JP2004065427A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】オゾンを発生させることなく、かつ、マイナス粒子量を経過時間とともに減少させることなく安定して空気に付加することが出来るとともに、洗濯機内部でのカビや細菌の繁殖を抑制する。
【解決手段】洗濯機13内空気を循環させる送風機5と、光電子発生材1と、前記光電子発生材1に紫外線を照射するための光源4を有するマイナス粒子発生装置を備えたもので、光電子発生材を1電気的に接地することにより、発生するマイナス粒子量が減少することなく安定して発生することができるようにしたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】洗濯機13内空気を循環させる送風機5と、光電子発生材1と、前記光電子発生材1に紫外線を照射するための光源4を有するマイナス粒子発生装置を備えたもので、光電子発生材を1電気的に接地することにより、発生するマイナス粒子量が減少することなく安定して発生することができるようにしたものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気にマイナス粒子を付加する装置を組み込んだ洗濯機に関するものであり、特に金属への紫外線照射により発生する光電子を利用したマイナス粒子発生装置を組み込んだ洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
衣類の乾燥工程時にマイナス粒子を含んだ空気を供給すると、衣類が柔軟性を有して仕上がることが知られている。従って、洗濯機内でマイナス粒子を発生させることは、衣類の乾燥にとって有益である。
【0003】
しかし、従来、暖房機や空気清浄機に組み込まれているマイナス粒子を発生する手法は、高圧放電方式であり、そのためにオゾンを発生していた。オゾンは、WHOによって室内環境のガイドライン値が示されている物質であるように、健康上好ましくない。
【0004】
また、放電方式は洗濯機内で生ずる塵などが放電電極近傍にあると着火の恐れがある。このために、このような問題のないマイナス粒子発生方法が求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、オゾンを発生させることなく、かつ、マイナス粒子発生装置から発生するマイナス粒子量を経過時間とともに減少させることなく安定して空気に付加することが出来るマイナス粒子発生装置を備えた洗濯機によって、衣類が柔軟性を損なうことなく仕上げることを目的とするものである。
【0006】
また、本発明のマイナス粒子発生装置を備える洗濯機によって、洗濯機内部でのカビや細菌の繁殖を抑制できることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記従来技術の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗濯機内空気を循環させる通風手段と、光電子発生材と、前記光電子発生材に紫外線を照射するための光源を有するマイナス粒子発生装置を備えたものである。
【0008】
本発明によれば、光電子発生材に紫外線を照射することで、光電効果により、光電子が発生し、装置に入った空気中の分子や微粒子が、光電子を捕獲することによりマイナス粒子となり、装置から出て空気中に放出されるが、紫外線照射方式であるため、オゾンの発生がなく、また、塵などの着火の恐れもないマイナス粒子発生装置を組み込んだ洗濯機を提供できる。また、光電子を放出した光電子発生材を電気的に接地することにより、放出された光電子が正孔に戻りにくくなるため、発生するマイナス粒子量が減少することなく安定して発生することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載した発明は、洗濯機内空気を循環させる通風手段と、光電子発生材と、前記光電子発生材に紫外線を照射するための光源とを洗濯機に組み込んだ構成とすることにより、洗濯機内の空気は通風手段を経て紫外線を照射され、空気内に含まれるカビや細菌は除菌されるとともに、除菌された空気はマイナス粒子を含みながら洗濯機内を循環するので、オゾン発生や塵などの着火の恐れもなく、衣類を柔軟に仕上げられるとともに、洗濯機内のカビや細菌の繁殖を抑制できる。
【0010】
請求項2に記載した発明は、光源を光源制御回路によって間欠運転することによって、乾燥工程のみに運転することができ、しかも紫外線ランプの寿命を延ばすことができる。
【0011】
請求項3に記載した発明は、光電子発生材を電気的に接地することにより、すぐに正孔には電子が補充されるため、放出された光電子が正孔に戻りにくいので、発生するマイナス粒子量を経過時間とともに減少させることなく安定して空気中に放出することができる。
【0012】
請求項4に記載した発明は、光電子発生材の電気的接地回路に流れる電流の電流量を検出することにより発生するマイナス粒子量を検知することができるので、発生するマイナス粒子量を制御することができる。
