JP2004055634A - 半導体レーザ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の半導体レーザ素子からの集光を容易にし、而も半導体レーザ装置の小型化を図る。
【解決手段】少なくとも2つの半導体レーザ素子2を積重ねてヒートシンク3に取付け、前記半導体レーザ素子の個々に対峙させてロッドレンズ13を設け、該ロッドレンズに対向させて該ロッドレンズと直交する様円柱レンズ14を設けた。
【選択図】 図4
【解決手段】少なくとも2つの半導体レーザ素子2を積重ねてヒートシンク3に取付け、前記半導体レーザ素子の個々に対峙させてロッドレンズ13を設け、該ロッドレンズに対向させて該ロッドレンズと直交する様円柱レンズ14を設けた。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体レーザ装置、特に半導体レーザ素子のマウント構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、半導体レーザ装置に使用される発光素子としての半導体レーザ素子(半導体レーザダイオード(LD))は、低電力で高出力のレーザ光線を発するものとして普及しており、又近年益々高出力のレーザ光線が要求されている。又、半導体レーザ素子自体は微小なものであり、高出力のレーザ光線を射出することから発熱量も大きい。半導体レーザ素子は温度が高くなると出力が低下し、寿命も短くなる為、冷却を必要とする。
【0003】
図9に於いて、従来の半導体レーザ装置1について説明する。
【0004】
半導体レーザ素子2は通常、放熱板(以下ヒートシンク)3にハンダ、ペースト等により固着される。前記半導体レーザ素子2は上下両面が電極となっており、前記ヒートシンク3は前記半導体レーザ素子2の放熱器として機能すると共に電極として使用され、他方の電極としては前記半導体レーザ素子2の上面にワイヤ(図示せず)がボンディングされる。
【0005】
前記ヒートシンク3、ワイヤを介して前記半導体レーザ素子2に電力が供給され、該半導体レーザ素子2が発光される。該半導体レーザ素子2の発光と共に該半導体レーザ素子2は発熱し、発熱は前記ヒートシンク3を介して放熱される。
【0006】
上記した様に、近年益々高出力のレーザ光線が要求されており、1つの半導体レーザ素子2では出力に限界がある為、出力の増大に対して前記半導体レーザ素子2を複数用いることで高出力化の要求に対応している。
【0007】
図10は複数の半導体レーザ素子2を具備する半導体レーザ装置4の概略を示している。
【0008】
図10中では3個の半導体レーザ素子2が横に並べられてヒートシンク3に固着された半導体レーザ装置4を示している。
【0009】
該半導体レーザ装置4では前記ヒートシンク3が共通の電極となり、個々の半導体レーザ素子2にはそれぞれ電極としてのワイヤ(図示せず)がボンディングされている。複数の前記半導体レーザ素子2に前記ヒートシンク3、ワイヤを介して個々に電力が供給され、前記個々の半導体レーザ素子2からレーザ光線が発せられる。輝度の高い高出力のレーザ光線とするには、前記個々の半導体レーザ素子2から発せられるレーザ光線をまとめる必要があり、従来では複数のレーザ光線をまとめる為の光学系が設けられている。斯かる光学系の一例としては、前記各半導体レーザ素子2から発せられるレーザ光線をそれぞれ光ファイバにより導き、更に光ファイバを束ねる等し、一本のレーザ光線として出力するものがあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の半導体レーザ装置では、複数の半導体レーザ素子2が横に並べられて設けられる為高出力化に対応して半導体レーザ素子2の数が増えると半導体レーザ素子2の両端間の幅が大きくなり、又各半導体レーザ素子2から発せられるレーザ光線を集光させる手段として光ファイバでまとめた場合、光ファイバの取回しの為の占有空間が大きくなり、又束ねた光ファイバの径が大きくなる。この為、複数の半導体レーザ素子2を具備する半導体レーザ装置では設置上の制約が大きくなると共に束ねた光ファイバの径が大きくなるとレーザ光線も光束断面も大きくなるという不具合があった。
【0011】
更に、上記した様に、従来の半導体レーザ装置では複数の半導体レーザ素子2から発せられるレーザ光線を細く束ねる為に複雑な光学系が必要であり、又複雑な光学系と前記半導体レーザ素子2が平面的に配設されることで、半導体レーザ装置の小型化が難しいという問題があり、又光学系に光ファイバを用いた場合、レーザ光線が光ファイバを通過する際に本来レーザ光線が持っている偏向方向が崩れてしまうという問題があった。
