JP2004077739A - 電子教育システム - Google Patents
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Abstract
【課題】パソコンを所有していない人も通信ネットワークに接続されたパソコンの講座を受講することができる電子教育システムを提供すること。
【解決手段】教育用講義内容情報が記憶され要求された講義内容情報を読出し送信するサーバ10と、講義内容情報が送信され電子教育が受講できる多数のパソコン12a〜12fがイントラネット11に接続され、これらパソコンのうち1台のパソコン12dに講義内容情報を光学的に拡大して表示し、同時に複数の受講者20が受講するためのプロジェクタ15と、各受講者20が独立にテストの回答情報を入力してサーバに送信するための各受講者20用回答入力器としてのコントローラ23とを接続し、パソコンを所持しなくても電子教育を受講できるようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】教育用講義内容情報が記憶され要求された講義内容情報を読出し送信するサーバ10と、講義内容情報が送信され電子教育が受講できる多数のパソコン12a〜12fがイントラネット11に接続され、これらパソコンのうち1台のパソコン12dに講義内容情報を光学的に拡大して表示し、同時に複数の受講者20が受講するためのプロジェクタ15と、各受講者20が独立にテストの回答情報を入力してサーバに送信するための各受講者20用回答入力器としてのコントローラ23とを接続し、パソコンを所持しなくても電子教育を受講できるようにする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット、イントラネットなどの通信ネットワークを介して同時に広域の対象者に対して教育する電子教育システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子教育システム(e−Learning)は、通信ネットワークに接続されたサーバと各受講者用パソコン間で、講義内容情報の送信要求に基き、サーバから各受講者用パソコンに講義内容情報を送信して教育するシステムである。従って、電子教育システムは、通信ネットワークに接続されたパソコンの所有者を対象に教育するシステムである。この電子教育システムは、TVによる教育講座と異なり、何時でも、どこにいても、人数に制限なく、講師を必要とせず、同一講義内容情報が、服装や行儀に無関係に、通信ネットワークに接続されたパソコンがあれば受講できる特徴がある。従って、電子教育システムは、特に会社などで全社員を対象に実施されている環境教育、ISO関連の集合教育、安全教育などに有効である。特に、これらの教育には、製品を製造するうえで全社員に対して受講が義務づけられている場合、電子教育システムの導入が望まれている。
【0003】
教育は、受講し、テストを受け、テスト結果の採点および分析などのプロセスを経るもので、TVなどのゲームと異なるものである。特に、テスト結果は、秘密扱いにする必要があり、許可された人以外の他人に見えないように管理する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、全社員には、業務によってパソコンを扱う必要のない職場がある。このような職場で業務している社員は、パソコンが与えられてなく上記のような電子教育システムによる教育を受けることが困難である。パソコンを扱う必要のない職場には、例えば生産現場がある。
【0005】
メーカの社員数は、生産現場で作業する社員が圧倒的に多数であり、これらの社員は電子教育システムを受講しようとすると生産現場の管理者のパソコンを借用して受講しなければならない。生産現場の管理者など他人のパソコンを借用して受講するのでは、管理者がパソコンを使用していないときに借用することになるため、多数の社員が受講するための期間は、長期間かかることになる。また、パソコンの利用経験のない人にとっては、当該パソコンになれるまで時間がかかり、業務に支障が発生する課題がある。
【0006】
しかし、パソコンを利用できない受講者の受講データを収集するためには、▲1▼紙面でテストやアンケートを行い、その結果を代行者がパソコンにインプットしたり、▲2▼管理者のパソコンを借用してテストやアンケートを実施するなどの方法でしか行うことができなかった。
【0007】
従って、これらの方法は、リアルタイムで受講管理することができなかった。また、▲1▼の方法は、紙でテストを実施するためペーパレス化が図れず、第三者(管理者)を介してデータを入力することは、採点の正確性が損なわれるというデメリットがあった。他方の▲2▼の方法では、テスト問題が漏れ、真の理解度を見ることができなかった。
【0008】
従って、このような社員には、古来の決められた日に、決められた時間、決められた場所に集合し、講師が出向して講義し、ペーパテストして、後日テスト結果が送付される形式となっている。このような方式では、決められた日時に出張したり、休暇をとっていたり、病気になったりする人など欠席者がいて、教育を受けられない人が生じていた。
【0009】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたもので、パソコンを所有していない人も通信ネットワークに接続されたパソコンの講座を受講することができる電子教育システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、次の構成からなる電子教育システムを提供するものである。
【0011】
すなわち、請求項1の電子教育システムは、教育用講義内容情報を記憶し要求された講義内容情報を読出して送信するサーバと、このサーバが接続された通信ネットワークと、この通信ネットワークに接続され、前記サーバに対して前記講義内容情報を送信要求し、送信された前記講義内容情報を表示して受講するための端末とからなる電子教育システムにおいて、前記端末に接続され前記端末に送信された前記講義内容情報を光学的に拡大して表示し、同時に複数の受講者が受講するためのプロジェクタと、前記端末に夫々接続され前記講義内容情報に関する各受講者毎にテストの回答情報を入力して前記サーバに送信するための各受講者用回答入力器とを具備してなることを特徴とする。
【0012】
請求項1の発明によれば、端末を所有していない人も通信ネットワークに接続された端末の講座を受講することができる。講義内容情報の変更、修正の情報を入手したときから常に最新の電子教育テキストにて受講することができる。さらに、受講後のテストの回答も各受講者が回答入力器からサーバに送信するのでペーパレスで迅速に受験することができる。
【0013】
請求項2の電子教育システムは請求項1記載の電子教育システムにおいて、前記回答入力器は、前記プロジェクタに表示されるテスト問題の回答情報を入力するテンキーと、前記通信ネットワークに接続された端末を介して前記回答情報を前記サーバに送信するための送信キーとを有することを特徴とする。
請求項2の発明によれば、受講後のテストの回答情報を各受講者独立にサーバに送信することができる。同時に多数の受講者がテストを受けることができる。さらに、ペーパレス化が可能になる。
【0014】
請求項3の電子教育システムは請求項1記載の電子教育システムにおいて、前記サーバは、前記テスト終了後テスト結果を前記通信ネットワークに接続された端末に送信するようにしたことを特徴とする。
【0015】
請求項3の発明によれば、電子教育システムによりテストを受けたテスト結果は、端末を所持する上司が受取り、必要に応じて上司から本人に通知されることになる。端末を所持する上司は、各受講者の受講履歴を容易にいつでも閲覧することができ、受講管理することができる。
【0016】
請求項4の電子教育システムは請求項1〜3のいずれか1項記載の電子教育システムにおいて、前記各回答入力器の識別情報および受講者名情報を前記端末から入力して前記サーバに登録することにより前記テスト結果を管理するようにしたことを特徴とする。
【0017】
