JP2004063028A - 磁気ディスク用アルミニウム合金基板の製造方法および磁気ディスク用アルミニウム合金基板。 - Google Patents

磁気ディスク用アルミニウム合金基板の製造方法および磁気ディスク用アルミニウム合金基板。 Download PDF

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Abstract

【課題】平坦度が小さく、磁気ディスクの高面記録密度化に適した磁気ディスク用アルミニウム合金基板の製造方法および磁気ディスク用アルミニウム合金基板を提供する。
【解決手段】アルミニウム合金板をドーナツ形状に打抜いてアルミニウム合金基板を作製する打抜工程と、このアルミニウム合金基板に荷重を加えながら焼鈍を施す加圧焼鈍工程を含む磁気ディスク用アルミニウム合金基板の製造方法であって、前記打抜かれたアルミニウム合金基板が所定値以下の板厚面積和を有する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アルミニウム合金板から磁気ディスク用アルミニウム合金基板を作製する磁気ディスク用アルミニウム合金基板の製造方法および磁気ディスク用アルミニウム合金基板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、磁気ディスク用基板としては、軽量、非磁性で、加工性に優れたアルミニウム合金が使われている。しかし、耐衝撃性に求められる表面硬度が低く、また、高面記録密度化に重要な役割を果たす高平滑性が得られ難い等のため、一般には、無電解NiPメッキされたアルミニウム合金基板が、磁気ディスク用基板として用いられている。なお、その製造方法は、以下の通りである。
【0003】
先ず、所望の合金種、調質および板厚に調整されたアルミニウム合金板が打抜きプレスにより所定のドーナツ形状に打抜かれ、アルミニウム合金基板が作製される。このアルミニウム合金基板に、均一な特性を持たせるためのO材化、更に、平坦度を向上させるための加圧焼鈍が施される。加圧焼鈍については、例えば、特開昭62−240112号公報に、アルミニウム合金基板がスペーサー間に積み重ねられ、加圧しながら焼鈍することが記載されている。その後、アルミニウム合金基板の内外径部には、所定の端面加工が施される。そして、このアルミニウム合金基板を、両面研削機に予めセットされたキャリアのポケット内にセットし、目標の板厚になるまで研削する。このようにして得られたアルミニウム合金基板は、中心線平均粗さRaで100Å程度と非常に平滑な表面状態を有している。しかし、この状態でも磁気ディスクとしての要求仕様を満足することはできず、その後更に、全面に無電解NiPメッキ膜を形成し表面を研磨することで、Raが10Å以下に研磨された磁気ディスク用アルミニウム合金基板が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
磁気ディスクにおいては、面記録密度の飛躍的な向上が図られており、近い将来には、100Gbit/inに達する勢いである。一般に、面記録密度は、円周方向の記録密度(BPI:Bit Per Inch)と半径方向の記録密度(Track Per Inch)の積として表される。上記のような面記録密度の飛躍的な向上は、この内、半径方向の記録密度の増大に負うところが大きい。半径方向の記録密度を高めるためには、情報の書き込み、読み取りのための磁気ヘッドの性能向上、および、この磁気ヘッドを磁気ディスク上で0.1μm以下の超低空で安定して浮上させることが必要である。また、所定の半径位置に、超短時間で磁気ヘッドを位置決めするための技術開発も必要である。
【0005】
ここで、本発明者らは、磁気ディスクの表面状態、特に平坦度と磁気ヘッドの浮上安定性の関係について検討した。その結果、半径方向への高速な移動を含め、磁気ヘッドの安定浮上には、磁気ディスクの平坦度が大きく影響することが明らかとなった。つまり、磁気ヘッドを超低空で安定に浮上させるためには、磁気ディスクの平坦度を出来る限り小さく(高平坦化)することが必要であることを見出したのである。
【0006】
