JP2004056327A - 画像処理装置 - Google Patents

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JP2004056327A JP2002209046A JP2002209046A JP2004056327A JP 2004056327 A JP2004056327 A JP 2004056327A JP 2002209046 A JP2002209046 A JP 2002209046A JP 2002209046 A JP2002209046 A JP 2002209046A JP 2004056327 A JP2004056327 A JP 2004056327A
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南野 勝巳
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Abstract

【課題】原稿の画像の読み取り中にカラー画像か白黒画像かの判別を行なうことにより処理時間を短縮するとともに、カラー画像か白黒画像かの判別結果に基づいて適切な出力処理を容易に行なうことが可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】明度L及び彩度Cを取得することが可能な所定の表色系による画像データを格納する記憶手段4と、所定の表色系による画像データの画像がカラー画像か白黒画像か判別する判別手段15、26と、この判別手段15、26による判別結果に基づいて、カラー画像と判別された場合には、記憶手段4に格納された画像データを読み出してすべての成分を出力し、白黒画像と判別された場合には、記憶手段4に格納された画像データを読み出して明度Lに関する成分のみを出力する処理を行なう出力制御手段27とを備える。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コピー機や、プリンタや、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、及びスキャナ機能を備えた複合機等の画像処理装置であって、カラー画像及び白黒画像の双方の画像データを出力することが可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】
カラーコピー機等において、カラー画像を読み取る機能を備えた原稿読取部において原稿の画像を読み取った後、用紙に記録する場合、原稿の画像がカラー画像である場合にはカラー画像として処理し、原稿の画像が白黒画像である場合には白黒画像として処理することが要求されている。例えば、電子写真方式のカラーコピー機等においては、カラー画像の画像データの場合には、CMYKの画像信号を生成してその画像信号に基づいて画像を用紙に記録するが、白黒画像の画像データの場合には、Kのみの画像信号を生成してその画像信号に基づいて画像を用紙に記録する。したがって、原稿読取部において読み取った原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを自動的に判別する必要がある。
【0003】
そこで、従来は、原稿読取部において読み取った原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを自動的に判別するための方法として、例えば、原稿読取部において原稿の画像の前読み取りを行ない、そこで得られた画像データに基づいて原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを判別してから、そのいずれかに応じた読取パラメータにより原稿の画像の本読み取りを行ない、その画像データの画像を用紙に記録する方法がある。しかしながら、この方法は、原稿の画像がカラー画像か白黒画像かを判別することが可能であるが、2回の読み取りを行なう必要があるため、処理に時間がかかるという問題がある。
【0004】
また、他の方法として、例えば、原稿読取部において原稿の画像をカラー画像として読み取り、得られた画像データをメモリに一旦格納した後、その画像データをメモリから読み出してカラー画像か白黒画像かを判別し、そのいずれかに応じた出力パラメータによりその画像データの画像を用紙に記録する方法がある。しかしながら、この方法は、読み取り回数は1回で済むものの、読み取り後の画像データを一旦メモリに格納してから読み出して判別処理を行なう必要があるため、やはり処理に時間がかかるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、原稿の画像の読み取り中にカラー画像か白黒画像かの判別を行なうことにより処理時間を短縮するとともに、カラー画像か白黒画像かの判別結果に基づいて適切な出力処理を容易に行なうことが可能な画像処理装置を提供することを技術課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記技術課題を解決するための具体的手段は、次のようなものである。すなわち、請求項1に記載する画像処理装置は、明度及び彩度を取得することが可能な所定の表色系による画像データを格納する記憶手段と、前記所定の表色系による画像データの画像がカラー画像か白黒画像か判別する判別手段と、この判別手段による判別結果に基づいて、カラー画像と判別された場合には、前記記憶手段に格納された画像データを読み出してすべての成分を出力し、白黒画像と判別された場合には、前記記憶手段に格納された画像データを読み出して明度に関する成分のみを出力する処理を行なう出力制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