請求項4の発明によれば、電子教育システムによりテストを受けたテスト結果は、受講者が判明する識別情報が予め登録されるので、テスト結果の分析、調査を迅速に行うことができる。また、正確な採点が可能である。
【0018】
請求項5の電子教育システムは請求項1,3,4のいずれか1項記載の電子教育システムにおいて、前記サーバは、テストの問題情報を送信した端末のアドレス情報、前記テストを受験した受験者名情報および前記回答入力器のアドレスを記憶するデータベースを有し、同一パソコンに同一テスト問題を送信しないようにしたことを特徴とする。
請求項5によれば、同一テスト問題が出題されないので、理解度を確認するのに有効である。
【0019】
電子教育システムは、通信ネットワークを介して教育するシステムをいう。教育とは、受講者に講義をしたのち、テストを実施し、テストの採点結果を出力するプロセスをいい、講義のみ、テストのみを行うTVのゲームとは、異にするものである。端末は、コンピュータ、パソコン、PDA(携帯情報端末)、携帯電話などである。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の電子教育システムの実施形態を図1乃至図6を参照して説明する。この実施形態は端末例えばパソコンを所持しない多数の社員に対して通信ネットワーク例えばイントラネットを介した社内教育例えば環境教育を受講できるようにした電子教育システムである。即ち、この電子教育システムは、通信ネットワークに接続された1台のパソコンから同時に多数の受講生が講義を受け、テストを受け、テストの回答情報を各受講者独立にサーバに送信することができ、さらにアンケートの問題を受け、アンケートの回答情報を各受講者独立にサーバに送信することができるシステムである。
【0021】
電子教育システム1の構成は、通信ネットワーク教育システム2と、通信ネットワーク教育システム2に接続されたパソコンを所持していない受講者に対して教育するプロジェクタ教育システム3とからなるものである。
【0022】
通信ネットワーク教育システム2は、図1に示すように、講義内容情報がデジタル化されて記憶され受講者から要求された講座名を読出し送信するサーバ10と、このサーバ10が接続された通信ネットワーク例えばイントラネット11と、このイントラネット11に接続された多数の受講者用の端末例えばパソコン12a〜12fとからなる。イントラネット11には、さらに受講者に対して教育を実施するための教材コンテンツの授受を自動的に制御する中央制御装置13と、この中央制御装置13の制御プログラムが記憶された記憶手段14が接続されている。
【0023】
プロジェクタ教育システム3は、イントラネット11に接続されたパソコン例えばの受講者用のパソコン12dに接続される。プロジェクタ教育システム3は、1度に多数の社員が受講できるようにパソコン12dに、プロジェクタ15と分配器16が接続されて構成されている。プロジェクタ15は、パソコン12dが受信した講義内容情報やテスト問題情報やアンケートの問題情報などをスクリーン18に投影させて多数の受講者20が同時に受講するための環境を形成する。即ち、プロジェクタ15から投影される焦点の位置には、講義内容情報やテスト問題情報などが表示されるスクリーン18が設けられている。このスクリーン18に投影された講義内容情報やテスト問題情報を閲覧できる位置例えばスクリーン18の前方には、多数の受講者20が受講するための机21a,21bが配置され、この机21a,21bに向かって多数の受講者20が、着席している状態が図1に示されている。プロジェクタ教育システム3は、受講するためのスクリーン18が設備された例えば会議室や講義室に設置される。
【0024】
他方、分配器16は、多数の受講者20がテストやアンケートを受けたとき、回答情報を各受講者20が独立に入力できるように構成されている。各受講者20が独立に入力とは、各受講者20から入力された回答情報が、互いに他の受講者20の回答情報と区別されて、1台のパソコン12dを介してサーバ10に送信されることである。各受講者20が1台のパソコン12dを介してサーバ10に独立に送信する手段は、PCM技術を使用することにより形成できる。この分配器16には、各受講者20用の回答入力器例えばコントローラ23が接続されている。即ち、各受講者20用のコントローラ23は、それぞれ独立にしかも同時に分配器16、パソコン12d、イントラネット11などを介してサーバ10と交信できるように構成されている。
【0025】
サーバ10は、e−Learning用のサーバであり、サーバ10には、教育用のアプリケーション、データベース、Webサーバなどが格納されている。サーバ10は、教育用講義内容情報を記憶し、要求された講義内容情報を読出して送信する。サーバ10は、テスト終了後テスト結果をイントラネット11に接続されたテストを要求したパソコンに送信する。サーバ10は、テストの問題情報を送信したパソコン12dのアドレス情報、テストを受験した受験者名情報およびコントローラ23のアドレスを記憶するデータベースを有し、優先的に同一パソコン12dに同一テスト問題を送信しないように構成される。即ち、サーバ10は、イントラネット11に接続された各パソコン12a〜12fからの要求により教材コンテンツ即ち、講座内容情報、テスト問題情報、テストの採点情報、アンケート問題情報、テストの結果分析情報、アンケートの結果分析情報などを送信する。
【0026】
このようなサーバ10の構成例は、図2に示すように構成されている。サーバ10は、図1に示すイントラネット11に接続される入力手段31および出力手段32と、制御装置33と、記憶装置34と、表示装置35と、各種データベース37が母線49に接続されて構成されている。各種データベース37は、環境教育講座データベース41と、安全教育講座データベース42と、受講、テストなどの実施記録データベース43と、テスト問題情報データベース44と、テスト回答情報データベース45と、テスト正解情報データベース46と、アンケート結果データベース47とからなる。
【0027】
入力手段31は、受講者20から送信要求される受講講座名、テスト問題などの要求情報、テストの回答情報などイントラネット11を介して受信し、制御装置33の制御により信号処理する。制御装置33は、該当する教育講座データベースから講座内容情報を読出し、テスト問題を読出し、回答情報を読出し、夫々出力手段32からイントラネット11を介して送信要求されたパソコン12dに送信する。
【0028】
記憶装置34には、制御装置33の制御プログラムが記憶されている。表示装置35は、入力手段31に入力される情報、出力手段32から出力する情報をリアルタイムで表示する。
【0029】
環境教育講座データベース41には、例えば、図3に示すような環境講座の教育用講義内容情報が記憶されている。安全教育講座データベース42には、例えば図4に示すような安全講座の教育用講義内容情報が記憶されている。これらの講義内容情報は、受講内容の講義資料であり、テキストであり、音声による講義が有る場合と表示のみのときで異なる内容になる。写真や図を主体にした講義内容も考えられる。図3、図4の講義内容情報は、講義の内容例を一部箇条書きで示したものである。
【0030】
受講、テストなどの実施記録データベース43には、例えば図5に示すような受講履歴となる図1に示す受講者20の所属、受講年月日、受講者名、講座名を示す講座番号、テスト問題整理番号、採点結果などが関連付けられて記憶されている。即ち、実施記録データベース43には、受講履歴が記録される。
【0031】
テスト問題情報データベース44には、各講座に関連付けて多数種のテスト問題が記憶されている。テスト回答情報データベース45には、受講者20がテストを受け、その回答をコントローラ23から入力された回答情報がサーバ10に送信され、各受講者名、各問題情報に関連付けて記憶される。テスト回答情報データベース45に記憶された情報は、同一受講者20に同一問題、同一職場に同一問題が後日テスト問題として出題されないように管理するために使用することができる。
【0032】
テスト正解情報データベース46には、各講座、各問題に関連付けて正解情報が記憶されている。
