JP2004071135A - 走行する磁気テープの幅方向変動測定機 - Google Patents

走行する磁気テープの幅方向変動測定機 Download PDF

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Abstract

【課題】走行する磁気テープが幅方向に移動することによる磁気テープの幅方向変動を測定することを目的とする。
【解決手段】磁気テープMTを幅方向に規制しない部分において、走行する磁気テープMTの一部を磁化する固定された書込ヘッドH1と、書込ヘッドH1の下流に設置され、磁気テープMTの幅方向を規制するガイド14,14と、ガイド14,14により幅方向を規制されたテープガイド部において、磁気テープMTの情報を読み取る固定された読取ヘッドH2とから構成する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、磁気テープの走行時に、磁気テープが幅方向に移動することにより生じる磁気テープの幅方向の変動を測定する磁気テープの走行の幅方向変動測定機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のコンピュータ用データストレージとして利用されている磁気テープは、記録容量を増大させるために記録密度を向上させている。そのため、データが書き込まれるデータトラックは極めて狭くなっており、例えば、トラック幅が10μ〜20μm程度の磁気テープも存在する。このようにデータトラックの幅が狭くなると、磁気テープに対しデータの記録又は再生を行うドライブにおいて、磁気テープの走行時に生ずる幅方向の振れはデータの記録/再生の信頼性に影響を与えることから、磁気テープの幅方向の振れは極力小さくするのが望ましい。したがって、磁気テープカートリッジや、磁気テープドライブの開発の際に、この磁気テープの幅方向の振れを測定する機会が頻繁に生じる。
そして、従来、この磁気テープの幅方向の振れを測定する際には、フォトインタラプタなどを用いて、ドライブで走行中の磁気テープのエッジ位置を測定していた(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000―339792号公報(段落0014〜0020等)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、磁気テープのエッジ位置の変動は、磁気テープが張力分布等を要因として幅方向に移動することによる変動と、磁気テープの幅の誤差を原因とする変動とが合成された変動である。すなわち、磁気テープの幅は完全には一定ではないため、このような形状の誤差によっても、エッジの位置は変動する。したがって、従来の幅方向の振れの測定方法では、走行中の磁気テープが幅方向に移動することにより生じる振れのみを測定することはできなかった。
そこで、本発明では、磁気テープが幅方向に移動することにより生じる幅方向の変動を測定するため、走行する磁気テープの幅方向変動測定機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するため、第1の発明は、走行する磁気テープの幅方向変動測定機であって、磁気テープを幅方向に規制しない部分において、走行する磁気テープの一部を非接触で磁化する固定された第1書込用磁気ヘッドと、前記第1書込用磁気ヘッドの下流に設置され、磁気テープの幅方向を規制する第1テープガイド部と、前記第1テープガイド部において前記磁気テープの情報を読み取る固定された第1読取用磁気ヘッドとを有することを特徴とする。
【0006】
このような測定機によれば、磁気テープを幅方向に規制しない部分において、第1書込用磁気ヘッドにより非接触で磁気テープの一部が磁化される。ここで、磁気ヘッドが磁気テープに接触することにより、磁気テープの位置が変わることを防ぐため、できれば非接触で磁気テープを磁化するのが望ましい。このように、幅方向に位置規制されない部分で固定された磁気ヘッドにより磁化されることで、磁気テープの張力分布等による幅方向の振れを許容したまま情報が書き込まれる。つまり、磁気テープのエッジを基準として見ると、情報は、磁気テープの幅方向の移動等に応じてうねったラインで書き込まれる。
