JP2004069628A - インライン検査試料作製方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】インライン検査試料作製をウエハを汚染することなく行うことができ、ウエハを製造ラインへ戻して生産に寄与することができる試料作製方法を提供する。
【解決手段】半導体デバイス製造ラインで所定の処理を施した半導体ウエハ14に対し、ウエハ表面に形成された所定の検査箇所7を含む領域の周辺部をエッチング除去して溝部12を形成するとともに所定の検査箇所7を含む領域を薄片化する。次に、薄片部および溝部12を含む半導体ウエハ表面を覆うようにSiN膜15およびSiO 膜16からなる積層膜を形成する。次に、集束イオンビーム法を用いて薄片部を半導体ウエハ14から切り出しマニピュレーター装置の針先18を用いて取り出す。次に、半導体ウエハ側のSiO 膜16を除去した後、溝部12に新たにSi酸化膜を埋込み、半導体ウエハ14を製造ラインに戻す。
【選択図】    図7

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、断面観察や元素分析を含めた半導体デバイスのインライン検査用の試料作製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、インライン検査による半導体デバイスの直視のために、半導体デバイス本体中のテストパターンについて、FIB(Focused Ion Beam)加工により得られたSIM像を利用して断面観察していた。また、FIB法で得られるSIM像よりも高分解能で試料を観察および分析する必要がある場合は、FIBを利用して透過型電子顕微鏡(以下、TEMと略す)分析や走査型電子顕微鏡(以下、SEMと略す)観察が可能な0.3μm以下の膜厚まで薄片化した試料を作製し、これを用いてTEM観察やSEM観察を行っていた。
【0003】
以下、図15、図16を参照しながら上記した従来のFIB法を利用した検査試料作製方法について説明する。図15は、試料である半導体ウエハ101上の観察場所を取り出すためにFIB法で加工した際の加工形状、図16は試料を切り出したあとの半導体ウエハ101の断面形状である。
【0004】
まず、図15に示すように半導体ウエハ101上に形成された半導体デバイスパターン102上にある、TEMやSEMなどで観察する特定箇所103を含む加工薄片105と、マニュピレーター装置の針先を加工薄片105へ当てることができるよう加工薄片105周辺部の半導体デバイスパターン102を含む半導体ウエハ101の所定領域を除去する加工を、イオンビーム104を用いて行う。
【0005】
次に、図16に示すように、切り出した加工薄片105をマニピュレーター装置の針先106で半導体ウエハ101から取り出す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のインライン検査用のTEM観察、SEM観察用の試料作製方法では、イオンビーム104にガリウムイオンを用いており、図16に示すように、加工薄片105の形成時およびその切り出し時に、イオンビーム104によって加工薄片105の周辺領域が汚染され、汚染領域107を形成してしまうため、検査に使用したウエハは製造ラインの次の工程に戻せないという課題があった。
【0007】
さらに、切り出された加工薄片105をマニピュレーター装置の針先106で取り出す方法では、加工薄片105とマニピュレーター装置の針先101との静電吸着を利用しているため、半導体ウエハ101から加工薄片105の取り出しが困難であるという不具合を有していた。
【0008】
本発明の目的は、断面観察および元素分析のためのインライン検査試料作製をウエハを汚染することなく行うことができ、ウエハを製造ラインへ戻して生産に寄与することが可能となるインライン検査試料作製方法を提供することである。
【0009】
さらに本発明の他の目的は、分離した試料をウエハから簡便に取り出すことができるインライン検査試料作製方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のインライン検査試料作製方法は、半導体デバイス製造ラインで所定の処理を施したウエハに対し、ウエハ表面に形成された所定の検査箇所を含む領域の周辺部をエッチング除去して溝部を形成することにより所定の検査箇所を含む領域を薄片化する工程と、薄片および溝部を含むウエハ表面を覆うように保護膜を形成する工程と、薄片をウエハから分離して取り出す工程とを含むものである。
