JP2004073907A - 廃棄物処分場における雨水浸透調節方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】自然降雨による水を溜めつつ、常時適正水量で廃棄物埋立地内に供給する。
【解決手段】廃棄物処分場10において、埋立完了した廃棄物14の上面を覆う所定厚み、かつ所定透水係数の浸透調節層16と、浸透調節層16上に設置された雨水貯留槽20と、貯留槽20上を覆う最終覆土層22とを備え、貯留槽20の底面には適宜開口率で小孔20cを形成し、降雨により覆土層22を通過して貯留槽20内に一時貯留された雨水が小孔20c及び浸透調節層16を通じて順次所定水量で廃棄物14内に浸透させるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】廃棄物処分場10において、埋立完了した廃棄物14の上面を覆う所定厚み、かつ所定透水係数の浸透調節層16と、浸透調節層16上に設置された雨水貯留槽20と、貯留槽20上を覆う最終覆土層22とを備え、貯留槽20の底面には適宜開口率で小孔20cを形成し、降雨により覆土層22を通過して貯留槽20内に一時貯留された雨水が小孔20c及び浸透調節層16を通じて順次所定水量で廃棄物14内に浸透させるようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、埋立を終えた廃棄物処分場に対して、雨水による浸透調節を行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
大規模な管理型廃棄物最終処分場において、屋根がない場合には、廃棄物の埋立中、雨水は全て埋立地に入り、蒸発分以外は全て汚水分である浸出水となり、浸出水量の処理などの管理ができなくなるため、埋立中は埋立地に屋根などの被覆施設を設けることが多く行われてきた。
【0003】
ところで、廃棄物の安定化のためには、適度の雨水が必要であるため、撒水により水量を調整していた。つまり、廃棄物の生物学的分解のためには、適度な水を常に供給することが必要であるためである。
【0004】
ところが、埋立完了後においては、最終覆土を行うことで、撒水調節ができなくなってしまうため、従来では図2に示すように、廃棄物埋立地1の上部にサンドマット2を施工し、その内部に人工降雨装置の多孔配管3を埋設し、サンドマット2の上部を通気性遮水シートや瓦状に布設された遮水層4で覆うとともに、最終覆土5により表面を被覆し、さらに必要に応じて上部を緑化することが行われている。
【0005】
通気性遮水シートや瓦状に布設された遮水層4は廃棄物内部における微生物分解に伴う発生ガスを放散させるとともに、降雨を遮断する目的でなされ、専ら人工降雨装置からの供給水量により、廃棄物内部の生物学的分解を継続できるようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法では、廃棄物に対する生物分解が完全に終息するまでには長い時間を必要とするため、経年により装置の配管3が水垢などで閉塞するなどの課題があるほか、水量調節などの給水管理に課題があった。
【0007】
本発明は以上の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、自然降雨による水を溜めつつ、常時適正水量で廃棄物埋立地内に供給できるようにした廃棄物処分場の雨水浸透調節方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の雨水浸透調節方法は、廃棄物処分場において、埋立完了した廃棄物の上面を覆う所定厚み、かつ所定透水係数の浸透調節層と、浸透調節層上に設置された雨水貯留槽と、貯留槽上を覆う最終覆土層とを備え、前記貯留槽の底面には適宜開口率で小孔を形成し、降雨により前記覆土層を通過して貯留槽内に一時貯留された雨水が小孔及び浸透調節層を通じて順次所定水量で前記廃棄物内に浸透させるようにしたことを特徴とする。従って、本発明方法にあっては、廃棄物に対する雨水の浸透量は浸透調節層の透水係数及び厚み、貯留槽内に一時貯留される雨水の水頭高さ、及び小孔の開口率をパラメータとして、雨水の廃棄物内部への浸透量が一意的に定るため、常時一定量の水を廃棄物内に供給し続けることが可能となる。
【0009】
請求項2に記載の発明では、前記浸透調節層と貯留槽との間には、水を均一に拡散させるための透水層が介在されていることにより、廃棄物各部への水分供給を均一に行うことができる。
【0010】
