JP2004056045A - 発光装置及びそれを用いた照明装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】350−415nmの光を発生する励起源と蛍光体を組み合わせ、演色性が高く、かつ、発光強度の高い発光装置を提供する。
【構成】350−415nmの光を発生する励起源と蛍光体を組み合わせた装置において、一般式[1]の化学組成を有する結晶相を含有する蛍光体を使用した発光装置。
Eu(PO(BO2−c・・・・・[1]
(上記一般式[1]において、Mは、Caを含有し、かつ、CaとMgからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素が80mol%以上を占める金属元素を表し、ZはPO 3−、BO 3−以外のアニオンを表す。aは、0.003≦a≦2.1、bは、2.7≦(a+b)≦3.3、cは、1.2≦c≦2、dは、0≦d≦0.1を満足する数である。)
【選択図】   なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は発光装置に関し、詳しくは、電力源により紫外光から可視光領域の光を発光する第1の発光体と、その紫外光から可視光領域にある光を吸収し長波長の可視光を発する母体化合物が発光中心イオンを含有する蛍光体を有する波長変換材料としての第2の発光体とを組み合わせることにより、使用環境によらず演色性が良く、かつ、高強度の発光を発生させることのできる発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
青、赤、緑の混色により白色その他の様々な色を発生させるために、LEDやLDの発光色を蛍光体で色変換させた発光装置が提案されている。
例えば、特公昭49−1221号公報では、300−530nmの波長の放射ビームを発するレーザーのビームを燐光体(Y3−x−yCeGd5−zGa12(YはY、Lu、またはLa、MはAl、Al−In、またはAl−Scを表し、xは0.001〜0.15、yは2.999以下、zは3.0以下である。))に照射させ、これを発光させてディスプレーを形成する方法が示されている。また、近年では、青色発光の半導体発光素子として注目されている発光効率の高い窒化ガリウム(GaN)系LEDやLDと、波長変換材料としての蛍光体とを組み合わせて構成される白色発光の発光装置が、消費電力が小さく長寿命であるという特徴を活かして画像表示装置や照明装置の発光源として提案されている。実際に、特開平10−242513号公報において、この窒化物系半導体のLED又はLDチップを使用し、蛍光体としてセリウム付活イットリウム・アルミニウム・ガーネット系を使用することを特徴とする発光装置が示されている。
【0003】
しかしながら、LEDやレーザーの第1の発光体に対し、特公昭49−1221号公報や特開平10−242513号公報に示されるようなセリウム付活イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体を第2の発光体として組み合わせたような発光装置では高い発光強度と演色性の両方を満足するものではなく、ディスプレイやバックライト光源、信号機などの発光源としては、さらなる改良が求められる。
【0004】
この演色性とは、太陽光で照らされた物体の色の見え方に対し、蛍光体からの白色光で照らされた物体の色の見え方がどの程度近いかを表す尺度を表す。
例えば、特開平10−242513号公報に示されるようなセリウム付活イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体と青色LED又は青色レーザーとの組み合わせにおいては、青色光と蛍光体から発生する黄色光の混色で白色を発生させることができるが、青色と黄色の発光ピークトップ(450nm付近と550nm付近)の中間領域(470nm−540nm)と、黄色ピークの長波長側領域(580−700nm)の発光強度が極めて小さく、その領域の発光に谷間を生じてしまうため、その領域に谷間のない太陽光スペクトルと一致させることができない。そのため、演色性が極めて低いものとなる。
【0005】
これに対し、青色、緑色、赤色の蛍光体を混合して白色光とする場合は、従来の青・黄混色系のような2つのピークの重なりでなく、3つのピークの重なりとなるので、発光ピークの間の谷間が小さくなり、演色性がより向上することになる。しかし、この青・緑・赤混色系においても発光ピーク間の谷間の存在により、演色性が低くなる問題は存在する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
