JP2004064717A - VoIP電話装置 - Google Patents

VoIP電話装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004064717A
JP2004064717A JP2002245946A JP2002245946A JP2004064717A JP 2004064717 A JP2004064717 A JP 2004064717A JP 2002245946 A JP2002245946 A JP 2002245946A JP 2002245946 A JP2002245946 A JP 2002245946A JP 2004064717 A JP2004064717 A JP 2004064717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
telephone terminal
telephone
communication
traffic
main device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002245946A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Hagiwara
萩原 均
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakayo Telecommunications Inc
Original Assignee
Nakayo Telecommunications Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakayo Telecommunications Inc filed Critical Nakayo Telecommunications Inc
Priority to JP2002245946A priority Critical patent/JP2004064717A/ja
Publication of JP2004064717A publication Critical patent/JP2004064717A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】電話をかけたい通信路(方路)が使用可能な状態にあるか否かを確認できるVoIP電話装置を提供する。
【解決手段】電話端末2を収容する主装置1がLAN3経由でディジタル専用線またはIP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)の通信回線5を介して対向するVoIP電話装置において、対向する前記電話端末2間の待機時(エンド・ツウ・エンドの通信が行われていない状態)に、前記主装置1は対向する主装置1との間の通信路(方路)の輻輳状態を判定するとともに、その輻輳状態を前記電話端末2に通知し、前記電話端末2は通知された輻輳状態を表示する。
【選択図】     図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、対向装置との間でインターネットプロトコルにより音声通信を行うVoIP電話装置において、通信路のトラヒック監視を行うVoIP電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネット電話を利用した音声通信システムに関する従来技術として、例えば、特開平10−98548号公報には、インターネットサービスに関する技術が開示されており、インターネット内における送信パケットの送信タイムスタンプ及び受信タイムタイムスタンプ、返信パケットの送信タイムスタンプ及び受信タイムタイムスタンプより、通信路の遅延時間を測定し、遅延時間が一定値を越えた場合、通信路が輻輳状態にあると判断し、インターネット利用の電話は不可の旨を音声メッセージで発呼者に通知するものである。また、特開平11−308345号公報には、構内交換機を専用線トランク経由で収容してインターネット/イントラネットに接続するインターネットテレホフォニーサーバに関する技術が開示されており、定期的に通信相手等にpingフレームを送信して、応答がかえってくるまでの時間を観測し、通信路が輻輳状態にあると判断した場合、専用線トランクをビジー状態として、公衆電話網に迂回させるものである。さらに、従来は、装置で初期値として設定された固定の音声圧縮レートで通信を開始していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のインターネット電話を利用した音声通信システムでは、通信路が輻輳状態にある場合は、その通信路の使用を中止するものであり、インターネット電話を利用したい使用者から見れば、その後、その通信路が使用可能な状態になったのかどうかわからないという問題がある。すなわち、特開平10−98548号公報に開示された技術の場合は、「しばらくしてからお掛け直しください」等の音声メッセージを通知されても、使用者はいつ再発呼すれば良いのかわからない。また、特開平11−308345号公報に開示された技術の場合は、自動的にインターネット電話機能から通常の電話機能に切り替えるので、インターネット電話を利用したい使用者が通常の電話機能を利用してしまうという問題がある。さらに、従来は、装置で初期値として設定された固定の音声圧縮レートで通信を開始していたが、定額制の通信路の場合には、通信路のトラヒックが低い状態においては、音声圧縮レートを低くしてより良い音声品質の通話を提供したいという課題がある。
