JP2004060678A - 衝撃緩和構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】凡そ固定側と可動側との間における相対移動があるところにおいて、高速下でのストロークエンド時の衝撃緩和を実現し得ると共に、反転する際にこの反転動作をいたずらに助長しないようにする。
【解決手段】バネ部材4の一端が固定側2に摺接されたバネガイド7に係止される一方で、バネガイド7と固定側2との間に配在されてバネガイド7の摺動時に変形する附勢体8を有すると共に、附勢体8が固定側2との間にバネガイド7の摺動時に容積を大小させる容室Rを画成してなり、この容室Rがバネガイド7に形成のあるいはバネガイド7と固定側2との間に形成の絞り流路7aを介して外部に連通してなる。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、衝撃緩和構造に関し、特に、相対移動があるところにおけるストロークエンド時の衝撃を緩和する衝撃緩和構造の改良に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
相対移動があるところにおけるストロークエンド時の衝撃は、これが緩和されるのが常態であるが、この衝撃緩和は、多くの場合に、衝撃緩和構造によって具現化されるとしている。
【0003】
たとえば、図3に示すダンパにあっては、一端が固定側とされるシリンダ体1の開口端を封止する封止部材2に係止されると共に他端が可動側とされるロッド体3に連設されるストッパ4に当接されてシリンダ体1とロッド体3との間における相対移動時に収縮してバネ力を発揮するバネ部材5を有する衝撃緩和構造が設けられている。
【0004】
ちなみに、図示するところでは、ロッド体3は、封止部材2の軸芯部をブッシュ6の配在下に貫通して、シリンダ体1に対して出没可能に連繋している。
【0005】
それゆえ、この衝撃緩和構造によれば、ダンパが伸び切り作動する際に、収縮するバネ部材5でロッド体3側たるストッパ4がシリンダ体1たる封止部材2に直接衝突することを回避でき、また、バネ部材5が発揮するバネ力でストッパ4が封止部材2に高速で衝突することを回避でき、所望の衝撃緩和を実現し得ることになる。
【0006】
しかしながら、上記した衝撃緩和構造にあって、バネ部材5のバネ力を低く設定すると、バネ部材5を長くしなければストッパ4が封止部材2に高速で衝突する際の衝撃を効果的に緩和できなくなり、ダンパの有効ストロークを短くする不具合がある。
【0007】
それに対して、バネ部材5のバネ力を高く設定すると、バネ部材5が短くてもストッパ4が封止部材2に高速で衝突する際の衝撃を効果的に緩和できる反面、ダンパが反転して収縮作動する際にバネ部材5のバネ力が高いために収縮荷重の吸収性が低下する不具合がある。
【0008】
この発明は、上記した現状を鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、凡そ固定側と可動側との間における相対移動があるところにあって、高速下でのストロークエンド時の衝撃緩和を効果的に実現し得るのはもちろんのこと、反転動作をいたずらに助長することがなく、たとえば、ダンパに利用し得るなどして、その汎用性の向上を期待するのに最適となる衝撃緩和構造を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、この発明の構成を、基本的には、一端が固定側に係止されると共に他端が可動側に当接されて可動側と固定側との間における相対移動時に収縮してバネ力を発揮するバネ部材を有してなる衝撃緩和構造において、バネ部材の一端が固定側に摺接されたバネガイドに係止される一方で、このバネガイドと固定側との間にバネガイドの摺動時に容積を大小させる容室を画成すると共に、この容室内にバネガイドへの外力の作用時に収縮して上記の容室の容積を小さくしバネガイドへの外力の解消時に復元して上記の容室の容積を元に戻す附勢体を有し、かつ、上記の容室がバネガイドに形成のあるいは軸封部材に形成の絞り流路を介して外部に連通してなるとする。
【0010】
そして、上記した構成において、より具体的には、固定側がシリンダ体の開口端を封止する封止部材とされると共に、可動側が封止部材の軸芯部を貫通するロッド体とされてなるとする。
