JP2004064964A - 避雷装置 - Google Patents

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Kenko Shirai
白井 謙光
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MORINAGA DENSHI KK
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Abstract

【課題】耐雷トランスを使用することなく、十分な保護機能を実現する。
【解決手段】第1回線L1 の各相に直列に挿入する直列避雷素子11、11…と、第2回線L2 に設置するアレスタユニット13とを組み合わせる。
アレスタユニット13、直列避雷素子11、11…は、誘導雷、接地雷の双方に対し、負荷側端子Tu 、Tv 、Tw に接続する電子機器を有効に保護することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンピュータシステムなどの電子機器を雷電圧から有効に保護することができる避雷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータシステムなどの電子機器に給電する電源ラインには、外部から侵入する雷電圧から電子機器を保護するために、適切な避雷装置を設置することが必要である。
【0003】
従来の避雷装置は、電源ラインの各相にアレスタを設置して構成され、各相のアレスタは、電源ラインに侵入する雷電圧を大地に放流する。すなわち、アレスタは、雷電圧によって放電し、雷電圧の波高値を電子機器のインパルス耐電圧以下に制限することができる。また、電子機器の電源変圧器を静電シールド付きのいわゆる耐雷トランスとすることも広く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来技術によるときは、アレスタは、電源ラインの各相に重畳するようにして侵入する誘導雷に対して有効であるが、雷電圧の一部が電子機器内にまで侵入することがあり、保護機能が必ずしも十分でないという問題があった。一方、耐雷トランスは、アレスタより高度の保護機能を実現し易いが、形状が大形化し、重量や価格が過大になりがちであり、たとえば数10kVA 以上の大容量の用途に対して適用し難いという欠点が避けられない。
【0005】
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、各相に設置するアレスタと、各相に直列に挿入する直列避雷素子とを並列2回線上に組み合わせることによって、小形軽量でありながら、必要十分な保護機能を容易に実現することができる避雷装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、第1回線、第2回線を介して連結する電源側端子、負荷側端子と、第1回線の各相に直列に挿入する直列避雷素子と、第2回線に設置するアレスタユニットとを備えてなり、アレスタユニットは、第2回線の各相と接地端子との間に接続する各相のアレスタを一体に収納することをその要旨とする。
【0007】
なお、各相のアレスタは、第2回線の各相に直列に挿入する一対の開閉形の中継端子台の中間に配置し、電源側端子、負荷側端子の双方から切離し可能にすることができる。
【0008】
また、第2回線には、各相のアレスタの過大な続流を自動遮断する保護ユニットを設置してもよい。
【0009】
さらに、アレスタの過大なリーク電流を検出して表示する表示ユニットを設けることができ、表示ユニットは、保護ユニットの動作を併せて表示することができる。
【0010】
【作用】
かかる発明の構成によるときは、電源側端子、負荷側端子は、並列2回線を形成する第1回線、第2回線を介して連結されており、第1回線の各相には、直列避雷素子が直列に挿入され、第2回線の各相は、アレスタユニットの各相のアレスタを介して接地されている。そこで、各相のアレスタは、電源ラインを介して侵入する誘導雷による雷電圧を大地に放流する一方、各相の直列避雷素子は、接地雷による雷電圧が電子機器側に侵入することを阻止し、全体として、誘導雷、接地雷の双方に対して有効な保護機能を発揮することができる。ただし、ここでいう接地雷とは、電源ラインの接地電位が落雷などによって過大に上昇する現象をいう。
【0011】
なお、アレスタは、必要な動作速度、制限電圧、サージ耐量により、ギャップアレスタ、ガスアレスタ、Si Cアレスタ、Zn Oアレスタなどが使用可能であり、全相分をアレスタユニットとして一体に形成することにより、コンパクトにまとめ、劣化の際の交換作業を含む保守点検作業を容易にすることができる。一方、直列避雷素子は、商用周波数において低インピーダンスであり、雷電圧に対して十分な高インピーダンスを示す任意の回路素子が使用可能であり、特に雷電圧に対して大きな熱損失を発生するような、いわゆるパルス抵抗として構成してもよい。