なお、本明細書において、「規制する」というのは、磁気テープの幅方向を厳格に位置決めするという意味であり、幅方向の変動が1μm未満であることを意味する。一方、「規制しない」というのは、厳格な位置決めをしないということであり、厳格な位置決めより十分大きく変動できるような状態で磁気テープを規制する場合については、「規制しない」に含まれる。
【0007】
そして、磁化された磁気テープは、第1書込用磁気ヘッドの下流において、第1テープガイド部に幅方向を位置規制されつつ第1読取用磁気ヘッドにより磁気テープの情報を読み取られる。つまり、第1書込用磁気ヘッドにより磁化されて書き込まれた情報を読み取ることで、例えばその情報の出力変動により、情報がどれだけ幅方向に振れているかを測定することができる。この書き込まれた情報の振れは、磁気テープの移動を要因として発生したものであるから、結果として、その磁気テープを磁気テープドライブ装置等で走行させたときに磁気テープの移動を要因として生じる幅方向の変動を測定することができる。
【0008】
また、第2の発明は、走行する磁気テープの幅方向変動測定機であって、走行する磁気テープの幅方向の移動を規制する第2テープガイド部と、前記第2テープガイド部において、前記磁気テープの一部を磁化する固定された第2書込用磁気ヘッドと、前記第2テープガイド部の下流に設置され、磁気テープの幅方向を規制しない部分において前記磁気テープの情報を読み取る固定された第2読取用磁気ヘッドとを有することを特徴とする。
【0009】
このような測定機によれば、第2テープガイド部において磁気テープの幅方向の移動が規制された状態で第2書込用磁気ヘッドにより磁気テープが磁化されて情報が書き込まれる。つまり、磁気テープのエッジから所定距離に情報が書き込まれる。
そして、磁気テープの幅方向を規制しない部分において、第2読取用磁気ヘッドにより情報を読み取る。このとき、できれば、非接触で情報を読み取ると、第2読取用磁気ヘッドと磁気テープの接触による影響を無くすことができる。
磁気テープの幅方向を規制しない部分では、磁気テープの張力分布等に応じ、磁気テープが蛇行するので磁化された情報が蛇行したラインを走行する。したがって、固定された第2読取用磁気ヘッドにより情報を読み取ると、出力の変動などにより、情報の幅方向の振れが測定できる。その結果、その磁気テープを磁気テープドライブ装置等で走行させたときに磁気テープの移動を要因として生じる幅方向の変動を測定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について適宜図面を参照しながら説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る磁気テープの幅方向変動測定機(以下、単に「測定機」という。)の全体構成図であり、図2は、図1におけるテープガイド部の拡大斜視図である。
【0011】
図1に示すように、測定機10には、磁気テープMTを送り出すための送出リール11と、送出リール11から磁気テープMTを巻き取るための巻取リール12とが備えられる。送出リール11の下流側で且つ、巻取リール12の上流側には、磁気テープMTを非接触で磁化して信号(情報)を書き込むための書込ヘッド(第1書込用磁気ヘッド)H1が配置されている。また、書込ヘッドH1と巻取リール12との間には、書込ヘッドH1によって書き込まれた信号を検査するための読取ヘッド(第1読取用磁気ヘッド)H2が設けられる。そして、読取ヘッドH2の上流側と下流側とに、磁気テープMTを読取ヘッドH2に沿わせて走行させるためのガイド14,14が設けられている。このガイド14,14により、磁気テープMTが幅方向に位置規制されている範囲が、第1テープガイド部に相当する。また、読取ヘッドH2は、読み取った信号をもとにして、磁気テープMTが移動したことによる幅方向の変動を求める幅方向変動演算部15に接続されている。なお、測定機10には、磁気テープMTの張力を所定張力に調整するための張力調節装置(図示せず)、張力検出装置Tの他、磁気テープMTをガイドするためのガイドローラR…等の各種装置が備えられている。
【0012】