テストの採点を高速処理するためにテスト問題は、理解度のテストであるため現実的でない判り難く、ひねった問題や論文方式は望ましくなく、択一式、○×式など数字で回答する問題が出題されることが望ましい。○×式の回答は、予め例えば回答「○」は、「1」、回答「×」は、「2」と定めることにより数字で回答することが可能である。
【0033】
サーバ10には、テスト問題情報を送信したパソコン12dのアドレス情報、テストを受験した受験者名情報および回答入力器のアドレスが記憶された実施記録データベース43が設けられ、同一パソコンに同一テスト問題を送信しないように構成されている。
【0034】
コントローラ23は、教育を受けたのちのテスト問題がスクリーン18に表示され、その回答情報を各受講者20が入力するためのもので、図6に示すような操作ボード50の構成になっている。回答入力器例えば各受講者20用のコントローラ23は、図1に示すプロジェクタ15に表示されるテスト問題の回答情報を入力するテンキー53と、通信ネットワークの図1に示すイントラネット11に接続されたパソコン12dを介して回答情報をサーバ10に送信するための送信キー55とを有する。
【0035】
即ち、コントローラ23は、数字1〜0までのキー51および削除のキー52が配列されたテンキー53と、回答情報を図1に示すパソコン12d、イントラネット11を介してサーバ10に送信するための送信キー55が設けられて構成されている。テンキー53は、テスト問題の回答情報を受講者20が入力するためのものである。
【0036】
コントローラ23は、テストやアンケートなど排他的、独立的に、各受講者20の回答情報を入力するためのものであるため、各受講者20毎に用意される。コントローラ23の数は、1台のパソコン12dで通信できる数又は分配器16の分配数で決まる。1回の受講者数をコントローラ23の台数で決定してもよいし、1回の受講者数は、多数人にして、受験するテストのみ複数回に分けて実施してもよい。この場合、テスト問題は、自動的に異なる問題が選択される。テスト問題は、同一テスト問題を連続して図1に示すサーバ10が同一のパソコン12dに送信しないようにプログラムすることがテストによる理解度を確認するのに有効である。
【0037】
各コントローラ23には、テストの結果について他の受講者20のコントローラ23と区別するために予めIDが登録されて付与される。IDは連番を割り当ててもよいし、受講者20が変わる都度かえてもよいし、各受講者20の従業員番号、番地、電話番号、電子メールアドレスなど受講者20を特定するものであればいずれを使用してもよい。各受講者20は、各回答入力器の識別情報および受講者名情報を各回答入力器から入力してサーバに登録することによりテスト結果を管理することができる。
【0038】
プロジェクタ15は、図1に示すようにパソコン12dのモニタ用出力端子に接続され、パソコン12dに送信された教育講座内容情報をプロジェクタ15により光学的に投影し、拡大してスクリーン18に表示する装置である。プロジェクタ15の投影用原画は、例えば液晶パネル151に表示され、この液晶パネル151に表示された画像を光源152からの光を投射することによりスクリーン18に拡大した画像が表示される。液晶パネル151に表示される画像情報は、パソコン12dの液晶又はCRTのモニタに表示される画像情報である。液晶パネル151は、投影用として使用するため投光タイプの液晶が望ましい。即ち、液晶パネル151の画像は、光学レンズ153によりスクリーン18上に焦点が合わせられ、鮮明な画像で表示される。
【0039】
表示される内容は、講義情報やテスト問題情報などプロジェクタ15により投影され表示される文章、図面であり、同時に講義の音声も表示されることが望ましい。表示される内容は、音声表示が入ることにより電子教育システム1の講義の臨場感が向上し、講演者の画像が映写されることによりさらに臨場感が向上する。多数の受講者20が同時に受講できるように表示する手段であれば、プロジェクタに限らない。例えば10人程度であれば40インチ程度のTV受像機でもよい。
【0040】
各パソコン12a〜12fは、CRT、LCDなどの表示部121と、キーボード122とマウス123などの入力部とからなる。パソコン12dは、当該職場の管理者用パソコンであり、この職場は、パソコンを使用しない製造現場である。この職場で作業するパソコン12a〜12fを所持しない多数の社員が、電子教育システム1による教育を受けられるようにするのがこの実施形態である。
【0041】
通信ネットワークは、イントラネット11のほかインターネット、LAN回線など何れでもよい。
【0042】
次に、電子教育の受講方法について図1〜図6を参照して説明する。図1〜図6と同一部分には同一符号を付与して説明し、その詳細な説明を省略する。
【0043】
イントラネット11を利用した教育講座には、例えば環境教育および安全教育などの社員教育用講座が用意されている。この教育講座は、イントラネット11に接続されたサーバ10のデータベースに記憶されている。イントラネット11に接続されたパソコン12a〜12f所持者は、いつでも、何処にいても、必要に応じてサーバ10に接続して社員教育講座を受講し、テストを受け、テスト結果の送信を受け、受講履歴に登録される。
【0044】
生産現場で作業するパソコン12a〜12fが配布されていない社員の社員教育は、イントラネット11に接続された1台のパソコン12dにプロジェクタ15を接続し、パソコン12dが受信した教育講座情報をリアルタイムでスクリーン18に投影して多数の社員が、同時に受講する。受講後、各受講者20は、テストを受け、テストの回答情報を各コントローラ23からパソコン12d、イントラネット11を介してサーバ10に送信し、テスト結果は、サーバ10から上司のパソコン12dに回答されるシステムである。
【0045】
サーバ10は、テスト終了後、各受講者20にアンケートの問題を送信し、アンケートの回答情報は、各コントローラ23からパソコン12d、イントラネット11を介してサーバ10に入力される。サーバ10に入力されたアンケートの結果は、各受講者20に関連付けてアンケート結果情報データベース47に記憶される。
【0046】
サーバ10は、実施記録データベース43、テスト回答情報データベース45、アンケート結果情報データベース47などのデータを分析する。分析結果は、講義内容の充実や再教育者に講義レベルを下げた理解し易い説明に変更するなどの際に利用される。即ち、サーバ10は、全社員の社内教育の受講状況を一元管理することができる。
【0047】
次に、電子教育の受講について図7のフローチャートを参照して説明する。図1〜図6と同一部分には同一符号を付与して説明し、その詳細な説明を省略する。
【0048】
受講管理者は、パソコン12dからサーバ10に社員教育例えば環境教育を選択して、イントラネット11を介して入力することによりスタートする(F−1)。
【0049】
IDアドレスの登録
各コントローラ23には、識別情報として例えばIDアドレスが付与され、IDアドレスは各受講者20が使用するコントローラ23と受講者名との確認に用いられる。換言すれば、IDアドレスは、コントローラ23からテストの回答情報を入力すると、テスト結果の管理に使用される。各受講者20は、コントローラ23毎に割り当てられたIDアドレス情報(F−2)と受講者名情報とをコントローラ23のテンキー53を叩いた後、送信キー55を押すことによりイントラネット11を介してサーバ10にIDアドレス情報と受講者名情報(F−3)が送信される。サーバ10は、入力されたIDアドレス情報と受講者名情報とを関連付けて実施記録データベース43に記憶して受講登録が完了する。
【0050】
講義の開始
管理者は、パソコン12dから講義内容情報の送信要求をサーバ10に送信する(F−4)。サーバ10は、環境教育講座データベース41から要求された講義講座名の講義内容情報を読出し、講義内容情報はイントラネット11と、パソコン12dを介してプロジェクタ15によりスクリーン18に表示されて、講義が開始される(F−5)。受講者20は、質問はできないが、メモをとることはできる。
【0051】
講義終了
