JP2004071544A - 光照射装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】切頭円錐形状の発光体装着面2cを有しその発光体装着面2c上に複数の発光体1を装着してなる発光体装着部材2と、切頭円錐形状の支持面31aを有し前記発光体装着部材2を保持する保持枠3と、可撓性及び柔軟性を有し全体が同一素材により構成された平板状且つ円環状の放熱部材6とを備えてなり、平面状の前記放熱部材6を、前記発光体装着面2cの裏面2d及びその裏面2dに対向する前記保持枠4の支持面31aに装着する際に、可撓性及び/又は柔軟性を利用して前記発光体装着面2cの裏面2d及び前記保持枠3の支持面31aに沿うように立体形状に変形させ、前記裏面2d及び前記支持面31aにそれぞれ密着させるようにした。
【選択図】図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、反射照明によって製品検査をする場合等に好適に使用される光照射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の光照射装置において、LED等の発光体を複数配置し、照射対象部位に対して周囲方向から覆うように光を照射してその照射対象部位の照度をムラなく一定に保つようにしたものが開発されている。
【0003】
しかして、照射対象部位を周囲方向から覆うためには、円筒内面や円錐凹面等のような湾曲凹面状をなす発光体装着面を形成し、その発光体装着面に複数のLEDをくまなく装着することが望ましい。そこで従来は、保持枠そのものを円筒内面や円錐凹面形状に加工して穿孔し、発光体をその孔に各々直接埋設したうえで手配線を施すという複雑な工程を経てかかる光照射装置を製造していたところ、その手間やコストを大幅削減すべく本願発明者は、特開平10−21729号公報に示すように、湾曲可能なプリント基板を平面状に保った状態でLEDを装着し、そのプリント基板を湾曲させてこの種の光照射装置を製造する方法を発明し、特許を取得している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の光照射装置において、湾曲する発光体装着面の裏面に放熱構造を設けることは極めて難しく、放熱を積極的に行うような工夫はほとんどなされていないのが実状である。具体的には、図11に示すように、LED100の裏側には何ら放熱部材は設けられておらず、空気層ASが介在している。そしてその結果、LEDの温度を積極的に下げることができないことから大きな光量を得にくく、光度においても不安定で、またその寿命を延ばしにくいという点に改善の余地が残されていた。
【0005】
さらに、プリント基板を湾曲させてその端部を単に保持枠に係止させただけであると、若干のがたつきや、湾曲面に若干のむらが生じるおそれもある。
【0006】
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、複数の発光体を湾曲面に配置した光照射装置において、製造容易性を担保しつつ、大光量を得ることができ、しかも光度の安定性や長寿命性にも優れる光照射装置を得ることをその主たる目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明にかかる光照射装置は、切頭円錐形状の発光体装着面を有しその発光体装着面上に複数の発光体を装着してなる発光体装着部材と、切頭円錐形状の支持面を有し前記発光体装着部材を保持する保持枠と、可撓性及び柔軟性を有し全体が同一素材により構成された平板状且つ円環状の放熱部材とを備えてなり、平面状の前記放熱部材を、前記発光体装着面の裏面及びその裏面に対向する前記保持枠の支持面に装着する際に、可撓性及び/又は柔軟性を利用して前記発光体装着面の裏面及び前記保持枠の支持面に沿うように立体形状に変形させ、前記裏面及び前記支持面にそれぞれ密着させていることを特徴とする。
【0008】
このようなものであれば、発光体装着部材の裏面と保持枠とを、放熱部材を介して面的に接合できるため、保持枠に発光体から発生する熱を効果的かつ速やかに伝導でき、保持枠全体を利用した発光体の積極的な放熱が可能となる。その結果、発光体に大電流を流して大きな光度を得ることができ、しかもその光度を安定させて寿命をも延ばすことが可能となる。ちなみに空気の熱伝導率は0.02 kcal/mh℃であり、放熱部材にシリコ−ン、フロロシリコ−ン、SEP等を主体材料とする部材を用いた場合にはその熱伝導率が1kcal/mh℃程度以上となることから、放熱部材を用いずに空気層が介在した場合と、放熱部材を用いた場合とでは、その放熱性に極めて顕著な差が生じることがわかる。