【0012】
本発明は斯かる実情に鑑み、複数の半導体レーザ素子からの集光を容易にし、而も半導体レーザ装置の小型化が図れる半導体レーザ装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも2つの半導体レーザ素子を積重ねてヒートシンクに取付け、前記半導体レーザ素子の個々に対峙させてロッドレンズを設け、該ロッドレンズに対向させて該ロッドレンズと直交する様円柱レンズを設けた半導体レーザ装置に係り、又少なくとも2つの半導体レーザ素子を積重ねてヒートシンクに取付け、前記半導体レーザ素子の個々に対峙させてロッドレンズを設け、該ロッドレンズに対向させて該ロッドレンズと直交する様円柱レンズを設けて構成した2組の発光ユニットを光軸が直交する様に配設すると共に各発光ユニットから発せられるレーザ光線の偏光方向が90°異なる様に配設し、前記2組の発光ユニットの光軸が直交する位置に偏光ビームスプリッタを設け、該偏光ビームスプリッタにより各発光ユニットからのレーザ光線を重合させ射出する様構成した半導体レーザ装置に係り、又射出されるレーザ光線は集光レンズにより集光されて光ファイバに入射される半導体レーザ装置に係り、又半導体レーザ素子にヒートシンクが挾設され、該ヒートシンクは電気的絶縁材であり高熱伝導材質を介して前記ヒートシンクに取付けられた半導体レーザ装置に係り、更に又少なくとも、半導体レーザ素子、ロッドレンズ、円柱レンズが真空パッケージに収納された半導体レーザ装置に係るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
先ず、図1、図2により本発明で適用される半導体レーザ素子2の配置について説明する。本発明では複数の半導体レーザ素子2a,2b,2cをヒートシンク3に積重ねた構造とする。図2では3段に積重ねた状態を示している。
【0016】
半導体レーザダイオード(LD)は発光エミッタが扁平であることから、射出されるレーザ光線の光束断面は楕円形状となり、又楕円形状は縦方向が短径で、横方向が長径となり、広がり角については縦方向が大きく、横方向が小さい。
【0017】
前記複数の半導体レーザ素子2a,2b,2cは電気的には直列接続になり、前記ヒートシンク3が一方の電極となり、他方の電極は前記半導体レーザ素子2cの上面にボンディングされたワイヤ(図示せず)となる。
【0018】
前記半導体レーザ素子2a,2b,2cの冷却は前記ヒートシンク3を介して行われる。該ヒートシンク3には電子冷凍素子(TEC)(図示せず)が取付けられている。
【0019】
尚、前記半導体レーザ素子2cの上面にも他の電極としてヒートシンク(図示せず)を取付け、前記半導体レーザ素子2a,2b,2cを上下のヒートシンクにより冷却する様にしてもよい。
【0020】
前記半導体レーザ素子2a,2b,2cが積重ねられることで、該半導体レーザ素子2a,2b,2cから射出されるレーザ光線5a,5b,5cの発光位置が近接し、該レーザ光線5a,5b,5cは殆ど重なり合った状態となる。
【0021】
図3に示す様に、前記半導体レーザ素子2aと2bとの間、半導体レーザ素子2bと2cとの間に電導性を有するヒートシンク6、ヒートシンク7を挾設し、該ヒートシンク6、ヒートシンク7は電気的絶縁性を有すると共に高熱伝導性を有する材質を介して前記ヒートシンク3に取付けてもよい。尚、電気的絶縁性を有すると共に高熱伝導性を有する材質としては、ダイアモンド薄膜、SiC、AlN、セラミックス、エポキシ樹脂等が挙げられる。又、前記半導体レーザ素子2cの上面に同様にヒートシンクを設け、該ヒートシンクを電気的絶縁性を有すると共に高熱伝導性を有する材質を介して前記ヒートシンク3に取付けてもよい。
【0022】
図3に示す、前記半導体レーザ素子2a,2b,2cの配置構造にすると、1つのヒートシンクにより積重ねた半導体レーザ素子2を均一に冷却することが可能となる。
【0023】
図4、図5により本発明の第1の実施の形態について説明する。
【0024】
ヒートシンク3に半導体レーザ素子2a,2b,2cを前記ヒートシンク3の端面と半導体レーザ素子2a,2b,2cの端面が一致する様に固着する。前記ヒートシンク3には図示しない電子冷凍素子(TEC)が取付けられている。
【0025】
前記ヒートシンク3に該ヒートシンク3に比べ薄肉のレンズ支持片11を段差が形成される様に延設し、前記ヒートシンク3とレンズ支持片11に掛渡るロッドレンズ支持部12,12を設け、該ロッドレンズ支持部12,12は前記半導体レーザ素子2a,2b,2cの光軸に対して対称に配設される。
【0026】
