JP2004076905A - 伝動ベルトおよびその製造方法 - Google Patents

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▲高▼橋 長
Takeru Takahashi
Takayuki Kusano
草野 隆行
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Abstract

【課題】上ゴム層5をベルト背面に露出させるようにしたVリブドベルトにおいて、放熱性を向上させ、もって、熱劣化によるベルト寿命の短命化を回避できるようにする。
【解決手段】ベルト背面に微細な凹凸を形成して放熱面積を拡大する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベルト背面側にゴム層を備えたVリブドベルトや平ベルトなどの伝動ベルトに関し、特に熱劣化によるベルト寿命の短命化を回避する対策に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車用エンジンのベルト式補機駆動装置において、エンジンのクランク軸のトルクを、オルタネータやエアコン用圧縮器などの補機に伝達する手段として、Vリブドベルトが使用されることは知られている。
【0003】
従来のVリブドベルト(従来例1)は、一般に、図7に示すように、心線aが埋設された接着ゴム層bのベルト内面側(同図下側)にリブゴム層cが積層されており、リブゴム層cのベルト内面側には、各々、ベルト長さ方向に延びる複数条(図示する例では、3条)のリブd,d,…がベルト幅方向(同図の左右方向)に並ぶように配置されている一方、接着ゴム層bのベルト背面側(同図上側)には、上ゴム層eが積層されており、この上ゴム層eのベルト背面側には、帆布層fが積層されている。
【0004】
また、近年では、図8に示すように、主にコストダウンを目的として、帆布層fを省略し、結果的に上ゴム層eをベルト背面に露出させるようにしたVリブドベルト(従来例2)も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年では、Vリブドベルトの使用環境として、ビスカスヒータの使用やオートテンショナの2個使いのように補機の使用個数が増加したり、1本のVリブドベルトでもって多数の補機を駆動するようにしたサーペンタインドライブなどの多軸屈曲レイアウトが採用されるなどの事情から、雰囲気温度が上昇するのみならず、伝達負荷に応じて生じるプーリ上でのスリップ量が増加してベルト発熱量が増大しており、このことで、上記従来のVリブドベルトでは、従来例2のように、上ゴム層eがベルト背面に露出していて該上ゴム層eからベルト背面への熱伝導性が従来例1のものに比べて高くなっている場合であっても、ベルトの温度が上昇しやすく、このために、熱劣化が助長され、その結果、ベルト寿命が短命化するという問題がある。
【0006】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、ベルト背面側のゴム層をベルト背面に露出させるようにしたVリブドベルトなどの伝動ベルトにおいて、ベルト背面の形状に改良を加えることで、ベルト背面における放熱性を向上させ、もって、熱劣化によるベルト寿命の短命化を回避できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成すべく、本発明では、ゴム層が露出しているベルト背面に、微細な凹凸を形成して該ベルト背面の放熱面積を拡大することにより、伝動ベルトの放熱性を高め、このことで、熱劣化を抑えてベルト寿命の短命化を回避するようにした。
【0008】
具体的には、請求項1の発明では、ベルト背面側のゴム層をベルト背面に露出させるようにした伝動ベルトを前提としている。
【0009】
そして、上記ベルト背面の略全面には、微細な凹凸が形成されているものとする。
【0010】
上記の構成において、ベルト背面側のゴム層は、ベルト背面に露出しているので、そのゴム層のベルト背面側が帆布層に覆われている場合に比べて、ゴム層からベルト背面への熱伝導性が高くなる。さらに、そのベルト背面では、微細な凹凸により該ベルト背面の放熱面積が拡大する。よって、ベルトの放熱性が向上してベルトの温度上昇が抑えられるので、熱劣化によるベルト寿命の短命化は回避されるようになる。
【0011】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、凹凸は、ベルト長さ方向において不規則に設けられているものとする。
【0012】
