JP2004065272A - プレフィルドシリンジのガスケット抜け防止機構 - Google Patents

プレフィルドシリンジのガスケット抜け防止機構 Download PDF

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stopper
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Hideki Yagi
八木 秀樹
Yoshihisa Hama
濱 与志久
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Abstract

【課題】プレフィルドシリンジに指を懸ける部分に違和感の無いガスケット抜け防止機構を付与する。また、特に粘度の低い薬液の充填に好適なガスケット抜け防止機構付きプレフィルドシリンジを安価に提供する。
【解決手段】本発明のガスケット抜け防止機構は、内径が僅かに拡径した基端12と環状係合手段13を有するバレル1と、このバレル1に挿着されたストッパー2を含み、このストッパー2は、内径がバレルの内径より小さく形成されるとともに、先端に環状係合手段13と係合する被係合手段22が設けられている。ストッパー2の基端側部分21はその外径が拡径されて、被係合手段22と環状係合手段13が係合したときに、バレル1の基端12と衝合するようにされている。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、予め薬液を充填した所謂プレフィルドシリンジに好適なガスケット抜け防止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
プレフィルドシリンジにおいては、バレルに充填された薬液は、その基端側開口から挿着されたガスケットによって密封されるが、バレル内に空気が存在すると単純にはガスケットの挿着が出来ない。そこで、プレフィルドシリンジのガスケットの打栓方法について、従来、スリーブ打栓方式と真空打栓方式が採用されている。
スリーブ打栓方式は、バレル内にバレルの内径よりも少し小さい外径の金属のパイプを挿入し、このパイプ内にガスケットを押しこんだ後、パイプだけを引き出すことによって打栓するという方式であり、バレルにストッパーを設けると、それが邪魔になってガスケット内に金属のパイプを挿入することが出来ないという問題があり、ディスポシリンジにおけるようなガスケット抜け防止のストッパーを設けることが困難であった。
【0003】
一方、真空打栓方式は、バレルを真空雰囲気に置いてバレル内を真空状態にし、バレルの開口部にガスケットを挿着した後、真空雰囲気を大気圧に戻すことによりガスケットを打栓する方式であり、バレルにストッパーを設けることは可能であるが、設備にコストがかかるという欠点を有している上、粘度の低いさらさらした薬液の場合、真空にした時に薬液が突沸するという問題があり、バレル内に充填される薬液が限定されるという欠点を有している。
【0004】
このような事情から、スリーブ方式を採用したプレフィルドシリンジにストッパーを組合せる方法が種々検討されており、フランジの後面全体を覆うように被せて使用するストッパー(特許第3074655号公報、図1)や、バレル基端の開口に装着するストッパー機能付きフランジ(特公平8−8929号公報の図1、特許第2911086号公報の図4、特許第3256421号公報の図10など)が知られている。
しかしながら、前者のストッパーは嵩張るために扱い難い上、指を懸ける部分に段差が生じるため違和感があるという欠点を有している。また、後者のストッパー機能付きフランジは、バレルとの嵌合が甘くなる虞がある上、前者同様、指を懸ける部分に違和感があるという欠点を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、如上の事情に鑑みてなされたもので、スリーブ打栓方式で製造されるプレフィルドシリンジに指を懸ける部分に違和感の無いガスケット抜け防止機構を付与することを目的とする。また、本発明は、プレフィルドシリンジ、特に粘度の低い薬液の充填に好適なガスケット抜け防止機構付きプレフィルドシリンジを安価に提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は上記課題を解決するために、鋭意検討の結果、バレルの内腔にストッパーとの係合手段を設け、ストッパーを直接バレルの内腔に嵌めこめるようにすればよいことに想到し、本発明に到達した。すなわち本発明は、基端の内径が僅かに拡径されるとともに、この基端に隣接して環状係合手段が設けられてなるバレルと、このバレルの基端開口から挿着されたリング状のストッパーを含み、このストッパーは、内径がバレルの内径より小さく形成されるとともに、先端に前記環状係合手段と係合する被係合手段が設けられており、基端側の外径が拡径されて、前記被係合手段と前記環状係合手段が係合したときに、前記バレルの基端と衝合するようにされてなる、プレフィルドシリンジのガスケット抜け防止機構に関する。