前記ロッドレンズ支持部12,12に掛渡り、3本のロッドレンズ13a,13b,13cを設ける。該ロッドレンズ13a,13b,13cはそれぞれ前記半導体レーザ素子2a,2b,2cに対峙する様に、又前記ヒートシンク3と干渉しない様に前記レンズ支持片11側に配置され、前記ロッドレンズ13a,13b,13cの光軸はそれぞれ前記半導体レーザ素子2a,2b,2cと直交する。前記ロッドレンズ13a,13b,13cは例えば光ファイバが所要の長さに切断されたもの(ファイバレンズ)が使用される。尚、該ロッドレンズ13a,13b,13cの光軸は前記レーザ光線5a,5b,5cの光束断面の楕円形状の長径方向に一致している。
【0027】
円柱レンズ14が前記半導体レーザ素子2a,2b,2cの光軸上に配置され、前記レンズ支持片11に立設される。前記円柱レンズ14の円筒曲面の曲率中心線は前記ロッドレンズ13a,13b,13cの光軸とは直交する方向となっている。
【0028】
前記半導体レーザ素子2a,2b,2cから発せられたレーザ光線5a,5b,5cは前記ロッドレンズ13a,13b,13cにより光束断面の短軸方向で平行光束とされ、前記円柱レンズ14により光束断面の長軸方向で平行光束とされる。
【0029】
而して、前記円柱レンズ14を透過したレーザ光線5a,5b,5cは光束断面が楕円形状をした平行光束となる。又、該レーザ光線5a,5b,5cの光軸は近接しているので、光ファイバを用いて束ねる必要はない。尚、更に、細径光束断面を有するレーザ光線として利用する場合は、集光レンズで1本の光ファイバ端面に集光させ、該光ファイバで所要の位置に導けばよい。
【0030】
尚、更に高輝度のレーザ光線を得る場合は、前記半導体レーザ素子2a,2b,2cのユニットを横方向に並設すればよい。
【0031】
図6は第2の実施の形態を示すものである。
【0032】
該第2の実施の形態では、上記実施の形態で示した半導体レーザ装置4を発光ユニット16,17として2組用い、レーザ光線の光束断面を大きくすることなく、高輝度で、輝度分布が均一なレーザ光線が得られる様にしたものである。
【0033】
図6中、図4、図5中で示したものと同等のものには同符号を付し、その説明を省略してある。又、前記発光ユニット16、発光ユニット17から発せられるレーザ光線を区別する為、前記発光ユニット16からのレーザ光線については16a,16b,16cの符号を付し、前記発光ユニット17からのレーザ光線については17a,17b,17cの符号を付している。
【0034】
前記発光ユニット16の光軸と前記発光ユニット17の光軸が直交する様に、且つレーザ光線16a,16b,16cの光束断面の長径とレーザ光線17a,17b,17cの光束断面の長径とが直交する様に前記発光ユニット16に対して前記発光ユニット17を配設する。
【0035】
前記発光ユニット16の光軸と前記発光ユニット17の光軸が直交する位置に、偏光ビームスプリッタ18を配設する。該偏光ビームスプリッタ18は前記発光ユニット16の光軸と前記発光ユニット17の光軸に対して45°傾斜する偏光面19を有する。
【0036】
前記レーザ光線16a,16b,16cと前記レーザ光線17a,17b,17cとは光束断面の長径が直交する様に発せられているので、前記レーザ光線16a,16b,16cと前記レーザ光線17a,17b,17cとは偏光方向が90°異なっている。又、前記偏光面19は前記レーザ光線16a,16b,16cを反射し、前記レーザ光線17a,17b,17cを透過する様になっている。
【0037】
而して、前記レーザ光線16a,16b,16cは前記偏光面19により反射されると共に該偏光面19を透過する前記レーザ光線17a,17b,17cに長軸が直交する様に重合される。
【0038】
而して、前記偏光ビームスプリッタ18を経て射出されるレーザ光線21の光束断面は図7に示す様に、略矩形形状でレーザ光線16a,16b,16cとレーザ光線17a,17b,17cとが碁盤目状に交差したものとなる。更に、前記レーザ光線21は前記レーザ光線16a,16b,16cとレーザ光線17a,17b,17cとが重合することで、高輝度となり、更に輝度分布が均一化する。
【0039】
図8は上記第2の実施の形態の応用例を示している。
【0040】
該応用例では、集光レンズ22を前記偏光ビームスプリッタ18のレーザ光線射出側に配設し、該偏光ビームスプリッタ18を経て射出されるレーザ光線21を前記集光レンズ22で集光し、光ファイバ23に入射させたものである。
【0041】
従って、該光ファイバ23により所要の位置で照射される様に導くことができ、又導かれるレーザ光線は前記レーザ光線21より更にビーム径の小さい、更に高輝度、高密度エネルギーのレーザ光線として使用することができる。
