JP2004063704A - 熱圧着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒータから熱圧着部への熱伝達効率を高め、電力の消費量を低減させること。
【解決手段】基板2を載置する受け台3と、前記受け台3に載置された基板2に電子部品1を圧着する熱圧着ツールと、前記熱圧着ツールを加熱するヒータ8aとを具備する熱圧着装置において、前記熱圧着ツール表面における一部または全部を覆うように配置された断熱部材16を有したものである。断熱部材16としてはマイカ−ガラス結合体、表面を鏡面状態に研磨した板状部材等を用いている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板に電子部品を熱圧着する熱圧着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子部品を基板に熱圧着する熱圧着装置の一つとして、液晶ディスプレイパネルに代表されるフラットパネルディスプレイを製造する過程で、セルと称されるガラス基板に異方性導電膜(ACF:Anisotropic Conductive Film)を介して電子部品を圧着する熱圧着装置が知られている。なお、電子部品としては、いわゆるTAB(Tape Automated Bonding)部品が一般に使用される。
【0003】
以下にこの熱圧着装置について、図14を用いて説明する。図14は従来の熱圧着装置を示す一部切り欠き断面側面図である。
【0004】
図に示す熱圧着装置によれば、まず、受け台3上に不図示のステージに保持されたガラス製の基板2の縁部が載置され支持される。この基板2の縁部に形成された電極面には、複数個の電子部品1が、異方性導電膜4を介して予め仮圧着されている。
【0005】
この受け台3の上方には、シリンダ機構5により上下(矢印Z)方向に昇降自在な熱圧着ヘッド50が設けられ、この熱圧着ヘッド50がシリンダ機構5によって下降させられることにより、その下端部に設けられたツール本体9の熱圧着部9aが電子部品1に当接されて、基板2に電子部品1が熱圧着される。ここで、熱圧着ヘッド50は、シリンダ機構5に取り付けられた基準ブロック6と、この基準ブロック6に複数のボルト7で取り付けられ、ヒータ8aを内蔵したヒータブロック8と、このヒータブロック8に取り付けられたツール本体9とを有してなり、ヒータブロック8とツール本体9とで熱圧着ツールを構成する。
【0006】
そして、ツール本体9はヒータ8aにより熱圧着に必要な温度、例えば200〜500℃程度に加熱される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のような熱圧着ヘッド50によれば、電子部品1を圧着するツール本体9の熱圧着部9aの温度を、熱圧着に必要な温度、例えば200℃に設定するためには、このツール本体9を加熱するヒータ8aの温度は熱圧着部9aの設定温度よりも200℃程度高い温度に設定する必要がある。これは、ヒータ8aからの熱エネルギーがヒータブロック8やツール本体9の表面から熱放射によって放出されるためである。このように、上記の熱圧着ヘッド50は、ヒータ8aからツール本体9の熱圧着部9aへの熱伝達の効率が悪く、多くの電力を消費してしまうため改善が望まれていた。
【0008】
そこで、本発明は、ヒータから熱圧着部への熱伝達効率を高め、電力の消費量を低減させることができる熱圧着装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、基板を支持する受け台と、この受け台に対向して位置する熱圧着部を有し前記受け台に支持された基板に電子部品を圧着する熱圧着ツールと、前記熱圧着ツールを加熱するヒータと、を具備する熱圧着装置において、前記熱圧着ツールの表面における一部または全部を覆うように配置された断熱部材を有することを特徴とする。
【0010】