【0011】
この本発明によれば、検査箇所を含む領域を薄片化する際、その周辺部をエッチングで除去することにより、従来のようなイオンビームによるウエハ表面の汚染を防止できる。また、ウエハ表面を覆う保護膜を形成することにより、検査試料となる薄片をウエハから分離する際に、従来のようなイオンビームによるウエハ表面の汚染を防止できる。このようにウエハ表面の汚染を防止できるため、薄片をウエハから分離して取り出した後、ウエハを製造ラインに戻して生産に寄与することが可能となる。
【0012】
また、本発明において、薄片をウエハから分離して取り出す工程における分離加工は集束イオンビーム法を用いて行うことが好ましい。これにより、ウエハ内の任意の微細部分を高精度で取り出すことが可能となる。
【0013】
この場合に、保護膜は、集束イオンビーム法を用いた加工による汚染がウエハの基板に到達しない膜厚であることが好ましい。これにより、ウエハ表面の汚染を防止することができる。
【0014】
また、本発明において、所定の検査箇所を含む領域は、ウエハのスクライブライン上に存在することが好ましい。これにより、パターン形成の自由度が増すとともに、製品となる部分に対して集束イオンビーム照射による汚染を防止することが可能となる。
【0015】
また、本発明において、薄片をウエハから分離して取り出す工程の後に、保護膜をエッチングする工程と、その後溝部を絶縁膜で埋め込む工程とをさらに有することにより、溝部を絶縁膜で埋め込んだウエハを製造ラインに戻すことができる。
【0016】
また、本発明において、保護膜は下層がSiN膜、上層がSiO 膜からなる積層膜であることが好ましい。これにより、保護膜をエッチングする際に、上層のSiO 膜を過剰にエッチングした場合でも下層のSiN膜が所定の検査領域を含む薄片を保護することが可能になる。
【0017】
また、本発明において、保護膜を形成後で薄片をウエハから分離して取り出す工程の前に、薄片を検査装置用固定メッシュに固定する工程をさらに有することが好ましい。これにより、検査装置用固定メッシュに固定した状態で分離した薄片をウエハから取り出すため、簡便に取り出すことができる。また、検査装置用固定メッシュに固定されているため、ウエハから取り出した後、薄片の一部の薄膜化を容易に行うことができ、より詳細な解析が行える試料の作製が可能となる。
【0018】
この場合に、薄片の検査装置用固定メッシュへの固定は、ガス雰囲気中での集束イオンビーム照射により形成した金属蒸着膜により行うことが好ましい。これにより、薄片の検査箇所を除く任意の箇所に金属蒸着膜を堆積させて薄片を検査装置用固定メッシュに固定することが可能となる。
【0019】
【発明の実施形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図1〜図11の図面を参照しながら説明する。
【0020】
図1は、本実施形態で用いられる集束イオンビーム(FIB)加工装置1の基本構成を示した図である。このFIB加工装置1には、加工室内に設けた半導体ウエハ14を固定する試料ステージ2と、同じく加工室内に設けられ試料ステージ方向に原料ガスW(CO)を噴出するガス噴出ノズル3と、同じく試料ステージ方向にGaイオンビーム4を照射するGaをイオン種としたイオンガン5と、加工室内を真空にする真空ポンプ6と固定メッシュ用支持棒21とを備えている。なお、固定メッシュ用支持棒21は第2の実施形態の場合に用いるもので、本実施形態の場合は備えていなくてよい。
【0021】
また、図2は、本実施形態で用いられる半導体ウエハ14のスクライブライン上の検査箇所7を含む露光パターン8である。図3には、図2の検査用ウエハの断面図を示しており、検査用ウエハであるシリコン(以下、Siと記す)基板9上にスクライブライン上の半導体デバイスパターン10を形成した後、検査箇所7を含む領域上で、半導体デバイスパターン10上にフォトレジスト11を塗布した露光パターン8を形成する。検査箇所7を含む検査試料の大きさは0.1〜0.2μm×10μmであり、露光パターン8の外周の大きさは12μm×30μmである。
