JP2004062351A - レイアウト情報登録システム、レイアウト情報登録プログラム、およびレイアウト情報登録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、伝票のレイアウト情報を修正して登録するレイアウト情報登録システム、レイアウト情報登録プログラム、およびレイアウト情報登録方法に関し、伝票から伝票イメージを読み取ってDBを参照してレイアウト情報が登録されていないときに、類似する伝票の伝票イメージ、異なる情報および元の伝票イメージを表示し、異なる情報を修正してDBに登録し、伝票のレイアウト情報を迅速かつ簡易に登録可能にすることを目的とする。
【解決手段】伝票からスキャナで読み取った伝票イメージに該当する伝票がデータベースに登録されていなくて類似する伝票が登録されていたときに、当該類似する伝票の伝票イメージ、読み取った伝票イメージおよび類似情報を表示する手段と、表示された類似情報をもとに、伝票イメージ中の該当個所のレイアウト情報を修正する手段と、修正したレイアウト情報および伝票イメージをデータベースに登録する手段とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】伝票からスキャナで読み取った伝票イメージに該当する伝票がデータベースに登録されていなくて類似する伝票が登録されていたときに、当該類似する伝票の伝票イメージ、読み取った伝票イメージおよび類似情報を表示する手段と、表示された類似情報をもとに、伝票イメージ中の該当個所のレイアウト情報を修正する手段と、修正したレイアウト情報および伝票イメージをデータベースに登録する手段とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、伝票のレイアウト情報を修正して登録するレイアウト情報登録システム、レイアウト情報登録プログラム、およびレイアウト情報登録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、銀行業務などで伝票をスキャナーでその伝票イメージを読み取り、レイアウト情報をもとに該当場所の文字認識を行いデータ入力することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のシステムでは、伝票から読み取った伝票イメージについて、レイアウト情報がDBに登録されていれば当該レイアウト情報に従い該当個所(伝票では該当セル)の文字認識を行ってデータを読み取ることができる。
【0004】
しかし、該当するレイアウト情報がDBに登録されていなかった場合には、該当伝票を取り寄せてスキャナで伝票イメージを読み取って画面上に表示し、いずれの伝票かを認識する場所およびデータを読み取る場所(セル)を登録者が手作業で指定してDBに登録した後、当該レイアウト情報を用いてスキャナで読み取った伝票イメージから伝票名および該当場所からデータを文字認識で読み取るという手間が必要となってしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、これらの問題を解決するため、伝票から伝票イメージを読み取ってDBを参照してレイアウト情報が登録されていないときに、類似する伝票の伝票イメージ、異なる情報および元の伝票イメージを表示し、異なる情報を修正してDBに登録し、伝票のレイアウト情報を迅速かつ簡易に登録可能にすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。
【0007】
図1において、イメージリーダ装置11は、伝票を読み取って伝票イメージを生成するものである。
【0008】
レイアウト解析システム12は、伝票イメージのレイアウト解析したりなどするものである。
【0009】
レイアウトDB16は、伝票イメージのレイアウト情報を登録したものである。
【0010】
メンテナンス情報DB17は、読み取った伝票イメージに類似する登録されている伝票などに関する情報である。
【0011】
伝票登録システム22は、伝票イメージのレイアウト情報を修正して登録したりなどするものである。
【0012】
次に、動作を説明する。
イメージリーダ装置11が伝票を読み取って伝票イメージを生成し、レイアウト解析システム12が読み取った伝票イメージをもとにレイアウトDB16を参照して一致するものが存在しなく、類似する伝票が存在したときに、当該類似する伝票の伝票イメージおよび類似情報をメンテナンス情報DB17に格納し、伝票登録システム22がこの類似する伝票イメージ、類似情報および読み取った伝票イメージを表示し、伝票イメージ中の該当個所のレイアウト情報が修正されたときに、修正されたレイアウト情報および伝票イメージをレイアウトDB16に登録するようにしている。
【0013】
この際、画面上に表示した類似情報中から相違するレイアウト情報が選択されたときに、読み取った伝票イメージおよびレイアウトDB16から読み出した類似する伝票イメージ中の該当個所を強調表示し、強調表示された個所が修正されたときに修正後のレイアウト情報をレイアウトDB16に登録するようにしている。
【0014】
また、レイアウト情報は、伝票を特定するレイアウト情報として当該伝票中の場所と文字認識した情報、および当該伝票から読み取るデータのレイアウト情報として当該伝票中の場所あるいは表中の該当セルとするようにしている。
【0015】
従って、伝票から伝票イメージを読み取ってレイアウトDB16を参照してレイアウト情報が登録されていないときに、類似する伝票の伝票イメージ、異なる情報および元の伝票イメージを表示し、異なる情報を修正してレイアウトDB16に登録することにより、伝票のレイアウト情報を迅速かつ簡易に登録することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、図1から図11を用いて本発明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、端末システム1は、銀行業務などの運用環境における端末システムであって、ここでは、イメージリーダ装置11、レイアウト解析システム12、勘定系処理プログラム15、レイアウトDB16、メンテナンス情報DB17、表示装置3、入力装置4などから構成されるものである。
【0018】
イメージリーダ装置11は、伝票を読み取って伝票イメージを生成するものである。生成された伝票イメージは、一致する伝票のレイアウト情報をもとに伝票中の該当セルなどのデータを文字認識し、データとして出力するようにしている。
【0019】
レイアウト解析システム12は、伝票イメージのレイアウト解析などするものであって、ここでは、レイアウト解析処理プログラム13およびメンテナンス情報蓄積処理プログラム14などから構成されるものである。
【0020】
レイアウト解析処理プログラム13は、伝票から読み取った伝票イメージをレイアウト解析し、レイアウトDB16から一致する伝票イメージの伝票を見つかった場合には当該伝票のレイアウト情報に従い、当該伝票イメージ中の該当セル(該当場所)からデータを文字認識させ、一方、レイアウトDB16に一致する伝票イメージが見つからなかった場合には一部一致する類似の伝票イメージを見つけて当該類似情報、類似する伝票イメージをメンテナンス情報蓄積処理プログラム14にメンテナンス情報DB17に登録させるようにしている。
【0021】
メンテナンス情報蓄積処理プログラム14は、メンテナンス情報をメンテナンス情報DB17に登録するものである(図10の(a)参照)。
【0022】
勘定系処理プログラム15は、ネットワーク18を介して勘定系ホスト19と通信し、勘定系の各種処理を実行するものである。
【0023】
レイアウトDB16は、伝票のレイアウト情報を登録するものである(図10の(b)など参照)。
【0024】
メンテナンス情報DB17は、類似する伝票名、類似情報および原伝票イメージを登録するものである(図10の(a)など参照)。
【0025】
ネットワーク18は、端末システム(運用環境)1と勘定系ホスト19とを接続して相互にデータの授受を行うためのものである。
【0026】
勘定系ホスト19は、金融における勘定系に関する各種処理を行うものである。
【0027】
登録端末システム(登録環境)2は、運用環境で伝票から読取った伝票イメージおよび類似情報をもとに、レイアウト情報を作成して登録したりなどするものであって、ここでは、イメージリーダ装置21、伝票登録システム22、メンテナンス情報DB17、およびレイアウトDB16などから構成されるものである。