上記の構成において、ベルト背面に凹凸があると、伝動ベルトの走行時に、その凹凸により、風切り音が発生するようになる。このとき、凹凸が不規則であるので、凹凸が規則的である場合に比べて、風切り音は低減する。尚、「不規則な凹凸」とは、凹凸の形状ないし大きさが不規則である状態、および凹凸の配置が不規則である状態のうち、少なくとも一方の状態にあることをいう。
【0013】
請求項3の発明では、請求項1の発明において、凹凸は、帆布の織り目状をなしているものとする。
【0014】
上記の構成において、ベルト背面の凹凸が、帆布の織り目状であるので、請求項1の発明における凹凸の放熱作用は具体的に営まれる。
【0015】
請求項4の発明では、請求項3の発明に係る伝動ベルトの製造方法として、伝動ベルトの製造過程におけるベルト中間体を所定形状に成形する際に、ベルト中間体のベルト内面を所定形状に形成する成形面を外周に有する内型と、上記ベルト中間体のベルト背面を所定形状に形成する成形面を内周に有するゴム型とを用いる場合には、先ず、内型上に外嵌合された状態のベルト中間体に対し、該ベルト中間体との間に帆布を介在させてゴム型を套嵌する。次いで、上記帆布の織り目がベルト中間体のベルト背面に転写されるようにゴム型を半径方向内方に加圧して該ベルト中間体を所定形状に成形する。しかる後、所定形状に成形されたベルト中間体から伝動ベルトを得るようにする。
【0016】
上記の構成において、内型およびゴム型を用いてベルト中間体を成形する際には、先ず、内型上に外嵌合された状態のベルト中間体に対し、このベルト中間体との間に帆布を介在させてゴム型が套嵌される。次いで、上記帆布の織り目をベルト中間体のベルト背面に転写させるようにゴム型が半径方向内方に加圧され、これにより、ベルト中間体が所定形状に成形されるとともに、ベルト背面には、上記帆布の織り目状の凹凸が形成され、そのベルト中間体から伝動ベルトが得られることとなる。よって、内型およびゴム型を用いてベルト中間体を成形する際に、ゴム型とベルト中間体との間に帆布を介在させるだけで、ベルト背面に帆布の織り目状の凹凸が形成されるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
【0018】
図1は、本発明の実施形態に係るVリブドベルトRの全体構成を示しており、このVリブドベルトRは、自動車用エンジンのベルト式補機駆動装置の伝動ベルトとして使用される。
【0019】
このVリブドベルトRは、ベルト厚さ方向におけるベルト内面側(図1の下面側)に配置されたリブゴム層1を備えている。このリブゴム層1は、ベルト内面に露出しており、そのベルト内面には、各々、ベルト長さ方向に延びる複数条(図示する例では、3条)のリブ2,2,…がベルト幅方向に等ピッチに並ぶように配置されている。
【0020】
上記リブゴム層1のベルト厚さ方向におけるベルト背面側(図1の上面側)には、断面略矩形状の接着ゴム層3が配置されている。この接着ゴム層3には、心線4が埋設されている。この心線4は、VリブドベルトRのベルトピッチ面上に所定のピッチでもってベルト幅方向(同図の左右方向)に並ぶよう配置されている。
【0021】
上記接着ゴム層3のベルト背面側には、ゴム層としての上ゴム層5が配置されている。この上ゴム層5は、接着ゴム層3の場合と同様に断面略矩形状をなしていて、該接着ゴム層3を介してリブゴム層1に一体に接着されている一方、ベルト背面に露出している。
【0022】
そして、本実施形態では、VリブドベルトRのベルト背面、つまり、上ゴム層5のベルト背面には、帆布の織り目状をなす微細な凹凸がベルト長さ方向において規則的に設けられている。
【0023】
ここで、上記のように構成されたVリブドベルトRの製造方法を、図2および図3に基づいて説明する。
【0024】
本製造過程では、外周に断面円形状の成形面を有する内型としての内金型10と、内周に断面円形状の成形面を有するとともに、その成形面に帆布30を貼着してなるゴム型としてのゴムスリーブ20とが用いられる。帆布30は、経糸および緯糸が、それぞれ、1cmの間に数十本の割合いで配置されてなるものである。
【0025】
そして、内金型10の成形面に、先ず、リブゴム層1を形成するための未加硫のゴムシートを巻き付ける。次いで、その上に、接着ゴム層3のベルト内面側部位を形成するための未加硫のゴムシートと、心線4と、接着ゴム層3のベルト背面側部位を形成するための未加硫のゴムシートとを順に巻き付ける。しかる後、上ゴム層5を形成するための未加硫のゴムシートを巻き付ける。これにより、内金型10上に、ベルト中間体としての未成形のベルトスラブSが形成される。
【0026】