【0022】
次に、図4に示すように、フォトレジスト11をマスクとして半導体基板に深さ8μmのエッチングを行って溝部12を形成し、検査試料13の観察面を露出する。次に、図5に示すように、フォトレジスト11をエッチング除去する。
【0023】
次に、図6で示すように、検査試料13を含むウエハ全面にSiN膜15を約15nm蒸着し、さらにSiN膜15上にSiO膜16を約15nm蒸着する。
【0024】
次に、このように加工処理を行った半導体ウエハ14を、図1に示すFIB加工装置1の試料ステージ2上に固定する。次に、半導体ウエハ14の表面に対するイオンビーム4の入射角が約60度になるように、ステージ2を傾斜させ、Gaをイオン種としたイオンガン5から照射されるGaイオンビーム4で検査試料13の底辺を切り欠き加工し、検査試料13を半導体ウエハ14から切り出す。このとき、真空ポンプ6により加工室内を高真空に保ちGaイオンビーム4を安定させる。
【0025】
このようにして半導体ウエハ14から切り出された検査試料13である分離試料17を、図7で示すように、マニピュレーター装置の針先18を駆動して運搬し、所定の箇所に移動させる。
【0026】
切り出した分離試料17は、図8で示すように、所望の解析装置用のホルダーに用いるメッシュ19に固定することにより、TEM分析やSEM観察などの解析が行えるような薄膜試料が作製できる。
【0027】
一方、図9で示すように、分離試料17を切り出した後の半導体ウエハ14について、蒸着されたSiO膜16を選択的にエッチングし除去する。このとき残存するSiN膜15は、溝部12の周辺部および半導体ウエハ14の半導体デバイスパターン10の表面を覆い、これらをエッチングから保護する。
【0028】
次に、図10で示すように、露光パターン8の溝部12が埋め込まれる程度にSi酸化膜20を堆積する。次に、図11に示すように、半導体ウエハ14の半導体デバイスパターン10の表面が出るように、CMP法を用いて余分なSi酸化膜20およびSiN膜15を除去して平坦化する。このような処理を施した後、デバイス本体を生産に寄与するために、この半導体ウエハ14を製造工程に戻す。
【0029】
以上のように本実施形態によれば、検査箇所7を含む領域を薄片化する際、フォトレジスト11を用いて検査試料13の周辺部をエッチングで除去することにより、従来のようなイオンビームによる半導体ウエハ表面の汚染を防止できる。また、半導体ウエハ14の表面をSiN膜15およびSiO膜16で覆った後、Gaイオンビーム4で検査試料13を半導体ウエハ14から切り出すことにより、イオンビーム4による半導体ウエハ14の表面の汚染を防止できる。このように半導体ウエハ14の表面の汚染を防止できるため、検査試料13を分離して取り出した後、半導体ウエハ14を製造ラインに戻して生産に寄与することが可能となる。
【0030】
なお、SiO膜16の膜厚は、検査試料13を切り出す際のGaイオンビーム4による汚染がSiO膜16を突き抜けない膜厚であることが、半導体ウエハ14の表面の汚染を防止する点から好ましい。
【0031】
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について、図1〜図6、図9〜図14の図面を参照しながら説明する。
【0032】
図1で示された本実施形態で用いられるFIB加工装置1には、加工室内に設けた半導体ウエハ14を固定する試料ステージ2と、同じく加工室内に設けられ試料ステージ方向に原料ガスW(CO)を噴出するガス噴出ノズル3と、同じく試料ステージ方向にGaイオンビーム4を照射するGaをイオン種としたイオンガン5と、加工室内を真空にする真空ポンプ6と、固定メッシュ用支持棒21とを備え、固定メッシュ用支持棒21の先端には検査装置用試料固定メッシュ22(図12)が取り付けられている。
【0033】
また、図2は、本実施形態で用いられる半導体ウエハ14のスクライブライン上の検査箇所7を含む露光パターン8である。図3には、図2の検査用ウエハの断面図を示しており、検査用ウエハであるシリコン(以下、Siと略す)基板9上にスクライブライン上の半導体デバイスパターン10を形成した後、検査箇所7を含む領域上で、半導体デバイスパターン10上にフォトレジスト11を塗布した露光パターン8を形成する。本実施形態で用いられる検査箇所7を含む検査試料の大きさは0.1〜0.2μm×50μmであり、露光パターン8の外周の大きさは100μm×200μmである。
