JP2004067474A - 急結性湿式吹付けセメントコンクリート - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水/セメント比が40〜70%であり、かつ、スランプが16cm以上のセメントコンクリートに、急結剤スラリーを添加配合してなる急結性湿式吹付けセメントコンクリート、セメントコンクリートのスランプフローが350〜750mmである該急結性湿式吹付けセメントコンクリートを構成とする。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、道路、鉄道、及び導水路等のトンネルや法面等において露出した地山面へ吹付ける急結性湿式吹付けセメントコンクリートに関する。
なお、本発明のセメントコンクリートとは、ペースト、モルタル、及びコンクリートを総称するものである。
また、本発明における部や%は特に規定しない限り質量基準である。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来、トンネル掘削等露出した地山の崩落を防止するために急結剤をコンクリートに配合した急結コンクリートの吹付工法が行われている(特公昭60−004149号公報)。
この工法は、通常、掘削工事現場に設置した、セメント、骨材、及び水の計量混合プラントで吹付コンクリートを調製し、アジテータ車で運搬し、コンクリートポンプで圧送し、途中に設けた合流管で、他方から圧送した急結剤と混合し、急結性吹付コンクリートとして地山面に所定の厚みになるまで吹付ける工法である。
【0003】
また、従来より使用されている急結剤としては、カルシウムアルミネート、アルカリ金属アルミン酸塩とアルカリ炭酸塩等との混合物、並びに、カルシウムアルミネート、アルカリ金属アルミン酸塩、及びアルカリ炭酸塩等の混合物や、カルシウムアルミネートと3CaO・SiO2との混合物等が知られている(特開昭64−051351号公報、特公昭56−027457号公報、特開昭61−026538号公報、及び特開昭63−210050号公報参照)。
【0004】
これらの急結剤は、セメントの凝結を促進させる働きがあり、いずれもセメントコンクリートと混合して地山面に吹付けられる。
急結剤の添加方法は、通常、空気輸送による粉体混合のために、粉塵量が多くなる方法であった。
そのため、作業環境が悪化する場合があり、吹付け時には保護眼鏡や防塵マスクなどを着用して作業する必要があり、粉塵量のより少ない工法が求められていた。
【0005】
粉塵発生量が少ない工法として、急結剤をスラリー化してセメントコンクリートに添加混合した後、さらに、アルカリ金属アルミン酸塩の溶液を別途圧送し、混合し、吹付け施工する方法が提案されている(特開平05−139804号公報参照)。
しかしながら、この方法は、高アルカリの液体を使用するため、取り扱いにくく、吹付け時には保護眼鏡や手袋等が必要となり、作業性が低下するという課題があった。
【0006】
これに対して、急結剤をスラリー化し、かつ、セメントコンクリートにミョウバン類を配合することにより、作業環境を改善する急結施工方法が提案されている(特開平05−097491号公報参照)。
しかしながら、近年、作業性をさらに良くし、工期短縮の面で、急結性をさらに向上することが求められるようになった。
【0007】
本発明者は、前記課題や要求を種々検討した結果、ある特定のセメントコンクリートに、カルシウムアルミネート類を含有してなる急結剤スラリーを添加混合して吹付け施工を行うことにより、前記課題や要求が解決できるという知見を得て本発明を完成するに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、水/セメント比が40〜70%であり、かつ、スランプが16cm以上のセメントコンクリートに、急結剤スラリーを添加配合してなる急結性湿式吹付けセメントコンクリートであり、セメントコンクリートのスランプフローが350〜750mmである該急結性湿式吹付けセメントコンクリートである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】
本発明の急結性湿式吹付けセメントコンクリート(以下、急結性湿式コンクリートという)は、水/セメント比が40〜70%であり、かつ、スランプが16cm以上のセメントコンクリートに、急結剤スラリーを添加配合してなるものである。
本発明の湿式コンクリートは、セメントコンクリートのポンプ圧送性が良好であり、急結剤との混合性が向上し、粉塵量やリバウンド率を低減することが可能である。
【0011】
本発明において、セメントコンクリートの水/セメント比は40〜70%であり、42〜50%が好ましい。水/セメント比が40%未満では、セメントコンクリートのポンプ圧送性が低下し、施工性が低下する場合があり、70%を超えると吹付けた際のダレが多くなる場合がある。