【0042】
尚、前記発光ユニット16、発光ユニット17はヒートシンク3、レンズ支持片11に簡潔にまとめられるので、前記発光ユニット16、発光ユニット17は個々に、或はまとめて真空パッケージに収納することができ、真空パッケージした場合は、対流による熱の伝導が防止され、塵、埃から前記半導体レーザ素子2の発光面が保護でき、又前記半導体レーザ装置4を冷却した場合に水分の結露が防止できる。尚、前記発光ユニット16,17の全体でなく、少なくとも前記ロッドレンズ13a,13b,13c、円柱レンズ14が真空パッケージに収納されればよい。
【0043】
又、前記半導体レーザ素子2は同一波長を発するものを使用してもよく、或は異なる波長のもの、例えば赤、緑、青のレーザ光線を発する半導体レーザ素子を使用してもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、少なくとも2つの半導体レーザ素子を積重ねてヒートシンクに取付け、前記半導体レーザ素子の個々に対峙させてロッドレンズを設け、該ロッドレンズに対向させて該ロッドレンズと直交する様円柱レンズを設けたので、複数の発光点が近接し、簡潔な光学系で集光させるので構成が簡単になり、小型化ができる。
【0045】
又、少なくとも2つの半導体レーザ素子を積重ねてヒートシンクに取付け、前記半導体レーザ素子の個々に対峙させてロッドレンズを設け、該ロッドレンズに対向させて該ロッドレンズと直交する様円柱レンズを設けて構成した2組の発光ユニットを光軸が直交する様に配設すると共に各発光ユニットから発せられるレーザ光線の偏光方向が90°異なる様に配設し、前記2組の発光ユニットの光軸が直交する位置に偏光ビームスプリッタを設け、該偏光ビームスプリッタにより各発光ユニットからのレーザ光線を重合させ射出する様構成したので、高輝度のレーザ光線が得られると共に輝度分布の均一化したレーザ光線が得られる。
【0046】
又、射出されるレーザ光線は集光レンズにより集光されて光ファイバに入射されるので、所望の位置にレーザ光線が導け、又更に高輝度で光束断面の小さいレーザ光線が得られる。
【0047】
又、半導体レーザ素子にヒートシンクが挾設され、該ヒートシンクは電気的絶縁材であり高熱伝導材質を介して前記ヒートシンクに取付けられたので、積重ねられた半導体レーザ素子を効果的に冷却することができる。
【0048】
更に又、少なくとも、半導体レーザ素子、ロッドレンズ、円柱レンズが真空パッケージに収納されたので、半導体レーザ素子の発光面が保護でき発光面の汚染による出力の低下が防止でき、冷却した場合に水分の結露が防止できる等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で適用される半導体レーザ素子の配置を示す平面図である。
【図2】本発明で適用される半導体レーザ素子の配置を示す側面図である。
【図3】本発明で適用される半導体レーザ素子の配置の変更を示す側面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す平面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態を示す側面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す側面図である。
【図7】該実施の形態で射出される光束断面を示す説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の応用例を示す側面図である。
【図9】従来例の概略斜視図である。
【図10】他の従来例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ装置
2 半導体レーザ素子
3 ヒートシンク
4 半導体レーザ装置
5 レーザ光線
6 ヒートシンク
7 ヒートシンク
13 ロッドレンズ
14 円柱レンズ
16 発光ユニット
17 発光ユニット
18 偏光ビームスプリッタ
21 レーザ光線
22 集光レンズ
23 光ファイバ
【発明の属する技術分野】
本発明は半導体レーザ装置、特に半導体レーザ素子のマウント構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、半導体レーザ装置に使用される発光素子としての半導体レーザ素子(半導体レーザダイオード(LD))は、低電力で高出力のレーザ光線を発するものとして普及しており、又近年益々高出力のレーザ光線が要求されている。又、半導体レーザ素子自体は微小なものであり、高出力のレーザ光線を射出することから発熱量も大きい。半導体レーザ素子は温度が高くなると出力が低下し、寿命も短くなる為、冷却を必要とする。
