JP2004065824A - 可撓復元弾性部材とその実装方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定基部に対して可撓弾片を一体突設した可撓復元弾性部材を作るに当たり、ポリエステル・エラストマなどの可撓弾性材で固定基部1と、ほぼU字状で先端が閉じた可撓対向弾片2とを一体形成した。
また、前記固定基部1に横断面非円形の縦孔1Aを形成したり、固定基部1の横断面輪郭を非円形となしたり、前記固定基部1に縦孔1Aとストッパ1Bとを形成したりして、これら各部を介し前記固定基部1を実装体6に対して固定実装することで、前記可撓対向弾片2を実装体6に対して傾動可能となした。
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、可撓復元弾性部材とその実装方法の改良に係り、特にロール紙ホルダにおけるロール紙の芯管受けまたは空心受けとか、前後両開き各種ドアの中立自己閉止用ヒンジ(蝶番)やその他中立復帰部材に付加実装して好適な可撓復元弾性部材とその実装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の可撓復元弾性部材を用いたロール紙ホルダにおける中立対向突出復帰のロール紙空心受けとしては、従来、例えば特開平9−215628号公報記載のものや特開平10−127525号公報中、図10と図11およびその説明文記載のものが周知である。
【0003】
これらの各従来の技術は、いずれも平面ほぼ「コ」字状または「ヨ」字状のロール紙ホルダにおける複数の側片の各対向面にそれぞれ撓みばねで中立突出復帰するロール紙空心受けを常には対向するように設け、これらの空心受け間にその前方からロール紙を差し入れてロール紙をその芯管または空心で上記各空心受けに枢支セットして用いるのであるが、この枢支セット時には、予め内向きに中立対向突出している上記各ロール紙空心受けをその突出弾力に抗してロール紙側面で後方に斜めに押し傾けながらロール紙を後方に動かし、ロール紙芯管または空心の左右開口縁がロール紙空心受け先端に対向したとき、上記左右の各ロール紙空心受けをその内向き中立突出復帰弾力で上記芯管または空心内にそれぞれ突入させることで、ロール紙をロール紙ホルダに対し枢支セットするとしている。
なお、上記各従来のロール紙ホルダから空になったロール紙芯管を取り除くには、この芯管を手前に引き出すことで、空の芯管内に弾力的に突入している上記左右の各ロール紙空心受けをその自己突出弾力に抗して前方斜めに傾けながら空になったロール紙芯管をロール紙ホルダから取り除くとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記した二つの従来例は、いずれも前記のようにロール紙セット時における各ロール紙空心受けの後方斜め傾動と、空の芯管の取り除き時における各ロール紙空心受けの前方斜め傾動との後に、それぞれ各ロール紙空心受けを常にはロール紙ホルダの側片対向面から内向き中立に対向突出復帰させるために、ロール紙ホルダの側片に設けた枢支体に金属線材で作った蔓巻きばね、または、ばね鋼板や可撓復元性プラスチックで帯板状に成形した板ばね単板二枚をそれぞれ枢支体上下に前後に向けてその固定基部を枢支体に対し不動に支持して突設し、これら板ばねの弾性復帰部に係合せたロール紙空心受けを前記のように左右の側片に常には対向するように枢支突設したものである。
【0005】