請求項3に記載の発明では、 前記貯留槽内には余剰水を外部に排出する手段が設けられていることにより、水圧を一定に保持し、また集中豪雨などにおける大量降雨にも対応できる。
【0011】
請求項4に記載の発明では、前記貯留槽の上面と覆土層とを画成するとともに、覆土層を通じて雨水を貯留槽内に取込む手段を設けたことにより、降雨時における貯水量を十分に確保できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明方法を適用した廃棄物処分場の跡地である。この廃棄物処分場10は、隔壁12で囲われた内部に廃棄物14が埋立られており、敷き均しなどにより整地された埋立廃棄物14の上面全体を所定厚みの土層、不織布等からなる浸透調節層16により覆っている。浸透調節層16の上面には透水層18を介して雨水貯留槽20が設置されており、この貯留槽20の上面全体を最終覆土22で覆っている。なお、図示省略するが、覆土22上に必要に応じて緑化してもよい。また、図では水平面として描かれているが、貯留槽20及び覆土22とも処分場10の周縁に向けてわずかに傾斜する勾配を設けてもよい。また、貯留槽20は、複数を並設されるものであってもよい。
【0014】
浸透調節層16は、雨水浸透量を調整するために設けられたものであり、この浸透調節層16の役割と、雨水浸透流量との関係は後述する。透水層18は、不織布などの透水性の高い素材からなるものであり、浸透調節層16に対する水供給を均一に拡散するために設けられている。
【0015】
雨水貯留槽20は、用地全面に設置されるもので、縦横複数の仕切壁20aで複数の格子状に仕切られており、さらにはその底板20bには適宜の開口率で多数の小孔22cを形成し、これの内部に溜められた水を小孔22cを通じて透水層18に均一に浸潤させた状態で、浸透調節層16を通じて廃棄物14側に浸透させるようにしている。
【0016】
貯留槽20の内部には複数の孔あき管24が各仕切壁20aを貫通して配管され、その端部を最外郭の仕切板20aの側面に突出させ、隔壁12に沿って配管された排水溝26上にその排水口を対向位置させている。
【0017】
孔あき管24の外部突出端24aには常閉型のバルブ28が設けられている。また排水口の高さは前記貯留槽20の天端と同じ高さに設定されている。
【0018】
これは、例えば予測し得ないような集中豪雨に対応させたもので、豪雨があった場合には、前記貯留槽20の周囲からから水を溢流させて排水溝26に流すと同時に、前記バルブ26を開けることで、孔あき管24を通じて貯留槽20の内部の水を効率よく排出するためのものである。
【0019】
なお、図ではバルブ26を手動操作型としているが、電磁バルブとし、雨量計などと連動させて、所定の降雨量以上の降雨があった場合には自動的に開くような構成とすることもできる。また、排水口の高さを貯留槽20の底部高さ付近とすることにより、浸透量を軽減することができる。
【0020】
さらに、貯留槽20の内部には前記覆土22との画成手段として、空隙率の大きな砂礫30が充填されているとともに、貯留槽20の上面はネット32で覆われ、覆土22の貯留槽20内への流入を防止しつつ雨水のみをこれの内部に取入れて砂礫28間の空隙に貯蔵する。
【0021】
なお、図中符号34は、貯留槽20の周囲に設けられた仕切板であり、この仕切板32は雨水の貯留槽20周縁からのオーバーフロー時において、流出する水の洗堀作用による覆土22の流失を防止する。
【0022】
以上の構成において、廃棄物14に対する雨水の浸透流量Qは以下の数式で表される。
Q=KiAt
但し、K:浸透調節層16の透水係数
i=H/d(図1参照):最大水頭高さ/浸透調節層16の厚み
A:小孔22cの開口面積
t:時間
【0023】
したがって、当該処分場10に対する時間当りの最大浸透流量(Q/t)の適正値を判定することにより、透水係数既知の浸透調節層16の厚み、貯留槽20の最大高さ、小孔20cの開口率が定まり、これらの値をパラメータとして適正値に設定できることになるのである。
【0024】
なお、以上の実施形態では、貯留槽20上面と覆土22とを画成する手段として、砂礫30及びネット32の双方を用いたが、覆土22の土圧に抗し、また土砂流入を防止できるのであればいずれか一方でもよい。さらに、遮水層18の材質として浸透調節層16の働きもさせるものとすることにより、遮水層18が浸透調節層を兼用することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明により明らかなように、本発明による廃棄物処分場における雨水浸透調節方法によれば、自然降雨による水を溜めつつ、常時適正水量で廃棄物埋立地内に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用した埋立済廃棄物処分場の断面図である。