【0003】
図9に於いて、従来の半導体レーザ装置1について説明する。
【0004】
半導体レーザ素子2は通常、放熱板(以下ヒートシンク)3にハンダ、ペースト等により固着される。前記半導体レーザ素子2は上下両面が電極となっており、前記ヒートシンク3は前記半導体レーザ素子2の放熱器として機能すると共に電極として使用され、他方の電極としては前記半導体レーザ素子2の上面にワイヤ(図示せず)がボンディングされる。
【0005】
前記ヒートシンク3、ワイヤを介して前記半導体レーザ素子2に電力が供給され、該半導体レーザ素子2が発光される。該半導体レーザ素子2の発光と共に該半導体レーザ素子2は発熱し、発熱は前記ヒートシンク3を介して放熱される。
【0006】
上記した様に、近年益々高出力のレーザ光線が要求されており、1つの半導体レーザ素子2では出力に限界がある為、出力の増大に対して前記半導体レーザ素子2を複数用いることで高出力化の要求に対応している。
【0007】
図10は複数の半導体レーザ素子2を具備する半導体レーザ装置4の概略を示している。
【0008】
図10中では3個の半導体レーザ素子2が横に並べられてヒートシンク3に固着された半導体レーザ装置4を示している。
【0009】
該半導体レーザ装置4では前記ヒートシンク3が共通の電極となり、個々の半導体レーザ素子2にはそれぞれ電極としてのワイヤ(図示せず)がボンディングされている。複数の前記半導体レーザ素子2に前記ヒートシンク3、ワイヤを介して個々に電力が供給され、前記個々の半導体レーザ素子2からレーザ光線が発せられる。輝度の高い高出力のレーザ光線とするには、前記個々の半導体レーザ素子2から発せられるレーザ光線をまとめる必要があり、従来では複数のレーザ光線をまとめる為の光学系が設けられている。斯かる光学系の一例としては、前記各半導体レーザ素子2から発せられるレーザ光線をそれぞれ光ファイバにより導き、更に光ファイバを束ねる等し、一本のレーザ光線として出力するものがあった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の半導体レーザ装置では、複数の半導体レーザ素子2が横に並べられて設けられる為高出力化に対応して半導体レーザ素子2の数が増えると半導体レーザ素子2の両端間の幅が大きくなり、又各半導体レーザ素子2から発せられるレーザ光線を集光させる手段として光ファイバでまとめた場合、光ファイバの取回しの為の占有空間が大きくなり、又束ねた光ファイバの径が大きくなる。この為、複数の半導体レーザ素子2を具備する半導体レーザ装置では設置上の制約が大きくなると共に束ねた光ファイバの径が大きくなるとレーザ光線も光束断面も大きくなるという不具合があった。
【0011】
更に、上記した様に、従来の半導体レーザ装置では複数の半導体レーザ素子2から発せられるレーザ光線を細く束ねる為に複雑な光学系が必要であり、又複雑な光学系と前記半導体レーザ素子2が平面的に配設されることで、半導体レーザ装置の小型化が難しいという問題があり、又光学系に光ファイバを用いた場合、レーザ光線が光ファイバを通過する際に本来レーザ光線が持っている偏向方向が崩れてしまうという問題があった。
【0012】
本発明は斯かる実情に鑑み、複数の半導体レーザ素子からの集光を容易にし、而も半導体レーザ装置の小型化が図れる半導体レーザ装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも2つの半導体レーザ素子を積重ねてヒートシンクに取付け、前記半導体レーザ素子の個々に対峙させてロッドレンズを設け、該ロッドレンズに対向させて該ロッドレンズと直交する様円柱レンズを設けた半導体レーザ装置に係り、又少なくとも2つの半導体レーザ素子を積重ねてヒートシンクに取付け、前記半導体レーザ素子の個々に対峙させてロッドレンズを設け、該ロッドレンズに対向させて該ロッドレンズと直交する様円柱レンズを設けて構成した2組の発光ユニットを光軸が直交する様に配設すると共に各発光ユニットから発せられるレーザ光線の偏光方向が90°異なる様に配設し、前記2組の発光ユニットの光軸が直交する位置に偏光ビームスプリッタを設け、該偏光ビームスプリッタにより各発光ユニットからのレーザ光線を重合させ射出する様構成した半導体レーザ装置に係り、又射出されるレーザ光線は集光レンズにより集光されて光ファイバに入射される半導体レーザ装置に係り、又半導体レーザ素子にヒートシンクが挾設され、該ヒートシンクは電気的絶縁材であり高熱伝導材質を介して前記ヒートシンクに取付けられた半導体レーザ装置に係り、更に又少なくとも、半導体レーザ素子、ロッドレンズ、円柱レンズが真空パッケージに収納された半導体レーザ装置に係るものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