【0028】
イメージリーダ装置21は、伝票を走査して伝票イメージを生成したりなどするものである。
【0029】
伝票登録システム22は、伝票を走査して生成した伝票イメージについて、文字認識するためのレイアウト情報を作成して登録したりなどするものであって、ここでは、メンテナンス情報DB取込処理プログラム23、伝票定義処理プログラム24、および定義確認処理プログラム25などから構成されるものである。
【0030】
メンテナンス情報DB取込処理プログラム23は、メンテナンス情報DB17から該当メンテナンス情報を取り込んで画面上に表示したりなどするものである。
【0031】
伝票定義処理プログラム24は、類似情報、その伝票イメージ、および読み込んだ伝票イメージを画面上に表示し、修正されたときにレイアウト情報を修正したりなどするものである。
【0032】
定義確認処理プログラム25は、伝票定義処理プログラム24で修正されたレイアウト情報について確認するものである。
【0033】
表示装置5は、類似する伝票イメージ、その類似情報および読み込んで生成した伝票イメージを画面上に表示して修正を促したりなどするためのものである。
【0034】
入力装置6は、各種入力装置であって、キーボード、マウスなどである。
図2は、本発明の動作説明図(運用環境)を示す。
【0035】
(1) イメージリーダ装置11が伝票を走査して伝票イメージを生成する。
(2) レイアウト解析システム12が生成された伝票イメージについて、レイアウトDB16を参照して一致する伝票イメージが登録されているか解析する。
【0036】
S1は、解析結果を判別する。OKの場合には、S2に進む。NGの場合には、S3に進む。
【0037】
S2は、解析結果がOKで一致する伝票イメージがあって、そのレイアウト情報が登録されていると判明したので、業務処理(伝票イメージについて、レイアウト情報に従い該当する伝票の場所(セル)のイメージを文字認識して当該伝票から読取ったデータとして所定の業務処理(例えば振替伝票イメージの金額欄から文字認識したデータに相当する金額を受取人の口座に振り込むなどの業務処理))を行う。
【0038】
S3は、解析結果がNGであったので、ここでは、解析結果をメンテナンス情報DB17に出力(格納)する。
【0039】
S4は、イメージデータを出力する。
S5は、解析エラー時の業務処理を行う。
【0040】
以上によって、伝票をイメージリーダ装置11で読取って伝票イメージを生成し、レイアウト解析システム12が生成した伝票イメージについてレイアウトDB16を参照して一致するものが登録されていた場合はそのレイアウト情報に従い文字認識して業務処理を行い、一方、一致するものが登録されていなかった場合には類似する情報などおよび伝票イメージをメンテナンス情報DB17に登録して後述する登録環境に渡し、当該登録環境で伝票イメージ、類似情報などをもとにそのレイアウト情報を作成して伝票イメージと一緒にしてレイアウトDB16に登録することが可能となる。
【0041】
図3は、本発明の説明図を示す。これは、図2の構成もとで、入力される伝票、伝票イメージ、解析結果情報(類似情報)、レイアウトDB16の例などを示す。
【0042】
図3において、イメージリーダ装置11は、左上の伝票Dを走査して左下の伝票イメージを生成する。
【0043】
レイアウト解析システム12は、左下の伝票イメージを読み込み、右側のレイアウトDB16中の伝票Aから伝票Cを参照し、ここでは、一致する伝票イメージが当該伝票Aから伝票Cにはなく、一部一致する類似する伝票イメージとして伝票Aが見つかるので、当該類似する伝票Aの類似情報として図示の下記の情報を中央下段に示すように生成する(メンテナンス情報DB17に格納する)。
【0044】
▲1▼結果:類似あり/新規/リジェクト(排出)
▲2▼類似情報1:振込依頼書(伝票A)に類似
・外観罫線が同一
・ユニーク定義「振込依頼書」が同一
・ユニーク定義「A株式会社」が相違
ここで、▲1▼の結果は、ここでは、下線を引いた「類似あり」となる。▲2▼の類似情報1の
・「振込依頼書(伝票A)に類似」は、左下の伝票Dの伝票イメージがレイアウトDB16中の伝票Aの「振込依頼書」と同一であるが、「A株式会社」が「D株式会社」と相違するので一部一致となって類似するので、「振込依頼書(伝票A)に類似」と出力する。
【0045】
・外観罫線が同一は、左下の伝票Dの伝票イメージがレイアウトDB16中の伝票Aの「振込依頼書」の外観罫線が同一であるので、同一と出力する。
【0046】
・ユニーク定義「振込依頼書」が同一は、左下の伝票Dの伝票イメージ中の「振込依頼書」のセルの認識結果とレイアウトDB16中の伝票Aの伝票イメージ中の「振込依頼書」の同一セルの認識結果とが同一であるので、同一と出力する。
【0047】
・ユニーク定義「A株式会社」が相違は、左下の伝票Dの伝票イメージ中の「D株式会社」のセルの認識結果とレイアウトDB16中の伝票Aの伝票イメージ中の「A株式会社」の同一セルの認識結果とが相違するので、「A株式会社」と相違すると出力する。
【0048】
以上によって、読み込んだ伝票イメージをもとに、レイアウトDB16中の伝票イメージと照合して一致するときはそのレイアウト情報に従いデータを文字認識し、一方、一部一致するときは類似あり、同一情報(「振込依頼書」が同一)、相違情報(「A株式会社」が相違)をメンテナンス情報DB17に出力することが可能となる。
【0049】
次に、図4のフローチャートの順番に従い図1から図3の構成の動作を詳細に説明する。
【0050】
図4は、本発明の動作説明フローチャート(その1)を示す。
図4において、S11は、イメージデータを読み込む。これは、例えば既述した図3の左上の伝票Dをイメージリーダ装置11で取り込んで生成した伝票イメージ(イメージデータ)を読み込む。
【0051】
S12は、レイアウトDB16と比較する。これは、S11で読み込んだ伝票イメージ中の伝票を特定する部分のデータ(例えば既述した図3の左下の伝票イメージ中の「振込依頼書」、「D株式会社」(イメージデータあるいは文字認識したテキストデータ))と、図3の右側のレイアウトDB16中の伝票A,B,C・・・の伝票を特定する部分のデータ(図3では伝票A(「振込依頼書」と「A株式会社」),伝票B(「振込依頼書」と「B株式会社」)など)と一致するか、あるいは部分一致するか(類似するか)を比較する。
【0052】
S13は、レイアウトDB16との比較結果は「一致」か判別する。YESの場合には、S11で読込んだ伝票イメージと一致する伝票イメージの伝票が見つかったので、S14以降で当該見つかった伝票のレイアウト情報を使用して文字認識処理などを行う。一方、S13のNOの場合には、一致する伝票イメージの伝票がレイアウトDB16中から見つからなかったので、S18でエラーメッセージを画面表示(図8の(b)参照)し、S19で詳細情報判定処理(図5参照)を行う。
【0053】
S14は、S13のYESで一致する伝票がレイアウトDB16中から見つかったので、一致したレイアウトの伝票名を抽出する。
【0054】
S15は、文字認識位置を抽出し文字認識処理を実施する。例えば伝票Dの伝票イメージのデータ域のセルのイメージを文字認識して「¥1000」を得る。
【0055】
S16は、認識文字を入力データ比較領域に退避する。
S17は、伝票名を画面に表示する。
【0056】
以上によって、伝票から読取った伝票イメージについてレイアウトDB16を検索して一致する伝票が見つかった場合にはその伝票に対応づけて登録されているレイアウト情報に従って、読み取った伝票イメージ中のデータ個所(セル)のイメージを文字認識してデータとして取り込み、一方、一致する伝票が見つからなかった場合には、後述する図5のフローチャートに従い、類似するときはその類似情報および伝票イメージを一緒にしてメンテナンス情報DB17に登録し、一方、一部も一致しない場合には新規の伝票として伝票イメージをメンテナンス情報DB17に登録することが可能となる。そして、メンテナンス情報DB17に登録した類似情報、伝票イメージを画面上に表示し、後述する図7のフローチャートに従いレイアウトDB16に簡易、迅速に登録する。
【0057】
図5は、本発明の動作説明フローチャート(その2)を示す。図5は、既述した図4のS19の詳細フローチャートを示す。
【0058】
図5において、S21は、レイアウトDB16との比較結果を取り込む。これは、既述した図4のS12の読込んだ伝票イメージとレイアウトDB16との比較結果(ここでは、一部一致、全部不一致)を取り込む。
【0059】