【0034】
次に、図4に示すようにフォトレジスト11をマスクとして半導体基板に深さ20μmのエッチングを行って溝部12を形成し、検査試料13の観察面を露出する。次に、図5で示すようにフォトレジスト11をエッチング除去する。
【0035】
次に、図6で示すように、検査試料13を含むウエハ全面にSiN膜15を約15nm蒸着し、さらにSiN膜15上にSiO膜16を約15nm蒸着する。
【0036】
次に、このように加工処理を行った半導体ウエハ14を、図1に示すFIB加工装置1の試料ステージ2上に固定する。次に、半導体ウエハ14の表面に対するイオンビーム4の入射角が約60度になるように、ステージ2を傾斜させ、図12で示す固定メッシュ用支持棒21で支持した検査装置用試料固定メッシュ22を溝部12に挿入して検査試料13の観察面に密着させ、金属蒸着膜23で検査試料13の一部を検査装置用試料固定メッシュ22に固定する。このとき、金属蒸着膜23は、ガス噴出ノズル3から噴出するW(CO)ガスをGaイオンビーム4でWとCOガスに分解し、Wのみを金属蒸着膜23(図13参照)として形成する。このときCOガスは真空ポンプ6により排出する。
【0037】
さらに、図13で示すように、検査装置用試料固定メッシュ22を支持棒21で支持した状態で、Gaをイオン種としたイオンガン5から照射されるGaイオンビーム4で検査試料13の底辺を切り欠き加工し、検査装置用試料固定メッシュ22に固定した検査試料13を半導体ウエハ14から切り出す。
【0038】
このようにして半導体ウエハ14から切り出され、検査装置用試料固定メッシュ22に固定された検査試料13を、固定メッシュ用支持棒21を駆動して運搬し、所定の箇所に移動させる。
【0039】
切り出した検査試料13について、さらにイオンガン5から照射されるGaイオンビーム4で検査試料13表面に堆積したSiN膜15やSiO膜16を除去し、検査試料13の一部をさらに薄膜化する。
【0040】
このようにして、図14で示すように、TEM分析やSEM観察などの詳細な解析が行えるような薄膜試料が作製できる。
【0041】
一方、図9で示すように、検査試料13を切り出した後の半導体ウエハ14について、蒸着されたSiO膜16を選択的にエッチングし除去する。このとき残存するSiN膜15は、溝部12の周辺部および半導体ウエハ14の半導体デバイスパターン10の表面を覆い、これらをエッチングから保護する。
【0042】
次に、図10で示すように、露光パターン8の溝部12が埋め込まれる程度にSi酸化膜20を堆積する。次に、図11に示すように、半導体ウエハ14の半導体デバイスパターン10の表面が出るように、CMP法を用いて余分なSi酸化膜20およびSiN膜15を除去して平坦化する。このような処理を施した後、デバイス本体を生産に寄与するために、この半導体ウエハ14を製造工程に戻す。
【0043】
以上のように本実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加え、検査装置用試料固定メッシュ22に固定した状態で分離した検査試料13を半導体ウエハ14から取り出すため、簡便に取り出すことができる。また、検査装置用試料固定メッシュ22に固定されているため、半導体ウエハ14から取り出した後、検査試料13表面に堆積したSiN膜15やSiO膜16を除去し、検査試料13の一部をさらに薄膜化することを容易に行うことができ、より詳細な解析が行える試料の作製が可能となり、第1の実施形態に比べて解析精度の向上が図れる。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、本発明のインライン検査用試料作製方法によれば、断面観察および元素分析のためのインライン検査試料作製をウエハを汚染することなく行うことができ、検査試料を取り出した後ウエハを製造ラインへ戻して生産に寄与することができる。さらに、検査試料となる薄片を検査装置用固定メッシュに固定し、その状態で分離した薄片をウエハから取り出すことにより、検査試料をウエハから簡便に取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1及び第2の実施形態における集束イオンビーム加工装置の構成図