青色、緑色、赤色の蛍光体を混合して白色光とする場合、各色の蛍光体において、発光強度と演色性の高さが求められる。
本発明は、前述の従来技術に鑑み、発光強度が高いのみならず、演色性が高くなる発光装置を開発すべくなされたものであり、製造が容易であると共に、演色性と発光強度の両方が高い発光装置、特に青色蛍光体として好適な発光装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、蛍光体に350nm−415nmの光を照射し、青、緑、赤色に発光させて、青・緑・赤の混色による白色発光をさせる方法において、高い演色性を得るための手段として、波長−強度の分布幅が非常に大きな発光ピークを持つ蛍光体、中でも青色蛍光体において、発光スペクトル上、青色と緑色の中間領域(470−500nm)にも充分強度を持つような、即ち、半値幅が大きな青色発光ピークを発生する青色蛍光体を用い、470−500nm領域の発光強度の谷間を軽減することができ、演色性を高めることができる、Ca又はCa−Mgのオルトリン酸塩を使用することによって前記目的が達成できることを見い出し本発明に到達した。
【0008】
即ち、本発明は、350−415nmの光を発生する第1の発光体と、当該第1の発光体からの光の照射によって可視光を発生する第2の発光体とを有する発光装置において、上記第2の発光体として下記特定の化学組成を有する結晶相を含有してなることを特徴とする発光装置をその要旨とする。
【0009】
【化2】
Eu(PO(BO2−c・・・・・[1]
(上記一般式[1]において、Mは、Caを含有し、かつ、CaとMgからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素が80mol%以上を占める金属元素を表し、ZはPO 3−、BO 3−以外のアニオンを表す。aは、0.003≦a≦2.1、bは、2.7≦(a+b)≦3.3、cは、1.2≦c≦2、dは、0≦d≦0.1を満足する数である。
【0010】
即ち、本発明の特徴は、オルトリン酸塩A(PO(但し、Aはアルカリ土類金属)を結晶母体とするEu2+で付活された物質は、通常の254nm励起蛍光体としては知られていたが、これまで検討されていなかった、400nm付近の光の励起によって発生する発光強度と、その発光ピークの半値幅が、A(POのアルカリ土類金属Aの種類によって大きく異なり、このA(PO:Eu2+のうち、Ca又はCa−Mg複合系カチオンをAとした物質が、350−415nm励起光の照射を受けて、非常に強く青色に発光すること、及びその演色性を大きく高める発光波長−発光強度の分布が広い、即ち半値幅が大きく、上記蛍光体が高い演色性を与えることを知得したことに基づくものである。
【発明の実施の形態】
【0011】
以下、本発明につき、詳細に説明する。
本発明は、350−415nmの光を発生する第1の発光体と蛍光体である第2の発光体を組み合わせた発光装置であり、その第2の発光体が、下記一般式[1]の化学組成を有する結晶相を有する蛍光体を含有してなることを特徴とする。
【0012】
【化3】
Eu(PO(BO2−c・・・・・[1]
(上記一般式[1]において、Mは、Caを含有し、かつ、CaとMgからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素が80mol%以上を占める金属元素を表し、ZはPO 3−、BO 3−以外のアニオンを表す。aは、0.003≦a≦2.1、bは、2.7≦(a+b)≦3.3、cは、1.2≦c≦2、dは、0≦d≦0.1を満足する数である。)
【0013】
ここで、前記一般式[1]中のEu2+のモル比aは、演色性と発光強度等の面から、0.003以上、好ましくは0.015以上であり、上限としては、2.1以下、好ましくは1以下である。発光中心イオンであるEu2+の含有量が少なすぎると、発光強度が小さくなる傾向があり、一方、多すぎると、濃度消光と呼ばれる現象により、やはり発光強度が減少する傾向がある。
【0014】
式[1]中の元素Mは、Eu、P、Bと異なる一価以上の元素を表す。元素Mについては、演色性と発光強度等の面から、MがCaを含有し、かつ、CaとMgの合計の元素Mに占める割合を80mol%以上とすることが好ましく、CaとMgの合計に対するCaの割合が40mol%以上とすることがより好ましく、MがCaとMgからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素であり、かつCaを40mol%以上含むことがさらに好ましい。
