JP2004075392A - 印刷装置内の分離パッドにアクセスする方法およびシステム - Google Patents

印刷装置内の分離パッドにアクセスする方法およびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷装置の給紙機構にある分離パッドが磨耗したり、汚れたときに容易に取換ができる方法と装置を提供する。
【解決手段】印刷装置には、給紙ローラアセンブリ、この給紙ローラアセンブリの近くに配置された分離パッド、底板を備えたプリンタハウジングがある。ユーザがこの底板を開くと、分離パッドに届くようになっている。
【選択図】 図2

Description

 本発明は、印刷装置の分野に関する。より詳細には、本発明は、印刷装置において使用される分離パッドを取り換えるための方法およびシステムに関する。
 インクジェットプリンタ、レーザプリンタ、コピー機、およびファクシミリ機のような印刷装置は、印刷プロセスにおいて用いられる紙または他の媒体のスタックを収納する場合が多い。紙のスタックは通常、印刷装置に組み込まれている1つまたは複数のトレイ内にある。印刷装置は、印刷媒体シートをトレイから引き出して印刷部(printing apparatus)に送り込む自動給紙機構を有する場合が多く、この印刷部において、文字、グラフィクッス、または他の画像がそのシート上に印刷され得る。
 場合によっては、自動給紙機構は、印刷媒体供給源から一度に複数のシートを引き出すことがある。これにより、印刷装置が詰まるか、あるいは他の問題が引き起こされることが多い。印刷媒体の搬送経路へ同時に複数のページが取り入れられることを防止するために、たいていの印刷装置は分離パッドを有する。分離パッドは通常、主給紙ローラに隣接して配置されるゴム製の小型フラップである。その名が示唆しているように、分離パッドは、印刷媒体シートが印刷装置の搬送経路に入る際に印刷媒体シートを分けることを目的としている。分離パッドは概して、主給紙ローラの方に付勢され、経時により、磨耗するか、または汚れるため、取換えが必要となる。
 磨耗したあるいは汚れた分離パッドが適時に取り換えられない場合、給紙機構によって複数のシートが印刷装置に給紙される可能性が高い。指摘したように、印刷システムへの複数のページの取り入れは通常、詰まりをもたらす。同時に複数のシートを送ることにより、印刷品質が悪くなり、場合によっては、印刷システムのコンポーネントに損傷を与えかねない。したがって、分離パッドの適正動作が印刷プロセスとって重要である場合が多い。
 分離パッドがしばしば、数百または数千ものページの印刷のために適正に作用する間に、磨耗するか、あるいは汚れてしまった場合、現在のところ、取換えが非常に困難である。既存の印刷装置での分離パッドの取換えに伴う困難は非常に大きいため、ほとんどの製造業者は、通常のユーザが取換えを行わないよう提案している。むしろ、ほとんどの製造業者は、普通のユーザが分離パッドの取換えについて印刷装置を認定印刷システムサービス業者に委ねることを提案している。実際、たいていの垂直方向給紙印刷装置では、分離パッドの取換えには印刷装置のほぼ完全な分解が必要とされる。C型紙経路を有する印刷装置では、分離パッドは、印刷媒体が印刷装置に入る非常に幅の狭いスロットから取り外されなければならず、これにも通常、一部の分解が必要とされる。現行の印刷装置を、分離パッドを取り換えるために分解することは、多くの普通のユーザが持っていない工具および/または特別な用具の使用を必要とする。
 現行の印刷システムは、印刷装置の少なくとも一部の分解を必要とするため、分離パッドを取り換える試みは、特に、普通の消費者、または印刷装置に比較的精通していない他の作業員がその取換えを試みようとする場合に、主給紙ローラアセンブリまたは他のプリンタコンポーネントに損傷をもたらすことが多い。しかしながら、認定サービス業者に印刷装置を委ねることは通常、印刷装置なしで過ごす時間があるため、ユーザにとって非常に不都合である。さらに、認定サービス代理店に取換えを行うように頼むことは費用がかかる場合が多い。
 分離パッドの代わりに対向ローラ(opposing roller)を使用する印刷装置がいくつかある。しかしながら、そのようなローラは、コストが低い(すなわち500ドルを下回る)印刷装置では比較的まれである。