【0004】
上記課題に鑑み、本発明は、電話端末と主装置よりなるVoIP電話装置において、主装置間の通信路のトラヒック状態を電話端末に表示し、電話端末から発呼する前に、電話をかけたい通信路(方路)が使用可能な状態にあるか否かを確認できるVoIP電話装置を提供すること、ならびに、定額制の通信路において、通信路のトラヒックが低い状態の場合には、装置で初期値として設定された固定の音声圧縮レートで通信を開始せずに、初期値より音声圧縮レートを低くしてより良い音声品質の通話を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、電話端末を収容する主装置がLAN経由でディジタル専用線またはIP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)を介して対向するVoIP電話装置において、対向する前記電話端末間の待機時(エンド・ツウ・エンドの通信が行われていない状態)に、前記主装置は対向する主装置との間の通信路の輻輳状態を判定するとともに、その輻輳状態を前記電話端末に通知し、前記電話端末は通知された輻輳状態を表示するようにした。
【0006】
本発明は、上記VoIP電話装置において、前記輻輳状態を対向する主装置との間の通信路(方路)毎に前記電話端末に表示するようにした。
【0007】
本発明は、上記VoIP電話装置において、対向する前記電話端末間の通信中(エンド・ツウ・エンドの通信が行われている状態)にも、前記主装置は対向する主装置との間の通信路の輻輳状態を判定するとともに、その輻輳状態を前記電話端末に通知し、前記電話端末は通知された輻輳状態を表示するようにした。
【0008】
本発明は、上記VoIP電話装置において、前記輻輳状態が、低レベルである場合には、電話端末からの発呼時に予め初期値として定められている音声圧縮レートを前記初期値より低い圧縮レートで通信するようにした。
【0009】
【実施例】
以下、図1を用いて、本発明に係るVoIP電話装置を用いた通信システムの構成を説明する。図1に示すように、本発明に係る主装置1(1−1〜1−4)と電話端末2(2−1−1〜2−1−4と2−2−1〜2−2−4と2−3−1〜2−3−4及び2−4−1〜2−4−4)より成るVoIP電話装置は、複数の電話端末を収容する主装置間を、LAN3(3−1)、ルータ4(4−1)、通信回線5(5−1と5−2)、ルータ4(4−2と4−3)、LAN3(3−2と3−3)を介して接続して構成され、通信路を複数の通信呼で分割して使用している。なお、通信回線は、使用料金が定額であるディジタル専用線またはIP−VPNを使用している。また、対向する主装置間の通信路(以下、方路という)としては、図1は主装置1−1から見ると、3方路(方路1〜方路3)を有するシステム例を示している。さらに、各主装置1は電話端末2を便宜上4台づつ収容しているが、収容数は1台でもよい。
【0010】
次に、図2を用いて、本発明に係る主装置1のハードウェア構成を説明する。主装置1は、CPU101とプログラムメモリ102とデータメモリ103よりなり、IPパケットの組立/分解を行うとともに、装置各部を制御する主制御部10と、電話端末2に対してレイヤ1およびレイヤ2の制御、電話端末2の音声データ速度とハイウェイの音声データ速度の変換、および呼制御情報のレイヤ3および呼制御情報以外の情報メッセージである制御データの送受信を行う内線IF11(11−1〜11−4)と、音声データの圧縮(送信データ)及び伸長(受信データ)を行う音声圧縮/伸長部12と、IPパケットを送受信するためのLAN3とのインタフェースであるLAN−IF13を有して構成される。なお、ハイウェイは音声データが多重される。
【0011】
また、プログラムメモリ102には、通信時に対向する装置との間で行われる通信形式の決定に用いられる音声圧縮形式が記憶されている。例えば、音声圧縮形式はG.723.1(5.3kbps)とG.729A(8.0kbps)の2種類を有し、初期値はG.723.1(5.3kbps)に設定されている。
【0012】