【0015】
M中の金属元素としてCa,Mg以外の金属元素を結晶中に含有させる場合、その金属元素に特に制約はないが、Ca、Mgと同じ価数、即ち2価の金属元素、例えばSr、Zn、Ba、Pb、Sn、好ましくはSr、Zn、Baを含有させると、結晶構造を保持しやすいので、望ましい。これら2価の金属元素及び発光中心Eu2+の焼成時の固体内拡散による複合酸化物の結晶化を助ける意味で、M中の金属元素として1価、3価、4価、5価、又は6価等の金属元素を少量導入しても良い。一つの例を挙げると、Eu0.15Ca2.85(PO蛍光体中のCa2+の一部を等モルのLiとGa3+で電荷補償効果を保持しながら置換することができる。発光波長や発光強度を調節する意味で、Mn等の増感剤となりうる金属元素を少量置換してもよい。
【0016】
前記一般式[1]の基本結晶Eu(PO(BO2−cにおいては、Zを不純物として無視した場合の基本的なカチオンの量論モル比(a+b)が3であるが、カチオン欠損やアニオン欠損が多少生じていても本目的の蛍光性能に大きな影響がないので、2.7≦(a+b)≦3.3の範囲で使用することができる。
【0017】
前記一般式[1]中においては、主アニオンであるPO基とBO基の合計モル比を2と表現している。演色性と発光強度等の面から、合計モル比2のうちでPO基のモル比が少なくとも1.2以上であることが好ましく、1.6以上2以下であることが好ましい。BO基の存在は演色性と発光強度等に大きな悪影響を与えるものではない。前記一般式[1]中のPO基とBO基以外のアニオンZは、出来るだけ少量が好ましいが、本目的の蛍光性能には影響が少ない量であれば含まれていてもよく、モル比0.1以下であれば問題なく、モル比0.05以下の量が好ましい。
また、アニオンZとしては、水酸化物イオン(OH)、金属酸化物アニオン、ハロゲン化物イオン等が挙げられ、金属酸化物アニオンとしては、SiO 4−、SiO 2−、TiO 2−、ZrO 2−等、ハロゲン化物イオンとしては、F、Cl、Br、I等を挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
【0018】
本発明で使用する蛍光体は、前記一般式[1]に示されるようなM源、PO源、BO源の化合物、及び、発光中心イオン(Eu2+)の元素源化合物から製造されるが、M源およびEu源の化合物としては、MおよびEuのリン酸水素塩、リン酸塩、酸化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、硫酸塩、蓚酸塩、カルボン酸塩、ハロゲン化物等が挙げられ、中でもMおよびEuのリン酸水素塩、リン酸塩、酸化物、炭酸塩が好ましい。
PO源の化合物としては、元素M、Eu、NH等のリン酸水素塩、リン酸塩、メタリン酸塩、ピロリン酸塩等や、P、リン酸、メタリン酸、ピロリン酸等が挙げられ、中でも元素M、Eu、NH等のリン酸水素塩、リン酸塩や、リン酸が好ましい。
BO源の化合物としては、元素M、Eu、NH等のホウ酸塩、ホウ酸水素塩、四ホウ酸塩、八ホウ酸塩、二ホウ酸塩、五ホウ酸塩等や、ホウ酸、酸化ホウ素等が挙げられ、中でも元素M、Eu、NH等のホウ酸塩、ホウ酸水素塩や、ホウ酸、酸化ホウ素が好ましい。
これらの中から、化学組成、反応性、及び、焼成時におけるNO、SO等の非発生性等を考慮して選択される。
【0019】
金属元素群Mに対して好ましいとする前記Ca、Mg、Sr、Zn、及びBaについて、それらのM源化合物を具体的に例示すれば、Ca源化合物としては、CaHPO、Ca(PO、CaO、Ca(OH)、CaCO、Ca(NO・4HO、CaSO・2HO、Ca(OCO)・HO、Ca(OCOCH・HO、CaCl等が挙げられ、中でもCaHPO、Ca(PO、CaO、CaCOが好ましい。
Mg源化合物としては、MgHPO、Mg(PO、MgO、Mg(OH)、MgCO、Mg(OH)・3MgCO・3HO、Mg(NO・6HO、MgSO、Mg(OCO)・2HO、Mg(OCOCH・4HO、MgCl等が挙げられ、中でもMgHPO、Mg(PO、MgO、MgCOが好ましい。
Sr源化合物としては、SrHPO、Sr(PO、SrO、Sr(OH)・8HO、SrCO、Sr(NO、SrSO、Sr(OCO)・HO、Sr(OCOCH・0.5HO、SrCl等が挙げられ、中でもSrHPO、Sr(PO、SrO、SrCOが好ましい。
Zn源化合物としては、ZnHPO、Zn(PO、ZnO、Zn(OH)、ZnCO、Zn(NO、Zn(OCO)、Zn(OCOCH、ZnCl等が挙げられ、中でもZnHPO、Zn(PO、ZnO、ZnCOが好ましい。