【0013】
請求項5に記載した発明は、光電子発生材の電気的接地の接地状態と絶縁状態が切り替え制御可能な接地制御回路を有することにより、前記接地制御回路を用いて前記光電子発生材の接地状態又は絶縁状態を制御できるので、発生するマイナス粒子量を調整することができる。
【0014】
請求項6に記載した発明は、通風手段により循環される洗濯機内空気の循環路において、光電子発生材の上流に、空気の導入部を設けることによって、洗濯機内の空気を確実に光電子発生材と光源に供給できる。
【0015】
請求項7に記載した発明は、光電子発生材を、電気的に接地した導電性基材上に設けることにより、光電子発生材に、より安定的に電子を補充することができる。
【0016】
請求項8に記載した発明は、導電性基材を、銅、アルミニウム、ステンレス、真鍮のうちの1種類以上からなるようにしたことにより、より安定的に電子を補充することができる。
【0017】
請求項9に記載した発明は光電子発生材を、金、白金、銀、銅、ステンレス、窒化チタンのうちの1種類以上からなるようにしたことにより、これらの光電子発生材は仕事関数が小さく、紫外線を照射したときに金属表面から効率よく光電子が発生するため、マイナス粒子を効率よく発生させることができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0019】
(実施例1)
図1は本発明の一実施例のマイナス粒子発生装置を組み込んだ洗濯機13の構成図である。光電子発生材1が容器10の内部に設置されている。光電子発生材1は導電性基材2の上に設置し、電気的な接地3が取り付けられている。送風機5によって誘起された空気は、空気入口6から入り、集塵フィルター7、および吸着材8を通る。その後、光源4からの紫外線によって光電子発生材1から光電子を発生させた光電子発生材1と対向する空間を空気が通過すると、空気中の水や酸素等の分子または埃等の微粒子に、光電子が捕獲されてマイナス粒子として空気出口9から装置外に放出される。
【0020】
11は制御装置であり、電気的な接地の接続および断続の制御や、光源4の間欠運転や送風機の制御を行う各種制御回路から構成されている。空気導入部12は、洗濯機13内の空気のみが容器10に導入されるように、洗濯機13内に臨ませている。
【0021】
本実施例では、前記光電子発生材1は、金を使用し、導電性基材2はステンレス材を用いている。光電子発生材1としては、仕事関数が小さい材料が、紫外線を照射したときに金属表面から効率よく光電子が発生するため、マイナス粒子を効率よく発生させるのに適しており、本実施例に使用した金の他に、白金、銀、銅、ステンレス、窒化チタンが適している。また、導電性基材2としては、本実施例で使用したステンレスの他に、銅、アルミニウム、真鍮が使用できる。
【0022】
また本実施例では、電気的な接地3を光電子発生材1に取り付けている。光電効果により光電子が放出された光電子発生材1は、光電子の放出箇所に正孔ができ、光電子と正孔との間に電気的引力が働き、発生した光電子が光電子発生材1に吸着される。そこで光電子発生材1を電気的に接地することにより、正孔には電子が補充されるため、放出された光電子が正孔に戻ることがないので、マイナス粒子を減少させることなく発生させることができる。
【0023】
しかも、電気的な接地は、制御装置11に組み込んだ接地制御回路によって接地状態と絶縁状態が切り替え制御可能とすることにより、光源4の光量や送風量を制御しなくても、マイナス粒子量を制御できる。このため、紫外線の照射強度、すなわちカビや細菌の除菌性能を低下させることなく、マイナス粒子量を変えることができる。
【0024】
なお、上記の電気的な接地の断続を制御する方法は種々の方法が可能であるが、本実施例においては、光電子発生材1の電気的接地回路に流れる電流の電流量を検出することにより発生するマイナス粒子量を検知するという方法を採用した。
【0025】
また、光源4は、制御装置11に組み込んだ光源制御回路によって間欠運転するようにしており、乾燥工程を主に運転させることによって、光源4の寿命を確保するとともに、漏洩する紫外線による樹脂材料の劣化を抑制している。
【0026】
また、空気導入部12は、洗濯機13内の空気を効率的に容器10に導入できるので、洗濯機13に浮遊するカビや細菌を有効に除菌でき、洗濯機13内にカビや細菌の繁殖を抑制することができる。洗濯機内でよく検出されるカビであるクラドスポリウムを用いた除菌試験(1立方メーターチャンバー内でクラドスポリウムを4,000cfu/立方メートル浮遊させ、上記のマイナス粒子発生装置を運転させ、エアサンプラー(バイオテスト社)で5分毎にカビを捕集する試験)の結果、10分で99%以上除菌できることを検証できた。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1から9に記載の発明によれば、光電子発生材に紫外線を照射して起こる光電効果を利用し、発生する光電子を用いたマイナス粒子を洗濯機内で発生させ、衣類の仕上がりをよくすることができるとともに、マイナス粒子を常に減少させることなく発生することができる。
