JP2004058712A - 車の後部延長構造 - Google Patents

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JP2004058712A
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car
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vehicle
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JP2002216126A
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Sukemasa Nakamoto
中本 祐昌
Toshihiko Tsunoda
角田 敏彦
Masataka Ando
安藤 正孝
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Wood One Co Ltd
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Wood One Co Ltd
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Abstract

【課題】拡張、収納が容易で、しかも車との一体感もあって、見栄えがよく、そのうえ断熱性にも優れていて、キャンプ等で寝室として利用可能な、車の後部延長構造を提供する。
【解決手段】車1の後部に収納されるとともに、その車1の室内と略同じ断面形状の囲い2が、その前後方向の長さを変化させることなく、その車1の水平後方に引き出されることによって、車1の後部が延長されるよう構成されている。前記囲い2の後部開口部に扉2pが取り付けられている。なお、この囲い2は、夜間等の冷えを緩和可能に、内外面間に断熱材、空隙等の断熱空間のための厚みの確保が容易である。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャンプ等で寝室として利用可能な閉空間が車の後方に容易に形成可能な、車の後部延長構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車に搭載された布シート製のテントが車の後方に張設されることによって、車の後部が延長され、キャンプ等で寝室として利用可能に構成されたものが幾つか知られている。
【0003】
その1つは、特開平10−278663号公報に記載されたものであって、使用時には車の後方に引き出され、水平に支持される支持フレームに張設されるテントが、不使用時には前記支持フレーム内に平面状に折り畳み、格納されるよう構成されている。
他の1つは、特開2000−192693に記載されたものであって、不使用時は前方に縮小されることによって車の後部に収納され、また、使用時には車の後方水平に設置されるフロア上に車の後方に拡張されるテント布地を備えている。なお、そのテント布地は、少なくともその後端に(好ましくは蛇腹状に)逆U字状の形態保持用フレームを備えている。
【0004】
以上はいずれも折り畳み容易な布地等のシートよりなるテントが使用されているため、車内への収納性、組み立て、解体の作業性の点で優れているが、元々テントであって、薄く、質感に乏しく、内外面共に車との一体感がなく、内面は車内という感じがせず、外面も見栄えが悪く、そのうえ断熱性に乏しく、外気の温度が内部に直接伝わり、寝室として利用するには、夜間等は冷えが強く感じられ、毛布だけでは不足で寝袋まで準備しなければならないという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の目的とするところは、上記従来例の欠点を解消した、拡張、収納が容易で、しかも車との一体感もあって、見栄えがよく、そのうえ断熱性にも優れていて、キャンプ等で寝室として利用可能な、車の後部延長構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達するために、請求項1の発明の車の後部延長構造は、車(1)の後部に収納されるとともに、その車(1)の室内と略同じ断面形状の囲い(2,12)が、車(1)の水平後方に、前後方向の長さを変化させることなく引き出されることによって、その車(1)の後部が延長されるよう構成されたことを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の発明の構成に加えて、前記囲い(2,12)の後部開口部に扉(2p,12p)が取付けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1又は2の構成に加えて、前記囲い(12)の各側面部分の少なくとも一部が、上下に二分割されることによって形成された上側面部分(12d)及び下側面部分(12e)が、それぞれ天井部分(12a)及び床部分(12b)に回動可能に取付けられていることを特徴とする。