Ba源化合物としては、BaHPO、Ba(PO、BaO、Ba(OH)・8HO、BaCO、Ba(NO、BaSO、Ba(OCO)・2HO、Ba(OCOCH、BaCl等が挙げられ、中でもBaHPO、Ba(PO、BaO、BaCOが好ましい。
【0020】
更に、発光中心イオンの元素として好ましいとする前記Euについて、その元素源化合物を具体的に例示すれば、Eu、Eu(SO、Eu(OCO)、EuCl、EuCl、EuPO、Eu(NO・6HO等が挙げられる。
【0021】
本発明で使用する蛍光体は、上述のM源、PO源、BO源の化合物、及び、発光中心イオン(Eu2+)の元素源化合物を、ハンマーミル、ロールミル、ボールミル、ジェットミル等の乾式粉砕機を用いて粉砕した後、リボンブレンダー、V型ブレンダー、ヘンシェルミキサー等の混合機により混合するか、或いは、混合した後、乾式粉砕機を用いて粉砕する乾式法、又は、水等の媒体中にこれらの化合物を加え、媒体攪拌式粉砕機等の湿式粉砕機を用いて粉砕及び混合するか、或いは、これらの化合物を乾式粉砕機により粉砕した後、水等の媒体中に加え混合することにより調製されたスラリーを、噴霧乾燥等により乾燥させる湿式法により、調製した粉砕混合物を、加熱処理して焼成することにより製造することができる。
【0022】
これらの粉砕混合法の中で、特に、発光中心イオンの元素源化合物においては、少量の化合物を全体に均一に混合、分散させる必要があることから液体媒体を用いるのが好ましく、又、他の元素源化合物において全体に均一な混合が得られる面からも、後者湿式法が好ましく、又、加熱処理法としては、アルミナや石英製の坩堝やトレイ等の耐熱容器中で、通常800〜1500℃、好ましくは1000〜1300℃の温度で、大気、酸素、一酸化炭素、二酸化炭素、窒素、水素、アルゴン等の気体の単独或いは混合雰囲気下、10分以上24時間以下、好ましくは10時間以下、加熱することによりなされる。尚、加熱処理後、必要に応じて、洗浄、乾燥、分級処理等がなされる。
【0023】
尚、前記加熱雰囲気としては、発光中心イオンの元素が発光に寄与するイオン状態(価数)を得るために必要な雰囲気が選択される。本発明における2価のEu等の場合には、一酸化炭素、窒素、水素、アルゴン等の中性若しくは還元雰囲気下が好ましいが、大気、酸素等の酸化雰囲気下も条件さえ選べば可能である。
【0024】
本発明における結晶構造は上記に示したA(PO構造である。A(PO構造の中には、空間群の異なる結晶構造が複数種存在する。(Ca,Mg)(POの空間群は、α型Ca(POがP2/a、CaMg(POがR3c、Ca2.86Mg0.14(POがR3c、Mg(POがP2/nとなる。図1にCaMg(POのX線回折パターンを示す(粉末X線回折データベースより)。A(PO結晶のA2+サイトに、Ba2+、Sr2+、Ca2+、又はMg2+、及び付活剤であるEu2+等の二価金属元素を置換させることができる。本発明においては、A(PO:Euのうち、AがCa、又は、Ca−Mg混合系であるものが対象となる。
【0025】
本発明で使用する蛍光体は、第1の発光体からの350−415nmの光によって励起され、可視光を発生する。上記蛍光体は、350−415nmの光の励起によって演色性がよく、かつ、強い発光強度の可視光を発生し、特にGaN系半導体から発せられる400nm付近の励起光により演色性が高く、かつ輝度が高い蛍光を発する。
【0026】
本発明において、前記蛍光体に光を照射する第1の発光体は、波長350−415nmの光を発生する。好ましくは波長350−415nmの範囲にピーク波長を有する光を発生する発光体を使用する。第1の発光体の具体例としては、発光ダイオード(LED)またはレーザーダイオード(LD)等を挙げることができる。消費電力が良く少ない点でより好ましくはレーザーダイオードである。その中で、GaN系化合物半導体を使用した、GaN系LEDやLDが好ましい。なぜなら、GaN系LEDやLDは、この領域の光を発するSiC系LED等に比し、発光出力や外部量子効率が格段に大きく、前記蛍光体と組み合わせることによって、非常に低電力で非常に明るい発光が得られるからである。例えば、20mAの電流負荷に対し、通常GaN系はSiC系の100倍以上の発光強度を有する。GaN系LEDやLDにおいては、AlGaN発光層、GaN発光層、またはInGaN発光層を有しているものが好ましい。GaN系LEDにおいては、それらの中でInGaN発光層を有するものが発光強度が非常に強いので、特に好ましく、GaN系LDにおいては、InGaN層とGaN層の多重量子井戸構造のものが発光強度が非常に強いので、特に好ましい。