【0011】
ちなみに、附勢体のバネ力は、バネガイドへの外力の解消時に復元し得る限りにおいて、バネ部材のバネ力より低く設定されるのが好ましい。
【0012】
また、絞り流路は、バネガイドに形成されるとき、オリフィスからなり、封止部材に形成されるとき、溝からなるとするのが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に、図示した実施形態に基づいて、この発明を説明するが、この発明による衝撃緩和構造にあっても、基本的には、前記した従来の衝撃緩和構造と同様の構成を有している。
【0014】
それゆえ、以下に図示するところにおいて、その構成が前記した図3に示すところと同様となるところについては、要する場合を除き、図中に同一の符号を附するのみとして、その詳しい説明を省略し、以下には、この発明において、特徴となるところを中心に説明する。
【0015】
ちなみに、図示する実施形態にあっても、この発明による衝撃緩和構造がダンパに具現化されてなるとしている。
【0016】
少し説明すると、まず、図1に示すように、この発明による衝撃緩和構造にあっては、バネ部材5の図中で上端となる一端が固定側たる封止部材2に摺接されたバネガイド7に係止されてなるとしている。
【0017】
このとき、バネガイド7は、図2にも示すように、下端側を広径にしながら上端側を細径にする二段絞りの筒状に形成されていて、段部7aにバネ部材5の上端たる一端を係止させ、軸芯部にロッド体3を挿通させている。
【0018】
そして、このバネガイド7は、図示する実施の形態では、後述するように、容室Rを画成することから、基本的には、言わば外周を上記の封止部材2に密接させて、容室Rをいわゆる閉鎖空間にし得るように配慮している。
【0019】
ちなみに、バネガイド7が封止部材2に摺接されている態勢は、図示するところでは、封止部材2の外周に嵌装されたストッパリング21にバネガイド7の下端が担持されることで保障されている。
【0020】
その一方で、この衝撃緩和構造にあっては、バネガイド7と封止部材2との間にバネガイド7の摺動時に容積を大小させる容室Rを画成するとしている。
【0021】
このとき、封止部材2にあっては、段部2aを有していて、この段部2aを内周側から覆うように上記したバネガイド7が封止部材2に摺接するとしており、したがって、上記の容室Rは、図示するところでは、環状に形成されてなるとしている。
【0022】
そして、この衝撃緩和構造にあっては、上記の容室R内にバネガイド7への外力の作用時に収縮してこの容室Rの容積を小さくすると共に、バネガイド7への外力の解消時に復元してこの容室Rの容積を元に戻す附勢体8を有してなるとしている。
【0023】
このとき、この附勢体8は、その機能するところからしてバネ力を有することになるが、このバネ力は、上記のバネガイド7への外力が解消されて旧状に復元し得る限りにおいて、バネ部材5のバネ力より低く設定されるのが好ましい。
【0024】
さらに、この衝撃緩和構造にあっては、上記の容室Rがバネガイド7に形成の絞り流路7bを介して外部に連通してなるとしている。
【0025】
それゆえ、この発明による衝撃緩和構造にあっては、バネガイド7が摺動して附勢体8を収縮する状況になると、容室Rの容積が圧縮されるようになり、このとき、容室R内の流体、たとえば、油が絞り流路7bを介して外部に流出されることになり、油が絞り流路7aを通過するときの抵抗でバネガイド7の摺動速度が遅速傾向に制御されることになる。
【0026】
その結果、シリンダ体1内からロッド体3が高速で突出するようになる高速での伸長作動時に、ストッパ4がバネ部材5を介してであるが、封止部材2に激突することを阻止し得ることになり、所望の衝撃緩和を実現し得ることになる。
【0027】
のみならず、上記した衝撃緩和構造にあっては、バネ部材5のバネ力および長さを従来のままの設定にし得るから、ダンパの有効ストロークを短くせずして、ストッパ4が封止部材2に高速で衝突する際の衝撃を効果的に緩和できることになる。
【0028】
しかも、附勢体8を有する容室Rを短いスペース内に画成して所定の衝撃緩和を図り得るから、ダンパの有効ストロークをいたずらに削減させない点でも有利になる。
【0029】
