JP2004061429A - 道路情報センタ、迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラムおよび道路情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】それぞれ車載端末を搭載した多数の車両3A、3B・・・が、ネットワーク2を介して道路情報センタ1に接続されている。センタ1は、主要路(例えば31〜35)と主要路の渋滞情報の他に、車両の通過が可能であるか否か不明な細街路(例えば41〜43)の道路地図を記憶しており、例えば図3に示すような道路地図を車両に提供する。特定車両(例えば車両3A)からセンタ1に対して、渋滞地域J1〜J4を回避して現在位置JPから目的地TGまでの迂回路の要求があったとき、センタ1は、他の車両(例えば車両3B)に対して、現在地JPから渋滞なく移動できるAゾーンと目的地TPから渋滞なく移動できるBゾーンとの間の迂回路を求める情報を提供する(図5参照)。他の車両が、AゾーンとBゾーンとの間を過去に実際に走行していた場合に、他の車両に記憶されている過去の実際の走行経路が、センタ1を介して特定車両に提供される(図7参照)。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は迂回路を提供する道路情報センタ、迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラムおよび道路情報処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の車両では、GPSを利用したナビゲーションシステムを搭載したものが多くなっている。このナビゲーションシステムは基本的には、地図情報を記憶した記憶媒体と、自車位置を取得するGPSアンテナと、ディスプレイとを備えており、ディスプレイ上に表示された道路地図上にGPSアンテナによって取得された自車位置を表示するものとなっている。そして、最近では、VICSによって、主要路の渋滞情報を取得して、この取得した渋滞情報をディスプレイに表示されている道路地図上に表示することも行われている。また、現在地から設定された目的地までの誘導経路を決定(演算)して、ディスプレイに表示された道路地図上にこの誘導経路を表示することも行われている。
【0003】
一方、最近では、道路地図に関連させた特別のサービスを、特別に契約した会員の車両に対して提供することが行われており、この特別のサービスを行うために、上記会員となった者の車両(の車載端末)にネットワークを介して接続された道路情報センタが設置されている(例えば特開平11−143358号公報参照)。この道路情報センタが提供する特別なサービスの一態様として、例えば車両周辺の詳細な道路地図の提供や、より詳細な渋滞情報の提供、さらにはこの渋滞を避けて現在地から目的地までの迂回路の提供等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、渋滞情報は、通常は、車両の通過が可能であることがあらかじめ分かっている主要路についてのみ行われると共に、渋滞を迂回する迂回路も、主要路のみを利用して決定するようにしているのが現状である。
【0005】
一方、ナビゲーションシステムのディスプレイに表示される道路地図としては、主要路の他に、車両の通過が可能であるかが確認されていない細街路をも含めて表示されるのが一般的である。すなわち、例えば、幅員が4m以上の道路が車両の通過可能な主要路とされ、幅員が4m未満の道路は車両の通過が可能か否かが不明な細街路とされる。
【0006】
上述のように、ディスプレイに表示される道路地図としては細街路を含んでいても、迂回路の決定に際しては、この細街路が全く利用されていないのが現状である。このことは、実際には車両が通過できる細街路が存在しているにもかかわらず、迂回路の決定に際しては車両が通過可能な細街路が全く無視されているということになる。
【0007】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、迂回路の決定を細街路を含めて行えるようにした道路情報センタ、迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラムおよびお道路情報処理装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあっては、基本的には、細街路を含む迂回路の決定を、他の車両の過去の走行経路を有効に利用して行うようにしてある。
【0009】
具体的には、本発明による道路情報センタにあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
それぞれ車載端末を搭載した多数の車両に対してネットワークを介して接続されると共に、道路地図とその渋滞情報とを記憶した記憶手段を備えており、現在地と目的地とを送信してきた特定車両に対して、渋滞情報のある道路を迂回して現在地から目的地までの迂回路を返信する道路情報センタであって、
前記道路情報センタは、
他の車両に対して前記現在地から目的地までの迂回路を求める問合わせ情報を送信すると共に、該他の車両から送信されてきた迂回路を受信する受付機能と、
前記受付機能によって得られた迂回路を前記特定車両に送信する機能と、
を備えているようにしてある。