【図2】従来方法による埋立済廃棄物処分場の断面図である。
【符号の説明】
10 廃棄物処分場
14 廃棄物
16 浸透調節層
18 透水層
20 貯留槽
20c 小孔
22 最終覆土
24 多孔管(余浄水排出手段)
30,32 画成手段(30 砂礫、32 ネット)
【発明の属する技術分野】
本発明は、埋立を終えた廃棄物処分場に対して、雨水による浸透調節を行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
大規模な管理型廃棄物最終処分場において、屋根がない場合には、廃棄物の埋立中、雨水は全て埋立地に入り、蒸発分以外は全て汚水分である浸出水となり、浸出水量の処理などの管理ができなくなるため、埋立中は埋立地に屋根などの被覆施設を設けることが多く行われてきた。
【0003】
ところで、廃棄物の安定化のためには、適度の雨水が必要であるため、撒水により水量を調整していた。つまり、廃棄物の生物学的分解のためには、適度な水を常に供給することが必要であるためである。
【0004】
ところが、埋立完了後においては、最終覆土を行うことで、撒水調節ができなくなってしまうため、従来では図2に示すように、廃棄物埋立地1の上部にサンドマット2を施工し、その内部に人工降雨装置の多孔配管3を埋設し、サンドマット2の上部を通気性遮水シートや瓦状に布設された遮水層4で覆うとともに、最終覆土5により表面を被覆し、さらに必要に応じて上部を緑化することが行われている。
【0005】
通気性遮水シートや瓦状に布設された遮水層4は廃棄物内部における微生物分解に伴う発生ガスを放散させるとともに、降雨を遮断する目的でなされ、専ら人工降雨装置からの供給水量により、廃棄物内部の生物学的分解を継続できるようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この方法では、廃棄物に対する生物分解が完全に終息するまでには長い時間を必要とするため、経年により装置の配管3が水垢などで閉塞するなどの課題があるほか、水量調節などの給水管理に課題があった。
【0007】
本発明は以上の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、自然降雨による水を溜めつつ、常時適正水量で廃棄物埋立地内に供給できるようにした廃棄物処分場の雨水浸透調節方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の雨水浸透調節方法は、廃棄物処分場において、埋立完了した廃棄物の上面を覆う所定厚み、かつ所定透水係数の浸透調節層と、浸透調節層上に設置された雨水貯留槽と、貯留槽上を覆う最終覆土層とを備え、前記貯留槽の底面には適宜開口率で小孔を形成し、降雨により前記覆土層を通過して貯留槽内に一時貯留された雨水が小孔及び浸透調節層を通じて順次所定水量で前記廃棄物内に浸透させるようにしたことを特徴とする。従って、本発明方法にあっては、廃棄物に対する雨水の浸透量は浸透調節層の透水係数及び厚み、貯留槽内に一時貯留される雨水の水頭高さ、及び小孔の開口率をパラメータとして、雨水の廃棄物内部への浸透量が一意的に定るため、常時一定量の水を廃棄物内に供給し続けることが可能となる。
【0009】
請求項2に記載の発明では、前記浸透調節層と貯留槽との間には、水を均一に拡散させるための透水層が介在されていることにより、廃棄物各部への水分供給を均一に行うことができる。
【0010】
請求項3に記載の発明では、 前記貯留槽内には余剰水を外部に排出する手段が設けられていることにより、水圧を一定に保持し、また集中豪雨などにおける大量降雨にも対応できる。
【0011】
請求項4に記載の発明では、前記貯留槽の上面と覆土層とを画成するとともに、覆土層を通じて雨水を貯留槽内に取込む手段を設けたことにより、降雨時における貯水量を十分に確保できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明方法を適用した廃棄物処分場の跡地である。この廃棄物処分場10は、隔壁12で囲われた内部に廃棄物14が埋立られており、敷き均しなどにより整地された埋立廃棄物14の上面全体を所定厚みの土層、不織布等からなる浸透調節層16により覆っている。浸透調節層16の上面には透水層18を介して雨水貯留槽20が設置されており、この貯留槽20の上面全体を最終覆土22で覆っている。なお、図示省略するが、覆土22上に必要に応じて緑化してもよい。また、図では水平面として描かれているが、貯留槽20及び覆土22とも処分場10の周縁に向けてわずかに傾斜する勾配を設けてもよい。また、貯留槽20は、複数を並設されるものであってもよい。