講義の終了情報は、サーバ10からパソコン12dに送信され、スクリーン18に表示されて終了する(F−6)。サーバ10は、受講者20全員について集合教育が終了した旨の予め定められた講座番号情報、受講年月日情報、受講者名情報に関連付けて受講済みの登録情報を記憶する。
【0052】
テストの要求
講義終了後、受講管理者は、パソコン12dからサーバ10に理解度を確認するためのテストの要求情報を出力する(F−7)。サーバ10は、過去のテスト履歴を調査してテスト問題の選択を行う。テスト問題の選択は、実施記録データベース43に記憶されたデータから同一職場において過去出題されなかったテスト問題が優先的に選択される。選択されたテスト問題は、テスト問題情報データベース44から自動的に読み出され、出力手段32からパソコン12dに送信され、プロジェクタ15によりスクリーン18に投影されて、各受講者20にテストが開始される(F−8)。
【0053】
各受講者20は、各自の手前に用意されているコントローラ23から各問題の回答情報を数値でテンキー53を操作して入力したのち、送信キー55を操作する(F−9)ことにより、回答情報はサーバ10に入力される。サーバ10は、テスト日時情報、IDアドレス情報、受講者名情報に関連付けてテスト回答情報データベース45に送信キー55の操作毎に記憶する。サーバ10は、逐次テスト問題を送信し、総てのテスト問題の送信が完了後全員の回答情報を受信してテストを終了する(F−10)。サーバ10は、受講者20全員についてテストが終了した旨の情報を、実施記録データベース43に記憶する。実施記録データベース43には、終了したテストの予め定められたテスト問題整理番号が講座番号情報、受講年月日情報、受講者名情報などに関連付けて記憶される。
【0054】
テストの採点
サーバ10は、テストが終了した該当する回答情報をテスト回答情報データベース45から読出し、テスト正解情報データベース46から読み出した正解情報と照合することにより、一致していれば、正解、不一致であれば不正解と判定して順次受講者20全員の採点を実施する(F−11)。採点結果情報は、サーバ10で合否判定が行われてテスト回答情報データベース45に受講者名情報、IDアドレス情報、受験年月日情報に関連付けて記憶されて履歴書き込みが行われる。さらに、採点結果情報は、受講管理者のパソコン12dに送信して、報告する(F−12)。サーバ10は、受講者20全員のテスト結果を、テストを要求したパソコン12dに送信する。
【0055】
さらに、サーバ10は、受講者20全員についてテストの採点結果をテスト問題整理番号情報、講座番号情報、受講年月日情報、受講者名情報に関連付けて実施記録データベース43に記憶する。採点結果は、分析、解析が行われ(F−13)、講義内容、講義の仕方などの充実を行い、理解度を向上させるための資料として利用される。
【0056】
次に、サーバ10は、受講者20に予め定められたアンケート問題情報をパソコン12dに送信する。プロジェクタ15は、送信されたアンケート問題情報をスクリーン18に表示する(F−14)。各受講者20は、各コントローラ23からそれぞれ独立に回答情報をサーバ10に送信し(F−15)、サーバ10は送信された回答情報をアンケート結果情報データベース47に記憶する。アンケート結果情報データベース47に記憶された各受講者20のアンケートの回答情報は、必要に応じて読み出されて、分析され加工される。
このようにして社内教育を終了する(F−16)。
【0057】
上記実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。パソコンを所有していない人も通信ネットワークに接続されたパソコン12a〜12fの講座を受講することができる。さらに、パソコン12a〜12fを所有していなくても通信ネットワークによる教育システムにおいて、複数人の受講者20が同時に講義、テスト、アンケートなどを受けることができる。さらに、電子教育システム1は、受講管理、テスト結果、アンケート回答などのデータを電子データとして一元管理することができ、テスト結果から受講履歴への書き込み、採点や分析を行うことが可能である。即ち、電子教育システム1は、無人にて全社員の社内教育、テスト結果、アンケート結果、受講履歴などを電子データで一元管理することができる。さらに、ネットワークやパソコン環境によらず、受講者20全員が同等の環境で社内教育を受講することができる。さらに、テストの回答を採点した結果の集計やアンケートの結果集計、受講管理を簡易化することができる。さらに、受講者20全員が同等の環境で教育を受講することができる。さらに、テスト回答結果、アンケート結果、受講管理、テスト結果の解析結果などについて電子化を促進することができ、リアルタイムで管理することができる。
【0058】
さらに、テストを受け、採点を受け、テスト結果を登録し、受講履歴を登録するプロセスのスループットを短縮することができる。管理者の採点や受講履歴管理などの負担を軽減することができる。さらに、社内教育のペーパレスが可能となる。
【0059】
上記実施形態では社員教育の実施形態について説明したが、教育であれば何れでもよく、また、展示会でのクイズと回答結果の収集やアンケート出題と回答結果の収集、情報処理、ビジネスキャリアなどの資格試験、セミナなどいずれでもよい。
【0060】
【発明の効果】
この発明によれば、環境教育受講依頼から実際の環境教育頒布までのタイムラグをできるだけ短くし、さらに環境教育システムの方法、システム、情報の登録方法、登録システムおよび自動採点、自動登録システム、認証システム等の効果が判り易く、なお且つ小規模な事業形態の環境教育依頼であっても環境教育し易い
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子教育システムの実施形態を説明するためのシステム構成図。
【図2】図1のサーバの構成を説明するためのシステム構成図。
【図3】図2の環境教育講座データベースに記憶された講座内容例を具体的に説明するための図。
【図4】図2の安全教育講座データベースに記憶された講座内容例を具体的に説明するための図。
【図5】図2の実施記録データベースに記憶される履歴項目の例を具体的に説明するための図。
【図6】図1のコントローラの実施例を説明するための操作面を示す図。
【図7】図1電子教育方法方法を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…電子教育システム、2…通信ネットワーク教育システム、3…プロジェクタ教育システム、10…サーバ、11…イントラネット、12a〜12f…パソコン、13…中央制御装置、14…記憶手段、15…プロジェクタ、16…分配器、18…スクリーン、20…受講者、21a,21b…机、23…コントローラ、31…入力手段、32…出力手段、33…制御装置、34…記憶装置、35…表示装置、37…各種データベース、41…環境教育講座データベース、42…安全教育講座データベース、43…実施記録データベース、44…テスト問題情報データベース、45…テスト回答情報データベース、46…テスト正解情報データベース、47…アンケート結果情報データベース、50…操作ボード、51,52…キー、53…テンキー、55…送信キー、121…表示部、122…キーボード、123…マウス、151…液晶パネル、152…光源、153…光学レンズ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット、イントラネットなどの通信ネットワークを介して同時に広域の対象者に対して教育する電子教育システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子教育システム(e−Learning)は、通信ネットワークに接続されたサーバと各受講者用パソコン間で、講義内容情報の送信要求に基き、サーバから各受講者用パソコンに講義内容情報を送信して教育するシステムである。従って、電子教育システムは、通信ネットワークに接続されたパソコンの所有者を対象に教育するシステムである。この電子教育システムは、TVによる教育講座と異なり、何時でも、どこにいても、人数に制限なく、講師を必要とせず、同一講義内容情報が、服装や行儀に無関係に、通信ネットワークに接続されたパソコンがあれば受講できる特徴がある。従って、電子教育システムは、特に会社などで全社員を対象に実施されている環境教育、ISO関連の集合教育、安全教育などに有効である。特に、これらの教育には、製品を製造するうえで全社員に対して受講が義務づけられている場合、電子教育システムの導入が望まれている。