 本発明の目的は、印刷装置において使用される分離パッドを取り換えるための方法およびシステムを提供することである。
 本発明は、給紙ローラアセンブリと、その給紙ローラアセンブリに隣接して配置される分離パッドと、アクセス板を有するプリンタハウジングとを備える印刷部を提供する。この分離パッドは、アクセス板が開いているときにユーザによりアクセス可能である。
 本発明はまた、印刷部の底板を取り外すことと、印刷部の底部に手を入れることと、印刷部から分離パッドを引き抜くこととを含む、印刷部の分離パッドを取り換える方法も提供する。
 本発明のさらなる利点および新規の特徴は、以下の説明に記載で明らかになるであろう、または本特許資料(materials)を読むか、または本発明を実施することで、当業者により確認され得る。本発明の利点は、併記の特許請求項に引用した手段により達成され得る。
 本発明の上記ならびに他の特徴および態様は、以下の詳細な説明を読み、かつ図面を参照することで、さらに明らかとなるであろう。
 図面中、同一の参照番号は、同様であるが必ずしも同一ではない要素を示す。本発明は、種々の変更および代替の形態を受け得り、本発明の特定の実施形態は、図面に例示として示されているとともに本明細書に詳細に説明されている。しかしながら、本明細書における特定の実施形態の説明は、開示される特定の形態に本発明を限定することを意図するものではなく、それとは反対に、併記の特許請求項によって定義される本発明の精神および範囲内にあるすべての変更形態、均等物、および代替形態を網羅することを意図することを理解されたい。
 本発明によれば、印刷装置の給紙機構にある分離パッドが磨耗したり、汚れたときに容易に取換ができる。
 本発明の例示的な実施形態を以下に説明する。当業者によって理解されるであろうように、本発明は、広範の種々の印刷装置において実施することができる。
 ここで、図面、特に図1を参照すると、本発明の一実施形態による印刷装置が示されている。図1の実施形態によれば、印刷装置はプリンタ(10)である。プリンタ(10)は、インクジェットプリンタ、レーザプリンタ、または他のプリンタであってよい。当業者によって理解されるであろうように、本発明は、プリンタ、コピー機、ファクシミリ機、または印刷に必要とされる印刷媒体シートを引き出すために分離パッドを有する自動給紙機構を使用する任意の他の印刷装置を含むがこれらに限定されない、あらゆる印刷装置において実施することができる。

 プリンタ(10)は、文書の製作を容易にさせるプリンタコンポーネントを収納するためのプラスチックハウジング(12)のようなプリンタハウジングを備える。このようなコンポーネントは、印刷エンジン、メモリ、ローラ、カートリッジ、トレイ、電源装置、および他の装置を含み得るがこれらに限定されない。
 プリンタ(10)のプラスチックハウジング(12)は、プラスチックハウジング(12)内へのアクセスを容易にするための取り外し可能な底板(14)を有し得る。底板(14)は、有利には、いずれの工具も使わずに図示の実施形態において取り外し可能である。底板(14)は、たとえばスナップ嵌め構成において、ユーザが力を加えることによってプラスチックハウジング(12)と係合および係合解除され得る。底板(14)は、プラスチックハウジング(12)の凹部と係合する付勢タブ(biased tab)を有し得る。あるいは、底板(14)は、スクリューまたは他の締結具のような締結具によってプラスチックハウジング(12)に取り付けられてもよい。
 底板(14)は、成形プラスチックまたは他の材料から形成され得り、図示の実施形態では、一体形成された付勢部材ボス(biased member boss)(たとえば、形状タブ)(16))を有する。形状タブ(16)は、プラスチックハウジング(12)の内方に延出している。形状タブ(16)はより詳細に、図2、図3、および図8を参照して以下のさらなる説明とともに示される。