次に、図3を用いて、主制御部10の機能構成を説明する。主制御部10は、トラヒックを監視するトラヒック監視部121と、通信を制御する通信制御部122と、H.323インターネット電話用プロトコルによるVoIP接続手順を管理するプロトコル管理部123と、TCP/IPパケットおよびUDP/IPパケットを組立/分解しIPパケット転送の状態を管理するIPパケットプロトコル制御部124と、内線IF11(11−1〜11−4)に対して発呼の起動/検出、終話の起動/検出、通信路のトラヒック状態等の情報メッセージの送受信を行う内線IF制御ドライバ部125と、音声圧縮/伸長部12に対して動作条件の設定、音声データの書込/読出を行う音声制御コマンド/イベント制御ドライバ部126と、LAN−1F13に対してデータの書込/読出を行うLANドライバ部127とを有して構成されている。
【0013】
次に、図4を用いて、本発明に係る電話端末2のハードウェア構成を説明する。電話端末2は、主装置1より送信されるレイヤ3の情報メッセージ(トラヒックレベルを通知する情報メッセージを含む)を検出し、発呼(オンフック)やダイヤルおよび切断(オンフック)等を検出し、各部を制御する制御部28と、主装置1との間で、レイヤ1およびレイヤ2を制御して音声データの送受信、およびレイヤ3の情報メッセージである制御データの送受信を行う回線インタフェース部25と、音声データのアナログ/ディジタル変換を行うCODEC24と、アナログ音声信号の2線/4線変換を行う通話回路と、接続シーケンスの進行状態を電話機の使用者に通知する可聴音を発生するトーン発生回路を有するアナログ回路部23と、送受話器であるハンドセット21と、着信時に着信音を報知するスピーカ22と、オフフック/オンフックを検出するフックスイッチ26と、ダイヤルキー等のキー操作部27と、後述する図9に示す方路の輻輳状態および発信、着信、ダイヤル番号等を表示する表示器29を有して構成される。
【0014】
次に、図5〜図6を用いて、トラヒック監視部121の動作を説明する。なお、トラヒック監視部121は、擬似音声データ生成手段と、受信した擬似音声パケットまたは音声パケットの到着時間間隔の標準偏差値を算出し記憶する、擬似音声/音声パケット到着時間間隔監視手段と、受信した擬似音声パケットまたは音声パケットの到着時間間隔の標準偏差値を擬似音声受信情報パケットまたは音声受信情報パケットとして、対向する主装置1へ送信するための送信情報データ生成手段と、対向する主装置1から送信されてくる擬似音声受信情報パケットまたは音声受信情報パケットより、到着時間間隔の標準偏差値を抽出し記憶する、受信情報データ解析手段と、輻輳状態を判定する輻輳状態判定手段とを有し、以下の動作で方路毎にトラヒックを監視している。
【0015】
トラヒック監視部121は、待機時(エンド・ツウ・エンドの通信が行われていない状態)においては、図5(a)に示すように、通信制御部122に対して、方路毎に対向する主装置1へトラヒック判定用の擬似音声パケット(UDPパケット)の送信を指示する。この擬似音声パケットの送信指示は、定時間間隔(例えば、30ms)毎に[N+1]回の送信(S201)を指示する。
【0016】
また、トラヒック監視部121は、待機状態において、トラヒックを監視するために、通信制御部122に対して、上述のトラヒック判定用の擬似音声パケット(UDPパケット)の[N+1]回の送信指示を定時間間隔(例えば、1分)毎に繰り返す。
【0017】
一方、トラヒック監視部121は、対向する主装置1から同様にして、送信されてくる擬似音声パケット(S201)を通信制御部122より[N+1]回受信する。
【0018】
また、トラヒック監視部121は、対向する主装置1と通信中(エンド・ツウ・エンドの通信が行われている状態)においては、図5(b)に示すように、通信制御部122に対して、トラヒック判定用の擬似音声パケット(UDPパケット)の送信を指示せずに、通信制御部122が送受信(S301)する音声パケット(UDPパケット)を利用する。すなわち、対向する主装置1から送信されてくる音声パケットを通信制御部122より[N+1]回受信する。なお、この[N+1]回の受信は、定時間間隔(例えば、1分)毎に繰り返す。
【0019】
また、対向する主装置1と複数の呼が通信中の状態においては、通信制御部122は、複数の呼の音声データを多重して1つの音声パケットとして送受信するため、複数の呼が通信中の状態であっても、1つの呼が通信中の状態と同様に、トラヒック監視部121は通信制御部122より[N+1]回の音声パケットを受信する。
【0020】
次に、図6を用いて、トラヒックの判定処理について説明する。まず、待機状態においては、対向する主装置1から送信されてくる擬似音声パケットの到着通知を通信制御部122より[N+1]回受信し、N回の擬似音声パケット到着時間間隔を算出して記録(S401)し、そのN回の擬似音声パケット到着時間間隔の標準偏差を算出(S402)し、受信側トラヒックレベルを判定(S403)する。
【0021】
受信側トラヒックレベルの判定は、判定のために記憶している基準値(t、tの2種類)と比較し、以下の判定を行う。
・受信側トラヒックレベル1……算出した標準偏差<t
