JP2004070859A - 障害情報管理システム - Google Patents

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JP2004070859A
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Shigehiko Suzuki
鈴木 茂彦
Masaki Uchida
内田 雅規
Hajime Tanaka
田中 肇
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Abstract

【課題】ネットワーク上に分散されたサーバの障害情報を収集し一括管理する障害情報管理システムに関し、アラームを担当者へ通知し、担当者が障害の詳細情報を閲覧し回答できるシステムを提供する。
【解決手段】管理サーバ1のデータ収集手段101 は被監視サーバ2から障害データを収集し、アラームデータ生成手段103 は障害データからユーザ端末3で表示可能な形式のアラームデータを生成する。アラーム判定手段104 は障害データの数値が所定の基準値の範囲内か否かを判定し、メール作成手段105 は数値が基準範囲外の場合にアラームデータのURLを含むアラームメールを生成し、メール送信手段106 はアラームメールをユーザ端末3へ送信する。ユーザ端末3のデータ閲覧手段31は、アラームメールのURLでアラームデータをダウンロードして表示し、必要ならば回答データを管理サーバ1へアップロードする。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上に分散されたサーバから収集した障害データを一括して編集・管理する障害情報管理システムに関する。
【0002】
さらに詳しくは、本発明は、障害データが所定の監視指標の基準範囲外となった場合に登録された担当者へ警告を通知し、返却された回答データを対応する障害データとともに管理する障害情報管理システムに関する。
【0003】
【従来の技術】
従来では、ネットワーク上に分散されたサーバの障害データは、個別に収集され、特定の品質管理者などにより編集・加工されていた。
【0004】
品質管理者は、例えば表計算ソフトウェアなどを利用して、各サーバから収集された障害データをもとに品質監視指標ごとに数値を集計したりグラフデータを作成したりして詳細情報を作成し、品質情報資料としていた。
【0005】
また、障害への対処策などの回答も担当者から個別に収集され、回答確認も個別に行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ネットワーク上に分散されているサーバの障害情報の収集・管理、障害に対する回答要求および回答確認などは、それぞれ個別に行われていた。各サーバから個別に障害情報を収集して品質情報資料を作成するにはある程度時間が必要である。
【0007】
そのため、品質管理者や関係する担当者がサーバから収集された障害情報をもとに編集・加工した品質情報資料を直ちにチェックすることはできなかった。
【0008】
また、品質管理者は、障害データから編集・加工した数値にもとづいて障害に対する回答が必要であるかどうかを判断し、その担当者へ回答を要求していたため、実際に障害が発生してからその回答を確認するまで相当の時間を要していた。実際には、品質情報資料の作成や回答要求などは、例えば1ヶ月単位でまとめて行われる場合が多かった。
【0009】
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ネットワークを通じて収集した各サーバの障害データを一括して管理・編集し、品質監視指標の基準範囲を超える数値であるような障害データの場合には、直ちに担当者へアラームを通知して回答を要求できる障害情報管理システムを提供することである。
【0010】
また、本発明は、サーバから収集した障害データから生成された数値データ、当該障害の詳細データ、当該障害に対する回答データなどの品質管理資料に対して担当者が任意にアクセスして閲覧できる障害情報管理システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、ネットワーク上に分散された被監視サーバの障害データにもとづいたアラームデータを一括して管理する管理サーバと前記アラームデータを管理サーバから取得して表示可能なユーザ端末とを備え、前記被監視サーバの障害を管理し前記ユーザ端末へ前記アラームデータを提供する障害情報管理システムであって、前記管理サーバは、前記被監視サーバの装置種類もしくはシステム種類、前記被監視サーバに対する品質監視指標の種類、および前記品質監視指標の基準値を含む装置情報を記憶する装置情報記憶手段と、前記被監視サーバの装置種類もしくはシステム種類、前記被監視サーバに対する品質監視指標の種類のいずれかごとに通知すべき前記ユーザ端末への宛先を含むユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、前記被監視サーバから前記品質監視指標に関する数値を含む障害データを収集する障害データ収集手段と、前記障害データをもとに前記ユーザ端末が表示可能な形式でアラームデータを生成するアラームデータ生成手段と、前記障害データの数値が前記装置情報の基準値で定められる範囲内にあるか否かを判定するアラーム判定手段と、前記障害データの数値が前記装置情報の基準値で定められる範囲外である場合に、前記アラームデータへのアクセス情報を含むアラームメールを生成するアラームメール生成手段と、前記ユーザ情報を参照して該当するユーザ端末へメールを送信するアラームメール送信手段と、前記ユーザ端末からの前記アクセス情報によるダウンロード要求に応じて該当するアラームデータを提供するために前記アラームデータを記憶するアラームデータ管理手段とを備え、前記ユーザ端末は、前記アラームメールを受信するメール受信手段と、前記アラームメールに含まれるアクセス情報を用いて前記管理サーバから前記アラームデータをダウンロードして表示させるデータ閲覧手段とを備える。
【0012】
