JP2004057813A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】発射モータカム2の連続回転により、槌3が弾発回動して球を発射させる発射装置Aと、該発射装置Aの槌3の回動に連動し、発射直後の発射レール4に球Rを1個ずつ供給するための球供給装置Bとを備えた遊技機であって、前記発射モータカム2が、球供給準備開始位置P2 から発射位置P3 の間に位置している状態において発射装置Aを停止させて、該発射モータカム2の逆転により、球供給装置Bから無用球R’が発射レール4に供給されることを防止するために、前記発射モータカム2が逆転することを防止する逆転防止部材E1 の係合爪(逆転防止爪)18を、前記発射モータカム2の側に取付けられたラチェット歯車15に係合させた構成とする。
【選択図】 図16
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、発射レールに遊技球が供給された状態で、次の遊技球(無用球)が発射レールに供給されて「2個打ち」するのを防止した遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術を説明するにあたり、本発明の図面を使用して説明する。図2及び図3に示されるように、遊技機の背面側には、発射装置A’と球供給装置Bとが配設されている。なお、「発射装置A’」とは、本発明に係る発射モータカム2の逆転防止機構を備えていない従来の発射装置を示し、図5ないし図9は、遊技機の発射装置A’及び球供給装置Bを背面側から見たときの状態を示している。そして、背面視において、各部材が時計回りの方向に回転することを「正転」と定める。図2及び図3に示されるように、発射モータ1のモータ軸1a(図5参照)に雲形状の発射モータカム2が装着されている。発射モータカム2の正転時において、そのカム面の終端部分2aがモータ軸1aのほぼ直下に配置されたときの発射モータカム2の位置を、基準位置P0 と定義する(図5参照)。このとき、発射モータカム2の回転角度θは0°である。前記発射モータカム2に近接して、槌3が配設されている。この槌3は、発射レール4上に待機している遊技球Rを打って発射させるためのものであって、前記槌3の回動支点C1 に近い部分にほぼ直交して設けられたローラ取付部材10の先端部にローラ5が取付けられている。そして、発射モータカム2が回転すると、そのカム面と前記槌3に対して一体に取付けられた前記ローラ5とが当接する。このため、発射モータカム2が連続回転することにより、該槌3が、その回動支点C1 を中心に連続して往復回動する。この槌3には、遊技球Rを打つ方向に付勢する引張りばね6が取付けられていて、該槌3は、前記引張りばね6の作用により弾発回動する。
【0003】
また、図3及び図5に示されるように、前記発射レール4に待機している遊技球Rは、隣接する球供給カセット7に取付けられた球供給レール8から供給される。即ち、前記球供給レール8に配置された多数の球R’が、球供給片9のストッパ部9aに当接してせき止められている。そして、前記球供給片9の作用(後述)により、最前の球R’が、球供給カセット7の供給口7aから発射レール4に供給される。なお、図1において、11は、発射レール4に供給された遊技球Rを落下させないようにするための落下防止ストッパであり、12は、操作ハンドルである。
【0004】
また、図5及び図6に示されるように、発射モータカム2が正転し、その回転角度θが当接開始位置P1 (θ1 ≒14.2°)に達すると、前記発射モータカム2と槌3のローラ5とが当接し、前記槌3が、引張りばね6の弾性復元力に抗して反時計回りに回動する。その状態の発射モータカム2を、図5において二点鎖線で示す。更に発射モータカム2が正転すると、図6に示されるように、槌3に取付けられた球供給針金13によって、球供給アーム14が、その回動支点C2 を中心に時計回りに回動する。その結果、該球供給アーム14の重り押し片14aが、その直上に配設された球供給片9の重り9bを押し上げるため、前記球供給片9が、その回動支点C3 を中心に時計回りに回動する。
【0005】
