JP2004064397A - 環状平面アンテナ - Google Patents

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Shigeo Kawasaki
川▲崎▼ 繁男
Kazuhisa Iwasaki
岩崎 和久
Hideki Urabe
浦邊 秀樹
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Abstract

【課題】環状平面アンテナにおいて、一般的な回路基板の製作手法により小型で廉価に且つ簡単に製造でき、また給電線や他の高周波部品との接続が容易になるようにする。
【解決手段】誘電体基板1上に、銅箔等の導電材料により環状アンテナ素子2を平面状にパターン形成し、接地板との短絡部3の壁面5及び給電点4の給電部をスルーホールメッキにより形成する。そして、裏面でセミリジッドケーブル等の給電線7を接続する。また、環状アンテナ素子2の形状を必要に応じて例えば矩形にしたり、給電点4も別に設けて円偏波アンテナにも対応できるようにする。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高周波信号を受信、送信するための環状平面アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
衛星通信や携帯電話などの各種電子機器においては高周波信号の送受信が行われており、この高周波信号を放射させるアンテナの一つに環状アンテナがある。この環状アンテナは、その構造から一般的なパッチアンテナより利得が大きいことが知られている。
【0003】
図7はこのような環状アンテナの一般的な構造を示す図であり、(a)は平面図、(b)はそのC−C′線断面図である。同図において、11は空気もしくは誘電体層で、その表面に環状アンテナ素子12が設けられている。13はその裏側の接地板(GND)、14は環状アンテナ素子12の給電点、15は給電点14に接続されたセミリジッド等の給電線である。
【0004】
上記の環状アンテナは、導体金属による平板リング状のアンテナであり、内周部が接地板13と短絡されている構造である。平板リング状の形状としては、円形、四角形、多角形などがある。
【0005】
また、給電点14は内周部と外周部の間で給電線15とインピーダンス整合の取れる場所(位置)にある。そして、偏波は垂直偏波であるが、位相差を持たせた2点給電により円偏波も可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような従来の環状アンテナにあっては、構造が立体的で大きくなってしまい、また立体的構造であるために、環状アンテナ素子と接地板との短絡接続において溶接などの工程があり、製作工程が複雑になるという問題点があった。
【0007】
また、給電線との接続方法がセミリジッドケーブルなどの給電線を直接接続する方法となり、スペース等が必要で、大型なものとなってしまうという問題点があった。
【0008】
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、小型で廉価にかつ簡単に製造でき、また給電線や他の高周波部品との接続が容易な環状平面アンテナを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る環状平面アンテナは、次のように構成したものである。
【0010】
(1)誘電体基板上に、導電材料により平面状で且つ環状にアンテナ素子をパターン形成した。
【0011】
(2)上記(1)において、アンテナ素子と接地導体との間をスルーホールメッキにより接続した。
【0012】
(3)上記(1)または(2)において、アンテナ素子の給電部をスルーホールによって形成し、誘電体基板のアンテナ素子と反対側に給電線を接続した。
【0013】
(4)上記(1)または(2)において、複数の誘電体基板を貼り合わせて多層構造に形成した。
【0014】
(5)上記(4)において、多層構造の給電点をスルーホールで接続し、アンテナ素子と反対側に給電線を接続した。
【0015】
(6)上記(2)または(3)において、アンテナ素子のスルーホール部を接地導体で塞いで短絡させた。
【0016】
(7)上記(4)ないし(6)何れかにおいて、アンテナ素子とその反対側の高周波伝送線路とをスルーホールで接続した。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明は高周波信号を送受信するための環状平面アンテナに係るものであり、ここで高周波信号とは、正弦波や矩形波、変調された信号など、周波数成分を持った信号すべてを意味する。また、高周波信号のうちマイクロ波帯信号は、周波数がおおむね1GHz〜10GHzの信号を意味し、準ミリ波帯信号は、おおむね10GHz〜30GHzの信号、ミリ波帯信号は、おおむね30GHz〜300GHzの信号をそれぞれ意味する。
【0018】
そして、高周波伝送線路とは、上記のマイクロ波帯信号、準ミリ波帯信号及びミリ波帯信号を伝播することができる伝送線路を意味する。これらの高周波信号を放射させるアンテナとして、環状平面アンテナがあり、以下、本発明の実施例を図面について説明する。
【0019】
図1は本発明の第1の実施例の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)はそのA−A′線断面図である。同図において、1は誘電体基板、2はこの基板上の環状アンテナ素子で、導電材料により平面状で且つ環状にパターン形成されている。3は接地板との短絡部(スルーホール)、4はスルーホールによって形成された給電部の給電点、5はスルーホールメッキにより形成された上記短絡部3の短絡壁面、6は接地板の接地面、7は給電点4と接続された環状アンテナ素子2と反対側の給電線である。
【0020】
上記の環状平面アンテナは、誘電体基板上に環状アンテナ部を銅箔等の導電パターンによって形成し、下部の接地板(GND)との短絡接続は穴の壁面5をスルーホールメッキで形成している。また、給電部もスルーホールメッキによって形成しており、セミリジッドケーブル等による裏面からの給電が容易となる。