書込ヘッドH1は、磁気テープMTを幅方向に規制しない部分において、走行する磁気テープの一部を磁化する磁気ヘッドである。書込ヘッドH1は、測定機10のパネルサイド10aに固定されている。書込ヘッドH1の上流及び下流は、ガイドローラ13,13により走行方向が案内されている。ガイドローラ13,13は、磁気テープMTを幅方向には規制しないように、フランジが設けられていない。磁気テープMTが走行経路から脱落するのを防止するために、ガイドローラ13,13にフランジを設けて磁気テープMTの幅方向の位置を規制する場合には、磁気テープMTとの間に十分なクリアランスを持たせるように構成する。例えば、ガイド14,14よりも大きなクリアランスを磁気テープMTとの間に有していればよく、フランジ間隔と磁気テープMTの幅の差が10μm以上になるように設定する。
【0013】
図2は、第1実施形態に係る第1テープガイド部の拡大斜視図である。図2に示すように、ガイド14,14は測定機10のパネルサイド10a(図1参照)に取り付けられる。
【0014】
ガイド14,14の磁気テープMTに対する接触面14aは磁気テープMTの記録面に滑らかに摺動させるため円弧状となっており、磁気テープMTが接触面14aに密着しないよう、接触面14aには空気を噴き出す多数の穴14eが設けられており、穴14eから空気を噴き出すことにより磁気テープMTを浮上させている。ガイド14,14のパネルサイド10a側の端部には、磁気テープMTの走行方向に沿わせてフランジ14dが形成される。フランジ14dのヒューマンサイド(パネルサイド側エッジと反対側)の端面には、樹脂製の接触子14cが取り付けられていて、磁気テープMTのパネルサイド側エッジ(基準エッジ)MT1を案内させるエッジ案内面14bを構成している。なお、接触子14cは、磁気テープとの摺動による摩耗防止のため、セラミックスにより形成するのが望ましい。
【0015】
そして、各ガイド14のヒューマンサイド側には、磁気テープMTの損傷を防止すべく、例えば、弾性体16が取り付けられる。
【0016】
弾性体16は薄い金属板(ステンレス薄板等)で形成されており、弾性体の取り付け基部16aは、各ガイド14の上面とこれに着座する取り付けブロック17とに挟持される。弾性体16の先端側部は、複数の腕16bとなっており、各腕16bの先端部には樹脂製、望ましくはセラミックス製の接触子16cが取り付けられる。前記弾性体16の各接触子16cと接触子14cのエッジ案内面14bとの間隔は、蛇行、幅変動に起因する磁気テープMTのダメージを防止するため、磁気テープMTの蛇行、幅変動の最大幅に基づいて決定される。もちろん、この間隔に適宜余裕を見込んでもよい。磁気テープMTと、エッジ案内面14b及び接触子16cとのクリアランスは、例えば0〜1μmに設定するのが望ましい。また、弾性体16は非常に弱い力で磁気テープMTのヒューマンサイド側エッジMT2に当たって磁気テープMTを規制する。例えば、弾性体16の各接触子16cで磁気テープMTを規制する力(付勢力)が0.49×10−2〜7.84×10−2Nとなるように、各腕16bのバネ係数を設定するとよい。
【0017】
読取ヘッドH2は、書込ヘッドH1で書き込んだ信号を読み取るための磁気ヘッドであり、パネルサイド10aに固定されている。読取ヘッドH2の読取素子は、書込ヘッドH1の書込素子に対応した位置に配置されており、磁気テープMTの走行に振れが無かった場合には、書込ヘッドH1で書き込んだ信号をトレースして、最大の出力を得ることができる。
【0018】
このようなガイド14,14によれば、磁気テープMTの幅方向の位置が極めて正確に規制された状態で、固定された読取ヘッドH2により、パネルサイド側エッジMT1から一定距離の位置で信号が読み取られる。
【0019】
幅方向変動演算部15は、磁気テープMTが書込ヘッドH1の位置で移動することにより、どれだけ幅方向に振れたかを演算する手段である。例えば、幅方向変動演算部15は、比較、演算、記憶等をすることができる一般的なコンピュータや、専用の回路により構成され、例えば、読取ヘッドH2で読み取った信号の出力を逐次記憶装置に蓄積していき、一定時間内に変動した出力の幅を、磁気テープMTの幅方向の移動量に換算する。
【0020】
以上のような測定機10による作用効果を、図1及び図3を参照しながら説明する。図3は、図1のZ矢視図である。