また、図6及び図11に示されるように、発射モータカム2の回転角度θが球供給準備開始位置P2 (θ2 ≒200.9°)に達すると、球供給片9のストッパ部9aが更に降下して球R’との当接が解放され、球供給レール8に配置されている先頭の球R’が、前記球供給片9の球受け部9cに進入して、保持される。槌3は、引張りばね6の弾性復元力に抗して、引き続いて、発射レール4の遊技球Rから離隔される方向(反時計回り)に回動する。このように、球供給装置Bは、発射装置A’と連動して作動する。
【0006】
図7及び図11に示されるように、発射モータカム2の回転角度θが、遊技球Rの発射位置P3 (θ3 ≒290.3°)を超えると、発射モータカム2と槌3のローラ5との当接が解放され、該槌3は引張りばね6の弾性復元力によって時計回りに急速に弾発回動し、発射レール4に待機されている遊技球Rが打たれる。同時に、球供給針金13が、槌3と共に時計回りに回動する。このため、球供給アーム14が、その回動支点C2 を中心に反時計回りに回動すると共に、球供給片9が、その回動支点C3 を中心に反時計回りに回動する。前記球供給片9は、前記槌3よりも僅かに遅れて回動する。
【0007】
このときの球供給片9の作用について説明する。上記したように、発射モータカム2の回転角度θが、球供給準備開始位置P2 を超えている場合、発射レール4には遊技球Rが待機していると共に、球供給準備開始位置P2 を超えてしばらくすると、球供給片9の球受け部9cには球R’が保持される。即ち、図10に示されるように、球供給片9の球受け部9cは、球供給カセット7の供給口7aの側に向かって傾斜されている。前記球受け部9cが、球R’を保持した状態で降下している場合、球R’は、供給口7aにおける球供給カセット7の下側の衝立面7bの上縁部に当接している。このため、球R’が球受け部9cに保持される。球供給片9が反時計回りに回動し、前記球受け部9cが上昇すると、球受部9cと球供給カセット7の下側の衝立面7bの上縁部が同レベルに達し、球R’と衝立面7bの上縁部との当接が解放される。球受け部9cが傾斜しているため、該球R’は転動して供給口7aを通過し発射レール4に供給される。そして、該球R’が、次の遊技球Rとなって発射レール4上に待機する。発射モータカム2が1回転して基準位置P0 に達すると、再び上記した作用が繰り返され、遊技球Rが連続して1個ずつ打たれる。
【0008】
従来の発射装置A’の場合、遊技者が発射装置A’を停止させると、発射モータ1のモータ軸1aの回転が停止する。ここで、図11に示されるように、発射モータカム2の回転角度θが、球供給準備開始位置P2 から発射位置P3 の間(2個打ち発生範囲)にあるときに停止させた場合、槌3は、引張りばね6の弾性復元力により、回動支点C1 を中心に時計回りに回動する。発射モータカム2には一切のトルクが作用していないため、図8に示されるように、槌3の回動に従って発射モータカム2が逆転させられる。同時に、球供給針金13及び球供給アーム14を介して球供給片9が反時計回りに回動し、その球受け部9cが上昇する。逆転する発射モータカム2の回転角度θが、無用球供給開始位置P4 (θ4 ≒47.2°)に達すると、球受け部9cと球供給カセット7の下側の衝立面7bの上縁部が同レベルに達するため、前記球受け部9cに保持されていた球R’が、傾斜する球受け部9cを転動して供給口7aを通過し、発射レール4に供給される。発射モータカム2はそのまま逆転し、当接開始位置P1 を超えた位置で停止する。
【0009】
このように、発射モータカム2が逆転すると、前記発射レール4には、既に遊技球Rが待機しているため、更に別の球R’が供給されることとなる。そのため、該発射レール4には2個の遊技球Rが配置される。ここで、発射モータカム2が逆転させられる際に、発射レール4に既に遊技球Rが待機しているのにもかかわらず、更に供給される球R’を「無用球」と定義する。