したがって、これら各従来例は、いずれも左右の各ロール紙空心受けを常には弾力的にロール紙ホルダの側片対向面から内向き中立に対向突出維持するための肝心な可撓復元弾性部材として、前記のように金属線材で作った蔓巻きばねとか可撓復元性プラスチックなどで帯板状に成形した板ばね単板二枚を用いているが、これら可撓復元弾性部材のうち、金属線材で作った蔓巻きばねは、細い針金を曲げたり巻いたりして複雑な形状に作ってあるので、その製造・管理・運搬・保管・購入・使用のすべての面で扱い辛く不便で面倒であるし、少しの外力でも弾け飛んで紛失し易いという本質的かつ、大きな問題点が有る。
【0006】
また、前記各従来例における「人」字状や一文字状の板ばね単板を枢支体に配設して用いた例では、可撓プラスチック板などの単板自体が薄い一枚板であるから、その可撓復元弾力はもともと弱い上に、前記のようにロール紙セット時における各ロール紙空心受けの後方斜め傾動と空の芯管の取り除き時における各ロール紙空心受けの前方斜め傾動の都度、各板ばね単板にその弾撥力に抗して加わる曲げ応力は、各板ばね単板の屈曲弾撥部だけに集中して繰り返し加わるため、上記板ばね屈曲弾撥部に曲がり癖が付き部分的に機械疲労し易く、その弾撥復帰力が極端に弱くなるという、可撓復元弾性部材固有の所謂「ヘタリ」が生じ、ロール紙空心受けの対向復帰方向が著しく不安定になり、特に前記各板ばね単板の屈曲弾撥部にその弾性復帰限界以上の曲げ応力が集中的に繰り返し加わった場合には、一発で使い物にならなくなるという本質的かつ、大きな問題点が有る。
【0007】
この発明は、可撓復元弾性部材の使用に伴う撓み復帰弾力の弱化とか、撓み復帰位置や復帰方向の不安定化など可撓復元弾性部材固有の所謂「ヘタリ」が生じないようにすることで、可撓復元弾性部材における撓み復帰動作の不安定要素をすべて除去することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記したこの発明の目的は、固定基部に対して可撓弾片を一体突設した可撓復元弾性部材を作るに当たり、固定基部と、ほぼU字状で先端が閉じた可撓対向弾片とを可撓復元弾性素材で一体形成したことで達成できた。
なお、前記可撓復元弾性部材を実装体に実装するには、その固定基部をねじ止めその他適宜固定手段で固定することで実装体に実装したり、固定基部に形成した非円形孔をこれと同形の実装体に係入定着したり、または輪郭が非円形の前記固定基部をこれと同形の実装体に係入定着したりして前記固定基部を実装体に対し実装固定することで、前記可撓復元弾性部材の可撓対向弾片を実装体に対して傾動可能とすることができた。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態例について図面を参照して説明する。
先ず、この発明の基本形態の一例としては、ポリエステル・エラストマや合成ゴムなど熱可塑性の可撓復元弾性素材で図1(a)のように縦孔1Aを有する固定基部1と、この固定基部1から延びる例えば先細U字状で先端が閉じた可撓対向弾片2とをそれぞれ射出成形やプレス打ち抜き加工などにより一体形成することで、同図1(a)のような本発明による可撓復元弾性部材を構成できた。
【0010】
そして、この可撓復元弾性部材における固定基部1をその縦孔1Aで実装体6に対し菊座金付き雄ねじでねじ止めするなどの適宜固定手段で空転止め固定実装して使用するのであるが、この実装手段としては、図1(b)のように固定基部1に形成した長孔などの横断面非円形の縦孔1Aをこれと同形輪郭の実装体6に圧入定着して実装したり、また、図1(c)のような角形などの横断面輪郭が非円形の固定基部1を同じくこれと同形輪郭の実装体6の凹所に係入定着することで、前記固定基部を実装体6に対し実装固定することもでき、さらに、上記固定基部1に図1(d)のように形成した縦孔1Aを図2(a)のようなほぼ半円弧形の実装体6に植設した固定ピン7に同図のように圧入固定するとともに、固定基部1に図1(d)のように突設したストッパ1Bを実装体6に形成した切欠8内に図2(a)のように係入固定することで、前記固定基部1を実装体6に空転止め固定しで実装できるとともに、前記可撓復元弾性部材の可撓対向弾片2は、実装体6に対し上記図2(a)のように傾動可能状態とすることができる。