上記解決手法によれば、現在地から目的地までの間を他の車両が過去に実際に移動した経路を、特定車両のための迂回路として利用することが可能となる。そして、他の車両の過去の移動経路中に、道路情報センタにとっては車両の通過が可能か否か不明な細街路を含んでいたとしても、この細街路を他の車両が過去に実際に通過したことが確認されているので、この細街路を含む過去の移動経路を特定車両のための迂回路として安心して提供することが可能となる。
【0010】
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2〜請求項6に記載のとおりである。すなわち、
前記道路情報センタは、
前記道路地図として主要路と細街路とを記憶していると共に、前記渋滞情報は該主要路と細街路とのうち主要路についてのみ記憶しており、
前記主要路のみを利用しての迂回路が決定できなかったことを条件として、前記問合わせ情報を他の車両に送信するように設定されている、
ようにすることができる(請求項2対応)。この場合、通常は主要路のみを利用した迂回路を提供しつつ、主要路のみでは迂回路を決定できない場合にのみ細街路を含むこともある迂回路の提供が行われることになる。
【0011】
前記道路情報センタは、
前記主要路のみを利用しての迂回路が決定できなかったときに、まず前記特定車両に対して他の車両から迂回路の情報を取得するか否かの問合わせを行って、他の車両から迂回路の情報を取得することを希望する旨の返信が該特定車両からあったことを条件として、他の車両に対して迂回路を求める問合わせ情報を送信するように設定されている、
ようにすることができる(請求項3対応)。この場合、他の車両からの情報を利用した迂回路の提供であることを、特定車両を運転する者に対して事前に了解させることができる。
【0012】
前記受付機能は、
前記現在地から渋滞なく移動可能な第1ゾーンと、前記目的地から渋滞なく移動可能な第2ゾーンとを設定するゾーン設定機能をさらに有して、
前記第1ゾーンと第2ゾーンとを前記他の車両に提示して、該他の車両からは該第1ゾーンから第2ゾーンに到るまでの迂回路を受信するように設定されている、
ようにすることができる(請求項4対応)。この場合、迂回路の提供が可能な他の車両の数をより多く確保することができる。
【0013】
前記受付機能は、前記特定車両以上の大きさの他の車両に対してのみ、迂回路を求める前記問い合わ情報を送信する、ようにすることができる(請求項5対応)。この場合、提供された迂回路を特定車両が確実に通過することができる。
【0014】
前記受付機能は、前記他の車両に対して、主要路と該主要路の渋滞情報と細街路とについての地図情報を提示する、ようにすることができる(請求項6対応)。この場合、迂回路を提供しようとする他の車両が、渋滞情報を含むような迂回路を提供してしまう事態を極力防止する上で好ましいものとなる。。
【0015】
前記目的を達成するため、本発明における迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラムにあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項7に記載のように、
特定車両が要求する現在地から目的地までの迂回路の情報を提供するためのコンピュータ用プログラムであって、
他の車両に対して、前記現在地から目的地までの迂回路の問合わせ情報を送信する手順Aと、
他の車両から送信されてくる迂回路を受信させる手順Bと、
手順Bで受信された迂回路を前記特定車両に送信する手順Cと、
を実行させるようにしてある。これにより、他の車両を利用して、細街路を含めて迂回路を得ることが可能になる。特に、プログラムを道路情報センタに組み込むことにより請求項1に対応した効果を得ることができ、またプログラムを車両の例えばナビゲーションシステムに組み込むことにより別途道路情報センタを利用することなく細街路を含めた迂回路を得ることが可能になる。
【0016】
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項8〜請求項12に記載のとおりである。すなわち、
主要路と主要路の渋滞情報と細街路とを記憶している記憶手段から、主要路のみを利用して渋滞を迂回して前記現在地から目的地までの迂回路を決定させる手順Dを実行させるようにされ、
前記手順Dにおいて迂回路が決定できなかったことを条件として、前記手順Aを実行させる、
ようにすることができる(請求項8対応)。この場合、請求項2に対応した効果と同様の効果を得ることができる。
【0017】
前記手順Dにおいて迂回路が決定できなかったときに、前記特定車両に対して他の車両から迂回路の情報を取得するか否かの問合わせを行なる手順Eを実行させるようにされ、
他の車両から迂回路の情報を取得することを希望する旨の返信が該特定車両からあったことを条件として、前記手順Aを実行させる、
ようにすることができる(請求項9対応)。この場合、請求項3に対応した効果と同様の効果を得ることができる。
【0018】
前記現在地から渋滞なく移動可能な第1ゾーンと、前記目的地から渋滞なく移動可能な第2ゾーンとを設定する手順Fを実行させるようにされ、
前記手順Aでは、前記第1ゾーンから第2ゾーンまでの間の迂回路を求める問合わせ情報を前記他の車両に送信するように設定されている、
ようにすることができる(請求項10対応)。この場合、請求項4に対応した効果と同様の効果を得ることができる。
【0019】