請求項2に記載する画像処理装置は、請求項1に記載する構成において、前記判別手段は、前記所定の表色系による画像データの所定の画素についての彩度を取得し、この彩度が所定の彩度閾値以上である場合にその画素はカラー画素であると判断し、この判断の結果を用いて、所定の判別規則に従いその画像データの画像がカラー画像か白黒画像かを判別する処理を行なうことを特徴とするものである。
【0008】
請求項3に記載する画像処理装置は、請求項2に記載する構成において、前記判別手段は、前記所定の表色系による画像データの所定の画素についての明度を取得する処理を行ない、前記彩度閾値として、その画素の明度に応じた値を用いることを特徴とするものである。
【0009】
請求項4に記載する画像処理装置は、請求項1から3のいずれか1項に記載する構成において、前記所定の表色系は、L*a*b*表色系であることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像処理装置1をコピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、及びスキャナ機能を備えた複合機であって、カラー画像の読み取り及び記録を行なうことが可能な装置に適用した場合の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置1の構成を示すブロック図である。以下、この図に基づいて、本実施形態に係る画像処理装置1の構成について説明する。
【0011】
原稿読取部2は、原稿の画像を走査して画像データとして読み取るための部分であって、ここでは、カラーの原稿の画像を読み取ることができる機構を備えたものとする。そして、この原稿読取部2は、図示しないが、CCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサや光源等の光学系、フラットベッドスキャナ(FBS:FlatBed Scanner)や原稿自動供給装置(ADF:Automatic Document Feeder)等の原稿供給機構等を有して構成されている。なお、この原稿読取部2の構成としては、コピー機やスキャナ等の分野において公知の各種機構を用いることが可能である。
【0012】
画像メモリ4は、原稿読取部2において読み取った画像データ、画像処理装置1をプリンタとして使用する際にLANインターフェース5を介して接続されたコンピュータ(PC)6から受け取った画像データ、或いはファクシミリ受信した画像データ等を一時的に格納しておくためのメモリである。本実施形態では、この画像メモリ4が本発明における記憶手段を構成する。また、メモリ管理回路28は、画像メモリ4に対する画像データの書き込み及び読み出しを制御する回路である。
【0013】
記録部3は、メモリ管理回路28を介して画像メモリ4から読み出された画像データの画像を所定の用紙に記録するための部分であって、ここでは、画像データの画像をカラー及び白黒の双方により用紙に記録することができる機能を備えたものとする。この記録部3における記録方式としては、例えば、電子写真方式やインクジェット記録方式等のこの分野で公知の各種の記録方式を用いることができる。そして、この記録部3の具体的構成としては、前記のような各記録方式を実現するためのコピー機やプリンタ等の分野において公知の各種構成を用いることができる。また、コーデック(CODEC:Coder and Decoder)7は、ファクシミリ送受信のために画像データの符号化及び復号を行なう回路である。
【0014】
操作部8は、使用者が画像処理装置1に対する動作指示や設定等の入力を行なうための部分であって、図示しないが、コピー、ファクシミリ送信、スキャン等の処理の開始命令等の指示を入力するためのスタートキー、コピー部数やファクシミリ送信の際の送信先のダイヤル番号等を入力するためのテンキー、あるいは画像処理装置1の設定操作を行なうためのファンクションキー等の各種操作キーを有して構成されている。表示部9は、画像処理装置1の動作状態や設定状態等を表示するための部分であって、図示しないが、液晶表示画面やLEDランプ等を有して構成されている。
【0015】
網制御装置(NCU)10及びモデム11は、画像処理装置1がファクシミリ送受信を行なう際における公衆電話交換網(PSTN)12との接続部分であって、網制御装置(NCU)10は、公衆電話交換網(PSTN)12に対する接続制御を行なう装置であり、モデム11は、ファクシミリ送受信される画像データの変調及び復調を行なう装置である。また、LANインターフェース5は、画像処理装置1をLAN(Local Area Network)13に接続するためのインターフェースであって、画像処理装置1をプリンタ又はスキャナとして用いる際に、LAN13を介して画像処理装置1とコンピュータ(PC)6との接続を行なう。