なお、このような磁気ディスクの平坦度は、磁気ディスクに用いられるアルミニウム合金基板の平坦度により決定される。そして、このアルミニウム合金基板の平坦度には、アルミニウム合金基板の加圧焼鈍時の積み重ね枚数や、スペーサーの平坦度が大きく影響することが知られている。例えば、アルミニウム合金基板の平坦度を小さくするために、アルミニウム合金基板の積み重ね枚数を少なくしたり、スペーサーの平坦度を小さくする等の取組みが成されている。ここで、アルミニウム合金基板の平坦度とは、アルミニウム合金基板全体の反りで、例えば、光学的にフラットなガラス板の上にアルミニウム合金基板を置いた場合の、アルミニウム合金基板とガラス板接触面との間に生じた隙間の最大高さをいう。
【0007】
そこで、本発明者らは、アルミニウム合金基板の平坦度を決定付ける加圧焼鈍プロセスに注目し、高面記録密度化に対応できるような平坦度の小さいアルミニウム合金基板を開発するため、更に鋭意研究を進めた。ところが、平坦度の小さいスペーサーを用いて、従来と同一な条件でアルミニウム合金基板を積み重ね、同一な条件で加圧焼鈍を行っているにも関わらず、平坦度の非常に大きいアルミニウム合金基板が発生した。
【0008】
このような大きな平坦度を有するアルミニウム合金基板を用いた場合は、その後の研削やNiPメッキ膜形成後の研磨によっても平坦度は改善されない。従って、このようなアルミニウム合金基板を用いた磁気ディスクでは、前記のように磁気ヘッドの安定浮上に難があり、今後の更なる面記録密度の向上において問題となる。
【0009】
本発明は、このような問題に鑑み成されたものであり、平坦度が小さく、磁気ディスクの高面記録密度化に適した磁気ディスク用アルミニウム合金基板の製造方法およびこれにより得られた磁気ディスク用アルミニウム合金基板を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記したアルミニウム合金基板の平坦度が悪化した原因を明らかにするため、本発明者らは、先ず、アルミニウム合金基板内での板厚分布と平坦度の関係を調査した。その結果、アルミニウム合金基板内での板厚分布が加圧焼鈍により得られたアルミニウム合金基板の平坦度に大きく影響していることを見出し、本発明を成したものである。
【0011】
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、アルミニウム合金板をドーナツ形状に打抜いてアルミニウム合金基板を作製する打抜工程と、このアルミニウム合金基板に荷重を加えながら焼鈍を施す加圧焼鈍工程を含む磁気ディスク用アルミニウム合金基板の製造方法であって、前記打抜かれたアルミニウム合金基板が0.02mm以下の板厚面積和を有し、この板厚面積和が、前記アルミニウム合金基板の圧延方向に平行で、前記アルミニウム合金基板の内周円の外側に5mm離れた位置で、前記アルミニウム合金基板の外周円の内側に5mm離れた位置における板厚測定直線に対して測定して得られた板厚測定値から、横軸を測定開始点から測定終了点までの距離、縦軸を板厚として板厚分布曲線を作成し、前記板厚分布曲線の測定開始点および測定終了点の両板厚測定値を結ぶ基準直線と前記板厚分布曲線とで囲まれた領域の面積和で定義される磁気ディスク用アルミニウム合金基板の製造方法として構成したものである。
【0012】
このように構成すれば、アルミニウム合金基板の所定位置での板厚分布が板厚面積和として計算され、その板厚面積和が所定値以下のアルミニウム合金基板が加圧焼鈍される。その結果、加圧焼鈍工程において、歪が矯正されたアルミニウム合金基板が得られる。
【0013】
前記課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、アルミニウム合金板をドーナツ形状に打抜いて作製されたアルミニウム合金基板に荷重を加えながら焼鈍を施すことにより得られた磁気ディスク用アルミニウム合金基板であって、前記打抜かれたアルミニウム合金基板が0.02mm以下の板厚面積和を有し、この板厚面積和が、前記アルミニウム合金基板の圧延方向に平行で、前記アルミニウム合金基板の内周円の外側に5mm離れた位置で、前記アルミニウム合金基板の外周円の内側に5mm離れた位置における板厚測定直線に対して測定して得られた板厚測定値から、横軸を測定開始点から測定終了点までの距離、縦軸を板厚として板厚分布曲線を作成し、前記板厚分布曲線の測定開始点および測定終了点の両板厚測定値を結ぶ基準直線と前記板厚分布曲線とで囲まれた領域の面積和で定義される磁気ディスク用アルミニウム合金基板として構成したものである。