【0011】
本発明における可撓復元弾性部材とその実装方法は以上のようなもので、以下その基本動作例につき説明する。
前記固定基部1に対して図2(a)のように中立突出状態にあるほぼU字状で先端が閉じた可撓対向弾片2をその撓み復元弾力に抗し、手指などの外力で図2(b)および図2(c)の矢示のように押圧し、上記可撓対向弾片2を前後交互に傾動させて全体的にクネらせながら撓ませることで、このクネリ撓んだ可撓対向弾片2に自己直線化撓み復帰弾力を蓄えることができ、上記外力の解放による可撓対向弾片2の傾動力解除により、この可撓対向弾片2をその撓み復帰弾力で、前記固定基部1に対して前記図2(a)のようにほぼ直角の中立突出状態に原状復帰させることができた。
【0012】
此処で、前記可撓復元弾性部材における可撓対向弾片2を固定基部1に対して全体的に「クネリ撓み」変形させた後、中立突出復帰させる場合の上記可撓対向弾片2の動作について、なお詳細に吟味する。
上記可撓対向弾片2をその撓み復元弾力に抗し、外力により固定基部1に対して図2(b)、図2(c)のように傾動させることで、クネらせながら前後各別に撓ませたときに、固定基部1付近の可撓対向弾片2には、それぞれ上記各図のようにこれら対向弾片2の肉厚に基づく内外屈曲径差を有する二つの屈曲弾撥部3、4が生じるが、これら各屈曲弾撥部のうち、内側小径屈曲弾撥部3の内面が外側大径屈曲弾撥部4の内面を上記各図のように外向きに強く押し、各屈曲弾撥部3、4にそれぞれこれら各屈曲弾撥部単独固有の撓み復元弾力以上に強い二つの撓み復元弾力を蓄えた状態となっている。
【0013】
これと同時に、上記内側小径屈曲弾撥部4には、前記内外屈曲径差に基づく余長分が生じて、これが内側可撓対向弾片2の先端付近に押し寄せる結果、この先端付近が上記図2(b)、図2(c)のようにその撓み復元弾力に抗し部分的に外方に膨らみ、膨出弾撥部5を形成することで上記余長分を吸収すると共に撓み復元弾力を蓄えることになり、前記可撓対向弾片2全体としては、上記各図のようにそれぞれ交互各別に所謂「クネリ撓み」変形していて、前記した各屈曲弾撥部3、4による二つの撓み復元弾力と膨出弾撥部5による撓み復元弾力との合計三つの撓み復元弾力を蓄えた状態にある。
その後、上記外力解放により可撓対向弾片2の傾動力を解除することで、前記各屈曲弾撥部3、4に蓄えてある前記撓み復元弾力と上記膨出弾撥部5固有の撓み復元弾力との合計三つの撓み復元弾力による強い自己直線化撓み復元弾力で可撓対向弾片2を図2(a)のように固定基部1に対し中立突出状態に原状復帰させることができた。
【0014】
また、本発明における前記ほぼU字状で先端が閉じた可撓対向弾片2は、前記外力とその解除により、それぞれ固定基部1に対し前記図2(b)、図2(c)のように前後方向の全体的な「クネリ撓み」変形と図2(a)のような自己直線化中立復帰という動作を交互に繰り返すことになるが、この繰り返し動作の都度、可撓対向弾片2に加わる曲げ応力は正逆方向に全体的に分散し、この可撓対向弾片2は、全体的に満遍なく交互正逆に上記図2(b)、図2(c)のように「クネリ撓み」変形しながら動くから、前記内外二つの屈曲弾撥部3、4や膨出弾撥部5には、それぞれ無理な応力が集中して加わることがなく、したがって上記可撓対向弾片2を全体的にクネらせながら交互正逆に撓ませた後、これを自己直線化中立復帰させる動作を長期に亘り多数回繰り返し実行しても、上記内外二つの屈曲弾撥部3、4や膨出弾撥部5には曲がり癖が付かず、可撓対向弾片2には、前記各従来例のような撓みばね部材固有の所謂「ヘタリ」が生じない。
【0015】
【実施例】