この状態で、遊技者が遊技を再開すると、2個の遊技球Rが一度に打たれる現象(2個打ち)が発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した不具合に鑑み、遊技者がいかなる状態で発射装置を停止させても、発射レールに2個の遊技球が供給されないようにして、2個打ちを防止することを課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1解決手段(請求項1の発明)は、発射モータカムの連続回転により、槌が弾発回動して球を発射させる発射装置と、該発射装置の槌の回動に連動し、発射直後の発射レールに球を1個ずつ供給するための球供給装置とを備えた遊技機であって、前記発射モータカムが、球供給準備開始位置から発射位置の間に位置している状態において発射装置を停止させて、該発射モータカムの逆転により、球供給装置から無用球が発射レールに供給されることを防止するために、前記発射モータカムが逆転することを防止する逆転防止部材の逆転防止爪を、前記発射モータカムの側に取付けられたラチェット状の歯車に係合させた構成であることを特徴としている。
【0012】
発射モータカムが、球供給準備開始位置から発射位置の間に位置している状態において発射装置を停止させた場合には、槌の正転により発射モータカムが逆転するが、第1解決手段によれば、発射モータカムが逆転を開始しようとすると、逆転防止部材の逆転防止爪と、発射モータカムの側に取付けられたラチェット状の歯車とが係合して、発射モータカムの逆転が防止されると同時に、前記槌は、その途中位置で停止させられる。そして、遊技者の操作によって発射装置が再作動されると、停止中の槌は、逆回転して、発射モータカムが発射位置に達して、槌との係合が解除されると、槌は、発射レールの側に弾発回動させられて、前記発射レール上に待機している1個の遊技球が打ち出される。よって、遊技球の「2個打ち」が防止される。
【0013】
また、第2解決手段は、第1解決手段において、前記逆転防止部材は、発射モータを取付けるためのベース板に設けられた複数のねじ孔の一つに回動可能に支持されていることを特徴としている。第2解決手段によれば、狭いスペースに逆転防止部材を取付けることができる。
【0014】
また、第3解決手段は、第1又は第2のいずれかの解決手段において、前記発射モータカムの側に取付けられたラチェット状の歯車には、その一部のみに歯部が形成されていることを特徴としている。
【0015】
即ち、発射モータカムの歯車は、この発射モータカムが球供給準備開始位置から発射位置の間に位置している状態においてのみ、逆転防止部材の逆転防止爪と係合すれば、「2個打ち」の発生を防止できる。よって、上記した2つの位置の間以外の部分においては、発射モータカムの歯車と、逆転防止部材の逆転防止爪とを係合させる必要はないので、この間の歯部を欠落させられる。この構成によって、発射モータカムの回転中における騒音の発生を抑制できる。
【0016】
また、第4解決手段は、第1ないし第3のいずれかの解決手段において、前記逆転防止部材の全体形状は、ラチェット状の前記歯車の周囲を囲む形状であることを特徴としている。この構成によって、遊技機の輸送時等に振動が発生しても、逆転防止部材が発射モータカムの歯車から外れなくなる。
【0017】
また、第5解決手段は、第1ないし第4のいずれかの解決手段において、前記逆転防止部材は、その自重によりラチェット状の前記歯車に押し当てられる構成になっていることを特徴としている。発射モータカムの逆転防止機能が確実になると共に、その構造が簡単に実現できる。
【0018】
また、第6解決手段は、第1ないし第5のいずれかの解決手段において、前記逆転防止部材は、発射モータカム側の歯車との係合を解除する解除操作部を備えていることを特徴としている。よって、遊技機の製造時やホール設置後において発射調整作業を行う場合には、発射モータを停止させておいて、解除操作部により、逆転防止爪と発射モータカム側の歯車との係合を解除すると、発射モータカムで駆動されて所定位置に達している槌は、正規の方向き逆方向である遊技球の発射位置まで回動可能な状態となる。この状態では、槌は、正逆両方向に自由に回動させられるので、槌の発射調整作業も自由に行える。