S22は、類似レイアウトが存在するか判別する。これは、S21で取り込んだ比較結果に、類似する伝票がレイアウトDB16中に見つかったか判別する。YESの場合には、S23に進む。NOの場合には、S30で「比較結果」に「新規」を設定(例えば既述した図3の中央下の解析結果情報の▲1▼結果の欄に「新規」を設定)し、S28、S29でイメージデータ(伝票イメージ)および比較結果「新規」をレイアウト情報DB17に格納する。
【0060】
S23は、S22のYESで類似する伝票がレイアウトDB16中に見つかったので、「比較結果」に「類似」を設定(例えば既述した図3の中央下の解析結果情報の▲1▼結果の欄に「類似あり」を設定)する。
【0061】
S24は、類似伝票名を獲得する。ここでは、例えば類似伝票名「伝票A」を獲得する。
【0062】
S25は、同一のユニーク定義を獲得する。これは、例えば図3の中央下の解析結果情報の▲2▼類似情報1中のユニーク定義「振込依頼書」が同一を獲得する。
【0063】
S26は、類似のユニーク定義を獲得する。これは、例えば図3の中央下の解析結果情報の▲2▼類似情報1中のユニーク定義「A株式会社」が相違を獲得する。
【0064】
S27は、他に類似レイアウトが存在するか判別する。YESの場合には、次の類似レイアウトについて、S24以降を繰り返す。NOの場合には、S28に進む。
【0065】
S28は、イメージデータ(読込んだ伝票イメージ)をメンテナンス情報DB17へ格納する。
【0066】
S29は、類似伝票名、ユニーク定義情報をメンテナンス情報DB17へ格納する。これらS28、S29は、S24からS26で獲得した例えば図3の中央下の解析結果情報の▲1▼結果(「類似あり」)、▲2▼類似情報(外枠罫線が同一、ユニーク定義(「振込依頼書」と同一)、ユニーク定義(「A株式会社」と相違)などを後述する図10の(a)および図11のメンテナンス情報DB17に示すように格納する。
【0067】
以上によって、伝票から読込んで生成した伝票イメージとレイアウトDB16との比較結果が類似する場合については既述した図3の中央下の解析結果情報(結果(類似)、ユニーク定義(「振込依頼書」が同一、「A株式会社」が相違)と伝票イメージをレイアウト情報DB17に格納し、一方、一致も類似もしない場合には解析結果(新規)と伝票イメージをレイアウト情報DB17に格納することが可能となる。
【0068】
図6は、本発明の動作説明フローチャート(その3)を示す。
図6において、S41は、メンテナンス情報DB17を読込む。これは、既述した図5のS29でメンテナンスDB17に格納した情報を読込む。
【0069】
S42は、登録用のメンテナンス情報DB17へ格納する。
以上によって、既述した図1の端末システム(運用環境)1内のメンテナンス情報DB17内の全てのメンテナンス情報が、登録端末システム(登録環境)2内のメンテナンス情報DB17に転送されて登録されることとなる。当該登録は、随時、定期的、あるいは端末システム1内のメンテナンス情報DB17にメンテナンス情報が格納されたときに自動的に登録端末システム2に転送して当該登録端末システム2内のメンテナンス情報DB17に登録する。
【0070】
図7は、本発明の動作説明フローチャート(その4)を示す。
図7において、S51は、登録用のメンテナンス情報DB17を読込む。
【0071】
S52は、イメージデータ(伝票イメージ)を表示する。これらS51、S52は、図1の登録端末システム2内のメンテナンス情報DB17から例えば既述した図3の左下の伝票Dの伝票イメージを取り出して画面上に例えば図8の(c−2)に示すように表示する。
【0072】
S54は、解析結果情報を表示する。これは、メンテナンス情報DB17から登録されている解析結果情報として、既述した図3の中央下の解析結果情報を図8の(c−1)に示すように表示する。
【0073】
S55は、解析結果は「類似」か判別する。YESの場合には、S56に進む。NOの場合には、S62で新規伝票としてユニーク定義(伝票として認識する個所(セル)と「振込依頼書」、「D株式会社」)を入力し、S59で文字認識個所を定義(例えば所定セルIDあるいは左上を基点とした座標値を定義)し、S61でレイアウトDB16に登録する。
【0074】
S56は、S55のYESで解析結果が「類似」と判明したので、類似伝票名を表示する。例えば図9の(a)の画面上の類似伝票名「伝票A」を表示する。
【0075】
S57は、ユニーク定義個所を表示する。これは、例えば図9の(a)の右側の類似情報の欄に示すように、
・「振込依頼書」が同一
・「A株式会社」が相違
表示する。
【0076】
S58は、類似伝票との相違個所を定義する。これは、図9の(a)の画面上の右側の類似伝票の欄のここでは、相違する
・「A株式会社」が相違
の任意の個所をマウスでクリックすると、左側の類似伝票Aおよび原伝票D中の該当個所が強調表示され、修正可能になるので、登録者が正しい文字列、例えば上段の類似伝票A中の「A株式会社」を「D株式会社」にキー入力すると、当該キー入力されたテキストデータをイメージデータに変換して当該個所に貼り付けて修正する。
【0077】
S59は、文字認識個所を定義する。これは、伝票中の文字認識個所が相違するときは正しい文字認識個所(セルIDあるいは左上の基点から座標)を定義する。
【0078】
S60は、伝票名を入力する。これは、図9の(b)の画面から登録する伝票イメージの伝票名(ここでは、伝票D)を入力する。
【0079】
S61は、レイアウトDB16に登録する。
以上によって、メンテナンス情報DB17から原伝票イメージおよび類似情報を取り出して例えば図9の(a)に示すように表示し、類似情報中の相違する情報の行をマウスでクリックすると、相違個所が強調表示されて修正可能となるので登録者が修正して正しくした後にレイアウトDB16に登録することが可能となる。
【0080】
図8は、本発明の画面例を示す。
図8の(a)は、画面1を示す。この画面1は、運用環境で伝票のレイアウトが一致した時の画面例である(既述した図4のS17)。
【0081】
図8の(b)は、エラーメッセージ表示例を示す。図示のエラーメッセージ表示例は、既述した図4のS18で表示されるエラーメッセージであって、伝票から読込んで生成した伝票イメージとレイアウトDB16とを比較し、一致するものがないときに表示されるものである。
【0082】
図8の(c)は、メンテナンス情報DB17に格納するメンテナンス情報の例を示す。ここでは、図8の(c−1)の解析結果情報として、図示の下記の情報を設定する。
【0083】
・解析結果:類似あり
・類似情報:
・類似伝票名:伝票A
・同一個所 :「振込依頼書」
・相違個所 :「A株式会社」
図8の(c−2)は、原伝票イメージを示す。ここでは、既述した図3の左上の伝票Dを読込んで生成して伝票イメージである。
【0084】
図9は、本発明の説明図を示す。
図9の(a)は、画面例を示す。
【0085】
図9の(a)において、画面の左上の「類似伝票A」は、左下の「原伝票D」と類似するとしてレイアウトDB16から取り出された伝票であって、伝票イメージ(画像)である。
【0086】
画面の左下の「原伝票D」は、「原伝票D」を読込んで生成した原伝票Dのイメージデータ(伝票Dイメージ)である。
【0087】
画面の右側の類似情報は、「原伝票D」と類似するとしてレイアウトDB16から取り出した左上の「類似伝票A」との類似情報であって、ここでは、図示の下記の情報を表示する(メンテナンス情報DB17から取り出して表示する)。
【0088】
・類似情報:
・類似伝票名:「伝票A」(左下の「原伝票D」が左上の「類似伝票A」と類似である旨を表す)
・「振込依頼書」が同一(左下の「原伝票D」が左上の「類似伝票A」と「振込依頼書」で同一である旨を表す)
・「A株式会社」が相違(左下の「原伝票D」中の「D株式会社」が左上の「類似伝票A」の「A株式会社」と相違する旨を表す)
図示の状態で、
・「A株式会社」が相違の行の任意個所をマウスでクリックすると、当該「A株式会社」が相違に関連する、左上の「A株式会社」と、左下の「D株式会社」がそれぞれ強調表示され、例えば左上の「A株式会社」が修正可能となり、登録者がキーボードを操作して「D株式会社」と修正入力すると、修正入力されたテキストデータがイメージデータに変換されて貼り付けられて新たな「D株式会社」に修正される(この際、フォントサイズ、フォントを指定すれば指定に従い変換される)。
【0089】
以上の図9の(a)で「A株式会社」を「D株式会社」に修正した後、登録ボタンを押下すると、図9の(b)の画面が表示される。