【0012】
また、本発明において、セメントコンクリートのスランプは16cm以上であり、20〜25cmが好ましい。セメントコンクリートのスランプが16cm未満では、セメントコンクリートのポンプ圧送性が低下し、施工性が低下する場合がある。
【0013】
さらに、本発明において、セメントコンクリートのスランプフローは350〜750mmである。セメントコンクリートのスランプフローが350mm未満では、セメントコンクリートのポンプ圧送性が低下し、急結剤との混合性が低下する場合があり、リバウンドと粉塵が多くなる場合がある。また、750mmを超えると吹付けた際のダレが多くなる場合がある。
【0014】
本発明で使用する急結剤スラリーとは、急結剤と水をあらかじめ混合してスラリーとしたものである。
【0015】
本発明で使用する急結剤としては、初期にセメントコンクリートの凝結を起こさせるものであれば特に制限されるものではないが、具体的にはカルシウムアルミネートやアルカリ金属アルミン酸塩、又は、これらとアルカリ金属炭酸塩の混合物等が挙げられ、一般に市販されている吹付け用粉体急結剤の使用も可能である。これらのうち、初期の凝結や強度発現性の面からカルシウムアルミネートの使用が好ましい。
【0016】
本発明で使用するカルシウムアルミネートとは、カルシアを含む原料と、アルミナを含む原料等を混合して、キルンでの焼成や、電気炉での溶融等の熱処理をして得られる、CaOとAl2O3とを主たる成分とし、水和活性を有する物質の総称であり、CaOやAl2O3の一部が、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化鉄、アルカリ金属ハロゲン化物、アルカリ土類金属ハロゲン化物、アルカリ金属硫酸塩、及びアルカリ土類金属硫酸塩等と置換した化合物、あるいは、CaOとAl2O3とを主成分とするものに、これらが少量固溶した物質である。
鉱物形態としては、結晶質、非晶質いずれであっても使用可能である。
これらの中では、反応活性の面で、非晶質のカルシウムアルミネートが好ましく、12CaO・7Al2O3(以下、C12A7という)組成に対応する熱処理物を急冷した非晶質のカルシウムアルミネートがより好ましい。
【0017】
急結剤の粒度は、急結性や初期強度発現性の面で、ブレーン比表面積(以下、ブレーン値という)3,000cm2/g以上が好ましく、5,000cm2/g以上がより好ましい。3,000cm2/g未満では、急結剤と吹付けセメントコンクリートを混合した急結性湿式コンクリートの急結性や初期強度発現性が低下する場合がある。
【0018】
本発明では、吹付けセメントコンクリートの初期の凝結や強度発現性の向上の面から凝結促進剤を併用することが可能である。
凝結促進剤としては、硫酸塩や水酸化物等が挙げられる。
【0019】
さらに、本発明では、急結剤をスラリー化する面から、オキシカルボン酸類を併用することが可能である。
オキシカルボン酸としては、グルコン酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、サリチル酸、及び乳酸又はこれらのナトリウムやカリウムなどのアルカリ金属塩等が使用可能である。これらのうち、初期強度発現性の面でグルコン酸ナトリウムの使用が好ましい。
オキシカルボン酸類の使用量は、急結剤100部に対して、0.3〜3部が好ましく、0.5〜2部がより好ましい。0.3部未満では急結性吹付けセメントコンクリートの凝結性や初期強度発現性を阻害し、急結剤スラリーの粘度が上がり、急結性吹付けセメントコンクリートの施工性が低下する場合があり、3部を超えると凝結性や強度発現性を阻害する場合がある。
【0020】
本発明で使用する急結剤スラリー中のスラリー水の使用量は、急結剤100部に対して、50〜200部が好ましく、70〜150部がより好ましい。50部未満では急結剤スラリーの粘度が上がり、急結剤スラリーの圧送性やセメントコンクリートとの混合性が低下したり、急結性湿式コンクリートの凝結性が悪くなり、粉塵量が多くなり、リバウンド率が大きくなる場合があり、200部を超えると凝結性や強度発現性が低下する場合がある。
【0021】
急結剤の使用量は、セメント100部に対して、固形分換算で3〜20部が好ましく、8〜15部がより好ましく、8〜10部が最も好ましい。3部未満では急結性湿式コンクリートの初期凝結を促進しにくい場合があり、20部を超えると長期強度発現性を阻害する場合がある。
【0022】
ここでセメントとは、通常市販されている、普通、早強、中庸熱、及び超早強等の各種ポルトランドセメントや、これらポルトランドセメントにフライアッシュや高炉スラグなどを混合した各種混合セメントなどが挙げられ、これらを微粉末化して使用することも可能である。
【0023】