また、本発明は、上記構成において、前記ユーザ端末の前記データ閲覧手段では、前記管理サーバからダウンロードし表示した前記アラームデータに関する回答データを前記管理サーバへアップロードし、前記管理サーバの前記アラームデータ管理手段では、前記回答データを編集し、前記アラームデータに関連付けて管理するものである。
【0013】
また、本発明は、上記構成において、前記ユーザ端末の前記データ閲覧手段では、前記アラームデータに関連する回答用ファイルを添付して前記回答データを前記管理サーバへアップロードし、前記管理サーバの前記アラームデータ管理手段では、前記回答データおよび前記回答用ファイルを編集し、前記アラームデータに関連付けて管理するものである。
【0014】
本発明は、以下のように作用する。
【0015】
本発明にかかる障害情報管理システムにおいて、管理サーバでは、ネットワーク上に分散された監視対象である被監視サーバの装置種類もしくはシステム種類、前記被監視サーバに対する品質監視指標の種類、および前記品質監視指標の基準値を含む装置情報を装置情報記憶手段に記憶しておく。また、前記被監視サーバの装置種類もしくはシステム種類、前記被監視サーバに対する品質監視指標の種類のいずれかごとに通知すべき前記ユーザ端末への宛先を含むユーザ情報をユーザ情報記憶手段に記憶しておく。
【0016】
そして、障害データ収集手段により、例えば1日1回、被監視サーバのそれぞれからネットワークを通じて障害データを収集する。また、そして、アラームデータ生成手段により、収集した障害データから、例えばサーバの装置種類、システム種類、品質監視指標種類などの分類ごとの数値の集計、指標目標値と当該数値のグラフデータの作成、障害に関係する詳細データの生成などの処理を行い、例えばHTML(HyperText Markup Language )ファイル形式など登録者の端末のデータ閲覧手段で表示可能な形式のアラームデータとしてアラームデータ管理手段に記憶しておく。
【0017】
さらに、アラームメール生成手段により、障害データとして収集した数値もしくは集計した数値と所定の基準値とを比較して当該障害データの数値が所定の基準値範囲内にない場合には、予め定められた担当の登録者宛に、当該障害データに対応するアラームデータへのアクセス情報(例えばURL:Uniform ResourceLocatorなどのリンク情報)を含むアラームメールを生成し、アラームメール送信手段により、宛先に従って生成したアラームメールを配信する。
【0018】
担当登録者のユーザ端末では、受信した当該アラームメールに記載されているアラームデータへのアクセス情報(URL)をマウスカーソルでクリックなどにより選択する(以下、単にクリックとする)と、ユーザ端末のデータ閲覧手段が起動して、管理サーバのアラームデータ管理手段で記憶され管理されているアラームデータをダウンロードし登録者のユーザ端末の表示装置に表示させる。
【0019】
そして、登録者は、サーバの障害に対するアラームデータの内容を確認して、必要であればコメントや関連する回答用ファイルなどの回答データを管理サーバへアップロードする。さらに、アラームへの回答を他の登録者へ通知したい場合には、当該アラームメールの再配送要求を管理サーバへ送信する。
【0020】
管理サーバでは、アラームメールを受信した登録者がアップロードした回答データ(コメントや回答用ファイル)を当該アラームデータに関連づけて記憶しておく。さらに、アラームメールの再配信が要求されていれば、当該アラームメールを関連する他の登録者へ再度配信する。
【0021】
他の登録者は、受信したアラームメールに記載されたアラームデータへのアクセス情報(URL)をクリックして、アラームデータをダウンロードし端末で表示させる。これにより、Webページ上でサーバの障害についての種々のデータを閲覧することができ、さらに担当の登録者が既に回答している場合には、回答のコメントなども確認することができる。
【0022】
なお、本発明の各手段または機能または要素をコンピュータにより実現するプログラムは、コンピュータが読み取り可能な、可搬媒体メモリ、半導体メモリ、ハードディスクなどの適当な記録媒体に格納することができ、これらの記録媒体に記録して提供され、または、通信インタフェースを介して種々の通信網を利用した送受信により提供されるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1に、本発明の実施の形態における障害情報管理システムの構成例を示す。
【0024】
本発明にかかる障害情報管理システムは、管理サーバ1、監視の対象である被監視サーバ2、および予め登録された登録者が使用するユーザ端末3から構成される。
【0025】
管理サーバ1および被監視サーバ2はネットワーク4を通じて接続され、管理サーバ1およびユーザ端末3はネットワーク5を通じて接続されている。
【0026】
管理サーバ1は、データ収集手段101、データ編集手段102、アラームデータ生成手段103、アラーム判定手段104、メール作成手段105、メール送信手段106、障害データ記憶部110、装置情報記憶部120、ユーザ情報記憶部130、アラームデータ記憶部140、アラームデータ管理手段150、を備える。
【0027】
データ収集手段101は、ネットワーク上に分散されている被監視サーバ2の障害データを収集し、障害データ記憶部110に記憶する手段である。障害データには、収集元の被監視サーバ2の識別情報、障害発生日時、障害内容を示す数値などが含まれる。
【0028】
本形態では、障害発生した被監視サーバ2で障害データを保持しておき、管理サーバ1は、所定の時間ごとに被監視サーバ2で保持されている障害データをネットワーク4を通じてダウンロードする。なお、障害発生した被監視サーバ2が、発生時に生成した障害データを直ちに管理サーバ1へアップロードするようにしてもよい。
【0029】
データ編集手段102は、障害データ記憶部110に記憶された各被監視サーバ2の障害データを編集して障害データ記憶部110に記憶する手段である。データ編集手段102は、被監視サーバ2から送信されたそのままの状態の障害データから、操作ミスや停電などにより生じた障害データを排除したり、同一の障害を示す重複した障害データを整理したりする編集処理を行う。
