JP2004056198A - 携帯電子装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】表示ユニットを装置本体に対して着脱自在、かつ、装着位置を選択可能とし、使い勝手を向上させた携帯電子装置を提供すること。
【解決手段】折り畳み型の携帯電子装置101の上部本体12は、折り畳んだ状態で下部本体13と対向する側に内側格納部15を、露出面となる側に外側格納部16を備え、それぞれに表示ユニット11との電気的接続をとるコネクタ部17を有している。携帯時には、表示ユニット11を外側格納部6に装着することにより、折畳んだ状態のままで表示を確認できる。また、表示ユニット11を内側格納部5に装着すれば、開いた状態でキー操作を行いながら表示を確認することが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】折り畳み型の携帯電子装置101の上部本体12は、折り畳んだ状態で下部本体13と対向する側に内側格納部15を、露出面となる側に外側格納部16を備え、それぞれに表示ユニット11との電気的接続をとるコネクタ部17を有している。携帯時には、表示ユニット11を外側格納部6に装着することにより、折畳んだ状態のままで表示を確認できる。また、表示ユニット11を内側格納部5に装着すれば、開いた状態でキー操作を行いながら表示を確認することが可能となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)などの携帯電子装置に関し、特に、表示部を着脱自在に備えた携帯電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機に代表される携帯電子装置では、小形化や多機能化、さらに操作性の向上が求められている。近年の携帯電話機では、視認性を高めるためにより大きな表示部が求められる一方で、小形化して携帯性を向上させるために、筐体本体を2つに分割してヒンジ部で連結した折り畳み型のものが広く普及している。また、携帯電話機を多機能化した例としては、装置本体にカメラ部を内蔵したものが製品化されており、このようなカメラ付きの携帯電子装置は、表示部を被写体画像を見るためのビューファインダとして用いる構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような折り畳み型の携帯電子装置では、装置本体を折り畳んで閉じたときに表示部が内側に隠れて外部からは見えない状態となり、ポケットなどから取り出す際には装置本体を開かないと表示部を見ることができない。また、装置本体を折り畳んだ状態のまま机などの上に置いた場合は、表示部に表示されている内容を確認することができなかった。この不具合を解決するために、補助的な第2表示部を筐体外面に設けたものが種々開発されているが、小さな第2表示部では限定的な情報しか得ることができない。
【0004】
また、特開2001−45119号公報には、一体型の携帯電話機本体に対して表示部を着脱自在かつ一体的に固定可能な構成とし、表示部を装置本体と離脱した状態でも表示部に情報を表示して視認可能としたものが開示されている。しかし、このような構成では、表示部が携帯電話機本体に対して着脱自在であっても、表示部を固定する装置本体上の位置は所定の1個所に限られており、選択ができなかった。よって、この従来例の構成を折り畳み型の携帯電子装置に適用しても、装置本体を開いた状態か折り畳んだ状態のいずれかのみでしか表示部を見ることができず、常に良好な視認性を保持することは困難であった。また、上記公報の構成では、表示部を携帯電話機本体から離脱した際の電気的接続に通信ケーブルを使用しているので、ケーブルの収納などの取扱いが煩雑になる不具合もあった。
【0005】
一方、装置本体にカメラ部を内蔵した携帯電子装置では、表示部をビューファインダとして用いる際に、表示部の向きが自分自身を被写体として撮影する場合と他の被写体を撮影する場合のいずれかのみにしか対応できないという不便さがある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、装置の用途や使用者の好み、使用条件などによって、装置本体への表示部の装着位置や向きを選択可能であり、使い勝手を向上させることが可能な携帯電子装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、装置本体と、前記装置本体に対して着脱可能な表示部とを備えた携帯電子装置であって、前記装置本体の一面とこれと反対側の他面とに、前記表示部を保持する表示部保持手段をそれぞれ備えるとともに、前記表示部保持手段により前記装置本体のいずれかの面に保持された表示部と前記装置本体との電気的接続を行う電気的接続手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、携帯電子装置の用途や使用者の好みなどに応じて、表示部を装置本体の表示部保持手段により着脱可能に装着して使用可能であり、また、表示部を装置本体のいずれの面に装着するか装着位置を選択できるので、使用時の視認性や操作性を向上させるなど、使い勝手の向上を図れる。
【0009】
また、前記電気的接続手段は、前記表示部と前記装置本体とを端子部を介して接触導通するコネクタ部により構成されることを特徴とする。
【0010】
上記構成により、コネクタ部によって表示部を装置本体に電気的接続することで、装置本体においていずれの装着位置に表示部を装着しても情報の表示が可能であり、使用者は所望の使用状態で表示情報を視認可能となる。
【0011】
また、前記電気的接続手段は、前記表示部と前記装置本体との間で無線通信により電気的信号を送受信する無線通信手段により構成されることを特徴とする。
【0012】
上記構成により、無線通信手段による無線通信によって表示情報の信号をやり取りすることで、装置本体においていずれの装着位置に表示部を装着しても情報の表示が可能であり、使用者は所望の使用状態で表示情報を視認可能となる。またこの場合、表示部を離脱した際のケーブルによる移動の制約やケーブル収納等の取扱いの煩わしさがなくなり、操作性が向上する。
【0013】
また、前記装置本体は撮像手段を備え、前記表示部は、前記撮像手段により得られた画像を表示可能に構成されることを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、撮像手段で撮影する際に、使用者自身を撮影する場合と、他の被写体を撮影する場合のそれぞれの使用形態に応じて被写体画像を表示する表示部の向きを選ぶことができ、視認性が良好な位置に表示部を設けることができるため、使い勝手が向上する。
【0015】
また、前記表示部は操作入力を行うための操作入力手段を備えたことを特徴とする。操作入力手段としては、ボタン押下操作などで入力を行う操作キーや接触操作で入力を行うタッチパネルなどが用いられる。
【0016】
上記構成によれば、表示部を装置本体から離脱、又は装着した状態において、表示部の表示確認及び操作入力を行うことが可能であり、操作性が向上する。
【0017】
また、前記表示部は充電可能な電池を含む電源手段を備えたことを特徴とする。
【0018】
上記構成により、独立した電源手段により表示部を動作させることが可能となる。
【0019】
また、前記電源手段は、前記表示部を前記装置本体に装着した状態で前記装置本体より電源供給を受けて前記電池の充電を行うことを特徴とする。
【0020】
上記構成により、表示部は装置本体を介して充電が可能であり、装置本体に内蔵された電池の充電と同時に表示部の電池も充電がなされるため、充電操作が簡便であり、使い勝手が向上する。
【0021】
また、前記電源手段は、前記表示部を外部充電装置に接続した状態で前記充電装置より電源供給を受けて前記電池の充電を行うことを特徴とする。
【0022】
上記構成により、表示部は充電アダプタなどの外部充電装置を用いて容易に充電が可能であるため、使い勝手が向上する。また、表示部を装置本体と外部充電装置のいずれによっても充電可能とすることで、内蔵充電電池の取扱いが簡便になる。
【0023】
また、前記表示部として複数の表示ユニットを備え、これらの表示ユニットのいずれかを選択的に前記装置本体に装着可能に構成されることを特徴とする。
【0024】