【0014】
このように構成すれば、アルミニウム合金基板が、アルミニウム合金基板の所定位置での板厚分布により計算された板厚面積和として、所定値以下を有する。その結果、荷重を加えながらの焼鈍により、歪が矯正されたアルミニウム合金基板となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の1形態について、図面を参照して説明する。図1はアルミニウム合金基板の板厚測定位置を示す説明図、図2(a)、(b)、(c)は板厚分布曲線および板厚面積和を示す説明図、図3は加圧焼鈍工程の1形態を示す説明図である。
【0016】
本発明の磁気ディスク用アルミニウム合金基板(以下、アルミニウム合金基板と称す)について説明する。
図1に示すように、アルミニウム合金基板2は、アルミニウム合金板(図示せず)を外周円B、内周円Aを有するドーナツ形状に打抜くことにより製造され、後記する所定の板厚面積和を有し、さらに荷重を加えながらの焼鈍が施されたものである。その製造方法の詳細については後記する。
【0017】
アルミニウム合金基板2で使用されるアルミニウム合金は、磁気ディスク用に供されるものであれば、どのような合金種から作製されたものであっても差し支えない。しかしながら、▲1▼軽量であること、▲2▼非磁性であること、▲3▼高速回転に耐える剛性を有すること、▲4▼切削又は研削加工により良好な表面粗度が容易に得られること、等の理由により、JIS H4000で規定されているAl−Mg合金の5000系合金が使用される。例えば、Mgが3.5乃至4.5質量%、Feが0.50質量%以下、Siが0.40質量%以下、Mnが0.20〜0.7質量%、Crが0.05乃至0.25質量%、Cuが0.10質量%以下、Tiが0.15質量%以下、Znが0.25質量%以下、残部がAlである5086合金が好ましい。
【0018】
また、アルミニウム合金基板2の板厚、サイズについても、磁気ディスクとして使用される範囲であれば、特に限定されない。例えば、板厚としては0.80mm、1.00mm、1.27mm等が使用されている。そして、サイズは、図1に示すように、アルミニウム合金基板2の外径として外周円Bの直径、内径として内周円Aの直径が規定され、例えば、3.5インチタイプのHDD用としてのアルミニウム合金基板2の外径95mm、内径25mmが使用されている。
【0019】
また、アルミニウム合金基板2の板厚面積和は、以下に示す定義により得られたものである。まず、図1に示すように、アルミニウム合金基板2の圧延方向に平行で、アルミニウム合金基板2の内周円Aの外側に5mm離れた位置で、アルミニウム合金基板2の外周円Bの内側に5mm離れた位置における板厚測定直線Cにおいて、この板厚測定直線Cの一端(測定開始点P)から他端(測定終了点P)までの板厚を測定する。なお、板厚測定には、接触型(例えば、マイクロメータ)あるいは非接触型(例えば、静電容量式板厚計)の板厚測定機を適宜用いることができる。
【0020】
つぎに、図2(a)に示すように、横軸に測定開始点Pから測定終了点Pまでの距離(単位はmm)、縦軸に板厚(単位は×10−3mm)として、前記で測定した板厚値をプロットして得られた曲線を板厚分布曲線Wとする。ここで、板厚分布曲線Wは、板厚の連続測定によるものでなく、一定の測定間隔、例えば、5mm間隔で測定した各板厚値の近似曲線であってもよい。そして、この板厚分布曲線Wの測定開始点Pおよび測定終了点Pの両板厚測定値を基準直線Lで結ぶ。
【0021】