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、複数の実施形態を挙げて本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る遊技機を構成する逆転防止部材E1 を備えた発射装置A及び球供給装置Bの正面図であり、図2は、同様の部分を背面側から見た斜視図であり、図3は、同様の部分を背面側の異なる方向から見た斜視図であり、図4は、発射モータ1のベース板1bに逆転防止部材E1 が取付けられた状態を示す斜視図である。また、図5ないし図11は、本発明の作用を示す図であって、図5ないし図8は、それぞれ発射モータカム2が基準位置P0 、球供給準備開始位置P2 、発射位置P3 及び無用球供給開始位置P4 に位置している状態の発射装置A及び球供給装置Bの背面図であり、図9は、無用球が供給されて「2個打ち」が発生する範囲において発射モータカム2の逆転が防止されている状態を示す発射装置A及び球供給装置Bの背面図であり、図10(イ),(ロ)は、それぞれ球供給片9の球受け部9cに球R’が保持されている状態、及び球受け部9cが上昇して、球R’が発射レール4に供給される状態を示す図であり、図11は、発射モータカム2の回転角度に応じて発生する異なる状態を示す図である。
【0020】
本発明の第1実施形態を説明するに当たり、従来の技術で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付して、重複説明を避けて異なる部分についてのみ説明する。図1ないし図5に示されるように、発射装置Aは、発射モータカム2の逆転を防止する逆転防止部材E1 を備えている。そして、前記発射モータカム2の近傍には、発射レール4に供給された遊技球Rを打つための槌3が、回動可能にして配設されている。発射装置Aの上方には、球供給装置Bが配設されており、該球供給装置Bは、前記発射装置Aに連動して作動する。
【0021】
次に、図2ないし図5を参照にして、発射モータ1のモータ軸1aに取付けられる発射モータカム2、及びこの発射モータカム2の逆転を防止する逆転防止部材E1 について詳細に説明する。雲形状をした発射モータカム2の裏面側には、背面から見て発射モータ1のモータ軸1aが時計方向には自由に回転し得る形状のラチェット歯車15が一体に取付けられている。また、逆転防止部材E1 は、前記ラチェット歯車15の逆転を防止する部材であって、その全体形状は、前記ラチェット歯車15の廻りを囲み得る弧状形状、即ち「釣り針状」をなしていて、その基端部(取付状態において斜上端部)のボス部16には、支持ピン17を挿通するための挿通孔16a(図2参照)が設けられている。また、逆転防止部材E1 の先端部のわん曲した部分の内周面に、前記ラチェット歯車15と係合する係合爪18が形成されている。
【0022】
また、発射モータ1には、正方形状をしたベース板1bが一体に設けられていて、その四隅部には、それぞれねじ孔1cが設けられている。そして、前記逆転防止部材E1 は、前記ベース板1bの上側の一方の隅部に設けられたねじ孔1cを利用して、該ベース板1bに対して回動可能に支持されている。即ち、逆転防止部材E1 の基端部のボス部16に設けられた挿通孔16aと、前記ベース板1bの上側の一方の隅部に設けられたねじ孔1cとに、支持ピン17が挿通されて、逆転防止部材E1 は、発射モータ1のベース板1bに対して支持ピン17を介して回動可能に支持されている。
【0023】
このようにして、逆転防止部材E1 が発射モータ1のベース板1bに支持された状態では、その先端部のわん曲した部分は、モータ軸1aに一体に取付けられた発射モータカム2のラチェット歯車15の周囲を囲んだ状態となっていると共に、前記逆転防止部材E1 は、その自重によりラチェット歯車15に対して当接している。即ち、逆転防止部材E1 の係合爪18と、発射モータカム2に一体に取付けられたラチェット歯車15の歯部15aとが係合(噛合)した状態では、発射モータカム2は、正転はするが、逆転はしない「ラチェット構造」となる。このため、遊技機の輸送時等において振動が作用しても、ラチェット歯車15に対して逆転防止部材E1 が外れなくなると共に、逆転防止部材E1 の係合爪18とラチェット歯車15の歯部15aとの係合が確実となって、作動不良が生じなくなる。そして、逆転防止部材E1 の上部内側に形成された係合爪18が、その自重によってラチェット歯車15と係合可能になっている。本実施形態では、ラチェット歯車15には、全周に歯部が形成されているので、発射モータカム2の任意の回転角度位置において、その逆転が防止される構成となる。