 次に図2を参照すると、プリンタ(10、図1)の印刷媒体挿入エリア(input area)(18)の図が示されている。この媒体挿入エリア(18)は、プリンタ(10、図1)を通る印刷媒体を把持し、かつ前進させるための給紙ローラアセンブリ(20)を有する。印刷媒体の供給源は、好ましくは、挿入エリア(18)に隣接して設けられる。この供給源は、プリンタ(10、図1)の一部であるトレイ内にあり得る。給紙ローラアセンブリ(20)は、シャフト(24)に取り付けられた主要媒体ピックアップローラ(primary media pick-up roller)(22)のような主給紙ローラを有し得る。主要媒体ピックアップローラ(22)は、電位測定表面(electrometric surface)(26)を有し得り、この表面は、印刷媒体(図示せず)との間に十分な摩擦係数をもたらすことによって印刷媒体のページの前進を容易にさせ、それによって、主要媒体ピックアップローラ(22)のシャフト(24)を中心とした回転により一枚の印刷媒体シートをプリンタ(10、図1)に挿入するようにする。印刷媒体シートは、ピックアップローラ(22)によって、好ましくは挿入エリア(18)の平面から引き出され、ピックアップローラ(22)の上にある、図2に示された給紙経路にわたって移動する。
 プリンタ(図1、10)のような印刷装置内へ同時に複数のページを取り入れることを防止するために、図2の実施形態により主要ローラ(22)に隣接して配置される分離パッド(27)がある。分離パッド(27)は、付勢部材(図3に示す)によって、主要媒体ピックアップローラ(22)と接触する方向に付勢される。分離パッド(27)は、主要媒体ピックアップローラ(22)に隣接して配置された摩擦表面(28)を有することによって、プリンタ(10、図1)中への同時の複数給紙(multifeeding)を低減または排除させる。この摩擦表面(28)は、隣接した印刷媒体シート間の摩擦係数よりも大きな摩擦係数を印刷媒体シートに与える。
 図2の実施形態によれば、分離パッド(27)は、有利には、プリンタ(10、図1)の底部から、図示された位置に挿入され得る。分離パッド(27)をプリンタ(10)の底部から取り付けることができる本発明とは対照的に、従来のプリンタアセンブリは、頂部からプリンタの幅狭の媒体挿入エリア内に取り付けられる分離パッドを有する。分離パッドを上から取り付ける必要がある従来のプリンタアセンブリは通常、分離パッド(27)が最後のプリンタアセンブリの前に取り付けられることを必要とする。最後のアセンブリの前に取り付ける必要性は、通常のプリンタが分解されたときにプリンタにおいて(主要媒体ピックアップローラと分離パッド取付エリアとの間に)分離パッドを取り付けるのに十分な作業スペースしか利用可能でないために起こる。さらに、通常のプリンタの分離パッドが磨耗するか、または修繕を必要とする場合、通常のプリンタは、分離パッドを修繕するかまたは取り換えるために、少なくとも部分的に分解されなければならない。
 しかしながら、プリンタ(10)の挿入エリア(18)の分解は、本発明の原理による分離パッド(27)の取付けに関しては不必要である。次に図3を参照すると、挿入エリア(18)の後面図が示され、給紙ローラアセンブリ(20)の詳細部分の一部をより明確に示している。給紙ローラアセンブリ(20)はさらに、以下に説明する新規な特徴のほかに、図示のように、標準プリンタコンポーネントを有し得る。
 図3に示すように、付勢部材ボスである形状タブ(16)は、たとえば、形状タブ(16)と分離パッド(27)との間に圧縮して配置されたばね(30)である付勢部材に当接する。ばね(30)は、いくつかの実施形態では形状タブ(16)に取り付けられ得るが、必ずしもそうである必要はない。ばね(30)は、主要媒体ピックアップローラ(22)の方に分離パッド(27)を付勢して、上述したようにプリンタ(10、図1)への複数の印刷媒体シートの同時の給紙を防止するようにする。分離パッド(27)は、プリンタ(10、図1)の底部から手動により取り付けることができ、それによって、有利には、分離パッド(27)の取付けまたは取換えに関連するいずれもの工具の必要性が排除される。作業者は、以前の印刷装置に必要とされていたようにプリンタ自体の実質的な分解をせずに、底板(14、図1)を取り外して、プラスチックハウジング(12、図1)に手を入れ、プリンタ(10、図1)の底部から分離パッド(27)の取付け、取外し、または取換えを容易に行うことができる。