【0003】
教育は、受講し、テストを受け、テスト結果の採点および分析などのプロセスを経るもので、TVなどのゲームと異なるものである。特に、テスト結果は、秘密扱いにする必要があり、許可された人以外の他人に見えないように管理する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、全社員には、業務によってパソコンを扱う必要のない職場がある。このような職場で業務している社員は、パソコンが与えられてなく上記のような電子教育システムによる教育を受けることが困難である。パソコンを扱う必要のない職場には、例えば生産現場がある。
【0005】
メーカの社員数は、生産現場で作業する社員が圧倒的に多数であり、これらの社員は電子教育システムを受講しようとすると生産現場の管理者のパソコンを借用して受講しなければならない。生産現場の管理者など他人のパソコンを借用して受講するのでは、管理者がパソコンを使用していないときに借用することになるため、多数の社員が受講するための期間は、長期間かかることになる。また、パソコンの利用経験のない人にとっては、当該パソコンになれるまで時間がかかり、業務に支障が発生する課題がある。
【0006】
しかし、パソコンを利用できない受講者の受講データを収集するためには、▲1▼紙面でテストやアンケートを行い、その結果を代行者がパソコンにインプットしたり、▲2▼管理者のパソコンを借用してテストやアンケートを実施するなどの方法でしか行うことができなかった。
【0007】
従って、これらの方法は、リアルタイムで受講管理することができなかった。また、▲1▼の方法は、紙でテストを実施するためペーパレス化が図れず、第三者(管理者)を介してデータを入力することは、採点の正確性が損なわれるというデメリットがあった。他方の▲2▼の方法では、テスト問題が漏れ、真の理解度を見ることができなかった。
【0008】
従って、このような社員には、古来の決められた日に、決められた時間、決められた場所に集合し、講師が出向して講義し、ペーパテストして、後日テスト結果が送付される形式となっている。このような方式では、決められた日時に出張したり、休暇をとっていたり、病気になったりする人など欠席者がいて、教育を受けられない人が生じていた。
【0009】
本発明は、上記課題を解決すべくなされたもので、パソコンを所有していない人も通信ネットワークに接続されたパソコンの講座を受講することができる電子教育システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、次の構成からなる電子教育システムを提供するものである。
【0011】
すなわち、請求項1の電子教育システムは、教育用講義内容情報を記憶し要求された講義内容情報を読出して送信するサーバと、このサーバが接続された通信ネットワークと、この通信ネットワークに接続され、前記サーバに対して前記講義内容情報を送信要求し、送信された前記講義内容情報を表示して受講するための端末とからなる電子教育システムにおいて、前記端末に接続され前記端末に送信された前記講義内容情報を光学的に拡大して表示し、同時に複数の受講者が受講するためのプロジェクタと、前記端末に夫々接続され前記講義内容情報に関する各受講者毎にテストの回答情報を入力して前記サーバに送信するための各受講者用回答入力器とを具備してなることを特徴とする。
【0012】
請求項1の発明によれば、端末を所有していない人も通信ネットワークに接続された端末の講座を受講することができる。講義内容情報の変更、修正の情報を入手したときから常に最新の電子教育テキストにて受講することができる。さらに、受講後のテストの回答も各受講者が回答入力器からサーバに送信するのでペーパレスで迅速に受験することができる。
【0013】
請求項2の電子教育システムは請求項1記載の電子教育システムにおいて、前記回答入力器は、前記プロジェクタに表示されるテスト問題の回答情報を入力するテンキーと、前記通信ネットワークに接続された端末を介して前記回答情報を前記サーバに送信するための送信キーとを有することを特徴とする。
請求項2の発明によれば、受講後のテストの回答情報を各受講者独立にサーバに送信することができる。同時に多数の受講者がテストを受けることができる。さらに、ペーパレス化が可能になる。
【0014】
請求項3の電子教育システムは請求項1記載の電子教育システムにおいて、前記サーバは、前記テスト終了後テスト結果を前記通信ネットワークに接続された端末に送信するようにしたことを特徴とする。
【0015】
請求項3の発明によれば、電子教育システムによりテストを受けたテスト結果は、端末を所持する上司が受取り、必要に応じて上司から本人に通知されることになる。端末を所持する上司は、各受講者の受講履歴を容易にいつでも閲覧することができ、受講管理することができる。
【0016】
請求項4の電子教育システムは請求項1〜3のいずれか1項記載の電子教育システムにおいて、前記各回答入力器の識別情報および受講者名情報を前記端末から入力して前記サーバに登録することにより前記テスト結果を管理するようにしたことを特徴とする。
【0017】
請求項4の発明によれば、電子教育システムによりテストを受けたテスト結果は、受講者が判明する識別情報が予め登録されるので、テスト結果の分析、調査を迅速に行うことができる。また、正確な採点が可能である。
【0018】
請求項5の電子教育システムは請求項1,3,4のいずれか1項記載の電子教育システムにおいて、前記サーバは、テストの問題情報を送信した端末のアドレス情報、前記テストを受験した受験者名情報および前記回答入力器のアドレスを記憶するデータベースを有し、同一パソコンに同一テスト問題を送信しないようにしたことを特徴とする。
請求項5によれば、同一テスト問題が出題されないので、理解度を確認するのに有効である。
【0019】
電子教育システムは、通信ネットワークを介して教育するシステムをいう。教育とは、受講者に講義をしたのち、テストを実施し、テストの採点結果を出力するプロセスをいい、講義のみ、テストのみを行うTVのゲームとは、異にするものである。端末は、コンピュータ、パソコン、PDA(携帯情報端末)、携帯電話などである。
【0020】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の電子教育システムの実施形態を図1乃至図6を参照して説明する。この実施形態は端末例えばパソコンを所持しない多数の社員に対して通信ネットワーク例えばイントラネットを介した社内教育例えば環境教育を受講できるようにした電子教育システムである。即ち、この電子教育システムは、通信ネットワークに接続された1台のパソコンから同時に多数の受講生が講義を受け、テストを受け、テストの回答情報を各受講者独立にサーバに送信することができ、さらにアンケートの問題を受け、アンケートの回答情報を各受講者独立にサーバに送信することができるシステムである。
【0021】
電子教育システム1の構成は、通信ネットワーク教育システム2と、通信ネットワーク教育システム2に接続されたパソコンを所持していない受講者に対して教育するプロジェクタ教育システム3とからなるものである。
【0022】
通信ネットワーク教育システム2は、図1に示すように、講義内容情報がデジタル化されて記憶され受講者から要求された講座名を読出し送信するサーバ10と、このサーバ10が接続された通信ネットワーク例えばイントラネット11と、このイントラネット11に接続された多数の受講者用の端末例えばパソコン12a〜12fとからなる。イントラネット11には、さらに受講者に対して教育を実施するための教材コンテンツの授受を自動的に制御する中央制御装置13と、この中央制御装置13の制御プログラムが記憶された記憶手段14が接続されている。
【0023】