上記の構成によれば、複数の表示部から装置の用途や使用者の好みなどによって選択して装着することが可能であるため、使い勝手の向上を図ったり、ファッション性を楽しむなど、使用目的に応じた表示ユニットを選択的に使用可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
本実施形態では、携帯電子装置の一例として、折り畳み型の携帯電話機の構成例を示す。なお、各図において同様の構成要素には同一符号を付してある。
【0026】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図である。携帯電子装置101は、情報を表示する液晶パネルを備えた表示部である表示ユニット11と、表示ユニット11を着脱可能に保持し、電気的に接続する上部本体12と、表面に各種の操作キー19を配設すると共に、制御回路や電源回路等を内蔵した下部本体13と、上部本体12と下部本体13を折り畳み可能に結合するヒンジ部14と、を有して構成される。
【0027】
上部本体12は、図1(a)に示す折り畳み状態で下部本体13と対向する側に表示ユニット11を格納可能な内側格納部15を有し、露出面側に外側格納部16を備えている。また、これら内側格納部15及び外側格納部16のそれぞれに、表示ユニット11との電気的接続をとるコネクタ部17を備えている。これにより、表示ユニット11は上部本体12の表裏いずれの面にも装着可能となる。
【0028】
次に、表示ユニット11を上部本体12の各面に装着した場合について、それぞれの機能を説明する。
【0029】
図1(b)に示すように、上部本体12と下部本体13が開いた状態の場合は、表示ユニット11を上部本体12の内側格納部15に装着する。これにより、使用者は表示ユニット11を見ながら下部本体13の操作キー19を操作することができる。
【0030】
一方、図1(a)に示すように上部本体12と下部本体13を折り畳んだ状態の場合は、表示ユニット11を外側格納部16に装着する。これにより、使用者は上部本体12と下部本体13を開かなくても表示ユニット11に表示された情報を確認することができる。例えば、携帯電子装置101が携帯電話機である場合、ニュース等の情報サービスにおいて自動的に受信した内容を表示ユニット11に表示させるようにしておけば、携帯電話機を折り畳んで机上等に置いたままで情報を見ることが可能となる。
【0031】
このように、第1実施形態では、表示ユニット11を上部本体12の外側と内側のいずれの面にも装着可能であるので、携帯電子装置101の使用目的によって表示ユニット11を装着する位置を選択でき、使用者は表示された情報を容易に確認することができる。
【0032】
なお、第1実施形態では、折り畳み型の携帯電子装置101の構成例について示したが、一体型の筐体構成、例えば棒状の構成、又はカード状構成の携帯電子装置においても本発明を同様に適用可能である。
【0033】
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図である。携帯電子装置201は、情報を表示する液晶パネルを備えた表示ユニット21と、表示ユニット21を着脱可能に保持し、電気的に接続する上部本体22と、表面に各種の操作キー19を配設すると共に、制御回路や電源回路等を内蔵した下部本体23と、上部本体22と下部本体23を折り畳み可能に結合するヒンジ部14と、を有して構成される。
【0034】
上部本体22は、図2(a)に示す折り畳み状態で下部本体23と対向する面に、表示ユニット21を格納可能な内側格納部25を有し、露出面となる側に外側格納部26を備えている。また、内側格納部25と外側格納部26のそれぞれに、表示ユニット21との電気的接続をとる無線通信手段である無線接続手段27を備えている。無線接続手段27としては、例えばブルートゥース(Bluetooth )等による無線通信手段を使用する。
【0035】
これにより、表示ユニット21は、上部本体22の表裏いずれの面にも装着可能であり、第1実施形態と同様に、上部本体22と下部本体23が開いた状態で表示ユニット21を見ながら下部本体23の操作キー19を操作することができる。さらに、上部本体22と下部本体23を閉じた状態のままで、表示ユニット21に表示された情報を確認することができる。
【0036】
また、表示ユニット21を上部本体22から離脱し、携帯電子装置201の本体とは別の場所で使用することができる。例えば、携帯電子装置201本体を鞄の中に入れたままで表示ユニット21を机上で使用したり、或いは、自動車の車中で携帯電子装置201本体をグローブボックスに入れ、表示ユニット21をダッシュボードの上や計器盤の前に置けば、運転席から表示された情報を容易に確認することができる。
【0037】
このように、第2実施形態では、表示ユニット21を上部本体22の内外いずれかの面に選択して装着可能であるとともに、離脱しても使用できるので、接続ケーブルのわずらわしさもなく、使用者の用途により多様な使用形態をとることができる。
【0038】
なお、第2実施形態では、折り畳み型の携帯電子装置101の構成例について示したが、一体型の筐体構成、例えば棒状の構成、又はカード状構成の携帯電子装置においても本発明を同様に適用可能である。
【0039】
(第3実施形態)
図3は、本発明の第3実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図である。携帯電子装置301は、情報を表示する液晶パネルを備えた表示ユニット11と、表示ユニット11を着脱可能に保持し、電気的に接続する上部本体32と、表面に各種の操作キー19を配設すると共に、制御回路や電源回路等を内蔵した下部本体33と、上部本体32と下部本体33を折り畳み可能に結合するヒンジ部14と、撮影手段としてのカメラ部38と、を有して構成される。
【0040】
上部本体32は、図3(a)に示す折り畳み状態で下部本体33と対向する側に表示ユニット11を格納可能な内側格納部15を有し、露出面側に外側格納部16を備えている。また、これら内側格納部15及び外側格納部16のそれぞれに、表示ユニット11との電気的接続をとるコネクタ部17を備えている。これによって、表示ユニット11は上部本体12の表裏いずれの面にも装着可能となる。
【0041】
表示ユニット11は、第1実施形態と同様に、上部本体32の表裏いずれの面にも装着可能であり、上部本体32と下部本体33が開いた状態で表示ユニット11を見ながら下部本体33の操作キー19を操作することができるとともに、上部本体32と下部本体33を閉じた状態のままで表示ユニット11に表示された情報を確認することができる。
【0042】
カメラ部38は、図3(a)に示すように、上部本体32と下部本体33を折り畳んだとき外側になる面に備えられており、表示ユニット11を上部本体32の内側格納部15又は外側格納部16に装着し、これをビューファインダとして被写体画像を確認しながら撮影を行う。
【0043】
まず、使用者自身を撮影する場合は、表示ユニット11を外側格納部16に装着する。これにより、使用者は表示ユニット11に写った自身の画像を確認しながら、撮影を行うことができる。
【0044】
一方、使用者が見ている他人や景色を撮影する場合は、表示ユニット11を内側格納部15に装着する。そして、上部本体32と下部本体33を開いてカメラ部38で撮影する画像は、上部本体32の内側に装着された表示ユニット11によるビューファインダに映し出され、画像を確認しながら撮影を行うことができる。
【0045】
(第4実施形態)
図4は、本発明の第4実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図である。携帯電子装置401は、情報を表示する液晶パネルを備えた表示ユニット21と、表示ユニット21を着脱可能に保持し、電気的に接続する上部本体42と、表面に各種の操作キー19を配し、制御回路や電源回路等を内蔵した下部本体43と、上部本体42と下部本体43を折り畳み可能に結合するヒンジ部14と、カメラ部38と、を有して構成される。
【0046】
上部本体42は、図4(a)に示す折り畳み状態で下部本体43と対向する面に表示ユニット21を格納可能な内側格納部45を有し、露出面となる側に外側格納部46を備えている。また、内側格納部45と外側格納部46のそれぞれに、表示ユニット21との電気的接続をとる無線接続手段27を備えている。無線接続手段27としては、例えばブルートゥース(Bluetooth )等による無線通信手段を使用する。
【0047】