【0090】
図9の(b)は、伝票名を入力する画面例を示す。ここでは、新たに登録しようとする伝票名を「伝票D」として入力した状態を示す。この状態で登録ボタンを押下すると、レイアウトDB16に修正後の伝票Dとして類似伝票A中の相違個所「A株式会社」を「D株式会社」に修正した後の伝票イメージとレイアウト情報が一緒にされて登録されることとなる。
【0091】
図10は、本発明のDB例を示す。
図10の(a)は、メンテナンス情報DB例を示す。メンテナンス情報DB17には、図示の下記の情報を対応づけて登録する。
【0092】
・メンテナンス情報No:
・エラー詳細ID:001
・イメージデータ:
・その他:
ここで、メンテナンス情報Noはメンテナンス情報のシーケンシャルの番号である。エラー詳細IDは、後述する図11のメンテナンス情報DB(エラー詳細)中の登録したエラー詳細のIDである。イメージデータは原伝票の伝票イメージである。
【0093】
図10の(b)は、レイアウトDB例を示す。図示のレイアウトDB16には、図示の下記の情報を対応づけて登録する。
【0094】
・レイアウト情報No:
・伝票名:
・認識1:
・認識位置1:左上座標
・認識ビットマップ1:振込伝票イメージ
・・・
・文字認識位置:左上座標とサイズ
・その他:
ここで、レイアウト情報Noはレイアウト情報のシーケンシャルNoである。伝票名は当該伝票に付与した伝票名である。認識1、2・・・は伝票として認識するための情報のある伝票上の位置1、2・・・(伝票の左上を基点にして当該認識位置の左上座標1,2・・・)とその認識ビットマップ(例えば「振込伝票」、「A株式会社」などのビットマップ)である。文字認識位置は伝票から読み取るデータの文字位置(伝票の左上を基点とした座標とサイズあるいは表のセル)である。尚、認識ビットマップの代わりに、当該認識ビットマップを文字認識した文字列を登録し、原伝票イメージからも該当個所を文字認識した文字列にして両者を比較するようにしてもよい。
【0095】
図11は、本発明のメンテナンス情報DB(エラー詳細)例を示す。図示のメンテナンス情報DB(エラー詳細)17は、既述した図10の(a)のメンテナンス情報DB17のエラー詳細の情報を登録したものであって、ここでは、図示の下記の情報を対応づけて登録したものである。
【0096】
・エラー詳細ID:
・類似伝票名1:
・ユニーク定義個所1:「振込依頼書」が同一
・ユニーク定義個所2:「A株式会社」が相違
・・・
ここで、エラー詳細IDは既述した図10の(a)のメンテナンス情報DB17中のエラー詳細IDに対応するものである。類似伝票名1,2・・・は原伝票イメージに類似するレイアウトDB16中の伝票名である。ユニーク定義個所1、2・・・は原伝票イメージと類似伝票名1,2・・・との相違する個所である。
【0097】
(付記1)
伝票のレイアウト情報を修正して登録するレイアウト情報登録システムにおいて、
伝票からスキャナで読み取った伝票イメージに該当する伝票がデータベースに登録されていなくて類似する伝票が登録されていたときに、当該類似する伝票の伝票イメージ、読み取った伝票イメージおよび類似情報を表示する手段と、
前記表示された類似情報をもとに、前記伝票イメージ中の該当個所のレイアウト情報を修正する手段と、
前記修正したレイアウト情報および伝票イメージを前記データベースに登録する手段と
を備えたことを特徴とするレイアウト情報登録システム。
【0098】
(付記2)
画面上に表示した類似情報中から相違するレイアウト情報が選択されたときに、前記読み取った伝票イメージおよびデータベースから読み出した類似する伝票イメージ中の該当個所を強調表示し、当該強調表示された個所が修正されたときに修正後のレイアウト情報を前記データベースに登録することを特徴とする付記1記載のレイアウト情報登録システム。
【0099】
(付記3)
前記レイアウト情報として、伝票を特定するレイアウト情報として当該伝票中の場所と文字認識した情報、および当該伝票から読み取るデータのレイアウト情報として当該伝票中の場所あるいは表中の該当セルとしたことを特徴とする付記1あるいは付記2記載のレイアウト情報登録システム。
【0100】
(付記4)
伝票のレイアウト情報を修正して登録するレイアウト情報登録プログラムにおいて、
コンピュータに、
伝票からスキャナで読み取った伝票イメージに該当する伝票がデータベースに登録されていなくて類似する伝票が登録されていたときに、当該類似する伝票の伝票イメージ、読み取った伝票イメージおよび類似情報を表示する手段と、
前記表示された類似情報をもとに、前記伝票イメージ中の該当個所のレイアウト情報を修正する手段と、
前記修正したレイアウト情報および伝票イメージを前記データベースに登録する手段と
として実行させるためのレイアウト情報登録プログラム。
【0101】
(付記5)
伝票のレイアウト情報を修正して登録するレイアウト情報登録方法において、伝票からスキャナで読み取った伝票イメージに該当する伝票がデータベースに登録されていなくて類似する伝票が登録されていたときに、当該類似する伝票の伝票イメージ、読み取った伝票イメージおよび類似情報を表示するステップと、前記表示された類似情報をもとに、前記伝票イメージ中の該当個所のレイアウト情報を修正するステップと、
前記修正したレイアウト情報および伝票イメージを前記データベースに登録するステップと
を有するレイアウト情報登録方法。
【0102】
(付記6)
伝票のレイアウト情報を修正して登録するレイアウト情報登録プログラムを記録した記録媒体において、
伝票からスキャナで読み取った伝票イメージに該当する伝票がデータベースに登録されていなくて類似する伝票が登録されていたときに、当該類似する伝票の伝票イメージ、読み取った伝票イメージおよび類似情報を表示する手段と、
前記表示された類似情報をもとに、前記伝票イメージ中の該当個所のレイアウト情報を修正する手段と、
前記修正したレイアウト情報および伝票イメージを前記データベースに登録する手段と
を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、伝票から伝票イメージを読み取ってレイアウトDB16を参照してレイアウト情報が登録されていないときに、類似する伝票の伝票イメージ、異なる情報および元の伝票イメージを表示し、異なる情報を修正してレイアウトDB16に登録する構成を採用しているため、伝票のレイアウト情報を迅速かつ簡易に登録することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の動作説明図(運用環境)である。
【図3】本発明の説明図である。
【図4】本発明の動作説明フローチャート(その1)である。
【図5】本発明の動作説明フローチャート(その2)である。
【図6】本発明の動作説明フローチャート(その3)である。
【図7】本発明の動作説明フローチャート(その4)である。
【図8】本発明の画面例である。
【図9】本発明の説明図である。
【図10】本発明のDB例である。
【図11】本発明のメンテナンス情報DB(エラー詳細)である。
【符号の説明】
1:端末システム(運用環境)
11:イメージリーダ装置
12:レイアウト解析システム
16:レイアウトDB
17:メンテナンス情報DB
2:登録端末システム(登録環境)
22:伝票登録システム
【発明の属する技術分野】
本発明は、伝票のレイアウト情報を修正して登録するレイアウト情報登録システム、レイアウト情報登録プログラム、およびレイアウト情報登録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、銀行業務などで伝票をスキャナーでその伝票イメージを読み取り、レイアウト情報をもとに該当場所の文字認識を行いデータ入力することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のシステムでは、伝票から読み取った伝票イメージについて、レイアウト情報がDBに登録されていれば当該レイアウト情報に従い該当個所(伝票では該当セル)の文字認識を行ってデータを読み取ることができる。
【0004】