【0012】
各相のアレスタは、開閉形の中継端子台を介して電源側端子、負荷側端子の双方から切り離すことにより、たとえばDC500Vメガーを使用して絶縁抵抗を測定し、劣化の有無を簡単にチェックすることができる。ただし、開閉形の中継端子台とは、手動操作形の可動片を介し、回路の途中に挿入する一対の固定電極間を開閉自在に接続する中継用の端子台をいう。
【0013】
第2回線に設置する保護ユニットは、各相のアレスタの過大な続流を自動遮断することにより、アレスタの破損を防止する。なお、保護ユニットは、第2回線の電源側端子とアレスタユニットとの間において、たとえばヒューズのような過電流保護素子を各相に直列に挿入して構成することができる。
【0014】
表示ユニットは、アレスタの過大なリーク電流を検出して表示することにより、アレスタの劣化を外部に表示することができ、保護ユニットの動作を併せて表示することにより、保護ユニット内の過電流保護素子の作動に起因する電子機器の欠相運転を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
【0016】
避雷装置は、第1回線L1 、第2回線L2 を介して連結する電源側端子Lu 、Lv 、Lw 、負荷側端子Tu 、Tv 、Tw と、第1回線L1 の各相に挿入する直列避雷素子11、11…と、第2回線L2 に設置する保護ユニット12、アレスタユニット13とを備えてなる(図1)。なお、アレスタユニット13の前後には、それぞれ3極、4極の開閉形の中継端子台14、15が設置されており、保護ユニット12、アレスタユニット13には、表示ユニット16が付設されている。
【0017】
第1回線L1 、第2回線L2 は、電源側端子Lu 、Lv 、Lw 、負荷側端子Tu 、Tv 、Tw の間に、並列2回線を形成している。なお、負荷側端子Tu 、Tv 、Tw には、接地端子Eが併設されている。
【0018】
直列避雷素子11、11…は、第1回線L1 の各相に直列に挿入されている。各直列避雷素子11は、商用周波数において十分低インピーダンスであり、雷電圧に対して十分な高インピーダンスを示すものとする。
【0019】
アレスタユニット13は、第2回線L2 の各相と接地端子Eとの間に接続する各相のアレスタA、A…を図示しないケースに一体に収納して構成されている(図1、図2)。なお、アレスタユニット13の各相は、電源側端子Lu 、Lv 、Lw 側に符号Ua 、Va 、Wa が付されており、負荷側端子Tu 、Tv 、Tw 側に符号Ub 、Vb 、Wb が付されている。また、共通の符号Eが付されているアレスタA、A…の接地端子E側には、アレスタA、A…のリーク電流Ia を検出する変流器CTが設置されており、変流器CTの出力は、表示ユニット16に引き出されている。
【0020】
アレスタユニット13の電源側端子Lu 、Lv 、Lw 側の中継端子台14は、各極ごとの一対の固定電極14a、14aと、固定電極14a、14a間を開閉自在に接続する可動片14bとを共通の絶縁ブロック14c上に設置して構成されている(図1、図3)。ただし、図3は、アレスタユニット13の符号Ua に相当する極の構造のみを代表的に図示している。
【0021】
各固定電極14aには、圧着端子14d1 付きの電線14dがねじ止めされ、可動片14bは、セルフアップ形の止めねじ14eを介し、固定電極14a、14a間を橋絡するようにして絶縁ブロック14cにねじ止めされている。ただし、止めねじ14eには、リング状の突条14e1 を介して抜け止めされるワッシャ14b1 、14b2 が可動片14bの上下に装着されている。したがって、可動片14bは、止めねじ14eを緩めることにより、突条14e1 、下のワッシャ14b1 を介して上方に押し上げられ(図3の二点鎖線)、固定電極14a、14aを電気的に切り離すことができる。
【0022】
アレスタユニット13の負荷側端子Tu 、Tv 、Tw 側の中継端子台15も、中継端子台14と同様の構造である(図示省略)。ただし、中継端子台15は、中継端子台14が3極に構成されているのに対し、接地端子E用の極を含む4極に構成されている(図1)。
【0023】
保護ユニット12は、第2回線L2 の各相に対し、動作接点Fa 付きのヒューズFを直列に挿入して構成されている(図1、図4)。動作接点Fa 、Fa …は、アレスタユニット13の変流器CTの出力とともに、一括して表示ユニット16に引き出されている。
【0024】