第2の発明は、基板を支持する受け台と、この受け台に対向して位置する熱圧着部を有し前記受け台に支持された基板に電子部品を圧着する熱圧着ツールと、前記熱圧着ツールを加熱するヒータと、を具備する熱圧着装置において、前記熱圧着ツールは、その表面における一部または全体が鏡面状態に形成されたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を、図1乃至図3を用いて説明する。図1は本発明に係る熱圧着装置の一実施の形態を示す一部切り欠き断面側面図、図2は図1に示す熱圧着ヘッドの正面図、図3は図2のB−B線矢視断面側面図である。なお、図1乃至図3において、図14に示した従来の構成と同一構成には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
【0012】
図において、熱圧着ヘッド50は、シリンダ機構5に取り付けられた基準ブロック6と、この基準ブロック6に複数のボルト7で取り付けられヒータ8aを内蔵したヒータブロック8と、このヒータブロック8に取り付けられたツール本体9と、ヒータブロック8およびツール本体9の表面を覆うように配置された断熱部材16からなる。ここで、ヒータブロック8とツール本体9とで熱圧着ツールを構成する。
【0013】
この断熱部材16は、ヒータブロック8とツール本体9の表面における電子部品1と当接する熱圧着部9aを除いた一部分(熱圧着装置における基板2が配置される側)を覆うように、全面で接触させて、不図示のネジにて取り付けられる。
【0014】
ここで断熱部材16は、ヒータブロック8およびツール本体9よりも熱伝導率が低い値のものとし、特に熱不良導体が好ましい。たとえば、熱不良導体の例としてマイカ−ガラス結合体が考えられるが、マイカ−ガラス結合体はその熱伝導率が一般に1.42W/m・K程度と言われており、ヒータブロック8やツール本体9の材料として一般的な鉄の熱伝導率:約75W/m・Kに比べて極めて小さく、断熱部材16として好適である。
【0015】
このように、ヒータブロック8とツール本体9(熱圧着ツール)の表面における熱圧着部9aを除いた一部分に、熱圧着ツールの熱伝導率よりも小さい熱伝導率を有する断熱部材16を配置することにより、この断熱部材16によって覆われた熱圧着ツールの表面からは熱が放出され難くなり、熱圧着ツールからの熱の放出を低減させることができ、ヒータ8aから熱圧着部9aへの熱伝達効率を向上させることができる。したがって、ツール本体9の熱圧着部9aの温度を予定された温度に保つためのヒータ8aの設定温度を従来に比べ低く設定することができ、この結果、電力の消費量を低減させることができる。
【0016】
たとえば、上述のマイカ−ガラス結合体を選定した場合、熱圧着部9aの温度を200℃に加熱するためのヒータ8aの設定温度を従来に比べ20〜25℃低下させることができた。
【0017】
また、上述により、ヒータ8aの設定温度を低下させることができることから、熱圧着ツールから周囲へ放出される熱の温度を低下させる効果を有する。しかも、断熱部材16が配置された熱圧着ツールの基板2側では、熱圧着ツールの熱が断熱部材16の外側に伝わり難く、基板2側に放出される熱の温度をより一層低減させることができる。この結果、電子部品1を基板2に熱圧着する際に、基板2の表面に設けられた偏向板や基板2に封入された液晶が必要以上に加熱されることが防止でき、これらが熱の影響を受けて変質や変形を起こすなどの熱的影響を低減させることができる効果を有する。
【0018】
次に、第2の実施の形態について図4および図5を用いて説明する。図4は本発明に係る熱圧着装置に用いられる熱圧着ヘッドの第2の実施の形態を示す正面図、図5は図4のC−C線矢視断面側面図である。
【0019】
第2の実施の形態は、第1の実施の形態において、ヒータブロック8とツール本体9(熱圧着ツール)の表面における熱圧着部9aを除いた一部分にのみ設けていた断熱部材16を、熱圧着ツール表面における熱圧着部9aを除いた全体に配置したものある。
【0020】
このように本実施の形態によれば、断熱部材16を、熱圧着ツールにおける熱圧着部9aを除いた表面全体に配置したので、第1の実施の形態よりさらに効率よく熱圧着ツールの表面からの熱の放出を低減させることができ、さらなる電力消費量の低減を図ることができる。たとえば、断熱部材16として第1の実施の形態と同様にマイカ−ガラス結合体を選定した場合、熱圧着部9aの温度を200℃に設定するためのヒータ8aの設定温度を従来に比べて約50℃低下させることができた。
【0021】
また、上述により、ヒータ8aの設定温度が低くでき、しかも、基板2側への熱の伝達は断熱部材16によって抑制され、基板側に放出される熱の温度を低減させることができるので、第1の実施の形態と同様に、基板2の偏向板や基板2に封入された液晶に対する熱的影響を低減させることができる。