しかし、該当するレイアウト情報がDBに登録されていなかった場合には、該当伝票を取り寄せてスキャナで伝票イメージを読み取って画面上に表示し、いずれの伝票かを認識する場所およびデータを読み取る場所(セル)を登録者が手作業で指定してDBに登録した後、当該レイアウト情報を用いてスキャナで読み取った伝票イメージから伝票名および該当場所からデータを文字認識で読み取るという手間が必要となってしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、これらの問題を解決するため、伝票から伝票イメージを読み取ってDBを参照してレイアウト情報が登録されていないときに、類似する伝票の伝票イメージ、異なる情報および元の伝票イメージを表示し、異なる情報を修正してDBに登録し、伝票のレイアウト情報を迅速かつ簡易に登録可能にすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。
【0007】
図1において、イメージリーダ装置11は、伝票を読み取って伝票イメージを生成するものである。
【0008】
レイアウト解析システム12は、伝票イメージのレイアウト解析したりなどするものである。
【0009】
レイアウトDB16は、伝票イメージのレイアウト情報を登録したものである。
【0010】
メンテナンス情報DB17は、読み取った伝票イメージに類似する登録されている伝票などに関する情報である。
【0011】
伝票登録システム22は、伝票イメージのレイアウト情報を修正して登録したりなどするものである。
【0012】
次に、動作を説明する。
イメージリーダ装置11が伝票を読み取って伝票イメージを生成し、レイアウト解析システム12が読み取った伝票イメージをもとにレイアウトDB16を参照して一致するものが存在しなく、類似する伝票が存在したときに、当該類似する伝票の伝票イメージおよび類似情報をメンテナンス情報DB17に格納し、伝票登録システム22がこの類似する伝票イメージ、類似情報および読み取った伝票イメージを表示し、伝票イメージ中の該当個所のレイアウト情報が修正されたときに、修正されたレイアウト情報および伝票イメージをレイアウトDB16に登録するようにしている。
【0013】
この際、画面上に表示した類似情報中から相違するレイアウト情報が選択されたときに、読み取った伝票イメージおよびレイアウトDB16から読み出した類似する伝票イメージ中の該当個所を強調表示し、強調表示された個所が修正されたときに修正後のレイアウト情報をレイアウトDB16に登録するようにしている。
【0014】
また、レイアウト情報は、伝票を特定するレイアウト情報として当該伝票中の場所と文字認識した情報、および当該伝票から読み取るデータのレイアウト情報として当該伝票中の場所あるいは表中の該当セルとするようにしている。
【0015】
従って、伝票から伝票イメージを読み取ってレイアウトDB16を参照してレイアウト情報が登録されていないときに、類似する伝票の伝票イメージ、異なる情報および元の伝票イメージを表示し、異なる情報を修正してレイアウトDB16に登録することにより、伝票のレイアウト情報を迅速かつ簡易に登録することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、図1から図11を用いて本発明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0017】
図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、端末システム1は、銀行業務などの運用環境における端末システムであって、ここでは、イメージリーダ装置11、レイアウト解析システム12、勘定系処理プログラム15、レイアウトDB16、メンテナンス情報DB17、表示装置3、入力装置4などから構成されるものである。
【0018】
イメージリーダ装置11は、伝票を読み取って伝票イメージを生成するものである。生成された伝票イメージは、一致する伝票のレイアウト情報をもとに伝票中の該当セルなどのデータを文字認識し、データとして出力するようにしている。
【0019】
レイアウト解析システム12は、伝票イメージのレイアウト解析などするものであって、ここでは、レイアウト解析処理プログラム13およびメンテナンス情報蓄積処理プログラム14などから構成されるものである。
【0020】
レイアウト解析処理プログラム13は、伝票から読み取った伝票イメージをレイアウト解析し、レイアウトDB16から一致する伝票イメージの伝票を見つかった場合には当該伝票のレイアウト情報に従い、当該伝票イメージ中の該当セル(該当場所)からデータを文字認識させ、一方、レイアウトDB16に一致する伝票イメージが見つからなかった場合には一部一致する類似の伝票イメージを見つけて当該類似情報、類似する伝票イメージをメンテナンス情報蓄積処理プログラム14にメンテナンス情報DB17に登録させるようにしている。
【0021】
メンテナンス情報蓄積処理プログラム14は、メンテナンス情報をメンテナンス情報DB17に登録するものである(図10の(a)参照)。
【0022】
勘定系処理プログラム15は、ネットワーク18を介して勘定系ホスト19と通信し、勘定系の各種処理を実行するものである。
【0023】
レイアウトDB16は、伝票のレイアウト情報を登録するものである(図10の(b)など参照)。
【0024】
メンテナンス情報DB17は、類似する伝票名、類似情報および原伝票イメージを登録するものである(図10の(a)など参照)。
【0025】
ネットワーク18は、端末システム(運用環境)1と勘定系ホスト19とを接続して相互にデータの授受を行うためのものである。
【0026】
勘定系ホスト19は、金融における勘定系に関する各種処理を行うものである。
【0027】
登録端末システム(登録環境)2は、運用環境で伝票から読取った伝票イメージおよび類似情報をもとに、レイアウト情報を作成して登録したりなどするものであって、ここでは、イメージリーダ装置21、伝票登録システム22、メンテナンス情報DB17、およびレイアウトDB16などから構成されるものである。
【0028】
イメージリーダ装置21は、伝票を走査して伝票イメージを生成したりなどするものである。
【0029】
伝票登録システム22は、伝票を走査して生成した伝票イメージについて、文字認識するためのレイアウト情報を作成して登録したりなどするものであって、ここでは、メンテナンス情報DB取込処理プログラム23、伝票定義処理プログラム24、および定義確認処理プログラム25などから構成されるものである。
【0030】
メンテナンス情報DB取込処理プログラム23は、メンテナンス情報DB17から該当メンテナンス情報を取り込んで画面上に表示したりなどするものである。
【0031】
伝票定義処理プログラム24は、類似情報、その伝票イメージ、および読み込んだ伝票イメージを画面上に表示し、修正されたときにレイアウト情報を修正したりなどするものである。
【0032】
定義確認処理プログラム25は、伝票定義処理プログラム24で修正されたレイアウト情報について確認するものである。
【0033】
表示装置5は、類似する伝票イメージ、その類似情報および読み込んで生成した伝票イメージを画面上に表示して修正を促したりなどするためのものである。
【0034】
入力装置6は、各種入力装置であって、キーボード、マウスなどである。
図2は、本発明の動作説明図(運用環境)を示す。
【0035】
(1) イメージリーダ装置11が伝票を走査して伝票イメージを生成する。
(2) レイアウト解析システム12が生成された伝票イメージについて、レイアウトDB16を参照して一致する伝票イメージが登録されているか解析する。
【0036】
S1は、解析結果を判別する。OKの場合には、S2に進む。NGの場合には、S3に進む。
【0037】
S2は、解析結果がOKで一致する伝票イメージがあって、そのレイアウト情報が登録されていると判明したので、業務処理(伝票イメージについて、レイアウト情報に従い該当する伝票の場所(セル)のイメージを文字認識して当該伝票から読取ったデータとして所定の業務処理(例えば振替伝票イメージの金額欄から文字認識したデータに相当する金額を受取人の口座に振り込むなどの業務処理))を行う。
【0038】
S3は、解析結果がNGであったので、ここでは、解析結果をメンテナンス情報DB17に出力(格納)する。
【0039】
S4は、イメージデータを出力する。
S5は、解析エラー時の業務処理を行う。
【0040】
以上によって、伝票をイメージリーダ装置11で読取って伝票イメージを生成し、レイアウト解析システム12が生成した伝票イメージについてレイアウトDB16を参照して一致するものが登録されていた場合はそのレイアウト情報に従い文字認識して業務処理を行い、一方、一致するものが登録されていなかった場合には類似する情報などおよび伝票イメージをメンテナンス情報DB17に登録して後述する登録環境に渡し、当該登録環境で伝票イメージ、類似情報などをもとにそのレイアウト情報を作成して伝票イメージと一緒にしてレイアウトDB16に登録することが可能となる。