本発明による可撓復元弾性部材Bは、前述したような従来周知の平面ほぼ「コ」字状または「ヨ」字状のロール紙ホルダにおける左右の側片に前記実装手段で実装することで、前記可撓対向弾片2自体または、この弾片2にカバーを被せて自己対向復帰のロール紙空心受けとして用いることができ、また、本発明による可撓復元弾性部材をキャビネットや建造物における前後両開き自己閉止扉やドアのヒンジ部分に用いるには、本発明による固定基部1と可撓対向弾片2とをそれぞれキャビネットや建造物等の側体と前後両開きドアとの間に介在させ、適宜の実装手段で取着すればよい。
【0016】
【発明の効果】
本発明は、以上のような形態を採用したので、以下に記載の効果を奏する。
本発明における請求項1から請求項3までの各発明によれば、前記可撓復元弾性部材におけるほぼU字状で先端が閉じた可撓対向弾片2をその撓み復元弾力に抗し、固定基部1に対して傾動させてクネらせながら撓ませたとき、固定基部1付近の各可撓対向弾片2にその肉厚に基づき生じた屈曲径差を有する内外二つの屈曲弾撥部3、4のうち、内側小径屈曲弾撥部3の内面で外側大径屈曲弾撥部4の内面を外向きに強く押圧して各屈曲弾撥部3、4にそれぞれこれら各屈曲弾撥部単独固有の撓み復元弾力以上の二つの撓み復元弾力を発生させ得るし、内側小径屈曲弾撥部3の先端付近には内外屈曲径差に基づく余長分により生じた膨出弾撥部5による撓み復元弾力も発生させることができ、したがって前記可撓対向弾片2の傾動力を解除することで、各屈曲弾撥部3、4の前記二つの強い撓み復元弾力と上記膨出弾撥部5固有の撓み復元弾力との合計三つの撓み復元弾力による一層強い自己直線化撓み復元弾力で前記「クネリ撓み」変形している前記可撓対向弾片2を固定基部1に対しほぼ直角の中立突出状態に原状復帰させることができたという優れた効果が有る。
【0017】
また、前記各発明によれば、前記ばね部材のほぼU字状で先端が閉じた可撓対向弾片2は、前記外力とその解除との繰り返しによる前後方向の全体的な「クネリ撓み」変形と直線化中立復帰という繰り返し動作の都度、可撓対向弾片2に加わる曲げ応力は、交互に可撓対向弾片2全体に分散し、可撓対向弾片2は全体的に満遍なく交互正逆に変形しながら動くから、その内外二つの屈曲弾撥部3、4や膨出弾撥部5には、それぞれ無理な外力が集中して加わることはなく、したがって、上記可撓対向弾片2を全体的にクネらせながら交互に撓ませた後、これを直線化中立突出復帰させるという動作を長期に亘り多数回繰り返し実行しても、上記各屈曲弾撥部3、4には曲がり癖が付くことはなく、可撓対向弾片2の可撓復元弾力には、前記各従来例のような可撓復元弾性部材固有の所謂「ヘタリ」が生じないから、可撓対向弾片2を長期に亘り常に確実安定に原状復帰させ得るという優れた効果も有る。
【0018】
本発明による請求項4の発明では、前記諸効果に加え、前記可撓復元弾性部材における固定基部1と可撓対向弾片2とをポリエステル・エラストマで一体的に射出成形したり、プレス打ち抜き加工などして作ったので、可撓対向弾片2の可撓復元弾力をより一層安定確実に長期間維持できるとともに、可撓復元弾性部材を安価に多量製造することができるという効果を付加できた。
【0019】
本発明による請求項5から請求項8までの各発明によれば、前記固定基部1に横断面非円形の縦孔1Aを付加形成したり、固定基部1の横断面輪郭を非円形となしたり、または、前記固定基部1に縦孔1Aとストッパ1Bとをそれぞれ付加形成したりすることで、これらの付加形成各部を介して前記固定基部1を実装体6に対し、容易に固定実装できるとともに、前記可撓復元弾性部材の可撓対向弾片2を実装体6に対して傾動可能となし得たので、可撓復元弾性部材をその使用現場で実際に使い易くできたという便益が有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による可撓復元弾性部材の実施形態例を示す斜視図