・受信側トラヒックレベル2……t≦算出した標準偏差≦t
・受信側トラヒックレベル3……t<算出した標準偏差
【0022】
トラヒックレベルを判定すると、受信側トラヒックレベルの記録を更新(S404)し、判定した受信側トラヒックレベルを擬似音声受信情報パケットとして対向する主装置1に送信するための送信情報データを生成し、通信制御部122に対して、対向する主装置1へ擬似音声受信情報パケット(TCPパケット)の送信を指示(S405)する。この送信指示により、通信制御部122は、図5(a)に示すように、擬似音声受信情報パケットを対向する主装置1へ送信(S202)する。
【0023】
一方、対向する主装置1から同様にして、送信されてくる擬似音声受信情報パケット(TCPパケット)を通信制御部122より受信(S406)すると、トラヒックレベルを抽出(S407)し、送信側トラヒックレベルの記録を更新(S408)する。なお、図5(a)に示すように、通信制御部122は、対向する主装置1から送信されてくる擬似音声受信情報パケットを受信(S202)している。
【0024】
次に、受信側トラヒックレベルと送信側トラヒックレベルを比較(S409)し、トラヒックレベルの高い方を現在のトラヒックレベルと判定(S410)して、トラヒックレベルの記録を更新(S411)する。
【0025】
トラヒック監視部121は、待機状態において、上述したように、トラヒックレベルを定時間間隔(例えば、1分)毎に監視し、トラヒックレベルを記録・更新する。
【0026】
また、トラヒック監視部121は、対向する主装置1と通信中の状態においては、対向する主装置1から送信されてくる音声パケットの到着通知を通信制御部122より[N+1]回受信し、N回の音声パケット到着時間間隔を算出して記録(S401)し、そのN回の音声パケット到着時間間隔の標準偏差を算出(S402)し、受信側トラヒックレベルを同様に判定(S403)し、受信側トラヒックレベルの記録を更新(S404)し、判定した受信側トラヒックレベルを音声受信情報パケットとして対向する主装置1に送信するための送信情報データを生成し、通信制御部122に対して、対向する主装置1へ音声受信情報パケット(TCPパケット)の送信を指示(S405)する。この送信指示により、通信制御部122は、図5(b)に示すように、音声受信情報パケットを対向する主装置1へ送信(S302)する。一方、対向する主装置1から同様にして、送信されてくる擬似音声受信情報パケット(TCPパケット)を通信制御部122より受信(S406)すると、トラヒックレベルを抽出(S407)し、送信側トラヒックレベルの記録を更新(S408)する。なお、図5(b)に示すように、通信制御部122は、対向する主装置1から送信されてくる音声受信情報パケットを受信(S302)している。次に、受信側トラヒックレベルと送信側トラヒックレベルを比較(S409)し、トラヒックレベルの高い方を現在のトラヒックレベルと判定(S410)して、トラヒックレベルの記録を更新(S411)する。
【0027】
以上、トラヒックの判定処理は、待機状態においては擬似音声パケットを利用し、通信中においては音声パケットを利用するが、同様な処理方法としている。
【0028】
次に、図7〜図8を用いて、通信制御部122の動作を説明する。なお、通信制御部122は、発信/着信等の通信の接続手順および通信の音声圧縮レートを管理・制御するとともに、トラヒック監視部121が記録・更新したトラヒックレベルを定時間間隔(例えば、1分)毎に読み出して、読み出したトラヒックレベルを内線IF11(11−1〜11−4)を介して電話端末2に送信してトラヒック情報を伝達する。また、電話端末2が特定の方路に向けて発信起動した際にも、その方路のトラヒックレベルを読み出して、発信の可否判定をして接続処理をしている。
【0029】
図7〜図8を説明する前に、トラヒック監視に係る通信制御部122の動作を説明する。待機状態(エンド・ツウ・エンドの通信が行われていない状態)においては、前述したように、通信制御部122は、トラヒック監視部121の指示により、図5に示すように、方路毎に対向する主装置1へ定時間間隔(例えば、30ms)毎に[N+1]回の擬似音声パケット(UDPパケット)を送信し、この擬似音声パケットの[N+1]回の送信を定時間間隔(例えば、1分)毎に繰り返す。
【0030】
一方、通信制御部122は、対向する主装置1から同様にして、送信されてくる擬似音声パケットを[N+1]回受信し、受信した擬似音声パケットをトラヒック監視部121に伝達する。
【0031】
また、通信制御部122は、対向する主装置1と通信中の状態(エンド・ツウ・エンドの通信が行われている状態)においては、トラヒック判定用の擬似音声パケット(UDPパケット)は送信せずに、定時間間隔(例えば、1分)毎に連続して受信した[N+1]回の音声パケット(UDPパケット)をトラヒック監視部121に伝達する。
【0032】