これにより、表示ユニット21は、上部本体42の表裏いずれの面にも装着可能であり、第2実施形態と同様に、上部本体42と下部本体43が開いた状態で表示ユニット21を見ながら下部本体43の操作キー19を操作することができる。さらに、上部本体42と下部本体43を閉じた状態のままで、表示ユニット21に表示された情報を確認することができる。また、表示ユニット21を上部本体42から離脱し、携帯電子装置401の本体とは別の場所で使用することができる。
【0048】
カメラ部38は、図3の構成と同様に、上部本体42と下部本体43を折り畳んだとき外側になる面に装着されている。また、表示ユニット21をビューファインダとして行う撮影機能も図3の構成の場合と同様であるので、説明を省略する。
【0049】
このように、図3に示した第3実施形態及び図4に示した第4実施形態では、携帯電子装置301、401にカメラ部38を備え、、使用者自身が被写体となる場合とそれ以外の場合とでビューファインダとなる表示ユニット11、21をそれぞれ上部本体32、42の内外いずれかの面に選択して装着し、撮影画像を容易に確認しながら撮影を行うことができる。
【0050】
なお、上記第3及び第4実施形態では、カメラ部38を上部本体32、42と下部本体33、43を折り畳んだとき外側になる面に装着した例について示したが、内側になる面に装着した構成の場合は、使用者自身が被写体となるとき表示ユニット11、21をそれぞれ内側格納部15、45に、それ以外では外側格納部16、46に装着してビューファインダとして使用すればよい。
【0051】
(第5実施形態)
第5実施形態は、表示ユニットに操作キーを備えた例であり、以下図5〜図8を用いて説明する。図5は、本発明の第5実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第1の構成例を示す斜視図、図6は、第5実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第2の構成例を示す斜視図、図7は、第5実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第3の構成例を示す斜視図、図8は、第5実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第4の構成例を示す斜視図である。
【0052】
図5に示す第1の構成例の携帯電子装置501、及び図6に示す第2の構成例の携帯電子装置601は、いずれも表示ユニット51を有して構成され、上部本体12、32との電気的接続にコネクタ部17を用いた例である。なお、携帯電子装置501は、表示ユニット51以外は図1で示した第1実施形態と同様の構成である。また、携帯電子装置601は、図3で示した第3実施形態と同様の構成であるため、それぞれ同様の部分の説明を省略する。
【0053】
表示ユニット51は、表示画面と同一の面に操作キー52を有して構成され、上部本体12、32の表裏いずれの面にも装着可能である。従って、常に表示ユニット51に表示された内容を確認しながらキー操作を行い、携帯電子装置501、601の機能を制御することができる。例えば、表示ユニット51を上部本体12、32の外側格納部16に装着すれば、外面携帯電子装置501、601をポケットから取り出したときに上部本体12、32と下部本体13、33を開かなくても表示を確認することができると共に、併せて操作キー52を操作することができる。また、上部本体12、32と下部本体13、33を閉じた状態で机上に置いた場合も同様である。
【0054】
図7に示す第3の構成例の携帯電子装置701、及び図8に示す第4の構成例の携帯電子装置801は、いずれも表示ユニット71を有して構成され、上部本体との電気的接続に無線通信手段を用いた例である。なお、携帯電子装置701は、表示ユニット71以外は図2で示した第2実施形態と同様の構成である。また、携帯電子装置801は、図4で示した第4実施形態と同様の構成であるため、それぞれ同様の部分の説明を省略する。
【0055】
表示ユニット71は、表示画面と同一の面に操作キー72を有して構成され、上部本体の表裏いずれの面にも装着可能である。これにより、常に表示ユニット71に表示された内容を確認しながらキー操作を行うことができる。
【0056】
また、表示ユニット71を上部本体22、42から離脱し、それぞれ携帯電子装置701、801の本体とは別の場所で使用することができる。例えば、携帯電子装置701本体を鞄の中に入れたままで表示ユニット71を机上で使用し、必要に応じて操作キー52を操作したり、或いは、自動車の車中で携帯電子装置801本体をグローブボックスに入れ、表示ユニット71をダッシュボードの上や計器盤の前に置けば、運転席から表示された情報を容易に確認することができる。
【0057】
このように、図5〜図8に示した第5実施形態では、使用者の用途に応じて表示ユニットを上部本体の内外いずれかの面に選択して装着可能であり、また表示画面と同一面に備えた操作キーにより、表示画面に表示された内容に従って携帯電子装置を制御することができる。
【0058】
(第6実施形態)
第6実施形態は、表示ユニットに操作入力用のタッチパネル部を一体化して構成した例であり、以下図9〜図12を用いて説明する。図9は、本発明の第6実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第1の構成例を示す斜視図、図10は、第6実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第2の構成例を示す斜視図、図11は、第6実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第3の構成例を示す斜視図、図12は、第6実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第4の構成例を示す斜視図である。
【0059】
図9に示す第1の構成例の携帯電子装置901、及び図10に示す第2の構成例の携帯電子装置1001は、いずれも表示ユニット91を有して構成され、上部本体との電気的接続にコネクタ部17を用いた例である。なお、携帯電子装置901は、表示ユニット51以外は図1で示した第1実施形態と同様の構成である。また、携帯電子装置1001は、図3で示した第3実施形態と同様の構成であるため、それぞれ同様の部分の説明を省略する。
【0060】
表示ユニット91は、表示画面にタッチパネル部92を有して構成され、上部本体12、32の表裏いずれの面にも装着可能である。これにより、表示ユニット91に表示された内容を確認すると同時に、表示画面に触れることによってタッチパネル部92により操作入力が可能であり、携帯電子装置を制御することができる。
【0061】
図11に示す第3の構成例の携帯電子装置1101、及び図12に示す第4の構成例の携帯電子装置1201は、いずれも表示ユニット111を有して構成され、上部本体との電気的接続に無線通信手段を用いた例である。なお、携帯電子装置1101は、表示ユニット111以外は図2で示した第2実施形態と同様の構成である。また、携帯電子装置1201は、図4で示した第4実施形態と構成が同じであり、それぞれ説明を省略する。
【0062】
表示ユニット111は、表示画面にタッチパネル部112を有して構成され、上部本体22、42の表裏いずれの面にも装着可能である。これにより、表示ユニット111に表示された内容を確認すると同時に、表示画面に触れることによってタッチパネル部112により操作入力が行われ、携帯電子装置を制御することができる。
【0063】
このように、図9〜図12に示した第6実施形態では、使用者の用途に応じて表示ユニットを上部本体の内外いずれの面に選択して装着可能であり、またタッチパネル部を備えた表示画面に触れることにより、表示画面に表示された内容に従って携帯電子装置を制御することができるので、使い勝手が向上する。
【0064】
(第7実施形態)
図13は、本発明の第7実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図、図14は、第7実施形態に係る携帯電子装置の表示ユニットの充電状態を示す斜視図である。携帯電子装置1301は、充電可能な電池を内蔵した表示ユニット131と、表示ユニット131を着脱可能に保持し、電気的に接続する上部本体132と、表面に各種の操作キー19を配し、制御回路や電源回路等を内蔵した下部本体133と、上部本体132と下部本体133を折り畳み可能に結合するヒンジ部14と、を有して構成される。