【0030】
アラームデータ生成手段103は、障害データ記憶部110に記憶した障害データまたは編集済みの障害データ、装置情報記憶部120に記憶しておいた装置情報121などをもとに、ユーザ端末3のデータ閲覧手段31(WWWブラウザ)で閲覧可能なデータ形式でアラームデータを生成してアラームデータ記憶部140に記憶する手段である。
【0031】
アラームデータ生成手段103は、例えば、被監視サーバ2の機種やシステムの種類、品質監視指標の種類ごとに、所定の期間についての障害データの数値を集計する。そして、障害データの数値や集計した数値と装置情報121の対応する指標種の基準値とをもとにグラフ表示のためのグラフデータテーブル141を作成する。さらに、アラームデータ生成手段103は、障害データの数値や集計した数値などをもとにアラームデータ142を作成する。また、障害データに関係する詳細情報を収集して詳細データ143を生成する。そして、これらのグラフデータテーブル141、アラームデータ142、および詳細データ143を、ユーザ端末3のデータ閲覧手段31が表示可能な例えばHTMLファイル形式でアラームデータ記憶部140に記憶する。
【0032】
本実施例では、各サーバの障害データとして全障害率に関するデータを収集するものとし、アラームデータ生成手段103は、障害データの数値から、月単位の全障害率の実績値(%/年)を集計してグラフデータテーブル141を生成する。また、障害に対する分析や保守作業に関する情報を含む詳細データ143を作成する。
【0033】
図2に、アラームデータ記憶部で記憶されるデータのデータ構成例を示す。
【0034】
図2(A)に示すグラフデータテーブル141は、区分、グラフ管理番号、製品代表名、年月、指標種、指標単位、指標目標値、実績値、稼動台数、件数、データ参照先などの項目からなる。
【0035】
区分は、収集されたままの障害データの数値を用いた処理モード(速報モード)であるかまたはデータ編集手段102により編集済みの障害データを用いた処理モード(確定モード)であるかを示す項目、グラフ管理番号はグラフデータテーブル141を一意に識別するための番号を定義する項目、製品代表名は被監視サーバ2の機種を代表する製品名を示す項目である。また、年月は障害データの収集期間を示す項目、指標種は品質監視のための指標の種類を示す項目(全障害率)、指標単位は設定した指標種で使用する単位を示す項目(%)、指標目標値は設定した指標種での目標とする数値を示す項目、実績値は被監視サーバ2から収集した障害データの実際の数値を示す項目である。稼動台数は稼動中の被監視サーバ2の台数を示す項目、件数は障害が発生した件数を示す項目、データ参照先は、関連する種々のデータの参照先情報を示す項目である。
【0036】
なお、品質監視の指標種類として、例えば、全障害率、マシンダウン率、システムダウン率、業務停止率などがあるが、これに限定されるものではない。
【0037】
図2(B)に示すアラームデータ142は、アラーム管理番号、区分、グラフ管理番号、製品代表名などの項目からなる。
【0038】
アラーム管理番号はアラームデータ142を一意に識別するため番号を示す項目、区分、グラフ管理番号および製品代表名はグラフデータテーブル141の区分および製品代表名と同様の項目である。
【0039】
図2(C)に示す詳細データ143は、アラームデータ142の各障害に対する分析および保守の詳細を示すデータである。
【0040】
詳細データ143は、顧客名、発生日時、機種名、機種号機などの項目からなり、詳細データ143の識別情報として作業番号(No.)が付加されて格納されている。顧客名は被監視サーバ2を使用する顧客を特定するための項目、発生日時は障害発生日時を示す項目、機種名は被監視サーバ2の装置機種の名称を示す項目、機種号機は被監視サーバ2の個別の装置番号を示す項目である。
【0041】
本形態では、アラームデータ生成手段103は、1日に1回アラームデータ(グラフデータテーブル141、アラームデータ142、および詳細データ143)を生成するものとし、障害データの履歴として、アラームデータ142から過去分のアラームデータを生成する。具体的には、アラームデータ生成手段103は、当日を経過したアラームデータのアラームデータ142および関連する詳細データ143の項目から、グラフ管理番号、製品代表名、年月、指標種、指標単位、指標目標値、実績値、稼動台数、件数、データ参照先の項目を抽出して、過去分アラームデータ146を生成し、詳細データ143などとともにアラームデータ記憶部140に記憶する。図2(D)に、過去分アラームデータ146を示す。
【0042】
図3を用いて、アラームデータ記憶部140の構成例をさらに説明する。
【0043】
アラームデータ記憶部140には、被監視サーバ2から取得した障害データそれぞれにもとづいて生成されたアラームデータが記憶される。
【0044】
収集当日のアラームデータとしては、グラフデータテーブル141、アラームデータ142、詳細データ143が記憶される。また、回答データ144、添付ファイル145が受信されていれば、これらのデータも記憶する。
【0045】
収集当日以外のアラームデータとしては、アラームデータ142から生成された過去分アラームデータ146、詳細データ143、回答データ144、添付ファイル145が記憶される。
【0046】
図4に示すように、グラフデータテーブル141は、機種ごとの件数、稼動台数、実績値、指標目標値などをグラフ形式で表示されるように構成されている。
【0047】
また図5に示すように、アラームデータ142は、機種ごとの件数、稼動台数、実績値、指標目標値などを数値テーブル形式で表示されるように構成されている。
【0048】
また、図6に示すように、詳細データ143は、障害に対する分析情報や保守情報などをテーブル形式で表示されるように構成されている。
【0049】
障害情報は、例えば、作業番号(No)、受付日時、装置名、装置号機、システムコード、顧客名、ダウンコード、作業内容コード、現象コメント、原因コメント、箇所コメント、作業前カウンタ値、作業後カウンタ値、処置コメント、影響コメント、製造年月、納入日付、ダウン時間、作業時間、担当部署、発生日時などの項目からなる。