【0016】
変換回路14は、入力された画像データを、明度及び彩度を取得することが可能な所定の表色系による画像データに変換する回路であって、本実施形態では、この変換回路14が本発明における変換手段を構成する。ここで、入力された画像データとしては、画像処理装置1をコピー機として使用する際に原稿読取部2において読み取った画像データ、画像処理装置1をプリンタとして使用する際にLANインターフェース5を介して接続されたコンピュータ(PC)6から受け取った画像データ、画像処理装置1をファクシミリ装置として使用する際に相手方からファクシミリ受信した画像データ等が含まれる。また、所定の表色系による画像データとは、その画像データを構成する各画素のデータが当該所定の表色系により数値化されて表されている画像データのことである。なお、前述の原稿読取部2、コーデック7、及び変換回路14は、画像データの受け渡し専用のイメージバス29を介して接続されている。
【0017】
そして、明度及び彩度を取得することが可能な所定の表色系としては、具体的には、マンセル表色系や、CIE(国際照明委員会)の規格によるL*a*b*表色系、L*C*H*表色系、L*u*v*表色系等が該当するが、本実施形態においては、このうちのL*a*b*表色系を用いることとしている。したがって、例えば、ここでは、原稿読取部2において原稿の画像はCCDによりRGB表色系による画像データとして読み取られるので、この変換回路14においては、このような画像データをL*a*b*表色系による画像データに変換する処理が行なわれる。この際の変換処理は、一定の変換式に従って行なわれる。そして、この変換回路14において変換された後のL*a*b*表色系による画像データは、メモリ管理回路28を介して画像メモリ4に格納されるとともに、判別回路15に出力される。なお、入力された画像データが既に明度及び彩度を取得することが可能な所定の表色系による画像データである場合には、この変換回路14における画像データの変換処理は行われない。このような場合としては、具体的には、コンピュータ(PC)6から受け取った画像データやファクシミリ受信した画像データの画像形式が、上述のような所定の表色系に基づくものである場合等が該当する。
【0018】
判別回路15は、前述の所定の表色系による画像データの画像がカラー画像か白黒画像か判別するための回路であって、本実施形態では、この判別回路15が本発明における判別手段の一部を構成する。図2は、本発明の実施形態に係る判別回路15の構成を示すブロック図である。この図に示すように、本実施形態においては、判別回路15は、彩度算出回路16と、彩度閾値テーブル17と、比較回路18と、計数回路19とを有して構成されており、所定の表色系による画像データの所定の画素についてカラー画素か白黒画素かを判別し、カラー画素数Ncと既判定画素数Npの計数を行なう。ここで、この判別回路15においてカラー画素か白黒画素かの判別を行う判別対象となる所定の画素としては、その画像データの全ての画素とする場合もあり、一部の画素とする場合もある。そして、画像データの一部の画素を判別対象とする場合としては、例えば、画像データの主走査方向に5個毎に各画素の判別を行う等のように一定間隔で画素を判別対象とする場合等が該当する。このように一部の画素を対象とする場合には、当該画像データがカラー画像か白黒画像かを判別する処理の際、計数値をむやみに増やさないことができるので、当該処理の速度を向上させることができる。なお、本実施形態においては、画像データの全ての画素を判別対象の画素としてカラー画素数Ncと既判定画素数Npの計数を行うこととする。
【0019】
ここで、彩度算出回路16は、所定の表色系による画像データの判別対象となる所定の画素の彩度Cを算出する回路である。本実施形態においては、所定の表色系としてL*a*b*表色系を用いることとしているので、このL*a*b*表色系による画像データのa*成分及びb*成分に基づいて画像データの判別対象の各画素の彩度Cを算出する。具体的には、彩度Cは以下の(1)式により算出することができる。したがって、この彩度算出回路16には、判別対象の各画素毎のデータのa*成分及びb*成分が入力される。
【0020】
【数1】
Figure 2004056327
【0021】
彩度閾値テーブル17は、L*a*b*表色系による画像データの判別対象の各画素毎の明度Lに応じた彩度閾値Ctを取得するためのテーブルである。ここで、彩度閾値Ctは、L*a*b*表色系による画像データの判別対象の各画素がカラー画素か白黒画素かを判別するための基準となる閾値であって、彩度算出回路16において算出された判別対象の画素の彩度Cが、この彩度閾値Ct以上である場合にはその判別対象の画素はカラー画素と判別され、この彩度閾値Ct未満である場合にはその判別対象の画素は白黒画素と判別される。この彩度閾値Ctを取得するに際して、画像データの判別対象の各画素毎の明度Lの値としては、L*a*b*表色系による画像データのL*成分の値をそのまま利用することができる。これは、本実施形態で用いているL*a*b*表色系のL*成分は明度Lを表す数値だからである。そして、この彩度閾値テーブル17には、様々なL*成分の値に対応して定められた彩度閾値Ctが予めテーブル形式で格納されているので、画像データの判別対象の画素のL*成分の値が入力されれば、対応する彩度閾値Ctが出力される。したがって、この彩度閾値テーブル17には、画像データの判別対象の各画素毎のデータのL*成分が入力されることとなる。