【図2】本発明の第1及び第2の実施形態における検査用試料作製方法を示す平面図
【図3】本発明の第1及び第2の実施形態における検査用試料作製方法を示す断面図
【図4】本発明の第1及び第2の実施形態における検査用試料作製方法を示す断面図
【図5】本発明の第1及び第2の実施形態における検査用試料作製方法を示す断面図
【図6】本発明の第1及び第2の実施形態における検査用試料作製方法を示す断面図
【図7】本発明の第1の実施形態における検査用試料の分離および運搬を示す断面図
【図8】本発明の第1の実施形態における分離試料をメッシュに固定した平面図
【図9】本発明の第1及び第2の実施形態における検査用試料分離後のウエハ本体の処理を示す断面図
【図10】本発明の第1及び第2の実施形態における検査用試料分離後のウエハ本体の処理を示す断面図
【図11】本発明の第1及び第2の実施形態における検査用試料分離後のウエハ本体の処理を示す断面図
【図12】本発明の第2の実施形態における検査用試料を検査装置用固定メッシュに固定した断面図
【図13】本発明の第2の実施形態における検査用試料の分離および運搬を示す図
【図14】本発明の第2の実施形態における検査装置用固定メッシュに固定した検査試料の正面図
【図15】従来例の検査用試料作製方法を示す断面図
【図16】従来例の検査用試料分離後のイオンビームによる汚染を示す断面図
【符号の説明】
1 集束イオンビーム加工装置
2 試料ステージ
3 ガス噴出ノズル
4 イオンビーム
5 イオンガン
6 真空ポンプ
7 検査箇所
8 露光パターン
9 シリコン基板
10 半導体デバイスパターン
11 フォトレジスト
12 溝部
13 検査試料
14 半導体ウエハ
15 SiN膜
16 SiO
17 分離試料
18 マニピュレーター装置の針先
19 分離試料固定用メッシュ
20 Si酸化膜
21 固定メッシュ用支持棒
22 検査装置用試料固定メッシュ
23 金属蒸着膜
101 半導体ウエハ
102 半導体デバイスパターン
103 特定箇所
104 イオンビーム
105 加工薄片
106 マニピュレーター装置の針先
107 イオンビームによる汚染領域

Claims (8)

  1. 半導体デバイス製造ラインで所定の処理を施したウエハに対し、前記ウエハ表面に形成された所定の検査箇所を含む領域の周辺部をエッチング除去して溝部を形成することにより前記所定の検査箇所を含む領域を薄片化する工程と、前記薄片および溝部を含むウエハ表面を覆うように保護膜を形成する工程と、前記薄片を前記ウエハから分離して取り出す工程とを含むインライン検査試料作製方法。
  2. 前記薄片を前記ウエハから分離して取り出す工程における分離加工は集束イオンビーム法を用いて行うことを特徴とする請求項1に記載のインライン検査試料作製方法。
  3. 前記保護膜は、前記集束イオンビーム法を用いた加工による汚染が前記ウエハの基板に到達しない膜厚であることを特徴とする請求項2に記載のインライン検査試料作製方法。
  4. 前記所定の検査箇所を含む領域は、前記ウエハのスクライブライン上に存在することを特徴とする請求項1に記載のインライン検査試料作製方法。
  5. 前記薄片を前記ウエハから分離して取り出す工程の後に、前記保護膜をエッチングする工程と、その後前記溝部を絶縁膜で埋め込む工程とをさらに有することを特徴とする請求項1に記載のインライン検査試料作製方法。
  6. 前記保護膜は下層がSiN膜、上層がSiO 膜からなる積層膜であることを特徴とする請求項1に記載のインライン検査試料作製方法。
  7. 前記保護膜を形成後で前記薄片を前記ウエハから分離して取り出す工程の前に、前記薄片を検査装置用固定メッシュに固定する工程をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のインライン検査試料作製方法。
  8. 前記薄片の前記検査装置用固定メッシュへの固定は、ガス雰囲気中での集束イオンビーム照射により形成した金属蒸着膜により行うことを特徴とする請求項7に記載のインライン検査試料作製方法。
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