【0015】
先ず、図1、図2により本発明で適用される半導体レーザ素子2の配置について説明する。本発明では複数の半導体レーザ素子2a,2b,2cをヒートシンク3に積重ねた構造とする。図2では3段に積重ねた状態を示している。
【0016】
半導体レーザダイオード(LD)は発光エミッタが扁平であることから、射出されるレーザ光線の光束断面は楕円形状となり、又楕円形状は縦方向が短径で、横方向が長径となり、広がり角については縦方向が大きく、横方向が小さい。
【0017】
前記複数の半導体レーザ素子2a,2b,2cは電気的には直列接続になり、前記ヒートシンク3が一方の電極となり、他方の電極は前記半導体レーザ素子2cの上面にボンディングされたワイヤ(図示せず)となる。
【0018】
前記半導体レーザ素子2a,2b,2cの冷却は前記ヒートシンク3を介して行われる。該ヒートシンク3には電子冷凍素子(TEC)(図示せず)が取付けられている。
【0019】
尚、前記半導体レーザ素子2cの上面にも他の電極としてヒートシンク(図示せず)を取付け、前記半導体レーザ素子2a,2b,2cを上下のヒートシンクにより冷却する様にしてもよい。
【0020】
前記半導体レーザ素子2a,2b,2cが積重ねられることで、該半導体レーザ素子2a,2b,2cから射出されるレーザ光線5a,5b,5cの発光位置が近接し、該レーザ光線5a,5b,5cは殆ど重なり合った状態となる。
【0021】
図3に示す様に、前記半導体レーザ素子2aと2bとの間、半導体レーザ素子2bと2cとの間に電導性を有するヒートシンク6、ヒートシンク7を挾設し、該ヒートシンク6、ヒートシンク7は電気的絶縁性を有すると共に高熱伝導性を有する材質を介して前記ヒートシンク3に取付けてもよい。尚、電気的絶縁性を有すると共に高熱伝導性を有する材質としては、ダイアモンド薄膜、SiC、AlN、セラミックス、エポキシ樹脂等が挙げられる。又、前記半導体レーザ素子2cの上面に同様にヒートシンクを設け、該ヒートシンクを電気的絶縁性を有すると共に高熱伝導性を有する材質を介して前記ヒートシンク3に取付けてもよい。
【0022】
図3に示す、前記半導体レーザ素子2a,2b,2cの配置構造にすると、1つのヒートシンクにより積重ねた半導体レーザ素子2を均一に冷却することが可能となる。
【0023】
図4、図5により本発明の第1の実施の形態について説明する。
【0024】
ヒートシンク3に半導体レーザ素子2a,2b,2cを前記ヒートシンク3の端面と半導体レーザ素子2a,2b,2cの端面が一致する様に固着する。前記ヒートシンク3には図示しない電子冷凍素子(TEC)が取付けられている。
【0025】
前記ヒートシンク3に該ヒートシンク3に比べ薄肉のレンズ支持片11を段差が形成される様に延設し、前記ヒートシンク3とレンズ支持片11に掛渡るロッドレンズ支持部12,12を設け、該ロッドレンズ支持部12,12は前記半導体レーザ素子2a,2b,2cの光軸に対して対称に配設される。
【0026】
前記ロッドレンズ支持部12,12に掛渡り、3本のロッドレンズ13a,13b,13cを設ける。該ロッドレンズ13a,13b,13cはそれぞれ前記半導体レーザ素子2a,2b,2cに対峙する様に、又前記ヒートシンク3と干渉しない様に前記レンズ支持片11側に配置され、前記ロッドレンズ13a,13b,13cの光軸はそれぞれ前記半導体レーザ素子2a,2b,2cと直交する。前記ロッドレンズ13a,13b,13cは例えば光ファイバが所要の長さに切断されたもの(ファイバレンズ)が使用される。尚、該ロッドレンズ13a,13b,13cの光軸は前記レーザ光線5a,5b,5cの光束断面の楕円形状の長径方向に一致している。
【0027】
円柱レンズ14が前記半導体レーザ素子2a,2b,2cの光軸上に配置され、前記レンズ支持片11に立設される。前記円柱レンズ14の円筒曲面の曲率中心線は前記ロッドレンズ13a,13b,13cの光軸とは直交する方向となっている。
【0028】
前記半導体レーザ素子2a,2b,2cから発せられたレーザ光線5a,5b,5cは前記ロッドレンズ13a,13b,13cにより光束断面の短軸方向で平行光束とされ、前記円柱レンズ14により光束断面の長軸方向で平行光束とされる。
【0029】