【0024】
次に、図11を参照しながら、本発明に係る発射モータカム2の逆転防止作用について説明する。発射装置Aを停止させない場合の作用は、従来の発射装置A’の場合と全く同様である。即ち、図5ないし図7に示されるように、発射モータカム2は、正転の場合には、これに一体に取付けられたラチェット歯車15と逆転防止部材E1 の係合爪18とは係合しない。このため、連続回転する発射モータカム2と槌3のローラ5とが当接し、該槌3が引張りばね6の弾性復元力に抗して反時計回りに回動する。発射モータカム2の回転角度θが、球供給準備開始位置P2 (θ2 ≒200.9°)に達すると、球供給レール8に配置されている球R’が、球供給片9の球受け部9cに進入して、保持される。更に発射モータカム2が回転し、その回転角度θが発射位置P3 (θ=θ3 ≒290.3°)を超えると、発射モータカム2とローラ5との当接が解放され、引張りばね6の復元力によって、槌3が時計回りに急速に弾発回動し、発射レール4に待機している遊技球Rが打たれる。そして、その直後に、球供給片9の球受け部9cに保持されている球R’が発射レール4に供給され、次の遊技球Rとなって待機する。
【0025】
次に、発射装置Aを、2個打ち発生範囲(球供給準備開始位置P2 から発射位置P3 の間)で停止させた場合について説明する。この場合、発射モータカム2の回転角度θは、〔200. 9°<θ5 <290.3°〕であって、槌3に取付けられた引張りばね6の弾性復元力により、発射モータカム2に対してこれを逆回転させるトルク(回転力)が作用するが、発射モータカム2が逆転しようとする瞬間に、図9に示されるように、発射モータカム2に一体に取付けられたラチェット歯車15と逆転防止部材E1 の係合爪18とが係合して、前記発射モータカム2は、その位置で停止する。よって、発射モータカム2の逆転が防止される。この結果、球供給片9の球受け部9cに進入して保持されている球(無用球)R’が発射レール4に供給されることがなくなって、「2個打ち」が防止される。
【0026】
この状態で、遊技者が遊技を再開すると、発射モータ1が作動し、発射モータカム2は停止位置から正転を再開する。更に発射モータカム2が正転し、その回転角度が発射位置P3 を超えると、該発射モータカム2と槌3のローラ5との当接が解放され、引張りばね6の弾性復元力によって槌3が時計回りに急速に弾発回動し、発射レール4に待機している遊技球Rが打たれる。なお、発射装置Aを、当接開始位置P1 から球供給準備開始位置P2 の間で停止させた場合においても、発射モータカム2は、その位置で停止し、遊技の再開時には、その停止位置から発射モータカム2は正転を開始する。
【0027】
上記したように、発射モータカム2は、引張りばね6により常に発射モータ1の回転方向と逆方向の回動付勢力を受けているため、発射モータ1が停止すると発射モータカム2は、槌3の回動により発射モータ1と逆方向に回動させられて、遊技球が発射位置に重ねて供給されて「2個打ち」の現象が生ずる。本発明においては、発射モータ1のモータ軸1aに取付けられたラチェット歯車15と、これに係合する逆転防止部材E1 との組み合わせによって、発射モータカム2の逆回転を防止することにより、「2個打ち」の発生をなくしている。しかし、ラチェット歯車15と逆転防止部材E1 との組み合わせにより、発射モータカム2の逆転が防止されると、発射モータカム2と連動して、発射位置と後退位置との間で往復回動を行う槌も、発射モータカム2が停止した位置と連動して、前記両位置の間で停止することとなって、以下のような不自由が発生する。例えば、遊技機の製造時やホール設置後において、遊技機を停止させた状態で発射調整作業(槌の先と遊技球の発射時の芯を合わせる調整作業)を行う際に、槌を手で引っ張ったり押したりして、槌先を発射位置に誘導することができないため、芯合せ調整ができないという不自由がある。
