JP2004075436A - 天窓の構造 - Google Patents

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Sadahiko Watanabe
渡辺 定彦
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】複層ガラス体のガラス板の内面に結露しても曇るおそれがなく、また複層ガラス体の内部空間の気密を保つ必要がないためにコスト的に安価にできると共にガラス板の膨張割れを生じるおそれがない天窓の構造を提供する。
【解決手段】上下の平行な一対のガラス板1をガラス板1の周囲間にスペーサ2を介して一体化した複層ガラス体3の周縁を支持枠4の上に載置すると共に複層ガラス体3を介して支持枠4の上に載置した押さえ枠5aとの間に複層ガラス体3の周縁を挟持してガラス窓体5を形成し、屋根面の開口の周縁に立ち上げた立ち上げ枠6にガラス窓体5を装着した天窓である。これにおいて、複層ガラス体3の内部空間7に面するガラス板1の内面に超親水処理面8を形成する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋根に採光のために設けた天窓でガラス板の曇り止めをする構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に採光のための天窓は、上下の平行な一対のガラス板をガラス板の周囲間にスペーサを介して一体化した複層ガラス体の周縁を支持枠の上に載置すると共に複層ガラス体を介して支持枠の上に載置した押さえ枠との間に複層ガラス体の周縁を挟持してガラス窓体を形成し、屋根面の開口の周縁に立ち上げた立ち上げ枠にガラス窓体を装着して形成してあった。複層ガラス体の周囲のスペーサはシールするように介装してあり、複層ガラス体の内部空間の気密性を保ってある。またスペーサには乾燥剤を装填してあり、乾燥剤にて複層ガラス体内の内部空間を乾燥できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記の構造の天窓の複層ガラス体では内部空間の気密を保ってあると共に乾燥剤で乾燥しているために内部空間に水分がなくて結露して曇ったりすることがないが、経年により気密を保つためのシールが劣化してくると、内部に湿気が浸入することが起こりやすく、複層ガラス体のガラス板の内部空間側の内面に結露して曇るおそれがあるという問題がある。また複層ガラスの内部空間の気密を保つためにシールする必要があり、またスペーサに内部空間を乾燥するための乾燥剤を装填する必要があり、構造的に複雑になってコストがかかるという問題がある。また上記のように複層ガラス体の内部空間の気密を保ってあると、気圧の低い地域で設置したり、高温に晒されるところに設置したりしたとき、内部空間の空気層が膨張し、ガラス板が膨張割れを発生するおそれがある。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、複層ガラス体のガラス板の内面に結露しても曇るおそれがなく、また複層ガラス体の内部空間の気密を保つ必要がないためにコスト的に安価にできると共にガラス板の膨張割れを生じるおそれがない天窓の構造を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の天窓の構造は、上下の平行な一対のガラス板1をガラス板1の周囲間にスペーサ2を介して一体化した複層ガラス体3の周縁を支持枠4の上に載置すると共に複層ガラス体3を介して支持枠4の上に載置した押さえ枠5aとの間に複層ガラス体3の周縁を挟持してガラス窓体5を形成し、屋根面の開口の周縁に立ち上げた立ち上げ枠6にガラス窓体5を装着した天窓において、複層ガラス体3の内部空間7に面するガラス板1の内面に超親水処理面8を形成したことを特徴とする。ガラス板1の内面に超親水処理面8を設けたことにより、複層ガラス体3の内部空間7内の水分がガラス板1の内面に結露しても水を弾かなくなり、表面に水滴が形成されずに一様な水膜となり、ガラス板1が曇らなくなる。このように内部空間7内に水分があっても結露して曇ることがないために気密的にシールしたり乾燥剤を装填したりする必要がなくてコスト的に安価にでき、またガラス板1の膨張割れを生じたりするおそれがない。
【0006】
また複層ガラス体3の一対のガラス板1間のスペーサ2のうち少なくとも水下側に位置するスペーサ2に空気や水分が出入りできる溝部9を形成したことを特徴とすることも好ましい。ガラス板1に結露した水を溝部9を介して複層ガラス体3の外に排水できる。また溝部9を介して内部空間に通気することで内部の乾燥ができる。
【0007】
また水下側で支持枠4と押さえ枠5aとの間に外部に排水するための排水路10を前記溝部9に連通するように形成したことを特徴とすることも好ましい。ガラス板1に結露した水を溝部9、排水路10を介して外部に排水することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
ガラス窓体5は図1に示すように支持枠4と複層ガラス体3と押さえ枠5aとで主体が構成されている。複層ガラス体3は上下の平行な矩形板状のガラス板1とスペーサ2とで構成されており、ガラス板1の周囲に沿って矩形枠状に配置したスペーサ2を一対のガラス板1間に介装して一体化してある。支持枠4は合成樹脂発泡体のような樹脂材製で、4つの枠材を矩形枠状に枠組みして形成してある。押さえ枠5aはアルミニウムのような金属で形成せる枠材を矩形状に枠組みして形成されている。
【0009】
支持枠4の上面に複層ガラス体3の周縁が載置され、複層ガラス体3の周縁上に押さえ枠5aが載置され、支持枠4と押さえ枠5aとを締結ボルト11にて締結して支持枠4と押さえ枠5aとの間に複層ガラス体3の周縁を挟持するように一体化してガラス窓体5を組み立ててある。押さえ枠5aと複層ガラス体2の周縁の上面との間には全周に亙って防水パッキン12を介装してシールしてあり、複層ガラス体2の周縁の下面と支持枠4の上面との間にはゴム、合成樹脂等のガラス支持材13と発泡合成樹脂等の止水パッキン14を全周に亙るように介装してある。
【0010】
