JP2004057170A - 釣用スライダー天秤 - Google Patents

Abstract

【目的】船釣天秤を、固定式天秤と同じ様に、仕掛全体をシンプルにでき、トラブルも起こさず、また取り扱いも簡単であり、しかも針がかりした魚に強く引かれても、撒き餌籠の水中抵抗による釣糸への負担を、軽減できる天秤を提供する。
【構成】ブラケット（３）の一端に、撒き餌籠を取り付けたリング（４）が、吊り下がる様にフック型にして、この端に道糸側腕部（２）を固定した。
そして、ブラケット（３）の他の一方に、道糸側腕部（２）と適当な角度を成す様に、しかも軸方向に動く様にハリス側腕部（１）を差し込んである、このハリス側腕部（１）が抜けない為の止め具（５）を付けた。
そしてハリス側腕部（１）と道糸側腕部（２）の突き合わせ部（ａ）が通常は閉口する様に、ハリス側腕部（１）にバネ（６）を取り付けた。
【選択図】　図１

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
この発明は、魚釣り用の天秤に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より船釣用天秤は、道糸とハリスと撒き餌用籠を接続した固定式と、道糸とハリスを接続しこの軌道上を、撒き餌籠の付いた天秤が移動する遊動式が有るが、固定式は魚が勢いよく引くと、撒き餌籠の水中抵抗が非常に大きい為ハリスへの負担も大きい、また遊動式は、仕掛全体が複雑であるとともに、なんらかの原因で針またはハリスが沈下不能でも撒き餌籠は沈下し続ける等のトラブルの原因であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本考案は、船釣の遊動式天秤を、固定式天秤と同じ様にトラブルが無く使用でき、しかも仕掛全体が簡素になる事を目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
ブラケット（３）の一方に遊動リング（４）がぶら下がる為の支持部（ｂ）を設け、この支持部（ｂ）の一端に道糸側腕部（２）を固定した。
ブラケット（３）の他の一方に、道糸側腕部（２）と９０度以上の角度を成す様に、しかもハリス側腕部（１）が軸方向に動く様にして、このハリス側腕部（１）が抜けない為の止め具（５）を付けた、そしてハリス側腕部（１）と道糸側腕部（２）の突き合わせ部（ａ）が通常は閉口する様に、ハリス側腕部（１）にバネ（６）を取り付けた。
【０００５】
【実施例】
第１例
本考案を図１にもとずき説明すれば。
ブラケット（３）の一端に、撒き餌籠を取り付けたリング（４）が、吊り下がる様にフック型にして、この端に道糸側腕部（２）を固定した。
そして、ブラケット（３）の他の一方に、道糸側腕部（２）と適当な角度を成す様に、しかも軸方向に動く様にハリス側腕部（１）を差し込んである、このハリス側腕部（１）が抜けない為の止め具（５）を付けた。
そしてハリス側腕部（１）と道糸側腕部（２）の突き合わせ部（ａ）が通常は閉口する様に、ハリス側腕部（１）にバネ（６）を取り付けた。
第２例
本考案を図２にもとずき説明すれば。
魚釣用天秤で、撒き餌籠の接続されるべき曲り部（イ）まで、撒き餌籠を接続出来るようにしたリング（４）に、天秤を差し込み、そして天秤のハリスを接続する側の脇部（ロ）に、鍵部（Ｚ）の一方を固定、もう片方を天秤の道糸を接続する側で閉口し，魚が強く引いた時だけ開口するようにした。
【０００６】
【発明の効果】
このようにしたら、仕掛全体が固定式天秤と同じ様にシンプルにでき、トラブルも起きずらくなった。
また、針がかりした魚に強く引かれても、撒き餌籠の水中抵抗も非常に小さい為、釣糸への負担が著しく軽減され、釣糸が切られる事も少なくなった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の正面図
【図２】本発明の正面図
【符号の説明】
１　ハリス側腕部
２　道糸側腕部
３　ブラケット
４　リング
５　止め具
６　バネ
ａ　突き合わせ部
ｂ　支持部
ｚ　鍵部
イ　曲り部
ロ　脇部

Claims (1)

1. 魚釣用の天秤でハリス側腕部（１）は、魚に強く引っ張られると、道糸側腕部（２）との突き合わせ部（ａ）が開口し、撒き餌用籠または錘の取り付け部（３）を、腕部（２）の方向に開放する様にした魚釣用天秤。

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