プロジェクタ教育システム3は、イントラネット11に接続されたパソコン例えばの受講者用のパソコン12dに接続される。プロジェクタ教育システム3は、1度に多数の社員が受講できるようにパソコン12dに、プロジェクタ15と分配器16が接続されて構成されている。プロジェクタ15は、パソコン12dが受信した講義内容情報やテスト問題情報やアンケートの問題情報などをスクリーン18に投影させて多数の受講者20が同時に受講するための環境を形成する。即ち、プロジェクタ15から投影される焦点の位置には、講義内容情報やテスト問題情報などが表示されるスクリーン18が設けられている。このスクリーン18に投影された講義内容情報やテスト問題情報を閲覧できる位置例えばスクリーン18の前方には、多数の受講者20が受講するための机21a,21bが配置され、この机21a,21bに向かって多数の受講者20が、着席している状態が図1に示されている。プロジェクタ教育システム3は、受講するためのスクリーン18が設備された例えば会議室や講義室に設置される。
【0024】
他方、分配器16は、多数の受講者20がテストやアンケートを受けたとき、回答情報を各受講者20が独立に入力できるように構成されている。各受講者20が独立に入力とは、各受講者20から入力された回答情報が、互いに他の受講者20の回答情報と区別されて、1台のパソコン12dを介してサーバ10に送信されることである。各受講者20が1台のパソコン12dを介してサーバ10に独立に送信する手段は、PCM技術を使用することにより形成できる。この分配器16には、各受講者20用の回答入力器例えばコントローラ23が接続されている。即ち、各受講者20用のコントローラ23は、それぞれ独立にしかも同時に分配器16、パソコン12d、イントラネット11などを介してサーバ10と交信できるように構成されている。
【0025】
サーバ10は、e−Learning用のサーバであり、サーバ10には、教育用のアプリケーション、データベース、Webサーバなどが格納されている。サーバ10は、教育用講義内容情報を記憶し、要求された講義内容情報を読出して送信する。サーバ10は、テスト終了後テスト結果をイントラネット11に接続されたテストを要求したパソコンに送信する。サーバ10は、テストの問題情報を送信したパソコン12dのアドレス情報、テストを受験した受験者名情報およびコントローラ23のアドレスを記憶するデータベースを有し、優先的に同一パソコン12dに同一テスト問題を送信しないように構成される。即ち、サーバ10は、イントラネット11に接続された各パソコン12a〜12fからの要求により教材コンテンツ即ち、講座内容情報、テスト問題情報、テストの採点情報、アンケート問題情報、テストの結果分析情報、アンケートの結果分析情報などを送信する。
【0026】
このようなサーバ10の構成例は、図2に示すように構成されている。サーバ10は、図1に示すイントラネット11に接続される入力手段31および出力手段32と、制御装置33と、記憶装置34と、表示装置35と、各種データベース37が母線49に接続されて構成されている。各種データベース37は、環境教育講座データベース41と、安全教育講座データベース42と、受講、テストなどの実施記録データベース43と、テスト問題情報データベース44と、テスト回答情報データベース45と、テスト正解情報データベース46と、アンケート結果データベース47とからなる。
【0027】
入力手段31は、受講者20から送信要求される受講講座名、テスト問題などの要求情報、テストの回答情報などイントラネット11を介して受信し、制御装置33の制御により信号処理する。制御装置33は、該当する教育講座データベースから講座内容情報を読出し、テスト問題を読出し、回答情報を読出し、夫々出力手段32からイントラネット11を介して送信要求されたパソコン12dに送信する。
【0028】
記憶装置34には、制御装置33の制御プログラムが記憶されている。表示装置35は、入力手段31に入力される情報、出力手段32から出力する情報をリアルタイムで表示する。
【0029】
環境教育講座データベース41には、例えば、図3に示すような環境講座の教育用講義内容情報が記憶されている。安全教育講座データベース42には、例えば図4に示すような安全講座の教育用講義内容情報が記憶されている。これらの講義内容情報は、受講内容の講義資料であり、テキストであり、音声による講義が有る場合と表示のみのときで異なる内容になる。写真や図を主体にした講義内容も考えられる。図3、図4の講義内容情報は、講義の内容例を一部箇条書きで示したものである。
【0030】
受講、テストなどの実施記録データベース43には、例えば図5に示すような受講履歴となる図1に示す受講者20の所属、受講年月日、受講者名、講座名を示す講座番号、テスト問題整理番号、採点結果などが関連付けられて記憶されている。即ち、実施記録データベース43には、受講履歴が記録される。
【0031】
テスト問題情報データベース44には、各講座に関連付けて多数種のテスト問題が記憶されている。テスト回答情報データベース45には、受講者20がテストを受け、その回答をコントローラ23から入力された回答情報がサーバ10に送信され、各受講者名、各問題情報に関連付けて記憶される。テスト回答情報データベース45に記憶された情報は、同一受講者20に同一問題、同一職場に同一問題が後日テスト問題として出題されないように管理するために使用することができる。
【0032】
テスト正解情報データベース46には、各講座、各問題に関連付けて正解情報が記憶されている。
テストの採点を高速処理するためにテスト問題は、理解度のテストであるため現実的でない判り難く、ひねった問題や論文方式は望ましくなく、択一式、○×式など数字で回答する問題が出題されることが望ましい。○×式の回答は、予め例えば回答「○」は、「1」、回答「×」は、「2」と定めることにより数字で回答することが可能である。
【0033】
サーバ10には、テスト問題情報を送信したパソコン12dのアドレス情報、テストを受験した受験者名情報および回答入力器のアドレスが記憶された実施記録データベース43が設けられ、同一パソコンに同一テスト問題を送信しないように構成されている。
【0034】
コントローラ23は、教育を受けたのちのテスト問題がスクリーン18に表示され、その回答情報を各受講者20が入力するためのもので、図6に示すような操作ボード50の構成になっている。回答入力器例えば各受講者20用のコントローラ23は、図1に示すプロジェクタ15に表示されるテスト問題の回答情報を入力するテンキー53と、通信ネットワークの図1に示すイントラネット11に接続されたパソコン12dを介して回答情報をサーバ10に送信するための送信キー55とを有する。
【0035】
即ち、コントローラ23は、数字1〜0までのキー51および削除のキー52が配列されたテンキー53と、回答情報を図1に示すパソコン12d、イントラネット11を介してサーバ10に送信するための送信キー55が設けられて構成されている。テンキー53は、テスト問題の回答情報を受講者20が入力するためのものである。
【0036】
コントローラ23は、テストやアンケートなど排他的、独立的に、各受講者20の回答情報を入力するためのものであるため、各受講者20毎に用意される。コントローラ23の数は、1台のパソコン12dで通信できる数又は分配器16の分配数で決まる。1回の受講者数をコントローラ23の台数で決定してもよいし、1回の受講者数は、多数人にして、受験するテストのみ複数回に分けて実施してもよい。この場合、テスト問題は、自動的に異なる問題が選択される。テスト問題は、同一テスト問題を連続して図1に示すサーバ10が同一のパソコン12dに送信しないようにプログラムすることがテストによる理解度を確認するのに有効である。
【0037】
各コントローラ23には、テストの結果について他の受講者20のコントローラ23と区別するために予めIDが登録されて付与される。IDは連番を割り当ててもよいし、受講者20が変わる都度かえてもよいし、各受講者20の従業員番号、番地、電話番号、電子メールアドレスなど受講者20を特定するものであればいずれを使用してもよい。各受講者20は、各回答入力器の識別情報および受講者名情報を各回答入力器から入力してサーバに登録することによりテスト結果を管理することができる。
【0038】