図1に示すように、まず、送出リール11から送り出された磁気テープMTは、ガイドローラR,・・・に案内され、張力検査装置Tを通り、ガイドローラ13,13に走行方向を案内される。磁気テープMTは、ガイドローラ13,13に、幅方向は規制されず、多少幅方向に振れながら、固定された書込ヘッドH1により信号が書き込まれる。
【0021】
そして、信号が書き込まれた磁気テープMTは、さらに下流へ走行し、第1テープガイド部へ入る。第1テープガイド部では、ガイド14,14により幅方向を正確に規制されつつ、固定された読取ヘッドH2により信号を読み取る。
【0022】
ここで、図3に示すように、書込ヘッドH1は固定されていることから、書込ヘッドH1で書き込まれた信号S1は、磁気テープの振れに応じて、磁気テープMTのエッジMT1,MT2に対し蛇行して記録される。一方、第1テープガイド部では、ガイド14,14により、磁気テープMTの幅方向への移動が正確に規制されているので、固定された読取ヘッドH2により読み取られた信号の出力は、信号S1の蛇行に応じて変動する。
【0023】
この変動を、幅方向変動演算部15により、磁気テープMTの幅方向の移動量に換算すると、書込ヘッドH1の位置において幅方向に移動した量を測定することができる。そして、この移動量を幅方向変動演算部15において蓄積し、例えば一定時間あたりの移動量として数値化すれば、その磁気テープMTの性能として評価することができる。
【0024】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図4は、本発明の第2実施形態に係る測定機の全体構成図である。なお、第1実施形態と同一の部分については、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
【0025】
図4に示すように、測定機10には、磁気テープMTを送り出すための送出リール11と、送出リール11から磁気テープMTを巻き取るための巻取リール12とが備えられる。送出リール11の下流側で且つ、巻取リール12の上流側には、磁気テープMTを磁化して信号(情報)を書き込むための書込ヘッド(第2書込用磁気ヘッド)H3が配置されている。そして、書込ヘッドH3の上流側と下流側とに、磁気テープMTを書込ヘッドH3に沿わせて走行させるためのガイド14,14が設けられている。このガイド14,14により、磁気テープMTが幅方向に位置規制されている範囲が、第2テープガイド部に相当する。また、書込ヘッドH3の下流側にあるガイド14と巻取リール12との間には、書込ヘッドH3によって書き込まれた信号を検査するための読取ヘッド(第2読取用磁気ヘッド)H4が設けられる。また、読取ヘッドH4は、読み取った信号をもとにして磁気テープMTが移動したことによる幅方向の変動を求める幅方向変動演算部25に接続されている。なお、測定機10には、磁気テープMTの張力を所定張力に調整するための張力調節装置(図示せず)、張力検出装置Tの他、磁気テープMTをガイドするためのガイドローラR…等の各種装置が備えられている。
【0026】
ガイド14,14の詳細については、第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0027】
書込ヘッドH3は、ガイド14,14により磁気テープMTが幅方向に規制されている部分において、走行する磁気テープの一部を磁化する磁気ヘッドである。書込ヘッドH3は、測定機10のパネルサイド10aに固定されている。
【0028】
読取ヘッドH4は、磁気テープMTを幅方向に規制しない部分において、走行する磁気テープMTから信号を読み取る磁気ヘッドである。読取ヘッドH4は、測定機10のパネルサイド10aに固定されている。読取ヘッドH4は、磁気テープMTと摺動するように設置してもよいが、読取の出力が十分であれば、非接触で磁気テープMTの信号を読み取るように設置するのが望ましい。こうすると、磁気テープMTと読取ヘッドH4との接触による磁気テープMTの変動の影響を除去することができるからである。
【0029】