而して、前記円柱レンズ14を透過したレーザ光線5a,5b,5cは光束断面が楕円形状をした平行光束となる。又、該レーザ光線5a,5b,5cの光軸は近接しているので、光ファイバを用いて束ねる必要はない。尚、更に、細径光束断面を有するレーザ光線として利用する場合は、集光レンズで1本の光ファイバ端面に集光させ、該光ファイバで所要の位置に導けばよい。
【0030】
尚、更に高輝度のレーザ光線を得る場合は、前記半導体レーザ素子2a,2b,2cのユニットを横方向に並設すればよい。
【0031】
図6は第2の実施の形態を示すものである。
【0032】
該第2の実施の形態では、上記実施の形態で示した半導体レーザ装置4を発光ユニット16,17として2組用い、レーザ光線の光束断面を大きくすることなく、高輝度で、輝度分布が均一なレーザ光線が得られる様にしたものである。
【0033】
図6中、図4、図5中で示したものと同等のものには同符号を付し、その説明を省略してある。又、前記発光ユニット16、発光ユニット17から発せられるレーザ光線を区別する為、前記発光ユニット16からのレーザ光線については16a,16b,16cの符号を付し、前記発光ユニット17からのレーザ光線については17a,17b,17cの符号を付している。
【0034】
前記発光ユニット16の光軸と前記発光ユニット17の光軸が直交する様に、且つレーザ光線16a,16b,16cの光束断面の長径とレーザ光線17a,17b,17cの光束断面の長径とが直交する様に前記発光ユニット16に対して前記発光ユニット17を配設する。
【0035】
前記発光ユニット16の光軸と前記発光ユニット17の光軸が直交する位置に、偏光ビームスプリッタ18を配設する。該偏光ビームスプリッタ18は前記発光ユニット16の光軸と前記発光ユニット17の光軸に対して45°傾斜する偏光面19を有する。
【0036】
前記レーザ光線16a,16b,16cと前記レーザ光線17a,17b,17cとは光束断面の長径が直交する様に発せられているので、前記レーザ光線16a,16b,16cと前記レーザ光線17a,17b,17cとは偏光方向が90°異なっている。又、前記偏光面19は前記レーザ光線16a,16b,16cを反射し、前記レーザ光線17a,17b,17cを透過する様になっている。
【0037】
而して、前記レーザ光線16a,16b,16cは前記偏光面19により反射されると共に該偏光面19を透過する前記レーザ光線17a,17b,17cに長軸が直交する様に重合される。
【0038】
而して、前記偏光ビームスプリッタ18を経て射出されるレーザ光線21の光束断面は図7に示す様に、略矩形形状でレーザ光線16a,16b,16cとレーザ光線17a,17b,17cとが碁盤目状に交差したものとなる。更に、前記レーザ光線21は前記レーザ光線16a,16b,16cとレーザ光線17a,17b,17cとが重合することで、高輝度となり、更に輝度分布が均一化する。
【0039】
図8は上記第2の実施の形態の応用例を示している。
【0040】
該応用例では、集光レンズ22を前記偏光ビームスプリッタ18のレーザ光線射出側に配設し、該偏光ビームスプリッタ18を経て射出されるレーザ光線21を前記集光レンズ22で集光し、光ファイバ23に入射させたものである。
【0041】
従って、該光ファイバ23により所要の位置で照射される様に導くことができ、又導かれるレーザ光線は前記レーザ光線21より更にビーム径の小さい、更に高輝度、高密度エネルギーのレーザ光線として使用することができる。
【0042】
尚、前記発光ユニット16、発光ユニット17はヒートシンク3、レンズ支持片11に簡潔にまとめられるので、前記発光ユニット16、発光ユニット17は個々に、或はまとめて真空パッケージに収納することができ、真空パッケージした場合は、対流による熱の伝導が防止され、塵、埃から前記半導体レーザ素子2の発光面が保護でき、又前記半導体レーザ装置4を冷却した場合に水分の結露が防止できる。尚、前記発光ユニット16,17の全体でなく、少なくとも前記ロッドレンズ13a,13b,13c、円柱レンズ14が真空パッケージに収納されればよい。
【0043】
又、前記半導体レーザ素子2は同一波長を発するものを使用してもよく、或は異なる波長のもの、例えば赤、緑、青のレーザ光線を発する半導体レーザ素子を使用してもよい。
【0044】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、少なくとも2つの半導体レーザ素子を積重ねてヒートシンクに取付け、前記半導体レーザ素子の個々に対峙させてロッドレンズを設け、該ロッドレンズに対向させて該ロッドレンズと直交する様円柱レンズを設けたので、複数の発光点が近接し、簡潔な光学系で集光させるので構成が簡単になり、小型化ができる。