【0065】
上部本体132は、図13(a)に示す折り畳み状態で下部本体133と対向する側に表示ユニット131を装着可能な内側格納部135を有し、露出面となる側に外側格納部136を備えている。また、内側格納部135及び外側格納部136のそれぞれに表示ユニット131との電気的接続をとる無線接続手段27と、表示ユニット131の電池を充電するための充電端子137とを備えている。この構成により、表示ユニット131は内蔵の電池によって携帯電子装置1301の電源とは独立に動作可能である。
【0066】
次に、表示ユニット131に内蔵した電池の充電方法について説明する。まず、表示ユニット131を内側格納部135又は外側格納部136のいずれかに装着し、続いて下部本体133に充電器138を取りつける。これにより、充電器138からの充電電流によって下部本体133に内蔵された電池が充電されると同時に、充電端子137を介して表示ユニット131に内蔵した電池も充電される。従って、表示ユニット131のために特別に充電器を用意しなくても充電が可能であり、携帯性に優れたものとなる。
【0067】
また、表示ユニット131を離脱した状態で充電が必要になった場合には、図14に示すように、充電器138と専用アダプタ141を用いて充電することが可能である。表示ユニット131は、アダプタ141に装着することにより、充電器138からの充電電流によって充電される。
【0068】
このように第7実施形態では、本体との電気信号の接続に無線通信手段を用いる着脱可能な表示ユニットに充電可能な電池を備え、充電器を用いて本体に装着した状態で、或いはアダプタにより本体から離脱した状態でそれぞれ充電が可能である。従って、電池の交換が不要となり、使い勝手に優れた携帯電子装置を提供できる。
【0069】
(第8実施形態)
図15は、本発明の第8実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図である。携帯電子装置1501は、複数の表示ユニット151と、これらの表示ユニット151を着脱可能に保持し、電気的に接続する上部本体12と、表面に各種の操作キー19を配設すると共に、制御回路や電源回路等を内蔵した下部本体13と、上部本体12と下部本体13を折り畳み可能に結合するヒンジ部14と、を有して構成される。
【0070】
上部本体12は、折り畳み状態で下部本体13と対向する面に表示ユニット151を装着可能な内側格納部15と、露出面となる側に外側格納部16を備え、それぞれに表示ユニット11との電気的接続をとるコネクタ部17を有している。これにより、表示ユニット151は、上部本体12の表裏いずれの面にも装着可能である。
【0071】
上部本体12に着脱自在な表示ユニット151は、用意された中から使用者の好みによっていずれかを選択して装着し、使用することができる。用意する表示ユニット151としては、例えば、筐体の色が異なるもの、アニメキャラクタを装飾したもの、低コスト・低消費電力を目的としたモノクロ表示のもの、表示する文字やキャラクタのフォントの大きな液晶パネルを備えたものなどがある。
【0072】
このように第8実施形態によれば、表示ユニット151を予め用意された中から使用者の好みにより選択して装着できるので、使い勝手の向上を図ったり、ファッション性を楽しむなど、使用目的に応じた表示ユニットを選択的に使用することができる。
【0073】
上述した各実施形態では、表示ユニットを携帯電子装置本体から着脱自在に構成すると共に、装置の用途や使用者の好みなどによって、表示ユニットの装置本体への装着位置を表側または裏側などで選択可能とすることによって、使用時の視認性や操作性を向上させるなど、使い勝手の向上を図ることが可能となる。また、装着する表示ユニットの種類を選択可能とすることで、使用目的や使用者の好みなどに応じた装置形態を実現できる。
【0074】
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施し得るものである。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、装置の用途や使用者の好み、使用条件などによって、装置本体への表示部の装着位置や向きを選択可能であり、使い勝手を向上させることが可能な携帯電子装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図2】本発明の第2実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図3】本発明の第3実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図4】本発明の第4実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図5】本発明の第5実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第1の構成例を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図6】本発明の第5実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第2の構成例を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図7】本発明の第5実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第3の構成例を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図8】本発明の第5実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第4の構成例を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図9】本発明の第6実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第1の構成例を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図10】本発明の第6実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第2の構成例を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図11】本発明の第6実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第3の構成例を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図12】本発明の第6実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第4の構成例を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図13】本発明の第7実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図14】本発明の第7実施形態に係る携帯電子装置の表示ユニットの充電状態を示す斜視図
【図15】本発明の第8実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図
【符号の説明】
11、21、51、71、91、111、131 表示ユニット
12、22、32、42、132 上部本体
13、23、33、43、133 下部本体
14 ヒンジ部
15、25、45、135 内側格納部
16、26、46、136 外側格納部
17 コネクタ部
19 操作キー
27 無線接続手段
38 カメラ部
52 操作キー
92、112 タッチパネル部