プロジェクタ15は、図1に示すようにパソコン12dのモニタ用出力端子に接続され、パソコン12dに送信された教育講座内容情報をプロジェクタ15により光学的に投影し、拡大してスクリーン18に表示する装置である。プロジェクタ15の投影用原画は、例えば液晶パネル151に表示され、この液晶パネル151に表示された画像を光源152からの光を投射することによりスクリーン18に拡大した画像が表示される。液晶パネル151に表示される画像情報は、パソコン12dの液晶又はCRTのモニタに表示される画像情報である。液晶パネル151は、投影用として使用するため投光タイプの液晶が望ましい。即ち、液晶パネル151の画像は、光学レンズ153によりスクリーン18上に焦点が合わせられ、鮮明な画像で表示される。
【0039】
表示される内容は、講義情報やテスト問題情報などプロジェクタ15により投影され表示される文章、図面であり、同時に講義の音声も表示されることが望ましい。表示される内容は、音声表示が入ることにより電子教育システム1の講義の臨場感が向上し、講演者の画像が映写されることによりさらに臨場感が向上する。多数の受講者20が同時に受講できるように表示する手段であれば、プロジェクタに限らない。例えば10人程度であれば40インチ程度のTV受像機でもよい。
【0040】
各パソコン12a〜12fは、CRT、LCDなどの表示部121と、キーボード122とマウス123などの入力部とからなる。パソコン12dは、当該職場の管理者用パソコンであり、この職場は、パソコンを使用しない製造現場である。この職場で作業するパソコン12a〜12fを所持しない多数の社員が、電子教育システム1による教育を受けられるようにするのがこの実施形態である。
【0041】
通信ネットワークは、イントラネット11のほかインターネット、LAN回線など何れでもよい。
【0042】
次に、電子教育の受講方法について図1〜図6を参照して説明する。図1〜図6と同一部分には同一符号を付与して説明し、その詳細な説明を省略する。
【0043】
イントラネット11を利用した教育講座には、例えば環境教育および安全教育などの社員教育用講座が用意されている。この教育講座は、イントラネット11に接続されたサーバ10のデータベースに記憶されている。イントラネット11に接続されたパソコン12a〜12f所持者は、いつでも、何処にいても、必要に応じてサーバ10に接続して社員教育講座を受講し、テストを受け、テスト結果の送信を受け、受講履歴に登録される。
【0044】
生産現場で作業するパソコン12a〜12fが配布されていない社員の社員教育は、イントラネット11に接続された1台のパソコン12dにプロジェクタ15を接続し、パソコン12dが受信した教育講座情報をリアルタイムでスクリーン18に投影して多数の社員が、同時に受講する。受講後、各受講者20は、テストを受け、テストの回答情報を各コントローラ23からパソコン12d、イントラネット11を介してサーバ10に送信し、テスト結果は、サーバ10から上司のパソコン12dに回答されるシステムである。
【0045】
サーバ10は、テスト終了後、各受講者20にアンケートの問題を送信し、アンケートの回答情報は、各コントローラ23からパソコン12d、イントラネット11を介してサーバ10に入力される。サーバ10に入力されたアンケートの結果は、各受講者20に関連付けてアンケート結果情報データベース47に記憶される。
【0046】
サーバ10は、実施記録データベース43、テスト回答情報データベース45、アンケート結果情報データベース47などのデータを分析する。分析結果は、講義内容の充実や再教育者に講義レベルを下げた理解し易い説明に変更するなどの際に利用される。即ち、サーバ10は、全社員の社内教育の受講状況を一元管理することができる。
【0047】
次に、電子教育の受講について図7のフローチャートを参照して説明する。図1〜図6と同一部分には同一符号を付与して説明し、その詳細な説明を省略する。
【0048】
受講管理者は、パソコン12dからサーバ10に社員教育例えば環境教育を選択して、イントラネット11を介して入力することによりスタートする(F−1)。
【0049】
IDアドレスの登録
各コントローラ23には、識別情報として例えばIDアドレスが付与され、IDアドレスは各受講者20が使用するコントローラ23と受講者名との確認に用いられる。換言すれば、IDアドレスは、コントローラ23からテストの回答情報を入力すると、テスト結果の管理に使用される。各受講者20は、コントローラ23毎に割り当てられたIDアドレス情報(F−2)と受講者名情報とをコントローラ23のテンキー53を叩いた後、送信キー55を押すことによりイントラネット11を介してサーバ10にIDアドレス情報と受講者名情報(F−3)が送信される。サーバ10は、入力されたIDアドレス情報と受講者名情報とを関連付けて実施記録データベース43に記憶して受講登録が完了する。
【0050】
講義の開始
管理者は、パソコン12dから講義内容情報の送信要求をサーバ10に送信する(F−4)。サーバ10は、環境教育講座データベース41から要求された講義講座名の講義内容情報を読出し、講義内容情報はイントラネット11と、パソコン12dを介してプロジェクタ15によりスクリーン18に表示されて、講義が開始される(F−5)。受講者20は、質問はできないが、メモをとることはできる。
【0051】
講義終了
講義の終了情報は、サーバ10からパソコン12dに送信され、スクリーン18に表示されて終了する(F−6)。サーバ10は、受講者20全員について集合教育が終了した旨の予め定められた講座番号情報、受講年月日情報、受講者名情報に関連付けて受講済みの登録情報を記憶する。
【0052】
テストの要求
講義終了後、受講管理者は、パソコン12dからサーバ10に理解度を確認するためのテストの要求情報を出力する(F−7)。サーバ10は、過去のテスト履歴を調査してテスト問題の選択を行う。テスト問題の選択は、実施記録データベース43に記憶されたデータから同一職場において過去出題されなかったテスト問題が優先的に選択される。選択されたテスト問題は、テスト問題情報データベース44から自動的に読み出され、出力手段32からパソコン12dに送信され、プロジェクタ15によりスクリーン18に投影されて、各受講者20にテストが開始される(F−8)。
【0053】
各受講者20は、各自の手前に用意されているコントローラ23から各問題の回答情報を数値でテンキー53を操作して入力したのち、送信キー55を操作する(F−9)ことにより、回答情報はサーバ10に入力される。サーバ10は、テスト日時情報、IDアドレス情報、受講者名情報に関連付けてテスト回答情報データベース45に送信キー55の操作毎に記憶する。サーバ10は、逐次テスト問題を送信し、総てのテスト問題の送信が完了後全員の回答情報を受信してテストを終了する(F−10)。サーバ10は、受講者20全員についてテストが終了した旨の情報を、実施記録データベース43に記憶する。実施記録データベース43には、終了したテストの予め定められたテスト問題整理番号が講座番号情報、受講年月日情報、受講者名情報などに関連付けて記憶される。
【0054】
テストの採点
サーバ10は、テストが終了した該当する回答情報をテスト回答情報データベース45から読出し、テスト正解情報データベース46から読み出した正解情報と照合することにより、一致していれば、正解、不一致であれば不正解と判定して順次受講者20全員の採点を実施する(F−11)。採点結果情報は、サーバ10で合否判定が行われてテスト回答情報データベース45に受講者名情報、IDアドレス情報、受験年月日情報に関連付けて記憶されて履歴書き込みが行われる。さらに、採点結果情報は、受講管理者のパソコン12dに送信して、報告する(F−12)。サーバ10は、受講者20全員のテスト結果を、テストを要求したパソコン12dに送信する。
【0055】
さらに、サーバ10は、受講者20全員についてテストの採点結果をテスト問題整理番号情報、講座番号情報、受講年月日情報、受講者名情報に関連付けて実施記録データベース43に記憶する。採点結果は、分析、解析が行われ(F−13)、講義内容、講義の仕方などの充実を行い、理解度を向上させるための資料として利用される。