【0041】
図3は、本発明の説明図を示す。これは、図2の構成もとで、入力される伝票、伝票イメージ、解析結果情報(類似情報)、レイアウトDB16の例などを示す。
【0042】
図3において、イメージリーダ装置11は、左上の伝票Dを走査して左下の伝票イメージを生成する。
【0043】
レイアウト解析システム12は、左下の伝票イメージを読み込み、右側のレイアウトDB16中の伝票Aから伝票Cを参照し、ここでは、一致する伝票イメージが当該伝票Aから伝票Cにはなく、一部一致する類似する伝票イメージとして伝票Aが見つかるので、当該類似する伝票Aの類似情報として図示の下記の情報を中央下段に示すように生成する(メンテナンス情報DB17に格納する)。
【0044】
▲1▼結果:類似あり/新規/リジェクト(排出)
▲2▼類似情報1:振込依頼書(伝票A)に類似
・外観罫線が同一
・ユニーク定義「振込依頼書」が同一
・ユニーク定義「A株式会社」が相違
ここで、▲1▼の結果は、ここでは、下線を引いた「類似あり」となる。▲2▼の類似情報1の
・「振込依頼書(伝票A)に類似」は、左下の伝票Dの伝票イメージがレイアウトDB16中の伝票Aの「振込依頼書」と同一であるが、「A株式会社」が「D株式会社」と相違するので一部一致となって類似するので、「振込依頼書(伝票A)に類似」と出力する。
【0045】
・外観罫線が同一は、左下の伝票Dの伝票イメージがレイアウトDB16中の伝票Aの「振込依頼書」の外観罫線が同一であるので、同一と出力する。
【0046】
・ユニーク定義「振込依頼書」が同一は、左下の伝票Dの伝票イメージ中の「振込依頼書」のセルの認識結果とレイアウトDB16中の伝票Aの伝票イメージ中の「振込依頼書」の同一セルの認識結果とが同一であるので、同一と出力する。
【0047】
・ユニーク定義「A株式会社」が相違は、左下の伝票Dの伝票イメージ中の「D株式会社」のセルの認識結果とレイアウトDB16中の伝票Aの伝票イメージ中の「A株式会社」の同一セルの認識結果とが相違するので、「A株式会社」と相違すると出力する。
【0048】
以上によって、読み込んだ伝票イメージをもとに、レイアウトDB16中の伝票イメージと照合して一致するときはそのレイアウト情報に従いデータを文字認識し、一方、一部一致するときは類似あり、同一情報(「振込依頼書」が同一)、相違情報(「A株式会社」が相違)をメンテナンス情報DB17に出力することが可能となる。
【0049】
次に、図4のフローチャートの順番に従い図1から図3の構成の動作を詳細に説明する。
【0050】
図4は、本発明の動作説明フローチャート(その1)を示す。
図4において、S11は、イメージデータを読み込む。これは、例えば既述した図3の左上の伝票Dをイメージリーダ装置11で取り込んで生成した伝票イメージ(イメージデータ)を読み込む。
【0051】
S12は、レイアウトDB16と比較する。これは、S11で読み込んだ伝票イメージ中の伝票を特定する部分のデータ(例えば既述した図3の左下の伝票イメージ中の「振込依頼書」、「D株式会社」(イメージデータあるいは文字認識したテキストデータ))と、図3の右側のレイアウトDB16中の伝票A,B,C・・・の伝票を特定する部分のデータ(図3では伝票A(「振込依頼書」と「A株式会社」),伝票B(「振込依頼書」と「B株式会社」)など)と一致するか、あるいは部分一致するか(類似するか)を比較する。
【0052】
S13は、レイアウトDB16との比較結果は「一致」か判別する。YESの場合には、S11で読込んだ伝票イメージと一致する伝票イメージの伝票が見つかったので、S14以降で当該見つかった伝票のレイアウト情報を使用して文字認識処理などを行う。一方、S13のNOの場合には、一致する伝票イメージの伝票がレイアウトDB16中から見つからなかったので、S18でエラーメッセージを画面表示(図8の(b)参照)し、S19で詳細情報判定処理(図5参照)を行う。
【0053】
S14は、S13のYESで一致する伝票がレイアウトDB16中から見つかったので、一致したレイアウトの伝票名を抽出する。
【0054】
S15は、文字認識位置を抽出し文字認識処理を実施する。例えば伝票Dの伝票イメージのデータ域のセルのイメージを文字認識して「¥1000」を得る。
【0055】
S16は、認識文字を入力データ比較領域に退避する。
S17は、伝票名を画面に表示する。
【0056】
以上によって、伝票から読取った伝票イメージについてレイアウトDB16を検索して一致する伝票が見つかった場合にはその伝票に対応づけて登録されているレイアウト情報に従って、読み取った伝票イメージ中のデータ個所(セル)のイメージを文字認識してデータとして取り込み、一方、一致する伝票が見つからなかった場合には、後述する図5のフローチャートに従い、類似するときはその類似情報および伝票イメージを一緒にしてメンテナンス情報DB17に登録し、一方、一部も一致しない場合には新規の伝票として伝票イメージをメンテナンス情報DB17に登録することが可能となる。そして、メンテナンス情報DB17に登録した類似情報、伝票イメージを画面上に表示し、後述する図7のフローチャートに従いレイアウトDB16に簡易、迅速に登録する。
【0057】
図5は、本発明の動作説明フローチャート(その2)を示す。図5は、既述した図4のS19の詳細フローチャートを示す。
【0058】
図5において、S21は、レイアウトDB16との比較結果を取り込む。これは、既述した図4のS12の読込んだ伝票イメージとレイアウトDB16との比較結果(ここでは、一部一致、全部不一致)を取り込む。
【0059】
S22は、類似レイアウトが存在するか判別する。これは、S21で取り込んだ比較結果に、類似する伝票がレイアウトDB16中に見つかったか判別する。YESの場合には、S23に進む。NOの場合には、S30で「比較結果」に「新規」を設定(例えば既述した図3の中央下の解析結果情報の▲1▼結果の欄に「新規」を設定)し、S28、S29でイメージデータ(伝票イメージ)および比較結果「新規」をレイアウト情報DB17に格納する。
【0060】
S23は、S22のYESで類似する伝票がレイアウトDB16中に見つかったので、「比較結果」に「類似」を設定(例えば既述した図3の中央下の解析結果情報の▲1▼結果の欄に「類似あり」を設定)する。
【0061】
S24は、類似伝票名を獲得する。ここでは、例えば類似伝票名「伝票A」を獲得する。
【0062】
S25は、同一のユニーク定義を獲得する。これは、例えば図3の中央下の解析結果情報の▲2▼類似情報1中のユニーク定義「振込依頼書」が同一を獲得する。
【0063】
S26は、類似のユニーク定義を獲得する。これは、例えば図3の中央下の解析結果情報の▲2▼類似情報1中のユニーク定義「A株式会社」が相違を獲得する。
【0064】
S27は、他に類似レイアウトが存在するか判別する。YESの場合には、次の類似レイアウトについて、S24以降を繰り返す。NOの場合には、S28に進む。
【0065】
S28は、イメージデータ(読込んだ伝票イメージ)をメンテナンス情報DB17へ格納する。
【0066】
S29は、類似伝票名、ユニーク定義情報をメンテナンス情報DB17へ格納する。これらS28、S29は、S24からS26で獲得した例えば図3の中央下の解析結果情報の▲1▼結果(「類似あり」)、▲2▼類似情報(外枠罫線が同一、ユニーク定義(「振込依頼書」と同一)、ユニーク定義(「A株式会社」と相違)などを後述する図10の(a)および図11のメンテナンス情報DB17に示すように格納する。
【0067】
以上によって、伝票から読込んで生成した伝票イメージとレイアウトDB16との比較結果が類似する場合については既述した図3の中央下の解析結果情報(結果(類似)、ユニーク定義(「振込依頼書」が同一、「A株式会社」が相違)と伝票イメージをレイアウト情報DB17に格納し、一方、一致も類似もしない場合には解析結果(新規)と伝票イメージをレイアウト情報DB17に格納することが可能となる。
【0068】
図6は、本発明の動作説明フローチャート(その3)を示す。
図6において、S41は、メンテナンス情報DB17を読込む。これは、既述した図5のS29でメンテナンスDB17に格納した情報を読込む。
【0069】
S42は、登録用のメンテナンス情報DB17へ格納する。