101、201、301、401、501、601、701、801、9011001、1101、1201、1301、1501 携帯電子装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機、携帯情報端末(PDA)などの携帯電子装置に関し、特に、表示部を着脱自在に備えた携帯電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機に代表される携帯電子装置では、小形化や多機能化、さらに操作性の向上が求められている。近年の携帯電話機では、視認性を高めるためにより大きな表示部が求められる一方で、小形化して携帯性を向上させるために、筐体本体を2つに分割してヒンジ部で連結した折り畳み型のものが広く普及している。また、携帯電話機を多機能化した例としては、装置本体にカメラ部を内蔵したものが製品化されており、このようなカメラ付きの携帯電子装置は、表示部を被写体画像を見るためのビューファインダとして用いる構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような折り畳み型の携帯電子装置では、装置本体を折り畳んで閉じたときに表示部が内側に隠れて外部からは見えない状態となり、ポケットなどから取り出す際には装置本体を開かないと表示部を見ることができない。また、装置本体を折り畳んだ状態のまま机などの上に置いた場合は、表示部に表示されている内容を確認することができなかった。この不具合を解決するために、補助的な第2表示部を筐体外面に設けたものが種々開発されているが、小さな第2表示部では限定的な情報しか得ることができない。
【0004】
また、特開2001−45119号公報には、一体型の携帯電話機本体に対して表示部を着脱自在かつ一体的に固定可能な構成とし、表示部を装置本体と離脱した状態でも表示部に情報を表示して視認可能としたものが開示されている。しかし、このような構成では、表示部が携帯電話機本体に対して着脱自在であっても、表示部を固定する装置本体上の位置は所定の1個所に限られており、選択ができなかった。よって、この従来例の構成を折り畳み型の携帯電子装置に適用しても、装置本体を開いた状態か折り畳んだ状態のいずれかのみでしか表示部を見ることができず、常に良好な視認性を保持することは困難であった。また、上記公報の構成では、表示部を携帯電話機本体から離脱した際の電気的接続に通信ケーブルを使用しているので、ケーブルの収納などの取扱いが煩雑になる不具合もあった。
【0005】
一方、装置本体にカメラ部を内蔵した携帯電子装置では、表示部をビューファインダとして用いる際に、表示部の向きが自分自身を被写体として撮影する場合と他の被写体を撮影する場合のいずれかのみにしか対応できないという不便さがある。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、装置の用途や使用者の好み、使用条件などによって、装置本体への表示部の装着位置や向きを選択可能であり、使い勝手を向上させることが可能な携帯電子装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、装置本体と、前記装置本体に対して着脱可能な表示部とを備えた携帯電子装置であって、前記装置本体の一面とこれと反対側の他面とに、前記表示部を保持する表示部保持手段をそれぞれ備えるとともに、前記表示部保持手段により前記装置本体のいずれかの面に保持された表示部と前記装置本体との電気的接続を行う電気的接続手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、携帯電子装置の用途や使用者の好みなどに応じて、表示部を装置本体の表示部保持手段により着脱可能に装着して使用可能であり、また、表示部を装置本体のいずれの面に装着するか装着位置を選択できるので、使用時の視認性や操作性を向上させるなど、使い勝手の向上を図れる。
【0009】
また、前記電気的接続手段は、前記表示部と前記装置本体とを端子部を介して接触導通するコネクタ部により構成されることを特徴とする。
【0010】
上記構成により、コネクタ部によって表示部を装置本体に電気的接続することで、装置本体においていずれの装着位置に表示部を装着しても情報の表示が可能であり、使用者は所望の使用状態で表示情報を視認可能となる。
【0011】
また、前記電気的接続手段は、前記表示部と前記装置本体との間で無線通信により電気的信号を送受信する無線通信手段により構成されることを特徴とする。
【0012】
上記構成により、無線通信手段による無線通信によって表示情報の信号をやり取りすることで、装置本体においていずれの装着位置に表示部を装着しても情報の表示が可能であり、使用者は所望の使用状態で表示情報を視認可能となる。またこの場合、表示部を離脱した際のケーブルによる移動の制約やケーブル収納等の取扱いの煩わしさがなくなり、操作性が向上する。
【0013】
また、前記装置本体は撮像手段を備え、前記表示部は、前記撮像手段により得られた画像を表示可能に構成されることを特徴とする。
【0014】
上記構成によれば、撮像手段で撮影する際に、使用者自身を撮影する場合と、他の被写体を撮影する場合のそれぞれの使用形態に応じて被写体画像を表示する表示部の向きを選ぶことができ、視認性が良好な位置に表示部を設けることができるため、使い勝手が向上する。
【0015】
また、前記表示部は操作入力を行うための操作入力手段を備えたことを特徴とする。操作入力手段としては、ボタン押下操作などで入力を行う操作キーや接触操作で入力を行うタッチパネルなどが用いられる。
【0016】
上記構成によれば、表示部を装置本体から離脱、又は装着した状態において、表示部の表示確認及び操作入力を行うことが可能であり、操作性が向上する。
【0017】
また、前記表示部は充電可能な電池を含む電源手段を備えたことを特徴とする。
【0018】
上記構成により、独立した電源手段により表示部を動作させることが可能となる。
【0019】
また、前記電源手段は、前記表示部を前記装置本体に装着した状態で前記装置本体より電源供給を受けて前記電池の充電を行うことを特徴とする。
【0020】
上記構成により、表示部は装置本体を介して充電が可能であり、装置本体に内蔵された電池の充電と同時に表示部の電池も充電がなされるため、充電操作が簡便であり、使い勝手が向上する。
【0021】
また、前記電源手段は、前記表示部を外部充電装置に接続した状態で前記充電装置より電源供給を受けて前記電池の充電を行うことを特徴とする。
【0022】
上記構成により、表示部は充電アダプタなどの外部充電装置を用いて容易に充電が可能であるため、使い勝手が向上する。また、表示部を装置本体と外部充電装置のいずれによっても充電可能とすることで、内蔵充電電池の取扱いが簡便になる。
【0023】
また、前記表示部として複数の表示ユニットを備え、これらの表示ユニットのいずれかを選択的に前記装置本体に装着可能に構成されることを特徴とする。
【0024】
上記の構成によれば、複数の表示部から装置の用途や使用者の好みなどによって選択して装着することが可能であるため、使い勝手の向上を図ったり、ファッション性を楽しむなど、使用目的に応じた表示ユニットを選択的に使用可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
本実施形態では、携帯電子装置の一例として、折り畳み型の携帯電話機の構成例を示す。なお、各図において同様の構成要素には同一符号を付してある。
【0026】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図である。携帯電子装置101は、情報を表示する液晶パネルを備えた表示部である表示ユニット11と、表示ユニット11を着脱可能に保持し、電気的に接続する上部本体12と、表面に各種の操作キー19を配設すると共に、制御回路や電源回路等を内蔵した下部本体13と、上部本体12と下部本体13を折り畳み可能に結合するヒンジ部14と、を有して構成される。
【0027】
上部本体12は、図1(a)に示す折り畳み状態で下部本体13と対向する側に表示ユニット11を格納可能な内側格納部15を有し、露出面側に外側格納部16を備えている。また、これら内側格納部15及び外側格納部16のそれぞれに、表示ユニット11との電気的接続をとるコネクタ部17を備えている。これにより、表示ユニット11は上部本体12の表裏いずれの面にも装着可能となる。
【0028】
次に、表示ユニット11を上部本体12の各面に装着した場合について、それぞれの機能を説明する。
【0029】
図1(b)に示すように、上部本体12と下部本体13が開いた状態の場合は、表示ユニット11を上部本体12の内側格納部15に装着する。これにより、使用者は表示ユニット11を見ながら下部本体13の操作キー19を操作することができる。
【0030】