ここで、バレルとストッパーの係合は、バレルの環状係合手段を環状溝とし、ストッパーの被係合手段を環状リブにしても、バレルの環状係合手段を環状リブとし、ストッパーの被係合手段を環状溝にしてもよい。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について、図面を用いて説明する。
図1は本発明のガスケット抜け防止機構の一実施例を示す平面図(基端側から見た図)であり、図2は図1のX−X線要部断面図、図3は図2に示すストッパーの側面図、図4は本発明のガスケット抜け防止機構を備えたプレフィルドシリンジの一例を示す図である。
図1〜図4に示すように、本発明のガスケット抜け防止機構は、内径が僅かに拡径した基端12と環状係合手段13を有するバレル1と、このバレル1に挿着されたストッパー2を含み、このストッパー2は、内径がバレルの内径より小さく形成されるとともに、先端に環状係合手段13と係合する被係合手段22が設けられている。ストッパー2の基端側部分21はその外径が拡径されて、被係合手段22と環状係合手段13が係合したときに、バレル1の基端12と衝合するようにされている。
尚、3はガスケット、4はプランジャである。
【0008】
バレル1は、通常、耐薬品性の透明なプラスチック、例えばポリプロピレン、ポリエチレン等で形成された筒状部材であり、基端12の内径が僅かに拡径されるとともに、この基端12に隣接して環状係合手段としての環状溝13が設けられている。そして、その基端外壁には指を掛けるためのフランジ11が設けられており、このバレル1の基端開口からリング状のストッパー2が挿着されている。
【0009】
このストッパー2は、通常、可撓性プラスチックの、例えばポリプロピレンやポリエチレン、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエステルなどで形成されたリング状部材であり、その内径がバレル1の内径より小さく形成されており、先端に環状溝13と係合する被係合手段としての環状リブ22が設けられている。そして、基端側部分21は、その外径が拡径されており、環状リブ22と環状溝13が係合したときに、バレル1の基端12と衝合するようになっている。すなわち、ストッパー2の先端側部分21は、環状リブ22と環状溝13が係合したときに、バレル1の基端12に衝突する衝合面211を有している。
ここで、バレル1とストッパー2の係合は、図示していないが、バレル1の環状係合手段を環状リブとし、ストッパー2の被係合手段を環状溝にしてもよい。
【0010】
【発明の効果】
以上述べたことから明らかなように、本発明を採用することにより、プレフィルドシリンジに指を懸ける部分に違和感の無いガスケット抜け防止機構を付与することができる。また、特に粘度の低い薬液の充填に好適なガスケット抜け防止機構付きプレフィルドシリンジを安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスケット抜け防止機構の一実施例を示す平面図(基端側から見た図)である。
【図2】図1のX−X線要部断面図である。
【図3】図2に示すストッパーの側面図である。
【図4】本発明のガスケット抜け防止機構を備えたプレフィルドシリンジの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 バレル
11 フランジ
12 基端
13 環状リブ
2 ストッパー
21 基端側部分
211 衝合面
22 環状溝
3 ガスケット
4 プランジャ

Claims (3)

  1. 基端の内径が僅かに拡径されるとともに、該基端に隣接して環状係合手段が設けられてなるバレルと、該バレルの基端開口から挿着されたリング状のストッパーを含み、該ストッパーは、内径がバレルの内径より小さく形成されるとともに、先端に前記環状係合手段と係合する被係合手段が設けられており、基端側の外径が拡径されて、前記被係合手段と前記環状係合手段が係合したときに、前記バレルの基端と衝合するようにされてなる、プレフィルドシリンジのガスケット抜け防止機構。
  2. バレルの環状係合手段が環状溝であり、ストッパーの環状係合手段が環状リブである請求項1に記載のガスケット抜け防止機構。
  3. バレルの環状係合手段が環状リブであり、ストッパーの環状係合手段が環状溝である請求項1に記載のガスケット抜け防止機構。
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