前記手順Aでの送信は、前記特定車両以上の大きさとされた他の車両に対してのみ行われる、ようにすることができる(請求項11対応)。この場合、請求項5に対応した効果と同様の効果を得ることができる。
【0020】
前記手順Aでは、前記他の車両に対して、前記問合わせ情報と共に、主要路と該主要路の渋滞情報と細街路とについての地図情報を提示することを実行させる、ようにすることができる(請求項12対応)。この場合、請求項6に対応した効果と同様の効果を得ることができる。
【0021】
前記目的を達成するため、本発明における道路情報処理装置にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項13に記載のように、
特定車両が要求する現在地から目的地までの迂回路を得るための道路情報処理装置であって、
主要路と細街路との道路地図情報を記憶した地図情報記憶機能と、
主要路の渋滞情報を得る渋滞情報入手機能と、
無線通信を介して、前記現在地と目的地、主要路とその渋滞情報とを他の車両に送信すると共に、該他の車両に対して渋滞を回避して該現在地から目的地に到る迂回路の問合わせを行う問合わせ機能と、
無線通信を介して、前記他の車両から送信されてきた迂回路を受信する受信機能と、
を備えているようにしてある。これにより、細街路を含めた迂回路を他の車両を利用して得ることができる。特に、各機能を道路情報センタに構築することにより、請求項1に対応した効果と同様の効果を得ることができる。また、各機能を各車両、特に各車両のナビゲーションシステムに組み込むことにより、別途道路情報センタを利用することなく細街路を利用した迂回路を得ることができる。
【発明の効果】
本発明によれば、従来は迂回路としては全く利用されていなかった細街路を迂回路として有効に利用することが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1において、1は道路情報センタ、2は例えばインターネット等を利用したネットワーク、3A、3Bはそれぞれ車載端末を装備した多数の車両である(図1では例示的に2台の車両のみを示す)。道路情報センタ1は、例えば有線によってネットワーク2に対して送受信可能に接続されており、各車両3A、3Bは、ネットワーク2に対してアンテナ4を利用して無線によって送受信可能とされている。また、ネットワーク2に対しては、道路情報センタ1の運営会社と会員契約を締結したユーザの所有するパソコン等のユーザ端末NPが接続されている。これにより、道路情報センタ1と各車両3A、3Bとユーザ端末NPとは、ネットワーク2を介して送受信可能に接続されることになる。
【0023】
道路情報センタ1は、演算処理装置としてのサーバ10と、それぞれサーバ10に接続された3つの記憶手段11、12、13とを有する。記憶手段11は、主要路と細街路とを含む道路地図情報を記憶しており、通常のナビゲーションシステムに搭載される道路地図情報よりもより詳細なものとなっている。なお、主要路は車両の通過が可能なことが確認されている例えば所定の幅員以上の道路であり、これに対して細街路は例えば所定の幅員未満であって車両が通過できるか否かが確認されていない道路とされる。記憶手段12は、記憶手段11に記憶されている主要路についての渋滞情報を記憶している。なお、この渋滞情報は、渋滞情報を配信する各種情報センタとの間での交信等を利用して、常時最新のものに更新される。記憶手段13は、会員契約した車両の車種(特に大きさ)やその各種ID情報を記憶している他、他の車両から送信されてきた迂回路を記憶しておくものである。
【0024】
各車両3A、3Bは、それぞれ車載端末を装備しており、この実施形態ではナビゲーションシステムに組み込まれて構成されている。すなわち、実施形態では、図2に示すように、ナビゲーションシステムNBは、マイクロコンピュータを利用して構成されたコントローラ21と、道路地図情報を記憶している記憶装置22(例えばCD−ROM、CVD−ROM、HDD等の記憶媒体を利用して構成される)と、道路地図等を表示するディスプレイ23と、自車位置情報を取得するGPSアンテナ24と、渋滞情報を取得するVICS25と、各種の操作を行うためのリモコン26の他、前述の道路情報センタ1との交信を行うための無線用アンテナ27とを有する。
【0025】
ナビゲーションシステムNBは、道路情報センタ1からの情報を利用しない通常の使用状態では、既知のナビゲーションシステムと全く同様に作用する。すなわち、基本的には、ディスプレイ23上において、GPSアンテナ24で取得された自車位置と、その周辺の道路地図とが表示される(表示される道路地図は、自車位置の周辺のものが記憶装置22に記憶されている道路地図情報中から選択されて表示)。また、現在地からマニュアル設定された目的地までの経路誘導や、その途中にある主要路が渋滞しているときは、この渋滞を避ける迂回路を提供(表示)する機能をも有する。なお、上述したことは、既に市販のナビゲーションシステムにおいて行われていることなので、これ以上詳細な説明は省略する。
【0026】