そして、前記板厚分布曲線Wと基準直線Lとで囲まれた領域の面積和を板厚面積和Sとして定義する。また、面積和は、板厚分布曲線Wと基準直線Lとで囲まれた領域の基準直線Lよりも上の領域面積と、基準直線Lよりも下の領域面積の合計である。そして、板厚分布曲線Wと基準直線Lは、図2(a)、(b)、(c)のいずれかの形態をとり、図2(a)の場合には、面積和は上下の領域面積の合計となる。また、図2(b)の場合には、面積和は上の領域面積に下の領域面積0を合計したものとなる。さらに、図2(c)の場合には、面積和は下の領域面積に上の領域面積0を合計したものとなる。そして、本発明においては、板厚面積和Sを0.02mm以下とすることにより、荷重を加えながらの焼鈍において、アルミニウム基板2の歪が矯正される。その結果、アルミニウム合金基板2が5μm以下という小さな平坦度を有することとなり、また、そのアルミニウム合金基板2で作製された磁気ディスクも小さな平坦度を有することとなり、磁気ディスクの高面記録密度化にも対応できる。
【0022】
また、板厚測定直線Cの位置は以下の知見から設定されたものである。アルミニウム合金基板2の平坦度は、後記する製造方法におけるアルミニウム合金板(図示せず)の製造の際の圧延ローラの状態に大きく影響される。そして、そのアルミニウム合金板を打抜いて製造されたアルミニウム合金基板2においては、そのアルミニウム合金基板2の圧延方向の板厚分布情報に、その平坦度が大きく反映されることが判明した。また、板厚測定直線Cの位置(内周円Aの外側に5mm、外周円Bの内側に5mm、圧延方向に平行)は、板厚側定直線Cが圧延方向の板厚分布情報を最も多くとれる測定長を有する位置として設定したものである。
【0023】
つぎに、本発明のアルミニウム合金基板の製造方法について説明する。
アルミニウム合金基板の製造方法は、アルミニウム合金板をドーナツ形状に打抜いてアルミニウム合金基板を作製する打抜工程と、このアルミニウム合金基板に荷重を加えながら焼鈍を施す加圧焼鈍工程を含む。そして、打抜かれたアルミニウム合金基板が所定値以下の面積和を有する。
【0024】
(打抜工程)
まず、本発明で用いられるアルミニウム合金板は、アルミニウム合金を溶解、鋳造、均質化処理、熱間圧延および冷間圧延を行なう一般的な方法により得られる。また、溶解時にアルミニウムに各種元素を添加することで、所望の特性を有するアルミニウム合金とすることができる。また、鋳造により作製されたアルミニウム合金の鋳塊を圧延する際に、圧延条件等を変更することで、作成されるアルミニウム合金板の板厚、強度等を変更することが可能である。
【0025】
前記のように所望のアルミニウム合金板を得た後、図1に示すように、アルミニウム合金板(図示せず)を打抜きプレス機(図示せず)により所定サイズのドーナツ形状に打抜いて、外周円B、内周円Aを有するアルミニウム合金基板2を作製する。なお、前記アルミニウム合金板の幅とアルミニウム合金基板2の外径(外周円Bの直径)により、アルミニウム合金板の幅方向に1枚または複数枚のアルミニウム合金基板2を打抜き、アルミニウム合金板を長手方向(圧延方向)に移動しながら前記打抜き作業を繰返すことにより、複数枚のアルミニウム合金基板2を作製する。また、この状態では、アルミニウム合金基板2の平坦度は100μm以上であるので、後記する加圧焼鈍により平坦度を5μm以下にまで改善して、磁気ディスクの高面記録密度化に対応する必要がある。
【0026】
(選別工程)
つぎに、本発明の製造方法においては、後記するアルミニウム合金基板の平坦度を改善する加圧焼鈍工程に先立って、加圧焼鈍するアルミニウム合金基板として、前記で定義した板厚面積和を有するアルミニウム合金基板を選別することにより、加圧焼鈍後のアルミニウム合金基板の平坦度をより小さくすることが可能となる。
【0027】
そして、磁気ディスクの高面記録密度化に対応するために求められる5μm以下の平坦度を有するアルミニウム合金基板を得るためには、この選別工程において、前記で定義した板厚面積和が0.02mm以下であるアルミニウム合金基板を選別する必要がある。
【0028】
しかしながら、打抜工程前のアルミニウム合金板の板厚が均一であったり、予め、打抜き条件等が設定されていて、打抜かれたアルミニウム合金基板が前記で定義した板厚面積和0.02mm以下を有していれば、選別工程を省略することができる。
【0029】
(加圧焼鈍工程)
引き続いて、図3に示すように、前記で選別されたアルミニウム合金基板2a、2bに、以下に示す加圧焼鈍を施すことによってアルミニウム合金基板2a、2bの歪が矯正されて、平坦度5μm以下となる。