次に、内金型10上のベルトスラブSに対し、ゴムスリーブ20を套嵌する。これにより、ベルトスラブSの外周側に、帆布30が配置されたことになる。この状態で、図外の加圧手段により、ゴムスリーブ20の外周面に半径方向内方への押圧力を加える。すると、ベルトスラブSの内周面は、内金型10の成形面に押圧されて所定のベルト内面形状であるリブ面に形成され、一方、ベルトスラブSの外周面は、ゴムスリーブ20の成形面に押圧されて所定のベルト背面形状に形成される。これにより、所定形状に成形されたベルトスラブSが得られる。
【0027】
このとき、帆布30の織り目がベルトスラブSの外周面に転写されるので、ベルトスラブSの外周面には、帆布30の織り目状の微細な凹凸がベルト長さ方向において規則的に設けられる。その後、ベルトスラブSを所定のベルト幅寸法でもって幅切りされる工程などを経ることで、各々、帆布30の織り目状をなす微細な凹凸が上ゴム層5のベルト背面にベルト長さ方向において規則的に設けられてなる複数本のVリブドベルトRが得られることとなる。
【0028】
次に、上記のVリブドベルトRを用いて行った耐久テストについて説明する。また、比較のために、上ゴム層5のベルト背面を、微細な凹凸のないフラットな面に形成したVリブドベルトを作成し、これを比較例として同様のテストを行った。
【0029】
尚、各Vリブドベルトの寸法形状としては、ピッチ周長さが1000mmであり、、また、図4に示すように、リブ数が3であり、ベルト厚さDがD=4.3mmであり、リブ高さHがH=2.0mmである。材料としては、接着ゴム層には、クロロプレンゴムを、リブゴム層および上ゴム層には、短繊維入りクロロプレンゴムをそれぞれ用いた。また、心線は、ポリエチレンテレフタレート(PET)であって、各々、2本のヤーン(1111dtex≒1000de)を下撚りしてなる3本のストランドが上撚りされたものであり、この心線は、ベルト幅方向において1.15mmのピッチでもって配置されている。そして、発明例のVリブドベルトのベルト背面の平均凹凸量(凹部と凸部との間の平均高低差)Tは、T=0.5mm(比較例の場合には、T=0mm)であった。
【0030】
テストの要領としては、図5に示すように、各々、プーリ径φがφ=120mmである駆動プーリ41および従動プーリ42と、各々、プーリ径φがφ=45mmであって、回転軸心が固定された固定アイドラーリ43および回転軸心を移動可能にした可動アイドラプーリ44とを用い、駆動プーリ41および従動プーリ42間にVリブドベルトを掛け渡し、該両プーリ41,42間の一方のスパンを固定アイドラプーリ43にベルト背面が接触しかつ該固定アイドラプーリ43に対するベルト巻付角θがθ=90°になるように巻き付け、他方のスパンを可動アイドラプーリ44にベルト内面が接触しかつ該可動アイドラプーリ44に対するベルト巻付角θがθ=90°になるように巻き付けた。
【0031】
そして、85±3℃の雰囲気下において、従動プーリ42が11.768kW(≒16PS)の動力でもって回転駆動されるように駆動プーリ41を4900rpmの回転速度に回転させつつ、可動アイドラプーリ44に、ベルト張力が増加する方向(図5の右方向)の荷重SW(833N≒85kgf)を加え、各Vリブドベルトの耐久時間を測定するようにした。また、テスト開始時点から50時間が経過した時点で、リブの側面におけるベルト温度を測定するようにした。以上の結果を、次表に併せて示す。
【0032】
【表1】
Figure 2004076905
【0033】
上記の表に示されるように、ベルト寿命については、比較例の場合には135時間であるのに対し、発明例では、その140%を超える194時間であった。また、50時間経過時点でのベルト温度については、比較例の場合には125℃であるのに対し、発明例では、それよりも8℃低い117℃であった。これらのことから、ベルト背面の微細な凹凸により放熱性が向上してベルトの温度上昇が低く抑えられるようになり、このことで、熱劣化によるベルト寿命の短命化が回避されることが判る。
【0034】
したがって、本実施形態によれば、ベルト背面側の上ゴム層5をベルト背面に露出させるようにしたVリブドベルトRにおいて、ベルト背面に形成した微細な凹凸により、該ベルト背面における放熱面積を拡大することができるので、VリブドベルトRの放熱性を高めて該VリブドベルトRの温度上昇を抑えることができ、よって、熱劣化によるベルト寿命の短命化を回避することができる。
【0035】
尚、上記の実施形態では、凹凸をベルト長さ方向において規則的に設けるようにしているが、不規則に設けるようにすることもできる。この場合には、ベルト走行時に凹凸により生じる風切り音を、低減することができる。
【0036】