【0022】
なお、明度Lに対応する彩度閾値Ctは、以下のように定められる。すなわち、色彩の性質として、比較的彩度Cが小さい場合には、明度Lが低いほど暗くなるために同じ彩度Cであっても無彩色(黒色)に見える性質があり、また、明度Lが高い場合においても明るくなりすぎるために同じ彩度Cであっても無彩色(白色)に見える性質がある。したがって、このような人間の感覚の性質を考慮して適切な彩度閾値Ctを定める。このように、明度Lに対応させて異なる彩度閾値Ctを用いることにより、画像データの判別対象の各画素がカラー画素か白黒画素かを判別する際の精度を向上させることができる。
【0023】
比較回路18は、彩度算出回路16において算出された画像データの判別対象の各画素の彩度Cと、彩度閾値テーブル17において取得された当該画素についての彩度閾値Ctとを比較する回路である。具体的には、画像データの判別対象の1の画素の彩度Cが、当該画素についての彩度閾値Ct以上である場合には(C≧Ct)、その画素はカラー画素と判断されるので、計数回路19に対して、カラー画素数Ncを1増加させるための所定の信号と既判定画素数Npを1増加させるための所定の信号とを出力する。一方、画像データの判別対象の1の画素の彩度Cが、当該画素についての彩度閾値Ct未満である場合には(C<Ct)、その画素は白黒画素と判断されるので、計数回路19に対して、既判定画素数Npを1増加させるための所定の信号のみを出力する。
【0024】
そして、計数回路19は、比較回路18から出力された信号に従って、カラー画素数Ncと既判定画素数Npとを計数する回路である。ここで、カラー画素数Ncとは、1の画像データの判別対象の画素の中で、この比較回路18においてカラー画素と判定された画素の数である。また、既判定画素数Npとは、1の画像データの判別対象の画素のうち、この比較回路18においてカラー画素か白黒画素かを判定された画素の数である。この計数回路19において計数されたカラー画素数Nc及び既判定画素数Npの値は、判別回路15における処理の結果としてMPU(Microprocessing Unit)20から参照することができる。
【0025】
図1に示すように、MPU20は、システムバス21を介して画像処理装置1を構成する各部と接続されており、これらの各部の動作制御を行なう演算処理回路である。RAM(Random Access Memory)22は、MPU20による画像処理装置1の動作処理の実行に伴って取得された各種データや設定情報等を格納するメモリである。このRAM22に格納される情報としては、本実施形態においては、画像データ管理テーブル23と、カラー閾値テーブル24とが含まれる。
【0026】
ここで、画像データ管理テーブル23は、画像メモリ4に格納された画像データを管理するための画像データ管理情報を格納しているテーブルである。この画像データ管理テーブル23に格納されている画像データ管理情報としては、具体的には、画像メモリ4に格納されている各画像データの格納場所のアドレス、画像サイズ、及びその画像データの全画素数Na等が該当する。ここで画像サイズとは、A3、A4、B4、B5等のような画像データの画像のサイズのことである。また、全画素数Naとは、その画像データを構成する全ての画素の合計数である。なお、この画像データ管理テーブル23に格納される画像データ管理情報は、画像データが画像メモリ4に格納される際に取得される。
【0027】
カラー閾値テーブル24は、判別回路15においてカラー画素数Ncの計数が行なわれた判別対象の画像データのカラー閾値Ntを取得するためのテーブルである。ここで、カラー閾値Ntは、判別対象の画像データがカラー画像か白黒画像かを判別するための基準となる閾値であって、判別回路15において計数された当該画像データのカラー画素数Ncが、このカラー閾値Nt以上である場合にはその画像データの画像はカラー画像と判別され、このカラー閾値Nt未満である場合にはその画像データの画像は白黒画像と判別される。このカラー閾値Ntは、判別対象の画像データの判別対象となる所定の画素の画素数に対して、一定の割合となる値とするのが好適である。一方、カラー画素数Ncと比較するためには、カラー閾値Ntは、例えば30%等のように比率により規定するよりも画素数により規定するのが好適である。そこで、本実施形態においては、カラー閾値Ntは、画像データの全画素数Naに応じた画素数として規定した値を用いることとしている。すなわち、それぞれの画像データの全画素数Na中に占めるカラー画素の割合を一定とするような画素数をカラー閾値Ntとして規定し、カラー閾値テーブル24において全画素数Naのそれぞれの値に対応させたテーブル形式として格納している。なお、本実施形態においては、画像データの全ての画素を判別対象の画素として判別回路15においてカラー画素数Ncと既判定画素数Npの計数を行うことから、カラー閾値Ntとして画像データの全画素数Naに応じた画素数として規定した値を用いることとしているが、画像データの一部の画素を判別対象の画素とする場合には、それに応じてカラー閾値Ntとしては画像データの判別対象の画素の総数に応じた画素数として規定した値を用いると好適である。