【0050】
保守情報は、伝票番号(No)、保守部品名、保守部品仕様、保守部品版数、保守部品製造番号(No)、担当部署、担当者、電話番号などの項目から構成される。
【0051】
アラーム判定手段104は、装置情報記憶部120に装置情報121として予め定められた基準値をもとに、グラフデータテーブル141もしくはアラームデータ142の実績値が所定の基準範囲内であるか否かを判定し、実績値が基準範囲内でない場合にはメール作成手段105に対しアラームメール作成要求を発する手段である。
【0052】
図7に装置情報121のデータ構成例を示す。装置情報121は被監視サーバ2で稼動する装置およびアラームメール作成の基準に関する情報であり、機種名、アラーム配信先、基準値などの項目からなる。
【0053】
機種名は、被監視サーバ2で稼動する装置の種類名を示す項目、アラーム配信先は、警告する登録者を定めたリストであるアラーム配信先を指定する項目、基準値はアラームメールを作成するか否かの判定値を設定する項目である。なお、基準値は、設定された指標種が複数ある場合には、各指標種ごとに設定されていてもよい。
【0054】
ここでは、基準値=指標目標値とする。アラーム判定手段104は、グラフデータテーブル141もしくはアラームデータ142実績値が装置情報121の基準値を超過するときは、アラームメール作成要求をメール作成手段105へ発する。
【0055】
メール作成手段105は、特定した登録者を宛先とするアラームデータ142へのリンク情報を含むアラームメール133を生成する手段である。メール作成手段105は、アラーム判定手段104からのアラームメール作成要求を受けると、装置情報121とのアラーム配信先を参照して宛先となる登録者(ユーザID)を抽出して、ユーザIDをもとにユーザ情報131から宛先のE−mailアドレスを特定し、メール本文中にアラームデータ142のURLを記載したメールを作成する。
【0056】
図8に、ユーザ情報131およびアラーム配信先132のデータ構成例を示す。
【0057】
図8(A)に示すユーザ情報131は、ユーザID、氏名、パスワード、E−mailアドレス、アクセス区分などの項目からなる。パスワードおよびアクセス区分は任意に設定する項目である。
【0058】
ユーザIDは登録者を一意に識別する情報を設定する項目、氏名は登録者の氏名を設定する項目、パスワードは管理サーバ1におけるアクセス認証に用いるパスワード情報を設定する項目である。
【0059】
アクセス区分は、登録者が管理サーバ1にアクセスして行える操作の種類などを設定する項目であり、例えば、アラームデータ142に対する回答権の有無などが設定される。回答権がある登録者は、アラームデータ管理手段150が提供するアラームデータ142に対しコメントや添付ファイルなどの回答データを管理サーバ1へアップロードすることが可能となる。なお、アクセス区分に設定される情報は、回答権の有無を示すフラグや、登録者が可能な操作区分を特定するように設定された00〜99などの値などでよい。
【0060】
図8(B)に示すアラーム配信先132は、グラフ管理番号とユーザIDの項目からなる。グラフ管理番号は、アラームメール作成が判定されたアラームデータ142とアラーム配信先132とを対応付けるためのキー項目であり、グラフデータテーブル141の識別番号を使用する。ユーザIDは配信先の登録者を特定する項目である。
【0061】
図9に、アラームメールの例を示す。アラームメール133には、通常のメールと同様に、件名(Subject:)、発信年月日(Date:)、発信者(From:)、宛先(To:)が設定され、メール本文中にアラームデータへのリンク情報134として、例えば、アラームデータ142へのURLが記載される。なお、アラームメール133には、当日分のアラームデータ142のリンク情報(URL)134の他に、履歴情報として過去分アラームデータ146のリンク情報(URL)135を記載するようにしてもよい。
【0062】
メール送信手段106は、メール作成手段105で作成されたアラームメール133をアラーム配信先132に従って配信する手段である。
【0063】
アラームデータ管理手段150は、アラームデータ記憶部140に保持しているアラームデータ142などを提供するWWWサーバであって、アラーム回答処理手段151を備える。
【0064】
アラームデータ管理手段150は、ユーザ端末3からのアラームデータ142または過去分アラームデータ146のダウンロード要求を受けて、該当するグラフデータテーブル141、アラームデータ142、詳細データ143などをユーザ端末3のデータ閲覧手段31にダウンロードさせる。
【0065】
アラーム回答処理手段151は、ユーザ端末3から、データ閲覧手段31により表示されたアラームデータ142(Webページ)の回答入力領域で入力された回答データ144がアップロードされた場合に、回答データ144をアラームデータ142と対応付けてアラームデータ記憶部140に記憶させ、さらにユーザ端末3から添付ファイル145がアップロードされた場合には、添付ファイル145を生成してアップロードされたファイルをアラームデータ記憶部140に記憶させる。
【0066】
図10に、回答データ144および添付ファイル145のデータ構成例を示す。
【0067】
図10(A)に示す回答データ144は、アラーム管理番号、ユーザID、回答種別、回答日、コメントなどの項目からなる。アラーム管理番号は回答データ144が対応づけられるアラームデータ142を識別する番号を示す項目、ユーザIDは回答データ144を作成した登録者を特定する項目、回答種別は回答内容をもとに予め定められた回答の種別を示す項目、回答日は回答データ144が生成された日時などを示す項目、コメントは回答記入欄に入力された回答の内容(テキストデータ)である。
【0068】