【0028】
また、オゾンを発生させることがないので、人体や機器への影響をなくすことができる。しかも、紫外線を光電子発生材に照射するので、この空間を通過する洗濯機内空気中に含まれるカビや細菌を除菌できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の洗濯機の構成図
【符号の説明】
1 光電子発生材
2 導電性基材
3 電気的な接地
4 光源
5 送風機
6 空気入口
7 集塵フィルター
8 吸着材
9 空気出口
10 容器
11 制御装置
12 空気導入部
13 洗濯機
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気にマイナス粒子を付加する装置を組み込んだ洗濯機に関するものであり、特に金属への紫外線照射により発生する光電子を利用したマイナス粒子発生装置を組み込んだ洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
衣類の乾燥工程時にマイナス粒子を含んだ空気を供給すると、衣類が柔軟性を有して仕上がることが知られている。従って、洗濯機内でマイナス粒子を発生させることは、衣類の乾燥にとって有益である。
【0003】
しかし、従来、暖房機や空気清浄機に組み込まれているマイナス粒子を発生する手法は、高圧放電方式であり、そのためにオゾンを発生していた。オゾンは、WHOによって室内環境のガイドライン値が示されている物質であるように、健康上好ましくない。
【0004】
また、放電方式は洗濯機内で生ずる塵などが放電電極近傍にあると着火の恐れがある。このために、このような問題のないマイナス粒子発生方法が求められていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、オゾンを発生させることなく、かつ、マイナス粒子発生装置から発生するマイナス粒子量を経過時間とともに減少させることなく安定して空気に付加することが出来るマイナス粒子発生装置を備えた洗濯機によって、衣類が柔軟性を損なうことなく仕上げることを目的とするものである。
【0006】
また、本発明のマイナス粒子発生装置を備える洗濯機によって、洗濯機内部でのカビや細菌の繁殖を抑制できることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記従来技術の課題を解決するために、本発明の洗濯機は、洗濯機内空気を循環させる通風手段と、光電子発生材と、前記光電子発生材に紫外線を照射するための光源を有するマイナス粒子発生装置を備えたものである。
【0008】
本発明によれば、光電子発生材に紫外線を照射することで、光電効果により、光電子が発生し、装置に入った空気中の分子や微粒子が、光電子を捕獲することによりマイナス粒子となり、装置から出て空気中に放出されるが、紫外線照射方式であるため、オゾンの発生がなく、また、塵などの着火の恐れもないマイナス粒子発生装置を組み込んだ洗濯機を提供できる。また、光電子を放出した光電子発生材を電気的に接地することにより、放出された光電子が正孔に戻りにくくなるため、発生するマイナス粒子量が減少することなく安定して発生することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載した発明は、洗濯機内空気を循環させる通風手段と、光電子発生材と、前記光電子発生材に紫外線を照射するための光源とを洗濯機に組み込んだ構成とすることにより、洗濯機内の空気は通風手段を経て紫外線を照射され、空気内に含まれるカビや細菌は除菌されるとともに、除菌された空気はマイナス粒子を含みながら洗濯機内を循環するので、オゾン発生や塵などの着火の恐れもなく、衣類を柔軟に仕上げられるとともに、洗濯機内のカビや細菌の繁殖を抑制できる。
【0010】
請求項2に記載した発明は、光源を光源制御回路によって間欠運転することによって、乾燥工程のみに運転することができ、しかも紫外線ランプの寿命を延ばすことができる。
【0011】
請求項3に記載した発明は、光電子発生材を電気的に接地することにより、すぐに正孔には電子が補充されるため、放出された光電子が正孔に戻りにくいので、発生するマイナス粒子量を経過時間とともに減少させることなく安定して空気中に放出することができる。
【0012】
請求項4に記載した発明は、光電子発生材の電気的接地回路に流れる電流の電流量を検出することにより発生するマイナス粒子量を検知することができるので、発生するマイナス粒子量を制御することができる。
【0013】
請求項5に記載した発明は、光電子発生材の電気的接地の接地状態と絶縁状態が切り替え制御可能な接地制御回路を有することにより、前記接地制御回路を用いて前記光電子発生材の接地状態又は絶縁状態を制御できるので、発生するマイナス粒子量を調整することができる。