なお、上記においてX+Yの値は通常0.8〜1.2の範囲の値である。GaN系LEDにおいて、これら発光層にZnやSiをドープしたものやドーパント無しのものが発光特性を調節する上で好ましいものである。GaN系LEDはこれら発光層、p層、n層、電極、および基板を基本構成要素としたものであり、発光層をn型とp型のAlGaN層、GaN層、またはInGaN層などでサンドイッチにしたヘテロ構造を有しているものが発光効率が高く、好ましく、さらにヘテロ構造を量子井戸構造にしたものが発光効率がさらに高く、より好ましい。
【0027】
本発明においては、面発光型の発光体、特に面発光型GaN系レーザーダイオードを第1の発光体として使用することは、発光装置全体の発光効率を高めることになるので、特に好ましい。面発光型の発光体とは、膜の面方向に強い発光を有する発光体であり、面発光型GaN系レーザーダイオードにおいては、発光層等の結晶成長を制御し、かつ、反射層等をうまく工夫することにより、発光層の縁方向よりも面方向の発光を強くすることができる。面発光型のものを使用することによって、発光層の縁から発光するタイプに比べ、単位発光量あたりの発光断面積が大きくとれる結果、第2の発光体の蛍光体にその光を照射する場合、同じ光量で照射面積を非常に大きくすることができ、照射効率を良くすることができるので、第2の発光体である蛍光体からより強い発光を得ることができる。
【0028】
第2の発光体を膜状にすると、第1の発光体から発生した光を、受光する面積が増加するため好ましい。特に、面発光型の発光体からの光は断面積が十分大きいので、第2の発光体をその断面の方向に膜状とすると、第1の発光体からの蛍光体への照射断面積が蛍光体単位量あたり大きくなるので、蛍光体からの発光の強度をより大きくすることができる。
また、第1の発光体と第2の発光体の位置関係は、第1の発光体から発生した光を、第2の発光体が受光出来る位置であればよく、特に制限は無いが、第1の発光体から発生する光の強度が高い位置に、第2の発光体があることが好ましい。
【0029】
さらに、第1の発光体と第2の発光体との間に、空気層、光透過層、光の波長を制御する層、発生した熱を制御する層等があってもよいが、第1の発光体と第2の発光体が直接接触していてもよい。
例えば、第1の発光体として面発光型のものを使用し、第2の発光体として膜状のものを用いる場合、第1の発光体の発光面に、直接膜状の第2の発光体を接触させた形状とするのが好ましい。ここでいう接触とは、第1の発光体と第2の発光体とが空気や気体を介さないでぴたりと接している状態をつくることを言う。その結果、第1の発光体からの光が第2の発光体の膜面で反射されて外にしみ出るという光量損失を避けることができるので、装置全体の発光効率を良くすることができる。
【0030】
本発明の発光装置の一例における第1の発光体と第2の発光体との位置関係を示す模式的斜視図を図2に示す。図2中の1は、前記蛍光体を有する膜状の第2の発光体、2は第1の発光体としての面発光型GaN系LD、3は基板を表す。相互に接触した状態をつくるために、LD2と第2の発光体1とそれぞれ別個にをつくっておいてそれらの面同士を接着剤やその他の手段によって接触させても良いし、LD2の発光面上に第2の発光体をを製膜(成型)させても良い。これらの結果、LD2と第2の発光体1とを接触した状態とすることができる。
【0031】
第1の発光体からの光や第2の発光体からの光は通常四方八方に向いているが、第2の発光体を、上記一般式[1]の化学組成を有する結晶相を含有する粉体物、つまり粉状の蛍光体を、樹脂に分散させたものとすることにより、光が樹脂の外に出る時にその一部が反射されるので、ある程度光の向きを揃えられ、従って、効率の良い向きに光をある程度誘導できるので好ましい。また、蛍光体を樹脂中に分散させると、第1の発光体からの光の第2の発光体への全照射面積が大きくなるので、第2の発光体からの発光強度を大きくすることができるという利点も有する。この場合に使用できる樹脂としては、特に制限はないが、エポキシ樹脂、ポリビニル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエステル系樹脂等各種のものが挙げられるが、蛍光体粉の分散性が良い点でエポキシ樹脂が好ましい。なお、樹脂中に分散させる蛍光体は、上記一般式[1]の化学組成を有する結晶相を含有する蛍光体粉だけでなく、他の蛍光体、例えば、赤色や緑色の蛍光体の粉も分散させることが出来る。粉状の蛍光体を樹脂中に分散させて第2の発光体を得る場合、樹脂中に分散させる全ての蛍光体粉と樹脂の、全体に対するその粉の重量比は、通常10%以上、好ましくは20%以上、より好ましくは30%以上であり、上限は95%以下、好ましくは90%以下、さらに好ましくは80%以下である。蛍光体が多すぎると粉の凝集により発光効率が低下することがあり、少なすぎると今度は樹脂による光の吸収や散乱のため発光効率が低下することがある。