道路情報センタ1と交信可能な各車両3A、3Bは、道路情報センタ1を運営する運営会社との間で会員契約を締結しており、通常市販のナビゲーションシステムでは提供されていない特別なサービスが道路情報センタ1を利用して受けることが可能となっている。上記特別なサービスとして、自車位置付近の極めて詳細な道路地図情報の提供、周辺の各種施設の詳細情報、後述する細街路を利用した渋滞の迂回路の提供等がある。すなわち、例えば車両3Aが上記特別なサービスを受けることを要求することを例えばリモコン26を利用して操作すると、コントローラ21はこの特別なサービスを受ける特別なモードとなって、ディスプレイ23には、記憶装置22に記憶されている道路地図情報に優先して、道路情報センタ1から送信される道路地図情報を表示する(記憶装置22に記憶されている道路地図情報に、道路情報センタ1から送信される道路地図情報を付加したものを表示するようにすることも可)。
【0027】
次に、道路情報センタ1を利用した細街路をも利用した迂回路の提供について説明するが、このような迂回路の提供は、リモコン26を操作することによって、例えば車両3Aから道路情報センタ1に対して迂回路の提供の要求に加えて現在地と目的地とを合わせて送信することによって行われる。そして、以下の説明において、現在地と目的地とを送信して迂回路を要求した例えば車両3Aが特定車両となる。また、後述のように、この特定車両に対して迂回路を提供することになる車両が他の車両となる(例えば車両3B)。
【0028】
まず、図3は、特定車両のディスプレイ23に表示されている道路地図の一例が示され、表示される道路地図は道路情報センタ1から配信された詳細地図である。この図3において、特定車両となる自車JPがその現在位置と共にディスプレイ23上に表示される。表示されている道路のうち車両の通過が可能な主要路は、実線で示されていて、自車JPが現在走行している第1主要路31と、第1主要路31とほぼ並行して途中で第1主要路31と交差する第2主要路32と、環状の第3主要路33と、各主要路31〜33と交差する2本の第4主要路34、第5主要路35とがある。また、車両が通過できるか否かが不明な細街路としては、第1主要路31〜第3主要路33と交差する第1細街路41と、第4主要路34と第1細街路41と交差する第2細街路42、第5主要路35と第1細街路41と交差する第3細街路43とされている。
【0029】
上記各道路の交差点が、a〜tで示される。すなわち、第1主要路31の交差点としては、a、b、c、d、e、fが存在する。第2主要路32の交差点としては、g、h、i、j、e、kが存在する。第3主要路33の交差点としては、a、g、m、n、o,f、kが存在する。第4主要路34の交差点としては、b、h、q、mが存在する。第5主要路35の交差点としては、d、j、t、oが存在する。第1細街路41の交差点としては、c、i、r、s、nが存在する。第2細街路42の交差点としては、q、rが存在する。第3細街路43の交差点としては、s、tが存在する。
【0030】
ここで、道路のある部分を示すときは、交差点の符号をもって示すこととする。すなわち、道路a−bということは、第1主要路31のうち交差点aとbの間の部分を示し、道路a−b−c−dということは、第1主要路31のうち交差点aからb、cを通ってdに到るまでの部分を示す。同様に、道路i−rということは、第1細街路41のうち交差点iからrまでの部分を示し、道路i−r−sというときは、第1細街路41のうち交差点iからrを通って交差点sに到るまでの部分を示す。また、細街路を特に区分して、▲1▼〜▲6▼で示してある。細街路▲1▼は、第3細街路43であって道路s−tに相当する。同様に、細街路▲2▼は、第1細街路41のうち道路s−nに相当する。細街路▲3▼は、第2細街路42であって、道路q−rに相当する。細街路▲4▼は、第1細街路41のうち道路r−sに相当する。細街路▲5▼は、第1細街路41のうち道路i−rに相当する。細街路▲6▼は、第1細街路41のうち道路c−iに相当する。
【0031】
図3において、マニュアル設定された自車JPの目的地がTGとして示され、この目的地TGは交差点kに相当するものとなっている。主要路についての渋滞状況つまり渋滞地域が、ハッチングを付して符号J1〜J4で示される。渋滞地域J1は、第1主要路31についてのものであり、渋滞地域J2は第2主要路32についてのものであり、渋滞地域J3は第3主要路33についてのものであり、渋滞地域J4は第4主要路34についてのものである。
【0032】
上記渋滞地域J1〜J4が存在するために、自車JPの現在地から目的地TGに到るまでの間において、主要路を利用するのみでは、渋滞地域をどうしても通過しなければならない状況となっている。この一方、細街路となる道路q−r−s−tを利用することができれば、渋滞地域J1〜J4を通過しなくても、目的地TGに行くことが可能な状況ともなっている。すなわち、細街路の出発点となる交差点qまでは、主要路の道路a−g−h−q(あるいは道路a−g−m−q)を通って到達することができ、細街路の終点となる交差点tからは、主要路の道路t−o−fを通って目的地となる交差点kに到達することが可能である。
【0033】
図3に示す渋滞状況では、道路情報センタ1は、渋滞地域J1〜J4を避けて現在地JPから目的地TGまでの間の迂回路を、主要路のみを利用しては提供できないものである。このとき、道路情報センタ1は、渋滞地域J1〜J4の一部を含む迂回路を決定して、この迂回路を特定車両に対して提供(送信)する(例えば図4の矢印で示すように、道路a−b−c−d−e−kの迂回路を提供)。なお、特定車両のディスプレイ23には、別の表示部23dが表示されて、ここに、今回提示された迂回路について、現在地JPから目的地TGまでの距離と所要時間と時速(平均時速)とが参考用として表示される。
【0034】