一方、図1(a)に示すように上部本体12と下部本体13を折り畳んだ状態の場合は、表示ユニット11を外側格納部16に装着する。これにより、使用者は上部本体12と下部本体13を開かなくても表示ユニット11に表示された情報を確認することができる。例えば、携帯電子装置101が携帯電話機である場合、ニュース等の情報サービスにおいて自動的に受信した内容を表示ユニット11に表示させるようにしておけば、携帯電話機を折り畳んで机上等に置いたままで情報を見ることが可能となる。
【0031】
このように、第1実施形態では、表示ユニット11を上部本体12の外側と内側のいずれの面にも装着可能であるので、携帯電子装置101の使用目的によって表示ユニット11を装着する位置を選択でき、使用者は表示された情報を容易に確認することができる。
【0032】
なお、第1実施形態では、折り畳み型の携帯電子装置101の構成例について示したが、一体型の筐体構成、例えば棒状の構成、又はカード状構成の携帯電子装置においても本発明を同様に適用可能である。
【0033】
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図である。携帯電子装置201は、情報を表示する液晶パネルを備えた表示ユニット21と、表示ユニット21を着脱可能に保持し、電気的に接続する上部本体22と、表面に各種の操作キー19を配設すると共に、制御回路や電源回路等を内蔵した下部本体23と、上部本体22と下部本体23を折り畳み可能に結合するヒンジ部14と、を有して構成される。
【0034】
上部本体22は、図2(a)に示す折り畳み状態で下部本体23と対向する面に、表示ユニット21を格納可能な内側格納部25を有し、露出面となる側に外側格納部26を備えている。また、内側格納部25と外側格納部26のそれぞれに、表示ユニット21との電気的接続をとる無線通信手段である無線接続手段27を備えている。無線接続手段27としては、例えばブルートゥース(Bluetooth )等による無線通信手段を使用する。
【0035】
これにより、表示ユニット21は、上部本体22の表裏いずれの面にも装着可能であり、第1実施形態と同様に、上部本体22と下部本体23が開いた状態で表示ユニット21を見ながら下部本体23の操作キー19を操作することができる。さらに、上部本体22と下部本体23を閉じた状態のままで、表示ユニット21に表示された情報を確認することができる。
【0036】
また、表示ユニット21を上部本体22から離脱し、携帯電子装置201の本体とは別の場所で使用することができる。例えば、携帯電子装置201本体を鞄の中に入れたままで表示ユニット21を机上で使用したり、或いは、自動車の車中で携帯電子装置201本体をグローブボックスに入れ、表示ユニット21をダッシュボードの上や計器盤の前に置けば、運転席から表示された情報を容易に確認することができる。
【0037】
このように、第2実施形態では、表示ユニット21を上部本体22の内外いずれかの面に選択して装着可能であるとともに、離脱しても使用できるので、接続ケーブルのわずらわしさもなく、使用者の用途により多様な使用形態をとることができる。
【0038】
なお、第2実施形態では、折り畳み型の携帯電子装置101の構成例について示したが、一体型の筐体構成、例えば棒状の構成、又はカード状構成の携帯電子装置においても本発明を同様に適用可能である。
【0039】
(第3実施形態)
図3は、本発明の第3実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図である。携帯電子装置301は、情報を表示する液晶パネルを備えた表示ユニット11と、表示ユニット11を着脱可能に保持し、電気的に接続する上部本体32と、表面に各種の操作キー19を配設すると共に、制御回路や電源回路等を内蔵した下部本体33と、上部本体32と下部本体33を折り畳み可能に結合するヒンジ部14と、撮影手段としてのカメラ部38と、を有して構成される。
【0040】
上部本体32は、図3(a)に示す折り畳み状態で下部本体33と対向する側に表示ユニット11を格納可能な内側格納部15を有し、露出面側に外側格納部16を備えている。また、これら内側格納部15及び外側格納部16のそれぞれに、表示ユニット11との電気的接続をとるコネクタ部17を備えている。これによって、表示ユニット11は上部本体12の表裏いずれの面にも装着可能となる。
【0041】
表示ユニット11は、第1実施形態と同様に、上部本体32の表裏いずれの面にも装着可能であり、上部本体32と下部本体33が開いた状態で表示ユニット11を見ながら下部本体33の操作キー19を操作することができるとともに、上部本体32と下部本体33を閉じた状態のままで表示ユニット11に表示された情報を確認することができる。
【0042】
カメラ部38は、図3(a)に示すように、上部本体32と下部本体33を折り畳んだとき外側になる面に備えられており、表示ユニット11を上部本体32の内側格納部15又は外側格納部16に装着し、これをビューファインダとして被写体画像を確認しながら撮影を行う。
【0043】
まず、使用者自身を撮影する場合は、表示ユニット11を外側格納部16に装着する。これにより、使用者は表示ユニット11に写った自身の画像を確認しながら、撮影を行うことができる。
【0044】
一方、使用者が見ている他人や景色を撮影する場合は、表示ユニット11を内側格納部15に装着する。そして、上部本体32と下部本体33を開いてカメラ部38で撮影する画像は、上部本体32の内側に装着された表示ユニット11によるビューファインダに映し出され、画像を確認しながら撮影を行うことができる。
【0045】
(第4実施形態)
図4は、本発明の第4実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図である。携帯電子装置401は、情報を表示する液晶パネルを備えた表示ユニット21と、表示ユニット21を着脱可能に保持し、電気的に接続する上部本体42と、表面に各種の操作キー19を配し、制御回路や電源回路等を内蔵した下部本体43と、上部本体42と下部本体43を折り畳み可能に結合するヒンジ部14と、カメラ部38と、を有して構成される。
【0046】
上部本体42は、図4(a)に示す折り畳み状態で下部本体43と対向する面に表示ユニット21を格納可能な内側格納部45を有し、露出面となる側に外側格納部46を備えている。また、内側格納部45と外側格納部46のそれぞれに、表示ユニット21との電気的接続をとる無線接続手段27を備えている。無線接続手段27としては、例えばブルートゥース(Bluetooth )等による無線通信手段を使用する。
【0047】
これにより、表示ユニット21は、上部本体42の表裏いずれの面にも装着可能であり、第2実施形態と同様に、上部本体42と下部本体43が開いた状態で表示ユニット21を見ながら下部本体43の操作キー19を操作することができる。さらに、上部本体42と下部本体43を閉じた状態のままで、表示ユニット21に表示された情報を確認することができる。また、表示ユニット21を上部本体42から離脱し、携帯電子装置401の本体とは別の場所で使用することができる。
【0048】
カメラ部38は、図3の構成と同様に、上部本体42と下部本体43を折り畳んだとき外側になる面に装着されている。また、表示ユニット21をビューファインダとして行う撮影機能も図3の構成の場合と同様であるので、説明を省略する。
【0049】
このように、図3に示した第3実施形態及び図4に示した第4実施形態では、携帯電子装置301、401にカメラ部38を備え、、使用者自身が被写体となる場合とそれ以外の場合とでビューファインダとなる表示ユニット11、21をそれぞれ上部本体32、42の内外いずれかの面に選択して装着し、撮影画像を容易に確認しながら撮影を行うことができる。
【0050】
なお、上記第3及び第4実施形態では、カメラ部38を上部本体32、42と下部本体33、43を折り畳んだとき外側になる面に装着した例について示したが、内側になる面に装着した構成の場合は、使用者自身が被写体となるとき表示ユニット11、21をそれぞれ内側格納部15、45に、それ以外では外側格納部16、46に装着してビューファインダとして使用すればよい。
【0051】
(第5実施形態)