本発明の急結剤スラリーでは、必要に応じて、さらに、減水剤や増粘剤等を使用することも可能である。
【0024】
本発明で使用するセメントコンクリートはセメントと骨材とを含有するものである。
ここで、骨材としては、吸水率が低くて、骨材強度が高いものが好ましい。
骨材の最大寸法は吹付けできれば特に限定されるものではない。
細骨材としては、川砂、山砂、石灰砂、及び珪砂等が使用可能であり、粗骨材としては、川砂利、山砂利、及び石灰砂利等が使用可能である。
【0025】
本発明の急結剤スラリーを用いた吹付け工法においては、従来使用の吹付け設備等が使用可能である。
具体的には、例えば、セメントコンクリートの圧送にはシンテック社製コンクリートポンプ、商品名「MKW−25SMT」などが、また、急結剤の圧送には急結剤圧送装置「ナトムクリート」などがそれぞれ使用可能である。
【0026】
また、本発明の急結剤スラリーを用いた吹付け工法としては、要求される物性、経済性、及び施工性等に応じた種々の吹付け工法が可能であるが、急結剤を使用する前にあらかじめ水をセメント側に加えて混練した湿式吹付け工法を使用する。
【0027】
湿式吹付け工法としては、例えば、セメント、細骨材、粗骨材、及び水を加えて混練し、空気圧送し、途中にY字管を設け、その一方から急結剤供給装置により圧送した急結剤を合流混合して急結性湿式コンクリートとしたものを吹付ける方法が挙げられる。
【0028】
本発明の急結剤スラリーを用いた吹付け工法においては、通常、吹付け圧力は0.2〜0.5MPaが好ましく、吹付け速度は4〜20m3/hが好ましい。
【0029】
また、急結剤を圧送する圧送空気の圧力は、セメントコンクリートが急結剤スラリーの圧送管内に混入した時に圧送管内が閉塞しないように、セメントコンクリートの圧送圧力より0.01〜0.3MPa大きいことが好ましい。
【0030】
本発明の急結剤スラリーを用いた吹付け工法においては、粉塵量やリバウンド率を低減するために、粉体急結剤にスラリー水を加えて連続的に急結剤をスラリー化し、この急結剤スラリーを、吐出口先端でセメントコンクリートと混合して吹付けることが好ましい。
急結剤を連続的にスラリー化する方法としては、例えば、粉体急結剤を空気圧送する圧送管の周囲に穴を開け、その穴から高圧水を圧送管内へ加水してスラリー化し、空気圧送する方法等が使用可能である。
【0031】
【実施例】
以下、実験例に基づき本発明を詳細に説明する。
【0032】
実験例1
表1に示すコンクリート配合を用い、コンクリートを調製し、吹付け圧力0.4MPa、吹付け速度10m3/hの条件下で、コンクリート圧送機「MKW−25SMT」を用いて圧送し、途中で空気を送入して吹付けた。
一方、カルシウムアルミネートを主成分とする急結剤を、セメント100部に対して、10部となるように、圧送圧力0.5MPaの条件下で、急結剤添加装置「ナトムクリート」を用いて空気圧送し、途中に設けたY字管の一方の管の周囲数カ所に設けた穴から、急結剤100部に対して、スラリー水70部を加水して急結剤スラリーとした。
この急結剤スラリーをセメント100部に対して、急結剤固形分換算で10部となるように、Y字管のもう一方から圧送された吹付けコンクリートに混合し、急結性湿式吹付けコンクリートとした。この急結性湿式吹付けコンクリートについてリバウンド率、ダレ、及び圧送性を評価した。結果を表1に併記する。
【0033】
<使用材料>
セメント :普通ポルトランドセメント、市販品、ブレーン値3,200cm2/g、比重3.16
細骨材 :新潟県糸魚川市姫川産川砂、表面水4.0%、比重2.61
粗骨材 :新潟県糸魚川市姫川産川砂利、表乾状態、比重2.64、最大寸法10mm
急結剤 :主成分カルシウムアルミネート、ブレーン値6,500cm2/g、市販品
減水剤 :高性能減水剤、ポリカルボン酸系、市販品
【0034】
<測定方法>
リバウンド率:急結性湿式吹付けコンクリートを10m3/hの圧送速度で10分間、鉄板でアーチ状に作成した高さ3.5m、幅2.5mの模擬トンネルに吹付けた。その後、(リバウンド率)=(模擬トンネルに付着せずに落下した急結性湿式吹付けコンクリートの量)/(模擬トンネルに吹付けた急結性湿式吹付けコンクリートの量)×100(%)で算出した。
ダレ :急結性湿式吹付けコンクリートを10m3/hの圧送速度で10分間、鉄板でアーチ状に作成した高さ3.5m、幅2.5mの模擬トンネルに吹付けた。その後、模擬トンネルの側壁から急結性湿式吹付けコンクリートがだれない場合を○、少しダレた場合を△、かなりダレた場合を×とした。
圧送性 :吹付けコンクリートをコンクリートポンプにより20m圧送した後、急結剤と混合して急結性湿式吹付けコンクリートとし、この急結性湿式吹付けコンクリートを5分間吹き付けた。Y字管や配管が詰らない場合は○、詰まり気味の場合を△、Y字管や配管が詰まって吹付けできない場合を×とした。