読取ヘッドH4の上流及び下流は、ガイドローラ13,13により、走行が案内されている。ガイドローラ13,13、は第1実施形態の場合と同様に、磁気テープMTを幅方向には規制しないように、フランジが設けられていない。磁気テープMTが走行経路から脱落するのを防止するために、ガイドローラ13,13にフランジを設けて磁気テープMTの幅方向の位置を規制する場合には、磁気テープMTとの間に十分なクリアランスを持たせるように構成する。例えば、ガイド14,14よりも大きなクリアランスを磁気テープMTとの間に有していればよく、フランジ間隔と磁気テープMTの幅の差が10μm以上になるように設定する。
【0030】
幅方向変動演算部25は、磁気テープMTが読取ヘッドH4の位置で移動することにより、どれだけ幅方向に振れたかを演算する手段である。例えば、幅方向変動演算部25は、比較、演算、記憶等をすることができる一般的なコンピュータや、専用の回路により構成され、例えば、読取ヘッドH4で読み取った信号の出力を逐次記憶装置に蓄積していき、一定時間内に変動した出力の幅を、磁気テープMTの幅方向の移動量に換算する。
【0031】
以上のような測定機10による作用効果を、図4及び図5を参照しながら説明する。図5は、図4のZ矢視図である。
図4に示すように、まず、送出リール11から送り出された磁気テープMTは、ガイドR,・・・に案内され、張力検査装置Tを通り、第2テープガイド部であるガイド14,14に走行方向を案内される。そして、磁気テープMTは、ガイド14,14により、幅方向を正確に規制されつつ、固定された書込ヘッドH3により信号S2が書き込まれる。書き込まれた信号S2は、図5に示すように、磁気テープMTのエッジMT1、MT2から一定距離の位置に書き込まれる。
【0032】
そして、信号が書き込まれた磁気テープMTは、さらに下流へ走行し、ガイドローラ13,13により走行方向を案内される。磁気テープMTは、ガイドローラ13,13に幅方向は規制されないので、図5に示すように、信号S2は、磁気テープMTの振れに応じて幅方向に変動する。そして、固定された読取ヘッドH4により信号S2を読み取る。
【0033】
読取ヘッドH4により読み取られた信号の出力は、信号S2の変動に応じて変動する。この変動を、幅方向変動演算部25により、磁気テープMTの幅方向の移動量に換算すると、読取ヘッドH4の位置において幅方向に移動した量を測定することができる。そして、この移動量を幅方向変動演算部25において蓄積し、例えば一定時間あたりの移動量として数値化すれば、その磁気テープMTの性能として評価することができる。
【0034】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されず、適宜変形して実施することが可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上詳述したとおり、本発明によれば、磁気テープが幅方向に移動することによる振れを測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る測定機の全体構成図である。
【図2】図1におけるテープガイド部の拡大斜視図である。
【図3】図1におけるZ矢視図である。
【図4】第2実施形態に係る測定機の全体構成図である。
【図5】図4におけるZ矢視図である。
【符号の説明】
10   測定機
13   ガイドローラ
14   ガイド
15,25 幅方向変動演算部
H1,H3 書込ヘッド
H2,H4 読取ヘッド
MT  磁気テープ

Claims (2)

  1. 磁気テープを幅方向に規制しない部分において、走行する磁気テープの一部を磁化する固定された第1書込用磁気ヘッドと、前記第1書込用磁気ヘッドの下流に設置され、磁気テープの幅方向を規制する第1テープガイド部と、前記第1テープガイド部において前記磁気テープの情報を読み取る固定された第1読取用磁気ヘッドとを有することを特徴とする走行する磁気テープの幅方向変動測定機。
  2. 走行する磁気テープの幅方向の移動を規制する第2テープガイド部と、前記第2テープガイド部において、前記磁気テープの一部を磁化する固定された第2書込用磁気ヘッドと、前記第2テープガイド部の下流に設置され、磁気テープの幅方向を規制しない部分において前記磁気テープの情報を読み取る固定された第2読取用磁気ヘッドとを有することを特徴とする走行する磁気テープの幅方向変動測定機。
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