【0014】
浸透調節層16は、雨水浸透量を調整するために設けられたものであり、この浸透調節層16の役割と、雨水浸透流量との関係は後述する。透水層18は、不織布などの透水性の高い素材からなるものであり、浸透調節層16に対する水供給を均一に拡散するために設けられている。
【0015】
雨水貯留槽20は、用地全面に設置されるもので、縦横複数の仕切壁20aで複数の格子状に仕切られており、さらにはその底板20bには適宜の開口率で多数の小孔22cを形成し、これの内部に溜められた水を小孔22cを通じて透水層18に均一に浸潤させた状態で、浸透調節層16を通じて廃棄物14側に浸透させるようにしている。
【0016】
貯留槽20の内部には複数の孔あき管24が各仕切壁20aを貫通して配管され、その端部を最外郭の仕切板20aの側面に突出させ、隔壁12に沿って配管された排水溝26上にその排水口を対向位置させている。
【0017】
孔あき管24の外部突出端24aには常閉型のバルブ28が設けられている。また排水口の高さは前記貯留槽20の天端と同じ高さに設定されている。
【0018】
これは、例えば予測し得ないような集中豪雨に対応させたもので、豪雨があった場合には、前記貯留槽20の周囲からから水を溢流させて排水溝26に流すと同時に、前記バルブ26を開けることで、孔あき管24を通じて貯留槽20の内部の水を効率よく排出するためのものである。
【0019】
なお、図ではバルブ26を手動操作型としているが、電磁バルブとし、雨量計などと連動させて、所定の降雨量以上の降雨があった場合には自動的に開くような構成とすることもできる。また、排水口の高さを貯留槽20の底部高さ付近とすることにより、浸透量を軽減することができる。
【0020】
さらに、貯留槽20の内部には前記覆土22との画成手段として、空隙率の大きな砂礫30が充填されているとともに、貯留槽20の上面はネット32で覆われ、覆土22の貯留槽20内への流入を防止しつつ雨水のみをこれの内部に取入れて砂礫28間の空隙に貯蔵する。
【0021】
なお、図中符号34は、貯留槽20の周囲に設けられた仕切板であり、この仕切板32は雨水の貯留槽20周縁からのオーバーフロー時において、流出する水の洗堀作用による覆土22の流失を防止する。
【0022】
以上の構成において、廃棄物14に対する雨水の浸透流量Qは以下の数式で表される。
Q=KiAt
但し、K:浸透調節層16の透水係数
i=H/d(図1参照):最大水頭高さ/浸透調節層16の厚み
A:小孔22cの開口面積
t:時間
【0023】
したがって、当該処分場10に対する時間当りの最大浸透流量(Q/t)の適正値を判定することにより、透水係数既知の浸透調節層16の厚み、貯留槽20の最大高さ、小孔20cの開口率が定まり、これらの値をパラメータとして適正値に設定できることになるのである。
【0024】
なお、以上の実施形態では、貯留槽20上面と覆土22とを画成する手段として、砂礫30及びネット32の双方を用いたが、覆土22の土圧に抗し、また土砂流入を防止できるのであればいずれか一方でもよい。さらに、遮水層18の材質として浸透調節層16の働きもさせるものとすることにより、遮水層18が浸透調節層を兼用することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上の説明により明らかなように、本発明による廃棄物処分場における雨水浸透調節方法によれば、自然降雨による水を溜めつつ、常時適正水量で廃棄物埋立地内に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を適用した埋立済廃棄物処分場の断面図である。
【図2】従来方法による埋立済廃棄物処分場の断面図である。
【符号の説明】
10 廃棄物処分場
14 廃棄物
16 浸透調節層
18 透水層
20 貯留槽
20c 小孔
22 最終覆土
24 多孔管(余浄水排出手段)
30,32 画成手段(30 砂礫、32 ネット)
Claims (4)
- 廃棄物処分場において、埋立完了した廃棄物の上面を覆う所定厚み、かつ所定透水係数の浸透調節層と、浸透調節層上に設置された雨水貯留槽と、貯留槽上を覆う最終覆土層とを備え、