【0035】
【表1】
【0036】
実験例2
W/Cを42%とし、セメントの単位量を500kg/m3、細骨材の単位量を1,005kg/m3、粗骨材の単位量を686kg/m3とし、水と減水剤の量を表2に示すとおりとし、リバウンド率、圧送性、分離の有無、及び粉塵量を評価測定したこと以外は実験例1と同様に行った。結果を表2に併記する。
【0037】
<測定方法>
分離の有無:急結性湿式吹付けコンクリートが分離していない場合を○、分離気味の場合を×とした。
粉塵量 :急結性湿式吹付けコンクリートを10m3/hの圧送速度で10分間、模擬トンネルに吹付けた。その後、吹付け場所より3mの定位置で粉塵量を測定した。
【0038】
【表2】
【0039】
実験例3
セメント単位量を450kg/m3、細骨材の単位量を1,004kg/m3、粗骨材の単位量を674kg/m3、水の単位量を189kg/m3、及び減水剤の単位量を6.8kg/m3とし、セメント100部に対して、急結剤固形分換算で表3に示す量となるよう急結剤スラリーを混合して急結性湿式吹付けコンクリートを調製し、圧縮強度を測定したこと以外は実験例1と同様に行った。結果を表3に併記する。
【0040】
<測定方法>
圧縮強度 :材齢1時間の圧縮強度は、幅25cm×長さ25cmのプルアウト型枠に設置したピンを、プルアウト型枠表面から急結性湿式吹付けコンクリートで被覆し、型枠の裏側よりピンを引き抜き、その時の引き抜き強度を求め、(圧縮強度)=(引き抜き強度)×4/(供試体接触面積)の式から圧縮強度を算出した。
材齢1日以降の圧縮強度は、幅50cm×長さ50cm×厚さ20cmの型枠に急結性湿式吹付けコンクリートを吹付け、採取した直径5cm×長さ10cmの供試体を20トン耐圧機で測定し、圧縮強度を求めた。
【0041】
【表3】
【0042】
【発明の効果】
本発明の急結性湿式コンクリートを用いることにより、セメントコンクリートのポンプ圧送性が良好であり、急結剤との混合性が向上し、粉塵量やリバウンド率を低減することが可能である。
Claims (2)
- 水/セメント比が40〜70%であり、かつ、スランプが16cm以上のセメントコンクリートに、急結剤スラリ−を添加混合することを特徴とする急結性湿式吹付けセメントコンクリート。
- セメントコンクリートのスランプフローが350〜750mmであることを特徴とする請求項1に記載の急結性湿式吹付けセメントコンクリート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002232338A JP2004067474A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 急結性湿式吹付けセメントコンクリート |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002232338A JP2004067474A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 急結性湿式吹付けセメントコンクリート |
Publications (1)
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JP2004067474A true JP2004067474A (ja) | 2004-03-04 |
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JP2002232338A Pending JP2004067474A (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 急結性湿式吹付けセメントコンクリート |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015124133A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 太平洋マテリアル株式会社 | 吹付け用コンクリート |
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2002
- 2002-08-09 JP JP2002232338A patent/JP2004067474A/ja active Pending
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JP2015124133A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 太平洋マテリアル株式会社 | 吹付け用コンクリート |
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