【0021】
このため、一般的な回路基板の製作手法により環状平面アンテナを実現でき、小型で廉価に且つ簡単に製造することができ、また給電線や他の高周波部品との接続が容易となる。
【0022】
図2は本発明の第2の実施例の構成を示す図であり、(a)は平面図、(b)はそのB−B′線断面図である。同図において、1〜7は図1と同一構成要素を示し、8は裏側の誘電体基板を示している。
【0023】
本実施例の環状平面アンテナは、複数(ここでは2枚)の誘電体基板を貼り合わせて多層構造にしたものである。
【0024】
すなわち、環状アンテナ素子2を形成した両面基板である誘電体基板1と、給電部を形成した同じく両面基板である誘電体基板8を張り合わせることにより、接地面6を中間層に形成する。この接地面6を中間層に形成することにより、環状アンテナ素子2のスルーホール穴(短絡壁面5)を接地面で塞ぐことができ、裏面への不要な放射をなくすことができる。
【0025】
また、接地面6を中間層に形成することにより、環状アンテナ素子2の接地板との短絡部3の接触面積を大きくとることができ、接地面6へのインピーダンスを下げることができる。
【0026】
また、接地面6を中間層に形成することにより、裏面において回路パターンを形成することができ、更に、給電点4をスルーホールにすることによって、セミリッジドケーブルなどの給電線7を容易に接続することができる。
【0027】
このように、環状平面アンテナを多層構造にすることによって、裏面に高周波伝送線路を採用でき、他の高周波部品との接続が容易となる。
【0028】
図3は本発明の第3の実施例の構成を示す断面図である。本実施例は、給電部への接続部9を高周波伝送線路の一つであるマイクロストリップ線路で形成したものである。図示のように、多層構造とすることによって裏面に高周波伝送線路を形成することができ、他の高周波回路との接続が容易となる。
【0029】
図4は本発明の第4の実施例の構成を示す平面図である。上述の各実施例では環状アンテナ素子2の形状を円形としたが、本実施例では環状アンテナ素子2の形状を四角形(ここでは正方形)としている。
【0030】
このように、環状アンテナ素子2をパターンとして形成できるので、環状アンテナ素子2の形状は円形だけでなく、複雑な形にも容易に対応でき、矩形や多角形とすることもできる。
【0031】
図5は本発明の第5の実施例の構成を示す平面図である。本実施例は、図4の実施例の構造において、環状アンテナ素子2の給電点4を2箇所に設けたものである。このように、給電点4を二つにすることによって、偏波面を円偏波とすることができる。
【0032】
図6は本発明の第6の実施例の構成を示す平面図である。本実施例は、四角形の環状アンテナ素子2廼相対向する角部に切り欠き10を設けたものである。このように、環状アンテナ素子2の一部を切り欠くことによって縮退を起こさせることができ、偏波面を円偏波とすることができる。
【0033】
以上、本発明の各実施例について述べたが、何れの実施例においても前述のように一般的な回路基板の製作手法により環状平面アンテナを実現でき、小型で廉価に且つ簡単に製造することができ、また給電線や他の高周波部品との接続が容易である。
【0034】
すなわち、本発明では一般的なマイクロストリップ構造のパッチアンテナより利得の大きい環状アンテナを誘電体基板上に平面アンテナとして実現でき、エッチングなどによる一般的なプリント基板を製造する方法で環状アンテナを実現できるので、小型且つ簡単に、また廉価に製造できる。
【0035】
環状アンテナは3次元構造をとるため、加工及び組立て精度が良くないが、本発明によってプリント基板上のパターンとして製造できるので、エッチングによるパターニング加工と同等の精度が得られる。
【0036】
また、環状平面アンテナの給電点を一般的なプリント基板で用いられるスルーホールで形成するので、セミリッジドケーブルなどの給電線や他の高周波部品との接続が容易となる。更に、2点給電式の円偏波アンテナもスルーホールを形成することにより、容易に実現できる。
【0037】
なお、本発明は、GPS、VICS、ETC、デジタル衛星放送など、高周波信号を受信、送信する機器のアンテナ、また、高利得が必要な衛星通信を利用した送受信機のアンテナ、小型移動体通信機(携帯電話、PHS、トランシーバーなど)のアンテナとして広く利用することができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、一般的な回路基板の製作手法により小型で廉価に且つ簡単に製造でき、また給電線や他の高周波部品との接続が容易な環状平面アンテナを実現することができる。
【0039】
環状アンテナは3次元構造をとるため、加工及び組立て精度が良くないが、本発明によってプリント基板上のパターンとして製造できるので、エッチングによるパターニング加工と同等の精度が得られる。
【0040】
また、多層構造にすることによって、裏面に高周波伝送線路を採用でき、他の高周波部品との接続が容易となる。アンテナの形状も、パターニング形成によるので、複雑な形状にも容易に対応できる。
【0041】
また、環状平面アンテナの給電点を一般的なプリント基板で用いられるスルーホールで形成するので、セミリッジドケーブルなどの給電線や他の高周波部品との接続が容易となる。更に、2点給電式の円偏波アンテナもスルーホールを形成することにより、容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す図
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示す図
【図3】本発明の第3の実施例の構成を示す断面図
【図4】本発明の第4の実施例の構成を示す平面図
【図5】本発明の第5の実施例の構成を示す平面図
【図6】本発明の第6の実施例の構成を示す平面図
【図7】従来例の構成を示す図
【符号の説明】
1 誘電体基板
2 環状アンテナ素子
3 短絡部
4 給電点
5 短絡壁面
6 接地面
7 給電線
8 誘電体基板
9 接続部
10 切り欠き