また、上記の実施形態では、帆布の織り目状の凹凸を形成するのに、ベルトスラブ成形時にゴムスリーブ20内周に帆布30を配置するようにしているが、ゴムスリーブの成形面に上記凹凸の型を予め設けておくようにしてもよいし、さらには、ベルトスラブ成形工程の後に凹凸を形成するようにしてもよい。
【0037】
また、上記の実施形態では、ベルト背面の微細な凹凸を、帆布の織り目状に形成するようにしているが、それ以外の形状に形成することもできる。
【0038】
さらに、上記の実施形態では、VリブドベルトRの場合について説明しているが、本発明は、図6に示す他の実施形態のように、心線6が埋設された接着ゴム層7のベルト内面側(同図下側)に下ゴム層8を備えている一方、ベルト背面側(同図上側)にゴム層としての上ゴム層9を備えた平ベルトFに適用することができる他、ベルト背面にリブや歯部などの突起部を有していなくてベルト背面がフラットである種々の伝動ベルトに適用することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、ベルト背面側のゴム層をベルト背面に露出させるようにした伝動ベルトにおいて、ベルト背面に形成した微細な凹凸により、該ベルト背面における放熱面積を拡大することができので、ベルトの放熱性を向上させてベルトの温度上昇を低く抑えることができ、よって、熱劣化によるベルト寿命の短命化を回避することができる。
【0040】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明による効果に加え、上記の凹凸がベルト長さ方向において不規則であるので、その凹凸により発生するベルト走行時に風切り音を低減することができる。
【0041】
請求項3の発明によれば、凹凸が帆布の織り目状に規則的に形成されているので、請求項1の発明による効果を具体的に得ることができる。
【0042】
請求項4の発明に係る伝動ベルトの製造方法によれば、従来の内型およびゴム型を用いてベルト中間体を成形する際に、ゴム型とベルト中間体との間に帆布を介在させるだけでベルト背面に帆布の織り目状の凹凸を形成することができるので、請求項3の発明に係る伝動ベルトを、容易にかつ低コストで製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るVリブドベルトの全体構成を示す横断面図である。
【図2】内金型およびゴムスリーブによるベルトスラブ成形状態を模式的に示す横断面図である。
【図3】ゴムスリーブの要部を拡大して模式的に示す断面図である。
【図4】耐久テストしたVリブドベルトを模式的に示す横断面図である。
【図5】耐久テストのレイアウトを模式的に示す配置図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る平ベルトの全体構成を示す図1相当図である。
【図7】帆布層を備えた従来のVリブドベルト(従来例1)の全体構成を示す図1相当図である。
【図8】帆布層が省略された従来のVリブドベルト(従来例2)の全体構成を示す図1相当図である。
【符号の説明】
R Vリブドベルト(伝動ベルト)
5 上ゴム層(ゴム層)
S ベルトスラブ(ベルト中間体)
10 内金型(内型)
20 ゴムスリーブ(ゴム型)
30 帆布
F 平ベルト(伝動ベルト)
9 上ゴム層(ゴム層)

Claims (4)

  1. ベルト背面側のゴム層をベルト背面に露出させるようにした伝動ベルトであって、
    上記ベルト背面の略全面に、微細な凹凸が形成されている
    ことを特徴とする伝動ベルト。
  2. 請求項1記載の伝動ベルトにおいて、
    凹凸は、ベルト長さ方向において不規則に設けられている
    ことを特徴とする伝動ベルト。
  3. 請求項1記載の伝動ベルトであって、
    凹凸は、帆布の織り目状をなす
    ことを特徴とする伝動ベルト。
  4. 請求項3記載の伝動ベルトを製造するようにした伝動ベルトの製造方法であって、
    外周に、ベルト中間体のベルト内面を所定形状に形成する断面円形状の成形面を有する内型と、内周に、上記ベルト中間体のベルト背面を所定形状に形成する断面円形状の成形面を有するゴム型とを用い、
    上記内型上に外嵌合された状態のベルト中間体に対し、該ベルト中間体との間に帆布を介在させてゴム型を套嵌し、
    次いで、上記帆布の織り目が上記ベルト中間体のベルト背面に転写されるように上記ゴム型を半径方向内方に加圧して該ベルト中間体を所定形状に成形し、
    しかる後、所定形状に成形されたベルト中間体から伝動ベルトを得る
    ことを特徴とする伝動ベルトの製造方法。
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