また、通信制御部122は、対向する主装置1と複数の呼が通信中の状態においては、複数の呼の音声データを多重して1つの音声パケットとして送受信し、複数の呼が通信中の状態であっても、1つの呼が通信中の状態と同様に、[N+1]回の音声パケット(UDPパケット)をトラヒック監視部121に伝達する。
【0033】
また、通信制御部122は、トラヒック監視部121の指示により、受信側トラヒックレベルを対向する主装置1へ擬似音声受信情報パケット(TCPパケット)として送信する。
【0034】
一方、通信制御部122は、対向する主装置1から同様にして、送信されてくる擬似音声受信情報パケット(TCPパケット)をトラヒック監視部121伝達する。
【0035】
次に、図7を用いて、通信制御部122が電話端末2に方路毎のトラヒック情報メッセージを送信する動作について説明する。前述したように、通信制御部122は、待機状態および通信中の状態において、トラヒック監視部121が記録・更新したトラヒックレベルを定時間間隔(例えば、1分)毎に読み出して、読み出したトラヒックレベルを内線IF11(11−1〜11−4)を介して電話端末2に制御データとしてのトラヒック情報メッセージを送信しトラヒック情報を伝達する。本実施例では、主装置1と電話端末2との間は、2B(2×64Kbps)+D(16Kbps)のインタフェース構造で、制御データはDチャネルを使用した独自手順を採用している。
【0036】
次に、図8及び図9を用いて、本発明のVoIP電話装置の動作について説明する。前述した如く、図8(a)に示すように、待機状態において、主装置1と対向する主装置1は、擬似音声パケット及び擬似音声受信情報パケットを送受信(S201、S202)することにより方路のトラヒックを判定し、電話端末2へトラヒック情報を送信(S203a、S203b)し、電話端末2は、図9(a)に一例を示すように、方路毎のトラヒックレベルを表示器29に表示(S204a、S204b)している。
【0037】
図8(a)に示すように、発信側電話端末2は、発呼操作(オフフック)があると、発呼(オフフック)信号を主装置1に送信(S601)し、主装置1から発呼受付信号を受信(S602)すると、ハンドセット21にDT(ダイヤルトーン)を送出(S603)する。
【0038】
次に、発信側電話端末2より方路番号をダイヤルすると、発信側電話端末2は、方路番号信号を主装置1に送信(S604)する。主装置1は方路番号を受信し、その方路のトラヒックレベルをチェックして、トラヒックがレベル1またはレベル2のときは、接続可信号を発信側電話端末2に送信(S605)する。なお、接続可信号は2種類で、トラヒックレベル1の場合は接続可1信号を、トラヒックレベル2の場合は接続可2信号を送信する。発信側電話端末2は、接続可1信号を受信すると、SDT1(セカンドダイヤルトーン1)を、接続可2信号を受信すると、SDT2(セカンドダイヤルトーン2)をハンドセット21に送出(S606)する。続いて、発信側電話端末2より相手番号をダイヤルすると、発信側電話端末2は、相手番号信号を主装置1に送信(S607)する。このときに、発信側電話端末2は、図9(b)に一例を示すように、本実施例では、発信先方路のトラヒックレベルと発信先方路番号とダイヤルした番号を表示器29に表示し、他方路のトラヒックレベルは表示しないようにしている。また、発信先方路のトラヒックレベルはトラヒックの状態に応じて更新される。
【0039】
主装置1は相手番号を受信すると、着信側の主装置1に対して、H.225.0呼シグナリングチャネル開設信号を送信(S608)し、さらに、相手番号情報を含む呼設定信号を送信(S609)する。
【0040】
一方、着信側の主装置1は、呼設定信号を受信すると、着信側電話端末2に着信信号を送信(S610)して、着信側電話端末2を呼び出すとともに、発信側の主装置1に呼出信号を送信(S612)する。
【0041】
一方、着信側電話端末2は、着信信号を受信すると、スピーカ22より着信音を鳴動(S611)させる。
【0042】
発信側の主装置1は、呼出信号を受信すると、発信側電話端末2に呼出中信号を送信(S613)する。
【0043】
発信側電話端末2は、呼出中信号を受信すると、ハンドセットに呼出音を送出(S614)する。
【0044】
着信側電話端末2で応答すると、着信側電話端末2は、着信側の主装置1に応答信号を送信(S615)するとともに、通信中の状態となる。
【0045】
着信側の主装置1は、応答信号を受信すると、発信側の主装置1に応答信号を送信(S616)する。
【0046】
発信側の主装置1は、応答信号を受信すると、発信側電話端末2に応答信号を送信(S617)するとともに、着信側の主装置1にH.245制御チャネル開設信号を送信(S618)する。 発信側の主装置1と着信側の主装置1は、H.245制御チャネルでネゴシエーションを行い、能力情報交換(S619)とマスタ/スレーブ決定(S620)をして、論理チャネルを開設(S621)して、エンド・ツウ・エンドの通信中(S622)の状態となる。
【0047】