【0032】
本発明の発光装置は、波長変換材料としての前記蛍光体と、350−415nmの光を発生する発光素子とから構成されてなり、前記蛍光体が発光素子の発する350−415nmの光を吸収して、使用環境によらず演色性が良く、かつ、高強度の可視光を発生させることのできる発光装置であり、バックライト光源、信号機などの発光源、又、カラー液晶ディスプレイ等の画像表示装置や面発光等の照明装置等の光源に適している。
【0033】
本発明の発光装置を図面に基づいて説明すると、図3は、第1の発光体(350−415nm発光体)と第2の発光体とを有する発光装置の一実施例を示す模式的断面図であり、4は発光装置、5はマウントリード、6はインナーリード、7は第1の発光体(350−415nmの発光体)、8は第2の発光体としての蛍光体含有樹脂部、9は導電性ワイヤー、10はモールド部材である。
【0034】
本発明の一例である発光装置は、図3に示されるように、一般的な砲弾型の形態をなし、マウントリード5の上部カップ内には、GaN系発光ダイオード等からなる第1の発光体(350−415nm発光体)7が、その上に、蛍光体をエポキシ樹脂やアクリル樹脂等のバインダーに混合、分散させ、カップ内に流し込むことにより第2の発光体として形成された蛍光体含有樹脂部8で被覆されることにより固定されている。一方、第1の発光体7とインナーリード6は、導電性ワイヤー9で導通されており、かつ、第1の発光体7とマウントリード5は接しており、これら全体がエポキシ樹脂等によるモールド部材10で被覆、保護されてなる。
【0035】
又、この発光素子1を組み込んだ面発光照明装置11は、図4に示されるように、内面を白色の平滑面等の光不透過性とした方形の保持ケース12の底面に、多数の発光装置13を、その外側に発光装置13の駆動のための電源及び回路等(図示せず。)を設けて配置し、保持ケース12の蓋部に相当する箇所に、乳白色としたアクリル板等の拡散板14を発光の均一化のために固定してなる。
【0036】
そして、面発光照明装置11を駆動して、発光素子13の第1の発光体に電圧を印加することにより350−415nmの光を発光させ、その発光の一部を、第2の発光体としての蛍光体含有樹脂部における前記蛍光体が吸収し、可視光を発光し、一方、蛍光体に吸収されなかった青色光等との混色により演色性の高い発光が得られ、この光が拡散板14を透過して、図面上方に出射され、保持ケース12の拡散板14面内において均一な明るさの照明光が得られることとなる。
【0037】
【実施例】
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定されるものではない。
【0038】
実施例1
CaHPO;0.06モル、CaCO;0.0255モル、MgHPO;0.06モル、MgCO;0.0255モル、およびEu;0.0045モルを純水と共に、アルミナ製容器及びビーズの湿式ボールミル中で粉砕、混合し、乾燥後、ナイロンメッシュを通過させた後、得られた粉砕混合物をアルミナ製坩堝中で、4%の水素を含む窒素ガス流下、1100℃で2時間、加熱することにより焼成し、引き続いて、水洗浄、乾燥、及び分級処理を行うことにより青色発光の蛍光体Eu0.15Ca1.425Mg1.425(POを製造した。図5にこの蛍光体のX線回折パターンを示す。図5のピークパターンは図1のCaMg(POのそれと結晶構造的にほぼ一致していることがわかる。図6に、GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起したときの発光スペクトルを示した。表−1に、その発光ピークの波長、相対積分強度、及び半値幅を示した。
【0039】
実施例2
仕込み原料を、CaHPO;0.06モル、CaCO;0.0282モル、MgHPO;0.06モル、MgCO;0.0282モル、およびEu;0.0018モルと変えた以外は、実施例1と同様にして蛍光体Eu0.06Ca1.47Mg1.47(POを製造した。図7にこの蛍光体のX線回折パターンを示す。図7のピークパターンは図1のCaMg(POのそれと結晶構造的にほぼ一致していることがわかる。GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起させ、発光スペクトルを測定した。表−1に、その発光ピークの波長、相対積分強度、及び半値幅を示した。