【0022】
次に、第3の実施の形態について図6および図7を用いて説明する。図6は本発明に係る熱圧着装置に用いられる熱圧着ヘッドの第3の実施の形態を示す正面図、図7は図6のD−D線矢視断面側面図である。
【0023】
第3の実施の形態は、第1の実施の形態において、ヒータブロック8およびツール本体9(熱圧着ツール)の表面に接触させて配置していた断熱部材16を、熱圧着ツールの表面との間に隙間を設けて配置したものである。
【0024】
このように構成することで、断熱部材16と熱圧着ツールとの間に存在する隙間すなわち空気層と、断熱部材16とにより、熱圧着ツールの表面からの熱の放出を低減させることができ、その結果、ヒータ8aから熱圧着部9aへの熱伝達効率を高めることができる。
【0025】
つまり、熱圧着ツールと断熱部材16との間に空気層を設けることによって、熱圧着ツールの表面に断熱部材16を接触させた場合に比べて、空気の有する断熱効果により、熱圧着ツールから断熱部材16への熱の伝達を抑制することができる。その一方で、空気層中に放出された熱は断熱部材16によって周囲に発散されることが妨げられるので、熱圧着ツール表面からの熱の放出は第1の実施の形態と同様に抑制される。
【0026】
したがって、熱圧着部9aの温度を設定温度に保つためのヒータ8aの設定温度を従来に比べ低い温度に設定することができ、電力の消費量を低減させることができる。なおここで、熱圧着ツールと断熱部材16との間の空気が外部に放出されることを極力防止するためには、断熱部材16にて熱圧着ツールとの間に密閉空間を形成することが好ましい。
【0027】
また、上述により、ヒータ8aの設定温度が低くできることに加え、断熱部材16を熱圧着装置における基板2が配置される側に設け、しかも断熱部材16と熱圧着ツールとの間には隙間を設けたことにより、基板2側への熱の伝達は断熱部材16のみならず空気層によっても抑制されるので、第1の実施の形態に比べて基板側に放出される熱の温度をより効果的に低減させることができ、基板2の偏向板や基板2に封入された液晶に対する熱的影響をより一層低減させることができる。
【0028】
次に、第4の実施の形態について図8および図9を用いて説明する。図8は本発明に係る熱圧着装置に用いられる熱圧着ヘッドの第4の実施の形態を示す正面図、図9は図8のE−E線矢視断面側面図である。
【0029】
第4の実施の形態は、第3の実施の形態において、ヒータブロック8とツール本体9(熱圧着ツール)の表面における熱圧着部9aを除いた一部分にのみ対応させて設けていた断熱部材16を、熱圧着ツール表面における熱圧着部9aを除いた全体に配置したものある。
【0030】
本実施の形態によれば、断熱部材16を、熱圧着ツールの表面における熱圧着部9aを除いた全体を覆うように隙間を設けて配置したので、熱圧着ツールの表面における熱圧着部9aを除いた一部を覆うように隙間を設けて配置した第3の実施の形態に比べ、熱圧着ツールの表面からの熱の放出をさらに効率よく低減させることができ、ヒータ8aから熱圧着部9aへの熱伝達効率を一層向上させることができ、さらなる電力消費量の低減を図ることができる。
【0031】
また、上述により、ヒータ8aの設定温度が低くでき、しかも、基板2側への熱の伝達は断熱部材16によって抑制され、基板側に放出される熱の温度を低減させることができるので、第3の実施の形態と同様に、基板2の偏向板や基板2に封入された液晶に対する熱的影響を低減させることができる。
【0032】
次に、第5の実施の形態について説明する。
【0033】
第5の実施の形態は、第1の実施の形態において、熱不良導体等の熱圧着ツールよりも熱伝導率が小さい材料にて形成していた断熱部材16を、たとえば熱圧着ツールと同質の板状の金属材料にて形成し、図3に示すように、熱圧着ツールとの対向面とは反対側の外側表面16aを鏡面状態の研磨面に形成したものである。
【0034】
ここで、一般に物体表面の熱の放射率は、その表面を研磨し鏡面状態とした場合と粗面の場合とでは、鏡面状態とした場合の方が小さい値を示すことが知られている。
【0035】
すなわち、本実施の形態において、断熱部材16は、熱伝導率が必ずしも熱圧着ツールよりも小さい材料で形成する必要は無く、外側表面16aを鏡面状態の研磨面とすることで、熱の放出を抑制し、これにより、熱圧着ツールからの熱の放出を低減させるのである。