図10(B)に示す添付ファイル145は、アラーム管理番号、ファイル名、格納先フォルダ名、格納ファイル名の項目からなる。アラーム管理番号は、添付ファイル145が対応づけられるアラームデータ142を識別する番号を示す項目、ファイル名は添付ファイル145を特定するための情報を示す項目、格納先フォルダは添付ファイル145を格納した領域を示す項目、格納ファイル名は添付ファイル145を格納したファイルを示す格納ファイルを示す項目である。
【0069】
ユーザ端末3は、管理サーバ1へのアクセスが許可された登録者が使用するクライアント端末であって、データ閲覧手段31とメール受信手段32とを備える。
【0070】
データ閲覧手段31は、管理サーバ1から提供されるHTMLファイル形式のアラームデータ142を閲覧する手段(WWWブラウザ)である。
【0071】
メール受信手段32は、管理サーバ1が配信したアラームメール133を受信する手段である。
【0072】
以下に、本形態における処理の流れを説明する。
【0073】
管理サーバ1にアクセスを許可されている登録者は、まずアラーム通知を受けたい被監視サーバ2の機種や指標種について登録しておく。管理サーバ1は、登録者のログイン要求があると、ユーザ情報131をもとにパスワードを認証し、登録設定手段(図1に表示しない)により登録設定画面200を表示させる。
【0074】
図11に、登録設定画面200の例を示す。
【0075】
登録者は、登録設定画面200において、障害データモード(速報、確定)の区分、ラベル表示の有無、目標値表示の有無などを設定する。また、指標種選択部201において障害の種類を選択し、管理キー製品名選択部202において被監視サーバ2の機種などを選択する。
【0076】
ユーザが登録ボタン203をクリックすると、選択された内容が管理サーバ1へアップロードされる。管理サーバ1では、登録設定手段により、登録設定画面200において選択・設定された情報を装置情報121として記憶しておく。ここでは、障害データの区分=速報、指標種(障害種(コード))=全障害確率(s1)、管理キー製品名(機種名/システム名)=G6 M510/PG20、GS M130/PG10が登録されているとする。
【0077】
なお、リセットボタン204がクリックされると、選択された内容がクリアされて初期の状態へ戻る。
【0078】
その後、管理サーバ1では、データ収集手段101により被監視サーバ2から障害データを収集して障害データ記憶部110へ記憶する。さらにデータ編集手段102により、設定登録された区分が確定モードである場合には、障害データから操作ミスなどによるものを排除するなどの障害データの編集を行う。
【0079】
その後、アラームデータ生成手段103では、障害データまたは編集済み障害データと装置情報121とをもとに、グラフデータテーブル141、アラームデータ142、詳細データ143を生成してアラームデータ記憶部140に記憶する。
【0080】
そして、アラーム判定手段104では、アラームデータ142の実績値が装置情報121の基準値を上回っているかどうかを判定する。例えば、装置情報121の基準値=指標目標値である場合には、図5に示すアラームデータ142の数値テーブルの実績値および指標目標値とを比較して、実績値が指標目標値を上回る場合には、アラームメール生成が必要であると判定し、メール作成手段105にメール作成要求を出す。
【0081】
メール作成手段105では、メール作成要求を受けて、例えば図9に示すようなアラームデータ142または過去分アラームデータ146へのリンク情報134、135が含まれるアラームメール133を生成する。
【0082】
その後、アラームメール133を受信した登録者が、図9に示すアラームメール133に記載されたリンク情報(URL)134をクリックすると、ユーザ端末3のデータ閲覧手段31が起動する。データ閲覧手段31は、管理サーバ1から該当するアラームデータ142をダウンロードしてWebページとして表示させる。
【0083】
図12に、アラームデータ表示画面300の例を示す。
【0084】
アラームデータ表示画面300は、アラームデータ142の区分、グラフ管理番号、製品代表名の項目をキーにして抽出されたグラフデータテーブル141およびアラームデータ142のデータをもとに表示される。
【0085】
アラームデータ表示画面300では、製品名「G6 M510/PG20」および「GS M130/PG10」の2つの機種についての2001年11月〜2002年3月間の速報ベースの月単位の全障害確率にする実績値が、グラフ表示および数値テーブルで表示される。数値テーブルでは、管理キー製品名ごとに、月単位で、件数、稼動台数、実績値(%/年)、および指標目標値などの項目が表示される。
【0086】
アラームデータ表示画面300のコメント種選択部301でコメントの種類が設定され、コメント入力部302に登録者が自由に記載したコメントが入力されて、回答ボタン303がクリックされると、データ閲覧手段31は、選択されたコメント種と入力されたコメントとを管理サーバ1へアップロードする。
【0087】
なお、ユーザ情報131にアクセス区分の項目が設定されている場合に、管理サーバ1のアラームデータ管理手段150では、回答権のない登録者からのアップロード要求を拒絶する。
【0088】
また、回答/配信ボタン304がクリックされると、データ閲覧手段31は、コメントや添付ファイルをアップロードするとともに、登録者に送信された当該アラームデータのリンク情報134を含むアラームメール133の再配信要求を管理サーバ1へ通知する。
【0089】
この場合に、管理サーバ1のアラームデータ管理手段150は、メール再配信要求をメール送信手段106へ渡し、メール送信手段106は、アラーム配信先132を参照してメールを再配信する。
【0090】
また、アラームデータ表示画面300として表示されているアラームデータ142に対応する過去分アラームデータ146がアラームデータ記憶部140に記憶されている場合に、アラームデータ表示画面300に過去分表示ボタン306が表示される。そして過去分表示ボタン306のいずれかがクリックされると、当該ボタンに対応する過去分アラームデータ146がデータ閲覧手段31によりダウンロードされて表示される。過去分アラームデータ146を表示する画面は、例えばアラーム表示画面300の構成からグラフ表示の部分が除かれた表示構成とする。