【図2】本発明による可撓復元弾性部材の動作例を示す横断平面図
【符号の説明】
1 可撓復元弾性部材の固定基部
1A 固定基部の縦孔
1B 固定基部のストッパ
2 可撓復元弾性部材の可撓対向弾片
3、4 可撓対向弾片の屈曲弾撥部
5 可撓対向弾片の膨出弾撥部
6 実装体
7 実装体の固定ピン
8 実装体の切欠
Claims (8)
- 固定基部に対して可撓弾片を一体突設した可撓復元弾性部材において、可撓弾性材で固定基部1と、ほぼU字状で先端が閉じた可撓対向弾片2とを一体形成してなる可撓復元弾性部材。
- 固定基部に対して可撓弾片を一体突設した可撓復元弾性部材において、可撓弾性材で固定基部1と先細U字状で先端が閉じた可撓対向弾片2とを一体形成してなる可撓復元弾性部材。
- 固定基部に対して可撓弾片を一体突設した可撓復元弾性部材において、可撓弾性材で固定基部1と、ほぼU字状で先端が閉じた可撓対向弾片2とを一体形成し、この可撓対向弾片2をその撓み復元弾力に抗し外力で傾動させることで、この可撓対向弾片2の基部付近にその肉厚に基づく屈曲径差を有する二つの屈曲弾撥部3、4と一つの膨出弾撥部5とをそれぞれ形成させて前記可撓対向弾片2を全体的に「クネリ撓み」変形させた後、可撓対向弾片2の傾動力を解除することで、前記各屈曲弾撥部3、4固有の二つの撓み復元弾力と膨出弾撥部5自体の撓み復元弾力との合計三つの撓み復元弾力による強い自己直線化撓み復元弾力で前記可撓対向弾片2を原状復帰可能となした可撓復元弾性部材。
- 前記可撓復元弾性部材における固定基部1と可撓対向弾片2とをポリエステル・エラストマで一体成形してなる請求項1から請求項3までのいずれか一つの請求項に記載の可撓復元弾性部材。
- 固定基部に対して可撓弾片を一体突設した可撓復元弾性部材を実装体に実装する方法において、可撓弾性材で縦孔1Aを有する固定基部1と、ほぼU字状で先端が閉じた可撓対向弾片2とを一体形成し、前記固定基部1をその縦孔1Aで実装体6にねじ止め固定することで、前記可撓対向弾片2を実装体6に対し傾動可能となした可撓復元弾性部材の実装方法。
- 固定基部に対して可撓弾片を一体突設した可撓復元弾性部材を実装体に実装する方法において、可撓弾性材で横断面非円形の縦孔1Aを有する固定基部1と、ほぼU字状で先端が閉じた可撓対向弾片2とを一体形成し、前記固定基部1に形成した前記縦孔1Aをこれとほぼ同形輪郭の実装体6に係入定着することで、前記固定基部1を実装体6に固定実装することで、前記可撓対向弾片2を実装体6に対し傾動可能となした可撓復元弾性部材の実装方法。
- 固定基部に対して可撓弾片を一体突設した可撓復元弾性部材を実装体に実装する方法において、可撓弾性材で横断面輪郭を非円形となした固定基部1と、ほぼU字状で先端が閉じた可撓対向弾片2とを一体的形成し、前記横断面非円形の固定基部1をこれとほぼ同形輪郭の実装体6の凹所に係入定着することで前記固定基部1を実装体6に実装固定するとともに、前記可撓対向弾片2を実装体6に対し傾動可能となした可撓復元弾性部材の実装方法。
- 固定基部に対して可撓弾片を一体突設した可撓復元弾性部材を実装体に実装する方法において、可撓弾性材で縦孔1Aとストッパ1Bとを有する固定基部1と、ほぼU字状で先端が閉じた可撓対向弾片2とを一体的形成し、前記固定基部1に形成した縦孔1Aを実装体6の固定ピン7に圧入固定するとともに、固定基部1に突設したストッパ1Bを前記実装体6に形成した切欠8内に圧入固定することで、前記可撓対向弾片2を実装体6に対し傾動可能となした可撓復元弾性部材の実装方法。
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