発信側電話端末2は、応答信号を受信すると、通信中の状態となる。
【0048】
通話が終了し、発信側電話端末2が切断(オンフック)される(S623)と、発信側の主装置1は、着信側の主装置1とネゴシエーションを行い、論理チャネル終結(S624)させ、セッション終了(S625)させると、着信側の主装置1にH.245制御チャネル解放信号を送信(S626)した後、解放完了信号を送信(S627)し、さらに、H.225.0呼シグナリングチャネル解放信号を送信(S629)して、待機状態となる。
【0049】
一方、着信側の主装置1は、解放完了信号を受信すると、着信側電話端末2に切断信号を送信(S628)し、H.225.0呼シグナリングチャネル解放信号を受信(S629)すると、待機状態となる。
【0050】
着信側電話端末2は、切断信号を受信(S628)すると、ハンドセットにBT(ビジートーン)を送出(S630)し、使用者が切断(オンフック)する(S631)ことにより、待機状態となる。
【0051】
なお、発信側電話端末2より方路番号をダイヤルしたときに、トラヒックがレベル3のときは、図8(b)に示すように、主装置1は接続不可信号を発信側電話端末2に送信(S651)する。このときは、発信側電話端末2は、図8(b)のように、BT(ビジートーン)を送出(S652)して、使用者に切断(オンフック)(S652)を促す。
【0052】
次に、図10を用いて、トラヒックがレベル1であるときには、発呼時に予め初期値として定められている音声圧縮レートを一段階下げた低圧縮レートで通信を行う、通信制御部122の通信制御フローを説明する。
【0053】
通信制御部122は、発信側電話端末2からの発呼(オフフック)を検出(S701)すると、発呼受付(S702)し、方路番号(特番)を受信(S703)すると、その方路のトラヒックレベルをチェック(S704)する。
【0054】
トラヒックレベルのチェック結果がレベル1(S705)であれば、発信側電話端末2へ接続可1信号を送信(S706)して発信起動(S707)し、相手番号(ダイヤル)受信(S708)すると、着信側の主装置1に対して、H.225.0呼シグナリングチャネル開設(S709)を行い、呼設定を送信(S710)する。
【0055】
着信側の主装置1より、呼出信号を受信(S711)すると、発信側電話端末2に呼出中信号を送信(S712)する。
【0056】
着信側の主装置1より、応答信号を受信(S713)すると、発信側電話端末2に応答信号を送信(S713)するとともに、着信側の主装置1との間でH.245制御チャネルを開設(S715)する。
【0057】
H.245制御チャネルで、着信側の主装置1と能力情報交換(S716)を行うときに、予め初期値として定められている音声圧縮レートより一段階下げた低圧縮レートでネゴシエーションを行い、音声圧縮レートを初期値より低い圧縮レートに設定する。
【0058】
さらに、マスタ/スレーブ決定(S717)を行い、論理チャネルを開設(S718)して、通信中(S719)の状態とする。
【0059】
発信側電話端末2から、切断(オンフック)(S720)があると、論理チャネルを終結(S721)し、セッションを終了(S722)し、H.245制御チャネルを解放(S723)し、解放完了を送信(S724)し、H.225.0呼シグナリングチャネルを解放(S725)して、待機状態となる。
【0060】
トラヒックレベルのチェック結果がレベル1(S705)でなく、レベル2(S731)の場合は、発信側電話端末2へ接続可2信号を送信(S732)する。その後、発信起動(S733)〜245制御チャネル開設(S741)までは、上述のトラヒックレベル1の場合の発信起動(S707)〜245制御チャネル開設(S715)に同じ動作となる。H.245制御チャネルで、着信側の主装置1と能力情報交換(S742)を行うときは、予め初期値として定められている音声圧縮レートでネゴシエーションを行い、音声圧縮レートを初期値に設定する。その後、マスタ/スレーブ決定(S717)〜245制御チャネル開設(S741)までは、上述のトラヒックレベル1の場合と同じ動作となる。
【0061】
また、トラヒックレベル・チェックの結果がレベル1(S705)でなく、レベル2(S731)でなく、レベル3の場合は、発信側電話端末2へ接続不可信号を送信(S751)し、発信側電話端末2の切断(オンフック)(S752)を検出すると、待機状態となる。
【0062】
なお、実施例では、輻輳状態の表示方法として、ディスプレイタイプとしたが、方路対応の表示方法としてランプを設け、ランプの色等でトラヒックレベルを表示可能なことは言うまでもない。
【0063】
【発明の効果】
本発明により、電話端末と主装置よりなるVoIP電話装置において、主装置間の方路のトラヒック状態を電話端末に表示するため、電話端末から発呼する前に電話をかけたい方路が使用可能な状態にあるか否かを確認できるので、発呼してみて、はじめて使用できないという無効呼を防ぐことができるとともに、通信中にトラヒックが輻輳し、通話を断念した場合にも、再発呼して良いかどうかをいつでも知ることが可能となる。