【0014】
請求項6に記載した発明は、通風手段により循環される洗濯機内空気の循環路において、光電子発生材の上流に、空気の導入部を設けることによって、洗濯機内の空気を確実に光電子発生材と光源に供給できる。
【0015】
請求項7に記載した発明は、光電子発生材を、電気的に接地した導電性基材上に設けることにより、光電子発生材に、より安定的に電子を補充することができる。
【0016】
請求項8に記載した発明は、導電性基材を、銅、アルミニウム、ステンレス、真鍮のうちの1種類以上からなるようにしたことにより、より安定的に電子を補充することができる。
【0017】
請求項9に記載した発明は光電子発生材を、金、白金、銀、銅、ステンレス、窒化チタンのうちの1種類以上からなるようにしたことにより、これらの光電子発生材は仕事関数が小さく、紫外線を照射したときに金属表面から効率よく光電子が発生するため、マイナス粒子を効率よく発生させることができる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0019】
(実施例1)
図1は本発明の一実施例のマイナス粒子発生装置を組み込んだ洗濯機13の構成図である。光電子発生材1が容器10の内部に設置されている。光電子発生材1は導電性基材2の上に設置し、電気的な接地3が取り付けられている。送風機5によって誘起された空気は、空気入口6から入り、集塵フィルター7、および吸着材8を通る。その後、光源4からの紫外線によって光電子発生材1から光電子を発生させた光電子発生材1と対向する空間を空気が通過すると、空気中の水や酸素等の分子または埃等の微粒子に、光電子が捕獲されてマイナス粒子として空気出口9から装置外に放出される。
【0020】
11は制御装置であり、電気的な接地の接続および断続の制御や、光源4の間欠運転や送風機の制御を行う各種制御回路から構成されている。空気導入部12は、洗濯機13内の空気のみが容器10に導入されるように、洗濯機13内に臨ませている。
【0021】
本実施例では、前記光電子発生材1は、金を使用し、導電性基材2はステンレス材を用いている。光電子発生材1としては、仕事関数が小さい材料が、紫外線を照射したときに金属表面から効率よく光電子が発生するため、マイナス粒子を効率よく発生させるのに適しており、本実施例に使用した金の他に、白金、銀、銅、ステンレス、窒化チタンが適している。また、導電性基材2としては、本実施例で使用したステンレスの他に、銅、アルミニウム、真鍮が使用できる。
【0022】
また本実施例では、電気的な接地3を光電子発生材1に取り付けている。光電効果により光電子が放出された光電子発生材1は、光電子の放出箇所に正孔ができ、光電子と正孔との間に電気的引力が働き、発生した光電子が光電子発生材1に吸着される。そこで光電子発生材1を電気的に接地することにより、正孔には電子が補充されるため、放出された光電子が正孔に戻ることがないので、マイナス粒子を減少させることなく発生させることができる。
【0023】
しかも、電気的な接地は、制御装置11に組み込んだ接地制御回路によって接地状態と絶縁状態が切り替え制御可能とすることにより、光源4の光量や送風量を制御しなくても、マイナス粒子量を制御できる。このため、紫外線の照射強度、すなわちカビや細菌の除菌性能を低下させることなく、マイナス粒子量を変えることができる。
【0024】
なお、上記の電気的な接地の断続を制御する方法は種々の方法が可能であるが、本実施例においては、光電子発生材1の電気的接地回路に流れる電流の電流量を検出することにより発生するマイナス粒子量を検知するという方法を採用した。
【0025】
また、光源4は、制御装置11に組み込んだ光源制御回路によって間欠運転するようにしており、乾燥工程を主に運転させることによって、光源4の寿命を確保するとともに、漏洩する紫外線による樹脂材料の劣化を抑制している。
【0026】
また、空気導入部12は、洗濯機13内の空気を効率的に容器10に導入できるので、洗濯機13に浮遊するカビや細菌を有効に除菌でき、洗濯機13内にカビや細菌の繁殖を抑制することができる。洗濯機内でよく検出されるカビであるクラドスポリウムを用いた除菌試験(1立方メーターチャンバー内でクラドスポリウムを4,000cfu/立方メートル浮遊させ、上記のマイナス粒子発生装置を運転させ、エアサンプラー(バイオテスト社)で5分毎にカビを捕集する試験)の結果、10分で99%以上除菌できることを検証できた。
【0027】
【発明の効果】
以上のように本発明の請求項1から9に記載の発明によれば、光電子発生材に紫外線を照射して起こる光電効果を利用し、発生する光電子を用いたマイナス粒子を洗濯機内で発生させ、衣類の仕上がりをよくすることができるとともに、マイナス粒子を常に減少させることなく発生することができる。
【0028】