【0036】
したがって、本実施の形態のように、断熱部材16の外側表面16aを鏡面状態とすることで、断熱部材16に対応する熱圧着ツール表面からの熱の放出が低減され、熱圧着ツール表面からの熱放射に起因する熱の損失を減少させることができるので、ヒータ8aから熱圧着部9aへの熱伝達効率を高めることができる。この結果、ヒータ8aの設定温度を低く設定することができ、電力消費量の低減を図ることができる。
【0037】
また、ヒータ8aの設定温度が低くでき、しかも、熱圧着ツールからの熱の放出は断熱部材16によって抑制されるので、第1の実施の形態と同様に、基板2の偏向板や基板2に封入された液晶に対する熱的影響を低減させることができる。
【0038】
ここで、断熱部材16の表面は鏡面状態であればメッキや蒸着膜でも同様の効果を得ることが可能である。
【0039】
また、断熱部材16にヒータブロック8やツール本体9の材料として一般的な鉄よりも熱伝導率が小さい材料、たとえば、ステンレス材、或いはマイカ−ガラス結合体やセラミックス材料等の熱不良導体を選定すれば、さらに熱伝達効率を高めることができる。
【0040】
次に、第6の実施の形態について説明する。
【0041】
第6の実施の形態は、第5の実施の形態において、ヒータブロック8とツール本体9(熱圧着ツール)の表面における電子部品1と当接する熱圧着部9aを除いた一部分(熱圧着装置における基板2が配置される側)にのみ対応させて配置していた断熱部材16を、図4および図5に示した断熱部材16と同様に、熱圧着部9aを除いた全体に配置したものである。
【0042】
本実施の形態によれば、断熱部材16を、熱圧着ツールの表面における熱圧着部9aを除いた全体に配置したので、熱圧着ツールの表面における熱圧着部9aを除いた一部に配置した第5の実施の形態に比べ、熱圧着ツールの表面からの熱の放出をさらに効率よく防止することができ、ヒータ8aから熱圧着部9aへの熱伝達効率を一層向上させることができ、さらなる電力消費量の低減を図ることができる。
【0043】
また、上述により、ヒータ8aの設定温度が低くでき、しかも、熱圧着ツールからの熱の放出は断熱部材16によって抑制されるので、第5の実施の形態と同様に、基板2の偏向板や基板2に封入された液晶に対する熱的影響を低減させることができる。
【0044】
次に、第7の実施の形態について説明する。
【0045】
第7の実施の形態は、第5の実施の形態において、ヒータブロック8とツール本体9(熱圧着ツール)の表面に接触させて配置していた断熱部材16を、図6および図7に示した断熱部材16と同様に、熱圧着ツールとの間に隙間を設けて配置したものである。
【0046】
本実施の形態によれば、第5の実施の形態と同様に、断熱部材16に対応する表面からの熱の放出が低減され、熱圧着ツールの表面からの熱の放出に起因する熱損失を低減させることができ、ヒータ8aから熱圧着部9aへの熱伝達効率を高めることができることから、ヒータ8aの設定温度を低く抑えることができ、電力の消費量を低減させることができる。
【0047】
また、熱圧着ツールと断熱部材16との間の空気層の断熱効果により、第5の実施の形態に比べ、熱圧着ツールから断熱部材16への熱の伝達が抑制されるので、基板2の偏向板や基板2に封入された液晶に対する熱的影響を一層低減させることができる。
【0048】
次に、第8の実施の形態について説明する。
【0049】
第8の実施の形態は、第7の実施の形態において、ヒータブロック8とツール本体9(熱圧着ツール)の表面における電子部品1と当接する熱圧着部9aを除いた一部分(熱圧着装置における基板2が配置される側)にのみ対応させて配置していた断熱部材16を、図8および図9に示した断熱部材16と同様に、熱圧着部9aを除いた全体に配置したものである。
【0050】
本実施の形態によれば、断熱部材16を、熱圧着ツールの表面における熱圧着部9aを除いた全体に配置したので、熱圧着ツールの表面における熱圧着部9aを除いた一部に配置した第7の実施の形態比べ、さらに効率よく熱圧着ツールの表面からの熱の放出を低減させることができ、ヒータ8aから熱圧着部9aへの熱伝達効率を一層向上させることができ、さらなる電力消費量の低減を図ることができる。