【0009】
また放熱部材が可撓性及び柔軟性を有し、前記湾曲する発光体装着面及び保持枠の支持面に容易に沿わせてこれら双方に密着させることできるため、製造、組み立てにも大きな負担をかけることがない。
【0010】
加えて、この放熱部材が発光体装着部材及び保持枠に密着するため、発光体装着部材のがた等を軽減し、その装着状態を良好なものに保って、光照射の質の向上に寄与することとなる。
【0011】
ここで、「平板状」とは、部分的に厚みの異なるものも含む意味である。
【0012】
一方、発光体装着面の裏面からは通常リード線や抵抗等が突出し、放熱部材の前記裏面への密着を阻害するところ、前記放熱部材の少なくとも表面部における柔らかさを、発光体装着部材の裏面に突出する発光体のリード線や電子部品等を包み込むように凹んで前記発光体装着面の裏面に密着し得るものに設定しておけば、上述した不具合を解消して本発明の効果を十分に発揮させ得る。
【0013】
また、放熱部材の柔軟性や可撓性があまりに大きいと、通常状態において放熱部材が定形を保てず組み立てに齟齬を生じるうえ、例えば発光体装着部材の交換に際して、放熱部材が千切れて剥がれない等の不具合も生じ得る。かかる不具合を防止するためには、前記放熱部材を平面に載置した状態で定形性を有する程度のものとすることが望ましく、また特に柔軟性において前記放熱部材を発光体装着部材及び保持枠から剥離可能なものとしておくことが望ましい。
【0014】
上述した効果を得るための具体的な表面部の硬度としては、アスカーC硬度で10度以上30度以下が好ましい。
【0015】
製造容易化に大きく寄与し得る具体的な実施態様としては、前記発光体装着部材が、厚み方向に湾曲可能であって一部に切り欠きを有した円環状のプリント基板であり、その一方の面に発光体装着面を設定してなるものであって、その発光体装着部材の一方の切り欠き辺と他方の切り欠き辺とを、前記発光体装着面が凹面側に位置するように接合または近接保持することにより、前記発光体装着面を切頭円錐凹面に形成しているものが好ましい。
【0016】
特に、プリント基板の発光体のリード線に接続する配線幅を、電流量に応じて通常必要とされる太さよりも太いものとし、放熱効果をより高めた前記発光体装着面を切頭円錐凹面に形成しているものが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施形態を、図面を参照して説明する。
【0018】
本実施形態に係る光照射装置4は、図1〜図4に示すように、複数の発光体たるLED1と、厚み方向に湾曲可能なものであって一部に切り欠きを有した円環状をなすプリント基板2と、円環状をなす可撓性を有した放熱部材たる放熱板6と、目視あるいは撮影等のための中心孔31bを有し前記プリント基板2を保持する保持枠たるケース3とを備えたものである。
【0019】
各部を詳述すると、LED1は砲弾型ランプタイプのもので、素子本体をレンズ作用を有する砲弾型の透明樹脂モールドで覆ってなるものである。もちろんチップタイプのものでも構わない。
【0020】
プリント基板2は、カバー材、銅箔材、ベース材等を階層構造にしてなるフレキシブルなものであり、予めLED1の配線をプリントしてなるものである。
【0021】
放熱板6は、例えばシリコ−ン、フロロシリコ−ン、SEP等を主体材料として形成してなる電気的に絶縁性を持った熱伝導性、可撓性及び柔軟性に富む円環状をなすものである。そして、プリント基板2の裏面2dに密着させた状態では、その密着面6cが前記裏面2dに配設されている抵抗等の各部品や突出するLED1の足等を包み込むように凹み変形する一方、平面に載置した状態で定形性を有するような素材を用いている。具体的には、放熱板6の素材にアスカーC硬度が10度以上30度以下のものを用いている。これは、あまりに硬いと抵抗等の凹凸を吸収できず基板裏面2dへの密着度が低下する一方、あまりに柔らかいと放熱板6が定形を保てず組み立てや交換に際して千切れたり剥がれないといった不具合を生じるためである。また、通常シリコーンゴム中(本実施形態で用いる放熱板6の材料)には低分子量シロキサン(低分子量のオイル状成分)が含まれており、基板2とケース3との間で長期間放熱板6を介在させておくと、低分子量シロキサン(即ちオイル状の成分)が放熱板6の表面にブリード(じわじわにじみ出てくる)してしまう。単に圧接しているだけでも低分子量シロキサンのブリードがあるが、通電してLED1を発光させた状態では基板2等の温度上昇があり、このブリード現象がより加速される。そこで、本実施形態で用いる放熱板6はこの低分子量シロキサンの含有量を300ppm以下にしている。なお、通常のシリコーンゴムでは3000ppm程度含有しており、前記した問題点がある。