【0028】
そこで、本発明の第2実施形態は、発射モータ1のモータ軸1aに取付けられたラチェット歯車41と逆転防止部材E2 との係合を解除可能にして、上記した場合に対処可能にしたものである。図12は、本発明に係る遊技機を構成する逆転防止部材E2 を備えた発射装置A及び球供給装置Bを背面側から見た斜視図であり、図13は、発射モータ1に取付けられるラチェット歯車41及び解除操作部46を備えた逆転防止部材E2 を主体に示す分解斜視図であり、図14は、ラチェット歯車46及び逆転防止部材E2 が取付けられた発射モータ1の斜視図であり、図15は、発射モータカム2が球供給準備開始位置P2 に位置している状態の逆転防止部材E2 を備えた発射装置A及び球供給装置Bの背面図であり、図16は、上記の状態で、発射モータ1を停止させて、解除操作部46によりラチェット歯車41と逆転防止部材E2 との係合を解除して、槌3が発射位置まで回動された状態の背面図である。なお、上記した第1実施形態と同一部分には同一符号を付し、第2実施形態の独自の部分についてのみ説明する。
【0029】
図12ないし図14において、発射モータ1のモータ軸1aには、ラチェット歯車41と前記発射モータカム2とが一体に取付けられている。モータ軸1aに沿ったラチェット歯車41と発射モータカム2との配置関係は、前記第1実施形態と同一であって、発射モータ1のベース板1bと発射モータカム2との間にラチェット歯車41が配置される関係となるが、第2実施形態のラチェット歯車41は、第1実施形態のラチェット歯車15に比較して相当に大きい。図15に示されるように、ラチェット歯車41の半径は、発射モータカム2の回転中心からその終端部分2aまでの距離よりも僅かに小さい程度である。
【0030】
また、発射モータ1の設置状態において、モータ軸1aに取付けられたラチェット歯車41は、ケース42の内部に収容されていると共に、発射モータカム2は、ケース42の外部に配置される。また、ケース42の上端部には、前面側が閉塞されて背面側が開口された逆転防止部材収容部42aが上方に突出して一体に設けられていて、この逆転防止部材収容部42aに、背面側から逆転防止部材E2 が収容される。逆転防止部材E2 は、発射モータ1のモータ軸1aに取付けられたラチェット歯車41の僅かに斜上方に配置されて、前記ケース42の逆転防止部材収容部42aの前板部42bに支点ピン43を介して回動可能に支持される支持部44と、前記ラチェット歯車41の外周の歯部41aと係合する係合爪45と、前記ラチェット歯車41の外周の歯部41aとの係合を解除すべく、全体を前記支点ピン43を中心にして上方に回動させるためのつまみ状の解除操作部46とを備えている。なお、図12に示されるように、ケース42は、発射モータ1のベース板1bと一体となって、前記発射装置Aの背面部に取付けられる。
【0031】
このため、遊技時には、図15で実線、及び図16で2点鎖線でそれぞれ示されるように、逆転防止部材E2 は、自重により、自身の係合爪43bとラチェット歯車41の外周のいずれかの歯部41aとが係合して、発射モータ1が停止しても、発射モータカム2は、逆転しないように、即ち「2個打ち」が発生しないようになっている。一方、上記した遊技機の製造時やホール設置後において、遊技機を停止させた状態で発射調整作業を行う際には、遊技機の背面側から逆転防止部材E2 の解除操作部46を指先で掴んで、逆転防止部材E2 を上方に回動させると、逆転防止部材E2 の係合爪45とラチェット歯車41の歯部41aとの係合が解除されて、発射モータカム2が逆転可能となる。例えば、図15で示される球供給準備開始位置P2 において、発射モータ1を停止させて、解除操作部46によりラチェット歯車41と逆転防止部材E2 との係合を解除すると、発射モータカム2は、引張りばね6の付勢力による槌3の発射位置の側への回動により、逆回転される。このように、逆転防止部材E2 の解除操作部46を指先で掴んで、逆転防止部材E2 とラチェット歯車41との係合を解除すると、槌3を手で引っ張ったり押したりして、槌先を発射位置に自由に誘導して、芯合せ調整を行うことができる。
【0032】