前記貯留槽の底面には適宜開口率で小孔を形成し、降雨により前記覆土層を通過して貯留槽内に一時貯留された雨水が小孔及び浸透調節層を通じて順次所定水量で前記廃棄物内に浸透させるようにしたことを特徴とする廃棄物処分場における雨水浸透調節方法。 - 前記浸透調節層と貯留槽との間には、水を均一に拡散させるための透水層が介在されていることを特徴とする請求項1に記載の廃棄物処分場のおける雨水浸透調節方法。
- 前記貯留槽内には余剰水を外部に排出する手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の廃棄物処分場における雨水浸透調節方法。
- 前記貯留槽の上面と覆土層とを画成するとともに、覆土層を通じて雨水を貯留槽内に取込む手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の廃棄物処分場における雨水浸透調節方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233893A JP2004073907A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 廃棄物処分場における雨水浸透調節方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002233893A JP2004073907A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 廃棄物処分場における雨水浸透調節方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004073907A true JP2004073907A (ja) | 2004-03-11 |
Family
ID=32018901
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002233893A Pending JP2004073907A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 廃棄物処分場における雨水浸透調節方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004073907A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006021117A (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-26 | Kajima Corp | 廃棄物最終処分場における覆土構造 |
JP2006231156A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Univ Fukuoka | 廃棄物最終処分場の覆土構造 |
JP2008093614A (ja) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Taiyo Kogyo Corp | キャッピング層、及びその製造方法 |
-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002233893A patent/JP2004073907A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006021117A (ja) * | 2004-07-08 | 2006-01-26 | Kajima Corp | 廃棄物最終処分場における覆土構造 |
JP4684582B2 (ja) * | 2004-07-08 | 2011-05-18 | 鹿島建設株式会社 | 廃棄物最終処分場における覆土構造 |
JP2006231156A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Univ Fukuoka | 廃棄物最終処分場の覆土構造 |
JP4664091B2 (ja) * | 2005-02-23 | 2011-04-06 | 学校法人福岡大学 | 廃棄物最終処分場の覆土構造 |
JP2008093614A (ja) * | 2006-10-13 | 2008-04-24 | Taiyo Kogyo Corp | キャッピング層、及びその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040927 |