【0030】
この場合、図3に示すように、所定枚数のアルミニウム合金基板2a、2bが積み重ねられる(この塊をブロック2A、2Bと称す)。このブロック2A、2B内の、少なくとも1枚のアルミニウム合金基板2a、2bが、その面積和が0.02mmを超えたものがあると、加圧焼鈍後のそれ自体の平坦度が、また、場合によってはブロック2A、2B内の全てのアルミニウム合金基板2a、2bの平坦度が、5μmを超えたものとなる。更に、その後に、板厚面積和が0.02mmを超えたアルミニウム合金基板2a、2bの表面の研削を行う場合には、両面研削機(図示せず)内で板厚が揃わず、研削に長時間を要することとなる。
【0031】
図3に示すように、敷鉄板1にボルト4をねじ込んで取付け、ボルト4にはめ合わせて、ドーナツ形状に打抜いたアルミニウム合金基板2a、2bをスペーサー7を介して水平に所定枚数積み重ねてブロック2A、2Bを作製する。このブロック2A、2Bをスペーサー7を介して敷鉄板1上に所定段数積み重ね、その最上部に押さえ鉄板3を置く。そして、ボルト4に耐熱性スプリング6をはめあわせ、ボルト4の上端部にねじ込んだナット5によりスプリング6を上端から加圧する(荷重をかける)ことにより、押さえ鉄板3との間でたわませる。こうして敷鉄板1と押さえ鉄板3とにわたりスプリング6、ナット5、ボルト4を介して、スプリング力により数kg/cm程度の締め付け荷重がアルミニウム合金基板2a、2bに加えられる。この状態で炉中に入れる等して加圧焼鈍が施される。この加圧焼鈍により、スペーサー7間に積み重ねられたアルミニウム合金基板2a、2bの歪が矯正され、アルミニウム合金基板2a、2bの平坦度が向上する。
【0032】
また、耐熱性スプリング6は、前記加圧焼鈍条件に対し充分な耐性があるものを使用する必要があり、例えば、合金工具鋼SKD−4、18%Niマルエージング鋼等によりつくる。その耐熱性スプリング6の締め付け高さを調整することにより、アルミニウム合金基板2a、2bの合金種、板厚、サイズに応じた適正加圧力をスプリング力によって任意に加えることができる。
【0033】
また、前記のスペーサー7は、前記加圧焼鈍条件に対し充分な耐性があるものを使用する必要があり、例えば、アルミニウム合金製のスペーサー7の使用が好ましい。そして、このスペーサー7間に積み重ねられたアルミニウム合金基板2a、2bの歪矯正度を考慮して、アルミニウム合金基板2a、2bと同種の合金種を使用することがより好ましい。また、スペーサー7の平坦度は、そのスペーサー7間に積み重ねられたアルミニウム合金基板2a、2bの平坦度に大きく影響するため、小さな平坦度を有することが必要であり、アルミニウム合金基板2a、2bの平坦度より小さい平坦度を有するスペーサー7を使用するのが好ましい。例えば、平坦度5μm以下のアルミニウム合金基板2a、2bを得る際には、平坦度が5μm以下、より好ましくは3μm以下になるように切削加工等により平坦度を調整したスペーサー7を使用する。
【0034】
また、図3では、スプリング6によりアルミニウム合金基板2a、2bに締め付け荷重を加えているが、その方法はスプリング6に限定されない。例えば、その荷重が不安定にならず、平坦度5μm以下のアルミニウム合金基板2a、2bが得られるのであれば、ボルト4とナット5、または重し(図示せず)による方法でも構わない。
【0035】
また、アルミニウム合金基板2a、2bの積み重ね枚数も、アルミニウム合金基板2a、2bの平坦度に大きく影響し、積み重ね枚数が多すぎると、アルミニウム合金基板2a、2bの歪が矯正されず平坦度が悪くなる(大きくなる)。したがって、アルミニウム合金基板2a、2bの合金種、板厚、サイズにより適宜決定する。例えば、合金種5086、板厚0.80mm、3.5インチサイズのアルミニウム合金基板2a、2bの場合は、30〜40枚/ブロックが好ましい、より好ましくは20枚/ブロックである。前記枚数より多くなると、磁気ディスクの高面記録密度化に対応するために求められる平坦度5μm以下のアルミニウム合金基板2a、2bが得られない場合がある。
【0036】
また、加圧焼鈍の温度、時間は、アルミニウム合金基板2a、2bの合金種によって適宜選択される。例えば、アルミニウム合金種5086で焼鈍温度320℃、焼鈍時間2時間が好ましい。
