JP2004074659A - 粒状物の混合装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ホッパー1内に収容する成分配合比率を異にするペレット9をホッパー1に循環して混在させる混合装置において、ホッパー1の下部に斜め上向きに突設した吸引管4をエアー噴出管10で囲んで二重管構造とし、噴出管10からホッパー1内に筒状に噴出したエアーを吸引管4に吸い込み可能とし、ホッパー1内のペレット9を巻き込んで吸い出すようにしてある。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂ペレットのような個々の成分配合比率を異にする粒状物を混在させ、全体的に成分配合比率を均質化するための粒状物の混合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プラスチック製品の成型用として樹脂ペレットが使用されている。樹脂粉と比較して保管、運搬等が便利な樹脂ペレットは、メーカーにおいて生産され、出荷されているが、個々のペレットが含有する成分配合比率は必ずしも均一な状態ではない。
【0003】
例えば、A、B、C、Dと4種類の粉末材料を原料としてペレットを生産する場合、各原料は混合した上で溶融、冷却等の処理をした後にペレット化されるが、多数のペレットの内、あるペレット群にはA成分が多く含まれ、あるペレット群にはB成分が多く含まれるという現象が生じ、生産工程におけるペレット群によって含有する成分配合比率が異なっていることがある。
【0004】
このようなペレットは生産工程を経てホッパーに送られて保管され、必要に応じて取り出してプラスチック製品の成型工程に送られるが、前記のようにペレット群によって内容成分を異にしている場合には、ホッパー内にはA成分が多いペレット、B成分が多いペレットと成分配合比率が異なるペレットが送られた順に層を異にして積層されることになる。従って、ホッパーの下方からペレットを取り出した時、A成分が多いペレットが取り出されたり、B成分を多く含むペレットが取り出されることになる。その結果は、成型されたプラスチック製品の材質に影響を与えるものであった。
【0005】
従来、上記するようにペレット群によって成分配合比率が均一でないことを考慮し、ホッパー内に収容したペレットを下方から引き出して上方に送り、ホッパー内に循環させ混合して成分を異にするペレットが混ざり合うようにし、全体として成分配合比率が均質な状態となるようにしていた。
【0006】
即ち、図2に示すようにホッパー1の上部に樹脂ペレットの投入口2が設けてあり、ペレットのみがホッパー1内に投入され、エアーや粉塵等は外部に抜き取るようになっている。ホッパー1内では前記したように成分比率を異にするペレット群が上下に積層状態となっているので、ホッパー1の下方からペレットを引き出し上部のサイクロン3を通してペレットをホッパー1内に循環させていた。
【0007】
このため、ホッパー1下部の円錐状とした傾斜面には吸引装置が設けてある。従来の吸引装置は、図3に示すように斜め上方に向けてホッパー1に突設したペレットの吸引管4と、この吸引管4の側面に連結した外気吸引管5とからなっている。そして、吸引管4とホッパー1上部に設けたサイクロン3とを流通管6により接続するとともに吸引管4には外部からエアーを吸引するようになっており、かつ、サイクロン3にはフィルタ7を介してプロア8が配管により接続してある。
【0008】
このような構成において、ブロア8を作動させれば外気吸引管5を通して吸引管4内にエアーを吸引することになるので、吸引管4に吸引されたエアーはA矢印の方向に引き抜かれ流通管6を通してサイクロン3に達する。
【0009】
この時のエアーの吸引作用によってホッパー1内のペレット9は吸引管4内に吸い込まれ、流通管6を通ってサイクロン3に送られホッパー1に循環して供給されることになる。これを繰り返し行うことにより、ホッパー1内のペレット9はA成分の多いペレット9やB成分の多いペレット9等が混ざり合うことになり、全体として成分配合比率が均質な状態になるようにしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記する従来の循環装置においては、吸引管4の途中に外気吸引管5を接続し、エアーの吸引作用によってホッパー1内のペレット9を流通管6方向へ引き抜くようにしている。しかし、ペレット9はホッパー1内に詰め込まれた状態となっているので、エアー吸引だけではペレット9を連続して引き抜くことは非常に難しいものであった。特に、ペレット9は小さな塊であるが、ホッパー1内に詰め込まれたペレット9相互が接触して大きな塊状態となっており、吸引口の回りに固まって吸引管4から引き抜くのが困難であった。
【0011】