【0051】
また、断熱部材16への熱の伝達は空気層によって抑制され、また、基板2側への熱の放出は断熱部材16の研磨面によって抑制されるので、第7の実施の形態と同様に、基板2の偏向板や基板2に封入された液晶に対する熱的影響を低減させることができる。
【0052】
次に、第9の実施の形態について説明する。
【0053】
第9の実施の形態は、第7の実施の形態で断熱部材16の外側表面16aに設けた鏡面状態の研磨面を、外側表面16aに代えて、ヒータブロック8とツール本体9(熱圧着ツール)との対向面である内側表面16b(図6、図7)に設けたものである。
【0054】
本実施の形態によれば、断熱部材16の内側表面16bを鏡面状態の研磨面としたことから、断熱部材16の内側表面16bの反射率(放射率とは反比例の関係にある)を粗面の場合に比べて大きくでき、空気層を通して伝達される熱の吸収率を低減させることができる。この結果、熱圧着ツールの表面から放出された熱は断熱部材16に伝わり難く、空気層に蓄積されて熱圧着ツールの保温効果を生じさせるので、熱圧着ツールからの熱の放出を低減させることができる。よって、ヒータ8aから熱圧着部9aへの熱伝達効率を向上させることができ、ヒータ8aの設定温度を低く抑えることができることから、電力消費量の低減を図ることができる。
【0055】
また、ヒータ8aの設定温度を下げることができることから熱圧着ツールの周囲へ放出される熱の温度を低下させることができる。しかも、断熱部材16への熱の伝達は断熱部材16の研磨面(内側表面16b)によって抑制されるので、これによっても基板2側に放出される熱の温度を低下させることができる。この結果、基板2の偏向板や基板2に封入された液晶に対する熱的影響を低減させることができる。
【0056】
次に、第10の実施の形態について説明する。
【0057】
第10の実施の形態は、第9の実施の形態において、ヒータブロック8とツール本体9(熱圧着ツール)の表面における熱圧着部9aを除いた一部分(熱圧着装置における基板2が配置される側)にのみ対応させて配置していた断熱部材16を、図8および図9に示した断熱部材16と同様に、熱圧着部9aを除いた全体に配置したものである。
【0058】
本実施の形態によれば、断熱部材16を、熱圧着ツールの表面における熱圧着部9aを除いた全体に配置したので、熱圧着ツールの表面における熱圧着部9aを除いた一部に配置した第9の実施の形態に比べ、熱圧着ツールの表面からの熱の放出をさらに効率よく低減させることができ、ヒータ8aから熱圧着部9aへの熱伝達効率を一層向上させることができ、さらなる電力消費量の低減を図ることができる。
【0059】
また、断熱部材16への熱の伝達は、断熱部材16の研磨面(内側表面16b)によって抑制されるので、基板2側に放出される熱の温度を低下させることができ、第9の実施の形態と同様に、基板2の偏向板や基板2に封入された液晶に対する熱的影響を低減させることができる。
【0060】
次に、第11の実施の形態について説明する。
【0061】
第11の実施の形態は、第7の実施の形態で外側表面16aにのみ設けていた鏡面状態の研磨面を、外側表面16aに加え、内側表面16b(図6、図7)にも設けたものである。
【0062】
本実施の形態によれば、第7および第9の実施の形態の効果を併せ持つことから、ヒータ8aから熱圧着部9aへの熱伝達効率のより一層の向上を図ることができることから、第7および第9の実施の形態に比べてさらに電力消費量の低減を図ることができるとともに、基板2の偏向板や基板2に封入された液晶に対する熱的影響の一層の低減が期待できる。
【0063】
次に、第12の実施の形態について説明する。
【0064】
第12の実施の形態は、第11の実施の形態において、ヒータブロック8とツール本体9(熱圧着ツール)の熱圧着部9aを除いた一部分(熱圧着装置における基板2が配置される側)に対応させて配置していた断熱部材16を、図8および図9に示した断熱部材16と同様に、熱圧着部9aを除いた全体に配置したものである。
【0065】
本実施の形態によれば、断熱部材16を、熱圧着ツールの表面における熱圧着部9aを除いた全体に配置したので、熱圧着ツールの表面における熱圧着部9aを除いた一部に配置した第11の実施の形態に比べ、さらに効率よく熱圧着ツールの表面からの熱の放出を防止することができ、ヒータ8aから熱圧着部9aへの熱伝達効率を一層向上させることができ、さらなる電力消費量の低減を図ることができる。