第5実施形態は、表示ユニットに操作キーを備えた例であり、以下図5〜図8を用いて説明する。図5は、本発明の第5実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第1の構成例を示す斜視図、図6は、第5実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第2の構成例を示す斜視図、図7は、第5実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第3の構成例を示す斜視図、図8は、第5実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第4の構成例を示す斜視図である。
【0052】
図5に示す第1の構成例の携帯電子装置501、及び図6に示す第2の構成例の携帯電子装置601は、いずれも表示ユニット51を有して構成され、上部本体12、32との電気的接続にコネクタ部17を用いた例である。なお、携帯電子装置501は、表示ユニット51以外は図1で示した第1実施形態と同様の構成である。また、携帯電子装置601は、図3で示した第3実施形態と同様の構成であるため、それぞれ同様の部分の説明を省略する。
【0053】
表示ユニット51は、表示画面と同一の面に操作キー52を有して構成され、上部本体12、32の表裏いずれの面にも装着可能である。従って、常に表示ユニット51に表示された内容を確認しながらキー操作を行い、携帯電子装置501、601の機能を制御することができる。例えば、表示ユニット51を上部本体12、32の外側格納部16に装着すれば、外面携帯電子装置501、601をポケットから取り出したときに上部本体12、32と下部本体13、33を開かなくても表示を確認することができると共に、併せて操作キー52を操作することができる。また、上部本体12、32と下部本体13、33を閉じた状態で机上に置いた場合も同様である。
【0054】
図7に示す第3の構成例の携帯電子装置701、及び図8に示す第4の構成例の携帯電子装置801は、いずれも表示ユニット71を有して構成され、上部本体との電気的接続に無線通信手段を用いた例である。なお、携帯電子装置701は、表示ユニット71以外は図2で示した第2実施形態と同様の構成である。また、携帯電子装置801は、図4で示した第4実施形態と同様の構成であるため、それぞれ同様の部分の説明を省略する。
【0055】
表示ユニット71は、表示画面と同一の面に操作キー72を有して構成され、上部本体の表裏いずれの面にも装着可能である。これにより、常に表示ユニット71に表示された内容を確認しながらキー操作を行うことができる。
【0056】
また、表示ユニット71を上部本体22、42から離脱し、それぞれ携帯電子装置701、801の本体とは別の場所で使用することができる。例えば、携帯電子装置701本体を鞄の中に入れたままで表示ユニット71を机上で使用し、必要に応じて操作キー52を操作したり、或いは、自動車の車中で携帯電子装置801本体をグローブボックスに入れ、表示ユニット71をダッシュボードの上や計器盤の前に置けば、運転席から表示された情報を容易に確認することができる。
【0057】
このように、図5〜図8に示した第5実施形態では、使用者の用途に応じて表示ユニットを上部本体の内外いずれかの面に選択して装着可能であり、また表示画面と同一面に備えた操作キーにより、表示画面に表示された内容に従って携帯電子装置を制御することができる。
【0058】
(第6実施形態)
第6実施形態は、表示ユニットに操作入力用のタッチパネル部を一体化して構成した例であり、以下図9〜図12を用いて説明する。図9は、本発明の第6実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第1の構成例を示す斜視図、図10は、第6実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第2の構成例を示す斜視図、図11は、第6実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第3の構成例を示す斜視図、図12は、第6実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第4の構成例を示す斜視図である。
【0059】
図9に示す第1の構成例の携帯電子装置901、及び図10に示す第2の構成例の携帯電子装置1001は、いずれも表示ユニット91を有して構成され、上部本体との電気的接続にコネクタ部17を用いた例である。なお、携帯電子装置901は、表示ユニット51以外は図1で示した第1実施形態と同様の構成である。また、携帯電子装置1001は、図3で示した第3実施形態と同様の構成であるため、それぞれ同様の部分の説明を省略する。
【0060】
表示ユニット91は、表示画面にタッチパネル部92を有して構成され、上部本体12、32の表裏いずれの面にも装着可能である。これにより、表示ユニット91に表示された内容を確認すると同時に、表示画面に触れることによってタッチパネル部92により操作入力が可能であり、携帯電子装置を制御することができる。
【0061】
図11に示す第3の構成例の携帯電子装置1101、及び図12に示す第4の構成例の携帯電子装置1201は、いずれも表示ユニット111を有して構成され、上部本体との電気的接続に無線通信手段を用いた例である。なお、携帯電子装置1101は、表示ユニット111以外は図2で示した第2実施形態と同様の構成である。また、携帯電子装置1201は、図4で示した第4実施形態と構成が同じであり、それぞれ説明を省略する。
【0062】
表示ユニット111は、表示画面にタッチパネル部112を有して構成され、上部本体22、42の表裏いずれの面にも装着可能である。これにより、表示ユニット111に表示された内容を確認すると同時に、表示画面に触れることによってタッチパネル部112により操作入力が行われ、携帯電子装置を制御することができる。
【0063】
このように、図9〜図12に示した第6実施形態では、使用者の用途に応じて表示ユニットを上部本体の内外いずれの面に選択して装着可能であり、またタッチパネル部を備えた表示画面に触れることにより、表示画面に表示された内容に従って携帯電子装置を制御することができるので、使い勝手が向上する。
【0064】
(第7実施形態)
図13は、本発明の第7実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図、図14は、第7実施形態に係る携帯電子装置の表示ユニットの充電状態を示す斜視図である。携帯電子装置1301は、充電可能な電池を内蔵した表示ユニット131と、表示ユニット131を着脱可能に保持し、電気的に接続する上部本体132と、表面に各種の操作キー19を配し、制御回路や電源回路等を内蔵した下部本体133と、上部本体132と下部本体133を折り畳み可能に結合するヒンジ部14と、を有して構成される。
【0065】
上部本体132は、図13(a)に示す折り畳み状態で下部本体133と対向する側に表示ユニット131を装着可能な内側格納部135を有し、露出面となる側に外側格納部136を備えている。また、内側格納部135及び外側格納部136のそれぞれに表示ユニット131との電気的接続をとる無線接続手段27と、表示ユニット131の電池を充電するための充電端子137とを備えている。この構成により、表示ユニット131は内蔵の電池によって携帯電子装置1301の電源とは独立に動作可能である。
【0066】
次に、表示ユニット131に内蔵した電池の充電方法について説明する。まず、表示ユニット131を内側格納部135又は外側格納部136のいずれかに装着し、続いて下部本体133に充電器138を取りつける。これにより、充電器138からの充電電流によって下部本体133に内蔵された電池が充電されると同時に、充電端子137を介して表示ユニット131に内蔵した電池も充電される。従って、表示ユニット131のために特別に充電器を用意しなくても充電が可能であり、携帯性に優れたものとなる。
【0067】
また、表示ユニット131を離脱した状態で充電が必要になった場合には、図14に示すように、充電器138と専用アダプタ141を用いて充電することが可能である。表示ユニット131は、アダプタ141に装着することにより、充電器138からの充電電流によって充電される。
【0068】
このように第7実施形態では、本体との電気信号の接続に無線通信手段を用いる着脱可能な表示ユニットに充電可能な電池を備え、充電器を用いて本体に装着した状態で、或いはアダプタにより本体から離脱した状態でそれぞれ充電が可能である。従って、電池の交換が不要となり、使い勝手に優れた携帯電子装置を提供できる。