 上述したように、形状タブ(16)は、底板(14、図1)に形成されており、したがって、底板(14、図1)がプラスチックハウジング(12、図1)から取り外されたときに、ばね(30)により与えられていた付勢力が解放される。ばね(30)の付勢力を取り除くことで、分離パッド(27)が主要ローラ(22)から離れて摺動し、取り外され得る。実施形態によっては、ばね(30)は省かれ、形状タブ(16)が、底板(14、図1)がプラスチックハウジング(12、図1)に取り付けられたときに分離パッド(27)との直接接触により付勢力を与えるように形成される。
 分離パッド(27)は、図3の実施形態では、摺動構成で、印刷装置(10、図1)のブラケット(32)に取り付けられて示されている。分離パッド(27)は、図示した位置にスナップ嵌めし得り、その後、ブラケット(32)の溝内をガイド要素に沿って摺動し得る。ガイド要素および溝は、図5ないし図7を参照して以下に説明する。
 次に図4aを参照すると、本発明の一実施形態により底板(14、図1)が取り外されているプリンタ(10)の底面図が示されている。図4aの実施形態によれば、印刷装置(10)のプリント回路基板(34)が示されている。印刷装置のプリント回路基板は、当該技術分野では周知であり、種々の販売元から入手可能である。しかしながら、本発明の原理によるプリント回路基板(34)は、分離パッドアクセス口(36)を有し得る。図示の実施形態では、分離パッドアクセス口(36)は円形穴であるが、必ずしもそうである必要はない。分離パッドアクセス口(36)は、楕円形、円形、多角形、または分離パッド(27)にアクセスできる他の形状といった任意の形状であってよい。分離パッドアクセス口(36)は、ユーザがその分離パッドアクセス口(36)により分離パッド(27)にアクセスし得るように、分離パッド(27)と整合して配置される。実施形態によっては、分離パッドアクセス口(36)は直径が約2インチであり、ユーザがそのアクセス口を介して指を挿入して、分離パッド(27)を取り外すか、または取り付けることができるようにする。実施形態によっては、分離パッドアクセス口(36)は直径が約2インチ〜3インチである。また、実施形態によっては、分離パッドアクセス口(36)は直径が約3インチ〜4.5インチか、あるいはそれよりも大きく、ユーザがそのアクセス口を介して手または他の付属物(appendage)を通して、分離パッド(27)を取り外すか、または取り付けることができるようにする。
 図4bは、図4aに示した実施形態による印刷装置(10)の斜視図である。図4bでは、形状タブ(16)が適所で分離パッド(27)と係合している底板(14)が示されている。
 次に図5を参照すると、分離パッド(27)のより詳細な図が示されている。分離パッド(27)は、好ましくは、射出成形プラスチック、金属、または他の材料からなるフレーム(38)を有し得る。図5の実施形態によれば、フレーム(38)は、横部材(40)ならびに第1の耳状部(42)および第2の耳状部(44)を有する。第1の耳状部(42)および第2の耳状部(44)は、ブラケット(32、図3)に対する分離パッド(27)の取付けおよび取外しを可能にする可撓性部材であり得る。
 フレーム(38)の横部材(40)は、この実施形態では第1の耳状部(42)および第2の耳状部(44)に対向して配置された表面(50)を有し得る。表面(50)は、パッド(たとえばゴムパッド(54))を受け入れる溝路(52)を形成し得る。ゴムパッド(54)は、プリンタ(10)のような印刷装置の挿入エリア(18、図2)に入る印刷媒体シートを分けるために必要な摩擦表面を呈する。横部材(40)がゴムパッド(54)にわたって形成されてもよく、あるいはゴムパッド(54)がフレーム(38)の製造の後に続いて溝路(52)に別個に挿入されてもよい。
 フレーム(38)は、分離パッド付勢部材ボス(56)も有し得る。分離パッド付勢部材ボス(56)は、プリンタ(10、図1)の通常操作中にばね(30、図2)のような付勢部材が当接する表面を呈し得る。