【0040】
実施例3
仕込み原料を、CaHPO;0.06モル、CaCO;0.0291モル、MgHPO;0.06モル、MgCO;0.0291モル、およびEu;0.0009モルと変えた以外は、実施例1と同様にして蛍光体Eu0.03Ca1.485Mg1.485(POを製造した。GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起させ、発光スペクトルを測定した。表−1に、その発光ピークの波長、相対積分強度、及び半値幅を示した。
【0041】
実施例4
仕込み原料を、CaHPO;0.06モル、CaCO;0.02955モル、MgHPO;0.06モル、MgCO;0.02955モル、およびEu;0.00045モルと変えた以外は、実施例1と同様にして蛍光体Eu0.015Ca1.4925Mg1.4925(POを製造した。図8にこの蛍光体のX線回折パターンを示す。図8のピークパターンは図1のCaMg(POのそれと結晶構造的にほぼ一致していることがわかる。GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起させ、発光スペクトルを測定した。表−1に、その発光ピークの波長、相対積分強度、及び半値幅を示した。
【0042】
実施例5
仕込み原料を、CaHPO;0.06モル、CaCO;0.02991モル、MgHPO;0.06モル、MgCO;0.02991モル、およびEu;0.00009モルと変えた以外は、実施例1と同様にして蛍光体Eu0.003Ca1.4985Mg1.4985(POを製造した。GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起させ、発光スペクトルを測定した。表−1に、その発光ピークの波長、相対積分強度、及び半値幅を示した。
【0043】
実施例6
仕込み原料を、CaHPO;0.0802モル、CaCO;0.0389モル、MgHPO;0.0398モル、MgCO;0.0193モル、およびEu;0.0009モルと変えた以外は、実施例1と同様にして蛍光体Eu0.03Ca1.985Mg0.985(POを製造した。GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起させ、発光スペクトルを測定した。表−1に、その発光ピークの波長、相対積分強度、及び半値幅を示した。
【0044】
実施例7
仕込み原料を、CaHPO;0.12モル、CaCO;0.0582モル、およびEu;0.0009モルと変えた以外は、実施例1と同様にして蛍光体Eu0.03Ca2.97(POを製造した。GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起させ、発光スペクトルを測定した。表−1に、その発光ピークの波長、相対積分強度、及び半値幅を示した。
【0045】
実施例8
仕込み原料を、CaHPO;0.0398モル、CaCO;0.0193モル、MgHPO;0.0802モル、MgCO;0.0389モル、およびEu;0.0009モルと変えた以外は、実施例1と同様にして蛍光体Eu0.03Ca0.985Mg1.985(POを製造した。GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起させ、発光スペクトルを測定した。表−1に、その発光ピークの波長、相対積分強度、及び半値幅を示した。
【0046】
比較例1
仕込み原料を、MgHPO;0.12モル、MgCO3;0.0594モル、およびEu;0.0003モルと変えた以外は、実施例1と同様にして蛍光体Eu0.01Mg2.99(POを製造した。GaN系発光ダイオードの紫外光領域の主波長である400nmでこの蛍光体を励起させ、発光スペクトルを測定した。表−1に、その発光ピークの波長、相対積分強度、及び半値幅を示した。Caを含有していない組成の蛍光体は、Caを含有している組成の蛍光体に比べて、発光強度が低く、さらに発光ピークの半値幅も小さいため演色性に劣る。
【0047】
【表1】
Figure 2004056045
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、演色性が高く、かつ発光強度の高い発光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CaMg(POのX線回折パターン(X線源Cu Kαに換算したもの)。