【0091】
なお、登録者は、図9に示すアラームメール133に含まれる過去分アラームデータ146のリンク情報135をクリックすることにより、管理サーバ1が保持する過去分アラームデータ146を閲覧することも可能である。
【0092】
図12に示すアラームデータ142の数値テーブルの「件数」は、図13に示すような月単位の障害一覧テーブル表示画面400へのリンクが付加されている。
【0093】
例えば、数値データ表の2002年3月(200203)の件数は14件であり、値「14」には、当月の障害一覧テーブルへのリンク情報が付加されている。値「14」がクリックされると、図13に示す障害一覧テーブル表示画面400が表示される。障害一覧テーブル表示画面400は、詳細データ143から生成される。
【0094】
図13に障害一覧テーブル表示画面400を示す。障害一覧テーブル表示画面400は、アラームデータ142の代表製品名の項目をキーに、アラームデータ142と詳細データ143とのデータをもとに表示される。
【0095】
障害一覧テーブル表示画面400の一覧の一行は製品代表名における作業番号で示す各障害であって、障害ごとに受付日時、装置名、装置号機、顧客名、作業番号(作業No)から構成される。
【0096】
障害一覧テーブル表示画面400は、画面中の「行数」で設定された行数(ここでは「8」)分ずつ一覧表示され、「↑Page UP」ボタン401、「↓Page Down」ボタン402がクリックされると、それぞれ前置または後続の障害のデータが所定の行数ごとにまとめて一覧表示されるように構成されている。
【0097】
各行の詳細ボタン403は、その障害の作業番号をキーにした詳細データ143にリンクされている。詳細ボタン403がクリックされると、その障害に対応した障害分析情報表示画面が表示される。障害分析情報表示画面は、詳細データ143から生成された表示画面であり、例えば図6に示す詳細データ143の表示例のように構成されている。ここでは、2002年3月の件数の値「14」がクリックされた場合に表示される2002年3月のデータを示している。
【0098】
図14〜図16に、本システムの処理フローを示す。
【0099】
図14は、本システムで用いる各種データの設定処理の処理フローを示す図である。
【0100】
管理サーバ1は、登録者のログインを受け付けてユーザ認証を行う(ステップS1)。ユーザ認証をする(YES)場合には、データ閲覧手段31は初期設定登録画面200をダウンロードして表示し、管理サーバ1は、入力されアップロードされたデータにより設定登録して初期設定する(ステップS2)。入力されたデータは装置情報121などとして記憶される。ユーザ認証をしない(NO)の場合には、そのまま処理を終了する。
【0101】
図15は、アラーム配信処理の処理フローを示す図である。
【0102】
管理サーバ1は、被監視サーバ2から障害データを収集し(ステップS10)、障害データの数値を各サーバの機種、システム種、指標種ごとに月単位で集計して実績値を求め(ステップS11)、また、グラフデータテーブル141、アラームデータ142、詳細データ143などを生成する(ステップS12)。
【0103】
そして、アラームデータ142の実績値が装置情報121の基準値の範囲内であるかどうかを判定する(ステップS13)。実績値が基準値の範囲内になければ、さらにその障害データがアラームの対象とされているかどうかを調べて(ステップS14)、アラームの対象であればアラームメールを生成し(ステップS15)、所定の登録者宛にアラームメールを配信する(ステップS16)。障害データの実績値が基準値の範囲内である場合(ステップS13)、または基準値の範囲外であってもアラームの対象でない場合には(ステップS15)、処理を終了する。
【0104】
図16は、アラームデータ表示処理の処理フローを示す図である。
【0105】
ユーザ端末3側で、アラームメールを受信し(ステップS20)、アラームメールに含まれるアラームデータ142のリンク情報134をクリックして管理サーバ1へログインすると(ステップS21)、管理サーバ1側では、ログインを認証するか否かを判断して(ステップS22)、認証する場合には、該当するアラームデータ142を検索してユーザ端末3にダウンロードさせる(ステップS23)。
【0106】
ユーザ端末3では、ダウンロードしたアラームデータ142を表示して(ステップS24)、入力コメント、登録された添付ファイルがあれば管理サーバ1へ送信する。なお、当該アラームメールの再配信を要求する場合には、メール配信要求を送信する(ステップS25)。
【0107】
管理サーバ1は、入力されたコメント等を受け付けて(ステップS26)、それらコメント等のデータから回答データ144を作成して記憶する(ステップS27)。さらに、メール配信要求を受け付けていれば(ステップS28)、当該アラームメールを再送信する(ステップS29)。
【0108】
以上、本発明をその実施の形態により説明したが、本発明はその主旨の範囲において種々の変形が可能であることは当然である。
【0109】
例えば、本形態において、アラームデータ生成手段103は、HTMLファイル形式でアラームデータ142等のデータを生成するものとして説明している。しかし、アラームデータ生成手段103は、HTMLファイル形式のデータに限らず、XML(eXtensible Markup Language)などのマークアップ言語によるデータなどユーザ端末3のデータ閲覧手段31が解釈し表示可能なデータ形式でデータを作成することが可能である。
【0110】
本発明の形態および実施例の特徴を列記すると以下のとおりである。
(付記1) ネットワーク上に分散された被監視サーバの障害データにもとづいたアラームデータを一括して管理する管理サーバと前記アラームデータを管理サーバから取得して表示可能なユーザ端末とを備え、前記被監視サーバの障害を管理し前記ユーザ端末へ前記アラームデータを提供する障害情報管理システムであって、
前記管理サーバは、
前記被監視サーバの装置種類もしくはシステム種類、前記被監視サーバに対する品質監視指標の種類、および前記品質監視指標の基準値を含む装置情報を記憶する装置情報記憶手段と、