【0037】
【実施例】
以下に具体的な実施例を示す。
(実施例1)
(1)打抜工程
合金種が5086、板厚が0.80mmのアルミニウム合金板から、打抜きプレス機により、図1に示すような、3.5インチサイズのドーナツ形状のアルミニウム合金基板2を作製した。
【0038】
(2)選別工程
前記で作製されたアルミニウム合金基板2の板厚を静電容量式板厚計(小野測器CL−250)で測定し、図2で定義された面積和が0.02mm以下のアルミニウム合金基板を選別しサンプルとした。実施例1においては、表1に示すように、サンプルの面積和は0.0038mmである。
【0039】
(3)加圧焼鈍工程
図3に示すように、前記で選別されたサンプル(アルミニウム合金基板2a)を1枚と、その他に予め準備した面積和0.005mm以下のアルミニウム合金基板2bを19枚とを積み重ねてブロック2Aを作製した。なお、ブロック2Aにおいては、サンプル(アルミニウム合金基板2a)がブロック2Aの中央位置に配置されるように、サンプル(アルミニウム合金基板2a)を含む20枚のアルミニウム合金基板2a、2bを積み重ねた。また、面積和0.005mm以下のアルミニウム合金基板2bは前記選別工程で選別されたものを使用してもよい。
【0040】
さらに、サンプル(アルミニウム合金基板2a)を含まず、面積和0.005mm以下のアルミニウム合金基板2bのみを20枚積み重ねたブロック2Bを10ブロック作製した。そして、ブロック2Aとブロック2Bからなるブロック山の中央位置に、ブロック2Aが配置されるようにブロック2A、2Bを積み重ね、以下の条件により、加圧焼鈍した。
【0041】
<加圧焼鈍条件>
ブロック数   :11
積み付け枚数  :20枚/ブロック
スペーサーの厚さ:25mm、スペーサーの平坦度:3μm
締め付け荷重  :2.0kg/cm(19.6×10Pa)
焼鈍温度    :320℃
焼鈍時間    :2時間
加圧焼鈍後のブロック2A内のアルミニウム合金基板2a、2bについて、平坦度の大きさを平坦度測定機(商品名:ZYGO Mesa)にて測定した。その平坦度の平均値、板厚分布の信頼限界上限値(平均値+3×(標準偏差))を表1に記載した。
【0042】
(実施例2〜7)
実施例1と同様に打抜、選別、加圧焼鈍を行なった。ただし、サンプル(アルミニウム合金基板2a)の面積和は、本発明の請求範囲0.02mm以下を満足する表1に記載されたものとした。
【0043】
(比較例1〜4)
実施例1と同様に打抜、選別、加圧焼鈍を行なった。ただし、サンプル(アルミニウム合金基板2a)の面積和は、本発明の請求範囲0.02mm以下を満足しない0.02mmを超える表1に記載されたものとした。
【0044】
【表1】
Figure 2004063028
【0045】
表1の結果より、実施例1〜7においては、加圧焼鈍後のアルミニウム合金基板の平坦度の平均値および信頼限界上限値が5μm以下であった。したがって、加圧焼鈍前のアルミニウム合金基板の面積和が0.02mm以下であるものを使用した場合には、加圧焼鈍後のアルミニウム合金基板の平坦度は5μm以下を満足することが判明した。
【0046】
また、比較例1〜4においては、加圧焼鈍後のアルミニウム合金基板の平坦度の平均値は5μm以下であるが、信頼限界上限値は5μmを超えてしまった。したがって、加圧焼鈍前のアルミニウム合金基板の面積和が0.02mmを超えるものを1枚でも使用した場合には、加圧焼鈍後のアルミニウム合金基板の平坦度は5μmを超えるものが発生する可能性があることが判明した。
【0047】
ここでは、ブロック2A内の1枚のアルミニウム合金基板2aが、本発明による請求範囲を満足しない場合について述べたが、ブロック2A内の全てが、本発明による請求範囲を満足しないアルミニウム合金基板を用いた場合には、平坦度は前記した以上に大幅に悪化した。
【0048】
また、本実施例では、アルミニウム合金基板2a、2bのサイズが3.5インチのものについて述べたが、2.5インチあるいはこれら以外のサイズのアルミニウム合金基板2a、2bでも同様の効果が得られた。更に、板厚が異なるアルミニウム合金基板2a、2bでも同様である。
【0049】