【0009】
請求項4の発明は、請求項3の発明の構成に加えて、前記天井部分(12a)と床部分(12b)とが一体化されるよう柱(12g)が立設されていることを特徴とする。
【0010】
なお、括弧内の記号は後述する発明の実施の形態及び図面に記載された記号に対応する。
【0011】
請求項1の発明によれば、囲いの引き出し、収納が容易であって、内外面の色、質感等の付与が、車のそれらと同様になされることによって、内外面共に車のそれらと調和し、違和感がなく、見栄えがよい。また、断熱性が増大するよう、内外面間に断熱材、空隙等の断熱空間が確保可能であるため、それによって夜間等の冷えが著しく緩和される。
【0012】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の作用効果に加えて、後部の扉が、大きな収納空間を取らず、囲いと共に支障なく収納可能である。
【0013】
請求項3の発明によれば、請求項1又は2の作用効果に加えて、側面部の少なくとも一部に形成された上側面部分及び下側面部分が、いずれも品物の収納に制約の少ない天井部及び床部分に重ね合わせ可能であるため、車内のそれらに対応する部分の収納幅が拡大される。また、それによって上側面部分で車の窓が塞がれることも防止可能である。
【0014】
請求項4の発明によれば、請求項3の発明の作用効果に加えて、側面部分が上下に分割されているにも拘わらず、柱によって天井部分と床部分との一体化が確保されるため、その後方への引き出しや収納の他、分割された上側面部分及び下側面部分の回動、突き合わせによる囲いの形成が極めて容易に行われる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の均温装置の第1の実施の形態例について説明する。図1はその外観図である。
【0016】
車1は前部分を除き、略ボックス状に形成されており、後部の荷物収納部分にも側面に窓1aが設けられている。また、車1の後部には跳ね上げ式のバックドア1bが設けられている。さらに後部の荷物収納部分には、その車1の室内と略同じ断面形状の金属の薄板製の囲い2が収納されていて、前後方向の長さを変化させることなく、水平後方に引き出されることによって、その車1の後部が延長され、寝室として利用可能に構成されている。
【0017】
さらに詳細に説明すると、前記囲い2は、断熱性が増大するよう、内側に断熱材が張られるか、又は2枚の金属薄板間に空隙が形成されることによって、厚さ方向に断熱空間が確保されている。また、囲い2の後部開口部には、人の出入りが可能な扉2pが取付けられ、扉2pには、車1の後部側面の窓1aに合せて、窓2aが設けられている。
【0018】
さらに、それぞれ図示は省略するが、囲い2の下面は図示されないレール等による引き出し、収納が容易に構成されている。また、囲い2の前端部と車1の後部開口縁との間には図示されないゴム様弾性体よりなるシール材によってシールされている。その他、囲い2の内外面の色、質感等は、車1のそれらと同様に塗装、裏張り等が施されている。なお、引き出された囲い2の前端部は車1の床部分で、また、後端部は折り畳み式の脚2Lでそれぞれ安定に支持される。
【0019】
このように構成された車の後部延長構造は、囲い2の引き出し、収納が容易であって、非使用時は車1の後部荷物収納部分に収納され、その厚み分だけ狭くはなるが、荷物を収納可能であり、使用時は、バックドア1bが跳ね上げられ、囲い2が後方に引き出されるとそのまま車1の後部が囲い2によって拡張される。
【0020】
しかも、内外面の色、質感等の付与が、車1のそれらと同様になされることによって、内外面共に車1のそれらと調和し、違和感がなく、見栄えがよい。また、断熱性が増大するよう、内外面間に断熱材、空隙等の断熱空間が確保されているため、それによって夜間等の冷えが著しく緩和される。さらに、後部の扉2pも、大きな収納空間を取らず、囲い2と一体に格別の支障もなく収納可能である。
【0021】
次に第2の実施の形態例について図2によって説明すると、囲い12の各側面部分が上下に二分割されることによって形成された上側面部分12d及び下側面部分12eが、それぞれ天井部分12a及び床部分12bにヒンジHで回動(折り畳み)可能に構成されている。
【0022】
それによって、非使用時は、上側面部分12dは天井部分12aに、また、下側面部分12eは床部分12bにと、それぞれ品物の収納に制約の少ない部分に重ね合わせ可能であり、使用時は、上側面部分12d、下側面部分12eは外側にそれぞれ回動され、自由端同士が突き合わされ、適当な固定手段によって固定され、囲い12として完成される。なお、囲い12には、第1の実施の形態例にあった窓が不要であって、設けられていない。