【0028】
また、ROM(Read Only Memory)25は、MPU20の動作処理に必要な各種の動作プログラム等を格納するメモリである。このROM25に格納される動作プログラムとしては、本実施形態においては、判別処理プログラム26と、出力処理プログラム27とが含まれる。
【0029】
ここで、判別処理プログラム26とは、判別回路15において計数されたカラー画素数Ncを用いて、所定の判別規則に従いその画像データの画像がカラー画像か白黒画像か判別する処理をMPU20に実行させるためのプログラムである。ここで、判別規則とは、判別対象の画像データがカラー画像か白黒画像か判別する処理を行うための基準となる規則であって、本実施形態においては、判別回路15において計数されたカラー画素数Ncと、RAM22のカラー閾値テーブル24に格納されたカラー閾値Ntとの大小関係に基づいて判別する判別規則を用いることとしている。したがって、この判別処理プログラム26に従って動作するMPU20は、判別回路15において計数されたカラー画素数Ncと、RAM22のカラー閾値テーブル24に格納されたカラー閾値Ntとを参照し、カラー画素数Ncがカラー閾値Nt以上である場合にはその画像データの画像をカラー画像と判別し、カラー画素数Ncがカラー閾値Nt未満である場合にはその画像データの画像を白黒画像と判別する処理を行なう。このように本実施形態においては、この判別処理プログラム26が本発明における判別手段の一部を構成し、前述の判別回路15とこの判別処理プログラム26に従って動作するMPU20とにより判別手段を構成している。
【0030】
また、出力処理プログラム27とは、判別回路15とこの判別処理プログラム26に従って動作するMPU20とによる画像データの判別結果に基づいてメモリ管理回路28を制御し、カラー画像と判別された場合には、画像メモリ4に格納された画像データを読み出してすべての成分を記録部3に出力し、白黒画像と判別された場合には、画像メモリ4に格納された画像データを読み出して明度に関する成分のみを記録部3に出力する処理をMPU20に実行させるためのプログラムである。したがって、本実施形態では、この出力処理プログラム27に従って動作するMPU20が本発明における出力制御手段を構成する。なお、これらの判別処理プログラム26及び出力処理プログラム27を含む動作プログラムに従って動作する画像処理装置1の動作処理については、以下にフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0031】
次に、本発明の実施形態に係る画像処理装置1において原稿のコピーを行なう際に、原稿読取部2から入力された画像データの画像を所定の用紙に記録する際の動作処理について、フローチャートに基づいて説明する。ここでは、まず、原稿読取部2から入力された画像データの画像を所定の用紙に記録する際の画像処理装置1の全体の動作処理について、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、このフローチャートに示す画像処理装置1の各部の動作は、ROM25に格納されている判別処理プログラム26及び出力処理プログラム27を含む各種動作プログラムに従って動作するMPU20の制御の下に行なわれる。
【0032】
まず、原稿のコピーの開始の指示の入力があったか否かについて判断する(S1)。この判断は、原稿読取部2に原稿がセットされた状態で操作部8のスタートキー等の操作によりコピーの開始の指示が入力されたか否かにより行なう。原稿のコピーの開始の指示の入力がない場合には(S1:NO)、そのまま待機する。そして、原稿のコピーの開始の指示の入力があった場合には(S1:YES)、原稿読取部2において原稿の画像を走査し、画像データとして読み取りを開始する(S2)。これにより、画像処理装置1に対する画像データの入力が開始される。ここでは、原稿読取部2において原稿の画像は、CCDによってRGB表色系による画像データとして読み取られて入力される。
【0033】
次に、入力された画像データを変換回路14においてL*a*b*表色系による画像データに変換する処理を行なう(S3)。この際の変換処理は、一定の変換式に従って行なわれる。そして、変換後の画像データを画像メモリ4に格納するとともに、判別回路15に出力する(S4)。その後、画像データがカラー画像か白黒画像かを判別する処理を行なう(S5)。この処理は、判別回路15と判別処理プログラム26に従って動作するMPU20とにより行なわれるが、この際の処理のフローについては後に詳細に説明する。
【0034】
次に、処理S5における判別結果に従って、画像データがカラー画像か白黒画像かについて判断する(S6)。画像データがカラー画像である場合には(S6:カラー)、画像メモリ4からL*a*b*表色系による画像データの全ての成分を読み出す(S7)。ここで、すなわち、L*a*b*表色系による画像データの全ての成分とは、L*成分、a*成分、及びb*成分のことである。そして、画像メモリ4から読み出した画像データをカラー画像として記録部3において記録するための所定の画像処理を行なう(S8)。ここで行なう画像処理としては、電子写真方式やインクジェット記録方式等の記録方式よりカラー画像を記録するために必要となる画像処理であって、CMYK(C:シアン、M:マゼンダ、Y:イエロー、K:ブラック)の画像信号を生成する処理等が含まれる。その後、画像処理を行った画像データを記録部3に出力し、その画像データの画像を所定の用紙に記録して(S9)、処理は終了する。