以上からすれば、附勢体8は、その収縮時にバネ力を発揮するから、このことを持ってすれば、たとえば、シリンダ体1内からロッド体3が低速で突出するようになる低速での伸長作動時にも、上記のバネ部材5と共に、ストッパ4が封止部材2に衝突することを阻止し得ることになり、所望の衝撃緩和を実現し得ることになる。
【0030】
また、絞り流路7bは、その機能するところからすれば、バネガイド7に形成されるのに代えて、図示しないが、封止部材2に形成されるとしても良く、その場合に、溝からなるとしても良い。
【0031】
前記したところでは、この発明による衝撃緩和構造がダンパに、特に、オイルダンパに具現化されてなるとして説明したが、この衝撃緩和構造の構成からすれば、エアダンパに具現化されてなるとしても良く、その場合の作用効果が異ならないことはもちろんである。
【0032】
また、前記したところでは、この発明による衝撃緩和構造がダンパに具現化されてなるとしたが、この衝撃緩和構造の基本的な構成からすれば、凡そ固定側と可動側との間において相対移動がある限りにおいて、たとえば、装置類などに具現化されてなるとしても良く、その場合にも同等の作用効果が得られるのはもちろんである。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明にあっては、バネガイドが摺動して附勢体を収縮する状況になると、容室の容積が圧縮されるようになり、このとき、容室内の流体が絞り流路を介して外部に流出されることになり、油が絞り流路を通過するときの抵抗でバネガイドの摺動速度が遅速傾向に制御され、その結果、可動側が固定側に高速で移動するときに、可動側が固定側に激突することを阻止し得ることになり、所望の衝撃緩和を実現し得ることになる。
【0034】
のみならず、可動側が固定側に低速で移動するときにも、附勢体がバネ力を発揮するから、所望の衝撃緩和を実現し得えて、可動側が固定側に衝突することを阻止し得ることになる。
【0035】
このとき、いわゆる反転するときには、バネ部材のバネ力だけで反転作動するから、バネ部材におけるバネ力がいたずらに大きく設定されない限りにおいて、反転速度がいたずらに高速化されるような不具合を招来しないことになる。
【0036】
そして、請求項2の発明にあっては、たとえば、ダンパにおいて、シリンダ体とこのシリンダ体に対して出没可能に連繋されるロッド体との間における所望の衝撃緩和を実現し得えて、たとえば、ダンパにおける円滑な伸縮作動を恒久的に保障し得ることになる。
【0037】
その結果、この発明によれば、凡そ固定側と可動側との間における相対移動があるところにおいて、高速下でのストロークエンド時の衝撃緩和を実現し得るのはもちろんのこと、反転動作をいたずらに助長することがなく、たとえば、ダンパに利用し得るなどして、その汎用性の向上を期待するのに最適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による衝撃緩和構造を具現化したダンパを示す部分縦断面図である。
【図2】図1の衝撃緩和構造を拡大して示す部分縦断面図である。
【図3】従来の衝撃緩和構造を具現化したダンパを図1と同様に示す図である。
【符号の説明】
1 シリンダ体
2 封止部材
2a,7a 段差部
3 ロッド体
4 ストッパ
5 バネ部材
6 ブッシュ
7 バネガイド
7b 絞り流路
8 附勢体
21 ストッパリング
R 容室

Claims (2)

  1. 一端が固定側に係止されると共に他端が可動側に当接されて可動側と固定側との間における相対移動時に収縮してバネ力を発揮するバネ部材を有してなる衝撃緩和構造において、バネ部材の一端が固定側に摺接されたバネガイドに係止される一方で、このバネガイドと固定側との間にバネガイドの摺動時に容積を大小させる容室を画成すると共に、この容室内にバネガイドへの外力の作用時に収縮して上記の容室の容積を小さくしバネガイドへの外力の解消時に復元して上記の容室の容積を元に戻す附勢体を有し、かつ、上記の容室がバネガイドに形成のあるいは軸封部材に形成の絞り流路を介して外部に連通してなることを特徴とする衝撃緩和構造
  2. 固定側がシリンダ体の開口端を封止する封止部材とされると共に、可動側が封止部材の軸芯部を貫通するロッド体とされてなる請求項1に記載の衝撃緩和構造
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