前記被監視サーバの装置種類もしくはシステム種類、前記被監視サーバに対する品質監視指標の種類のいずれかごとに通知すべき前記ユーザ端末への宛先を含むユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記被監視サーバから前記品質監視指標に関する数値を含む障害データを収集する障害データ収集手段と、
前記障害データをもとに前記ユーザ端末が表示可能な形式でアラームデータを生成するアラームデータ生成手段と、
前記障害データの数値が前記装置情報の基準値で定められる範囲内にあるか否かを判定するアラーム判定手段と、
前記障害データの数値が前記装置情報の基準値で定められる範囲外である場合に、前記アラームデータへのアクセス情報を含むアラームメールを生成するアラームメール生成手段と、
前記ユーザ情報を参照して該当するユーザ端末へメールを送信するアラームメール送信手段と、
前記ユーザ端末からの前記アクセス情報によるダウンロード要求に応じて該当するアラームデータを提供するために前記アラームデータを記憶するアラームデータ管理手段とを備え、
前記ユーザ端末は、
前記アラームメールを受信するメール受信手段と、
前記アラームメールに含まれるアクセス情報を用いて前記管理サーバから前記アラームデータをダウンロードして表示させるデータ閲覧手段とを備える
ことを特徴とする障害情報管理システム。
(付記2) 前記付記1に記載の障害情報管理システムであって、
前記ユーザ端末の前記データ閲覧手段は、前記管理サーバからダウンロードし表示した前記アラームデータに関する回答データを前記管理サーバへアップロードし、
前記管理サーバの前記アラームデータ管理手段は、前記回答データを編集し、前記アラームデータに関連付けて管理する
ことを特徴とする障害情報管理システム。
(付記3) 前記付記2に記載の障害情報管理システムであって、
前記ユーザ端末の前記データ閲覧手段は、前記アラームデータに関連する回答用ファイルを添付して前記回答データを前記管理サーバへアップロードし、
前記管理サーバの前記アラームデータ管理手段は、前記回答データおよび前記回答用ファイルを編集し、前記アラームデータに関連付けて管理する
ことを特徴とする障害情報管理システム。
(付記4) ネットワーク上に分散された被監視サーバの障害データにもとづいたアラームデータを一括して管理し、所定のユーザ端末へ前記アラームデータを提供する障害情報管理システムで用いる管理サーバであって、
前記被監視サーバの装置種類もしくはシステム種類、前記被監視サーバに対する品質監視指標の種類、および前記品質監視指標の基準値を含む装置情報を記憶する装置情報記憶手段と、
前記被監視サーバの装置種類もしくはシステム種類、前記被監視サーバに対する品質監視指標の種類のいずれかごとに通知すべきユーザ端末への宛先を含むユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
前記被監視サーバから前記品質監視指標に関する数値を含む障害データを収集する手段と、
前記障害データをもとに前記ユーザ端末において表示可能な形式でアラームデータを生成するアラームデータ生成手段と、
前記障害データの数値が前記装置情報の基準値で定められる範囲内にあるか否かを判定するアラーム判定手段と、
前記障害データの数値が前記装置情報の基準値で定められる範囲外である場合に、前記アラームデータへのアクセス情報を含むアラームメールを生成するアラームメール生成手段と、
前記ユーザ情報を参照して該当するユーザ端末へメールを送信するアラームメール送信手段と、
前記アラームデータを記憶して、前記ユーザ端末からの前記アクセス情報によるダウンロード要求に応じて該当するアラームデータを提供するアラームデータ管理手段とを備える
ことを特徴とする障害情報管理システム用管理サーバ。
(付記5) 前記付記4に記載の障害情報管理システム用管理サーバであって、
前記アラームデータ管理手段は、前記ユーザ端末からアップロードされた前記アラームデータに対する回答データを編集し、前記アラームデータに関連付けて管理する
ことを特徴とする障害情報管理システム用管理サーバ。
(付記6) 前記付記5に記載の障害情報管理システム用管理サーバであって、
前記アラームデータ管理手段は、前記ユーザ端末から回答データとともにアップロードされた回答用ファイルを編集し、前記アラームデータに関連付けて管理する
ことを特徴とする障害情報管理システム用管理サーバ。
(付記7) ネットワーク上に分散された被監視サーバの装置種類もしくはシステム種類、前記被監視サーバに対する品質監視指標の種類、および前記品質監視指標の基準値を含む装置情報を記憶する装置情報記憶手段と、前記被監視サーバの装置種類もしくはシステム種類、前記被監視サーバに対する品質監視指標の種類のいずれかごとに通知すべきユーザ端末への宛先を含むユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と備え、前記被監視サーバの障害データにもとづいたアラームデータを一括して管理し、所定のユーザ端末へ前記アラームデータを提供する障害情報管理方法であって、
前記被監視サーバから前記品質監視指標に関する数値を含む障害データを収集し、
前記障害データをもとに前記ユーザ端末において表示可能な形式でアラームデータを生成し、
前記障害データの数値が前記装置情報の基準値で定められる範囲内にあるか否かを判定し、
前記障害データの数値が前記装置情報の基準値で定められる範囲外である場合に、前記アラームデータへのアクセス情報を含むアラームメールを生成し、
前記ユーザ情報を参照して該当するユーザ端末へメールを送信し、
前記アラームデータを記憶し、前記ユーザ端末からの前記アクセス情報によるダウンロード要求に応じて該当するアラームデータを提供する
ことを特徴とする障害情報管理方法。