道路情報センタ1は、上記主要路のみを利用した迂回路の提供と同時に、特定車両に対して、他の車両に対して迂回路の情報の問合わせを行うか否かの問合わせ情報を提供(送信)する。この特定車両に対する問合わせは、例えば図4に示すように、特定車両のディスプレイ23を利用して行われる。すなわち、ディスプレイ23の一部に問合わせ表示部23aを表示させて、この表示部23aに、他の車両に対して迂回路の情報を問合わせるか否かの質問文が表示される。なお、実施形態では、迂回路を提供してくれる他の車両に対して会員用の特別の特典としてのポイントを付与する一方、迂回路の情報をもらうことになる特定車両はこのポイントを消費するようになっている。このため、上記表示部23aには、問合わせのためのポイントが消費される旨の表示が確認のために行われる(実施形態では10ポイントの消費)。
【0035】
表示部23aに関連して、その近傍には、2つのアイコン23b、23cが表示される。「キャンセル」のアイコン23cをクリックすることにより、ディスプレイ23の表示が図3の状態に戻る(他の車両からの迂回路の情報は不用であるという意思表示の送信が道路情報センタ1に行われる)。また、「問合わせ」のアイコン23bをクリックすることにより、他の車両から迂回路の情報を得ることを了解したという意思表示の送信が道路情報センタ1に行われる。「問合わせ」のアイコン23bがクリックされた場合、道路情報センタ1は、他の車両に対して、迂回路の問合わせ情報を送信する。このとき、道路情報センタ1は、迂回路を要求している特定車両との通信を行っているときに、当該特定車両の車種(車両の大きさ)をそのID符号等から判別して、迂回路の問合わせ情報は、この特定車両の大きさ以上の大きさである他の車両に対してのみ行われる(特定車両よりも小さい車両に対しては迂回路の問合わせ情報を発信しない)。
【0036】
道路情報センタ1から他の車両に対して送信される迂回路の問合わせ情報は、例えば図5に示すように、他の車両のディスプレイ23に対して行われる。まず、迂回路を要求している特定車両の現在位置JPとその目的地TGの他に、特定車両に対して提供しているのと同じ地図情報が提供されて、他の車両のディスプレイ23には、少なくとも図3に示すような主要路とその渋滞情報と細街路とが表示されると共に、特定車両の現在位置JPとその目的地TGとが表示される。以上に加えて、道路情報センタ1は、現在地JPから渋滞なく移動できる第1ゾーンAと、目的地から渋滞なく移動できる第2ゾーンBとを設定して、この両ゾーンA,Bも他の車両のディスプレイ23に表示される。この両ゾーンA,Bの設定は、現在位置JPの範囲を事実上拡大し、かつ目的地TGの範囲を事実上拡大することによって、この第1ゾーンAから第2ゾーンBまでの間を実際に過去に走行した車両の数が多く存在するようにするためである。したがって、各ゾーンA、B設定に際しては、現在地JPの周囲あるいは目的地TGの周囲にある交差点が極力多く含まれるように行われる。
【0037】
図5に示すように、他の車両のディスプレイ23には、表示部23fが表示されて、ここに、渋滞地域J1〜J4を回避してAゾーンからBゾーンまでの迂回路を提供する意思があるか否かの問合わせの表示が行われる。また、ディスプレイ23には、2つのアイコン23gと23hとが表示される。「キャンセル」のアイコン23hをクリックすると、迂回路を教える意思のない旨が、道路情報センタ1に送信されて、他の車両のディスプレイ23は元の表示状態に戻る。「教える」のアイコン23gをクリックすると、この他の車両のナビゲーションシステムに記憶されている過去の経路のうち、第1ゾーンAから第2ゾーンBまでの移動経路が、道路情報センタ1に送信される。この他の車両において、第1ゾーンAから第2ゾーンBまでの過去の実際の移動経路は、例えば図6の矢印に示すように、道路a−g−h−q−r−s−t−o−fであり、この移動経路が道路情報センタ1に送信されることになる。
【0038】
他の車両からの迂回路の情報を受信した道路情報センタ1は、他の車両からの迂回路a−g−h−q−r−s−t−o−fに対して、最終的な目的地TGに到るまでの道路f−kを付加して、特定車両に返信するための最終的な迂回路を決定する。この最終的な迂回路は、道路情報センタ1から迂回路を要求している特定車両に送信されるが、この迂回路の提供は、例えば図7矢印に示すように、特定車両のディスプレイ23に迂回路a−g−h−q−r−s−t−o−f−kを表示することにより行われる。また、特定車両のディスプレイ23には、表示部23jが表示されて、ここに、他の車両から提供された迂回路である旨の表示と、今回提示された迂回路を採択するか否かと、今回提示された迂回路とは別の迂回路を要求するか否かの問合わせの表示が行われる。また、ディスプレイ23には、別の表示部23pが表示され。この表示部23pには、今回提示された迂回路について、現在地JPから目的地TGまでの距離と所要時間と時速(平均時速)とが、今回提示され迂回路を採択するか否かの参考のために表示される。
【0039】
図7のディスプレイ23には、3つのアイコン23k、23m、23nが合わせて表示される。「キャンセル」のアイコン23kをクリックすると、今回行っている迂回路の要求をキャンセルするという意思表示が、道路情報センタ1に送信される。「OK」のアイコン23kをクリックすると、今回提示された迂回路を採択する旨の意思表示が道路情報センタ1に送信されて、図7に示す迂回路が特定車両に提供され続ける。「次ルート」のアイコン23mをクリックすると、今回提示された迂回路は採択しないが、さらに別の他の車両からの迂回路を要求するという意思表示が道路情報センタ1に送信される(この場合、道路情報センタ1は、さらに別の他の車両から提供された迂回路を特定車両に対して新たに提示する処理を開始する)。