以上によって、既述した図1の端末システム(運用環境)1内のメンテナンス情報DB17内の全てのメンテナンス情報が、登録端末システム(登録環境)2内のメンテナンス情報DB17に転送されて登録されることとなる。当該登録は、随時、定期的、あるいは端末システム1内のメンテナンス情報DB17にメンテナンス情報が格納されたときに自動的に登録端末システム2に転送して当該登録端末システム2内のメンテナンス情報DB17に登録する。
【0070】
図7は、本発明の動作説明フローチャート(その4)を示す。
図7において、S51は、登録用のメンテナンス情報DB17を読込む。
【0071】
S52は、イメージデータ(伝票イメージ)を表示する。これらS51、S52は、図1の登録端末システム2内のメンテナンス情報DB17から例えば既述した図3の左下の伝票Dの伝票イメージを取り出して画面上に例えば図8の(c−2)に示すように表示する。
【0072】
S54は、解析結果情報を表示する。これは、メンテナンス情報DB17から登録されている解析結果情報として、既述した図3の中央下の解析結果情報を図8の(c−1)に示すように表示する。
【0073】
S55は、解析結果は「類似」か判別する。YESの場合には、S56に進む。NOの場合には、S62で新規伝票としてユニーク定義(伝票として認識する個所(セル)と「振込依頼書」、「D株式会社」)を入力し、S59で文字認識個所を定義(例えば所定セルIDあるいは左上を基点とした座標値を定義)し、S61でレイアウトDB16に登録する。
【0074】
S56は、S55のYESで解析結果が「類似」と判明したので、類似伝票名を表示する。例えば図9の(a)の画面上の類似伝票名「伝票A」を表示する。
【0075】
S57は、ユニーク定義個所を表示する。これは、例えば図9の(a)の右側の類似情報の欄に示すように、
・「振込依頼書」が同一
・「A株式会社」が相違
表示する。
【0076】
S58は、類似伝票との相違個所を定義する。これは、図9の(a)の画面上の右側の類似伝票の欄のここでは、相違する
・「A株式会社」が相違
の任意の個所をマウスでクリックすると、左側の類似伝票Aおよび原伝票D中の該当個所が強調表示され、修正可能になるので、登録者が正しい文字列、例えば上段の類似伝票A中の「A株式会社」を「D株式会社」にキー入力すると、当該キー入力されたテキストデータをイメージデータに変換して当該個所に貼り付けて修正する。
【0077】
S59は、文字認識個所を定義する。これは、伝票中の文字認識個所が相違するときは正しい文字認識個所(セルIDあるいは左上の基点から座標)を定義する。
【0078】
S60は、伝票名を入力する。これは、図9の(b)の画面から登録する伝票イメージの伝票名(ここでは、伝票D)を入力する。
【0079】
S61は、レイアウトDB16に登録する。
以上によって、メンテナンス情報DB17から原伝票イメージおよび類似情報を取り出して例えば図9の(a)に示すように表示し、類似情報中の相違する情報の行をマウスでクリックすると、相違個所が強調表示されて修正可能となるので登録者が修正して正しくした後にレイアウトDB16に登録することが可能となる。
【0080】
図8は、本発明の画面例を示す。
図8の(a)は、画面1を示す。この画面1は、運用環境で伝票のレイアウトが一致した時の画面例である(既述した図4のS17)。
【0081】
図8の(b)は、エラーメッセージ表示例を示す。図示のエラーメッセージ表示例は、既述した図4のS18で表示されるエラーメッセージであって、伝票から読込んで生成した伝票イメージとレイアウトDB16とを比較し、一致するものがないときに表示されるものである。
【0082】
図8の(c)は、メンテナンス情報DB17に格納するメンテナンス情報の例を示す。ここでは、図8の(c−1)の解析結果情報として、図示の下記の情報を設定する。
【0083】
・解析結果:類似あり
・類似情報:
・類似伝票名:伝票A
・同一個所 :「振込依頼書」
・相違個所 :「A株式会社」
図8の(c−2)は、原伝票イメージを示す。ここでは、既述した図3の左上の伝票Dを読込んで生成して伝票イメージである。
【0084】
図9は、本発明の説明図を示す。
図9の(a)は、画面例を示す。
【0085】
図9の(a)において、画面の左上の「類似伝票A」は、左下の「原伝票D」と類似するとしてレイアウトDB16から取り出された伝票であって、伝票イメージ(画像)である。
【0086】
画面の左下の「原伝票D」は、「原伝票D」を読込んで生成した原伝票Dのイメージデータ(伝票Dイメージ)である。
【0087】
画面の右側の類似情報は、「原伝票D」と類似するとしてレイアウトDB16から取り出した左上の「類似伝票A」との類似情報であって、ここでは、図示の下記の情報を表示する(メンテナンス情報DB17から取り出して表示する)。
【0088】
・類似情報:
・類似伝票名:「伝票A」(左下の「原伝票D」が左上の「類似伝票A」と類似である旨を表す)
・「振込依頼書」が同一(左下の「原伝票D」が左上の「類似伝票A」と「振込依頼書」で同一である旨を表す)
・「A株式会社」が相違(左下の「原伝票D」中の「D株式会社」が左上の「類似伝票A」の「A株式会社」と相違する旨を表す)
図示の状態で、
・「A株式会社」が相違の行の任意個所をマウスでクリックすると、当該「A株式会社」が相違に関連する、左上の「A株式会社」と、左下の「D株式会社」がそれぞれ強調表示され、例えば左上の「A株式会社」が修正可能となり、登録者がキーボードを操作して「D株式会社」と修正入力すると、修正入力されたテキストデータがイメージデータに変換されて貼り付けられて新たな「D株式会社」に修正される(この際、フォントサイズ、フォントを指定すれば指定に従い変換される)。
【0089】
以上の図9の(a)で「A株式会社」を「D株式会社」に修正した後、登録ボタンを押下すると、図9の(b)の画面が表示される。
【0090】
図9の(b)は、伝票名を入力する画面例を示す。ここでは、新たに登録しようとする伝票名を「伝票D」として入力した状態を示す。この状態で登録ボタンを押下すると、レイアウトDB16に修正後の伝票Dとして類似伝票A中の相違個所「A株式会社」を「D株式会社」に修正した後の伝票イメージとレイアウト情報が一緒にされて登録されることとなる。
【0091】
図10は、本発明のDB例を示す。
図10の(a)は、メンテナンス情報DB例を示す。メンテナンス情報DB17には、図示の下記の情報を対応づけて登録する。
【0092】
・メンテナンス情報No:
・エラー詳細ID:001
・イメージデータ:
・その他:
ここで、メンテナンス情報Noはメンテナンス情報のシーケンシャルの番号である。エラー詳細IDは、後述する図11のメンテナンス情報DB(エラー詳細)中の登録したエラー詳細のIDである。イメージデータは原伝票の伝票イメージである。
【0093】
図10の(b)は、レイアウトDB例を示す。図示のレイアウトDB16には、図示の下記の情報を対応づけて登録する。
【0094】
・レイアウト情報No:
・伝票名:
・認識1:
・認識位置1:左上座標
・認識ビットマップ1:振込伝票イメージ
・・・
・文字認識位置:左上座標とサイズ
・その他:
ここで、レイアウト情報Noはレイアウト情報のシーケンシャルNoである。伝票名は当該伝票に付与した伝票名である。認識1、2・・・は伝票として認識するための情報のある伝票上の位置1、2・・・(伝票の左上を基点にして当該認識位置の左上座標1,2・・・)とその認識ビットマップ(例えば「振込伝票」、「A株式会社」などのビットマップ)である。文字認識位置は伝票から読み取るデータの文字位置(伝票の左上を基点とした座標とサイズあるいは表のセル)である。尚、認識ビットマップの代わりに、当該認識ビットマップを文字認識した文字列を登録し、原伝票イメージからも該当個所を文字認識した文字列にして両者を比較するようにしてもよい。
【0095】
図11は、本発明のメンテナンス情報DB(エラー詳細)例を示す。図示のメンテナンス情報DB(エラー詳細)17は、既述した図10の(a)のメンテナンス情報DB17のエラー詳細の情報を登録したものであって、ここでは、図示の下記の情報を対応づけて登録したものである。
【0096】
・エラー詳細ID:
・類似伝票名1:
・ユニーク定義個所1:「振込依頼書」が同一
・ユニーク定義個所2:「A株式会社」が相違
・・・
ここで、エラー詳細IDは既述した図10の(a)のメンテナンス情報DB17中のエラー詳細IDに対応するものである。類似伝票名1,2・・・は原伝票イメージに類似するレイアウトDB16中の伝票名である。ユニーク定義個所1、2・・・は原伝票イメージと類似伝票名1,2・・・との相違する個所である。
【0097】
(付記1)