【0111】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、管理サーバでは、各サーバから収集した障害データの数値や集計した数値などの品質管理資料をWWWブラウザで閲覧可能な形式のアラームデータとして記憶しておく。アラームデータ中の障害データの実績値が所定の基準範囲外である場合には、記憶したアラームデータへのリンク情報を含むメール形式のアラームを直ちに担当の登録者へ通知して障害に対する回答を求めることができる。
【0112】
また、担当の登録者の端末では、通常のメール処理手段によりアラームを受けることができ、サーバの障害がアラーム対象として回答が必要であることを直ちに知ることができる。
【0113】
また、受信したアラームメールのリンク情報から、アラームデータを直接ダウンロードしてその内容を閲覧することができ、障害の内容を確認しながら直ちにコメントなどを入力して品質管理者へ回答することができる。
【0114】
また、他の登録者も、受信したアラームメールのリンク情報から、いつでもアラームデータをダウンロードして障害の内容を閲覧することができ、担当の登録者が回答済であれば、回答の内容を確認することができる。
【0115】
このように、本発明は、オンライン上で分散されたサーバの障害データを一括して編集し記憶することにより、担当の登録者が短期間のうちに障害に対する品質管理資料を閲覧できるようにし、さらに障害に対する回答できるシステムを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における障害情報管理システムの構成例を示す図である。
【図2】アラームデータ記憶部で記憶されるデータのデータ構成例を示す図である。
【図3】アラームデータ記憶部の構成例を示す図である。
【図4】アラームデータの表示例(グラフ表示)を示す図である。
【図5】アラームデータの表示例(数値テーブル)を示す図である。
【図6】詳細データの表示例を示す図である。
【図7】装置情報のデータ構成例を示す図である。
【図8】ユーザ情報およびアラーム配信先のデータ構成例を示す図である。
【図9】アラームメールの例を示す図である。
【図10】回答データおよび添付ファイルのデータ構成例を示す図である。
【図11】登録設定画面の例を示す図である。
【図12】アラームデータ表示画面の例を示す図である。
【図13】障害一覧テーブル表示画面の例を示す図である。
【図14】各種データの設定処理の処理フローを示す図である。
【図15】アラーム配信処理の処理フローを示す図である。
【図16】アラームデータ表示処理の処理フローを示す図である。
【符号の説明】
1 管理サーバ
101 データ収集手段
102 データ編集手段
103 アラームデータ生成手段
104 アラーム判定手段
105 メール作成手段
106 メール送信手段
110 障害データ記憶部
120 装置情報記憶部
130 ユーザ情報記憶部
140 アラームデータ記憶部
141 グラフデータテーブル
142 アラームデータ
143 詳細データ
144 回答データ
145 添付ファイル
150 アラームデータ管理手段(WWWサーバ)
151 アラーム回答処理手段
2 被監視サーバ
3 ユーザ端末
31 データ閲覧手段(WWWブラウザ)
32 メール受信手段

Claims (3)

  1. ネットワーク上に分散された被監視サーバの障害データにもとづいたアラームデータを一括して管理する管理サーバと前記アラームデータを管理サーバから取得して表示可能なユーザ端末とを備え、前記被監視サーバの障害を管理し前記ユーザ端末へ前記アラームデータを提供する障害情報管理システムであって、
    前記管理サーバは、
    前記被監視サーバの装置種類もしくはシステム種類、前記被監視サーバに対する品質監視指標の種類、および前記品質監視指標の基準値を含む装置情報を記憶する装置情報記憶手段と、
    前記被監視サーバの装置種類もしくはシステム種類、前記被監視サーバに対する品質監視指標の種類のいずれかごとに通知すべき前記ユーザ端末への宛先を含むユーザ情報を記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記被監視サーバから前記品質監視指標に関する数値を含む障害データを収集する障害データ収集手段と、
    前記障害データをもとに前記ユーザ端末が表示可能な形式でアラームデータを生成するアラームデータ生成手段と、
    前記障害データの数値が前記装置情報の基準値で定められる範囲内にあるか否かを判定するアラーム判定手段と、
    前記障害データの数値が前記装置情報の基準値で定められる範囲外である場合に、前記アラームデータへのアクセス情報を含むアラームメールを生成するアラームメール生成手段と、
    前記ユーザ情報を参照して該当するユーザ端末へメールを送信するアラームメール送信手段と、
    前記ユーザ端末からの前記アクセス情報によるダウンロード要求に応じて該当するアラームデータを提供するために前記アラームデータを記憶するアラームデータ管理手段とを備え、
    前記ユーザ端末は、
    前記アラームメールを受信するメール受信手段と、
    前記アラームメールに含まれるアクセス情報を用いて前記管理サーバから前記アラームデータをダウンロードして表示させるデータ閲覧手段とを備える
    ことを特徴とする障害情報管理システム。
  2. 請求項1に記載の障害情報管理システムであって、
    前記ユーザ端末の前記データ閲覧手段は、前記管理サーバからダウンロードし表示した前記アラームデータに関する回答データを前記管理サーバへアップロードし、
    前記管理サーバの前記アラームデータ管理手段は、前記回答データを編集し、前記アラームデータに関連付けて管理する
    ことを特徴とする障害情報管理システム。
  3. 請求項2に記載の障害情報管理システムであって、
    前記ユーザ端末の前記データ閲覧手段は、前記アラームデータに関連する回答用ファイルを添付して前記回答データを前記管理サーバへアップロードし、
    前記管理サーバの前記アラームデータ管理手段は、前記回答データおよび前記回答用ファイルを編集し、前記アラームデータに関連付けて管理する
    ことを特徴とする障害情報管理システム。
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