材の拡大表示画面である。
【図17】ダウンロード回数、拡大表示回数を管理するデータのデータ構造を示す図である。
【図18】注文カート一覧の画面である。
【図19】ユーザの写真注文を管理するカートのデータ構造を示す図である。
【図20】利用可能情報を説明する図である。
【図21】サーバ装置がクライアント装置からの宣伝素材の利用可否を決める処理のフローチャート(その1)である。
【図22】サーバ装置がクライアント装置からの宣伝素材の利用可否を決める処理のフローチャート(その2)である。
【図23】映画製作・配給会社の第2のクライアント装置が行う「利用可能情報」を更新する処理を示すフローチャートである。
【図24】映画作品の登録状態一覧を示す画面である。
【図25】映画作品の「登録状態」の更新を行う画面である。
【図26】ある映画作品に属する宣伝素材の「公開ランク」の更新を行う画面である。
【図27】映画製作・配給会社が自社宣伝素材がメディアにどのように利用されているかを示す統計情報を閲覧する画面(その1)である。
【図28】映画製作・配給会社が自社宣伝素材がメディアにどのように利用されているかを示す統計情報を閲覧する画面(その2)である。
【図29】本発明を実現するプログラムの情報処理装置へのローディングを説明する図である。
【符号の説明】
1 サーバ装置
2 ネットワーク
3 クライアント装置
4 第2のクライアント装置
30 CPU
31 ROM
32 RAM
33 通信インターフェイス
34 記憶装置
35 入出力装置
36 読み取り装置
37 バス
38 プログラム提供者
39 ネットワーク
40 可搬型記憶媒体

Claims (7)

  1. 提供された映画作品に対する宣伝素材を登録するサーバ装置と、前記登録された宣伝素材を利用するクライアント装置とを備え、
    前記サーバ装置が、前記宣伝素材を前記クライアント装置から利用可とするか否かを定める利用可能情報に基づいて、前記クライアント装置から前記宣伝素材が利用できるか否かを決めることを特徴とする宣伝素材提供システム。
  2. 提供された映画作品に対する宣伝素材を登録するサーバ装置と、前記登録された宣伝素材を利用するクライアント装置と、前記映画作品の宣伝素材を提供する第2のクライアント装置とを備え、
    前記サーバ装置が、前記宣伝素材を前記クライアント装置から利用可とするか否かを定める利用可能情報に基づいて、前記クライアント装置から前記宣伝素材が利用できるか否かを決めることを特徴とする宣伝素材提供システム。
  3. 前記利用可能情報は、前記映画作品の公開/非公開を示す情報を含むことを特徴とする請求項1、または2記載の宣伝素材提供システム。
  4. 前記利用可能情報は、前記映画作品の提供側、または前記映画作品の宣伝素材の提供側から見た前記映画作品の宣伝素材の利用側の重要度の範囲における利用可能範囲を示す情報を含むことを特徴とする請求項3記載の宣伝素材提供システム。
  5. 前記映画作品の公開/非公開を示す情報が非公開に更新された場合に、前記クライアント装置から前記映画作品に対する宣伝素材への利用が不可になることを特徴とする請求項3記載の宣伝素材提供システム。
  6. 提供された映画作品に対する宣伝素材を登録し、該登録された宣伝素材を宣伝素材利用装置に利用させる宣伝素材管理装置において、
    前記宣伝素材を前記宣伝素材利用装置から利用可とするか否かを定める利用可能情報に基づいて前記宣伝素材利用装置から前記宣伝素材が利用できるか否かを決めることを特徴とする宣伝素材管理装置。
  7. 提供された映画作品に対する宣伝素材を登録し、該登録された宣伝素材を宣伝素材利用装置に利用させる宣伝素材管理装置が行う宣伝素材の管理方法において、
    前記宣伝素材を前記宣伝素材利用装置から利用可とするか否かを定める利用可能情報に基づいて前記宣伝素材利用装置から前記宣伝素材が利用できるか否かを決めることを特徴とする宣伝素材管理方法。
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