伝票のレイアウト情報を修正して登録するレイアウト情報登録システムにおいて、
伝票からスキャナで読み取った伝票イメージに該当する伝票がデータベースに登録されていなくて類似する伝票が登録されていたときに、当該類似する伝票の伝票イメージ、読み取った伝票イメージおよび類似情報を表示する手段と、
前記表示された類似情報をもとに、前記伝票イメージ中の該当個所のレイアウト情報を修正する手段と、
前記修正したレイアウト情報および伝票イメージを前記データベースに登録する手段と
を備えたことを特徴とするレイアウト情報登録システム。
【0098】
(付記2)
画面上に表示した類似情報中から相違するレイアウト情報が選択されたときに、前記読み取った伝票イメージおよびデータベースから読み出した類似する伝票イメージ中の該当個所を強調表示し、当該強調表示された個所が修正されたときに修正後のレイアウト情報を前記データベースに登録することを特徴とする付記1記載のレイアウト情報登録システム。
【0099】
(付記3)
前記レイアウト情報として、伝票を特定するレイアウト情報として当該伝票中の場所と文字認識した情報、および当該伝票から読み取るデータのレイアウト情報として当該伝票中の場所あるいは表中の該当セルとしたことを特徴とする付記1あるいは付記2記載のレイアウト情報登録システム。
【0100】
(付記4)
伝票のレイアウト情報を修正して登録するレイアウト情報登録プログラムにおいて、
コンピュータに、
伝票からスキャナで読み取った伝票イメージに該当する伝票がデータベースに登録されていなくて類似する伝票が登録されていたときに、当該類似する伝票の伝票イメージ、読み取った伝票イメージおよび類似情報を表示する手段と、
前記表示された類似情報をもとに、前記伝票イメージ中の該当個所のレイアウト情報を修正する手段と、
前記修正したレイアウト情報および伝票イメージを前記データベースに登録する手段と
として実行させるためのレイアウト情報登録プログラム。
【0101】
(付記5)
伝票のレイアウト情報を修正して登録するレイアウト情報登録方法において、伝票からスキャナで読み取った伝票イメージに該当する伝票がデータベースに登録されていなくて類似する伝票が登録されていたときに、当該類似する伝票の伝票イメージ、読み取った伝票イメージおよび類似情報を表示するステップと、前記表示された類似情報をもとに、前記伝票イメージ中の該当個所のレイアウト情報を修正するステップと、
前記修正したレイアウト情報および伝票イメージを前記データベースに登録するステップと
を有するレイアウト情報登録方法。
【0102】
(付記6)
伝票のレイアウト情報を修正して登録するレイアウト情報登録プログラムを記録した記録媒体において、
伝票からスキャナで読み取った伝票イメージに該当する伝票がデータベースに登録されていなくて類似する伝票が登録されていたときに、当該類似する伝票の伝票イメージ、読み取った伝票イメージおよび類似情報を表示する手段と、
前記表示された類似情報をもとに、前記伝票イメージ中の該当個所のレイアウト情報を修正する手段と、
前記修正したレイアウト情報および伝票イメージを前記データベースに登録する手段と
を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、伝票から伝票イメージを読み取ってレイアウトDB16を参照してレイアウト情報が登録されていないときに、類似する伝票の伝票イメージ、異なる情報および元の伝票イメージを表示し、異なる情報を修正してレイアウトDB16に登録する構成を採用しているため、伝票のレイアウト情報を迅速かつ簡易に登録することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の動作説明図(運用環境)である。
【図3】本発明の説明図である。
【図4】本発明の動作説明フローチャート(その1)である。
【図5】本発明の動作説明フローチャート(その2)である。
【図6】本発明の動作説明フローチャート(その3)である。
【図7】本発明の動作説明フローチャート(その4)である。
【図8】本発明の画面例である。
【図9】本発明の説明図である。
【図10】本発明のDB例である。
【図11】本発明のメンテナンス情報DB(エラー詳細)である。
【符号の説明】
1:端末システム(運用環境)
11:イメージリーダ装置
12:レイアウト解析システム
16:レイアウトDB
17:メンテナンス情報DB
2:登録端末システム(登録環境)
22:伝票登録システム
Claims (5)
- 伝票のレイアウト情報を修正して登録するレイアウト情報登録システムにおいて、
伝票から読み取った伝票イメージに該当する伝票がデータベースに登録されていなくて類似する伝票が登録されていたときに、当該類似する伝票の伝票イメージ、読み取った伝票イメージおよび類似情報を表示する手段と、
前記表示された類似情報をもとに、前記伝票イメージ中の該当個所のレイアウト情報を修正する手段と、
前記修正したレイアウト情報および伝票イメージを前記データベースに登録する手段と
を備えたことを特徴とするレイアウト情報登録システム。 - 画面上に表示した類似情報中から相違するレイアウト情報が選択されたときに、前記読み取った伝票イメージおよびデータベースから読み出した類似する伝票イメージ中の該当個所を強調表示し、当該強調表示された個所が修正されたときに修正後のレイアウト情報を前記データベースに登録することを特徴とする請求項1記載のレイアウト情報登録システム。
- 前記レイアウト情報として、当該伝票中の場所と文字認識した情報、および当該伝票から読み取るデータのレイアウト情報として当該伝票中の場所あるいは表中の該当セルとしたことを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載のレイアウト情報登録システム。
- 伝票のレイアウト情報を修正して登録するレイアウト情報登録プログラムにおいて、
コンピュータに、
伝票から読み取った伝票イメージに該当する伝票がデータベースに登録されていなくて類似する伝票が登録されていたときに、当該類似する伝票の伝票イメージ、読み取った伝票イメージおよび類似情報を表示する手段と、
前記表示された類似情報をもとに、前記伝票イメージ中の該当個所のレイアウト情報を修正する手段と、
前記修正したレイアウト情報および伝票イメージを前記データベースに登録する手段と
を実行させるためのレイアウト情報登録プログラム。 - 伝票のレイアウト情報を修正して登録するレイアウト情報登録方法において、伝票から読み取った伝票イメージに該当する伝票がデータベースに登録されていなくて類似する伝票が登録されていたときに、当該類似する伝票の伝票イメージ、読み取った伝票イメージおよび類似情報を表示するステップと、
前記表示された類似情報をもとに、前記伝票イメージ中の該当個所のレイアウト情報を修正するステップと、
前記修正したレイアウト情報および伝票イメージを前記データベースに登録するステップと
を有するレイアウト情報登録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002217387A JP2004062351A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | レイアウト情報登録システム、レイアウト情報登録プログラム、およびレイアウト情報登録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002217387A JP2004062351A (ja) | 2002-07-26 | 2002-07-26 | レイアウト情報登録システム、レイアウト情報登録プログラム、およびレイアウト情報登録方法 |
Publications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100891336B1 (ko) * | 2007-07-05 | 2009-03-31 | 삼성전자주식회사 | 마스크 레이아웃 이미지의 생성 방법, 이를 수행하는프로그래밍된 명령을 저장하는 컴퓨터에서 판독 가능한저장 매체 및 이미징 시스템 |
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-
2002
- 2002-07-26 JP JP2002217387A patent/JP2004062351A/ja active Pending
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