水勾配のある屋根面の採光用の開口の周縁には発泡合成樹脂のような樹脂製の立ち上げ枠6周方向に亙るように立設してあり、この立ち上げ枠6の上にガラス窓体5を配置してあり、ガラス窓体5の水上側の端部を立ち上げ枠6に開閉自在に装着してある。立ち上げ枠6の上端には水切り板15を全周に亙って装着してあり、水切り板15から一体に起立片16を立ち上げてあって、起立片16を全周に亙って設けてある。起立片16の上端には全周に亙ってシールパッキン17を装着してあり、ガラス窓体5を閉塞したとき押さえ枠5aをシールパッキン17に密着させて防水できるようになっている。起立片16より内周側の位置で水切り板15の上には排出経路19を設けてあり、水下側に位置する起立片16の下端には排水口18を内外に貫通するように穿孔してあり、排出経路19と外部とを排水口18にて連通させてある。
【0011】
ガラス窓体5の複層ガラス体3の一対のガラス板1の内部空間7側である内面には超親水処理面8を設けてあり、ガラス板1の内面に高い親水性を持たせてある。この超親水処理面8は高い親水性のために結露しても水滴とならなく、水膜となって曇ることがない。つまり、高い親水性のために水を弾くことなく、表面に水滴が形成されずに一様な水膜となり、曇りを防止することができる。この超親水性処理面8は特開平10−152396号公報に開示されるように形成されるものであり、二酸化チタン結晶配向膜のようなものである。
【0012】
複層ガラス体3のスペーサ2のうち少なくとも水下側に位置するスペーサ2には図2に示すうように空気や水分が出入りできる溝部9を内外に貫通するように設けてある。この溝部9は上下のガラス板1に対応するようにスペーサ2の上下に設けてある。本例の場合、水下側のスペーサ2の長手方向の中央の1箇所に溝部9を設けてあるが、スペーサ2の長手方向の複数箇所に設けてもよい。このように溝部9を設けてあると、ガラス板1に水膜を形成するように結露した水が溝部9を伝って複層ガラス体3の外に排水される。また溝部9を介して空気が複層ガラス体3の内外に通気されて内部を乾燥することもできる。
【0013】
また複層ガラス体3の周縁を支持枠4と押さえ枠5aとの間に挟持して取り付けるとき、少なくとも水下側では押さえ枠5aの内周面と複層ガラス体3の外周面との間に間隔保持材20を介在してある。この間隔保持材20は樹脂製のピース材であり、間隔保持材20を介在することで押さえ枠5aの内周面と複層ガラス体3の外周面との間に排水用の隙間Sが形成される。また支持枠4の上に押さえ枠5aを載設して取り付けられるが、押さえ枠5aと支持枠4との間に押さえ枠5aの長手方向の適所で内外に連通する排水路10が形成されている。しかして、複層ガラス体3のガラス板1の内面に結露すると、この結露水が図1の矢印aのように排水される。つまり、ガラス板1に結露した水は水勾配に沿ってガラス面を流れ、溝部9から複層ガラス体3の外に流出して隙間Sに入り、隙間Sから排水路10を通って排出経路19に至り、排水口18から外部に排出される。
【0014】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、叙述のように複層ガラス体の内部空間に面するガラス板の内面に超親水処理面を形成したので、複層ガラス体の内部空間内の水分がガラス板の内面に結露しても水を弾かなくなり、表面に水滴が形成されずに一様な水膜となり、ガラス板が曇らなくなるものであり、従来のようにシールの劣化による曇り発生のトラブルがないものであり、また内部空間内に水分があっても結露して曇ることがないために気密的にシールしたり乾燥剤を装填したりする必要がなくてコスト的に安価にでき、またガラス板の膨張割れを生じたりするおそれがないものである。
【0015】
また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、複層ガラス体の一対のガラス板間のスペーサのうち少なくとも水下側に位置するスペーサに空気や水分が出入りできる溝部を形成したので、ガラス板に結露した水を溝部を介して複層ガラス体の外に排水できるものであり、また溝部を介して内部空間に通気することで内部の乾燥ができるものである。
【0016】
また本発明の請求項3の発明は、請求項1において、水下側で支持枠と押さえ枠との間に外部に排水するための排水路を前記溝部に連通するように形成したので、ガラス板に結露した水を溝部、排水路を介して外部に排水することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の要部の断面図である。
【図2】同上のスペーサの斜視図である。
【符号の説明】
1 ガラス板
2 スペーサ
3 複層ガラス体
4 支持枠
5 ガラス窓体
6 立ち上げ枠
7 内部空間
8 超親水処理面
9 溝部
10 排水路

Claims (3)

  1. 上下の平行な一対のガラス板をガラス板の周囲間にスペーサを介して一体化した複層ガラス体の周縁を支持枠の上に載置すると共に複層ガラス体を介して支持枠の上に載置した押さえ枠との間に複層ガラス体の周縁を挟持してガラス窓体を形成し、屋根面の開口の周縁に立ち上げた立ち上げ枠にガラス窓体を装着した天窓において、複層ガラス体の内部空間に面するガラス板の内面に超親水処理面を形成したことを特徴とする天窓の構造。
  2. 複層ガラス体の一対のガラス板間のスペーサのうち少なくとも水下側に位置するスペーサに空気や水分が出入りできる溝部を形成したことを特徴とする請求項1記載の天窓の構造。
  3. 水下側で支持枠と押さえ枠との間に外部に排水するための排水路を前記溝部に連通するように形成したことを特徴とする請求項2記載の天窓の構造。
JP2002236068A 2002-08-13 2002-08-13 天窓の構造 Withdrawn JP2004075436A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2661056A1 (es) * 2016-09-19 2018-03-27 Francisco Zósimo BERLANA MARTIN Claraboya

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