【図2】面発光型GaN系ダイオードに膜状の第2の発光体を接触又は成型させた発光装置の一例を示す図。
【図3】本発明中の、第1の発光体(350−415nm発光体)と第2の発光体とから構成される発光装置の一実施例を示す模式的断面図である。
【図4】本発明の照明装置の一例を示す模式的断面図。
【図5】実施例1の蛍光体のX線回折パターン(X線源:Cu Kα)
【図6】発光波長400nmのGaN系発光ダイオードにより照射を受けた実施例1、および比較例1のそれぞれの蛍光体の発光スペクトルを重ね合わせたスペクトル。
【図7】実施例2の蛍光体のX線回折パターン(X線源:Cu Kα)
【図8】実施例4の蛍光体のX線回折パターン(X線源:Cu Kα)
【符号の説明】
1;第2の発光体
2;面発光型GaN系LED
3;基板
4;発光装置
5;マウントリード
6;インナーリード
7;第1の発光体(350〜415nmの発光体)
8;本発明中の蛍光体を含有させた樹脂部
9;導電性ワイヤー
10;モールド部材
11;発光素子を組み込んだ面発光照明装置
12;保持ケース
13;発光装置
14;拡散板

Claims (14)

  1. 350−415nmの光を発生する第1の発光体と、当該第1の発光体からの光の照射によって可視光を発生する第2の発光体とを有する発光装置において、前記第2の発光体が、一般式[1]の化学組成を有する結晶相を含有してなることを特徴とする発光装置。
    Figure 2004056045
    (上記一般式[1]において、Mは、Caを含有し、かつ、CaとMgからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素が80mol%以上を占める金属元素を表し、ZはPO 3−、BO 3−以外のアニオンを表す。aは、0.003≦a≦2.1、bは、2.7≦(a+b)≦3.3、cは、1.2≦c≦2、dは、0≦d≦0.1を満足する数である。)
  2. 第1の発光体がレーザーダイオード又は発光ダイオードである請求項1に記載の発光装置。
  3. 第1の発光体がレーザーダイオードである請求項1又は2のいずれか一つに記載の発光装置。
  4. aが、0.015≦a≦2.1であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記載の発光装置。
  5. 元素Mの中で、CaとMgの合計に対するCaの割合が40mol%以上であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載の発光装置。
  6. cが、1.6≦c≦2であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載の発光装置。
  7. 元素Mが、CaとMgからなる群から選ばれた少なくとも一種の元素からなり、かつ、Caを40mol%以上含むことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一つに記載の発光装置。
  8. 前記一般式[1]が、Eu(POであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一つに記載の発光装置。
  9. 第1の発光体がGaN系化合物半導体であることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の発光装置。
  10. 第1の発光体が面発光型GaN系レーザーダイオードであることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の発光装置。
  11. 第2の発光体が膜状であることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の発光装置。
  12. 350−415nmの光を発生する第1の発光体の発光面に、直接、第2の発光体を含む膜を接触させることを特徴とする請求項11に記載の発光装置。
  13. 第2の発光体が、上記一般式[1]の化学組成を有する結晶相を含有する粉体物を、樹脂に分散させたものであることを特徴とする請求項1ないし12のいずれか一つに記載の発光装置。
  14. 請求項1ないし13のいずれか一つの発光装置を有する照明装置。
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