また、第2実施形態では、発射モータ1のモータ軸1aに取付けられるラチェット歯車41が大きいために、同一の係合爪45と係合可能な歯部41aの数が多くなって、一つの歯部41aの中心角が小さくなる。この結果、発射モータ1の停止時において発射モータカム2が逆転する角度が小さくなって、発射位置に2個の遊技球が同時に供給される「2個送り」を防止できる。
【0033】
なお、上記各実施形態では、ラチェット歯車15,41には、その全周に歯部が形成してあるが、ラチェット歯車15,41は、発射モータカム2が球供給準備開始位置P2 から発射位置P3 の間に位置している状態においてのみ、逆転防止部材E1 ,E2 の各係合爪18,45と係合すれば、「2個打ち」の発生を防止できる。よって、上記した2つの位置の間以外の部分においては、ラチェット歯車15,41と、逆転防止部材E1 ,E2 の係合爪18,45とを係合させる必要はないので、この間の歯部を欠落させられる。この構成によって、発射モータカム2の回転中においてラチェット歯車15,41の歯部15a,41aと逆転防止部材E1 ,E2 との当接による騒音の発生を抑制できる。
【0034】
また、上記した発射モータは、リサイクル(再利用)される場合がある。このリサイクルの場合には、モータとしての品質は勿論のこと、その外観に関しても、長期間に亘って良好に保つ(外観低下を防止する)必要がある。この課題達成のために、発射モータ1’の全体を箱状をしたプラスチック製のカバー21で覆うことにより、使用中に発射モータ1’ の表面に埃類が付着するのを防止した。
【0035】
図17は、発射モータ1’の全体がプラスチック製のカバー21で覆われた状態の斜視図であり、図18は、同じく縦断面図であり、図19は、カバー21の斜視図であり、図20は、発射モータ1’とカバー21との分離状態を下方から見た斜視図である。この発射モータ1’は、直方体状をしていて、その前端面に正方形状のベース板31が一体に取付けられている。このベース板31の下辺部には、横方向に沿って所定間隔をおいて、カバー21の係合爪22に対して係合する一対の係合孔32が形成されていると共に、その上辺部の中央には、カバー21の上板部23の前面側に形成された開口24に挿入される突片33が形成されている。なお、図20において、34は、ベース板31に対して発射モータ1’を取付けるための上下一対のねじ孔を示し、35は、ベース板31を遊技盤の裏面側に固定するねじを挿通するために、その四隅に形成されたねじ孔を示し、36は、モータ軸1’aを挿通させるためのモータ軸挿通孔を示す。
【0036】
一方、カバー21は、前面が開口された箱状であって、その下板部25には、先端部に前記係合爪22が形成された一対の弾性片26が形成されている。そして、カバー21の背面板部27から、上下の各板部23,25及び両側板部28に至る部分には、それぞれ複数本のスリット状の放熱孔29が形成されている。また、カバーの背面板部27には、その中央部と四隅部との計5箇所に円形の放熱孔30が設けられている。
【0037】
そして、ベース板31を介して発射モータ1’を遊技盤の裏面に装着して、カバー21の上板部23の開口24に発射モータ1’の突片33を挿入しておいて、前記発射モータ1’に対してカバー21を後方から押し込むと、一対の弾性片26の先端の各係合爪22が、発射モータ1’の各係合孔32に係合される。これにより、カバー21の内部に発射モータ1’が収容された形態となって、該発射モータ1’の外側がカバー21で覆われるので、使用中において、発射モータ1’の表面に埃類が付着するのを防止できると同時に、多数の放熱孔29,30によって、発射モータ1’の発熱が抑制される。なお、図18において、37は、発射モータ1’のベース板31を遊技盤裏面の被取付部材38に取付けているビスを示す。
【0038】