【0066】
また、基板2の偏向板や基板2に封入された液晶に対する熱的影響についても、第11の実施の形態と同様に、低減させることが可能である。
【0067】
なお、上述の第1乃至第12の実施の形態において、断熱部材16はネジで取り付けたものとして説明したが、他の取り付け手段、たとえば接着剤で取り付けても良く、取り付け方法について特に限定されるものではない。
【0068】
また、断熱部材16は、複数の板材を組み合わせて形成したものであっても、また、単一の板材を折り曲げて成形したものであっても良い。
【0069】
さらにまた、断熱部材16を、熱圧着部9aを除く一部或いは全体に配置した例で説明したが、熱圧着部9aをも覆うように配置しても良い。具体的にはたとえば、断熱部材における熱圧着部9aに対応する部位を、他の部位に対して可動に構成し、この可動部を、ツール本体9が上昇位置、すなわち熱圧着部9aが電子部品1に対して離隔した位置に位置するときには熱圧着部9aを覆う位置に移動させ、ツール本体9が下降され熱圧着部9aが電子部品1に当接されるときには熱圧着部9aを露呈させる位置に移動させるように作動させる。このようにすることで、熱圧着を行なわない待機状態にあるときの熱圧着部9aからの熱の放出を防止することができるので、ヒータ8aから熱圧着部9aへより効率良く熱を伝達させることができる。
【0070】
次に、第13の実施の形態について図10および図11を用いて説明する。
【0071】
図10は本発明に係る熱圧着装置に用いられる熱圧着ヘッドの第13の実施の形態を示す正面図、図11は図10のF−F線矢視断面側面図である。
【0072】
第13の実施の形態は、ヒータブロック8における図10および図11の太線で示す表面領域17aを鏡面状態の研磨面としたものある。
【0073】
本実施の形態によれば、ヒータブロック8における表面領域17aを鏡面状態の研磨面に形成したことから、この表面領域17aにおける放射率を表面が粗面の場合に比べて小さくすることができる。これにより、ヒータブロック8の表面領域17a内からの熱の放出を低減させることができ、ヒータ8aから熱圧着部9aへの熱伝達効率を向上させることができる。したがって、熱圧着部9aの温度を設定温度に保つためのヒータ8aの設定温度を低く設定することができ、この結果、電力消費量を低減させることができる。
【0074】
また、ヒータブロック8等への断熱部材の組み付けの必要がなく、熱圧着ヘッド50の構造が複雑化することが防止できる。
【0075】
次に、第14の実施の形態について図12および図13を用いて説明する。
【0076】
図12は本発明に係る熱圧着装置に用いられる熱圧着ヘッドの第14の実施の形態を示す正面図、図13は図12のG−G線矢視断面側面図である。
【0077】
第14の実施の形態は、第13の実施の形態において、ヒータブロック8の表面領域17aにのみ設けていた鏡面状態の研磨面を、ヒータブロック8とツール本体9(熱圧着ツール)における図12および図13の太線で示す表面領域17bに設けたものである。
【0078】
本実施の形態によれば、熱圧着ツール表面のうち第13の実施の形態よりも拡大された表面領域17bを鏡面状態の研磨面としたことから、第13の実施の形態に比べて、熱圧着ツール表面全体からの熱の放出をさらに低減させることができ、ヒータ8aから熱圧着部9aへの熱伝達効率を一層向上させることができ、電力消費量を低減させることができる。
【0079】
また、上述により、ヒータ8aの設定温度を低下させることができるとともに、熱圧着ツールの表面領域17bからの熱の放出も低減させることができることから、基板2の偏向板や基板2に封入された液晶に対する熱的影響を低減させることができる。
【0080】
なお、第13、14の実施の形態において、ツール本体9とヒータブロック8表面は鏡面状態であればメッキや蒸着膜でも構わない。
【0081】
また、ヒータブロック8とツール本体9の表面における電子部品と当接する熱圧着部9aを除いた全体を鏡面状態の研磨面に形成したが、熱圧着部9aを含む全体を鏡面状態の研磨面としても構わない。
【0082】