【0023】
しかも、天井部分12aと床部分12bとが一体化されるよう、4つの隅に柱12gが立設されていて、囲い12が一体に水平移動可能に構成され、囲い12全体が容易に引出し、収納可能である。また、囲い12の後部開口部には窓のない扉12pが取付可能に、非使用時は、車1の屋根に搭載されている。この扉12pは非使用時も取付けられたままでもよいが、そのときは後方視認可能に窓が必要となる。その他、第1の実施の形態例同様に脚12Lを備えている。
【0024】
これによれば、組み立て時を除いて、その作用効果は、第1の実施の形態例のそれに同じであるが、非使用時、上側面部分12dは天井部分12aに、また、下側面部分12eは床部分12bに、それぞれ重ね合わされるため、断熱空間確保のための厚みを有する上側面部分12d及び下側面部分12eによって室内の幅が狭められることがない。また、それによって上側面部分12dが車1の窓1aを塞ぐこともない。
【0025】
しかも、側面部分が上下に分割されているにも拘わらず、4隅に設けられた柱12gによって、天井部分12aと床部分12bとの一体化が確保され、その後方への引き出しや収納の他、分割された上側面部分12d及び下側面部分12eの回動、突き合わせによる囲い12の形成が、ずれ等なく、極めて容易に行われる。
【0026】
その他の実施態様として、図示は省略するが、囲いの側面部分の一部(例えば中間部)が上述のように二分割され、残りの部分が上下一体に構成される等、柱の全て又は一部が省略されてもよい。
【0027】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、内面、外面共に車のそれらと調和し、違和感がなく、見栄えがよい。また、断熱性に優れ、夜間等の冷えが著しく緩和される。
【0028】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加えて、扉も大きな収納空間を取らず、囲いと一体に支障なく収納可能である。
【0029】
請求項3の発明によれば、請求項1又は2の効果に加えて、側面部の少なくとも一部に形成された上側面部分及び下側面部分によって、車内のそれらに対応する収納幅が拡大される。また、それによって上側面部分で車の窓が塞がれることが防止可能である。
【0030】
請求項4の発明によれば、請求項3の発明の効果に加えて、側面部分が上下に分割されているにも拘わらず、後方への引き出しや収納の他、分割された上側面部分及び下側面部分の回動、突き合わせによる囲いの形成が極めて容易に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例を示すもので、それぞれ(a)は非使用時の状態を示す側面図、(b)は使用時の状態を示す側面図、(c)は使用時の状態を示す背面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態例を示すもので、それぞれ(a)は使用時の状態を示す側面図、(b)は非使用時の状態を示す背面図、(c)は使用時の状態を示す背面図である。
【符号の説明】
1  車
1a 窓
1b バックドア
2  囲い
2a 窓
2L 脚
2p 扉
12  囲い
12a 天井部分
12b 床部分
12d 上側面部分
12e 下側面部分
12g 柱
12p 扉
12L 脚
H  ヒンジ

Claims (4)

  1. 車の後部に収納されるとともに、その車の室内と略同じ断面形状の囲いが、車の水平後方に、前後方向の長さを変化させることなく引き出されることによって、その車の後部が延長されるよう構成されたことを特徴とする車の後部延長構造。
  2. 前記囲いの後部開口部に扉が取付けられていることを特徴とする請求項1に記載の車の後部延長構造。
  3. 前記囲いの各側面部分の少なくとも一部が、上下に二分割されることによって形成された上側面部分及び下側面部分が、それぞれ天井部分及び床部分に回動可能に取付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車の後部延長構造。
  4. 前記天井部分と床部分とが一体化されるよう柱が立設されていることを特徴とする請求項3に記載の車の後部延長構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010105432A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Koizumi:Kk キャンピングカー用ボックスおよびキャンピングカー
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