 次に図6を参照すると、ブラケット(32)が詳細に示されている。図6の実施形態によれば、ブラケット(32)は、第1のウイング(58)および第2のウイング(60)を有する。第1のウイング(58)および第2のウイング(60)のそれぞれは、分離パッド(27、図5)のガイドとなるリブ(46、図5)を受け入れる第1のセットの溝(62)を有し得る。溝(62)は、好ましくは、第1のウイング(58)および第2のウイング(60)それぞれの内側面(64)および内側面(66)に沿って、一対の前面(68)および(70)にまで達している。したがって、第1のセットの溝(62)は、少なくとも前面(68)および(70)のところで端が開いている。第1のセットの溝(62)が前面(68)および(70)まで延在することにより、分離パッド(27)のリブ(46、図5)が追従する挿入点および経路を呈することでブラケット(32)内の分離パッド(27)の適切な取付けが容易となる。
 ブラケット(32)は、分離パッド(27)に配置された移動止め部(travel stop)(48)を受け入れる第2のセットの溝(74)も有し得る。第2のセットの溝(74)は閉じており、これは、溝(74)が前面(68)および(70)に達していないことを意味する。したがって、第2のセットの溝(74)は、分離パッド(27)の移動止め部(48)の動きを制限する。
 図7に示した例図によれば、分離パッド(27)は、ブラケット(32)に対し取付けまたは取外しをされ得る。図7に示すように、第1の耳状部(42)および第2の耳状部(44)は、その各耳状部に垂直方向の力をかけることによって一時的に変形され得る。図7に示した本実施形態では、一対の矢印(76)および(78)が示す方向に第1の耳状部(42)と第2の耳状部(44)を互いに押すことによって、移動止め部(48、図5)が、第1のウイング(58)および第2のウイング(60)を摺動していき、その連係する溝(74)に達し、かつその溝内を摺動するようになる。移動止め部(48、図5)が第2のセットの溝(74)と係合すると、第1の耳状部(42)および第2の耳状部(44)が解放され得り、分離パッド(27)が適正に取り付けられる。同様に、ブラケット(32)から分離パッド(27)を取り外すには、移動止め部(48、図5)が第2のセットの溝(74)と係合解除するまで第1の耳状部(42)と第2の耳状部(44)をともに手動により押し、その結果、分離パッド(27)がブラケット(32)から取り外されることが可能となり、分離パッド(27)の修繕または取換えができるようにする。
 分離パッド(27)がブラケット(32)内に取り付けられ、底板(14、図1)がプラスチックハウジング(12、図1)に取り付けられると、ばね(30、図2)が分離パッド(27)に付勢力をかける。したがって、分離パッド(27)は、分離パッド(27)のリブ(46)および移動止め部(48)に沿って主要媒体ピックアップローラ(22、図2)の方に付勢される。ゴムパッド(54)が磨耗するにつれて、ばね(30)は、分離パッド(27)を継続的に付勢して、主要媒体ピックアップローラ(22、図2)と係合させる。分離パッド(27)は、ブラケット(32)内に配置されると、第2のセットの溝(74)によって画定された距離を移動し得る。ゴムパッド(54)が、複数の印刷媒体シートが給紙機構によって同時に引き出されている地点まで磨耗した場合、ユーザは、底板(14、図2)を開き、分離パッドアクセス口(36、図4a、図4b)を介して手を入れ、分離パッド(27)の第1の耳状部(42)と第2の耳状部(44)を押しすぼめて、分離パッド(27)を取り外すことができる。その後、分離パッド(27)を修繕し、クリーニングし、新しいゴムパッド(54)を装着するか、あるいは完全に取り換え得る。次に、ユーザは、底板(14、図1)を再び取り付け、プリンタ(10、図1)を通常の印刷操作状態に戻す。分離パッド(27)の取換えの全手順は、いずれの工具も用いずに消費者によって単純かつ容易に達成され得る。
 次に図8を参照すると、底板(14)の詳細な例図が示されている。図8の実施形態によれば、形状タブ(16)は、好ましくは、一対のホルダアーム(80)および(82)を有する略S字形状である。ホルダアーム(80)および(82)は、ばね(30、図3)のような付勢部材を保持し得る。形状タブ(16)および付随のホルダアーム(80)および(82)は、底板(14)が金属からなる、図示の実施形態に示された形態に型打ちされ(stamped)得る。このような実施形態では、型打ち(stamping)により、形状タブ(16)に近接した穴(34)を残すことができる。あるいは、形状タブ(16)を単一のプラスチックまたは電位測定部品として底板(14)とともに成形することもできる。