また、オゾンを発生させることがないので、人体や機器への影響をなくすことができる。しかも、紫外線を光電子発生材に照射するので、この空間を通過する洗濯機内空気中に含まれるカビや細菌を除菌できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の洗濯機の構成図
【符号の説明】
1 光電子発生材
2 導電性基材
3 電気的な接地
4 光源
5 送風機
6 空気入口
7 集塵フィルター
8 吸着材
9 空気出口
10 容器
11 制御装置
12 空気導入部
13 洗濯機
Claims (9)
- 洗濯機内空気を循環させる通風手段と、光電子発生材と、前記光電子発生材に紫外線を照射するための光源を有するマイナス粒子発生装置を備えたことを特徴とする洗濯機。
- 光源を光源制御回路によって間欠運転することを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
- 光電子発生材は、電気的に接地したことを特徴とする請求項1または2に記載の洗濯機。
- 光電子発生材の電気的接地回路に流れる電流の電流量を検出することにより発生するマイナス粒子量を検知することを特徴とする請求項3に記載の洗濯機。
- 光電子発生材の電気的接地の接地状態と絶縁状態が切り替え制御可能な接地制御回路を有することを特徴とする請求項3または4に記載の洗濯機。
- 通風手段により循環される洗濯機内空気の循環路において、光電子発生材の上流に空気の導入部を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の洗濯機。
- 光電子発生材は、電気的に接地した導電性基材上に設けてなることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の洗濯機。
- 導電性基材は、銅、アルミニウム、ステンレス、真鍮のうちの1種類以上からなることを特徴とする請求項7に記載の洗濯機。
- 光電子発生材は、金、白金、銀、銅、ステンレス、窒化チタンのうちの1種類以上からなることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002227106A JP2004065427A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002227106A JP2004065427A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004065427A true JP2004065427A (ja) | 2004-03-04 |
Family
ID=32014223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002227106A Pending JP2004065427A (ja) | 2002-08-05 | 2002-08-05 | 洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004065427A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2042641A1 (en) * | 2007-09-25 | 2009-04-01 | Electrolux Home Products Corporation N.V. | Laundry dryer |
WO2010116303A1 (en) * | 2009-04-06 | 2010-10-14 | Cape Winds Trading 27 Cc | Cleaning system |
WO2023124702A1 (zh) * | 2021-12-27 | 2023-07-06 | 青岛海尔洗涤电器有限公司 | 一种衣物处理设备控制方法及衣物处理设备 |
-
2002
- 2002-08-05 JP JP2002227106A patent/JP2004065427A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2042641A1 (en) * | 2007-09-25 | 2009-04-01 | Electrolux Home Products Corporation N.V. | Laundry dryer |
EP2423374A1 (en) * | 2007-09-25 | 2012-02-29 | Electrolux Home Products Corporation N.V. | Laundry dryer |
WO2010116303A1 (en) * | 2009-04-06 | 2010-10-14 | Cape Winds Trading 27 Cc | Cleaning system |
WO2023124702A1 (zh) * | 2021-12-27 | 2023-07-06 | 青岛海尔洗涤电器有限公司 | 一种衣物处理设备控制方法及衣物处理设备 |
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