【0040】
次に、前述した迂回路の決定を行う道路情報センタ1の具体的な制御手法について、図8、図9のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、以下の説明でQはステップを示す。まず、図8のQ1において、会員の車両、例えば車両3Aから迂回路の要求が、その現在地と目的地と共に送信されてきているか否かが判別される。このQ1の判別でYESのときは、Q2において、主要路と主要路の渋滞情報とから、渋滞を回避できる迂回路が演算により決定される。この後、Q3において、迂回路が決定できたか否かが判別される。このQ3の判別でYESのときは、Q2において主要路のみによって迂回路を決定できたときであり、このときは、Q4に移行して、決定された迂回路が誘導経路として特定車両に送信される。
【0041】
前記Q3の判別でNOのときは、主要路のみでは迂回路を決定できないときであり、このときは、Q5へ移行される。このQ5では、渋滞地域J1〜J4の少なくとも一部は通行することを前提として、もっとも短距離あるいは短時間で目的地TGに到達できる迂回路が演算される。Q5の後、Q6において、Q5で演算された迂回路(図4の矢印で示すような迂回路)と、この迂回路が決定された理由(主要路のみでは渋滞地域を避けての迂回路はない旨の情報提供)とが、特定車両に対して送信される。
【0042】
Q6の後、Q7において、特定車両から、他の車両に対して迂回路の問合わせを行う要求があったか否かが判別される(図4の「問合わせ」のアイコン23bがクリックされたか否かの判別)。このQ7の判別でYESのときは、まず、Q8において、他の車両から迂回路を要求している特定車両の大きさが確認された後、Q9において、第1ゾーンAと第2ゾーンBとの設定が行われる。
【0043】
Q9の後、Q10において、特定車両以上の大きさの他の車両のうち、第1ゾーンAあるいは第2ゾーンBに存在する他の車両の検出が行われる。このQ9において検出すべき他の車両としては、迂回路を要求している特定車両以上の大きさの車両であることが大前提となるが、これに加えて、ゾーンAあるいはBに存在する、あるいは渋滞地域J1〜J4に存在しない他の車両、さらには第2ゾーンBから第1ゾーンAへと移動した他の車両とすることができる。なお、Q9の処理は、道路情報センタ1が常に多くの他の車両と通信していることが必要とされるので、このQ9の検出を行わないようにすることもできる。この場合、例えば、通信信号中にあらかじめ設定された車両の大きさの区分に応じた識別信号を含ませておくことにより、特定車両以上の大きさの他の車両に対してのみ、迂回路の問合わせ情報を送信するようにすることが可能となる。Q10の後、Q11において、特定車両以上の大きさの他の車両に対して、問合わせ情報が送信される(図5対応)。
【0044】
Q11の後は、図9のQ21において、図5に示す「教える」のアイコン23gがクリックされたか否かが判別される。Q21の判別でYESのときは、Q23において、他の車両から送信されてくる過去の実際の移動軌跡が検出(受信)される。次いで、Q24において、他の車両から送信されてきた移動軌跡が、渋滞地域J1〜J4を通過している場合や、一方通行を逆行しているとき等の交通法規に反した移動状態となっているか否かのチェックが行われて、渋滞地域を移動したり交通法規に反して走行を行っていると認められたときは、その移動軌跡が排除される(迂回路としては採択しない)。すなわち、道路情報センタ1が受信した複数の他の車両からの移動軌跡のうち、特定車両に対して迂回路として提供しても問題のない移動軌跡のみが選択される。
【0045】
Q24の後、Q25において、複数の他の車両から送信されてきた複数の迂回路のそれぞれについて、現在地JPから目的地TGまでの距離と所要時間と平均時速とが演算される。この後、Q26において、1つの迂回路(例えば複数の迂回路のうち時間優先あるいは距離優先で選択された1つの迂回路)が、特定車両に対して提供される(図7対応)。図7の「次ルート」のアイコンがクリックされたときは、次の迂回路を図7のようにして提供する。図7の「OK」のアイコン23kがクリックされたときは、今回提供している迂回路を、特定車両が選択した最終的な迂回路であるとして、この迂回路を提供し続けることになる。
【0046】
Q26の後、Q27において、迂回路を要求した特定車両(の会員)に対する特典ポイントを減少させると共に、特定車両が最終的に採択した迂回路を提供した他の車両(の会員)に対して特典ポイントを増加させる処理が行われる(道路情報センタ1で管理している特典ポイントの更新、記憶)。なお、迂回路を提供したものの、最終的な迂回路としては採択されなかった他の車両(の会員)に対しても、それなりの特典ポイントを付与するようにすることもできる(最終的に採択された他の車両への特典ポイントよりも小さい特典ポイントの提供)。
【0047】
前述のQ1の判別でNOのとき、Q4の後、Q7の判別でNOのとき、Q22の後、あるいはQ27の後は、それぞれq28に移行する。このQ28では、道路情報センタ1が提供するサービスのうち、特定車両に対する迂回路の提供のサービス以外のサービスの提供が行われる。