【0045】
又、少なくとも2つの半導体レーザ素子を積重ねてヒートシンクに取付け、前記半導体レーザ素子の個々に対峙させてロッドレンズを設け、該ロッドレンズに対向させて該ロッドレンズと直交する様円柱レンズを設けて構成した2組の発光ユニットを光軸が直交する様に配設すると共に各発光ユニットから発せられるレーザ光線の偏光方向が90°異なる様に配設し、前記2組の発光ユニットの光軸が直交する位置に偏光ビームスプリッタを設け、該偏光ビームスプリッタにより各発光ユニットからのレーザ光線を重合させ射出する様構成したので、高輝度のレーザ光線が得られると共に輝度分布の均一化したレーザ光線が得られる。
【0046】
又、射出されるレーザ光線は集光レンズにより集光されて光ファイバに入射されるので、所望の位置にレーザ光線が導け、又更に高輝度で光束断面の小さいレーザ光線が得られる。
【0047】
又、半導体レーザ素子にヒートシンクが挾設され、該ヒートシンクは電気的絶縁材であり高熱伝導材質を介して前記ヒートシンクに取付けられたので、積重ねられた半導体レーザ素子を効果的に冷却することができる。
【0048】
更に又、少なくとも、半導体レーザ素子、ロッドレンズ、円柱レンズが真空パッケージに収納されたので、半導体レーザ素子の発光面が保護でき発光面の汚染による出力の低下が防止でき、冷却した場合に水分の結露が防止できる等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で適用される半導体レーザ素子の配置を示す平面図である。
【図2】本発明で適用される半導体レーザ素子の配置を示す側面図である。
【図3】本発明で適用される半導体レーザ素子の配置の変更を示す側面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す平面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態を示す側面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す側面図である。
【図7】該実施の形態で射出される光束断面を示す説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態の応用例を示す側面図である。
【図9】従来例の概略斜視図である。
【図10】他の従来例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ装置
2 半導体レーザ素子
3 ヒートシンク
4 半導体レーザ装置
5 レーザ光線
6 ヒートシンク
7 ヒートシンク
13 ロッドレンズ
14 円柱レンズ
16 発光ユニット
17 発光ユニット
18 偏光ビームスプリッタ
21 レーザ光線
22 集光レンズ
23 光ファイバ
Claims (5)
- 少なくとも2つの半導体レーザ素子を積重ねてヒートシンクに取付け、前記半導体レーザ素子の個々に対峙させてロッドレンズを設け、該ロッドレンズに対向させて該ロッドレンズと直交する様円柱レンズを設けたことを特徴とする半導体レーザ装置。
- 少なくとも2つの半導体レーザ素子を積重ねてヒートシンクに取付け、前記半導体レーザ素子の個々に対峙させてロッドレンズを設け、該ロッドレンズに対向させて該ロッドレンズと直交する様円柱レンズを設けて構成した2組の発光ユニットを光軸が直交する様に配設すると共に各発光ユニットから発せられるレーザ光線の偏光方向が90°異なる様に配設し、前記2組の発光ユニットの光軸が直交する位置に偏光ビームスプリッタを設け、該偏光ビームスプリッタにより各発光ユニットからのレーザ光線を重合させ射出する様構成したことを特徴とする半導体レーザ装置。
- 射出されるレーザ光線は集光レンズにより集光されて光ファイバに入射される請求項1又は請求項2の半導体レーザ装置。
- 半導体レーザ素子にヒートシンクが挾設され、該ヒートシンクは電気的絶縁材であり高熱伝導材質を介して前記ヒートシンクに取付けられた請求項1又は請求項2の半導体レーザ装置。
- 少なくとも、半導体レーザ素子、ロッドレンズ、円柱レンズが真空パッケージに収納された請求項1又は請求項2の半導体レーザ装置。
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- 2002-07-17 JP JP2002207771A patent/JP2004055634A/ja active Pending
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