【0064】
また、方路毎にトラヒック状態を電話端末に表示するため、方路毎に用件がある場合には、トラヒックの低い方路を優先して使用することが可能となる。
【0065】
さらに、発呼先の方路のトラヒックが低い状態の場合には、装置の初期値として設定された固定の音声圧縮レートより低い音声圧縮レートで接続するので、より良い音声品質の通話をすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るVoIP電話装置を用いた通信システムの構成を説明する図である。
【図2】本発明に係る主装置のハードウェア構成を説明するブロック図である。
【図3】本発明に係る主装置の主制御部のソフトウェア構成を説明するブロック図である。
【図4】本発明に係る電話端末のハードウェア構成を説明するブロック図である。
【図5】本発明に係るトラヒック監視方法を説明するシーケンス図である。
【図6】本発明に係るトラヒック判定方法を説明するフローチャートである。
【図7】本発明に係るトラヒック監視方法を説明するフローチャートである。
【図8】本発明に係るVoIP電話装置の動作を説明するシーケンス図である。
【図9】本発明に係る電話端末におけるトラヒックレベル表示の一例を説明する図である。
【図10】本発明に係る音声圧縮レートの設定方法を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 主装置
2 電話端末
3 LAN
4 ルータ
5 通信回線
10 主制御部
11 内線IF
12 音声圧縮/伸長部
13 LAN−IF
21 ハンドセット
22 スピーカ
23 アナログ回路部
24 CODEC
25 回線インタフェース部
26 フックスイッチ
27 キー操作部
28 制御部
29 表示器
101 CPU
102 プログラムメモリ
103 データメモリ
121 トラヒック監視部
122 通信制御部
123 プロトコル管理部
124 IPパケットプロトコル制御部
125 内線IF制御ドライバ
126 音声制御コマンド/イベント制御ドライバ
127 LANドライバ

Claims (4)

  1. 電話端末を収容する主装置がLAN経由でディジタル専用線またはIP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)を介して対向するVoIP電話装置において、対向する前記電話端末間の待機時に、前記主装置は対向する主装置との間の通信路の輻輳状態を判定する手段と、その輻輳状態を前記電話端末に通知し、前記電話端末は通知された輻輳状態を表示する手段を有することを特徴とするVoIP電話装置。
  2. 前記輻輳状態を対向する主装置との間の通信路毎に前記電話端末に表示する手段を有することを特徴とする請求項1記載のVoIP電話装置。
  3. 対向する前記電話端末間の通信中に、前記主装置は対向する主装置との間の通信路の輻輳状態を判定する手段と、その輻輳状態を前記電話端末に通知し、前記電話端末は通知された輻輳状態を表示する手段を有することを特徴とする請求項1記載のVoIP電話装置。
  4. 前記輻輳状態が、低レベルである場合には、電話端末からの発呼時に予め初期値として定められている音声圧縮レートを前記初期値より低い圧縮レートで通信する手段を有することを特徴とする請求項1記載のVoIP電話装置。
JP2002245946A 2002-07-24 2002-07-24 VoIP電話装置 Pending JP2004064717A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002245946A JP2004064717A (ja) 2002-07-24 2002-07-24 VoIP電話装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002245946A JP2004064717A (ja) 2002-07-24 2002-07-24 VoIP電話装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004064717A true JP2004064717A (ja) 2004-02-26

Family

ID=31944213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002245946A Pending JP2004064717A (ja) 2002-07-24 2002-07-24 VoIP電話装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004064717A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010098775A (ja) * 2010-02-02 2010-04-30 Oki Electric Ind Co Ltd コーデック変換装置