【0048】
図10は、図8、図9に対応して他の車両のナビゲーションシステムにおいて行われる制御例を示すものであり、以下の説明でRはステップを示す。まず、R1において、自車位置と自車の大きさを示すことを含むIDが道路情報センタ1に送信される。R2では、道路情報センタ1から問合わせ情報を受信したか否かが判別される。このR2の判別でYESのときは、R3において、自車(他の車両)が、第1ゾーンAから第2ゾーンBまでの間を過去に実際に移動したか否かが判別される(記憶されている過去の移動軌跡の中から確認)。R3の判別でYESのときは、R4において、図5に示す「教える」のアイコン23gがクリックされたか否かが判別される。なお、他の車両におけるディスプレイ23への図5に示すような表示は、R2の判別でYESの直後、あるいはR3の判別でYESの直後に行うようにすることができる。
【0049】
R4の判別でYESのときは、記憶されている第1ゾーンAから第2ゾーンBまでの移動規制が、道路情報センタ1に送信される。この後、R6において、道路情報センタ1から送信されてくる特典ポイントを受信して、その記憶(更新)が行われる。R6の後、R2の判別でNOのとき、R3の判別でNOのとき、あるいはR4の判別でNOのときは、それぞれR7に移行して、通常のナビゲーションシステムの機能が実行される。
【0050】
以上実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば次のような場合をも含むものである。道路情報センタ1の機能は、各車両3A、3Bにもたせることもできる。すなわち、図8、図9に示すフローチャート(プログラム)を、図2に示すナビゲーションシステムNB用のコントローラ21に組み込むことによって、道路情報センタ1を利用することなく、細街路を含む迂回路の決定を行うことが可能になる(ただし、多数の他の車両との通信を行うための通信機能を充実させておくことが重要になる)。
【0051】
他の車両の大きさは、他の車両から迂回路の情報提供があったときに合わせて当該他の車両から受信することによって識別するようにすることもできる。フロ−チャ−トに示す各ステップ(ステップ群)は、その機能の上位表現に手段の名称を付して表現することができる。また、フロ−チャ−トに示す各ステップ(ステップ群)の機能は、サーバやコントローラ内に設定された機能部の機能として表現することもできる(機能部の存在)。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。さらに、本発明は、コンピュータ用プログラムの記憶媒体、道路情報処理方法等として表現することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】道路情報センタを利用して迂回路を得るための全体システム図。
【図2】車両に組み込まれたナビゲーションシステムの一例を示すシステム図。
【図3】道路情報センタから車両に提供される詳細道路地図の一例を、ナビゲーションシステムのディスプレイに表示された状態で示す図。
【図4】迂回路を要求している特定車両に対して、他の車両に対して迂回路の問合わせを行うか否かの問合わせを行っている状況を示す図。
【図5】他の車両に対して迂回路の提供を求める問合わせを行っている状態を示す図。
【図6】他の車両において記憶されている過去の移動軌跡の一例を示す図。
【図7】他の車両から提供された迂回路を特定車両に対して提供したときの状態を示す図。
【図8】道路情報センタでの制御例を示すフローチャート。
【図9】道路情報センタでの制御例を示すフローチャート。
【図10】他の車両での制御例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1:道路情報センタ
2:ネットワーク
3A、3B:車両
4:アンテナ
10:サーバ(迂回路決定用)
11:記憶装置(主要路と細街路)
12:記憶装置(主要路の渋滞情報)
13:記憶装置(他の車両からの迂回路情報)
21:コントローラ
22:記憶装置(道路地図)
23:ディスプレイ
23a:表示部(他の車両から迂回路の情報を求めるか否かの問合わせ)
23f:表示部(迂回路の問合わせ)
24:GPSアンテナ
25:VICS
26:リモコン
27:通信用アンテナ
31〜35:主要路
41〜43:細街路
▲1▼〜▲6▼:細街路(の特定部分)
JP:自車位置
TG:目的地
NB:ナビゲーションシステム
J1〜J4:主要路の渋滞地域
Claims (13)
- それぞれ車載端末を搭載した多数の車両に対してネットワークを介して接続されると共に、道路地図とその渋滞情報とを記憶した記憶手段を備えており、現在地と目的地とを送信してきた特定車両に対して、渋滞情報のある道路を迂回して現在地から目的地までの迂回路を返信する道路情報センタであって、
前記道路情報センタは、
他の車両に対して前記現在地から目的地までの迂回路を求める問合わせ情報を送信すると共に、該他の車両から送信されてきた迂回路を受信する受付機能と、
前記受付機能によって得られた迂回路を前記特定車両に送信する機能と、
を備えていることを特徴とする道路情報センタ。 - 請求項1において、
前記道路情報センタは、
前記道路地図として主要路と細街路とを記憶していると共に、前記渋滞情報は該主要路と細街路とのうち主要路についてのみ記憶しており、
