JP2004076033A - 高炉傾注樋の取り替え方法および装置 - Google Patents

高炉傾注樋の取り替え方法および装置 Download PDF

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西岡 潔
Noriaki Fujii
藤井 紀彰
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Abstract

【課題】大掛かりな天井クレーンや移動台車を用いる必要がなく、また傾注樋の複雑な取替え作業を必要としない傾注樋取り替え方法とその装置を提供する。
【解決手段】高炉から出銑された溶銑および溶滓を輸送車両に注入する傾注樋の取り替え方法において、前記傾注樋の上方に、該傾注樋を昇降させる昇降装置と可搬式架台とで構成する可搬式昇降装置を配設し、該可搬式昇降装置により、前記傾注樋を下降させて搬出することを特徴とする高炉傾注樋の取り替え方法および取り替え装置。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高炉から出銑された溶銑および溶滓を輸送車両に注入する傾注樋の取り替え方法および取り替え装置に関する。
具体的には、高炉鋳床において、溶銑、溶滓を鍋車やトピードカーの輸送車両に切り替えて注入する際用いる傾注樋の取り替え方法および取り替え装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高炉鋳床に設置される傾注樋は溶銑、溶滓を2台の輸送車両に切り替えて注入するために用いられ、溶銑、溶滓による耐火物の侵食のため定期的に取り外して補修される。
従来、この補修のために傾注樋を取り外すには、鋳床上に設置した大型天井クレーンにて傾注樋を吊り上げ、補修場所へと移動していた。
この際、傾注樋の上には傾注樋に注入する注入樋があるため、傾注樋を水平方向に移動させる必要があった。
また、取り替え前の傾注樋には、溶銑、溶滓が付着、固化するため、傾注樋の重量に対して過大な仕様の天井クレーンを配していた。
【0003】
図2は、従来の傾注樋の一般的な取り替え方法示す図である。
図2において、横方向または縦方向に走行する天井クレーン11で傾注樋1を吊り、矢印で示す方向に、傾注樋への注入樋4と干渉しない位置まで天井クレーン11を水平移動させた後、傾注樋1を鋳床8の上まで吊り上げて取り外し、取り外した傾注樋1は天井クレーンおよび輸送車両にて補修場へと輸送されており、多大な設備費、労力、時間がかかっていた。
前述のような天井クレーンを用いない方法としては、例えば、実開昭54−13908号公報に、天井クレーン11の代わりにモノレールと電動ホイストを用い傾注樋の取出し装置が提案されているが、この従来技術に用いるホイストのレールは傾注樋への注入樋4に対して反対方向に敷設される必要があり、モノレールの受け架台が日常作業の支障となるという問題点があった。
【0004】
図3は、従来の傾注樋を傾注樋への注入樋と干渉しない位置まで台車で移動する取り替え方法を示す図である。
図3において、傾注樋1の駆動装置2および傾注樋受け台3を移動台車12に搭載する構造とし、矢印で示す方向に、傾注樋1を移動台車12で水平移動させた後、天井クレーン11のような吊り上げ装置にて取り外す方法が一般に用いられおり、この方法も、多大な設備費、労力、時間がかかっていた。
この移動台車を用いない方法として、例えば、実開 平成02−22354公報には、円弧形状のレールと傾注樋外周に複数個の車輪を設け、回転させる方法で注入樋との干渉を回避する構造が提案されているが、設備費、労力、時間を軽減するには至っていなかった。
【0005】
このように、従来の高炉傾注樋の取り替え方法は、傾注樋をクレーンで吊り上げるので、傾注樋を注入樋と干渉しない位置まで水平移動させる事前作業または専用の移動装置が必要であり、多大な設備費、労力、時間がかかっていた。
さらに、出銑口前の大樋が固定式の高炉鋳床上において、補修等のため天井クレーンで吊り上げる最大の重量物は傾注樋であり、天井クレーンの吊り能力は、傾注樋に溶銑が付着,固化した地金の不確実な重量を過剰に見込んでその能力を決定していたため、過大な設備仕様となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前述のような従来技術の問題点を解決し、大掛かりな天井クレーンや移動台車を用いる必要がなく、また傾注樋の複雑な取替え作業を必要としない傾注樋取り替え方法とその装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述の課題を解決するために鋭意検討の結果なされたものであり、傾注樋上に吊り上げ吊り下ろし用可搬式架台を設置し、巻き上げ装置を用いて当該傾注樋の取替えを行うことにより、大掛かりな天井クレーンや移動台車を用いる必要がなく、また傾注樋に複雑な取替え作業を必要としない傾注樋取り替え方法とその装置を提供するものであり、その要旨とするところは特許請求の範囲に記載した通りの下記内容である。