以上第1から第14の実施の形態において、熱圧着ツールを、ヒータ8aを内蔵したヒータブロック8とツール本体9にて構成した例で説明したが、これに限られるものではなく、たとえば、ヒータブロック8を設けることなく、ツール本体9に直接ヒータを内蔵させることによって熱圧着ツールを構成するようにしても良い。
【0083】
また、基板2の縁部に形成された電極面に異方性導電膜4を介して仮圧着された複数個の電子部品1を熱圧着する熱圧着装置、いわゆる本圧着装置の例で説明したが、熱圧着ヘッドを使って電子部品を熱圧着する熱圧着装置であれば適用可能であり、たとえば、基板2の縁部に形成された電極面に異方性導電膜4を介して複数個の電子部品1を順次仮圧着する、いわゆる仮圧着装置に適用することも可能である。
【0084】
また、基板は、ガラス基板に限らず他の材質、たとえば樹脂基板等にも適用することが可能である。
【0085】
さらに、電子部品1を異方性導電膜4を介して基板2に熱圧着する例で説明したが、異方性導電膜4に限らず他の接合材料にて電子部品1を基板2に接合するものにも適用可能である。
【0086】
また、熱不良導体にマイカ−ガラス結合体を用いた例で説明したが、これに限られるものではなく、たとえば、セラミックス材料、ガラス材料、樹脂材料等の熱不良導体を用いることも可能である。
【0087】
【発明の効果】
本発明による熱圧着装置によれば、ヒータから熱圧着部への熱伝達効率を高め、電力の消費量を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱圧着装置の一実施の形態を示す一部切り欠き断面側面図である。
【図2】図1に示す熱圧着ヘッドの正面図である。
【図3】図2のB−B線矢視断面側面図である。
【図4】本発明に係る熱圧着装置に用いられる熱圧着ヘッド第2の実施の形態を示す正面図である。
【図5】図4のC−C線矢視断面側面図である。
【図6】本発明に係る熱圧着装置に用いられる熱圧着ヘッド第3の実施の形態を示す正面図である。
【図7】図6のD−D線矢視断面側面図である。
【図8】本発明に係る熱圧着装置に用いられる熱圧着ヘッド第4の実施の形態を示す正面図である。
【図9】図8のE−E線矢視断面側面図である。
【図10】本発明に係る熱圧着装置に用いられる熱圧着ヘッド第13の実施の形態を示す正面図である。
【図11】図10のF−F線矢視断面側面図である。
【図12】本発明に係る熱圧着装置に用いられる熱圧着ヘッド第14の実施の形態を示す正面図である。
【図13】図12のG−G線矢視断面側面図である。
【図14】従来の本圧着装置を示す一部切り欠き断面側面図である。
【符号の説明】
1 電子部品
2 基板
3 受け台
4 異方性導電膜
5 シリンダ機構
6 基準ブロック
7 ボルト
8 ヒータブロック
8a ヒータ
9 ツール本体
9a 熱圧着部
11 装置本体
16 断熱部材
17a、17b 表面領域
50 熱圧着ヘッド

Claims (5)

  1. 基板を支持する受け台と、
    この受け台に対向して位置する熱圧着部を有し前記受け台に支持された基板に電子部品を圧着する熱圧着ツールと、
    前記熱圧着ツールを加熱するヒータと、
    を具備する熱圧着装置において、
    前記熱圧着ツールの表面における一部または全部を覆うように配置された断熱部材を有することを特徴とする熱圧着装置。
  2. 前記断熱部材は、前記熱圧着ツールの表面との間に隙間を設けて配置されたことを特徴とする請求項1記載の熱圧着装置。
  3. 前記断熱部材は、熱不良導体にて形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の熱圧着装置。
  4. 前記断熱部材は、板状部材であり、内側表面または外側表面のうち少なくとも一つの表面が鏡面状態に形成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の熱圧着装置。
  5. 基板を支持する受け台と、
    この受け台に対向して位置する熱圧着部を有し前記受け台に支持された基板に電子部品を圧着する熱圧着ツールと、
    前記熱圧着ツールを加熱するヒータと、
    を具備する熱圧着装置において、
    前記熱圧着ツールは、その表面における一部または全体が鏡面状態に形成されたことを特徴とする熱圧着装置。
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