前記主要路のみを利用しての迂回路が決定できなかったことを条件として、前記問合わせ情報を他の車両に送信するように設定されている、
ことを特徴とする道路情報センタ。 - 請求項2において、
前記道路情報センタは、
前記主要路のみを利用しての迂回路が決定できなかったときに、まず前記特定車両に対して他の車両から迂回路の情報を取得するか否かの問合わせを行って、他の車両から迂回路の情報を取得することを希望する旨の返信が該特定車両からあったことを条件として、他の車両に対して迂回路を求める問合わせ情報を送信するように設定されている、
ことを特徴とする道路情報センタ。 - 請求項1において、
前記受付機能は、
前記現在地から渋滞なく移動可能な第1ゾーンと、前記目的地から渋滞なく移動可能な第2ゾーンとを設定するゾーン設定機能をさらに有して、
前記第1ゾーンと第2ゾーンとを前記他の車両に提示して、該他の車両からは該第1ゾーンから第2ゾーンに到るまでの迂回路を受信するように設定されている、
ことを特徴とする道路情報センタ。 - 請求項1において、
前記受付機能は、前記特定車両以上の大きさの他の車両に対してのみ、迂回路を求める前記問い合わ情報を送信する、ことを特徴とする道路情報センタ。 - 請求項2において、
前記受付機能は、前記他の車両に対して、主要路と該主要路の渋滞情報と細街路とについての地図情報を提示する、ことを特徴とする道路情報センタ。 - 特定車両が要求する現在地から目的地までの迂回路の情報を提供するためのコンピュータ用プログラムであって、
他の車両に対して、前記現在地から目的地までの迂回路の問合わせ情報を送信する手順Aと、
他の車両から送信されてくる迂回路を受信させる手順Bと、
手順Bで受信された迂回路を前記特定車両に送信する手順Cと、
を実行させることを特徴とする迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラム。 - 請求項7において、
主要路と主要路の渋滞情報と細街路とを記憶している記憶手段から、主要路のみを利用して渋滞を迂回して前記現在地から目的地までの迂回路を決定させる手順Dを実行させるようにされ、
前記手順Dにおいて迂回路が決定できなかったことを条件として、前記手順Aを実行させる、
ことを特徴とする迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラム。 - 請求項8において、
前記手順Dにおいて迂回路が決定できなかったときに、前記特定車両に対して他の車両から迂回路の情報を取得するか否かの問合わせを行なる手順Eを実行させるようにされ、
他の車両から迂回路の情報を取得することを希望する旨の返信が該特定車両からあったことを条件として、前記手順Aを実行させる、
ことを特徴とする迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラム。 - 請求項7において、
前記現在地から渋滞なく移動可能な第1ゾーンと、前記目的地から渋滞なく移動可能な第2ゾーンとを設定する手順Fを実行させるようにされ、
前記手順Aでは、前記第1ゾーンから第2ゾーンまでの間の迂回路を求める問合わせ情報を前記他の車両に送信するように設定されている、
ことを特徴とする迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラム。 - 請求項7において、
前記手順Aでの送信は、前記特定車両以上の大きさとされた他の車両に対してのみ行われる、ことを特徴とする迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラム。 - 請求項7において、
前記手順Aでは、前記他の車両に対して、前記問合わせ情報と共に、主要路と該主要路の渋滞情報と細街路とについての地図情報を提示することを実行させる、ことを特徴とする迂回路を提供するためのコンピュータ用プログラム。 - 特定車両が要求する現在地から目的地までの迂回路を得るための道路情報処理装置であって、
主要路と細街路との道路地図情報を記憶した地図情報記憶機能と、
主要路の渋滞情報を得る渋滞情報入手機能と、
無線通信を介して、前記現在地と目的地、主要路とその渋滞情報とを他の車両に送信すると共に、該他の車両に対して渋滞を回避して該現在地から目的地に到る迂回路の問合わせを行う問合わせ機能と、
無線通信を介して、前記他の車両から送信されてきた迂回路を受信する受信機能と、
を備えていることを特徴とする道路情報処理装置。
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WO2007058236A1 (ja) * | 2005-11-18 | 2007-05-24 | Pioneer Corporation | 通信端末、通信方法、通信プログラム、および記録媒体 |
JP2016051344A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 富士通株式会社 | 渋滞箇所の抽出プログラム、渋滞箇所の抽出方法および情報処理装置 |
US10260899B2 (en) | 2014-11-17 | 2019-04-16 | Alpine Electronics, Inc. | Navigation system and bypass route setting method |
-
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