【0008】
(1) 高炉から出銑された溶銑および溶滓を輸送車両に注入する傾注樋の取り替え方法において、前記傾注樋の上方に、該傾注樋を昇降させる昇降装置と可搬式架台とで構成する可搬式昇降装置を配設し、該可搬式昇降装置により、前記傾注樋を下降させて搬出することを特徴とする高炉傾注樋の取り替え方法。
(2) 高炉から出銑された溶銑および溶滓を輸送車両に注入する傾注樋の取り替え装置において、前記傾注樋の上方に、該傾注樋を昇降させる昇降装置と可搬式架台とで構成する可搬式昇降装置を配設したことを特徴とする高炉傾注樋の取り替え装置。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を、図1を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明における高炉傾注樋の取り替え方法および装置の実施形態を示す図である。
図1において、傾注樋1上に可搬式でフレーム構造の可搬式架台5を設置し、傾注樋1の昇降装置として巻き上げ装置6を併設または架台に搭載して、可搬式昇降装置を構成する。この可搬式昇降装置は、日常作業の障害とならぬよう、鋳床上の天井クレーンで搬送可能な重量、構造とする。
【0010】
傾注樋1は駆動装置2と受け台3により支持され、傾注樋への注入樋4から受けた溶銑、溶滓を下に並んだ2台の輸送車両に切り替えて注入する。
傾注樋1を取り替えるに当たり、可搬式架台5と巻上げ装置6を鋳床8上に設置し、ワイヤー7にて傾注樋1を吊り上げる。傾注樋受け軸引出し装置9によりそれまで傾注樋1を支持していた軸を抜き取り、巻上げ装置6を緩めることで、下に配したトラック10上に傾注樋1を載せる。
このようにして、図1の矢印で示すように、傾注樋1を下側に排出することにより、従来のように注入桶との干渉を避けるために、大掛かりな天井クレーンや移動台車を用いる必要がないうえ、傾注樋の複雑な取替え作業を必要としない。
【0011】
【本発明の効果】
本発明により、本発明は、大掛かりな天井クレーンや移動台車を用いる必要がなく、また傾注樋の複雑な取替え作業を必要としない傾注樋取り替え方法とその装置を提供することができる。
具体的には、天井クレーンの吊り能力を小さくすることができ、傾注樋への注入樋の先端の取り外し作業や、傾注樋を水平移動させる事前作業をなくすことができるなど、産業上有用な著しい効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における高炉傾注樋の取り替え方法および装置の実施形態を示す図である。
【図2】従来の傾注樋の一般的な取り替え方法示す図である。
【図3】従来の傾注樋を傾注樋への注入樋と干渉しない位置まで台車で移動する取り替え方法を示す図である。
【符号の説明】
1:傾注樋、
2:駆動装置、
3:傾注樋受け台、
4:傾注樋への注入樋、
5:可搬式架台、
6:巻上げ装置、
7:ワイヤー、
8:鋳床、
9:傾注樋受け軸引出し装置、
10:トラック、
11:天井クレーン、
12:傾注樋移動台車

Claims (2)

  1. 高炉から出銑された溶銑および溶滓を輸送車両に注入する傾注樋の取り替え方法において、前記傾注樋の上方に、該傾注樋を昇降させる昇降装置と可搬式架台とで構成する可搬式昇降装置を配設し、該可搬式昇降装置により、前記傾注樋を下降させて搬出することを特徴とする高炉傾注樋の取り替え方法。
  2. 高炉から出銑された溶銑および溶滓を輸送車両に注入する傾注樋の取り替え装置において、前記傾注樋の上方に、該傾注樋を昇降させる昇降装置と可搬式架台とで構成する可搬式昇降装置を配設したことを特徴とする高炉傾注樋の取り替え装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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LU91082B1 (fr) * 2004-06-04 2005-12-05 Wurth Paul Sa Dispositif pour remplacer la rigole principale d'un haut fourneau.
JP2008267701A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Nisshin Steel Co Ltd 電気炉の出銑樋取換方法

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