本発明は上記する従来の粒状物を循環させて混合する装置において使用している吸引装置に鑑み、エアーをホッパー内に送り込み、ペレットを巻き込むようにしてホッパー外に吸引し、ペレットを効率よく連続して引き出すことのできる吸引装置を有する粒状物の混合装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記する目的を達成するために本発明混合装置は、ホッパー1内に収容する成分配合比率を異にするペレット9をホッパー1に循環して混在させる混合装置において、ホッパー1の下部に斜め上向きに突設した吸引管4をエアー噴出管10で囲んで二重管構造とし、噴出管10からホッパー1内にエアーを噴出可能としてある。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に従って、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、ペレット9を収容、保管する従来のホッパー1の下部円錐状傾斜面に設置した吸引装置であり、ホッパー1の側面に斜め上方を向くように突設した吸引管4の回りをエアー噴出管10によって囲んで二重管構造としたものである。エアー噴出管10は、一端を密閉し、他端の開口部をホッパー1に向けて連結してあり、更に、エアー噴出管10の側面には外気吸引管5が連結してある。尚、その他の構成(ペレット投入口2、サイクロン3、ブロア8等)は前記した図2と同じであるので省略してある。
【0014】
吸引装置は上記の構成であるから、外気吸引管5を通して噴出管10内にエアーを噴射させれば、エアーはホッパー1内に筒状に噴出することになる。吸引管4は流通管6によってサイクロン3に接続しており、かつ、ブロア8はサイクロン3からエアーを吸引しているので、ホッパー1内に噴出したエアーは吸引管4に吸い込まれ、流通管6を通ってサイクロン3に達するエアー流通路が形成される。そして、ホッパー1に噴出したエアーを吸引管4内に吸い込む時、ペレット9を同伴して巻き込むようにして吸い込むことになる。
【0015】
特に、噴出管10からのエアーの噴出によってペレット9には噴出圧が加わるので吸引口周辺のペレット9は流動状態となり、エアーが吸引管4内に流入する時、個々のペレット9は吸い込みやすくなっているので、ペレット9を連続してサイクロン3まで送り出し、ホッパー1内に循環させるので成分配合比率の異なるペレット9が混在するようになる。尚、吸引装置は、ホッパー1の大きさに応じて複数設置することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上、説明した本発明によれば、エアーをホッパー1内に噴出させた時、ホッパー1内に詰め込まれているペレット9に圧力を加えて流動性を付与するので、エアーを吸引管4に吸い込む際、ペレット9を巻き込むようにして吸い込みやすくなり、ペレット9は連続してサイクロン3を通ってホッパー1内に循環することになる。その結果、ホッパー1内に成分配合比率が異なるペレット群が積層していても連続して循環させることにより、ホッパー1内におけるペレット9は、個々において成分配合比率が異なるとしても混在することにより全体として均質な状態となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明混合装置に使用する吸引装置の一実施形態を示す断面図である。
【図2】従来の混合装置の一例を示す概略正面図である。
【図3】従来の混合装置に使用する吸引装置の断面図である。
【符号の説明】
1 ホッパー
2 ペレット投入口
3 サイクロン
4 吸引管
5 外気吸引管
6 流通管
7 フィルタ
8 ブロア
9 ペレット
10 エアー噴出管
Claims (1)
- ホッパー1内に収容する成分配合比率を異にするペレット9をホッパー1に循環して混在させる混合装置において、ホッパー1の下部に斜め上向きに突設した吸引管4をエアー噴出管10で囲んで二重管構造とし、噴出管10からホッパー1内に噴出したエアーをペレットを同伴して吸引管4に吸い込み可能としたことを特徴とする粒状物の混合装置。
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JP2002240000A JP3899461B2 (ja) | 2002-08-21 | 2002-08-21 | 粒状物の混合装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108423451A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-08-21 | 川田机械制造(上海)有限公司 | 一种pe输送料斗 |
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2002
- 2002-08-21 JP JP2002240000A patent/JP3899461B2/ja not_active Expired - Fee Related
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