なお、ブロック2A、2B内のアルミニウム合金基板2a、2bの積み重ね枚数、ブロック2Aのブロック山での位置(中央位置以外)、締め付け荷重等の加圧焼鈍条件を変更しても同様な効果が得られることは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、アルミニウム合金板を打抜いてアルミニウム合金基板を作製する打抜工程と、このアルミニウム合金基板に荷重を加えながら焼鈍を施す加圧焼鈍工程を含む磁気ディスク用アルミニウム合金基板の製造方法であって、前記打抜かれたアルミニウム合金基板が所定の板厚面積和を有する。その結果、加圧焼鈍後のアルミニウム合金基板の平坦度が小さく、磁気ディスクの高面記録密度化に適した磁気ディスク用アルミニウム合金基板の製造方法が得られる。
【0051】
また、本発明は、アルミニウム合金板をドーナツ形状に打抜いて作製されたアルミニウム合金基板に荷重を加えながら焼鈍を施すことにより得られた磁気ディスク用アルミニウム合金基板であって、前記打抜かれたアルミニウム合金基板が所定の板厚面積和を有する。その結果、加圧焼鈍後のアルミニウム合金基板の平坦度が小さく、磁気ディスクの高面記録密度化に適した磁気ディスク用アルミニウム合金基板が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアルミニウム合金基板の板厚測定位置を示す説明図である。
【図2】(a)、(b)、(c)は、本発明のアルミニウム合金基板の板厚分布曲線および板厚面積和を示す説明図である。
【図3】本発明の加圧焼鈍工程の1形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1       敷鉄板
2、2a、2b アルミニウム合金基板
2A、2B   ブロック
3       押さえ鉄板
4       ボルト
5       ナット
6       耐熱性スプリング
7       スペーサー
A       内周円
B       外周円
C       板厚測定直線
1          測定開始点
2            測定終了点
L       基準直線
S       板厚面積和
W       板厚分布曲線

Claims (2)

  1. アルミニウム合金板をドーナツ形状に打抜いてアルミニウム合金基板を作製する打抜工程と、このアルミニウム合金基板に荷重を加えながら焼鈍を施す加圧焼鈍工程を含む磁気ディスク用アルミニウム合金基板の製造方法であって、
    前記打抜かれたアルミニウム合金基板が0.02mm以下の板厚面積和を有し、
    この板厚面積和が、
    前記アルミニウム合金基板の圧延方向に平行で、前記アルミニウム合金基板の内周円の外側に5mm離れた位置で、前記アルミニウム合金基板の外周円の内側に5mm離れた位置における板厚測定直線に対して測定して得られた板厚測定値から、横軸を測定開始点から測定終了点までの距離、縦軸を板厚として板厚分布曲線を作成し、前記板厚分布曲線の測定開始点および測定終了点の両板厚測定値を結ぶ基準直線と前記板厚分布曲線とで囲まれた領域の面積和で定義されることを特徴とする磁気ディスク用アルミニウム合金基板の製造方法。
  2. アルミニウム合金板をドーナツ形状に打抜いて作製されたアルミニウム合金基板に荷重を加えながら焼鈍を施すことにより得られた磁気ディスク用アルミニウム合金基板であって、
    前記打抜かれたアルミニウム合金基板が0.02mm以下の板厚面積和を有し、
    この板厚面積和が、
    前記アルミニウム合金基板の圧延方向に平行で、前記アルミニウム合金基板の内周円の外側に5mm離れた位置で、前記アルミニウム合金基板の外周円の内側に5mm離れた位置における板厚測定直線に対して測定して得られた板厚測定値から、横軸を測定開始点から測定終了点までの距離、縦軸を板厚として板厚分布曲線を作成し、前記板厚分布曲線の測定開始点および測定終了点の両板厚測定値を結ぶ基準直線と前記板厚分布曲線とで囲まれた領域の面積和で定義されることを特徴とする磁気ディスク用アルミニウム合金基板。
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