【0022】
ケース3は、照射対象部位を反照射対象部位側から観察するための中心孔31bを有したある程度厚みのある円柱状のケース本体31と、このケース本体31の外周に外嵌する円筒状の押さえ部材32とを有するものである。ケース本体31の一端面側には、中心部をもっとも窪ませた切頭円錐凹面31aが設けてあり、この切頭円錐凹面31aが前記プリント基板2の裏面2dに対向する支持面としての役割を担う。この切頭円錐凹面31aの傾斜角は、前記プリント基板2の切り欠き辺2a、2b同士を接合又は近接させて切頭円錐形状とした際のプリント基板2の裏面2dの角度と略同一となるように構成している。
【0023】
押さえ部材は32の一端部には、内方に突出する突出部321が設けられており、この突出部321が、ケース本体31に取り付けたプリント基板2の抜け止めを防止する役割を担う。なお、ケース本体31に穿設されためねじ33は、この光照射装置4を取着するためのものである。
【0024】
このような構成において、本実施形態による光照射装置4の組立方法について説明する。まず前記プリント配線基板2を平面状態に保持した上で、該基板2の一方の面である発光体装着面2cに、複数のLED1をはんだ付け等の方法でくまなく植設する。しかる後に、該基板2の一方の切り欠き辺2aと他方の切り欠き辺2bとを前記発光体装着面2cが凹面側に位置するように接合または近接させて湾曲させる。このことにより、該プリント基板2は必然的に切頭円錐型となり、前記発光体装着面2cが切頭円錐凹面となって、そこにLED1が配置されることとなる。このとき、電源ケーブル5も該基板2にはんだ付け等によって配線する。
【0025】
次にケース本体31の前記支持面31aに平面状の放熱板6を貼り付ける。このとき放熱板6は自身の可撓性により変形して、その一方の面を前記支持面31aに密着させる。
【0026】
そして、前記プリント基板2の一方の切り欠き辺2aと他方の切り欠き辺2bとを接合または近接させ切頭円錐形状にしつつ、その裏面2dを前記放熱板6の他方の面に密着させる。もちろん、切頭円錐形状にしたプリント基板2の裏面に先に平面状の放熱板6を貼り付け、その後、この放熱板6を貼り付けたプリント基板2を前記支持面31aに密着させても構わない。ここで「密着」とは、面同士の一部が密着することも含む。
【0027】
なお、ケース本体31の中心孔31bにおける開口周縁部に設けた軸方向に突出する突起部311は、その外径が放熱板6の中心孔径及び切頭円錐形状にしたプリント基板2の中心孔径と略等しくなるように設定したもので、これら放熱板6及びプリント基板2をケース本体に装着する際の位置決め部としての役割を担う。
【0028】
その後、押さえ部材32を前記ケース本体31に対しその切頭円錐凹面31a側から嵌め込んで固定し、その突出部321をプリント基板2の外周端に当接させて当該プリント基板2の固定と抜け止めを図るようにしている。
【0029】
したがってこのようなものであれば、LED1の熱が放熱板6を介してケース3に効率よく速やかに伝達され、ケース3全体で放熱させることが可能になるため、無理なくLED1の放熱を行ってその温度を積極的に下げ、LED1の温度上昇を抑止することが可能になる。そしてその結果、大きい光度を得られ、製品の長寿命化も促進することができる。
【0030】
さらに、放熱板6を介在させることで、プリント基板2のがたや変形等を抑止することができ、LED1の向きをより一定化して、集光度を高めたり、照射対象部位における照度むらを抑制することができるようになる。
【0031】