【0035】
一方、画像データが白黒画像である場合には(S6:白黒)、画像メモリ4からL*a*b*表色系による画像データのL*成分のみを読み出す(S10)。これは、白黒画像の場合には、明度Lに関する値を表すL*成分のみによって画像データを表現することができ、a*成分及びb*成分により表される色相と彩度に関する情報は不要だからである。したがって、この場合には、画像データのa*成分及びb*成分は削除される。そして、画像メモリ4から読み出した画像データを白黒画像として記録部3において記録するための所定の画像処理を行なう(S11)。ここで行なう画像処理としては、電子写真方式やインクジェット記録方式等の記録方式より白黒画像を記録するために必要となる画像処理であって、K(K:ブラック)の画像信号を生成する処理等が含まれる。なお、本実施形態においては、白黒画像の場合には、画像メモリ4から画像データを読み出す時点において画像データのL*成分のみを読み出すこととしているが、これに限定されるものではなく、例えば、処理S10においてL*a*b*表色系による画像データの全ての成分を読み出し、処理S11の画像処理において画像データのa*成分及びb*成分を削除する処理をも行い、画像データのL*成分のみを記録部3に出力するような処理とすることも可能である。その後、画像処理を行った画像データを記録部3に出力し、その画像データの画像を所定の用紙に記録して(S9)、処理は終了する。
【0036】
なお、この図3のフローチャートに示す実施形態においては、画像処理装置1において原稿のコピーを行なう際の動作処理について説明したが、画像処理装置1をプリンタとして使用する場合においてコンピュータ(PC)6から受け取った画像データ、あるいはファクシミリ装置として使用する場合においてファクシミリ受信した画像データを所定の用紙に記録する際の動作処理についても、画像データの入力の処理(S1、S2)が異なるだけであって、その後の処理は同様に行なうことができる。また、この際、コンピュータ(PC)6から受け取った画像データやファクシミリ受信した画像データが、既に明度及び彩度を取得することが可能なL*a*b*表色系等の所定の表色系による画像データである場合には、この変換回路14における画像データの変換処理(S3)は行われないが、その後の処理は同様に行うことができる。
【0037】
次に、本発明の実施形態に係る画像処理装置1において、変換回路14から出力されたL*a*b*表色系による画像データに基づいて当該画像データの画像がカラー画像か白黒画像か判別する際の動作処理について、図4及び図5に示すフローチャートに基づいて説明する。本実施形態においては、画像データの全ての画素を判別対象の画素として判別回路15において計数されたカラー画素数Ncと、RAM22のカラー閾値テーブル24に格納されたカラー閾値Ntとの大小関係に基づいて判別する判別規則を用いる場合について説明する。なお、これらの図において、丸で囲まれた「A」及び「B」の記号は、それぞれの図における同じ記号と連続するものとする。また、このフローチャートに示す画像処理装置1の各部の動作は、ROM25に格納されている判別処理プログラム26を含む各種動作プログラムに従って動作するMPU20の制御の下に行なわれる。
【0038】
まず、判別回路15に対して、変換回路14において変換後のL*a*b*表色系による画像データが入力されたか否かについて判断する(S21)。判別回路15に画像データが入力されていない場合には(S21:NO)、そのまま待機する。そして、変換後のL*a*b*表色系による画像データが判別回路15に入力された場合には(S21:YES)、次に、その画像データの1の画素を判別対象の画素とし、その画素についてのa*成分及びb*成分に基づいてその判別対象の画素の彩度Cを算出する(S22)。この彩度Cを算出する処理は、判別回路15の彩度算出回路16において行なわれる。そして更に、この彩度Cを算出した判別対象の画素についてのL*成分に基づいて、その画素の明度Lに応じた彩度閾値Ctを取得する(S23)。この彩度閾値Ctを取得する処理は、彩度閾値テーブル17にその画素のL*成分の値を入力し、そのL*成分の値に対応して定められた彩度閾値Ctを出力することにより行なわれる。
【0039】
その後、その判別対象の画素の彩度Cが彩度閾値Ct以上であるか否かについて判断する(S24)。この判断は、判別回路15の比較回路18において行なわれる。そして、判別対象の画素の彩度Cが彩度閾値Ct以上である場合には(S24:YES)、その判別対象の画素はカラー画素であると判断することができるので、計数回路19において計数するカラー画素数Ncを1増加させるとともに(S25)、既判定画素数Npを1増加させる(S26)。一方、判別対象の画素の彩度Cが彩度閾値Ct未満である場合には(S24:YES)、その判別対象の画素は白黒画素であると判断することができるので、計数回路19において計数するカラー画素数Ncを1増加させずに既判定画素数Npのみを1増加させる(S26)。このように計数回路19は、比較回路18からの信号に従ってカラー画素数Nc及び既判定画素数Npを計数する処理を行なう。以上のS21からS26までの処理が判別回路15において行なわれる処理であって、この計数回路19において計数されたカラー画素数Nc及び既判定画素数Npの値は、判別回路15における処理の結果としてMPU20から参照することができる。