JP2011522458A (ja) * 2008-04-28 2011-07-28 ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニー 通信ネットワーク
JP2014068248A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Nec Engineering Ltd Ip−pbxにおける回線全話中状態からの発信方法、通信システム、及びプログラム
JP2017156949A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 三菱重工業株式会社 プラント監視システムおよび監視方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011522458A (ja) * 2008-04-28 2011-07-28 ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニー 通信ネットワーク
JP2010098775A (ja) * 2010-02-02 2010-04-30 Oki Electric Ind Co Ltd コーデック変換装置
JP2014068248A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Nec Engineering Ltd Ip−pbxにおける回線全話中状態からの発信方法、通信システム、及びプログラム
JP2017156949A (ja) * 2016-03-01 2017-09-07 三菱重工業株式会社 プラント監視システムおよび監視方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2003242001B2 (en) Terminal connection device, connection control device, and multi-function telephone terminal
JP2002506322A (ja) パケットデータに基づくエージェント相互接続を有する自動着信分配装置
JP2001144854A (ja) Ip網を経由する電話接続方法及び電話接続装置
JP2003324525A (ja) ホームネットワーク電話に関する仮想多重回線システムとその方法
JP3873048B2 (ja) リングバックトーン伝送方法、端末機、リングバックトーン生成方法、およびリングバックトーンを生成するためのシステム
JP2006121534A (ja) 管理サーバ及び移動端末
JP3680772B2 (ja) 音声コーデック指定方式
JP2003264646A (ja) 通信システムおよび通信制御装置
KR100552514B1 (ko) 공중 전화망 백업 기능을 가진 브이 오 아이 피단말에서의 호 대기 서비스 방법 및 그 장치
JP3144546B2 (ja) ネットワークと構内ネットワーク
JP2004120715A (ja) Ip電話システム、電話端末およびネットワーク間中継交換装置
JPH11331371A (ja) Lan電話端末を接続する交換機およびその接続方法
WO1999048321A1 (en) Communication system having a limited number of communication channels
JP2004064717A (ja) VoIP電話装置
EP1519548A1 (en) Notification to the calling party when the called party becomes available
JP3623669B2 (ja) ネットワーク間接続システム、ゲートウェイ装置、ゲートウェイ間接続方法及び記録媒体
JP4135466B2 (ja) 通信システム
JP2000286952A (ja) 多チャンネルフックスイッチが装着のインターネット電話装置およびインターネット電話通話方法
JP2000184411A (ja) 交換機及び交換機制御プログラムを記録した記録媒体
JP2809312B2 (ja) 通信システム
JP2012205223A (ja) 通信装置
JP4906823B2 (ja) 呼制御方法、通信システムおよび情報処理装置
KR20030052759A (ko) 브이오아이피 호 처리 장치 및 방법
JP3112860B2 (ja) 網間接続装置
JP4301930B2 (ja) インターネット電話の端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060817

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061206