【0056】
次に、サーバ10は、受講者20に予め定められたアンケート問題情報をパソコン12dに送信する。プロジェクタ15は、送信されたアンケート問題情報をスクリーン18に表示する(F−14)。各受講者20は、各コントローラ23からそれぞれ独立に回答情報をサーバ10に送信し(F−15)、サーバ10は送信された回答情報をアンケート結果情報データベース47に記憶する。アンケート結果情報データベース47に記憶された各受講者20のアンケートの回答情報は、必要に応じて読み出されて、分析され加工される。
このようにして社内教育を終了する(F−16)。
【0057】
上記実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。パソコンを所有していない人も通信ネットワークに接続されたパソコン12a〜12fの講座を受講することができる。さらに、パソコン12a〜12fを所有していなくても通信ネットワークによる教育システムにおいて、複数人の受講者20が同時に講義、テスト、アンケートなどを受けることができる。さらに、電子教育システム1は、受講管理、テスト結果、アンケート回答などのデータを電子データとして一元管理することができ、テスト結果から受講履歴への書き込み、採点や分析を行うことが可能である。即ち、電子教育システム1は、無人にて全社員の社内教育、テスト結果、アンケート結果、受講履歴などを電子データで一元管理することができる。さらに、ネットワークやパソコン環境によらず、受講者20全員が同等の環境で社内教育を受講することができる。さらに、テストの回答を採点した結果の集計やアンケートの結果集計、受講管理を簡易化することができる。さらに、受講者20全員が同等の環境で教育を受講することができる。さらに、テスト回答結果、アンケート結果、受講管理、テスト結果の解析結果などについて電子化を促進することができ、リアルタイムで管理することができる。
【0058】
さらに、テストを受け、採点を受け、テスト結果を登録し、受講履歴を登録するプロセスのスループットを短縮することができる。管理者の採点や受講履歴管理などの負担を軽減することができる。さらに、社内教育のペーパレスが可能となる。
【0059】
上記実施形態では社員教育の実施形態について説明したが、教育であれば何れでもよく、また、展示会でのクイズと回答結果の収集やアンケート出題と回答結果の収集、情報処理、ビジネスキャリアなどの資格試験、セミナなどいずれでもよい。
【0060】
【発明の効果】
この発明によれば、環境教育受講依頼から実際の環境教育頒布までのタイムラグをできるだけ短くし、さらに環境教育システムの方法、システム、情報の登録方法、登録システムおよび自動採点、自動登録システム、認証システム等の効果が判り易く、なお且つ小規模な事業形態の環境教育依頼であっても環境教育し易い
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子教育システムの実施形態を説明するためのシステム構成図。
【図2】図1のサーバの構成を説明するためのシステム構成図。
【図3】図2の環境教育講座データベースに記憶された講座内容例を具体的に説明するための図。
【図4】図2の安全教育講座データベースに記憶された講座内容例を具体的に説明するための図。
【図5】図2の実施記録データベースに記憶される履歴項目の例を具体的に説明するための図。
【図6】図1のコントローラの実施例を説明するための操作面を示す図。
【図7】図1電子教育方法方法を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…電子教育システム、2…通信ネットワーク教育システム、3…プロジェクタ教育システム、10…サーバ、11…イントラネット、12a〜12f…パソコン、13…中央制御装置、14…記憶手段、15…プロジェクタ、16…分配器、18…スクリーン、20…受講者、21a,21b…机、23…コントローラ、31…入力手段、32…出力手段、33…制御装置、34…記憶装置、35…表示装置、37…各種データベース、41…環境教育講座データベース、42…安全教育講座データベース、43…実施記録データベース、44…テスト問題情報データベース、45…テスト回答情報データベース、46…テスト正解情報データベース、47…アンケート結果情報データベース、50…操作ボード、51,52…キー、53…テンキー、55…送信キー、121…表示部、122…キーボード、123…マウス、151…液晶パネル、152…光源、153…光学レンズ。
Claims (5)
- 教育用講義内容情報を記憶し要求された講義内容情報を読出して送信するサーバと、
このサーバが接続された通信ネットワークと、
この通信ネットワークに接続され、前記サーバに対して前記講義内容情報を送信要求し、送信された前記講義内容情報を表示して受講するための端末とからなる電子教育システムにおいて、
前記端末に接続され前記端末に送信された前記講義内容情報を光学的に拡大して表示し、同時に複数の受講者が受講するためのプロジェクタと、
前記端末に夫々接続され前記講義内容情報に関する各受講者毎にテストの回答情報を入力して前記サーバに送信するための各受講者用回答入力器と
を具備してなることを特徴とする電子教育システム。 - 前記回答入力器は、前記プロジェクタに表示されるテスト問題の回答情報を入力するテンキーと、前記通信ネットワークに接続された端末を介して前記回答情報を前記サーバに送信するための送信キーとを有することを特徴とする請求項1記載の電子教育システム。
- 前記サーバは、前記テスト終了後テスト結果を前記通信ネットワークに接続された前記テストを要求した端末に送信するようにしたことを特徴とする請求項1記載の電子教育システム。
- 前記各回答入力器の識別情報および受講者名情報を前記端末から入力して前記サーバに登録することにより前記テスト結果を管理するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の電子教育システム。
- 前記サーバは、テストの問題情報を送信した端末のアドレス情報、前記テストを受験した受験者名情報および前記回答入力器のアドレスを記憶するデータベースを有し、同一端末に同一テスト問題を送信しないようにしたことを特徴とする請求項1,3,4のいずれか1項記載の電子教育システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002237271A JP2004077739A (ja) | 2002-08-16 | 2002-08-16 | 電子教育システム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=32021079
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011013605A1 (ja) | 2009-07-27 | 2011-02-03 | 三洋電機株式会社 | プレゼンテーションシステム |
JP2012190404A (ja) * | 2011-03-14 | 2012-10-04 | Ricoh Co Ltd | 表示装置、表示システム及びプログラム |
CN108922270A (zh) * | 2018-05-21 | 2018-11-30 | 阮晓萍 | 一种可携带教育平台终端 |
-
2002
- 2002-08-16 JP JP2002237271A patent/JP2004077739A/ja not_active Withdrawn
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WO2011013605A1 (ja) | 2009-07-27 | 2011-02-03 | 三洋電機株式会社 | プレゼンテーションシステム |
JP2012190404A (ja) * | 2011-03-14 | 2012-10-04 | Ricoh Co Ltd | 表示装置、表示システム及びプログラム |
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