Claims (7)

  1. 誘電体基板上に、導電材料により平面状で且つ環状にアンテナ素子をパターン形成したことを特徴とする環状平面アンテナ。
  2. アンテナ素子と接地導体との間をスルーホールメッキにより接続したことを特徴とする請求項1に記載の環状平面アンテナ。
  3. アンテナ素子の給電部をスルーホールによって形成し、誘電体基板のアンテナ素子と反対側に給電線を接続したことを特徴とする請求項1または2に記載の環状平面アンテナ。
  4. 複数の誘電体基板を貼り合わせて多層構造に形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の環状平面アンテナ。
  5. 多層構造の給電点をスルーホールで接続し、アンテナ素子と反対側に給電線を接続したことを特徴とする請求項4に記載の環状平面アンテナ。
  6. アンテナ素子のスルーホール部を接地導体で塞いで短絡させたことを特徴とする請求項2または3に記載の環状平面アンテナ。
  7. アンテナ素子とその反対側の高周波伝送線路とをスルーホールで接続したことを特徴とする請求項4ないし6何れかに記載の環状平面アンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014022925A (ja) * 2012-07-18 2014-02-03 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置およびアレーアンテナ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014022925A (ja) * 2012-07-18 2014-02-03 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置およびアレーアンテナ装置

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