 次に図9を参照すると、本発明の別の実施形態による分離パッド(127)が示されている。分離パッド(127)は、射出成形プラスチック、金属、または他の材料からなるフレーム(138)を有し得る。図9の実施形態によれば、フレーム(138)は、横部材(140)、第1の耳状部(142)および第2の耳状部(144)を有し得る。第1の耳状部(142)および第2の耳状部(144)は、ブラケット(132、図10)に対する分離パッド(127)の取付けおよび取外しを可能にする可撓性部材とすることができる。
 図9の実施形態では、第1の耳状部(142)および第2の耳状部(144)は、好ましくは、ジグザグ形状をなして横部材(140)に対し略垂直に延出し、横部材(140)が第1の耳状部(142)および第2の耳状部(144)から横方向に、ピックアップローラに隣接して延在し得る。第1の耳状部(142)および第2の耳状部(144)のそれぞれは、ピボット(146)として図中に示す突起を有し得る。このピボット(146)は、ブラケット(132、図10)内への分離パッド(127)の回転式取付けを容易にする。第1の耳状部(142)および第2の耳状部(144)は互いに、図示のように同様または同一であり得ることが理解されるであろう。
 フレーム(138)の横部材(140)は、この実施形態では第1の耳状部(142)および第2の耳状部(144)に対向して配置された表面(150)を有し得る。この表面(150)は、パッド(たとえば、ゴムパッド(154))を受け入れる溝路(152)を形成し得る。ゴムパッド(154)は、プリンタ(10)のような印刷装置の挿入エリア(18、図2)に入る印刷媒体シートを分けるために必要な摩擦表面を呈する。横部材(140)をゴムパッド(154)にわたって形成するか、あるいは、ゴムパッド(154)を、フレーム(138)の製造の後に続いて溝路(152)内に別個に挿入することもできる。
 フレーム(138)は、分離パッド付勢部材ボス(156)も有し得る。分離パッド付勢部材ボス(156)は、プリンタ(10、図1)の通常操作中にばね(30、図2)のような付勢部材が当接する表面を呈する。
 次に図10を参照すると、分離パッド(127)がブラケット(132)内に取り付けられて示されている。図10の実施形態によれば、ブラケット(132)は、第1のウイング(158)および第2のウイング(160)を有する。第1のウイング(158)および第2のウイング(160)のそれぞれは、分離パッド(127)のピボット(146、図9)を受け入れる凹部すなわち穴(162)を有し得る。穴(162)により、分離パッド(127)を回転させてピックアップローラとの係合または係合解除を行うようにすることが可能となる。ばね(30、図2)のような付勢部材は、付勢部材ボス(156)と形状部材(116)との間に挿入されて、分離パッド(127)をピックアップローラの方へ付勢する。
 分離パッド(127)は、第1の耳状部(142)と第2の耳状部(144)を互いに向って押しすぼめることによってブラケット(132)に対して取付けまたは取外しをすることができる。第1の耳状部(142)および第2の耳状部(144)は、各耳状部(142)および(144)に対し垂直の力をかけることによって一時的に変形され得る。この実施形態では、第1の耳状部(142)と第2の耳状部(144)を互いに向って押しすぼめることによって、ピボット(146)が穴(162)に隣接して配置され得る。第1の耳状部(142)および第2の耳状部(144)が解放されると、ピボット(146)は回転連結可能に穴(162)と係合する。次に分離パッド(127)が回転して図10に示した位置となり、適切に取り付けられる。同様に、ブラケット(132)から分離パッド(127)を取り外すために、ピボット(146)が穴(162)と係合解除するまで第1の耳状部(142)と第2の耳状部(144)をともに手動で押し、その結果、分離パッド(127)をブラケット(32)から取り外すことが可能となり、分離パッド(127)を修繕するか、または取り換えることができるようにする。