加えて、全体が同一素材により構成された円環状の放熱部材6が可撓性及び柔軟性を有し、前記湾曲する発光体装着面2cの裏面2d及びケース3の支持面31aに容易に沿わせてこれら双方に密着させることできるため、製造、組み立てにも大きな負担をかけることがない。特に本実施形態では、プリント基板2の切り欠き辺2a、2b同士を接合または近接させるだけで、湾曲する発光体装着面2cを形成できるので、組立が簡単であり、製造工程を複雑化することもない。
【0032】
具体的な効果を図5、図6、図7に示す。
【0033】
まず図5、図6は温度上昇による短時間(20分)での光量低下度を放熱板6の有無で比較した比較実験データである。図5は赤色LEDの実験データである。同図に示すように、放熱板6がある場合とない場合とでは、実験開始から20分後におけるLED1の半田部分温度が25℃程度相違し、光量においては、放熱板6がある場合には、初期光量に比して略10%程度しか落ち込まないのに対し、放熱板6がない場合には、初期光量に比して略25%も落ち込むという顕著な相違が生じる。図6は白色LEDの実験データである。この実験において放熱板6がないものは、温度がLEDの動作保証温度である100℃にまで上昇している。これは、白色LEDや青色LEDあるいは緑色LEDの順方向電圧(Vf)が3.5Vと高く、発熱量が大きくなる傾向があることに起因するものであるが、このように放熱板6がないと、使用条件によっては高温化を招いて劣化を惹起し、寿命や光度に極めて大きな影響を及ぼすと考えられる。これに比して放熱板6があるものは温度が45℃前後に保たれ、温度差が実に55℃も生じていることがわかる。
【0034】
一方、図7は長期間に亘る使用の結果、白色LEDがどれだけ劣化したかを放熱板の有無で比較した比較実験データである。放熱板6がないものは、使用開始から1500時間で光量が約半分にまで低下し、基板に焦げ付きが生じる等して、品質的に限界がくるのに対して、放熱板6のあるものは、使用開始から1500時間では光量はわずか20パーセント程度しか落ち込まず、その後少しずつ落ち込みながらも、さらに長時間十分使用に耐えうることがわかる。すなわち、このように放熱板6があると、放熱板6のないものに比して光量や寿命に格別顕著に好影響を及ぼすことがわかる。
【0035】
なお、図5、図6の実験は温度による光量低下の比較実験であり、温度が下がれば再びLED1は初期光量を取り戻すものである。一方、図7の実験は、劣化実験であり、このようにして光量が低下したLED1は、再び初期光量に戻ることはない。
【0036】
もちろん、その他に、ケース3側にLED埋設保持用の孔を穿設するといった必要がなく、LED1を容易に切頭円錐凹面2cに配置し、しかも配線することが可能となるといった製造容易化という効果をも奏し得る。
【0037】
さらに、図8〜図10に示すように、放熱板6やプリント基板2の切り欠きの大きさや径寸法を適宣変更することにより、種々の切頭円錐凹面を形成することも容易に行える。
【0038】
本発明は、その他に種々の変形が可能である。
【0039】
なお、以下の説明において前記実施形態に対応するものには同様の符号を付すこととする。
【0040】
前記実施形態ではケース本体31の支持面31aと発光体装着面2cの裏面2dとが略平行な関係となるように設定していたため、放熱部材6を等厚のものとしていたが、支持面31aと発光体装着面2cの裏面2dとが平行でない場合や、各面の一部に凹部や凸部がある場合などに対応するためには、放熱部材6の厚みを部位によって異なるようにしたものが好ましい。
【0041】
もちろん、発光体装着部材がフレキシブルプリント基板である必要はないし、この光照射装置を、検査照明用以外に用いても構わない。そしてその場合には、ケース本体に観察用中心孔を設けておく必要もない。
【0042】
また、プリント基板を先に湾曲させて切頭円錐形状とし、その凹面にLEDを装着してもよい。
【0043】
さらに、プリント基板の外周から半径方向に内側に延びるスリットを複数間欠的に設けておいても構わない。このようなものであれば、プリント基板をより簡単に湾曲させることができるようになる。
【0044】
加えて、プリント基板の配線を、電流量に応じて通常必要とされる太さよりも太いものとし、この配線そのものに放熱或いは電熱促進機能を有させるものとしてもよい。このようにすれば、放熱効果をさらに高めることができる。具体的には、LEDのリード線に接続する配線幅を大きくすることが、放熱を効率的に行う上で好ましい。
【0045】