【0069】
(第8実施形態)
図15は、本発明の第8実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図である。携帯電子装置1501は、複数の表示ユニット151と、これらの表示ユニット151を着脱可能に保持し、電気的に接続する上部本体12と、表面に各種の操作キー19を配設すると共に、制御回路や電源回路等を内蔵した下部本体13と、上部本体12と下部本体13を折り畳み可能に結合するヒンジ部14と、を有して構成される。
【0070】
上部本体12は、折り畳み状態で下部本体13と対向する面に表示ユニット151を装着可能な内側格納部15と、露出面となる側に外側格納部16を備え、それぞれに表示ユニット11との電気的接続をとるコネクタ部17を有している。これにより、表示ユニット151は、上部本体12の表裏いずれの面にも装着可能である。
【0071】
上部本体12に着脱自在な表示ユニット151は、用意された中から使用者の好みによっていずれかを選択して装着し、使用することができる。用意する表示ユニット151としては、例えば、筐体の色が異なるもの、アニメキャラクタを装飾したもの、低コスト・低消費電力を目的としたモノクロ表示のもの、表示する文字やキャラクタのフォントの大きな液晶パネルを備えたものなどがある。
【0072】
このように第8実施形態によれば、表示ユニット151を予め用意された中から使用者の好みにより選択して装着できるので、使い勝手の向上を図ったり、ファッション性を楽しむなど、使用目的に応じた表示ユニットを選択的に使用することができる。
【0073】
上述した各実施形態では、表示ユニットを携帯電子装置本体から着脱自在に構成すると共に、装置の用途や使用者の好みなどによって、表示ユニットの装置本体への装着位置を表側または裏側などで選択可能とすることによって、使用時の視認性や操作性を向上させるなど、使い勝手の向上を図ることが可能となる。また、装着する表示ユニットの種類を選択可能とすることで、使用目的や使用者の好みなどに応じた装置形態を実現できる。
【0074】
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施し得るものである。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、装置の用途や使用者の好み、使用条件などによって、装置本体への表示部の装着位置や向きを選択可能であり、使い勝手を向上させることが可能な携帯電子装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図2】本発明の第2実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図3】本発明の第3実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図4】本発明の第4実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図5】本発明の第5実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第1の構成例を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図6】本発明の第5実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第2の構成例を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図7】本発明の第5実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第3の構成例を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図8】本発明の第5実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第4の構成例を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図9】本発明の第6実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第1の構成例を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図10】本発明の第6実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第2の構成例を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図11】本発明の第6実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第3の構成例を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図12】本発明の第6実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の第4の構成例を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図13】本発明の第7実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図であり、(a)は上下本体を閉じた状態、(b)は開いた状態を示す図
【図14】本発明の第7実施形態に係る携帯電子装置の表示ユニットの充電状態を示す斜視図
【図15】本発明の第8実施形態に係る折り畳み型携帯電子装置の構成を示す斜視図
【符号の説明】
11、21、51、71、91、111、131 表示ユニット
12、22、32、42、132 上部本体
13、23、33、43、133 下部本体
14 ヒンジ部
15、25、45、135 内側格納部
16、26、46、136 外側格納部
17 コネクタ部
19 操作キー
27 無線接続手段
38 カメラ部
52 操作キー
92、112 タッチパネル部
101、201、301、401、501、601、701、801、9011001、1101、1201、1301、1501 携帯電子装置
Claims (9)
- 装置本体と、前記装置本体に対して着脱可能な表示部とを備えた携帯電子装置であって、
前記装置本体の一面とこれと反対側の他面とに、前記表示部を保持する表示部保持手段をそれぞれ備えるとともに、前記表示部保持手段により前記装置本体のいずれかの面に保持された表示部と前記装置本体との電気的接続を行う電気的接続手段を備えたことを特徴とする携帯電子装置。 - 前記電気的接続手段は、前記表示部と前記装置本体とを端子部を介して接触導通するコネクタ部により構成されることを特徴とする請求項1に記載の携帯電子装置。
- 前記電気的接続手段は、前記表示部と前記装置本体との間で無線通信により電気的信号を送受信する無線通信手段により構成されることを特徴とする請求項1に記載の携帯電子装置。
- 前記装置本体は撮像手段を備え、
前記表示部は、前記撮像手段により得られた画像を表示可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の携帯電子装置。 - 前記表示部は操作入力を行うための操作入力手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子装置。
- 前記表示部は充電可能な電池を含む電源手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子装置。
- 前記電源手段は、前記表示部を前記装置本体に装着した状態で前記装置本体より電源供給を受けて前記電池の充電を行うことを特徴とする請求項6に記載の携帯電子装置。
- 前記電源手段は、前記表示部を外部充電装置に接続した状態で前記充電装置より電源供給を受けて前記電池の充電を行うことを特徴とする請求項6又は7に記載の携帯電子装置。
- 前記表示部として複数の表示ユニットを備え、これらの表示ユニットのいずれかを選択的に前記装置本体に装着可能に構成されることを特徴とする請求項1に記載の携帯電子装置。
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