【0040】
そして、以下のS27からS32までの処理は、判別処理プログラム26に従って動作するMPU20の制御の下に行なわれる。そこで、本実施形態においては、画像データの全ての画素を判別対象の画素としていることから、まず、判別対象の画像データの全画素数Naを取得する(S27)。ここで、この判別対象の画像データの全画素数Naを取得する処理は、RAM22の画像データ管理テーブル23から当該画像データに関する画像データ管理情報を読み出すことにより行なわれる。次に、この判別対象の画像データの全画素数Naに基づいてカラー閾値Ntを取得する(S28)。このカラー閾値Ntを取得する処理は、処理S27において取得した全画素数Naに基づいてRAM22のカラー閾値テーブル24からその全画素数Naに対応して規定されたカラー閾値Ntを読み出すことにより行なわれる。
【0041】
その後、判別対象の画像データのカラー画素数Ncがカラー閾値Nt以上であるか否かについて判断する(S29)。そして、判別対象の画像データのカラー画素数Ncがカラー閾値Nt以上である場合には(S29:YES)、その判別対象の画像データはカラー画像であると判断することができるので、判別結果を「カラー画像」とし(S30)、処理は終了する。一方、判別対象の画像データのカラー画素数Ncがカラー閾値Nt未満である場合には(S29:NO)、次に、未判定画素数(Na−Np)とカラー画素数Ncとの合計がカラー閾値Nt未満であるか否かについて判断する(S31)。ここで、未判定画素数とは、判別対象の画像データの全画素数Naから既判定画素数Npを引いた値であり(Na−Np)、判別対象の画像データの全ての画素の中で、判別回路15においてカラー画素か白黒画素かの判別を未だ行なっていない画素の数のことである。この未判定画素数(Na−Np)とカラー画素数Ncとの合計がカラー閾値Nt以上である場合には(S31:NO)、未判定画素数(Na−Np)が多く、未だ判別対象の画像データがカラー画像か白黒画像かを判別することができない状態であるため、処理はS22へ戻り、判別対象の画像データの次の1の画素を判別対象として判別回路15において更にカラー画素か白黒画素かの判別を行ない、その後、上記と同様の処理を続行する。
【0042】
そして、未判定画素数(Na−Np)とカラー画素数Ncとの合計がカラー閾値Nt未満である場合には(S31:YES)、残りの全ての未判定画素がカラー画素であったとしてもその判別対象の画像データは白黒画像であると判断することができるので、判別結果を「白黒画像」とし(S32)、処理は終了する。このようにして判別処理を行なうことにより、その判別対象の画像データの全ての画素についてカラー画素か白黒画素かを判別することなく、原稿の画像の読み取り中に判別対象の画像データの画像がカラー画像か白黒画像かを判別することができる。
【0043】
なお、本実施形態においては、変換回路14において変換する画像データの所定の表色系として、L*a*b*表色系を用いることとしているが、明度及び彩度を取得することが可能な表色系であれば、これ以外の表色系を用いることも可能であり、例えば、上述したようにマンセル表色系や、CIE(国際照明委員会)の規格によるL*C*H*表色系、L*u*v*表色系等も用いることが可能である。この場合においても、それぞれの表色系に応じて判別対象の画像データの各画素の明度Lと彩度Cを求め、それらの明度Lと彩度Cに基づいて上述のL*a*b*表色系の場合と同様の処理により、判別対象の画像データがカラー画像か白黒画像かを判別することができる。
【0044】
また、本実施形態においては、画像データの全ての画素を判別対象の画素として判別回路15において計数されたカラー画素数Ncと、RAM22のカラー閾値テーブル24に格納されたカラー閾値Ntとの大小関係に基づいて判別する判別規則を用いる場合について説明したが、判別規則の内容はこれに限定されるものではなく、例えば、判別対象の画像データを複数のブロックに分割し、各ブロック毎に所定の閾値に基づいてカラー画像か白黒画像かを判別し、カラー画像と判別されたブロックが所定の閾値以上である場合に、その判別対象の画像データの全体がカラー画像と判別する判別規則を用いることも可能である。
【0045】
また、本実施形態においては、画像処理装置1をコピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能、及びスキャナ機能を備えた複合機に適用した場合について説明したが、本発明は、このような複合機以外の装置、例えば、カラーコピー機やカラープリンタ等にも同様に適用することが可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1に係る画像処理装置によれば、カラー画像と判別された場合には、記憶手段に格納された画像データを読み出してすべての成分を出力し、白黒画像と判別された場合には、記憶手段に格納された画像データを読み出して明度に関する成分のみを出力する処理を行なうことにより、画像データの画像がカラー画像か白黒画像かの判別結果に基づいて適切な出力処理を容易に行なうことができる。したがって、出力された画像データの画像の画質を従来よりも向上させることができる。