その他、各部の構成は図示例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明によれば、発光体装着部材の裏面と保持枠とを、放熱部材を介して面的に接合できるため、保持枠に発光体から発生する熱を効果的かつ速やかに伝導でき、保持枠全体を利用した発光体の積極的な放熱が可能となる。その結果、発光体に大電流を流して大きな光度を得ることができ、しかもその光度を安定させて寿命をも延ばすことが可能となる。
【0047】
また放熱部材が可撓性及び柔軟性を有し、前記切頭円錐形状の発光体装着面及び保持枠の支持面に容易に沿わせてこれら双方に密着させることできるため、製造、組み立てにも大きな負担をかけることがない。
【0048】
加えて、この放熱部材が発光体装着部材及び保持枠に密着するため、発光体装着部材のがた等を軽減し、その装着状態を良好なものに保って、光照射の質の向上に寄与することとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるLEDを装着したプリント基板の平板状態を示す平面図。
【図2】同実施形態における放熱板の平板状態を示す平面図。
【図3】同実施形態における光照射装置の分解斜視図。
【図4】同実施形態における光照射装置の中央縦断面図。
【図5】本発明の効果を示す温度実験データ(赤色LED)。
【図6】本発明の効果を示す温度実験データ(白色LED)。
【図7】本発明の効果を示す劣化実験データ(白色LED)。
【図8】同実施形態の変形例におけるLEDを装着したプリント基板の平板状態を示す平面図。
【図9】同変形例における放熱板の平板状態を示す平面図。
【図10】同変形例における光照射装置の中央縦断面図。
【図11】従来における光照射装置の中央縦断面図。
【符号の説明】
1・・・発光体(LED)
2・・・発光体装着部材(プリント基板)
2a・・・一方の切り欠き辺
2b・・・他方の切り欠き辺
2c・・・発光体装着面
2d・・・裏面
3・・・保持枠(ケース)
31a・・・支持面
6・・・放熱部材(放熱板)
Claims (6)
- 切頭円錐形状の発光体装着面を有しその発光体装着面上に複数の発光体を装着してなる発光体装着部材と、切頭円錐形状の支持面を有し前記発光体装着部材を保持する保持枠と、可撓性及び柔軟性を有し全体が同一素材により構成された平板状且つ円環状の放熱部材とを備えてなり、平面状の前記放熱部材を、前記発光体装着面の裏面及びその裏面に対向する前記保持枠の支持面に装着する際に、可撓性及び/又は柔軟性を利用して前記発光体装着面の裏面及び前記保持枠の支持面に沿うように立体形状に変形させ、前記裏面及び前記支持面にそれぞれ密着させていることを特徴とする光照射装置。
- 前記放熱部材が、発光体装着部材の裏面に突出する発光体のリード線や電子部品等を包み込むように凹んで前記発光体装着面の裏面に密着し得る柔軟性を少なくともその表面部において有するものである請求項1記載の光照射装置。
- 前記放熱部材が、平面に載置した状態で定形性を有するものである請求項1又は2記載の光照射装置。
- 前記放熱部材の柔軟性を示すアスカーC硬度がその表面部において10度以上30度以下である請求項1、2又は3記載の光照射装置。
- 前記発光体装着部材が、厚み方向に湾曲可能であって一部に切り欠きを有した円環状のプリント基板であり、その一方の面に発光体装着面を設定してなるものであって、その発光体装着部材の一方の切り欠き辺と他方の切り欠き辺とを、前記発光体装着面が凹面側に位置するように接合または近接保持することにより、前記発光体装着面を切頭円錐凹面に形成している1、2、3又は4記載の光照射装置。
- 前記プリント基板の発光体のリード線に接続する配線幅を、電流量に応じて通常必要とされる太さよりも太いものとし、放熱効果をより高めた前記発光体装着面を切頭円錐凹面に形成している請求項1、2、3、4又は5記載の光照射装置。
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Cited By (2)
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2003
- 2003-06-09 JP JP2003164088A patent/JP2004071544A/ja active Pending
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