負荷側端子Tu 、Tv 、Tw にコンピュータシステムのような電子機器を接続し、接地端子Eを接地した上、電源側端子Lu 、Lv 、Lw にたとえば3相200V電源を供給すると、第2回線L2 のアレスタユニット13内のアレスタA、A…は、第1回線L1 の直列避雷素子11、11…とともに、外部からの誘導雷、接地雷の双方に対し、電子機器を有効に保護することができる。一方、保護ユニット12のヒューズF、F…は、それぞれ対応する各相のアレスタAの過大な続流を自動遮断してアレスタAを保護することができ、このようにしてヒューズFが動作すると、動作接点Fa が閉じて表示ユニット16上にランプ表示することができる。また、アレスタA、A…のいずれかが劣化してリーク電流Ia が過大になると、変流器CTは、それを検出して表示ユニット16に報知する。そこで、表示ユニット16は、アレスタAの劣化としてランプ表示することができる。
【0025】
アレスタユニット13内のアレスタA、A…は、前後の中継端子台14、15の各極の止めねじ14eを十分に緩めて可動片14bを上方に移動させ、固定電極14a、14aを電気的に切り離すことにより、電源側端子Lu 、Lv 、Lw 、負荷側端子Tu 、Tv 、Tw 、接地端子Eから電気的に完全に切り離すことができる。そこで、各アレスタAは、この状態でメガーチェックし、その劣化を簡単に検出することができる。
【0026】
以上の説明において、図2の変流器CTは、各相のアレスタA、A…に共通に設けるに代えて、各アレスタAごとに設けてもよい。また、図4の動作接点Fa 、Fa …は、表示ユニット16に個別に引き出してもよい。このときの表示ユニット16は、各アレスタAの劣化や、各ヒューズFの動作を各相ごとに個別に表示し、または、適当な論理和回路を介し、これらを一括して表示することができる。また、図2において、各相のアレスタAは、必要十分なサージ耐量を確保するために、2以上を並列接続して使用してもよい。
【0027】
なお、この発明は、数10kVA ないし数100kVA クラスの大容量の電子機器の電源ラインに対して特に好適に使用することができる。ただし、この発明は、電源側端子Lu 、Lv 、Lw 、負荷側端子Tu 、Tv 、Tw を各2極とし、第1回線L1 、第2回線L2 にそれぞれ2個の直列避雷素子11、11、アレスタA、Aを設置することにより、2線式のディジタル信号またはアナログ信号伝送用の信号ライン用としても十分に使用可能である。なお、この場合の直列避雷素子11は、信号ライン上の信号に対して過大なインピーダンスを示すことがないような周波数特性に選定するものとする。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、第1回線の各相に直列に挿入する直列避雷素子と、第2回線の各相に設置するアレスタとを組み合わせることによって、直列避雷素子、アレスタは、誘導雷、接地雷の双方に対して有効である上、大形、大重量の耐雷トランスを全く使用しなくてよいから、小形軽量でありながら、必要十分な保護機能を容易に実現することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体構成ブロック系統図
【図2】図1の要部詳細図(1)
【図3】要部構成拡大断面図
【図4】図1の要部詳細図(2)
【符号の説明】
A…アレスタ
L1 …第1回線
L2 …第2回線
Lu 、Lv 、Lw …電源側端子
Tu 、Tv 、Tw …負荷側端子
Ia …リーク電流
11…直列避雷素子
12…保護ユニット
13…アレスタユニット
14、15…中継端子台
16…表示ユニット

Claims (5)

  1. 第1回線、第2回線を介して連結する電源側端子、負荷側端子と、前記第1回線の各相に直列に挿入する直列避雷素子と、前記第2回線に設置するアレスタユニットとを備えてなり、該アレスタユニットは、前記第2回線の各相と接地端子との間に接続する各相のアレスタを一体に収納することを特徴とする避雷装置。
  2. 前記各相のアレスタは、前記第2回線の各相に直列に挿入する一対の開閉形の中継端子台の中間に配置し、前記電源側端子、負荷側端子の双方から切離し可能であることを特徴とする請求項1記載の避雷装置。
  3. 前記第2回線には、前記各相のアレスタの過大な続流を自動遮断する保護ユニットを設置することを特徴とする請求項1または請求項2記載の避雷装置。
  4. 前記アレスタの過大なリーク電流を検出して表示する表示ユニットを設けることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか記載の避雷装置。
  5. 前記表示ユニットは、前記保護ユニットの動作を併せて表示することを特徴とする請求項4記載の避雷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018125934A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 ホシデン株式会社 無接点給電装置

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