なお、有色不透明のプラスチックでカバー21を製作すれば、発射モータ1’や基板の日焼けも防止できて、一層リサイクルし易くなる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、発射モータカムが、球供給準備開始位置から発射位置の間に位置している状態において、発射装置を停止させて、発射モータカムが逆転を開始しようとすると、逆転防止部材の逆転防止爪と、発射モータカムの側に取付けられたラチェット状の歯車とが係合して、発射モータカムが、その場で停止することにより、その逆転が防止されると同時に、前記槌は、その途中位置で停止させられる。そして、遊技者の操作によって発射装置が再作動されると、停止中の槌は、逆回転して、発射モータカムが発射位置に達して、槌との係合が解除されると、槌は、発射レールの側に弾発回動させられて、前記発射レール上に待機している1個の遊技球が打ち出される。よって、遊技球の「2個打ち」が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機を構成する逆転防止部材E1 を備えた発射装置A及び球供給装置Bの正面図である。
【図2】同様の部分を背面側から見た斜視図である。
【図3】同様の部分を背面側の異なる方向から見た斜視図である。
【図4】発射モータ1のベース板1bに逆転防止部材E1 が取付けられた状態を示す斜視図である。
【図5】発射モータカム2が基準位置P0 に位置している状態の発射装置A及び球供給装置Bの背面図である。
【図6】発射モータカム2が球供給準備開始位置P2 に位置している状態の発射装置A及び球供給装置Bの背面図である。
【図7】発射モータカム2が発射位置P3 に位置している状態の発射装置A及び球供給装置Bの背面図である。
【図8】発射モータカム2が逆転して無用球供給開始位置P4 に位置している状態の発射装置A及び球供給装置Bの背面図である。
【図9】無用球が供給されて「2個打ち」が発生する範囲において発射モータカム2の逆転が防止されている状態を示す発射装置A及び球供給装置Bの背面図である。
【図10】(イ),(ロ)は、それぞれ球供給片9の球受け部9cに球R’が保持されている状態、及び球受け部9cが上昇して、球R’が発射レール4に供給される状態を示す図である。
【図11】発射モータカム2の回転角度に応じて発生する異なる状態を示す図である。
【図12】本発明に係る遊技機を構成する逆転防止部材E2 を備えた発射装置A及び球供給装置Bを背面側から見た斜視図である。
【図13】発射モータ1に取付けられるラチェット歯車41及び解除操作部46を備えた逆転防止部材E2 を主体に示す分解斜視図である。
【図14】ラチェット歯車46及び逆転防止部材E2 が取付けられた発射モータ1の斜視図である。
【図15】発射モータカム2が球供給準備開始位置P2 に位置している状態の逆転防止部材E2 を備えた発射装置A及び球供給装置Bの背面図である。
【図16】図15の状態で、発射モータ1を停止させて、解除操作部46によりラチェット歯車41と逆転防止部材E2 との係合を解除して、槌3が発射位置まで回動された状態の背面図である
【図17】発射モータ1’の全体がプラスチック製のカバー21で覆われた状態の斜視図である。
【図18】同じく縦断面図である。
【図19】カバー21の斜視図である。
【図20】発射モータ1’とカバー21との分離状態を下方から見た斜視図である。
【符号の説明】
A:発射装置
B:球供給装置
E1 ,E2 :逆転防止部材
P2 :球供給準備開始位置
P3 :発射位置
R:遊技球
R’:球(無用球)
1a:モータ軸
2:発射モータカム
3:槌
4:発射レール
15,41:ラチェット歯車
18,45:係合爪(逆転防止爪)
46:解除操作部
Claims (1)
- 発射モータカムの連続回転により、槌が弾発回動して球を発射させる発射装置と、
該発射装置の槌の回動に連動し、発射直後の発射レールに球を1個ずつ供給するための球供給装置とを備えた遊技機であって、
前記発射モータカムが、球供給準備開始位置から発射位置の間に位置している状態において発射装置を停止させて、該発射モータカムの逆転により、球供給装置から無用球が発射レールに供給されることを防止するために、前記発射モータカムが逆転することを防止する逆転防止部材の逆転防止爪を、前記発射モータカムの側に取付けられたラチェット状の歯車に係合させた構成であることを特徴とする遊技機。
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