 先の記載は、本発明を図示および説明するためにのみ示してきた。網羅的であること、または開示した厳密な形態に本発明を制限することは意図されない。上記の教示に鑑みて、多くの改変および変形が可能である。
 本発明の原理およびその実際的な用途を最もよく説明するために、実施形態が選択かつ説明された。先の記載は、当業者が、意図された特定の使用に適するように、種々の実施形態において、種々の改変により、本発明を最もよく利用することができるように意図されている。本発明の範囲は、併記の特許請求項によって定義されることが意図されている。
 本発明は、紙又は他の媒体を収納しているインクジェットプリンタ、レーザープリンタ、コピー機、及びファクシミリ機のような印刷装置に利用することができる。
本発明の一実施形態による印刷装置の斜視図である。 本発明の一実施形態による印刷装置の印刷媒体挿入エリアの前面図である。 図2の印刷媒体挿入エリアの後面図である。 図4aは、本発明の一実施形態による印刷装置の底面図である。 図4bは、図4aの印刷装置の斜視図である。 本発明の一実施形態による分離パッドの斜視図である。 本発明の一実施形態によるブラケットの斜視図である。 本発明の一実施形態による、図5の分離パッドを有した図6のブラケットの斜視図である。 本発明の一実施形態による図1の印刷装置の底板の斜視図である。 本発明の別の実施形態による分離パッドの斜視図である。 本発明のある実施形態による図9の分離パッドが内部に取り付けられた印刷部の斜視図である。
符号の説明
 10 プリンタ
 12 ハウジング
 14 底板
 16 形状タブ
 20 ローラアセンブリ
 27 分離パッド
 30 付勢部材
 38 フレーム
 40 横部材
 42、44 耳状部
 46 リブ

Claims (10)

  1.  給紙ローラアセンブリと、
    前記給紙ローラアセンブリに隣接して配置される分離パッドと、
    取外し可能な底板を有するプリンタハウジングとを備え、
    前記分離パッドは、前記底板が前記プリンタハウジングから取り外されたときにユーザによりアクセス可能となることを特徴とする印刷装置。
  2.  前記分離パッドと前記取外し可能な底板との間に配置される、分離パッドアクセス穴を内部に有する回路基板をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の印刷装置。
  3.  前記取外し可能な底板は、形状タブを備え、前記形状タブと前記分離パッドとの間に付勢部材を配置し、それによって前記分離パッドを付勢して、前記給紙ローラアセンブリの主給紙ローラと係合させることを特徴とする、請求項1に記載の印刷装置。
  4.  前記プリンタハウジングから前記底板を取り外すと、前記分離パッドに設けられた前記付勢部材が与える力を解放することを特徴とする、請求項3に記載の印刷装置。
  5.  前記分離パッドは、ガイドをそれぞれが備える第1の耳状部および第2の耳状部を有するフレームを備えることを特徴とする、請求項1に記載の印刷装置。
  6.  前記第1の耳状部および前記第2の耳状部は、互いに略平行で可撓性を有して配置され、共通の横部材から延出していることを特徴とする、請求項1に記載の印刷装置。
  7.  印刷装置の底板を取り外すステップと、
    前記印刷装置の底部に手を入れるステップと、
    前記印刷装置から分離パッドを引き抜くステップと、
    を特徴とする印刷装置の分離パッドを取り換える方法。
  8.  前記印刷装置の回路基板にある分離パッドアクセス口を介して手を入れるステップをさらに含むことを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9.  前記分離パッドの一対の耳状部を押しすぼめて、前記印刷装置から前記分離パッドを解放する、押しすぼめステップをさらに含むことを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  10.  前記底板を取り外すステップ、および前記印刷装置から前記分離パッドを引き抜くステップは、いずれの工具も用いずに行われることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
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