【0047】
本発明の請求項2に係る画像処理装置によれば、上述の効果に加えて、画像データの所定の画素についての彩度を取得し、この彩度が所定の彩度閾値以上である場合にその画素はカラー画素であると判断し、この判断の結果を用いて、所定の判別規則に従いその画像データの画像がカラー画像か白黒画像かを判別することにより、明度及び彩度を取得することが可能な所定の表色系による画像データの特性を利用して、その画像データの画像がカラー画像か白黒画像かを適切に判別することが可能となる。また、判別規則に従い画像データの全ての画素について判断することなくその画像がカラー画像か白黒画像かを判別することができるので、原稿の画像の読み取り中にその画像データの画像がカラー画像か白黒画像かを判別することができ、出力処理の時間を短縮することができる。
【0048】
本発明の請求項3に係る画像処理装置によれば、上述の効果に加えて、画像データの所定の画素についての明度を取得する処理を行ない、彩度閾値として、その画素の明度に応じた値を用いることにより、色彩の性質を考慮した適切な彩度閾値とすることができるので、画像データの各画素がカラー画素か白黒画素かを判別する際の精度を向上させることができる。
【0049】
本発明の請求項4に係る画像処理装置によれば、上述の効果に加えて、前前記所定の表色系がL*a*b*表色系であることにより、L*成分に基づいて画像データの明度を容易に取得することができるとともに、a*成分及びb*成分に基づいて簡易な計算式により画像データの彩度を容易に取得することができるので、画像データの画像がカラー画像か白黒画像かを簡易な処理により容易に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に係る画像処理装置における判別回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る画像処理装置において、原稿読取部から入力された画像データの画像を所定の用紙に記録する際の画像処理装置の全体の動作処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態に係る画像処理装置において、画像データの画像がカラー画像か白黒画像か判別する際の動作処理を示すフローチャートの前半部分である。
【図5】本発明の実施形態に係る画像処理装置において、画像データの画像がカラー画像か白黒画像か判別する際の動作処理を示すフローチャートの後半部分である。
【符号の説明】
1 画像処理装置
2 原稿読取部
3 記録部
4 画像メモリ
8 操作部
14 変換回路
15 判別回路
16 彩度算出回路
17 彩度閾値テーブル
18 比較回路
19 計数回路
20 MPU
22 RAM
23 画像データ管理テーブル
24 カラー閾値テーブル
25 ROM
26 判別処理プログラム
27 出力処理プログラム
Nc カラー画素数
Nt カラー閾値
Na 全画素数
Np 既判定画素数
C 彩度
Ct 彩度閾値
L 明度

Claims (4)

  1. 明度及び彩度を取得することが可能な所定の表色系による画像データを格納する記憶手段と、前記所定の表色系による画像データの画像がカラー画像か白黒画像か判別する判別手段と、この判別手段による判別結果に基づいて、カラー画像と判別された場合には、前記記憶手段に格納された画像データを読み出してすべての成分を出力し、白黒画像と判別された場合には、前記記憶手段に格納された画像データを読み出して明度に関する成分のみを出力する処理を行なう出力制御手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記判別手段は、前記所定の表色系による画像データの所定の画素についての彩度を取得し、この彩度が所定の彩度閾値以上である場合にその画素はカラー画素であると判断し、この判断の結果を用いて、所定の判別規則に従いその画像データの画像がカラー画像か白黒画像かを判別する処理を行なうことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記判別手段は、前記所定の表色系による画像データの所定の画素についての明度を取得する処理を行ない、前記彩度閾値として、その画素の明度に応じた値を用いることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 前記所定の表色系は、L*a*b*表色系であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
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JP2011024055A (ja) * 2009-07-16 2011-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像読み取り装置および画像処理装置

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